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▲3月21日(祝)▼ →
朝の10時前、徹夜で流していたバッチ処理の結果確認を済ませ、朝食のインスタントラーメンを食べてジュースを飲んでいるところに上司がやってきた。車で京都に行くので同乗するかと訊かれたので、一緒に行くことにする。しかし、走り出してみるとすごい混みようなのである。高速に乗っているのにまったく進まない。そうか、世間では3連休なのね。行楽なのね。まあ、私なんか「楽しみのために移動する」という感覚が理解できないんだが。まあ世の中人それぞれということで。
そのうちに尿意を催してきた。車に乗る前に排尿は済ませてきたのだが、その前に大量に水分を摂っていたからなあ。途中で車を停めてもらって路肩で用を足す。男だから多少カッコ悪くても立ちションできるが、女性だと大変だろうなあ。
道中はほとんど寝て過ごす。かなり日差しが強くなっている。ジャケットを着て寝ていると汗ばむほどである。もうすぐ春なのね。
何だかんだとしていると、徹夜明けなのにけっきょく仕事は今日も20時までかかってしまう。いつもよりは早いが、作業場所が京都だからまた家に着くのは遅くなってしまうなあ。
昨日から通勤中に「獣人」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。京都からの帰りに森真沙子氏「赤い窓」を読み終えた。これは面白くねえ。そして続いて黒岩研氏「まぎれる」を読み終えたが、これは怖かったっすね。逃げ場のないところに怪物が入ってくる。隠れる。見つかった−−でも、オチがちょっとわかりにくいか。
家に帰ると、私のノートからNASが見えなくなっていた。いろいろ調べてみると、ハブからNASのLANケーブルが抜けていた。毎日自動で朝日新聞の朝刊のページをダウンロードする処理は保存先をNASにしているのである。見ると、昨日と今日のデータが保存されていなかった。今日のデータは改めてバッチを流せば保存できるが、昨日のデータはもうWeb上にはどこにも残っていない。ううー、徹夜で家を空けているときに限ってこういうことになるとはなあ。まあ、潔く諦めよう。
▲3月22日(土)▼ →
目が覚めたのは昼過ぎであった。半日近く眠っていたことになる。しかし身体はだるい。自分の用事もせずパソコンのデータのバックアップもせず、ダラダラと時間を過ごす。
ついに、パソコンを発注してしまった。仕事のストレスが限界に達していたというのもあるが、エプソンダイレクトのサイトを見ると狙っていたマシンのベースユニットが「在庫僅少」になっていたのである。Pentium-Mが出たからこのユニットはもうこれが最後だろう。Pentium-M搭載モデルにはWindows2000は入らんだろうとは思っているのだが、それでも出るまで様子を見ようと思っていたのだけどね。けっきょく、OSが嫌いよりもCPUが好みでない方がまだ耐えられるということなんだな。CPUもキャッシュが多い方がいいだろうということでPentium4を選ぶ。整数演算の性能が悪いといっても、クロックが倍近くに上がっているから性能が下がることはあるまい…と自分を納得させる。Athlon系のCPUで画面がUXGAのマシンがあればよかったんだけどなあ。
いま使ってるマシンはけっきょく半年しか使わなかったな。安物買いの銭失いということだ。安物ではなかったんだが、メーカーの保証していない使い方をしたら自分で責任を取らなきゃいけないということだ。シャープがWindowsXP以外の使い方をできないようにしているということに関しては言いたいことはいろいろあるんだが。まあ、勉強代だと思ってあきらめよう。もう私はシャープのWindowsXPマシンを買うことはないだろう。このマシンは、新居の私の部屋でファイルサーバとして余生を過ごすことになる。DVD-RAMドライブを繋いで、DVDの作成のようなマシンに負荷のかかる作業をこちらでやるような目的にも使うんだろう。ネットワークで繋がってさえいれば、使い道はいろいろある。それでもUNIX系のOSの方が柔軟性のあるシステムが組めるんだけどねえ。別のマシンで動いているソフトのウインドウを自分のマシンのディスプレイ上に出したりすることが簡単にできるからな。やっぱり次はLinuxか…MacOS Xかも(苦笑)。
買うのを躊躇しているうちに256MBのメモリが品切れになってしまったので512MB一枚ということになったが、まあ仕方がないだろう。将来的にメモリを増やす余地も残るし。このタイミングを逃してこのモデルが無くなってしまってWindows2000のパソコンが買えなくなってしまったら一生後悔する。そうなったらもうLinuxに完全移行する決心がついて、それはそれで良かったのかもしれないんだけどね(苦笑)。いやでも、ノートはOSなしモデルなんて選べないから、使いもしないOSに万単位の金を払うのは馬鹿みたいだ。それで儲かるのはMicrosoftだというのがまた業腹だし。早くノートでもOSなしモデルを選べるようにならないかな。
カミさんが脂っこいものを食べられるようになったということで、今日は久しぶりに家族でラーメンを食いに行こうということになった。引っ越し前に要らない本やCDも古本屋に売らないといけないからね。しかし、部屋を出る段になって息子がしんどいと言いだした。顔が赤い。額も熱いようである。すでに車を出しているカミさんに言って出かけるのは中止することにする。彼女はそのまま総菜を買いに行ったのだが、息子は私のパソコンでゲームをしたいと言うのでやらせると、ケロッとしてやっている。体温を測っても36度台前半である。いったい何だったんだ。
▲3月23日(日)▼ →
横で寝ていた息子が動き出した。母親が寝ている方に向かっている。慌てて私の方に呼び寄せ、布団の中に引きずり込む。彼は意外と素直に入ってきた。けっこう身体は冷えている。しかし彼は私の腕の中でじっとしていない。しゃーないな、起きるか。時計を見ると9時である。それでも10時間近く寝たことになるか。しかし、2日続けて10時間以上寝ているはずなのに身体がだるい。休むとかえって疲労がどっしりとのしかかってくるような感じである。明日には元気に仕事ができるんだろうか。
知らないうちに日刊スポーツのサイトのディレクトリ構成が変わっている。ここ1週間以上の記事がまったくダウンロードできていない。まあ、スポーツ新聞の記事だからそれほどショックはないんだが。
昼前にカミさんが起きてきたので、仕事用のメールを転送しているメールボックスを開いてみる。出勤しなければならないかと覚悟していたのだが、どうやらメール対応で何とかなりそうである。それでもすべてのメールを処理するのに2時間以上かかったんだが。まあ、この体調で出勤するよりも圧倒的にマシだろう。
息子は元気である。今日も「SASUKEスペシャル」のビデオを観て食卓の横でバタバタ暴れている。そんなに元気が有り余っているなら…ということで、公園に連れて行くことにする。雲底があるんじゃないかと思っていたのだが、無いので「ファイナルステージ!」とか言って鉄棒を登らせることにする。靴を履くと登りにくいというので裸足になる。「すべりどめ」とか言って掌に砂を擦りつける。しかし登れない。すぐに疲れてうまくできないようになる。やっぱりふだん身体を動かしてないんだろうなあ。後でそうカミさんに言うと、やはり保育所でも室内で引きこもって遊ぶのが多いそうである。まあ、この親の子だから仕方ない部分もあるんだが。
気分転換に鉄棒をやらせてみる。何とか前回りはできるようになった。順手で鉄棒の上に上がってから手を持ち替えないと回転できないんだけどね。まあそれでも成果はあったと思うことにしよう。
けっきょく彼は鉄棒には登れない。来週にするというので帰ることにする。帰りがけに「『てれびくん』、買いに行かへんか?」と訊くが来週でいいと言う。来週には今月号は無くなっているかもしれないぞと言うが、それでもいいと言う。最近はもうそれほどテレビの特撮物には興味はないようだからなあ。
帰りに私が別の公園に向かって歩いていたら、家に向かって歩いていた息子が泣きながら追いかけてきた。「ぼく、よりみち、したくない」とか言っている。泣くほどのことかよ。彼なりに疲れているらしい。そのまま家に帰るのである。
昨日行けなかったので今日は外食することになる。昨日カミさんはラーメンが食えそうだと言っていたのだがやはりキツそうだということで寿司を食いたいと言っている。しかし息子はラーメンを食う気である。ラーメン屋に行くことになりそうである。その前に、近くの電器屋が閉店セールをやっているらしいので見に行く。ビデオテープとか新しい家のエアコンを買わなければならないのである。行ってみるとエアコンが展示処分品で4割引になっていたので2台購入する。ラッキーである。こういうのはタイミングだからなあ。新しい家を建てるときにちょうど閉店セールをやっているというのは、店にも我々にも運がいいことである。
電器屋の中でカミさんが息子と何を食べに行くか折衝している。どうやら息子も寿司でいいということになったようである。腹が減ってきて何でも良くなったようだな。
▲3月24日(月)▼ →
今日は通勤中に「Natural Agency」(尾崎亜美:→【amazon】)を聴いている。尾崎亜美さんの曲は好きな曲とそうでもない曲がはっきり分かれているので、どの曲をパソコンに保存しておくか悩まなくていいから楽だ。創る方も、そのあたり割り切って創ってるんではないだろうか。
引き続き通勤中に「獣人」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。往きに小中千昭氏「猫娘夜話」を読み終えた。昭和三十年代。三味線屋の娘。彼女はドブネズミをみると追いかけたくなってしまう…ノスタルジックではあるのだが、もう一ひねりしてほしかったな。
そして帰りに内田春菊氏「主婦と性生活」を読み終えた。主婦の井戸端会議。夜の生活の話になり、その中の一人のダンナの異常性が浮かび上がってくる…なかなか面白い趣向である。
2日休んだのはいいのだが、身体も気分も重い。仕事が進まない。いかんなあ。
SL-C700用データベースソフトの提供予定時期が3月中旬から4月中旬に変更になっていた。いいなあ、リリース時期を遅らせられる仕事は…いやまあ、愚痴なんですけど。
今日あらためてエプソンダイレクトのサイトに行ってみたら256MBのRAMが選択可能になっていて「うきー!」と思ったのだが、60GBのHDDが選択不可になっていたのだった。HDDの容量を減らすくらいならメモリが少々高価くなってもいいからな。また金が余ったらメモリを追加できるし。
▲3月25日(火)▼ →
今日は朝から京都で作業である。移動に時間がかかるので本はいっぱい読める。今日も通勤中に「獣人」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。まず飯野文彦氏「白い犬」を読み終えた。傾きかけた地方紙に就職した主人公は社屋の引っ越しの最中に薄汚れた原稿の束を見つける。そこに書かれていたことは…なかなかリアリティがありますな。このあたりは作家の実力でしょう。
続いて平山夢明氏「けだもの」。いやいや、さすがに実力ある人の作品を読むのは気持ちがいいですな。これはいつものようなサイコなドロドロじゃないし。本格的な狼男ヒーローものです。このアンソロジーには前にも「森の王」という作品がありましたたが、ウルフガイを思い出したのはそれ以来ですな。
そして町井登志夫氏「蛇」。いやー、怖いっすねえ。病院にかつぎ込まれた少女。蛇に咬まれたと言っているが傷は見えない。そのうちに彼女の身体は…この人の病院モノはパターンが見えてきたと思ったのだが、その予想を見事に上回ってくれました。
それから江坂遊氏「鍵穴迷宮」。半ば過ぎたあたりでは「冴えんなあ」と思っていたのだが、オチはなかなかクールでしたな。
最後に飛鳥部勝則氏「白い猫」。匂いと霊に敏感な主人公の男は、自殺した少女の失禁した匂いにエクスタシーを感じ、そして…いやー、なんか無茶苦茶な話なんだけど、勢いで読まされてしまいましたな。
今日は通勤中に「大橋純子ストーリー」(大橋純子)を聴いている。いやー、いい声してます。やはり、この人は日本音楽史上屈指のヴォーカリストであると再確認する。最近はなかなかいいヴォーカリストも出てきたが、時代性を考えるとこの人がダントツでしょう。あの時代にこのヴォーカルスタイルを確立してたんだから。
▲3月26日(水)▼ →
今日は通勤中に「ONE」(KATSUMI:→【amazon】)を聴いている。いま聴いてもこのスピード感は快感である。
今日は大阪で仕事をするはずだったのだが、データの内容が変わっているのでそれで登録してほしいと客先より要望があり、京都に行くことになる。おかげでまた本がたくさん読める。引き続き「獣人」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいるが、まずは平谷美樹氏「角と牙」を読み終える。変身モノとしてはありがちな展開だが、切り口が斬新で読ませてくれましたな。
続いて田中文雄氏「浅草霊歌」を読み終える。うーん、何の変哲もない話だなあ。こういうアンソロジーに載ってるのは違和感があるような…… それから竹河聖氏「蛇使いの女」。これもそれほど驚きはないなあ。そして京都からの帰りに朝松健氏「邪笑ふ闇」を読み終えた。長かった。
京都に着き、マシン室に入ると上司がいて「一緒に徹夜しよか」と言う。なんでも、客先の担当者が上司から必要ないと思って外していたデータも登録するように言われたので登録し直すようにと依頼があったらしい。追加すべきデータを抽出してもらってそれを登録することで解決する。明日は朝から京都に行かねばならないので早く帰りたかったのだが、上司がなかなか帰らないのでけっきょく20時まで客先にいた。家に帰ると22時過ぎになってしまうのである。
「高出力マイクロ波爆弾」ですか。こういうのを使われるとウチのパソコンなんか全部死んじゃうなあ。いやそれよりもこれ、いかにも身体に悪そうだ。
家に帰るとパソコンが届いていたが、箱を開けてしまうと眠れなくなってしまうので強い意志を持って自分の部屋にしまい込む。明日は早起きしなければならないのである。
明日聴くためのCDをパソコンのドライブに入れ、CDexで録音を開始する。しかし、録音できないのである。1曲目の途中で止まってしまうのである。昨日までは正常に動作してたのになあ。10年以上前のCDなので、盤が古いせいなんだろうかと思って別のCDで試してみても同じである。再生は正常にできるのである。ううむ、この原理を応用すれば素晴らしいコピーコントロールCDが作れるんではないだろうか…ということはさておいて、とにかく原因を調べて録音できるようにしなければならない。先日「iris」というソフトを使うためにVBのランタイムをインストールしたから、そのせいかなあ。そう思ってCDexを再インストールすると録音できるようになった。が、設定がクリアされてしまっている。最低限の設定をして録音する。けっきょく、録音できたときには6時を過ぎていた。何をしているのだオレは。明日は早起きだと言っていたのではなかったのか。
▲3月27日(木)▼ →
目覚める途中で昨夜のトラブルの原因に気づいた。作業用に使っているパーティションの容量が無くなってきているせいではないだろうか。mp3ファイルを作る前にまずwavファイルをハードディスク上にリッピングするので、1曲あたり数十メガバイトの空きが必要なのである。再インストールして録音できるようになったのも、設定がクリアされたせいで作業用のフォルダが作業用のパーティションからプログラムを入れているドライブに移ったせいなんだろう。そう考えるとすべてが説明できる。起きてから実際に見てみると、やはり空きがほとんど無くなっていたのであった。作業用の領域だというので何でもかんでも突っ込んでたけど、掃除しなくちゃな。
今日からエンドユーザがシステムを試用し始めるので、今朝は朝から京都の発注元に行って電話サポート対応である。10時に京都の発注元に出るべく家を出て、地下鉄の駅構内に入ったところで携帯がブルった。上司からである。客先担当者からシステムの動きがおかしいというメールが入っているという。一緒にマシン室に行くことになる。緊急なので地下鉄で新大阪まで出て、新幹線を使うことになるのである。
新幹線の車内を移動していると、グリーン車がガラガラである。新大阪から京都までだったら大丈夫だろうということで、空いているところに座ることにする。扉近くに座っていると、背広に腕章をつけた背の高い男性がゴミ箱の中をチェックしながら歩いていった。テロ対策ですか。こういうコストも馬鹿にならないよなあ。インターネットもそれは同じ。続いて車掌さんがやってきて注意されてしまった。やっぱり堂々と座ってないといけないか(違います)。
今日も通勤中に「獣人」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。まずは木原浩勝氏「間人(はしひと)さま」である。筆者は「新耳袋」の人だそうである。1900年前後の日本を祖父とともにさすらう幼女。彼らは動物に対して特殊な能力を発揮するらしい…全編彼女の一人称で語られるのだが、なかなか巧いですね。とくに彼女の大阪弁の語りがすばらしい。大阪に住んでいる私が読んでもまったく違和感がない。大阪弁を文字で違和感なく表記するのは難しいんだよね。
帰りに牧野修氏「水のアルマスティ」を読み終える。たしかにおいしいネタだし考えさせられる部分もあるのだが、どうも以前ほどの凄みを感じない。期待が大きすぎるのはわかっているんだけどね。
明日は9時に京都の発注元に出るように言われてしまった。何とか10時でもいいということにしてもらった。それでも今日は京都であちこち移動して21時まで仕事である。家に着くのは深夜なのである。
眠い。頭が痛い。明日は7時起きなのでパソコンをいじるのは1時間くらいにして早々に床につく…といっても、1時になっていたんだが。今日も新しいパソコンは箱の中である。こういう製品は時間が経てば経つだけ価値が下がっていくんだけどなあ。1年で10万円価値が下落するとして、1日あたり300円か。辛い。
▲3月28日(金)▼ →
今日も朝10時から京都で電話サポートなので早起きである。しかし移動中にまた客先から電話が入ったようで、すぐに移動してマシン室で作業に入る。引き続き移動中に「獣人」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。まずは往きに奥田哲也氏「大麦畑でつかまえて」を読み終えた。なかなか斬新なアイデアだったが、あんまり楽しめなかったな。
続いて井上雅彦氏「夜、薫る」を読み終えた。んー、なんか台詞が大時代だなあ。現代を舞台に古典劇やられても、ぜんぜんリアリティないんですけど。続く高野裕美子氏「守護天使(ガーディアン・エンジェル)」も好きなタイプの話じゃないな。これはもう、好みの問題。
昼から大阪に帰る予定だったのだが、例によっていろいろとトラブルが起きて、客先を出たのは普通のサラリーマンなら家路につく時間であった。移動途中で本屋に寄って「ドグマ・マ=グロ」(梶尾真治:新潮文庫:→【amazon】:→【bk1】)、「ゲートキーパー スター・ハンドラー 3 下」(草上仁:ソノラマ文庫:→【amazon】:→【bk1】)、「ゆうきまさみのはてしない物語 天の巻」(ゆうきまさみ:角川文庫:→【amazon】:→【bk1】)を買う。しばらく大きな本屋に行ってなかったから3冊も買ってしまったのだった。
そういえば京都ではエスカレータに乗るとき、右側が歩く人の通路になっているようだ。どうも、左側を空けて立つのは大阪周辺だけのような気がしてきた。
大阪に着いて、昼から帰ってやるはずだったテストをする。けっきょく23時過ぎまでかかってしまった。明日も休日出勤である。
▲3月29日(土)▼ →
今日も休日出勤してプログラムのテスト作業。引き続き通勤中に「獣人」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。往きに藤木稟氏「奈落」を読み終えた。古めかしい妖怪譚なのかと思って読んでいたのだが、読み終わってみるとすごく普通の作品である。こういうアンソロジーの中でこういう真っ当な話を描くというのは、逆に異彩を放つものなのでありますなあ。そして帰りに石神茉莉氏「鏡を越えて」を読み終えた。力作なんだろうけど、好みの作品ではない。
昨日から通勤中に「SUMMER FAREWELLS」(杏里:→【amazon】)を聴いている。かなり古いアルバムなのだが、いま聴いてもどの曲も安心して聴いていられる。「さよなら シングル・デイズ」のようなバラードは今でも通用する佳曲だと思うし、このスタイルの音楽の一つの完成型でしょうな。そうそう、バラードだけじゃなくて私は「ボーイフレンド」が好きなんだな。このアルバム、タイトル通り別れの曲にいい曲が多いのだが、これは好きだったのにお互いもう一歩が踏み出せなかった二人の話。スピード感のあるメロディに乗せて語られるのが切ない。それがクライマックスではぐっと流れが緩やかになる。これは、私の中では隠れた名曲の一つなのである。
京都で移動することが多くなるのでSL-C700で経路検索ができるようにしようと思ってqtrainを入れてみたが、動かない。FileメニューからOpenを選ぶと終了してしまうのである。本体にインストールしなければいけないという話を読んだのでアンインストールして本体に入れなおしてみたが状況は同じである。いろいろ調べてみると、データファイルを入れる場所が変更されたようで、/home/root/.trainではなく/home/zaurus/.trainなのであった。
おお、Linuxプリインストールのノートというのも売ってるのね。それは心強い…と思ったら、Windows XPとのデュアルブートかよ。Windowsなんか要らないんだってば。Windows無しでいいから安くしてくれっていう客は少ないのかなあ。こういう製品を買う層はそういう人が多いんじゃないかと思うんだが。やっぱりWindowsが無いと不安なんだろうか。
▲3月30日(日)▼ →
今日も休日出勤して22時半まで仕事。この土日も休み無し。明日から本番突入だから、またしばらく休み無しになるか。
今日も通勤中に「獣人」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。まずは速瀬れい氏「双頭の鷲」を読み終えた。明の商人からヨーロッパの王様に売られた哀しい双子の少女の物語である。詳しく書くとネタバレになってしまうが、なかなか読ませてくれましたな。
続いて石田一氏「獣人棟」。ある秘密をもつ内科医が都会を離れて森の中の病院にやってくる。しかしそこはさらに…という話だが、このオチはないんじゃないの、と思ってしまったのだった。
▲3月31日(月)▼ →
今日は通勤中に「Tender Loving Care」(Hi-Fi SET:→【amazon】)を聴いている。1曲目の「ときめきより速く」に惚れて買ったのである。これはいい曲だ。永遠の人との出会いからを思い返してこれからの愛を誓うという内容なのだが、なかなか身につまされる部分もある。現実はなかなかそうもいかないと思うのだが、それだからこそこういう曲に感動する部分もあるわけで。
今日は京都に行くが「獣人」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)がそろそろ終わりなので次の本を、ということで「七つの怖い扉」(新潮文庫:→【amazon】:→【bk1】)を持って家を出る。ホラーのアンソロジーなのだが、忙しくて日記のネタもないし体力も落ちてるのでとにかく軽くて短い話が入っている本がいいのである。そして「獣人」だが、今日はは友成純一氏「大蜥蜴の島」を読み終えた。コモド島で独り宿を抜け出して大トガゲを見にいった女性が道に迷い、そして…という話である。けっこう面白かった。スプラッタかと思って読んでたら最後にひねってあるし。
今やっているプロジェクトが明日から本番なので、今夜は最終データの登録作業である。けっこう晴れ晴れとした気分で今日を迎えている。夕方から客先に移動して作業の準備をする。しかし、客先からデータが出てこないのである。21時にしか渡せないとか言っていたのだが、けっきょく処理できるデータを受け取ったのは真夜中過ぎの3時であった。朝一番には稼働させなければならないということで、突貫で作業を行う。しかし、前回うまくいったところがうまく動かない。朝になって開発部門に問い合わせをしながら復旧作業を行うのである。けっきょく、完徹で翌日も21時過ぎまで仕事。また「徹夜込み休み無し」のパターンに入ってきたのだろうか。
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