2001年 4月中旬の日記
▲4月11日(水)▼
昨夜の不安は的中した。気がつくと5時を過ぎていた。居間で寝てしまっていたのである。横で寝ている息子の股間を確かめる。…濡れていない。偉いぞ。彼をトイレに連れて行き、オシッコをさせる。かなり溜まっていたようで、上に向かって勢いよく飛び出した。あわてて指で押さえて仰角を下げなければならないくらいであった。そのまま寝室に上がり、今日も息子を自分の布団に引きずり込んで寝るのであった。そしてすぐに朝になる。カミさんは下りて行ったが、息子は横になったまま動かない。やっぱり夜更かしはいけないね。
今日は職場からの帰りに「週刊PC Success 62」を買った。付録の「空の色 宙の光」というCD-ROMソフトが目当てである。林完次という人の写真集はなかなか好きなのである。金と保管スペースが無いので買ってはいないのだが(けっきょくは経済力に帰結するな)。家に帰って観てみたがやはり、オーΘァリングツールで作られた写真集というのは自由度が少ない。せっかくパソコンを使っているというのに、作り手の意図通りにしか見られない。これじゃ、紙の写真集の方がよっぽど自由に見れるよな。
今日は仕事が一段落したので早めに帰る。帰り際に前課長(組織変更で課が無くなったのである)につかまって大阪の客に関する話に引き込まれたのだが、できるだけ早く切り上げて帰る。息子は今夜は父親と風呂に入るそうである。母親が風呂から上がってくると彼は「おふろ、はいろ」「おふろ、はいろ」とうるさい。キミがそんなにお風呂に入りたがるなんて珍しいね。後でカミさんが言っていたところによると、やはり眠たかったのではないかということである。
風呂から上がって息子に目薬を注してやる。今日も息子は嫌がらずに注されている。終わると自分で「めを、ぱちぱちして、えらい」と言っている。そうだね。他の子はどうか知らないけど。カミさんは指を捻ったそうで、寝る前に湿布を貼らされる。キーボードを打つには影響はないんですかね。
今日はカミさんが息子を寝かしてくれる。そして、今夜も寝室から息子が下りてきた。今日は何ですか。彼は下りてくると「ここ、いたい」と言って右手の甲を指す。「おかあちゃんと、いっしょやねん」とか言っている。湿布を貼ってほしいらしい。「ここか?」と訊いて押さえても痛いとは言わないから貼るほどのことはないと思うんだけどねえ。
今夜は遅くまでネットサーフィンできる。モバイル関係のサイトを廻るのである。やはりこういうのが出てきたか。確かに家の外からエアコンが操作できれば便利だけどね。それから…ああ、ついにこういうものが出てしまうのか。ZAURUSでいちばんツラいのはこういう、オープンな世界に弱いところだからね。そしてコレ、『ギネスブックから「世界最強のPDA」として認定を受けている』って、いったい何なんだ? 「最強」ってのは、何を基準にして決めてるんだよ。物差しなんて、いくらでもあると思うんだが。なんだか、いかにもマイクロソフトのOSを積んだマシンらしい怪しげな宣伝文句だよな。
▲4月12日(木)▼
先日、バックアップ途中でバックアップ先の外付けHDに異常があるというエラーになったので、昨夜は外付けHDに対してScanDiskを走らせて寝たのだが、朝起きてみるとエラーがないと言われてしまった。ううむ、どうすればいいんじゃ。バックアップソフトを変えなきゃいけないのか。
今朝は雨が降っていたのでカミさんに駅まで送ってもらう。有り難いことである。でも、「有り難い」というのは「滅多に無い」という意味だから、こういうところで使っちゃいけないのかな。
今週の出張の予定が延期になってしまったので明日は休むことにする。今日も早めに帰る。帰り際に家に電話して「あと1時間くらい」と言ったが、明日休むとなると土日に観るヴィデオソフトを借りるのは今日しかないと思い直し、地下鉄を途中下車してレンタルヴィデオ屋に寄る。いつもならこの駅から自転車で直接帰るのだが、今朝は雨が降っていて自転車を使えなかったのでまた階段を下りて地下鉄で最寄り駅まで行き、そこから歩いて帰らなければならない。レンタルヴィデオ屋から遅れる旨を電話しようかとも思ったが、お迎えを催促しているようなのでやめる。家に帰ってカミさんに怒られてしまった。調子に乗って「いつまでもホームページ作ってくれないないし」とまで言われてしまう。何だと? そこまで言うか。ホームページなんて、本人が何もしなくても魔法のようにできるもんだと思ってるのか。「おおまかなデザインくらい決めてくれ」とか言ってたのにぜんぜん無視だし…1つのページを作るためにどれだけ細かいことを決めなきゃいけないかわかってるのかぁ(泣)。
▲4月13日(金)▼
今朝も早起きしてパソコンをいじる。昨日外付けのハードディスクに異常がないと言われたのでThinkPadの内蔵ハードディスクを丸ごとバックアップする処理を流して寝たのだが、起きると正常終了していた。何のこっちゃ。しかし、9時前になっても妻子は起きてこない。息子を起こして飯を食わせる。今日は会社を休むので、昨日帰るのが遅れたお詫びに今日は私が息子の送り迎えをするのである。しかし、この調子じゃ9時半に間に合わないな。保育所に電話して「母親の調子が悪いのでちょっと遅れます」と言う。起きられないようだから嘘ではないだろう(微笑)。それでも9時半ちょっと過ぎに着いたのだが、今頃来ているお母さんは結構いた。金曜日で子供が多いせいかな。今日は息子はすぐに子供たちの輪の中に入っていった。
今日は休みなので、カミさんのホームページを作ることにしよう。彼女が寝ている間にホームページビルダーの使い方を勉強しておこうか。昨日外付けのハードディスクにインストールしたのを起動しようとすると……ありゃりゃ、ドライヴLェターがずれてるぞ。ショートカットの指している先を変更して起動しようとしてもうまく立ち上がらない。これは、インストールし直さなきゃいけないのか。調べてみると、何だか「マイ コンピュータ」の中にCD-ROMドライヴが2つも増えている。そうか、リムーヴァブルドライヴは認識した順番でドライヴLェターが決まるのか。そして、CD-ROMはハードディスクより後になるわけね。けっきょく、2回も再インストールをしてしまったのだった。
昼前になってやっとカミさんが起きてきた。彼女に訊きながらホームページを作る。なんとか数時間でいちおうの形はできた。息子はカミさんが迎えに行ってくれるそうである。その間にホームページのデータをアップする。記念すべき今日は13日の金曜日である。まあ、いいタイミングだねえ(苦笑)。
妻子が帰ってきた。カミさんが「行くときこんなに顔腫れてた?」と言う。見ると、息子の顔がずいぶん腫れている。こりゃ酷いな。明日は保育所を休ませて医者に連れて行くそうである。
今日は私が息子を風呂に入れる。湯船の中に石鹸水を入れようとしたので「こら!」と怒ると、「きょう、かーちゃんと、ねる」と言いだした。はいはい、そうしてくれ。ちょっと気に入らないことがあるとこうなんだから。
▲4月14日(土)▼ →
隣で息子が起きた。10時である。今日は保育所を休むから早起きしなくていいんだな。昨日よりはマシになっているが、それでも顔はガサガサである。土曜日だが、医者に予約すると15時過ぎからになったそうである。妻子が医者に行ってる間に室内で身体は動かしたが、今日も一日パジャマ姿で過ごす。インターネットに繋がってさえいれば、遊ぶネタに困ることはない。まあ、安上がりなのは事実なんだが(苦笑)。
息子が夕食直前になって「かれー、たべたい」と言ったので「無理や」と応えると、「とーちゃん、あっちいって」と言われてしまった。「ここは俺の家や。お前があっち行け!」と言うとビービー泣く。これでもう、少なくとも今日中は父親が嫌いになっちゃったな。
▲4月15日(日)▼ →
今日は昼過ぎまで親子3人で寝ていた。何とも怠惰な家族である。今日も息子はカミさんが外に連れて行ってくれるそうである。息子に「自転車乗ってスーパー行こか?」と言うが、あっさり「いや」と言われてしまった。うーむ、昨日から嫌われてるな。
妻子が外出している間に、このサイトの新コーナーのネタをMacに入っているNiftyの会議室の過去ログから拾いながら、ヒッパレを録って未整理のままだったテープの編集作業をする。どちらもかなりの時間がかかる。これで一日が潰れてしまうな。カミさんから電話がかかってきた。借りていたBirdのCDをダビングしておいてほしいという。あ、そうですか。ついでに先日作成した棚が倒れないように、柱にフックをねじ込んで紐で固定する。
妻子が帰ってきた。息子は洗面所に向いながら「Love you close」を口ずさんでいる。彼は「歩みだそうー、LOVE……」の後にパーカッションが入るタイミングで「ぽぅん!」と言っているのに、カミさんがウケている。ラピュタでロボットが歩くときの音を「ぽん……ぽん……」と表現するのも上手いとか言っている。これも親馬鹿であろう。
妻子はコスモスクエアからトレードセンターのあたりを廻っていたそうである。息子は間食させなかったので腹が減っているらしい。家に入ってきた瞬間から、カレーに卵を入れて食べる、とか言っている。私も腹が減っているので早い夕食を食べる。昨日からの息子のリクエストにお応えしてカレーなのである。
カミさんがCDとヴィデオソフトを返却しに行くのに便乗してスーパーに行く。息子は店の駐車場に着いても、疲れているので車の外に出ないと言っているようである。そのまま置いて行こうかとも思ったのだが、やはり心配なので私が背負ってスーパーの店内を廻ることになる。こういうニュースがあったから、やはり一人で放置するのは良くないね。
▲4月16日(月)▼ →
今日、職場への往路で「順列都市」(グレッグ・イーガン/山岸真:ハヤカワ文庫)を読み終えた。いやー、手強かったです。私の貧弱な知力では非常に苦しい。物語の展開自体は非常にエキサイティングなんだが、難しすぎてついていけない(泣)。やはりこれは通勤中に細切れに読むんじゃなくて、落ち着いて読まなきゃダメかな。まず、精神活動の実行順序を入れ替える実験をやっていたようだが、その意味がよくわからない。実行順序を入れ替えるといったって、何につけても継続して実行するためにはその直前の状態が必要なんだから。事実上、順番を入れ替えるなんて不可能だと思うんだがなあ。それから、「この世界」を成長させるための無限に近い負のエントロピーがどこから湧いてくるのかよくわからない。まあ、それを仮定してどうなるかを描き出してみせるのがSFなんだろうけど。あと、電脳世界を扱った小説を読んでいていつも思うんだけど、この世界ではすべてデジタルデータになってしまっているわけだから、意識でも何でもコピーし放題なんだな。そういう世界で物語を創るのは自己の同一性とか距離の制約とかの制約のない分、非常に難しいと思うのだ。何だって抜け道がありそうだからね。それをテーマにしているこういう小説であってさえ。まあそれでも、非常に面白い小説ではございましたね。でもこの人にはやはり、キレのいい短篇でスッパリ斬ってくれたほうが気持ちいいとワタクシ的には思うのであります。
次はちょっとラクな物を読みたいので「電脳セッション」(東野司:ハヤカワ文庫 1991)を読み始める。これは確かカミさんとつきあい始めたときに待ち合わせの場所だった本屋にあったのを立ち読みしてて面白いと思ってたんだな。買おうと思ったときにはもう無くなってたんだが。奥付を見ると、ちょうどあの頃出たところだったのか。やはり面白い。でも、あの当時のコンピューター事情を知ってないと面白味は半減するかもね。何たって、Windows95が出る4年前ですぜ。
家に帰り着いたとき、風呂場の電灯が点いていた。風呂に入っているのか。中から息子が何か言っている。ナメクジがいっぱいいてた、とか言っているようである。まあ、我が家は旧いし隣が畑だからね。家に入り、洗面所で手を洗おうとすると彼は「つまんで、みせて、あげる」とか言っている。何をだよ。まさかナメクジか…とか思っていると、彼は浴室のドアを開けて手を差し出してきた。掌の上でナメクジがニョロニョロと身をくねらせて這っている。保育所でもナメクジとお友達になっていたらしい。まあ、デカいカタツムリを食う人もいるくらいだから、いいんだけどね。
食後のデザートで、先日カミさんと私で不味いということで意見が一致したフジッコの杏仁豆腐が1つ残っていたので息子に食わせる。すると彼は途中で何だか情けなさそうな顔をして食べるのを止めてしまった。ははは、やっぱり不味いのか。キミがそういう状態になるなんて珍しいね。やはり、心底不味いのだな。別の物を食べさせてやるか。しかしこういう、味を楽しむための食品でコレだと、ちょっとマズいんじゃないか。健康のために我慢して食うようなものじゃないんだからさあ。
▲4月17日(火)▼ →
今朝は早起きできなかった。息子は起きると「なめくじ、つの、だしてた」とか言っている。自然を観察するのは良いことである。朝食をかき込んで、妻子が食べている横で必死に日記を書く。うがー、あと30分無いじゃないか。
今日は会社の外に会議室を借りて組織の方針の説明会があった。行くのに歩いて10分以上かかった。今日も空気が粉っぽい。花粉かな。花粉の性質が変わってきたのか、歩いていてちょっとヤバい感じがする。私はアレルギー体質だが花粉症ではなかったんだけどねえ。会議は17時に終わった。微妙な時間帯である。本社に帰っても定時まで15分しか時間が無いぞ。できればこのまま帰ってしまいたいのだが。そう思っていると前課長に呼び止められた。この近くで大阪の仕事の進捗会議をするので参加しろとのことである。渡りに船だな。しかし、会議をする場所がないので近くの喫茶店に入ったのだが、メニューを見て驚いた。いちばん安いのでもミルク一杯で400円もする。これは高価い。今日の昼食が、近くの社員食堂で腹一杯食って370円だぞ。それよりもミルク一杯が高価いとは。日本はデフレだとか騒いでいるようだが、これだけ喫茶店が乱立している現状ではまだまだだな。
進捗会議は18時で終わり、そこから最寄り駅まで地下鉄で1本なので19時前に家に着いた。今日は私が息子を風呂に入れる。そして彼は今夜は母親と一緒に寝ると言う。いったんは母親と一緒に上がっていったが、例によって一人で下りてくる。「おみずぐすり、のまして」と言っている。そうか、薬を飲んでなかったか。薬を飲ませると彼は「とーちゃん、おくって、いって」と言っている。寝室まで随行せよとの仰せである。
寝室に入って、息子に背中の上を歩くように言う。昔は私も父親の背中で歩いてマッサージしたものだ。子供にしてもらえるようになったというのは感慨があるなあ…とか思っていたら、カミさんがやってきて私の背中をゴリゴリやりだした。ああ〜、抵抗できない〜。そのまま眼鏡を取られて布団を掛けられてしまった。薄れゆく意識の中で、カミさんが我々を寝室に残して階段を下りてゆく音を聞くのである…
▲4月18日(水)▼ →
今日も早起きできない。朝食後に必死で日記を書く。酷い文章になってしまった。
収賄容疑で書類送検された奈良県警の元警視が焼身自殺したそうだが、何でこういう苦しい死に方をするのかね。肉を焼いたことがあれば、人間って中まで火が通るのに時間がかかることはわかりそうなものだが。賄賂をもらってたことといい、やっぱり、あんまり深く物を考えないでやっちゃって後悔するタイプの人だったんだろうなあ。まあ、こんなことによって捜査の追及が緩むようなことの無いようにしていただきたいものです。身内なもんだから「明確なわいろ性を認定できない」とか、寝惚けたことを言ってるからなあ。もっと警察の監視は強化すべきだと思うぞ。
今日は雨が降りそうなので早めに帰る。いつもは駅前のコンビニでマンガ雑誌に目を通しているのだが、今日はまず家に近くのコンビニまで行ってそこで読むことにする。自転車で走っていると、雨粒がポツポツと落ちてきた。先に家の近くまで移動することにしたのは正解だったな、と思ったのだが家の近くのコンビニから出たときには雨は降っていなかったのであった。
家に着いたのは19時過ぎだったが、今日は息子は出迎えに来ない。居間に入ってゆくと彼は椅子の上でグッタリしている、何だか疲れているようである。カミさんは私の食事の用意をしながら「ビール飲む?」と言う。そんなものを飲んだら寝てしまうじゃないか。今日も私を息子とセットで寝かせるつもりなのか。しかし、最近息子が寝室から一人で下りてくるので「でも、先に寝てしまったら役立たずだしねえ」とか言われてしまうのである。
▲4月19日(木)▼ →
今朝は7時に目が覚めた。昨夜も息子は絵本を読んで電灯を消してから「せき、でる」と言って階下に下りていったのだ。たしかに、気管支に痰が絡んでいるような苦しそうな咳をしていたのだが。聞いていると痰が詰まって息ができなくなるんじゃないかと思うような咳を。いまは、彼は毛布を腹にまとわりつかせただけの姿で眠っている。彼に布団を掛け、部屋を出る。
独りで通信していたが、8時前になっても妻子は起きてこない。日記を書き終え、そろそろ起こさなきゃいけないかな、と思っていると階上から音が聞こえてきた。パンを焼き始めるか。息子は今日も調子が悪そうである。「かた、いたい」とか言いながら居間に入ってきた。階段を下りているときに、どこかでぶつけたらしい。まだ寝ぼけているのか。昨夜も彼は居間に下りてきてなかなか眠らなかったらしい。けっきょく気がつくと母親の横でコタツからはみ出して眠ってしまっていたそうな。悪い習慣ができてしまったかな。
今日も東京に日帰り出張である。打ち合わせは午後からなので家を出るのはいつもと同じでよい。前回と同じく大阪駅構内のHeart Inで弁当を買って新幹線に乗る。約500円の弁当だが、隣のオッサンが食っている車内販売の約1000円のものに比べて、品質や量に差があるとは思えない。まあ、お姉さんがあれだけ歩き回って売ってるんだから仕方ないんだろうな。
新幹線の車内では3人掛けの席の通路側だったのだが、途中から隣に2人連れのオッサンが座ってきてベラベラと喋りはじめた。うるさいなあ。まあ、ヘッドフォンステレオである程度はブロックできるから、臭いよりははるかにマシである。しかし、この新幹線の車内はオッサンばかりだな。女性は数パーセントしかいないんじゃないだろうか。妙齢の女性など、車内を見渡しても見当たらない。先頭から隣の車両まではセーラー服が溢れているというのに(こら)。
今日はプレゼンテーションの仕事だったので2時間近く喋っていた。こういうのは苦手なのである。東京駅に着いて新幹線を予約しようとするが、20分先までひかりが無い。のぞみが2つ続けて出るらしいのである。ひかりは今出たところか。ダイヤにのぞみが追加されたことによって20分以上もひかりの間隔が空く時間帯ができるのは問題だよな。
今日は昼からの仕事だったので家の外に出ている時間はいつもと変わらないとはいえ、やはり往復6時間をシートに座って過ごすというのは疲れる。腰とか背中が痛い。辛いことである。
今夜も私が息子を寝かせる。寝室に上がる前に彼は、母親に「今日は下りてきたらアカンで」と言い聞かされている。しかし今日も彼はなかなか寝ない。「おしり、かい。くすり、ぬって」とか言いだした。パンツを下ろしてどこが痒いか訊くと、お尻の穴だそうである。寄生虫がいるんじゃないだろうな。薬を探して肛門に塗ってやるのである。
▲4月20日(金)▼ →
今朝はカミさんの目覚ましで目が覚めた。彼女と一緒に起きて、先に居間に下りてゆく。パソコンを開いてみると、昨夜寝る前に起動したバックアップ処理が今日もエラーになっていた。やはりバックアップ先の外付けHDに異常があるそうである。うーむ、内蔵ハードディスクの空きが無くなったのでクリーンアップするか、というダイアログが出ていたのでそのせいかな。まったく困ったものである。
通信をはじめたが妻子は下りてこない。どうしたんだろう。日記を書き終えた頃になってやっと下りてきた。今日も息子は調子が悪そうだな。昨日は寝室でシクシク泣いていたのが聞こえていたらしいが。母親に下りてこないように言われたのに父親が先に寝てしまって泣いていたのだろうか。…おっと、カミさんに食卓の上を片付けるように言われた。日記をサーバーに発射するまでちょっと待ってくれい。
昨日の東京への往復時間で読み始めた「スタープレックス」(ロバート・J・ソウヤー/内田昌之:ハヤカワ文庫)を読み終えた。今回も面白かったですねえ。読みやすいし、新しいアイデアがあるし、感動させてくれる。SF小説というのはこうでなくっちゃ。「ショートカット」の創造者が何でこんなことも知らないのだろう、とか思って読んでいたのだが、それさえもネタの一つだったとは。感服でございます。小松左京亡き現在(こら!)、ワタクシ的にはソウヤー氏は宇宙最高の長篇SF作家であると認定するものであります…てなことを読み終わる前に書いていたのだが、最後の最後でまた凄い展開になってますな。やっぱスゴいわ、この人。ここ20年くらい「オレはSFだとは思えないんだけど、みんながSFだって言ってるからSFなんだろうなあ」とか思いながら読んでる作品がほとんどだったんだけど、イーガンの短篇といい、こういう作品もあるんじゃないか。歳を取ったせいかなあ、などと思っていたのだが、やはり変わったのは世間の方だったか。
仕事で作成した資料を家に持って帰るのに昔はフロッピーに入れて持って帰っていたのだが、最近はフリーメールのアドレスを取ってそこにメールしている。CATVだから1メガくらいすぐに落ちてくるしね。時間帯にもよるが、フロッピーよりも速いくらいである。バックアップにもなるしね。考えてみれば、タダで4メガのディスク領域を借りているのと同じだよなあ。
bk1がまたやった!bk1と提携して自分のページからリンクを貼ったことにより本が売れれば3%のポイントがもらえるようになるらしい。ウチみたいな日に10人くらいしか人が来ないサイトでも、自分が買うために使えば本が3%引き(爆)。それだけでもやる価値があるな。書評を書いてもポイントがもらえるし、面白く本を紹介できる人ならかなり書籍代を節約できるんじゃないだろうか。まあ、そういう人は読む本の量も半端じゃないだろうけど。
仕事の切れ目だし、カミさんが原稿をしているので、今日は定時で退社する。今夜も私が息子を寝かせたのだが、彼はなかなか寝ない。眠りかけてからも「おしっこ」と3度ほど起こされた。トイレに行っても、ほとんど出ていないようなんだけどねえ。
狼谷辰之 | 新書館*ウィングス文庫 |
対なる者の誓い |
¥620+税 | ISBN4-403-54021-X |
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