2000年 11月上旬の日記
▲11月1日(水)▼
今朝は7時半に目が覚めた。昨日は家に帰って何もせずに眠ってしまったので今朝は早起きして通信しようと思っていたのだが、この時間ではけっきょく何もできない。やはり東京日帰りのダメージは大きい。昨夜寝たのが遅かったにもかかわらず息子は元気である。保育所を休んだので疲れてないのかな。起きたときには雨がシトシト降っていたので遅刻するかもしれないと思っていたのだが、家を出る直前に止んだのでその隙をついて自転車で出発するのである。
今日、通勤中に「地球環」(堀晃:ハルキ文庫)の最後の作品「バビロニア・ウェーブ」を読み終えた。この作品は中編版を先に読んでいるので「バビロニア・ウェーブ」の存在自体には驚きはないが、それでも読ませてくれる。このしっかりした文体も好きなんだよな。しかし、この本に含まれる短編は同工異曲なので続けて読むとちょっとツライものがあるな。やはり短編集に何作か入っている従来の形の方が良かったのではないだろうか。
▲11月2日(木)▼
今日は朝から自社よりも遠方にある客先に出なければならないので、早く家を出なければならない。今朝も雨が降っていたのだが、出かけるときには止んでいたので自転車で出かける。昼過ぎに自社に帰らなければならないのだが、昼休みに窓の外を見ると物凄い雨になっていた。駅まで10分以上歩かねばならないのでどうなることかと思ったのだが、客先を出たときには止んでいた。ラッキーである。家に帰るときもちょうど止んでいたし、どうも最近、雨に関してはツイているような気がする。
今日は職場からの帰りに家の近くの本屋で「週刊ピーシー・サクセス」を買った。例によって付録のCD-ROM目当てである。今週号は「パソコン創世記」(富田倫生)である。これは名著ですよ。紙の本は絶版になってしまったようですけど。作者の「想い」というのがヒシヒシと伝わってきます。それが絶版になるのが忍びなくて作者は「電子本」をライフワークにすることになってしまったのですけどね。テキストは(この本がデジタル化された経緯も含めて)ここでも読めるんですけど、このCD-ROMはマルチメディア版らしいですから。まあ、こんなものをタダで読ませてもらうのは申し訳ない、という気持ちもあったんだよね。
▲11月3日(祝)▼
今朝は8時頃に起きて通信を始める。9時過ぎになって息子が起きてきた。私がThinkPadに向かっているのを見て「あとで、しょーぎ、させてね」と言いながら膝の上に乗ってくる。二人でパソコンで遊んでいるとカミさんが起きてきた。親子三人で朝食を食べる。
朝食を食べると息子が眠いと言いだした。私もしんどいので息子を連れて寝室に上がる。気がつくと暗くなっている。時計を見ると17時を過ぎていた。よくこれだけ眠れるものだ。しかしそれでも気分は良くならない(寝過ぎか?)。風邪で一日中寝ていたような気分である。そういう状態にも関わらず、夜になると息子を寝かせるために一緒に寝室に入って寝てしまうのである。不調だ。やはり寝溜めするよりも毎日コンスタントに睡眠を取った方がいいとは思うのだが、そういうわけにもいかないんだよなあ。
▲11月4日(土)▼
昨日は寝っぱなしであったにもかかわらず、今日も早起きできない。不調だ。今朝は久しぶりに息子を保育所に送っていく。最近、日記のネタに事欠いているので、今週から土曜日は息子を保育所に送って行った後、レンタルCD屋が開店するまでコンビニで時間をつぶしてCDを定期的に借りることにする。今日は「EXPANSION」(Yuki Koyanagi)と「THE CHANGING SAME」(Ken Hirai)を借りた。
今日は自分の用事を始めるのが遅かったので、カミさんが息子を保育所に迎えに行ってくれた。妻子は帰ってきて二人で居間に上がっていったのだが、しばらくすると息子が泣きながら階段を下りてきた。どうしたのか訊くと「かーちゃんが『ごはん、たべんでええ』ゆうたん」と言って泣く。「何でや?」と訊いても要領を得ない。自分の用事を中断してなだめ、居間に連れ戻すのである。夕食を食べてからも、風呂に入っていて母親を蹴ろうとしたということで怒られている。どうも息子も不調のようである。
我が家ではケーブルモデムが居間にあるので、通信は居間で行わねばならない。私はThinkPadを使わないときは邪魔になるのでタンスの引き出しにしまっている。今夜も使い終わったThinkPadをしまおうとしたら、目的の上段の引き出しの取っ手にガスファンヒーターのホースが掛けてある。そろそろ寒くなるはずなので出したのだが、まだ接続していないらしい。そのままでは目的の引き出しが開けられないので、私はThinkPadをヒーター本体の上に置いてからホースを持ち上げて引き出しを開けようとした。その瞬間、私の大事なThinkPadはヒーターの上でバランスを崩し、ゆっくりと落下しはじめたのである。ヤバい!! 精密機器であるPCに衝撃を与えたら、どうなるかわからない。とっさに足で受け止める。それでThinkPadは軟着陸したが、衝撃を吸収した私の右足が深刻なダメージを受けた。第3指の根元のあたりが痛い。骨折はしていないようだが、しばらく歩行に支障をきたしそうだ。まあ、パソコンが壊れたら金が要るけど、身体には自動修復機構があるからね(こらこら)。
今夜は母親にさんざん怒られたので、息子は父親と寝るという。カミさんはそれを聞いて喜んでいる。私が息子と寝室に上がって行こうとすると、彼女はいそいそとプレステを出してきたのであった。
▲11月5日(日)▼
今日は7時前に起きて通信する。10時頃になって息子が起きてきた。朝食を食べてずっと一緒にパソコンをいじっているのも何なので息子と二人で外に出ようかと思ったのだが、体調が悪いので室内で過ごしている。やはり不調である。昼過ぎになって、やっとカミさんが起きてきた。彼女は食事をすると緑地公園に行きたいと言う。だいぶ前から言っていたからねえ。午後もかなり遅くなっているので、すぐに行かねばならない。
親子3人、カミさんの自動車に乗って出発する。緑地公園の駐車場に着いて車を降りると、すぐに息子は「つかれた」と言い始める。車に乗っているだけで疲れたらしい。カミさんは「このまま帰ってええんやな!」と言っているが、彼がここに来たがったわけじゃないんですけど。それでそういう言い方をするのは酷じゃないのかなあ。
まずはすべり台のところに行く。すごく長いすべり台である。いちばん高度差があるものは3階くらいの高さから一直線に降りてくる。カミさんは「シンジ(仮名)と一緒に乗る」と言って、相当ウキウキしている。なんか、親の方が乗りたいみたいだな。まあ息子もいちど乗ったら元気になったんだけれども。彼は高いところから一気に降りてくるのは怖かったようで、少し低いところから螺旋状に回りながら降りてくるのがいいようである。まあ、あの方が長時間楽しめるからいいでしょう。乗るのにかなり並ばないといけないみたいだからね。
私の方は腹が痛くなってきた。こういうトイレがどこにあるかわからないところで、のっぴきならない状況になるかもしれないのは恐怖である。息子もオシッコに行きたいと言いだしたらしいのでトイレを探す。しかし息子は我慢できずに、途中の草むらで用を足したのであった。私は個室に入ったが、公園のトイレは紙が用意されていないのであった。私も通勤時に配っていたのをもらったポケットティッシュは常時用意しているのだが、一袋しか用意していない。この後も何度か催してきそうな雰囲気なので、一度に何枚も使うわけにはいかない。一撃必殺で拭かねばならないのである。
公園の中に乗馬場があるので見に行く。ちょうど乗馬の練習が始まった。息子は興味津々で見ている。動物を見るのも好きなんだな。
日が暮れてきたので帰ることにする。公園の中を出口に向かって歩いていると、カミさんは四つ葉のクローバーを見つけたと言っている。公園を出るときに、ちょうど夕日が沈むところだった。地平線の上に、オレンジ色にギラギラと輝く丸い夕陽が見える。息子はそれに、かなり強い印象を受けたようである。そういうものには興味を示さずにさっさと先に歩いてゆく母親から離れて夕陽を見つめている。
今夜も私が息子を寝かせる。寝室に入ると彼は私のパジャマを持ってやってきて私に着せようとする。私が着ると「ぱじゃま、きせて、くれた」とか言っている。いや、そうじゃなくて「パジャマ着せてあげた」だろ。そういえば昨夜、一緒に布団に入って電灯を消すと彼は私に抱きついてきたのだった。ギュッと抱きついて「だいすきだもーん」とか言っていた。あれは嬉しかったな。でも、すごい力で首に抱きついてくるので「落ちて」しまわないかと少し不安になってしまったのだった(苦笑)。
▲11月6日(月)▼
目が覚めたのは7時前であった。昨日も早めに寝たのだが。まあそれでも、昨日よりは体調は良い。今日から東京に出張だから今夜日記の更新ができるかわからないので、必死で日記を書いて上げる。7時半過ぎて妻子が起きてきた。息子は調子が悪い。居間に下りてきても座椅子の上で横になっている。子供らしくないなあ。まあ、私も子供らしくないガキだったんだけれども。彼は母親に「『父ちゃんと寝る』言うて早よ寝えへんから眠たいんや」と言って怒鳴られている。カミさんはホットケーキを焼いていたのだが、私が洗面所から上がってくると居間にはずいぶんと香ばしい香りが充満している。彼女は息子を抱いて座っているが、大丈夫なんだろうか。息子が抱きついて離れないとか言っているのである。私が大丈夫かと訊くと、ガスレンジのところに行ったのだが、やはり真っ黒になっていたようだ。息子のせいで焦げたと怒っている。けっきょく、2枚目では間に合わないので私はチーズを囓って家を出たのであった。
明日は朝から東京で定例会なのである。今日は17時から別の仕事の発注元で会議をして、それから東京に移動するのである。まあおかげで500系ののぞみを予約できたんだけどね。会議が長引いたので、20時前に退席する。参加者の視線は冷たいが、乗り遅れると大変なことになるからなあ。少し早めに新大阪駅に着いたので、ホームに上がっていろいろな車両が入ってくるのを息子に見せてやるためにデジカメで撮影する。microdriveのおかげで動画も余裕で撮影できるのである。
はじめて、憧れの500系に乗った。中身は思ったよりも広い。ただ、側面が湾曲しているので窓際だと上がちょっと狭いように感じるが。揺れも300系や700系よりも少ないように感じる。前後の扉の上にある電光掲示板の文字の色が薄青なのもセンスがよい。やはり私は500系の方が好みだな。あまり見ないから量産効果も出ていないんじゃないだろうか。開発費も回収できたのかねえ。開発元がJR西日本だったというのが不幸だったのだろうか。のぞみも300系まではそれほど速いとも感じなかったのだが、さすがに500系になると、外を見ているとちょっと不安になるくらい速く感じる。私の許容範囲を超えているかも。
ホテルに着いたのは24時近かった。秋葉原に近く、Webサイトに「オフ会、宿泊に最適」と書いてあるだけあって(笑)、ロビーにパソコンがあって無料で自由にインターネットできるようになっている。さすがである。そこで知り合いのサイトを廻った(掲示板に書き込みまでした)ので、部屋で接続する時間は最低限で済んだ。2回接続したにもかかわらず、翌日支払った電話代は30円だった。ありがたい。ただ、あまりメンテナンスされていないのか、トラックボールの感度が悪くなっていた。ちょっとイライラしたのである。タダだから文句は言えないんだけどね。そこで新聞社のサイトを見ていたら「富山で恐竜の足跡の化石が見つかった」という記事を見つけた。その恐竜の名前に目が吸い寄せられる。えっ、「アンキロサウルス」……「アンギラス」と自動で変換されてしまう私だった。
コンビニで翌日の朝食を買ってから風呂に入る。全てを洗い終えてから、シャンプー&リンスとボディソープを取り違えて洗っていたことに気がついた。どうりで身体を洗った後がヌルヌルすると思ったんだ。再度、頭から足まで洗い直すのである。身体を洗っていると、とつぜん舌に刺すような痛みを感じた。ボディソープが口に入ったらしい。急いで水で口をすすいだが、舌の痛みは取れない。これで身体を洗うのは危ないんじゃないのかなあ。2度洗いしたおかげで、ベッドに入れたのは4時を過ぎていた。しかし風呂から出ると暑い。汗がダラダラ出る。汗で浴衣が透けるくらいになってしまった。ミネラルウォーターをガブ飲みし、濡れた浴衣を脱ぎ捨ててベッドに滑り込むのである。
▲11月7日(火)▼
何とか目が覚める。時間的にはあまり寝ていないが、長時間風呂に入って暖まって血行が良くなったせいか汗を出したせいか、昨日よりは体調は良い。ホテルのロビーにあるPCで朝のネットサーフィンを一発やらかしてから出発しようかと思ったのだが、時間がギリギリなので断念する。起きたのがギリギリだったから仕方ないね(苦笑)。
帰りの新幹線の中で「ジェノサイダー」(梶尾真治:ソノラマ文庫 1994)を読み始める。この人の長編は個人的にはアタリが少なかったのだが、読み始めると面白くて家に帰り着くまでに読み終わってしまった。それでも、強大な敵に立ち向かっているにしては文体が優しすぎると感じるのは変わらない。ワタクシ的には世間の評価が高い「OKAGE」や「サラマンダー殱滅」よりも面白いと思うんだがなあ。まあ、どれをとってもSFじゃないとは思ってしまうんだけれども。
あ、書き忘れてた。昨日は往きの新幹線の中で「戦闘員ヴォルテ」(谷甲州:徳間デュアル文庫)を読み終わったんだった。設定はSFだったが、内容は普通のアクション小説でしたね。それほど面白いということもなかったっす。
新幹線に乗っていると、対抗の車両がすごいスピードですれ違ってゆく。それを見て、自分をチェックしてみようと思いついた。記憶を頭の中で再生して、すれ違うのに要した時間を計る……約3秒。そして次に、車両の長さを見積もる。座席1つで約1m。それが15個で、その前後に付属している施設の長さを加えると1両が20mちょっとというところか。それが16両で、だいたい350m。それが3秒で過ぎるのだから、1分で7km。すると1時間で420km……だいたい合っているな。私も世界も、まだ狂ってはいないようだ。まあ私から見れば、狂っているのが世界でも自分でも同じなんだが。
▲11月8日(水)▼
今日から通勤中に、図書館で借りている「ゴールデン・フリース」(ロバート・J・ソウヤー/内田昌之:ハヤカワ文庫)を読んでいる。導入部からなかなか興味深い。文章も読みやすい。ハヤカワ文庫の翻訳SFでこれだけ読みやすいのは珍しい(爆笑)。やはり訳者のせいだろうか。
今日は21時になる前に職場を出ることができたので、帰りに「ブルー・プラネット」(笹本祐一:ソノラマ文庫)を買うためにジュンク堂に寄る。先日客先からの帰りに見たのだが、「馴染みの店で買おう」と思ってそこでは買わなかったらいつも行っている店ではまったく見つからなかったのである。「星のパイロット」シリーズの新刊がこんな状態だとは、何かが間違っている。そしてついでに「MOUSE」(牧野修:ハヤカワ文庫)も買う。これは図書館で借りて読んで凄かったのだ。これも再販したという話は聞いていたのだが、実物を見るのはこれが初めてだったのである。読者に押されて再販した作品がこんな状態だとは、早川もそろそろヤバいんじゃないだろうか。
家に帰り着いたときには22時を過ぎていた。居間には誰もいない。もう寝ているのか。しかし、階上から妻子の咳が聞こえてくる。ん、まだ起きているのかな。本来なら息子が眠るまで3階に上がるべきではないのだろうが、この気温ではパジャマと半纏くらいは着なければ風邪を引いてしまう。夏場は、息子が寝静まるまで背広を脱いでそのまま過ごしていたんだけどね。階段を上がって寝室に入ると、息子が起き上がって抱きついてきた。よしよし、父ちゃんは嬉しいぞ。そして彼は私の布団の上にころんと横たわる。カミさんが「もう、父ちゃんと寝るつもりやで」と笑う。彼と並んで横になり、「父ちゃん、ご飯食べて上がってくるからな」と言い聞かせる。彼は素直に頷いた。そのまま寝室を出て居間に下りるのである。息子との約束を守るために急いで夕食を温めて食べていたらカミさんが下りてきた。彼は寝てしまったらしい。残念なような、ホッとしたような。しかし、すきやきふりかけは現在も売られてるんですね。懐かしい。子供の頃は、本物のすき焼きよりも好きだったかもしれないものだからね。ある意味ではニセモノが本物を超えてしまっていたのである。
TVを点けるとNHKで『地球に乾杯 「神の泉”黄龍”」 〜3400の池が輝く峡谷の美〜』という番組をやっていた。ああー、なんて美しいところだ。どこを切り取っても美しい。人間の想像を超えた美しさである。あまりの美しさに「はあー」と口を開けて見とれるしかない。こういうところがまだ知られていなかったとは、中国、恐るべし。
▲11月9日(木)▼
最近、息子は新聞の天気予報欄を指差しながら「ならと、わかやま」とか言っている。どうも、文字を認識しているようなのである。試しにパソコン上のテキストエディタで「奈良」とか「和歌山」とか「京都」とか「姫路」とか「大阪」とか「上本町」とか入力してみると、すべて読むのである。そうか、これが読めるのか。テレビの天気予報とか電車の行き先表示で覚えたんだろうな。しかし、ひらがなも読めないくせに漢字を読むとは、生意気なものである。早くひらがなを読めるようになってくれ。まあ、3歳児だとこんなものか。
カミさんはやっと小説を書けるような気分になったそうである。秋山瑞人の作品を読んでからスランプだったそうだが、まだ続いていたのか(苦笑)。でもまだ商業誌は書けないそうなんである(苦笑2)。書けなくても約束したら書くのがプロだと思うんだがなあ。
やはり、Crusoe搭載のFIVAが出るようだ。予想が当たったな。しかし、なんだか機能が増えて大きくなっているようですな。Librettoもそうだったけど、最大の特徴を自分でスポイルしてどうするんだ。機能を増やしたいのはわかるが、その欲望に耐えて小ささを追求するのがミニノートの「道」であろうが。
▲11月10日(金)▼
今朝起きて居間に下りてゆくと、カミさんがブレーカーが落ちたと言って騒いでいる。昨夜私が帰ってきたときに妻子は寝ていて私が炊飯器のご飯をすべて食べてしまったので、炊飯器と電子レンジを同時に稼働させていたせいのようである。やはりIHジャーというのは電気を喰うのか。一度復旧させたらまた落ちた。今度は炊飯器とオーブントースターのようである。よく見ると、ホットカーペットも電源が入っていた。やはり高熱を発する電気器具が3つも同時稼働してたらイカンよな。何度も落ちるのはイヤなので、カーペットの電源を切るのである。暖房はガスファンヒーターにした方がいいね。
日記を書いて上げようとして気がついた。あ、サーバも落ちてるわ。そうか、メビウスの2つしかないベイにCD-ROMドライヴとFDDを入れているので、停電すると落ちてしまうんだ。そうなるとインターネットできなくなってしまう。カミさんでは復旧は難しいような気がするな。サーバの再起動方法とか教えた方がいいんだろうけど、覚える気なんか無いだろうしなあ。これは、CD-ROMドライヴを外してバッテリーパックを入れた方がいいかな。サーバーとしては、それが正解だろう。サーバーにノートパソコンを使うと、こういうメリットもあるんだな。業務用のサーバーだったら「無停電電源装置」とかいうのを入れるくらいだからね。
しかし、プロ野球の日本チームがメジャー選抜を完封したというのに、ニュースはイチローのことばかりである。こんなこと、今後2度とあるかどうかわからないのにねえ(おいおい)。
今日は午後から発注元で打合せであった。で、その打合せが5時に終わった。ここは職場よりも家に近い。上司に「今から帰ると定時になっちゃうんで直帰します」と言って強引に帰ってくるのである。家に帰り、親子3人で夕食を食べる。平日に家族そろって夕食が食べられるって、何カ月ぶりのことだろう。カミさんが作った料理を、息子が小さなお盆に乗せて食卓まで運んでいる。箸やスプーンも自分で持ってきて、持ち主の座るべきところに並べている。役に立つようになったものだねえ。誉めてやると、はしゃぐわけではないが明らかに嬉しそうである。平静を装ってはいるが、唇の端が笑っている。そのまままた台所の方に歩いてゆくが、背中が誇らしげでなのある。
狼谷辰之 | 新書館*ウィングス文庫 |
対なる者の誓い |
¥620+税 | ISBN4-403-54021-X |
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