夜泣きの怪

5月17日(日) 晴後雨
今日は家族三人で図書館に行った。私はここのところ仕事が忙しいので久しぶりだ。
ずいぶん長い間借りっぱなしになっている。返却時に何か言われそうなので、先手を
打って女性職員のカウンターで息子に愛想を振りまかせてから先に謝ってしまおう。

慣れた場所なので、息子は走り回る。ヨソの子供たちの中に入り込みそうになったり、
歩いている人にぶつかりそうになったり、大変である。

好きなのは相変わらず階段とパソコン。図書検索システムのパソコンがあるのだが、
これに触りたくて仕方がない様子。他の人が使っていても横から触りに行く。
ふだん両親が家でパソコンを使っているときに彼が触りに来ても触らせていないので、
今日は膝の上に乗せて思う存分触らせる。キミもパソコンが好きになるのかなぁ。
タッチパネル式で触るとピッピッ音がする。まだ触ったことによって画面が変化する
という認識はないようだ……おっと、待ってる人が居ましたか、これは失礼。

 ◇ ◇ ◇

ドッジボール程度の大きさの柔らかいボールを彼に向かって転がしてやると、喜ぶ。
しかし、息子はそれを抱えて持ってくるのでそれ以上後が続かない。最近になって
こちらに転がして返せるようになりつつあるが。


5月20日(水) 晴
今夜は職場の戸締まり当番だったので、午前様である。帰宅すると、さすがにもう
息子は眠っていた。

カミさんのヤオイ友達が買ったMacについて、電話対応する。どうも、内蔵CD-ROM
ドライブが不調で、店に送り返すらしい。

電話を終えて、自室で通信の準備をしていると階上から息子の泣き声が聞こえてくる。
泣き止む気配がない。オートパイロットを走らせて寝室に上がっていくと、息子が
横臥して泣いているのをカミさんが見ている。「もう寝るわ」というが、どうも
そういう様子ではない。抱き上げるが、嫌がる。寝かせても、いたたまれないのか、
転がり回る。起きあがろうとするが、果たせない。毛布を口に当てたりして、眠そう
なのだが、眠れずに泣く。泣き声を出しっぱなし。目からは涙が次々に溢れ出す。
ミルクを飲ませようとしても飲まない。身をよじって泣き続ける。

…なんだか、ずいぶん陽に焼けたなあ。真っ黒じゃないか。数日前まではこうじゃ
なかったのに。急に焼くのは身体に悪いぞ。まだ身体も小さいんだから。

私の膝の上に乗って抱きつく形になると、少しはおとなしくなる。でも、まだ泣く。
しかし、とりあえずはこの体勢が楽なようだ。……ただ、長時間この体勢だと、
こっちが辛い。ずっと腹筋を緊張させていなければならないのだ。彼を抱いたまま
横になると、激しく泣き出す。そうか、身体を倒すと辛いのか? 壁にもたれよう
として移動すると、また泣く。仕方がないなあ。

そのうちに「まんま」とか言い出した。ミルクを飲ませると、残りをみんな飲んだ。
でも泣く……もうこんな時間か。少しは泣き方がおとなしくなったので、カミさんに
バトンタッチ。しかし、疲れて動けない……そのまま父は沈没したと伝えられている。


5月21日(木) 晴
今朝、私が出勤するときには息子は熟睡していた。ずいぶん遅くまで泣いていた
からねえ。

昨夜はログを落としたまま寝てしまったので、早起きして焦ってログ読み&レス書き
をする。今夜も何時に帰ってこれるかわからないので、朝やらないと今日は発言でき
なくなってしまう可能性があるのだ。

今日は暑い。「もう梅雨明けかなぁ(おい)」とかつぶやきながら職場に向かう。
暑いのは睡眠不足にこたえるぜ。

帰宅したときには息子はもう眠っていた。今夜はおとなしく眠っているようである。
今日一日、機嫌良く過ごしたそうだ。カミさんによると、昨夜(というより今朝)の
夜泣きは、紙オムツをパンツタイプのものに変えたのが原因ではないかという。
そう言われてみれば、腰のあたりを気にしているような様子はあったかもしれない。

結局、今日も息子と遊べなかった。



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