1999年1月上旬の日記

1月1日
弟妹はRuputerに気づいてくれた。二人とも「それ、ウルトラ警備隊のテレビ電話?」と聞くのはどういうことだ。「よし、画像データを入れておけばそういう遊びができるな」と思っている自分がここに…

1月2日
Ruputerにデータを転送していたら、カミさんがそれを指して「この時計、いくらしたの?」と聞いてくる。おいおい、これは時計ではなくて、時計型のコンピュータ上で時計のアプリケーションを動かしているのだよ。……と言ってもよくわかってもらえなかったようで「時計でいいぢゃない」の一言で片づけられてしまった。亭主の立場は弱いのである。

1月5日
今日が、実質的な仕事始めである(私は昨日から仕事をしていたのだが)。Ruputerを見せびらかしてやろうと張り切って出社したのだが、どうもウチの会社の後輩のオタクどもにはRuputerの評判はあまりよろしくない。「何に使うんですかぁ?」などと聞かれる。いいぢゃないか、持ってると楽しいんだから。挙げ句の果ては「カッコ悪ぅ〜」などと言い出す奴も出てくる始末。ううっ、可愛いのに、こんなに可愛いのにっ! …もう、馬鹿な子供を持った親の気分である。いや、Ruputerが馬鹿だというわけぢゃないんですが。

1月8日
今夜は寒い。私の部屋はまだカーテンがついていないので、背中にひしひしと冷気を感じる。(引っ越してずっと、買おう買おうと思いながら、6年たってもまだ買っていないのだ (^^;))しかし、考えてみると、カーテンが無いだけでなぜ「冷気」を感じるのであろうか。サッシ窓なので空気はほとんど入ってきていないはずなのだが。思うにこれは「冷気が来る」のではなく、「赤外線が来ない」から寒く感じるのではないだろうか。掃除機で皮膚が引っぱられるように感じるのは、引っぱられているのではなく押されていないから、というのと同じである。
つまり、カーテンがあると、こっちから出る赤外線を吸収してそれを一部でもこちらに返してくれるのでそれほど寒く感じない。部屋の中の他の部分も同様である。しかし、カーテンが無いと、窓の部分は冷たい外の世界と直接対面することになるのでほとんど赤外線がやって来ない、ということなのではないかと。異論のある方、メールください (^_^;)
こう言っている私も子供の頃は、なぜ「一つのポンプでは10メートルより上に水を汲み上げられない」のか理解できなかったんですけどね。

1月9日
明日は大阪でイベントなので、今日からカミさんのヤオイ友達のK根さんが泊まりに来る。さっそくRuputerを見せて自慢する。けっこう感心された。社交辞令であっても嬉しいものである。やはり馬鹿な子を持った親だな、これは。

1月10日
今日は、カミさんがイベントに行くので、息子とお留守番である。昼からお義母さんが預かってくれるということなので、午前中遊んでやればおっけーである。朝、寝ていると息子が「うんこ、うんこ」と言いだした。オマルを探すが、どうやら今夜は寝室には持って上がってないようだ。あわてて息子を連れて居間に下りる。着替えている暇などない。それに、最近の息子は、また非常に寂しがりやさんになっていて、ちょっと姿が見えなくなるだけで泣きわめくのだ。カミさんはすでに友人と出かけている。オマルに座ると、彼は本を読めとせがむ。ひととおり本を読まされて、彼が立ちあがると、オシッコだけが溜まっていた。それを片付けるいとまもあたえず「ぱん、ぱん」(パンを食わせろ)と言い出す。牛乳も温めていると「ぎゅーにゅ、ぎゅーにゅ」と叫ぶ。喉が渇いていたようで、2杯飲んだ。

食事が終わるとまた「うんこ、うんこ」と言いだす。さっきあれだけ長く座っていて出なかったのに、と思いながらパンツの中を見ると…すでに出ていたのだった。ちょうどいい柔らかさなので、臀部にベッチョリと付着している。ゴマが混じっているな。ふりかけに入っていたものだろう。自然界ではこうやって種子が運ばれることで生息域を広げていくのであろうな。(これは炒られているから、たぶん芽は出ないだろうけど(笑))

パジャマ姿でそのまま起きてきたので寒い。寝室に着替えに行こうとすると、息子が泣きながら追いかけてくる。仕方がない、一緒に行こう。寝室に入ると、彼はいつもの習慣で本を読めと言いだす。一冊だけだよ、とか言いながら読んでいると……気がつくと二人して眠ってしまっていたのだった(惰眠爆)。お義母さんが電話をかけてこられる予定の時間を過ぎてしまっている。留守電にメッセージが入っていた。あちゃ〜、これはもう自分で連れていくか世話するしかないな、と思いながらカミさんの実家に電話した直後にお義母さんから電話がかかってきた。上本町で時間調整をしていてくれたようである。ありがたや、ありがたや。

夜になってカミさんが帰ってきた。異様に上機嫌である。「買った本、全部当たりだったのよぉ。うふ、うふうふ…」などと言っている。強烈なオーラを身体中から発散させている。私はK根さんとともに、遠巻きにして見つめるだけである。妙に接触すると、こちらの精神が危ない。K根さんが「ヤオイ神様、お静まり下さい〜!」と折伏を試みるが、まったく効く様子もない。こりゃダメだ。この有様だと、あと数日はこの状態が続くのを覚悟しなければならないな。



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