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▲10月11日(金)▼ →
今日も通勤中に「Sketchbook」(村田亮:→【amazon】)を聴いている。とうとう1週間を超えてしまったよ。今朝はなぜかMDプレーヤーが1曲リピートモードになっていたので「観覧車」をずっと聴いていた。いやー、この曲は好きだ。歌詞も「若いっていいねえ」という感じだし。この瑞々しさは中西圭三氏がデビューしたときのことを思い出させる。その他にも「夏の真下へ僕はゆく」とか、シングルカットされていない曲を気に入るというのもいかにも私らしいと言うべきか。
そして今日も通勤中に「クロスファイア 下」(宮部みゆき:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。上巻はスリルとサスペンスとバイオレンスという感じだったのだが、下巻に入ってしみじみとした静かな展開になってきた。このシリーズは「ファイアスターター」(→【amazon】:→【bk1】)へのオマージュであると読んだことがあるような気がするのだが、私にとっては「七瀬ふたたび」(→【amazon】:→【bk1】)の匂いがする。とくに、2人目3人目の超常能力者が現れてからは。主人公が3人目の超常能力者と抱き合ったときに口から出た言葉が印象的である。やはり、こういう能力を持った人間同士が出会うとこういうことになってしまうんだろうか。この世界で生きていく上での孤独感というのは大変なものだろうからなあ…と思わせてくれるところも筆力のなせる業である。そういう意味では私も変わり者だったから話の合う人間を探していたんだよなあ。他人が楽しいと思うことがまったく楽しめないというのも疎外感は大きいのである。飲酒とか旅行とかファッションとか。まあ、みんなそう思いながら生きているのかもしれないんだけど。
▲10月12日(土)▼
新しいノートだが、けっきょくBTOは諦めて構成が固定のパソコンが値崩れしている物を買うことにする。経済の先行きが不透明になってきたので、買えるうちに買っておいた方がいい。先日新製品が出たLOOX Sが値下がりしていた恨みをこれで晴らすのである。BTOだと、こんなに突拍子もない値段になることはないからな。やはり狙いはこれである。
CPUがAthlonなのは嬉しい。Pentium 4系よりもこっちの方が好きだ。熱はかなり出そうな気がするんだけどね。画面解像度がSXGA+でUXGAより少し情報量が少ないのは苦しいが、まあXGAよりは広いので妥協しよう。ハードディスク容量は40GBでこれも今の52GBより少なくなってしまうが、NASが使えるので容量的には大丈夫だろう。そもそも前のマシンをDELLのBTOで買ったのも、ハードディスク容量への不安からだったのだ。それよりも問題はハードディスクが物理的に1つしかないのでパーティションが3つしか使えないということだな。ドライブレターが変わってくるのでバッチファイルとかを直さないといけないか。メモリも256MBしか入ってないが、これはまた安いのを探して買うとしよう。赤外線インターフェースもFIVAを使えばいいのだから、わざわざ10万も高価い金を出すことはないだろう(同様の構成なら5万高価い)。
「よし、これで注文するか」とか思って世間での評価を最終確認するためにGoogleに型番を入力して検索する。別の価格検索サイトが引っかかったので何気なくクリックしてみると…何と、買おうと思っていたところより4千円以上安い価格が提示されているではないかっ。こっちの方が検索対象の店が多いのかなと思ったのだが、どうもそれほど変わらないようである。最終確認日時が表示されているので見てみると、10分前に更新されたらしい。まさしく時価である。インターネットは素晴らしい。さあ、配達されてきたらまた調教が大変だな。
そして日記を書いていると16時になってしまう。息子を迎えに行くまでには自分の用事は終わりそうにない。それでも急いでやっていたら、今日はカミさんが起きてきて息子を迎えに行ってくれたのであった。それでも息子が帰ってくるまでには用事は終わらなかったのだが。
明日は息子の行っている保育所の運動会なので、今夜から私の両親が泊まりにやってくる。駅までカミさんが車で迎えに行ってくれた。有難いことである。その間に私は息子を風呂に入れる。私が後から上がってゆくと、彼は居間で走り回っている。元気だな。やはり客が来ると張り切るようだ。まあ、頑張るのは明日にしてくださいな。
▲10月13日(日)▼ →
今日は息子の通っている保育所の運動会である。今朝は私の両親もいるのでパソコンを食卓の隅に移して手早く日記を書く。妻子は先に出かけ、私は両親と一緒に歩いて保育所に向かう。やはり老親と歩いてゆくと時間がかかり、開会時刻を少し過ぎてしまった。カミさんとお義母さんが場所を確保していてくれたので助かったな。
デジカメを持ってきていたのだが、スイッチを入れても起動しない。電池切れになっているような動きである。家を出る前に充電してきたはずなんだけどなあ。前々からMicrodriveを入れているとすぐに電池が無くなっていたのだが、ついに力尽きたか。うがー、使えねー。これは、EXILIMを買うしか…(苦笑)
私は親子競技に出る。子供と一緒にマットの上で手をつないだまま横に一回転し、そのまま走って子供がボールをゴールに蹴り込む…というのを2組に分かれて競う、というゲームである。我々は左側の組の3番目である。前の親子とタッチしてマットのところまで走り、転がる。息子と頭がぶつかる。気にせず起き上がって走る。息子がボールを蹴る。一発で入った。そのまま引き返し次の親子にタッチ。これでおしまいである。息子が一発で入れてくれてよかった。他の子は何度も外してそのたびに親が拾いに行ったりしているからな。あれは大変だ。偉いぞ、シンジ(仮名)。あとで家に帰ってから彼は「とーちゃんと、あたま、ぶつかったなー」とか言っていたのであった。はは、覚えてましたか。
全競技が終了し、一族みんなで食事に行くことになる。カミさんの車に全員は乗れないので私は自転車で移動することになるため、一昨年同様に回転寿司を食いに行くことになる。一昨年のごとく私が自転車で先に移動し、待ち行列管理のリストに名前を記入する。ちょうどカミさんの車が着いたタイミングで席が空いた。みんな待たなくてよかったね。
さすがに息子も腹が減っていたようで、かなりいろいろ食べた。そして私の両親が「故宮博物院展」を観に行くというので息子に「ATC行くか?」と訊いたら彼は行くと言う。カミさんは疲れているので休ませようと思っていたようで、余計なことを言うと怒られてしまった。私がついて行くと言ったのだが、今日は彼女が車で一緒に行って、明日は私が息子の相手をするということになるのである。そういうことで一人で家に帰ると、どっと疲れが襲ってきた。それほど身体を動かしたつもりはないのだが、やはり歳かな。そういう意味では妻子も疲れてないか心配だ。息子が疲れて愚図ったりするとまた私が「ATCに行くか」とか言ったからといって怒られてしまうなあ。
▲10月14日(祝)▼ →
疲れているといいながら、今朝も8時過ぎに目が覚めてしまう。やはり歳か。PCをいじってると、10時過ぎになって息子が下りてきた。起きたのか…と思ったら、トイレでオシッコをするとまたすぐ上がってゆく。また寝るんですか。しかしやはりすぐにまた下りてくる。パンツが濡れたとか言っている。オネショをしたらしい。昨日は疲れてたみたいだったからね。自分で勝手に着替えてくれるのでラクである。
今日もゲームをしたいと言うのでFIVAを出してきて使わせる。まずはソリティアをやっているようである。「とーちゃんのまねして、かちかちってやった」とか言っている。カードを重ねるときにドラッグじゃなくてダブルクリックで移動させたと言っているのである。ダブルクリックができるし、他人がやっているのを見て意味がわかって真似できるようになっているんだな。私が彼のディスプレイを覗き込むと「おとーちゃんが、みとかなくても、だいじょーぶ」とか言われてしまう。ああ、そうですか。
昼になってカミさんも起きてきた。「この歳でゲーム漬けかよ。父ちゃん、キャッチボールにでも連れてったって!」と言われてしまう。それじゃ、ハガキを出しに行きましょうかね。先日CD-ROMを整理していてe.Typistエントリーのユーザー登録をしておいた方がいいと思ったのである。息子もてれびくんの懸賞のハガキを出したがっていたはずだから、それも出すということであれば彼も喜んで行くだろう。料金受取人払の期間が過ぎてしまっているのでカミさんから切手を買おうとしたら、無いという。通販で使ってしまったそうな。いつもは有り余るほど持ってるんだけどねえ。それだったら郵便局まで行くことになるか。ちょっと遠いので息子には自分の自転車に乗って行かせることにする。また「子狐を巣穴の外に連れ出す親ギツネの気分」というのを味わうのである。
家に帰って息子はまたゲームをしているが、そのうちに疲れたと言いだした。一緒に寝ることにする。そして、ちょうどいい気分になったところでトントンと背中を叩かれた。息子である。腹が減ったとか言っている。うー、ツラいなあ。また一緒に起きるのである。今夜はスーパーまで惣菜を買いに行く。なんだか今日はカミさんの機嫌が悪い。息子も疲れているのか彼女に突っかかる。こういうときは嵐が過ぎ去るまで首をすくめて大人しくしているしかないんだがなあ。まだ彼にはそういう知恵は無いのである。
今夜は私が息子を寝かせる。けっきょく、今日もノートは配達されなかった。一昨日に注文したときには「明日か、遅くても明後日」とか言ってたんだがなあ。
▲10月15日(火)▼ →
目が覚めて、起きあがったところで電話が鳴った。宅配業者からである。パソコンを代引で配達するが何時頃がいいかと言っている。配達は今日だったか。ここは日祝日は休みなのね。その分、安くしてコストを下げてるんだろう。早く触ってみたいが今日も午後から京都で打合せなので、早くは帰れないが終電になってしまうようなこともないだろう。
今日も「クロスファイア 下」(宮部みゆき:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。京都に移動する京阪の中でクライマックスにさしかかる。以下はネタバレになる可能性があるので文字を背景と同じ色にしておきます。読みたい方はお手数ですがマウスで選択して反転させて読んでください。(とか書いているが、マウスが使えない環境の人はいるのかなあ)
あの言葉、印象に残るあの言葉が、ここでまた繰り返される。まったく異なる重い意味を持って。この決着の部分は、どういえばいいのだろう。あまりに哀しすぎる。冷静に見れば、小説としてよく出来ている。よく出来すぎている。主人公に感情移入して、そういう判断ができなくなってしまうくらいに。それだけ、作者が巧いということだ。その前の主人公の幸福が本当に祝福すべきものであったから。
そもそも私は感情移入力が弱くて、登場人物がどんなに悲惨な目に遭おうとも(いや、現実の人物であっても)「ふーん」という感じで読み飛ばしてしまったりするのだが、この物語に関しては、本当に悲しかったですよ。まあ、主人公がその能力ゆえに世間と壁を作って生きてきて、同じ境遇の相手を見つけた…と思ったところに感情移入してしまったのかもしれないが。
解説にも書いてあるが、この作品は恋愛小説としても本当によくできている。この二人の、求めてやまなかったものを見つけた、という喜びがきちんと描かれているからこそ、その後の展開が胸に迫ってくる。そして、この結末は「彼」も望んでいたことだと思いたい。それを書かないところが、またこの作者の憎たらしいくらいの巧さなのだな。
そして、このシリーズのテーマは「人は力を持つと傲慢になる」ということであろう。それは、どんなに「正義の味方」をやろうとしても同じだ。「絶対的な正義」というものがないということがわかってしまった以上、なおさらそういうことになる。子供の頃に「正義の味方」が活躍していたテレビ番組を見ていたのが懐かしい。それは、今のアメリカの行動とかを見ても明らかだろう。これだけのエンターテインメントに満ちた作品に、こういうテーマを浮かび上がらせるところも大したものである。久しぶりに手放しで誉めてしまえる作品を読みましたな。
帰りは梅田を廻ってヨドバシとソフマップで今日着いているはずのノートパソコン増設メモリの価格調査をしたい。そういうことで、同僚たちと一緒に阪急で帰ることになる。ホームに下りたときに停まっていた通勤快速が梅田まで先着するらしい。仕事帰りのラッシュ時間帯なので、なかなか3人まとめて座れるところがない。補助席が4つまとめて空いている車両があったので乗り込む。しかし、どうも車内の雰囲気がおかしい。隣の車両とのドアを見ると、ピンクの印刷物が貼ってある。「女性専用車両」とか書いてあったのであった。
あらー、阪急ではもうそんなものを導入しているのですか。さすがに進んでますな。それを認識したのとほぼ同時にドアが閉まり、次の列車を待つこともできなくなった。慌てて立ち上がり、別の車両に移動する。ちょうど列車は走り出し、大きく揺れ始める。ホームの近くでは線路が曲がっているうえ、切り替えポイントが多くあって揺れやすい。座れるところを探して隣の車両を移動していると、ひときわ大きく揺れ、倒れそうになる。座席の角が左胸にぶつかり、内ポケットで「ぺし!」と何かが壊れた感触を感じる。う、左胸にはZAURUSが入っているはずだぞ。これが壊れると「脳の半分が吹き飛ばされた」ような状態になってしまう。空席を見つけて座ってから確認したが、何とか電源は入るようである。良かった。後で、蓋にヒビが入っているのを見つけたんだが。
梅田に着き、メモリの値段を確認しようとしたが、シャープのサイトに上がっているのを印刷してきた周辺機器接続情報とメモリの型番が微妙に違っててよくわからない。最後に「Y」がついてるのって、何が違うんでしょう? まあ、PCの型番もZAURUSに入力してきてなかったからな。そういう微妙なことがあることがわかっただけでも収穫か。そしてそこでまた「NOMAD MuVo(128MB)」を見る。前回は1万円台の半ばくらいでないと買えないと思ったのだが、ポイントが20%還元とか書いてあるので4000円近く安くなるからその程度の値段になる。思わず気を失いそうになったが、再生中の曲に関する情報を表示できないことを考えて自重する。デジカメが使えない状態なので、やはりEXILIMを買うべきなんだろうか。そしてヨドバシで「東大将棋4Lite 1.大会バトル」が2000円台前半で売っていたので買う。東大将棋のPC版はまだ買ったことがなかったんだ。やっとポイントの一部を使えたな。しかし、ソフマップはポイント抜きでもヨドバシに価格で負けていたりする。そろそろ企業として老化してきたかな、という感じだな。
今日家に着いているはずのマシンはCPU的には前のマシンの5割増し以上の性能があるのだが、将棋ソフトも強くなるんだろうなあ。経験的にこういうソフトはCPU性能が上がれば驚くほど強くなるのである。今度はもう勝てなくなるのではないだろうかと思うと嬉しいような怖いような。
家に着くと、新しいノートが来ていた。「保証書印付」ということだったので開封された品物だろうと覚悟はしていたのだが、箱が傷んでいるのを見て、ちょっと萎え。箱をガムテープで閉じてあるのを見てまた、萎え。電話で注文するときに「新品ですよね」「はい」というやり取りはあったのだが、いわゆる「バッタ屋」ルートの品である。本体に傷がなければ別にそれでもいいのだが、箱を開けて付属品を見て、別の意味で怒りがこみ上げてくる。販売店ではなくシャープ、いやたぶんMicrosoftに対してである。何だと、買ったときの状態にしか戻せないだと。必要なソフトだけインストールできないのか。何でこんなに融通の利かん形にするかね。ハードウェア的には申し分のないキカイなのだが、OSとソフトの組み込み方法が酷すぎる。これは、自分の買ったコンピュータを自由に扱う権利の侵害じゃないのか。これじゃもう、Linuxに移行した方がいいのかなあ。そろそろ潮時のような気がする。やはり、多少は高価くてもBTOでWindows2000モデルにすべきだったかと激しく後悔する。がーっ、もうXPもプリインストールソフトも使えなくていい。Windows2000をインストールしてやるっ。しかし、ドライバが無いと困るよなあ…てなことを考えながら新しいマシンをいじっていると、4時前になってしまう。ああ、4時間しか寝れないか。
▲10月16日(水)▼ →
今日から通勤中に「天国の切符」(森下一仁:新潮文庫)を読んでいる。NIFTYでパソコン通信をしていた頃にSFフォーラムで薦められたのだが、この人の小説は新刊はもとより古本屋でも図書館でもなかなか見つからなかったのだ。それが先日ブックオフで見つかったので買ってさっそく読むのである。まずは往きにタイトル作の「天国の切符」を読み終えた。人類がいない「もう一つの地球」への「門」が見つかった。そこに行けるのは毎日数十人だけである。人々は「門」の近くに集まり、いつの日か選ばれることを夢見て毎日受付事務所に通い続ける…という話である。淡々とした話であるが、とりあえず読ませてくれた。
帰りに「森に棲むもの」を読み終えた。異星に「パパ」と二人で暮らしている少女の話のようである。「パパ」は調査に夢中なので彼女は「ボル」と名づけたこの星の生物と遊んでいる…という話だが、彼女と「パパ」との関係がよくわからないので最後の台詞の意味がよくわからないもどかしさが残る。この作品はもう少し長かった方が良かったかもしれない。
昨日から通勤中に「pure heart×heart」(This Time)を聴いている。これはレンタルレコード屋で「震える背中越しにさよなら」が流れていたのを聴いて「これは何というグループの何という曲だ?」と店内を探し回って見つけ、気に入って買ってしまったアルバムである。男女のデュオであるが、どちらの声も好みである。それがハモるんだから言うことはない。音楽のスタイルも好きだ。「震える背中越しにさよなら」は今でもお気に入りの曲の一つなのである。
あらー、DataPlayが潰れちゃいましたか。あのディスクにはけっこう期待してたんだがなあ。
いよいよ、新しいノートにWindows2000を入れ直すことを決意する。
うがー、もう入っているソフトはOSごと全部入れ替えてやる。添付ソフトなんか全部消えてしまってもいい。OSもDVD再生ソフトもCD-Rライティングソフトも正規に入手したモノがある。とにかくオレはWindowsXPがイヤなんじゃー。ついでにソフトを個別に入れられないというのはもっとイヤなんじゃー。がおおおー。とか言いながらCドライブはそのままにして、Dドライブが8GBになっていたのを3GBと5GBに分けて5GBのところに入れているところが情けないのだが。
問題はWindows2000用のドライバがあるかどうかである。2000をインストールしてみると、案の定画面は1400×1050ドットをすべて使えていない。とりあえず、XP用のドライバを入れてみることにする。添付のCD-ROMが買ったときの状態にしか戻せないものであるため、「これがドライバだ」と明確に提供されているものは無いのだが、windowsディレクトリの中にはあるだろう。とりあえず、以下のようなところから入れる。
infファイルはwindows\inf
sysファイルはwindows\system32\drivers
dllファイルはwindows\system32
hlpファイルはwindows\help
上のような方法で入れると、ディスプレイとネットワークはうまくいったのだが「マルチメディアオーディオコントローラ」というのを同じようにやると、「エントリがありません」とかいうエラーが出て、再起動すると起動しなくなってしまった。セーフモードで起動しようとしても無理である。おいおい、そのためにセーフモードというのはあるんじゃないのか。うまくいかなくても、セーフモードで起動して外せばいいかと思ってたんだがなあ。また泣きながらWindows2000の最初からインストールするのである。けっきょく、今夜も寝たのは4時前である。2日続けて睡眠時間4時間ですか。Microsoftの馬鹿野郎〜!
▲10月17日(木)▼ →
今日も午後から京都で打合せである。移動中、上司に昨夜は新しいノートにWindows2000を入れていたと言うと、「何時に寝たんや」と訊かれる。昨日も23時まで仕事をしていたのである。不用意にXP用のドライバを入れて最初からやり直しになってしまったと言ったら、「XPで起動してドライバのプロパティでメーカー名調べて2000用のを落としてきたらええんや」と言われてしまった。なるほど。まったくその通りですな。
そして今日も帰りには阪急を使って梅田廻りで帰り、ヨドバシに寄る。まずは玩具のフロアに行き、カミさんに頼まれていた「ICO PlayStation 2 the Best」を買う。たしか今日発売だったはずだ。そして、PCのフロアに行ってメモリを選ぶ。メモリメーカーの冊子を調べていたら店員がPCの型番を訊いてきたので選んでもらう。256MBで1万円ちょっとであった。この値段でメモリが256MBも増えて快適になることを考えれば安いものである。とにかくメモリはたくさん積むべきだ。
そして、EXILIMを買うぜ買うぜ買うぜー、とデジカメ売り場に向かうのである。デジカメもメモリーカードもクーポン券が使える。LOOXのときに使えなかった無念を晴らすのじゃああああ。するとそのとき、無情にも閉店時間のアナウンスが流れはじめた。しかし京都に行くたびに梅田を廻っていては馬鹿みたいである。今日のうちに買ってしまうのだ、ということで店員をつかまえる。「EX-M1」だけ価格表示がなかったのだが、在庫はあるようである。「128のカードも」と言ったらメーカー名も訊かずに出してきたけど、ええんかいな。
家に着くと22時を過ぎていたのだが、息子はまだ起きていた。母親のパソコンを使っている。マウスを握ってディスプレイを真剣な顔で見つめている。母ちゃんがパソコンを使わせてくれるなんて珍しいね。そして私が食事をしている間にカミさんが息子を寝かせてくれたのだが、私もパソコンをいじっていると猛烈に眠くなってくる。昨日一昨日と4時間しか寝てないから仕方ないか。取るものもとりあえず、歯を磨いて寝室に転がり込むのである。
▲10月18日(金)▼ →
今朝のことである。家を出て自転車に乗って駅近くの駐輪場に着き、歩き出して気がついた。「あー、レンタルしてたビデオ、持ってくるの忘れた!」昨夜のうちに観ておくつもりだったのだが、疲れに負けて寝てしまったのである。先週の金曜日に7泊8日で借りたものである。レンタル料金は130円だが、延滞料金はたしか300円だ。2本借りてるから、600円か。これはデカい。たぶん今夜も遅くなるから、家に帰ってから返すわけにもいかない。そもそも自転車でも片道で15分かかるんだから、600円のために往復する気にもならないよなあ。しかし、よく考えると先週の金曜日も23時まで仕事をしていたから、貸し出しの手続きをした時点では土曜日になっていたはずだな。遅くまで仕事をしているということにも、良いことがあるものである。まあ、仕事が忙しくなければこれだけ長く借りていることもなかったのだが。
昨日から通勤中に「Born To Love」(Peabo Bryson & Roberta Flack)を聴いている。「Tonight, I Celebrate My Love」のために買ったアルバムである。ピーボ・ブライソンによる女声ヴォーカルへのエスコートぶりはいつ聴いても絶品である。とくに「Heaven Above Me」はいい曲だ。アルバムとしては曲数も少ないし全部デュエットしてるというわけでもないみたいなんだけどね。
「キーボード付きLinuxザウルス」は年内発売が目標らしい。これは、金を貯めておかねば。ひょっとすると、個人的にはこれがWindowsからLinuxへの移行の第一歩になるかもしれないと思ったりするのである。何かきっかけがないとな。
今夜も23時半まで仕事をする。家に着いても眠い。耐えきれず、今日もやっとの思いで歯を磨き、寝室に上がるのである。明日も仕事だ。
▲10月19日(土)▼ →
昨夜も早く寝てしまった。仕事があるので今朝は早起きしなければならない。さっき時計を見たら6時半だったのだが、起きてから見ると8時を過ぎていた。あれから2時間も経っていたのか。天気が悪くて暗いのもあるな。妻子も8時半を過ぎても起きてこない。起こしに行かねばならないか。雨戸を開ける。カミさんが腹を出して寝てるので、腹に顔を埋める。大猫の腹に顔を埋めるのもまた楽しからずや。しかしそれから私が居間に下りても起きてくる気配が無い。また起こしに行かないといけないのか…と思い始めていると、9時前になって下りてきた。カミさんは「起こしてよお」と文句を言っている。いやー、起こしたつもりだったんですけど。
時間が無いので今朝は日記が上げられない。朝食を食べていると、外でパラパラと音がしはじめた。雨が降り出したようである。息子はまだ飯を食っているので駅まで歩いていかねばならないか。着替えて玄関を出ようとしたところで階上からカミさんの声が聞こえてきた。「送っていこうか? シンジ(仮名)、もう食べ終わるから」…ということで、今朝も駅まで車で送っていってもらう。保育所には遅れるという連絡をしたようで、私から先に送ってくれる。有難いことである。レンタルビデオも今日中に返さないといけないから、自転車が使えないと今日一日ビデオテープを持ち歩いて帰りに地下鉄を途中下車して返さなければならなくなるところだったのである。
今日は通勤中に「Brown Joe」(高橋真梨子)を聴いている。私のような人間には必ず持っておくべき一枚と言えましょう。とくに鈴木キサブロー氏の曲がどれもこれも素晴らしい。これも音楽とヴォーカルとの幸福な出会いと言うべきだな。とくに「THANKS」から「ランナー」へのシリーズは感涙モノであります。「ランナー」といえば、以前FMで彼女のライヴを聴いたことがあるのだが、最後の曲がこの曲だったのだ。途中まで歌って間奏に入り、バックでそれをリフレインしながら彼女が客に語りかける…という構成だった。そして最後に彼女が客席に向かって礼を言い、あのサビに入って歌い始める…いやー、あれは感動したなあ。そういう意味では、カセットテープの音源をデジタル化してパソコンに取り込むルートも作らなきゃいけないな。
今日は休日なので仕事場のビル内にある食堂は営業していない。昼休みには外に食べに行く。しかし、オフィスビル街なのでなかなか適当な値段で適当なモノがないのだな。気がつくと、隣駅のスーパーまで行って惣菜を買っていた。同じビルに入っている本屋で「医龍 1」(乃木坂太郎/永井明:ビッグコミックス:→【amazon】:→【bk1】)を買う。なんだか最近、買うマンガは医療モノばっかりだな。そして、同じ店で古い曲のCD3枚組が1,580円で売っていたので「OLDIES BEST HIT60 PART2」というのも買ってしまったのであった。60曲入りでこの値段なら買いでしょう。…てなことを書くために情報を集めていると…「ブラック・ジャックにはなれないけれど」(→【amazon】:→【bk1】)は永井明氏の著書だったのか。以前、店頭で見て気に入って買った記憶があるのだ。
今日は19時前に仕事が終わった。帰りもカミさんに迎えに来ていただく。待ち合わせ場所はいつものレンタルビデオ屋である。しかし、伝えていた時間になっても妻子はなかなかやって来ない。CDのマキシシングルが1枚100円とかいうのを見ていて「あら、これも100円なんですか」とか思ってたら、気がつくと15枚も買っていたですよ。もともとは「1枚100円? どうせロクなのはないだろう」と思って見に行ったのだが、最初に「アポロ」(ブラッツ・オン・ビー)を見つけて「おおっ!」と思ったのだ。これは、有線で流れているのを聴いて気に入って歌詞が載っている本で調べてアーチストとタイトルはわかったのだが、あれば買おうと思いながらもついぞ見たことがなかったのである。注文して買うほどのこともなかったしね。それでよくよく見てみると、ずいぶん濃い品揃えである。露崎春女や小柳ゆき、SAKURAなどは何枚もある。1枚買うとあとは勢いなのである。
CDの棚をすべてチェックして買うべきものを買い、支払いを済ませても妻子はやってこない。家に電話をかけても出ないから、出かけているのは事実なんだろうけど。仕方がないので、しばらく隣のコンビニに入ってマンガ雑誌のチェックでもしようかと思ってレンタルビデオ屋を出る。すると、向こうの方から妻子が歩いてくるのを見つけた。何というタイミングだ。ひょっとすると赤い糸で結ばれているのかもしれない。見ると、息子の額に何か貼られている。ひょっとして熱でも出したのか…と思ったら、紙に目玉を描いたものをくっつけているのである。お化けなんだそうである。はあ、そうですか。けっきょく彼は、風呂に入るまでずっとそれをつけていたのであった。
家に帰り、カミさんに「医龍 1」をお見せする。最初は不審そうだったが、そのうちに「入って」ゆくのがわかる。これなら大丈夫だな。読み終えて「面白いっすね。それに絵が巧いっすね」と言っていただけた。ホッとするのである。いやべつに気に入られなくても何の問題もないのだが、やはり同居人とは趣味を同じくする方が住みやすいからね。
息子は家に帰ると、私の膝の上に乗ってきて「げーむ、したい」とか言い続ける。ううー、父ちゃんが日記を書き終えるまで待ってくれ。それでもずっと言い続けている。うるさい。仕方がないので、設定中の新しいノートにマウスを繋いでソリティアをさせる。私はマウス無しでThinkPadを使う。トラックポイントはキーボードから手を動かさずに使えるように作られているというのはわかるのだが、やはり慣れていないと使いにくい。そのうちに息子はソリティアにも飽きたようで、別のゲームはないかと言い始めた。それはまだ何もソフトを入れてないから、父ちゃんがルールを知ってるのはソリティアとマインスイーパくらいしかないんだよ…とか言っていたのだが、しばらくして彼は「これ、なに?」と声をかけてくる。画面を覗き込むと…ピンボールが起動していたのだった。そうか、この2000にはこれが入っているのか。しかしよく見つけたな。
ヘルプを見て息子に操作法を教え、ピンボールで遊ばせる。まだタイミングがよくわからないのでキーボードをガチャガチャ押しまくっている。おいおい、壊さないでくれよ。マウスと違ってノートパソコンのキーボードは修理が大変なんだから。持ち主が使う前に壊れたとかいうことになったら、笑い話にもなりゃしない。まあ、そのうちにタイミングは合わせられるようになってきた。必要ないときにもキーボードを押しまくってるのが困りものだが。カミさんによれば、彼は祭の夜店でもこういうのが大好きなんだそうである。
▲10月20日(日)▼ →
今朝は7時過ぎに目が覚めてしまう。もうちょっと寝なきゃいけないと思うんだがなあ。今日は新しいノートのCドライブが30ギガ近く取られているので、それを10ギガ程度にして残りをデータを入れるパーティションにする作業を行う予定だったのだが、いきなりこのドライブは削除できないと言われてしまった。どうも最初のドライブは削除できないようである。マニュアルを見ると、「任意のサイズにハードディスク容量を分割して再インストールする」という項目がある。こうしないとパーティションサイズは変更できないらしい。でも、そうするとハードディスク全体が初期化されてしまうのだ。けっきょく、ハードディスクの初期化からやることになってしまうのである。これだったら、最初からそうすればよかったんだなあ。泣きながら今までの設定をNASにバックアップしながら自分の部屋にしまってあった箱からリカバリCD-ROMを取り出してくるのである。
上記のような作業をやっている間に、ThinkPadに「東大将棋4Lite 1.大会バトル」を入れて遊ぶことにする。インストールして起動すると、最初にコンピュータの性能を測定している。なるほど、それで読みの深さを調整するのね。軽い気持ちで指してみたが、これは強い。C級、B級、A級とトーナメントがあるのだが、B級まではすぐに突破できたが、A級ではまったく優勝できないのである。勝率も五分以下を低迷している。敵は考慮時間もほとんど使ってないんだけどねえ。序盤も定跡などあまり重視していないのだが、何となく不利になってしまう。この荒々しさは、コンピューター将棋選手権で衝撃の初優勝を飾ったときのことを思い出すな。でも何故か時間無制限でマスターと戦うと勝ってしまうのが不思議なんだが。こっちは「筋良く」指してくるので、なんだか牙を抜かれたような感じがするのである。
雨が降っているので、今日は家族全員で図書館に行くことになる。でも私は借りても読む暇がないから借りないのである。前回借りていたものも、数ヶ月も期限を超過して借りていたのだが全く読まなかったからなあ。ひととおり館内をチェックした後、息子の本を探すために児童書のコーナーに行く。そこにいた小学校高学年と思しき女の子がカメラ付き携帯で自分のスカートの中を撮っている。こらー、オジサンにそれを見せなさい…じゃなくて、何をしてるんだ君たちは。それを売るつもりなのか…ってのは勘繰りすぎか? 帰ってからテレビを見てると生セラショップの特集をやってたしなあ。たしかに従来のブルセラじゃ「品質保証」というか「原産地保証」というか、そういうのができないからね。その場で脱いで渡してくれるなら安心でしょう。
OSが何とか動くようになったのを確認したので、Windows2000のSP2を当てることにする。たしか、ATA100のディスクに対応したのはSP2からのような記憶があるからな。さすがにダウンロードに時間がかかる。そのまま実行させて図書館に行く。帰ってきてアップデートを実行しているところで食事の用意ができたというので、パソコンの蓋を閉めて部屋の隅に置く。しかし食事を終えて開けてみると、途中で固まっていたのであった(泣)。これはヤバい。再起動すると、案の定起動途中でまた固まってしまった。これは、また最初からやり直しか…と思いながら、祈るような気持ちでもう一度再起動する。すると立ち上がったのである。ラッキー。もう一度アップデートすると、何事もなく完了したのであった。やはり、XPとデュアルブートにすると2000側の省電力関係の機能がおかしくなるということなのか。
それから、メモリを増設する。何事もなく認識した。これで内蔵メモリは512MBである。嬉しい。窓の手を入れて、OSをメモリに常駐させるようにする。これでまた少しは快適になるだろう。そして、Cドライブを作業用に使おうと思っているので、スワップとかTEMPとかブラウザのキャッシュをすべてCドライブに取るように設定し直す。
さて、やっとアプリケーションをインストールできる状態になった。何でこんなに苦労をしなければならないんだろう。何も考えずに使うような人間なら、買ってすぐにこの作業に入れたはずなのだがなあ。買ったままの状態でもそんなに違いはないような気もするし(涙)。こういうところにこだわる自分が哀しい。しかし、OSがWindowsXPでソフトの環境を初期状態にしか戻せないようになっているせいで、買ってからもう1週間以上になるのに、まだソフトをインストールできる状態になってない。仕事が忙しいせいもあるんだけど。これだったら、数万円高価くてもBTOのWindows2000モデルを買った方が良かったかも…と弱気になる。
気を取り直してアプリケーションのインストールに入ることにする。CD革命/Virtual ProをインストールしてNAS上にあるコンテナファイルを仮想CDドライブにマウントしようとしたら、LOOXのときのようにすぐイジェクトされてしまう。これは、OSのせいではなかったのか。前のマシンもWindows2000のSP2にしてうまくいってたはずだからなあ。CPUの速度がある程度以上になれば、10MのLAN越しでは遅くて処理できないと判断してしまうのだろうか。いや、たぶんLOOXよりも前のノートの方が速いはずだな。謎だ。けっきょく、数ギガあるコンテナファイルをNASからローカルディスクにコピーしてくることになるのである。
そうこうしている間にEXILIMを使ってみたりする。新しいノートにドライバを入れ、EXILIMを乗せたクレードルに繋ぎ適当な曲を転送して聴いてみる。リモコンに日本語は表示できないが、mp3ファイル名の先頭に曲番号を付与するようにしていればそれは表示されたので何とか使えるだろう。音はあまり良くない。音が大きくなると、高音域にシャワシャワとノイズが乗る。ヘッドフォンを替えたら少しはマシになったが、それでもまだ聞こえる。mpmanで再生しているときにはこういうノイズは聞こえなかったし、このヘッドフォンをMDプレーヤに繋いでいたら聞こえないから(まあ、こんな静かなところでは聴いたことはないが)、やっぱりこれは再生環境のせいなのではないだろうか。
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