「変身」読了
1998年06月17日
薄々化石SFファン・作家発見の旅・第三弾、ということで、「変身」を読み終え
ました。というより、書くヒマがなかったんですけど。
いや、今回はすんごく面白かったです。これは金出して買って良かったと思いました。
こんなに充実したアンソロジーを読んだのは、久々のことですね。
久美沙織氏「森の王」、良かったですぅ。こんなのが読みたかったんですぅ。
20年以上前に平井和正氏の作品を読んでいたときの気分を思い出してしまい
ました。
草上仁氏「いつの日か,空へ」。今回もよかったです。この方とは長くつきあって
いけそうな気がしますね。(生意気な (^^;)
岬兄悟氏「闇夜の狭間」も良かったですね。この方に関しては、周囲からは
あまり良い評判は聞いてなかったんですけど(女疾 女石 火暴)
斉藤肇氏「異なる形」
これも素晴らしい。私好みの作品です。緻密な描写が「いかにもありそう」と
感じさせてくれます。こういう作品は「これは違う」というところが1ヶ所でも
あると、とたんに魔法が解けてしまうものですが。
「侵略!」に入っていた「さりげなく大がかりな」も良かったですし……
この人って、SFの人ではないのですか?(耳心 火暴)
★☆アルビレオ
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