ふたたびの、かぶれ

1997年12月21日

12月21日 曇
今日は、目が覚めると16時過ぎていた。半日以上寝ていたことになるか…
さすがに3日続けて午前様は、老体には堪える。

隣では、カミさんと息子が寝ている。お昼寝らしい。階下に降りてログを読む…
…また、ずいぶん溜まってるなぁ。読んでても頭に入ってこないし、面白くない。
寝過ぎか、疲れか。

ぼんやりと読んでると、上から息子の泣き声が。上がってみると、寝室のドアが
開いて、カミさんがドアを開けた体勢のまま寝ている…どうやら、ドアを開けて
泣き声を聞かせれば私が上がってくると思ったらしい……はいはい、連れて降り
ますよ。

どうやら、腹が減っているらしい。しかし今からご飯をお湯でふやかして炊いて
冷ましていたのでは時間がかかりすぎる。冷蔵庫にバナナがあったので食わせて
みるが、すぐに吐き出してしまう…困ったな。んじゃ、私が飯を食うから、その
おこぼれを食うか?(オイオイ)

彼は、親が飯を食ってると、トコトコとやってきて、袖を引っ張って「くれ〜」
というような表情で我々を見るのだ。今日もやってきたので(当たり前である)
飯にふりかけをかけて食わせる。我ながら手抜きだなあ。こんなことで、いいの
だろうか。よしよし、夜には母ちゃんがサービスするからな。

彼が生まれる前には、子供には味の濃いものは食べさせない、などと思っていた
のだが、現実には大人と同じものを食わせていたりする。世の中、理想どおりに
はいかないものである。怠惰な両親を許せよ、息子。

ある程度食わせると、満足したのか、あっちに行って一人遊びをはじめた。手の
掛からぬヤツである。そういえば、さっき何かをパリパリかじっていたが、何を
隠していたんだ? (口を開けさせたら、もう無かった) 食いもんではあった
ようだが。お菓子を置いてあるところでゴソゴソしてたと思ったら、自分の好き
な菓子の袋を持って出てくるし、知恵がついたものである。

仕上げにミルクを飲ませる。全部飲んでしまう。やはり、腹は減ってたのね。

抱きついてくると、臭う。そうか、ウンチか。開いてみると…ありゃ、ずいぶん
かぶれてますね。おまけに紙おむつのテープがはがれて腹にくっついていたので
そこも真っ赤になっている。お尻拭きで拭くと、泣く。オムツを替えたが、泣き
止まない。びーびー泣く。泣き止まない。股間を押さえて泣く。痛そうに泣く。
抱き上げても泣く。泣き止まない。

…仕方がない。最後の手段だ、洗うか。泣き続ける息子を抱いて、風呂場に行く。
環境が変わったせいか、服を脱がすまでは泣き止んだ状態だったが、シャワーで
洗ったら、また痛いので泣く。濡れた身体で私にしがみついてきて泣く。こっち
もビショビショである。

体を拭いて、パウダーをつけると、落ちついたようである。よかったな、息子よ
……と、思っていたら、カミさんが降りてきた。


最近はお菓子を口の中に押し込めるようになっている。ただ、掌で押し込むので、
見ていると、まるでクッキーモンスターがクッキーを食っているように見える。

物と言葉の関係付けができつつあるようで、指差してその名前を言うと、じっと
聞いていたりする。彼を寝かしつける前に、カミさんがシーツの模様を指差して
その名前を言っても以前は意味がわからない様子だったが、最近はシーツの上に
ちょこんと座って、じっと聞いている。


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