長文ですみません m(..)m

11月1日(日) 晴
今日は、カミさんは深夜にしか帰ってこないので、私がカミさんの実家に息子を
迎えに行った。私が到着したとき彼は昼寝の最中だった(17時半頃だったのだが)。
曾婆ちゃんが二階の寝室まで彼を起こしに行ったらしい。階上で私を呼ぶ声が
聞こえだした。迎えに行って、手をつないでいっしょに階段を下りる。しばらくは
私の手を握って放さない。どこに行くにも手をつないだままである。

食事中も、私が来て嬉しいのか、あまり食べずにその辺を走り回る。あとで腹が
減っても知らないぞ。

自転車に荷物を乗せるために私が家の外に出ると泣きだした。また置いて行かれる
と思ったらしい。お義母さんは「もう一晩預かってもいいよ。明日の朝、KAMITANIが
こっちから保育所に連れていけばいいんだから」とは言ってくれたが、やはり連れて
帰ってやるべきだろうな。

自転車に息子を乗せて帰る。ふつうは30分くらいの道のりだが、息子を乗せている
ので、安全運転をしているためもう少し時間がかかる。走っていると、飛んでいる
飛行機やパトライト(と前の客先では呼んでいたが、回転灯とでも呼ぶのだろうか)
を見ては、なんだかんだと喋っている。こちらが相槌を打つまで何度でも言うので、
本人は見つけたものを私に教えてくれているつもりらしい。まあ、私としても、
黙っていられたほうが彼の状態を把握できないので不安なのだが。

家に着いて、自転車を片付けている間に息子はすでに靴を脱いでいた。靴下を穿いて
いるほうが脱ぎやすいんだな。ただ、その後に靴下を脱ごうとして脱げずに苦戦して
いる。ハイソックスだから、片手で引っ張るだけでは脱げんぞ、それは。

居間に入ると、息子はさっそく「まんま、まんま」と言いだした。夕食を少ししか
食わなかったからだ。少しは空腹も体験しなさい。動物実験では、子供の頃に飢餓
状態だったほうが長生きできるらしいし。

お義母さんに電話で到着の報告をする。息子がちょうど横で喋ったので受話器を
彼の耳と口にあててやる。お義母さんが喋るのをじっと聞いている。向こうで
「バイバイ」というと、彼も手を振って「ワイワイ」と言う。おお、ついに音声
のみによるコミュニケーションの第一歩か。以前は、受話器を耳に当ててやって
も無関心だったのになぁ。

今日はカミさんの帰りが遅いので、一人で息子を風呂に入れる。今日は脱衣場で
一人でズボンを脱いだ。おお、偉いぞ、シンジ(仮名)。私が身体を洗っている間、
湯船に放り込んでいれば、勝手に一人で遊んでいる。楽になったもんだ。ただ、
立てかけてある湯船の蓋で遊ぼうとするので危ない。蓋を洗い場の隅に移動させる。
彼を洗うために湯船の外に出すと、また湯船の蓋で遊びはじめた。こらこら、
やめなさいってば。

そのうちに、洗面器を持ち上げて、湯船からお湯をすくって持ち上げた。おいおい、
それってかなり重くないかい? どうするのかと見ていると、じゃばっ、とひっくり
返した。手前側に流しているので、どうやら自分の身体に湯をかけるつもりらしい。
ただ、すくったお湯の2割くらいしか有効に活用できていないのだが。見ていると、
何度でもやる。このままでは湯船のお湯が無くなってしまう。洗面器を取り上げよう
とすると怒る。キミがそれをやりたいのは理解できるが、度を超すと私が困るのだよ。

息子と私の二人分の体を拭き、服を着なければならない。今日はまだ寒くないから
いいが、寒くなると大変だな。世のお母さんは、夫が帰ってこなければこういう
ことを毎日やってるんだ。偉いなあ。

 ◇ ◇

今日、息子は公園で小学生のお姉さんに遊んでもらって、すべり台から抱いて
もらっていっしょに下りたりしたそうだ。ここなら、何人かは羨ましがる人が
いるのではないだろうか?



ホーム  日記の目次へ  次の日へ