2001年 8月中旬の日記
▲8月11日(土)▼ →
今日も昼過ぎに息子が起こしにきたので目が覚めた。実家にいるとダメダメな人になってしまう。階下に下りると、虫籠の中の蝉の数がさらに増えている。ジージー鳴いている。うるさい。息子は昨日からずっと「おおさかに、かえりたい」と言い続けている。まあ、それほど深刻な感じではないからいいか。
息子はペットショップの店内で祖父母と遊んでいるようである。訊くと「ぼくなー、とりの、しごとしたん」「とりの、おふろいれて、しごとしたん」と言っている。うんうん、頑張っているんだねえ。
夕方になって息子の機嫌が悪くなってきた。「おーさかに、かえりたい、おーさかに、かえりたい、おーさかに、かえりたい…」とエンドレスで繰り返す。疲れているようである。昨夜も遅くまでおきていたし昼寝もしていないからねえ。眠ればいいと思うのだが、寝ることもできないようである。明日は北加賀屋行きの地下鉄に乗るということで説得するのである。それで説得されるというのも、何だかなあ。
今夜も彼が寝たのは真夜中過ぎであった。私はその横で2時間くらい日記を書き、サイトを更新して彼をトイレに連れていってから2階の部屋に寝かせる。眠ってから2時間くらいがちょうどいいタイミングだ。今夜はトイレから出してからパンツを穿かせるのである。
▲8月12日(日)▼ →
横で寝ている息子がゴロゴロしはじめた。9時過ぎである。まだ調子が悪そうだ。だったら寝てればいいと思うのだが、起きるようである。どうも額を触ってみると熱いような気がする。彼は起きて階下に下りていったが、下でもゴロゴロしているようだ。私も下りていき、体温計を借りて息子の体温を測る。36度台だから大丈夫か。でも明日、保育所に行けないようだとツラいなあ…などと思いながら私の母に預けてまた寝るのであった。
また起きたのは昼過ぎであった。階下から息子の元気そうな声がする。あれだったら大丈夫だな。やっぱり寝不足だよねえ。息子はずっと帰ろうと言い続けている。「早う帰ったら北加賀屋行きに乗れへんぞ」と言って引き延ばすのである。
そして、ちょうど北加賀屋行きに乗れる時間に出発する。息子は疲れているようなので彼の祖父に自転車で駅まで送ってもらった。今日も山陽電鉄に乗っていると息子が「しんかんせん!」と声を上げる。本当だ。私は700系かなと思ったのだが、彼は「ごひゃっけい!」と叫んだ。ああ、たしかに後ろ姿を見ると500系だな。しばらくするとまた彼は新幹線を発見した。高架の上を走っていたので先端の形状を確認できなかったのだが、あの古さは0系だろう。4両編成だったし。しかし、500系と0系を見れるとは、何とツイているんだろう。息子は「ごひゃっけいと、ぜろけい、みたなー」と感慨深げである。
やはり息子は疲れているようである。ここ数日、睡眠不足のようだからね。「ねたい」とか言ってシートの上に横になったりしてはいるのだが、駅に着くと起き上がって外を見たりする。以前に比べて、景色から得られる情報も増えているようだからね。
阪神の梅田駅に着き、息子にオシッコをさせて地下鉄の西梅田駅に行く。すでに北加賀屋行きが停まっていた。これじゃ、あんまり有難味がないなあ…などと思っていたら次の列車がやってきた。これは住之江公園行きのはずだから、息子をの手を引いていって行き先を見るように言う。入ってきた時点では、まだ表示は西梅田行きであった。「変わるから見とけよ」と息子に言いつける。停車して客が降りはじめると彼は「すみのえこうえんいきに、なった!」と叫んだ。「あれは住之江公園行きやな。あれは?」とホームの反対側に停まっている列車を指さすと彼は「きたかがやいき!」と応える。そこで「どっちに乗りたい?」と一言。彼は黙って北加賀屋行きを指さすのであった。
地下鉄から近鉄に乗り換えると、息子は靴を脱いで窓の方を向いて座り、外を見ている。以前はこういうことはしなかったんだけどね。車窓から外を見ることの意味が、彼の中で大きくなっているのであろうか。布施駅の直前で、大阪線の準急に追いつかれて併走する。布施駅では奈良線は4階、大阪線は3階にホームがあるので、大阪線の列車が沈んでゆくように見えるのである。ついには屋根しか見えなくなった。息子は乗り出して見ている。これはタイミングが合わないと見えないんだ。なかなか良いものを見たねえ。
最寄り駅から息子を自転車に乗せて走り、家が見えてくると彼は「かーちゃん、おる?」と言う。「おるで」と応えると「ねてる?」と訊く。さっきPHSに電話がかかってきたから寝てることはないと思うんだけどね。
今夜は外食である。息子はラーメンが食べたいと言っている。ここ数日、彼がいちばん苦労しているはずだから、望みは叶えてやりたい。ただ、私が豚骨ラーメンを食える気分ではないので、近所の中華料理のチェーン店に行くことにする。しかし、駐車場は満杯であった。もう1軒の店に行ったが、そこは車が列を作って並んでいる。やはり夏休みの日曜だから、みんな昼間は遊んでいて主婦も夕食なんか作ってられるかということなんだろうな。そういう時代なのである。
こういうときは新しい店を開拓するのである。どの店も一度は入ってみないと評価はできない。以前入ってみようかと言っていた店に行くことにする。既存のラーメン屋の隣に出店するくらいだから自信はあるのだろう。行ってみると、7〜8割の入りというところである。この時期にこの程度だと少し寂しいかもしれない。少し高価いな。店の広さに比べて店員が多いせいだろう。味はまあまあである。特に、キムチ入り五目ラーメンのスープが気に入った。コクがあって旨い。
今夜はカミさんが息子を寝かせてくれる。私はここ数日最低限のサイトしか廻ってないからね。ということで、4時過ぎまで通信していたのだった。
▲8月13日(月)▼ →
今日まで夏休みである。昨夜は遅かったので今朝は昼前まで寝ていた。暑い。日干しになりそうである。PCに入っているデータのバックアップをしながら自分の用事をしていると、息子の帰ってくる時刻になってしまう。けっきょく今日もろくなことができてない。こうやって人生を使い切ってしまうのかなあ。
家に帰ってきた息子は「耳をすませば」を観たいと言っている。母親が「ラピュタ」や「ウォレスとグルミット 」を観ないかと言っても頑として受け付けない。いったい、どこが気に入ったのだろう。このアニメ、観ているとカミさんは身につまされるものがあるようである。「このお父さん、偉いわね」とか「こういうこと言われたら励まされると思うわあ。こんなこと言えるおじいさん、なかなかいないわよ」とか言っている。うーむ、励ましてほしいんだろうか。私なんかはあんまり表現の才能がないので切実ではないんだけどね。
カミさんは保育所の先生に4歳で平仮名を読み始めるのは「早すぎる」と言われたそうである。「絵が描けなくなる」んだそうで。そうか、右脳も鍛えなきゃいけないんだろうか。そういうことで、今日は息子と一緒にお絵描きをする。やっぱり下手だのう。線で物の形を表そうとはしているようなのだが、なかなか形にならない。そのうちに平仮名の筆順を書いてある白板を持ち出してきて、それをなぞりはじめた。うーむ、やっぱり文字の方がいいのか。「早く字を読めるようになってくれ」と願いすぎたかな。
▲8月14日(火)▼ →
今年の夏休みも終わってしまった。今日からまた仕事である。しかし、朝から腹の具合が悪い。精神的なものなんだろうか(苦笑)。自転車に乗って走りだすと、異様に車が少ない。道路のはるか遠くまで見渡せる。そうか、みんな夏休みなのね。しかし、社会全体としてみると効率が悪いなあ。やっぱり、先祖がみんな同じ日に帰ってくるというのは問題があるような気がする。みんな一緒に農作業してた頃はそれで良かったんだろうけど。
今日は通勤中に「JOY AND PAIN」(池田聡)を聴く。いい曲も多いのだが、なぜか全体的に印象が薄い。
休み明け初日から前の仕事に引っ張られて遅くなってしまった。家に帰ると22時過ぎである。妻子は居間にはいない。階上から小さく息子の声が聞こえる。まだ寝てないのか。シャワーを浴び、「JOY AND PAIN」をMP3に変換していたらカミさんが下りてきた。しかし今日は眠い。息子が先に寝ているにもかかわらず、今夜は1時前に寝るのである。
▲8月15日(水)▼ →
今日は通勤中に「I」(FIELD OF VIEW)を聴いている。このグループのアルバムを聴くのは初めてだが、これはいいっすね。こういうさわやか路線も私は好きなのである。なかなかセンスがいい。そういう意味ではグループ名もセンスがいいよな。グループ名を見ただけで聴く気を無くすようなのもあるからなあ。とにかく、このグループは中古CDが大量に出回っているようだからお買い得ですね。2枚目も買おう、中古で。
今日は帰りに「裏山の宇宙船 前編」(笹本祐一:ソノラマ文庫)を読み終えた。タイトル通りのストレートな内容なんだけど、やはり読ませてくれる。宇宙船を掘り出してしまったのが、マッドサイエンティストちっくなオタク高校生プラスやる気のない仲間たちというのがなかなかよろしい。昨日BOOK OFFに寄って後編を買ってきてるのであった。
今日も遅くなった。家に帰ると22時前である。玄関に入ると階段の上から息子が顔をのぞかせた。まだ起きてたのか。彼はお帰りも言わず、「とーちゃん、あたらしいれーる、きたよ」と言う。近くのスーパーで安かったので彼が祖父母からもらったお小遣いでプラレールのレールを買ってきたらしい。息子が一人でも組み立てられるような簡単なものを買ってきたそうな。
またマウスが認識されなくなった。どうも、休止状態から復帰している途中にマウスを動かすとこういう状態になってしまうようだ。だから、焦っているときに限ってマウスが使えない状態になってしまうということなのね。まったく、Microsoftのソフトってヤツは…
▲8月16日(木)▼ →
今日は息子はお義母さんに「手塚治虫記念館」に連れていってもらい、今夜はお泊まりだそうである。「阪急の宝塚線に乗るんか。初めてやろ」と言ってやると嬉しそうである。カミさんも「私のお腹の中にいるとき以来やね」とか言っている。しかし、何で手塚治虫記念館なんだろう。息子は手塚アニメはほとんど観てないはずなんだが。それに、お義母さんは子供にはマンガは見せない教育方針だったと聞いていたんだけどなあ。まあ、そういう方針で育てても娘がアニパロ同人誌を出すようなオタクに育ってしまったので、逆効果だったと判断したんだろうか。
今日は昼休みに職場近くの書店で「食う寝る坐る永平寺修行記」(野々村馨:新潮文庫)を買った。タイトルで内容を表してますが…いやー、すごいっすねえ。この日記もこれくらい迫力のある文章で書ければいいんだけどね。
夕方、職場で打合せをしているとPHSがブルった。カミさんからのメールである。ラーメンが食べたくなったのでいつものラーメン屋に行っていいか、とのことである。なんか、息子がいないので解き放たれた猫状態になってますな。私はすぐには帰れそうにないんだが。仕事を終えて家に電話したが、留守電になってしまっている。帰り際に再度電話しても出ない。どうしたんだ。PHSに電話すると、10回目でようやく出た。もう車でラーメン屋に向かっているらしい。「今から方向転換して駅まで迎えに行こうか」と言われるが、何だか気が抜けてしまって、お断りする。妻が亭主の帰りを待てないほど焦ってるのに、そんなにすぐに駅には着けません。
さて、私の夕食はどうなってしまうのだろう…などと思いながら電車に乗っていると、背広の内ポケットのPHSがブルった。カミさんからの電話である。「混んでて待たなきゃいけないんだけど、今から迎えに行く?」まあ私も、そうしていただいた方が自分の夕食の心配をしなくていいんですが。
そういうことで、いつもの古本屋で待ち合わせてラーメン屋に行く。カミさんは早く行こうと言いながらも、本を拡げてしまうと時間が止まってしまう。ラーメン屋の駐車場に入ってからも、私が隣にある中古の本・ゲーム・CDを売っている店に入ってしまったりして、なかなかラーメン屋に入れない。何でこんなに時間がかかるのだろうねえ。
カミさんに引っ張られてラーメン屋に入るが、まだ混んでいる。平日なのになあ。まあ、こんなに旨いのに今まですぐに入れたのがおかしかったのかもしれないけどね。カミさんはニンニクラーメンを注文したのだが、私のラーメンにもすりおろしたニンニクを入れてくる。私は明日も仕事があるのだぞ。あーー……と言いながらも抵抗できない。イヤよイヤよも好きのうち、である。
食べ終わった後も、隣の店の中をさまよい歩きまわる。文庫本3冊とCD1枚を買い、出たときには22時過ぎだ。家に帰り、息子がいないのでダラダラと通信していたら3時を過ぎてしまった。うう、ゲップをすると、自分が嫌いになってしまう〜。明日はどうなるんだあ?
▲8月17日(金)▼ →
今日は通勤中に、カミさんが借りてきた「LOOKING BACK2」(小田和正)を聴いている。セルフカバーであるが…ほとんどオリジナルと別の曲になってるのもありますね。30年近く前の曲もあるからなあ。その間に表現スタイルも変遷してきてますから。それでも、「愛の中へ」や「愛のうた」のような名曲は世代が変わってしまうくらいの時を経てリメイクされても、やはり素晴らしい。
しかし、家に帰って気に入った曲をリッピングしようとするとCDが見あたらない。2泊3日だと言ってたんだがなあ…とか思ってたら、やはり返却されてしまっていた。うう、まだテンポラリのMDに録音しただけだったのに。
スルッとKANSAIのカードが残り1枚になったので、今日は早めに退社して安売りチケット屋に買いに行く。ついでにジュンク堂で「電脳炎 Ver.3」(唐沢なをき:Big comics special)と「スター・ハンドラー」(草上仁:ソノラマ文庫)を買う。「スター・ハンドラー」は手に取ったときの「引き」が弱くて買うべきかどうか迷ったのだが、まあ今までの実績で買うのである。しかし、奥付のところに「Gin Kusakami」と書いてあるが、これだと「くさかみ・ぎん」になっちゃうんじゃないだろうか。
そして帰りにレンタルビデオ屋で「ウルトラQ」を借りてきた。こういう古典は子供が「古い」とか言い出す前に観せなきゃいけないからなあ。家に帰ってビデオテープを持って上がると息子は「これ、なに?」と訊く。もうこのシェルの中に映像ソフトが入っているということは理解しているようである。「大っきなナメクジが出てくるねん」と言うと興味を惹かれたようである。「おっきな、なめくじ、でてくるのん?」とずっと訊いている。テレビには「ジュラシック・パーク」が映っている。ビデオを再生しているのかと思ったら、CMが入った。金曜ロードショーだったのね。聞けば、チャンネルを変えていて一瞬だけ映ったのに息子が反応して観ることになってしまったそうである。
今夜も家に帰るのが遅かったので息子はカミさんが寝かせてくれた。2時頃になって彼女が息子にオシッコをさせに行ったのだが、私を呼ぶ声が聞こえてきた。「だんなさ〜ん、パンツとズボンとバスタオル持ってきて」漏らしてたんかい!と思いながら上がってゆくと、どうやらパンツをおろしてオマルをあてがうのが間に合わなかったらしい。床が濡れてしまっているのである。
▲8月18日(土)▼ →
昨夜はカミさんが息子を寝かせてくれたのでインターネットしていたら居間で寝てしまっていた。カミさんが起きてきたので目が覚める。少なくとも歯は磨かなきゃ…と思ってたんだがなあ。
息子は起きてきて「ウルトラQ」のテープを持ち、今日も「これ、おっきな、なめくじ、でてくるのん?」と言っている。「これ、ながい?」と訊くので「短いのが4つ入ってる」と応えるとさらに内容を訊いてくる。「ナメクジの話とタコの話と電車の話と人が大きくなる話や」と言うと、一度でぜんぶ理解したようである。メモリー容量もだいぶ大きくなってきたようだな。
久しぶりにパソコンを使っているところに息子がいるので「日立の樹」のCMのムービーを見せてやる。彼はこのCMが好きなのである。しかし、この曲は頭の中で廻るねえ。自然に替え歌が口をついて出てくる。「この〜毛なんの毛きになる毛、みんなが見たがる毛ですから、みんなが見た〜がる〜、穴〜があるでしょ…」「ばきっ!」…カミさんにグーで殴られてしまいました。
今日は私が息子を保育所に送っていく。家に帰るとカミさんは寝ていた。昼から息子を医者に連れて行くらしいから、昼寝の先取りだろう。私の実家に帰っているときから彼の痒みが酷いのである。私は独り寂しくパソコンで遊ぶ。思いついてタマノイ酢のサイトに行ってみたら、おお、「はちみつ黒酢ダイエット 帰宅編」のCMのムービーが上がっているではないか。これは去年から気になってたんだよな。前に見たときは上がってなかったんだが、嬉しいことである。このバックの歌声はTreasure of HEAVENというグループなんですね。
医者から帰ってきた息子はかなり疲れているようである。ずっとヘロヘロ。しかし今日は「ウルトラQ」を観せてから早めに食事と風呂を済ませたのだが、なかなか寝ない。また「ウルトラQ」を観たいという。しゃーないなあ(ちょっと嬉しい)。それでも私が風呂から上がってくると、彼は居間の座布団の上で落ちていた。そのまま寝かせようかとも思ったのだが、歯磨きには妥協したくないので磨いてやると目が覚めてしまって、けっきょく彼は「ウルトラQ」を最後まで観たのだった。
▲8月19日(日)▼ →
朝起きてPCを起動中にMacでNiftyの会議室を巡回しようとしたら「二重ログインです」と表示されて処理が止まってしまう。ありゃ、PCは起動中だからNiftyに繋がってるはずがないしなあ。まさか前回Webでメールチェックをしたときにログアウトし忘れてログインしっぱなしの状態になっているのか。料金コースを無制限から5時間コースに変えたとたんにそういうことをするなんて。しかし、PCでWebからNiftyに繋いでから確実にログアウトしても状況は変わらない。繋ぎっぱなしだと認識されているわけではなさそうである。ひとまずは安心。料金コースを変更したせいなのかと思って会員種別を確認してみると「アット・ニフティ(旧NIFTY SERVE)会員 」になってるしなあ。パソコン通信はできるはずだ。
電話番号が変わっているかもしれないので変更してみようと思ってWebから最新のアクセスポイント電話番号を調べて変更してみるが、状況は同じである。しかし、画面上に表示されてくるモデムへのコマンドを見ていると、どうもダイアルしている電話番号が変わっていないような気がしてきた。PPPで新しい電話番号を指定して繋いでみると、ちゃんとWebが見れる。そこで思いついて変更前の電話番号に戻して繋ぐとエラーになったのだった。やっぱり料金コースを変更したせいではなくて、この電話番号の状況が変化したんじゃないだろうか。
Web上で検索していろいろと調べてみると、電話番号はforeignマクロで指定していたことを思い出した。ぜんぜん忘れているなあ。そういえばそういうことをした記憶も…(苦笑)。5〜6回分、電話代を無駄にしてしまったぜ。Macの通信ソフトは開発がストップしているので、それ以降の高速なアクセスポイントに繋ごうと思うと外部マクロでアクセスポイントを指定しなければならないのだった。しかしこれじゃ、MacOS X対応なんてできないよなあ。これは、移行するにあたって最大の障害になりそうな気がするんだが。
9時過ぎになって息子が起きてきた。「何食べる?」と訊くと「ぱん」と応える。食パンを探すと、賞味期限が16日のものが1枚しか残ってない。匂いをかいで大丈夫そうだったので、食パンは焼いて息子に食わせる。私はカミさんが起きてくるまで待つのである。
息子は「ウルトラQ」の「地底超特急西へ」を気に入ったようである。「でんしゃ、じんこうせいめい、まちがって、のってしまったなー」とか「じんこうせいめい、『わたしはかもめ』ゆーてたなー」とか言っている。なんだか「ジュラシック・パーク」よりもハマり方が深いような気がする。うう、この地球上に君と話が合う4歳児は何人もいないぞ。いや、一人もいない可能性の方が高いか。何て不幸なヤツなんだ(不幸にしてるのはオレか)。カミさんなど、こういうことを書いて私をにらむのである。
昼前にカミさんが起きてきた。今日も息子を連れ出してくれるそうである。最初は海遊館に行くつもりのようだった。そこで私が海遊館の入場券プラス地下鉄市バス乗り放題のチケットの存在を教える。それで行く気になったようなのだが、それは特定の駅でしか売っていないらしいのである。カミさんが電話をかけると、いちばん近い駅でも難波まで行かないと買えないらしい。定期券を買うときには売っている駅に行くまでは無料なのだが、問い合わせてみるとこのチケットに対しては適用できないという。乗り放題のチケットを買いに行くのに料金を払わないといけないというのはおかしいんじゃないだろうか。これで海遊館行きは無期延期である。
けっきょく、妻子は新大阪まで新幹線を見に行った。息子を寝かせるのもカミさんがやってくれる。おかげで、ウチのサイトの日記以外のページをかなり更新することができたのだった。
▲8月20日(月)▼ →
Niftyのサポートに電話して二重ログインのことを相談する。繋がるまでにかなり待たされた。けっきょく、ログインの情報が残ってたということで「解除しますからしばらく待って接続してください」ということであった。Webで調べてみると、けっこうよくあることのようだ。何だかなあ。そうとう時間を無駄にしたぞ。料金コースを変更したイヤガラセなんだろうか。
今日は通勤中に「伝わりますか」(松阪晶子)を聴いている。なかなかノリが良くて楽しめる。しかし、この人、もう引退しちゃったんですか。惜しいなあ。知ったのが引退した後というのも辛いことである。1回くらいはライヴを聴きたかった。実力があっても人に知られず引退してゆく人もいるのだよなあ。私だって、この人を知ったのは偶然だったし。
今日、客先に行くために中之島を歩いていると、高価そうなカメラを持った男性が二人で撮影準備らしきことをしていた。雑誌か何かの撮影かな…と思ったのだが、よく見ると二人ともマスクをしているのがヘンである。それに、二人が向いている方には黄色のテープを張ってある。よく見ると、テープには黒い字で「大阪府警」と書いているようだ。おお、これがいわゆる一つの「鑑識」というヤツですか。黄色のテープで囲まれた中では制服のお巡りさんとかが作業をしていたのだった。殺人事件でもあったのかなあ。ここはホームレスのヒトのねぐらになっていたようだから、野垂れ死にでもしてたんだろうか…などと思いながら現場を後にするのである。
すんごいっすねえ。こんな小っちゃいテープに動画を記録しちゃうんですか。でも、もうテープの時代でもないだろう、という気もするんだけどね。
今日の帰りは雨が降って近鉄の駅まで乗らなければならなくなる可能性があるので、地下鉄の回数カードを自動券売機に入れて切符に引き換える。回数カードでも地下鉄の改札機は通れるのだが、近鉄の精算機は回数カードに対応していないのである。切符に引き換えると、プリペイドカードで精算できるのだ。しかし、券売機から切符は出てきたがカードが出てこない。警告音が鳴る。駅員が改札から走ってきた。自動販売機の裏に入って回数カードを取り出したのはいいのだが、それをまた券売機に挿入する。「あ、回数が減っちゃう…」と声を出す隙もなかった。すぐに私が買ったのとは別にもう一枚切符が出てくる。当然、カードの残回数は減る。駅員は「ちょっと待ってください」と言い、そのカードを持って改札の席の方に駈けていった。1回分のチケットをくれるんだろうか。でも、どうするんだろう…と思って見ていると、手書きでチケットを発行しているようである。こういうものであった。このようなアナログな運用もまだ残ってるんだな。回数カードの裏に残回数が正しく印字されていないからだそうである。見た限りでは2回分とも印字されてるんだがなあ。しかし、これだとプリペイドカードで精算できないから面倒臭いし安売りチケット屋で買った分が浮かないぞ(1%だけど)。まあ、日記のネタもできたからいいか。息子に見せてやれば喜ぶだろうし。
今日も通勤中に「裏山の宇宙船 後編」(笹本祐一:ソノラマ文庫)を読んでいる。帰りにあと少しのところまで読んだので、寝る前に読んでしまう。なかなか面白かったですね。感動するほどの出来じゃなかったけど…って、期待が大きすぎるな。作家の評価が異様に高いというのも困ったものである。
今日も遅くなってしまった。家に着くと22時過ぎである。しかし、階上から息子の声が聞こえてくる。まだ起きてるのか。私が帰ってきたのを聞きつけて寝室から下りてくる。「どうしたんや?」と訊くと「とーちゃん、むかえにきたん」と応える。おいおい、私はまだ寝ないぞ。私が手書きのチケットをデジカメで撮ろうとしているのを見て「これ、なに〜?」と訊く。やはり興味を惹かれたか。予想通りである。そして彼を連れて寝室に上がり、着替える。寝室を出て行くときに彼は「ぼく、とーちゃんと、ねたい」と言う。「風呂入ってご飯食べたら上がってくるからな」と言って寝室を出るのである。風呂から上がってくると、カミさんが起きてきていた。息子はあれからすぐに眠ったようである。
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