ゲーマー

4月12日(日) 晴後曇
今日は一家三人で、少し遠目の街に出て本屋さん巡りをする。最初に入った
本屋では、まず私が息子のお世話を仰せつかる。しばらくベビーカーで店内を
巡回していたが、体を動かせないのはイヤだというので降ろす。まず階段を
登らせる。もう片手を支えているだけで登ってゆける。二階に着くと、さらに
上に登ろうとする。あのー、とーちゃんはコンピュータ書コーナーに行きたい
んですけど……抱き上げて連れていこうとすると、大声を出して怒る。ううっ、
仕方がない。三階まで登る。そして下りる。下りかたは、誰に似たのか横着で
ある。1歩で1段を下りようとする。ともすれば2段下りようとする。私が
支えていなければ確実に落下するな。手をつないでいても、何度か転けた。
その後2往復くらいさせられ、それからやっとカミさんに預けて2階に行けた。

街を歩いていると、同年代の子供を連れた人が目につく。やはりウチの息子は
体が重いせいか、運動能力は劣るようだ。まあいいさ、多少運痴でも頭のいい
子に育ってくれれば。

駅ビル内の本屋から出て、階段を下りるところにSEGAのゲーセンがあったので
入ってみる。息子は、なんだかチカチカするものがいっぱいあって、興味深げ
である。そのうち、ゲーム機の一つを指差して、遊びたいと要求する。それは
ぷよぷよであった。ちょうどあつらえたような高さの椅子が付属しているので
それに座らせる。当然、金は入れない。彼は、まだゲームはできないが、デモ
画面を観ながらレバーとボタンを触ってご満悦である。むむ、この齢でゲーム
にハマるとは……

本屋を4軒ほどハシゴしたので、かなり疲れたようである。(階段の上り下り
が効いているという話も…)家に帰ってきて2階に上がるときに、「気合い」
の声がヤケに大きい。やはり多少はキツイようだ。カミさんがミルクを作って
一緒に3階に上がっているときに、ついに階段の途中で泣き出してしまった。
もう少し頑張れるだろう。行けるところまで行くんだ…もう少しだ、頑張れ。
あと2段だ、頑張れ……あと1段……遂に独力で登り終えた。上り終えたら
元気になったようだが、やはりミルクを飲んですぐに眠ったようである。

今日は、私が彼を風呂に入れたのだが、お湯を桶に汲んで手で「掛かり湯」を
していると、自分で自分の身体に湯をかけだした。う〜ん、そういうことまで
親の真似をしますか……スゴイですね。

風呂から上がってここのログを読んでいたら、階上から息子の悲痛な泣き声が
聞こえてきた。カミさんが階段を降りる音が聞こえる。どうやら、いつまで
経っても寝ないので、彼一人を寝室に残して降りてきたらしい。泣き声が止ま
ないので、ログ読みを中止して上がってゆく。寝室の戸を開けると、脚が彼の
顔にぶつかった。グショグショに濡れている。どうやら、戸にすがって泣いて
いたらしい。布団の上に座って呼ぶと、駆け寄ってきてしがみついてくる。

しばらくすると、また泣き出した。どうやっても泣き止まない。疲れている
んじゃないのか? 私の身体によじ登ろうとする。しかし、立つとまた泣く。
仕方がないので、また居間に連れて降りる。お茶をチュウチュウ大量に飲む。
のどが渇いていたのか? 元気になったようだ。しかし、早く寝てくれ。


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