動物園

10月3日(土) 晴
今日は、私の両親が大阪に出てくるので天王寺の動物園に行った。動物園の前で待ち合
わせる。息子は、久しぶりの祖父母に緊張気味である。祖父母が声をかけても私やカミ
さんにしがみついて離れない。せっかく「こんにちは」の芸を見せようと思ったんだが
な。

それでもアシカのところへ行って、投げた餌を食べるのを見ていると気分もほぐれてき
たようで、笑顔も出始めた。

息子は、動物よりもやはり電車の方が好きなようで、一人乗りの車両が走っているのを
ずっと見ている。自分でも乗せてもらってゴキゲンであった。

バードゲージに入る。息子は鳥よりも水が流れているほうに注意を惹かれている。鳥の
フンがいっぱい落ちている手すりを触って走り回っている。ここを出たら手を洗わせな
ければ…

鹿のところへ行った。生まれたての子鹿がいて可愛い。カミさんが餌を買ってきて与え
ると、息子も餌をやろうとする。怖がらずに、鹿の口のところに餌を持ってゆく。鹿が
餌を食べると大喜びである。全身で喜びをあらわす。けっきょく、さらに追加の餌を買
ってきたのだった。

ライオンが吼えている。遠くからでも聞こえていたのだが、数メートルの距離だと、持
っているビデオカメラがビリビリと震える。これは凄い。息子は身体を固くして見てい
た。

息子の機嫌が悪くなってきた。動物園内をかなり移動したので疲れたのであろう。昼寝
もしていないしね。日陰のベンチに座って休憩する。寝かせようとするが嫌がって寝な
い。カミさんがポップコーンを買ってきたら、両手を使って猛然と食べはじめた。あ
あ、お腹がすいていたのか。食べ終えると元気になって目の光も違ってきた。そして
「ありがとう」や「こんにちは」も見せてくれた。

動物園を出て、食事をするために心斎橋に車で移動する。息子は祖母に抱かれていたの
だが、かなりおとなしい。気がつけば腕の中で眠ってしまっていたのだった。

夕食は、ビルの最上階の料理屋で食べたのだが、降りるときにエレベータの一方の壁が
透明で外が見えるようになっていたので息子を抱え上げて外を見せてやったら、ちょう
ど下りはじめたので泣き出した。ちょっとビビったらしい。



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