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4月11日(月)
いつもは私が先に家を出ようとすると「とーちゃん、まってー」と言う娘だが、今朝は先に出て行ってしまった。父はちょっと寂しい。

今夜も完璧な終電。いや、かなり急いで歩いてギリギリだったので、歩きながらドキドキだった。22時過ぎにデータを準備するからテストをしろとか言い出すんだもんなあ。

駅に向かって急いでいると、なんだかタクシーがさりげなくついてきてるような気がする。着かず離れず、ときには追い越して歩道の脇に停まったりしている。オマエは撫でてほしいネコか!?

まあそれにしても、こちらが時間の見積もりが苦手で心配性で長時間の速足歩行が困難で経済的に余裕があれば乗ってしまうであろうタイミングで現れるとは、プロの仕事である。あいにく、私はそのどれにも該当しないのだが。

今日は帰りにLinuxザウルス夢喰いメリーの9回目「夢乱れて」を観る。なるほど。夢魔が巣くうのは「希望」という意味の「夢」ですか。個人的には、この2つを同じ言葉で呼ぶのは違和感があるのだが、日本語でも英語でもそうだというのは、それなりの必然性があるのだろうな。まあ、日本語で夢という言葉をそういうふうに使うのはヨーロッパ系の思想の影響のような気がしないでもないが。

メリーがたびたび「夢も希望も…」と口にしてきたのも、そういう意味があったのだろうか。しかしあの教師、夢魔っぽいなあとか思ってたら、本当にそうでしたか。でも、ちょっとキャラ変わり過ぎのような気が。

おお、けんぷファー第2期であります。やはりサマに踏まれたい男性視聴者が多かったのでありましょうか。(と、この時点では思ったのだが、1回限りだったようであります…と思ったら、その前の13話が存在してそれは市販ソフトにしか入ってないらしい。うう。)



4月12日(火)
疲れている。出勤時の電車で座ったら眠ってしまう危険性が高いとは思ったのだが、席が空くと座らないではいられない。そして気がつくと…降りるべき駅の2駅先だったですよ。もうダメダメである。

娘は鼠径ヘルニアだそうである。手術しないと治らないと言われたらしい。私も小学校低学年頃に脱腸だったんだが、出てくるたびに押し込んでたら自然治癒したんだがな。それをカミさんに言うと、身体の悪い遺伝は全部私からだと言われてしまった。うるうる。

今日は帰りにLinuxザウルス夢喰いメリーの10回目「夢から覚めずに」を観る。今回もハイクオリティであった。それは、絵だけではなく、それも含めて作品全体を覆っている重苦しいトーンの表現が。河浪さんの荒んだ心象風景の描写も重い。

しかし連中、なんで夢を奪って「夢亡くし」にした人間を、なんで「器」にしないんだろう。そうするのが自然だと思うんだがな。最終的にそこまで説明されれば脱帽しますが。

『福島原発事故、最悪の「レベル7」に引き上げ』というニュースが。チェルノブイリよりはマシだと思ってたんだが。しかしなんで今ごろ? みんな怒るのは当然だよなあ。



4月13日(水)
今朝も娘は起きてこない。私が布団に侵入して抱きしめても、まったく無反応である。無理やり起こして下りてきたが、かなりボンヤリしている。朝食も要らないとか言っている。こういう状況で学校に行っても、本人にも周囲にも良くないので休ませることにする。夜更かしが過ぎるのか痒くて眠れないのか。たぶんその両方か。

今日は帰りにLinuxザウルス夢喰いメリーの11回目「夢の守り人」を観る。いやー、この敵の憎たらしさは半端じゃないですな。これだけナチュラルに憎たらしいキャラクターを創るのは、なかなか難しいんじゃないかと思う。

「福島第1原発:事故賠償補償料足りず 差額、国民負担に」というニュースが。そもそも「原発が経済的」という前提が間違ってたんだよ。目の前のことだけ考えてりゃ経済的に見える化もしれんけど。というか、まず結論ありき、だったんだろ。

「Jコミ、違法に流通している漫画を“浄化”する禁断の計画を発動」という記事が。いやー、スゴイなあ。日本にもこういう柔軟な発想ができて実行できる人がいるんだねえ。しかもクリエイター側の人だというのが、日本全体にとって幸運だったと思う。



4月14日(木)
出勤時、降車駅に着いて改札を出ようとしたときに気がついた。ネクタイをしてないだよ。家を出るときに珍しく娘が先に準備を終えて慌ててたから忘れたんだな。よっぽどノーネクタイで行こうかとも思ったのだが、客先だし「服装にうるさい客だから派手なネクタイやカッターシャツは着てこないように」というメールが回っていたんだった。疲れもピークに達してることだし、今日は体調を崩したことにして(事実、最悪だし)休むことに決める。また家まで引き返すのである。

『「日本政府は不毛な地震予知を即刻やめよ」 ゲラー東大教授』というニュースが。「『想定外』は論外だ」というのはその通り。地震を直前に予知するのが不可能となれば、かなり失業する地震学者も出てくるでしょうなあ。



4月15日(金)
昨日ずっと寝ていたせいか、今日は背中がバリバリに痛い。それで今日も休むことにして、グダグダしている。昨日丸一日眠っていたので今日は意識を保っていられるんじゃないかと思っていたのだが、今日も眠く気がついたら倒れて眠っている。困ったモンである。



4月16日(土)
今日も私が夕食のおかずを買いに行く。家を出る前に何を食べたいか訊くと
嫁「お肉!」
娘「おにくー」
と言ったので酢豚を買って帰ったのだが、テーブルの上に並べると「これ、『お肉』じゃない」と文句を言う。何が「お肉」なのかと問うと「ローストビーフとかー、タタキとかー」と言う。だったら、もうちょっと詳細に指示しろ。私にとっては酢豚も立派な肉料理だ。泣きながら再度買い物に出かけるのである。

しかし、ローストビーフとか牛肉のタタキというのは意外と売ってない。4軒のスーパーを走り回ってやっと見つけ、買って帰ったときにはすでにカミさんは食事を終えていたのでありました。ちゃんちゃん。



4月17日(日)
今夜の夕食は肉ばかりになりそうなので、自分と息子用に(とうぜんポケットマネーで)刺身を買ってきている。するとそれを見たカミさんが「あ、それ美味しそう。食べていい?」と言って自分の皿に載せ、まだ食べる前からテレビを見ながら「あー、あのサラミ、美味しそう!」とか言っている。おい、ちょっとは他人の気持ちも考えろ。

娘のアトピーが酷い。今夜も彼女と一緒に寝たのだが、痒い痒いと身体中を擦らされる。肘の内側などは掻き潰してそれがカサブタになって、それをまた掻きむしるもんだから、もうグチャグチャである。これも私からの遺伝なんだよなあ。でも私はこの年頃にはこんなに酷かった記憶はないんだが。



4月18日(月)
今日は帰りにLinuxザウルスAチャンネルの1回目「好き」を観る。理由は忘れたがCMカットのためプレイリストを作成していて好印象だった(きっと長身吊り目キャラのユーコちゃんのせい)ので、評価を確定するために観るのである。内容的にはひだまりスケッチ」と同じく芳文社系の(ってあるのか?)女子高生学園生活モノである。録画はしておくべきだと思うが、この内容であれば視聴の優先度は下がるな。

最後になって曲が流れたのでエンディングかと思ったのだが、その後に本当のエンディングが。あと4分以上あるから早いと思ったんだ。しかし必然性を感じないんだが、なんでだろう。まさか、時間稼ぎ? 初回から? オープニングでスタッフのクレジットが前面に出てたから気合が入ってるんじゃないかと思ったんだがなあ。



4月19日(火)
今日は帰りにLinuxザウルス君に届け2ND SEASON」の9回目「告白」を観る。ついに…ついに爽子ちゃんから告白であります。いやー、長かったぁ。こんだけ溜めればほとばしったときの喜びも大きいというものであります(ん?気持ちですよ)。声優さんも熱演であります。モノローグとほとんど止まった絵での感情表現だからな。

しかしこの調子じゃ、爽子ちゃんと懇ろになるときも大変だろうなあ。まあ、最大の精神的障壁を乗り越えたから、あとは一気…かな(おい)。



4月20日(水)
昨日もそう思ったのだが、どうも出勤時の電車が空いているような気がする。まさか。すでに世間ではゴールデンウィークに入ってるとか。今の日本でそういうコトはないと思うんだけど。

今日は帰りにLinuxザウルス君に届け2ND SEASON」の10回目「ここから」を観る。なんともう、メールのやりとりをしながらニヤケてるじゃないですか。あーくそぉ、爆発しろ!と言いたくもなるところだが、今までの積み重ねがあるので素直に祝福できる気持ちになる。

しかし前シーズンの大晦日のシーンでもそうだったが、化粧して見違える、という表現が秀逸だ。内面の同一性と外見の変化のバランスが絶妙であります。ああ風早、公衆の面前でそういう発言は…もう無敵ですな。

前回のあの盛り上がりの後でどうなるか心配する気持ちもあったのだが、それを見事に裏切ってくれました。本当によかった。

ほんとうに本当に、いい作品だ。演出の水準が高いことももちろんだが、内気な女の子の心の支えになるだろう、この作品は。そういう面でも正統派少女マンガの系譜に連なるものだと思うのであります。

…しかし、制服姿の女子高生を胴上げしちゃイカンと思うですよ。


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