8月9日(日)
昨夜は息子を寝かせていたらこちらも落ちてしまっていた。カミさんが階下で電話を
している声がずいぶん遅くまで聞こえていたような気がする。息子は、なんだか
寝苦しいようで、夜中に何度も起きて泣く。泣きながらゴホンゴホン咳をする。
苦しいのか? こちらは背中をさすってやるしかできない。
今朝も私が目を覚ますと息子も起きた。私を見ると「でぁで!」と抱きついてくる。
カミさんは熟睡中である。まあ、私の休日中くらいは朝寝をさせてやろう。亭主の
実家に里帰りして疲れただろうし。
昨日の残り物を暖めて朝食を食わせる。あまり食べない。そのうちに絵本を持ってきて
「おの、おんの、おのおのおのおの…」と言う。どうやら、これが最近の彼の要求の
言葉らしい。
食事を終え、オムツを替えようと思って中を見ると……ううっ、今日もやってるのね、
キミ。今日も息子を風呂場に連れ込んで股間を洗う。今日のウンチは、形がハッキリ
していたので、手で洗ってもそれほど大量には出てこなかった。オムツの中にウンチが
あっても、それほど機嫌が悪くなかったのもそのせいかな。
息子をバスタオルでくるんで階段を上っていると、玄関のチャイムが鳴る。誰か来た
らしい。うわっ、今は手が離せないんだよう。パニックになっていたらカミさんが
「宅急便よ。出て」と言いながら起きてきた。息子をカミさんに任せて荷物を受け取
る。
実家から送った荷物だった。
カミさんが息子を連れて買い物に行く。私が家の中に残っているので外に出たがらな
い。
私のズボンを引っ張って、いっしょに行こうという。すまんな、とーちゃんはやるべき
ことがあるのだよ。カミさんが「置いてくで」と言って、一人で行く素振りを見せると
大声で泣く。私も外に出て、彼を抱き上げて自転車に乗せる。彼は、自転車の荷台に
乗っても、ずっとべそをかきながらこちらを振り向いていた。けっきょく、帰ってくる
までずっと泣いていたという。
夕食ができるまでの間、息子を散歩に連れ出す。例によって電器屋である。Raputerの
展示でもしているところはないかと思って回ったのだが、郊外店ではパソコンを置いて
いるような店でも扱っていないようだ。まあ、ああいう製品、置き場所に困るだろう
からねえ。パソコンか時計か、はたまたPDAなのか。
自転車で走っていると、息子は散髪屋のディスプレイ(くるくる回るヤツね)を見る
たびに「ぐぢゅぐぢゅぐぢゅぐぢゅ」と言う。家に帰って扇風機が回っているのを
見てもそう言うので、彼にとっては回っているもののことなのだろう。しかし、
こういうヤツを連れていると我が家の近くには散髪屋がたくさんあることを実感する。
10軒くらいあるような気がするな。
実家から帰ってくるときにも、電車の窓から数百メートル先に針のように見えている
のを見つけて「ぐぢゅぐぢゅぐぢゅぐぢゅ」と言っていた。ホントに目ざといんだな、
キミは。
信号待ちをしていると、空を指差して「ご・ご」と言う。飛行機が飛んでいるのだ。
自動車を見ても「ぶ・ぶ」と言うし、保育所に行くようになったせいか、最近はとみに
語彙が増えたような気がする。
最近は、何かというと「でんしゃ!」と言う。何を指して「電車」と言っているのか
よくわからないのだが。でも、その後「がたんがたん」と言っているので、電車と
無関係ということはないのだろう。それとも、一連の言葉になってしまっているのか
な。