「ラヴ・フリーク」読了
1998年05月24日
薄々化石SFファン・作家発見の旅・第二弾、ということで、「ラヴ・フリーク」を
読み終えました。この本は、私が名前だけでも存じ上げているSF作家の方が少なかっ
たせいか、あまりセンス・オブ・ワンダーというのを感じる作品は無かったですね。
(…と、言ってること自体、私の薄々度を証明しているのかもしれないな)
なんだか、全体的に印象が薄かったです。むしろ倉阪鬼一郎氏「老年」、津原泰水氏
「約束」、皆川博子氏「砂嵐」のような、10頁以下の短い作品に強烈な印象を受けま
した。
あとは、岡崎弘明氏の「太陽に恋する布団たち」が良かったですね。これは、個人的
趣味でしょう。
しかし、この作品もそうですが「ホラーアンソロジー」といいながら、このシリーズ
2巻読んでも全然怖くないんですけど。少しでも恐怖を感じたといえば、菊地秀行氏
の「雨の町」くらい。やはり、私の感性に問題があるのだろうか?
★☆アルビレオ
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