水筒

11月4日(水) 曇
今朝はカミさんが早く起きた。昨日のバザーでかなり疲れた様子だったので
今朝も起きられないかと思っていたのだがなあ。息子も、カミさんと同時に
起きたようである。私は今朝は遅くまで起きていたので、いつもの時間まで
寝ていたいのだ。布団の中で丸くなって、カミさんが息子に「父ちゃんは、
もう少し寝かしておいてやり」と言っているのを聞いている。だが、現実は
そう甘くなかったのである。脚部に衝撃を感じた。何か大質量の物体が落下
したらしい。続けて腰部に被弾。腹部にまで被害が拡大した模様。苦しい…
うう、起きますよ。子供ができると、起こしに来るので朝寝ができなくなる、
というのは聞いていたが、2歳になる前にこういう状況になってしまうとは
ねえ…

寝室を出て階段を下りかけたところで、水筒を持っていないことに気づいた。
息子が夜中に喉の渇きで目を覚ますので、そのときに飲ますために毎晩用意
しているのである。引き返すのも面倒臭いので、息子に「水筒、持ってきて」
と言う。2〜3度くり返すと、彼は寝室の中にタッタカと駆けていって水筒
を抱えてきた。おお、偉いぞシンジ(仮名)! 私の指示が理解できるように
なっているのだな。階段のところで受け取ろうとするが、彼は水筒を抱えて
放さない。どうやら自分で持って下りたいようである。どうするつもりだ。
手すりに掴まらないと階段を下りれないくせに。

見ていると、なんと水筒の口の細いところを片手で持って下り始めた。むう、
何だかすごく握力が要りそうな感じだけど、大丈夫かい? 数段下りると、
今度は両手に持ち替えて手すりを持たずに下りた。こういうことまでできる
ようになっているんだねえ。けっきょく、あとは最後まで片手で持って下り
たのだった。2階に着くと、彼はまた廊下をタッタカ走っていって、背伸び
して台所のテーブルの上に水筒を置いた。うーん、今朝は負けたよ、キミには。



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