ホーム > 目次 > 日記 > 2004年 > 1月上旬
▲1月1日(祝)▼ →
今日はカミさんに起こされた。14時過ぎだそうである。息子も枕を並べて寝ている。新年早々これかい。昨夜(というより今朝)は5時過ぎまで起きてたからなあ。
そして屠蘇ということで日本酒を飲み、雑煮とお節を食べる。日本の正月である。カミさんが屠蘇として買ってきていた酒が、冷やで飲むとなかなか美味い。私が酒を美味く感じるなんて滅多にないことなんだが…と思ったら低アルコールのお酒なのね。そういえば、私はあのアルコールによる舌への化学的刺激が苦手だったりするんだよな。タバコの煙もそうだ。そういう意味では、常に人生に刺激を求め続けているような人たちとは決定的に嗜好が違うんだろう。まあそれだけ味覚も普通の人とはズレているとは思うんだけどね。
そして昨年中に年賀状が書けなかったので、CD-Rへのバックアップの残作業を行いながら年賀状の宛名書きをする。例年なら私の実家で新年を迎えるのだが、今年は娘がまだ遠出できないので我が家にいるのである。自分の家だと元日に年賀状が書けるからいいね(苦笑)。考えてみれば、前の家ではついに新年を迎えたことがなかったんだ。感慨深いものがあるなあ。
正月なのでおめでたい話題。昨年末に今までで最大の素数が発見されたそうだが、その数がテキストデータとして公開されているようだ。220996011−1。632万0430桁の数字だから6メガバイト以上あるので私はダウンロードする勇気がなかったが…というか、落としてもふつうのテキストエディタで開けるんだろうか?
続いて得する話題。画面のプロパティ・デザインですべてのフォントをterminalにすればWindowsの動作が速くなるらしい。しかし、「トレイにならんだアイコンの数はスキルと反比例する」というのは至言でありますな。
▲1月2日(祝)▼ →
今日は私の両親が我が家にやってくる。ほんらい私と息子が今日から向こうに行く予定だったのだが。私の父が孫娘に羽子板を買ってやらねばと言いだして、それじゃ私が実家に帰ったときに買いに行こうと言ったのだが、向こうでどこに売っているかわからないというので、それだったら両親が大阪まで来て松屋町で買おうという話になったのである。
娘は声を出して笑うようになっている。見慣れない祖父母の前でもニコニコ笑っている。私の両親も喜んでいる。よくサービスしてくれた。いい子だ。
昨日の素数の話の続きだが、あんなに大きな数字に意味があるのかと言われたら困るよなあ。もともと数というのは物を数えるためにできたわけだが、数えるのにあれほど大きな数を必要とするものはこの宇宙には存在しないだろう。それを桁上がりというものを発明したおかげで数を表現する物よりはるかに大きな数を表せるようになって、無意味と思われるような大きな数を手に入れてしまった。これもひとつの情報の圧縮だよな(意外とそれが「宇宙の一部が宇宙を理解する」という知性の本質なのかも)。そうなると数字がもう独自の意味を持ちはじめるわけですな。持たせているのは人間だけど。いや、ひょっとすると数の性質がこの宇宙の性質に影響されているんじゃないかという考えもあるわけで。幾何学が宇宙の曲率に影響されるように。8つの物で256の値を表現できるというのがこの宇宙独自の性質で、それによって知性が発生しているのかも…って、自分でも何を書いているのかわかりませんが。昨日の酒が残っているわけじゃなし。
▲1月3日(土)▼
9時過ぎに起きると、みんなはすでに起きていた。私が下りてゆくと息子は「早く起きなさいよ」とか言う。うるせえ、テメエだって起こされて起きたんだろうが。まったく生意気になったものである。
今日は娘のための羽子板を買うために、私の両親と松屋町に行くことになっている。息子を残していくとカミさんが大変なのでラーメンをエサに彼も連れて行く。私の両親も孫がいた方が嬉しいだろう。
近鉄と地下鉄を乗り継いで松屋町で降りる。日本橋で電器屋が並んでいるように玩具屋がズラリと並んでいるのを想像していたのだが、地上に出てみるとそれほど店は開いていない。正月は休みなんだろうか。この時期、需要は多いように思うのだが。
交差点を渡って向こう側にある店に歩いてゆくと、店頭に立っている爺さんが声をかけてくる。羽子板を探していると言うと、3階にあるというので階段を上らされる。私の両親は足腰が弱っているので大変である。しかしスゲエ高価い商品ばかり置いてある。男女二人だけで100万をはるかに超える雛人形とか、羽子板もガラスケースと買えば10万を超えそうな勢いである。孫娘のためとはいえ、親にこんな金を出させるわけにはいかんよなあ。私ゃ、こんなものに金を使うくらいなら習い事でもさせた方が子供のためになると思うような人間なのである。
我が家は狭いので壁に掛けられるものを買おうと思って来たのだが、そういうものは無いと言われてしまう。ガラスケースかスタンドに立てるものしか無いといって、そういうものを強引に勧められる。両親が私に意見を求めてきたので「最初に入った店で決めるのも何なので…」と言って、とりあえずこの店を出ることにする。明らかにこのままではヤバい。「どこに行ってもそういうのは無いですよ」と言われながらも父と私と息子の男3代は店を出たのだが、私の母が爺さんに捕まっているのか店を出てこない。私と父が次の店に向かって歩いていると、息子が心配して呼びに戻ったのだった。
続いて数軒離れた店に入る。ここはエレベータで階上に上がることができた。こういう商品は祖父母が孫のために買いに来ることが多いだろうから、階段を使わずに上がれるようにするのは当然の企業努力だよなあ。ここは値段も安い。本当かどうかはわからないが、「卸値は幾ら」とか表示してある。全体的に前の店より半額くらいの感覚だな。なんだかディスカウントストアみたいだが、私のような人間にはこういう感じの方がしっくりくる。
壁に掛けられるものをと言われてここの店員も悩んでいるようだったが、「たしかあったはずなんで探してみます」と言って倉庫に入っていった。しばらくすると箱を持ってやってくる。基本的にはスタンドだが、壁にも掛けられるようになっているものだそうだ。やっぱりあるじゃないか。
この店では、それほど高価なものは勧められなかった。そのスタンドに合うサイズで最も安いものか金糸を使っているので少し高価くなるものを勧められる。ウチの母があんまりキンキラしてるのは好かんというので、けっきょくいちばん安いものになった。ワタクシ的にはこれでおっけーである。けっきょく、スタンド込みで3万程度で購入することができた。これなら私の金銭感覚でもリーズナブルでしょう。
けっこう大きな荷物になりそうなので、配達してもらうことにする。ウチの住所ならば無料だそうである。自分の家の電話番号は覚えていないので息子に尋ねる。最近は電話番号なんて電話機が覚えてるので自分ではまったく記憶できないのである。外部記憶装置として使えるようになれば、子供の利用価値もまた1つ増えるというものだな。
最後に名刺を渡されたが、この店はホームページもあるようだ。前に入った店はとてもそういうものがあるような雰囲気ではなかった(事実いま調べてみたら無かった)ので、この業界では進んでいるのではないだろうか。
昼飯は梅田に出て食おうということになる。息子はとうぜんラーメンを食いたいと言う。そこで、前を通るたびに気になっていた北野八番亭に案内する。ガイドブックとかにもよく載っている店だからね。しかし、14時になろうというのに満員なのである。けっこう待たされた。他の3人が「伝説のむらさき正油ラーメン」というのを注文したので、私は「こだわりのしろ正油ラーメン」を頼む。うーむ、ちょっと私には濃いな。ラーメンを食って「濃い」と文句を言うのもおかしいかもしれないんだけど。息子が食い残したものを食ってみたが、こちらはさっぱりして私の好みのようである。それでも「しろ正油ラーメン」を食った後だと物足りなく感じるのが何というか。
とか考えながら食っていると、鼻の奥に刺すような痛みを感じた瞬間、白い煙に包まれた。隣の席のカップルが煙草を吸い始めたのである。うぐう、こういう刺激性のある気体を鼻腔に吸い込んだら、とても食物の味なんか味わってられないですよ。店が狭いので直撃である。げふっげふっ。梅田の中心部は土地が高価いだろうから狭いのは仕方ないんだろうが、せめて喫煙者と禁煙者は分けて座れるように配慮してほしかったよなあ。というか、一般的に隣で他人が物を食ってるときに平気で煙草なんか吸えるものなんだろうか。
食後に私の両親が息子に何か欲しいものを買ってやるということなので阪神デパートに入り、書籍や玩具が売っているフロアに上がる。しかしすごい人出である。地下の食料品売り場なんて、まともに歩けない。本当に不況なのか? 息子はオモチャがいいということなので、玩具売り場に行く。ついでに羽子板の値段を調査するが、おおむね我々が購入した商品よりも高価いようだ。これで安心した。玩具は意外と品揃えが少なく(トイザらスあたりと比較しちゃいかんか)息子はかなり悩んでいたようだったが、けっきょくジェンガを買ってもらう。そして実家に向かう私の両親を見送るのであった
息子はかなり疲れたようである。今朝は母方の祖母に公園に凧揚げに連れて行ってもらうということで早起きしたからな。帰りの電車の中では座ると私の方にもたれてきて、眠ってしまった。それはいいのだが、乗り換え駅に着いて降りるときに切符を持っているかと訊くと無いと言って大騒ぎである。我々が座っていた席に座った子供たちに「切符、落としてますよ」と言われるのであった。
▲1月4日(日)▼ →
10時半に目が覚める。寝室のあちこちから起きるような気配を感じる。けっきょく、家族全員が一緒に目覚めたのだった。
大変なことになった。以前CD革命を買う前に仮想化していたCDデータを読もうと思ってCPUサーバに「Daemon Tools」を入れると、起動時にWindowsのロゴ画面で止まってしまうようになってしまった。セーフモードでは起動できるので、アンインストールしようとすると、「Windows Installer」サービスが起動していないという。それでそのサービスを起動しようとすると、下のようなエラーになってしまうのだ。
ローカルコンピュータのWindows Installerサービスを開始できません。
エラー 1077:前回の起動後、サービスを開始しようとしていません。
デバイスマネージャで「SCSIとRAIDコントローラ」配下の「D343PORT SCSI コントローラ」を消しても、%systemroot%\System32\Driversにあるd343port.sysとかd343bus.sysを削除しても状況は変わらない。ググっても、OSを強制的に起動させる方法もセーフモードでサービスを開始させる方法も見つからない。万策尽きたか。うーん、困った。
ファイルサーバの役割は別のマシンに移行したので環境が壊れてもいいや…という軽い気持ちで入れてしまったのだが、起動しなくなってみるとCDのリッピングやmp3へのエンコード、EXILIMへの転送などはこのマシンで行っていたのだった。その役目も新しいファイルサーバに移行すればいいようなものだが、そういうCPUパワーを必要とする処理はCPUサーバたるこのマシンで行いたい。そして、それが必要なのは明日の朝まで…だったりするのである。
けっきょく正月休み最後の日はパソコンのトラブルで終わったのであった…で終わってはいけない。明日から仕事なんである。通勤時にEXILIMで音楽が聴きたいのである。そういうことで、トラブルの復旧はあきらめて作業用のパーティションに新たにOSをインストールして環境を再構築することにする。どのみちUSB2.0の環境がおかしくなっているような気がするので、環境を作りなおさなきゃいけないような気はしてたんだ。ただ、こういうことを連休最後の夜にやらなければならなくなるとは思ってなかったんだが。
PCばかりに構っているわけにはいかない。今夜も私が息子を寝かせる。彼を寝かしつけてから起きて復旧作業の続きをするつもりで寝室に入ったのだが、彼はぜんぜん寝ないのである。カミさんにも風呂から上がったら交代してくれるように言っていたのだが、まったく上がってくる気配がない。そのうちに…
▲1月5日(月)▼ →
2時半過ぎに目が覚めた。今日はEXILIMで音楽が聴きたいので息子にオシッコをさせて起き出す。OSのインストールを流してから寝たのだが、なんだか最後の設定の保存のところでフリーズしている。何なんだ。もう一度最初からやり直しても同じところで止まってしまう。途中で止まっていたのを無視してそのドライブから起動させたら立ち上がったので、まあいいか。
とにかく、ハードウェアを接続する作業はマシンの近くで行わねばならないので、寒い自分の部屋で立ったまま作業しなければならない。私の部屋はエアコンが無いのだ。OSのインストール、サービスパックの適用、CD革命のインストール、USB2.0のPCカードの接続、ハードディスクの接続、リモートコントロールの設定…気が遠くなりそうな手順である。過去の日記に手順を記録していたのでそれほど予想外のトラブルが発生して時間を喰われることはなかったが、それでも2時間以上かかった。身体が冷え切っているのに気づく。
息子は今日から1泊で祖母と温泉に行くため6時過ぎに起きることになっているので、6時半まで起きてカミさんに声をかけ、布団に入る。しかし寒い。布団を被って震えていてもまったく暖かくならないので、毛布を1枚追加したら何とか眠れるくらいになった…と思ったら起こされた。ほとんど身体は暖まっていない。このままでは生命の危険を感じるので、朝食前に葛根湯を飲み使い捨てカイロを腹巻に入れて家を出る。
そういう苦難の末、今日は通勤中に「ふきのとう ベスト VOL.3」(ふきのとう:→【amazon】)を聴いている。今となっては少し古臭く感じるかな。それでも「Simple Song」は名曲。これだけあれば他は要らないと思ってしまったことであったよ。
去年から引き続き、通勤中に「アジアン怪綺(ゴシック)」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。今日はまず立原透耶氏「夢禍」を読み終えた。なんだか芥川風の話でしたな。
続いて江坂遊氏「アヴァターラ」。なかなか面白いオチであった。
そして五代ゆう氏「うす明かりの道」。うー、怖いこわい。私ゃチベット仏教のことはよく知りませんが、なかなか巧く使われてますね。
そして最後は安土萌氏「銀の関節」。短いが鋭い切れ味でございました。
▲1月6日(火)▼ →
今日は通勤中に「Yellow Submarine」(The Beatles:→【amazon】)を聴いている。ビートルズ後期のアルバムの中で最も印象の薄い作品だな。後半はインストゥルメンタルだし。でも一般的に有名な曲より「IT'S ALL TOO MUCH」がなぜか耳について離れない。
今日は昼からOBPで打ち合わせ。移動途中にジュンク堂で「電脳やおい少女」(→【amazon】:→【bk1】)という大判のコミックスを見つけた。なんか、タイトルとか、帯に「実は私、彼氏にいえない趣味もってます…」と書いてあるのを見ると他人事じゃないんですけど(笑)。2冊出ていて両方とも表紙が見えるように並べられているということは、けっこう売れてるんだろうか。
そして京橋に着き、昼食を食べるところを探していると…ツインタワーの本屋が無くなっている。2軒とも…まあ同じチェーンだったからな。やはり書店はどこも苦しいようだ。
引き続き通勤中に「アジアン怪綺(ゴシック)」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。今日は藤水名子氏「常羊の山」を読み終えた。なかなかいい感じの文章である。妖怪の話なのに心地よく読めた。
ビルの31階で打合せをしていたら地震が。だいたい14時51分30秒。これだけ高いところでこの程度の揺れなら地上ではそれほど感じなかったんじゃないかと思っていたのだが、カミさんの実家でも感じたそうだ。
客先で打合せをしていたら17時に終わってしまったので、そのまま家に帰る。18時過ぎに家に着いたときには息子はまだ旅行から帰りついていなかった。
息子は今、将棋とかチェスと現実の戦争とのメタファーに夢中である。風呂の中でも金将は王将の次に偉い武将だとか桂馬は馬に乗った人だとか桂馬は敵陣に入って金将なみに偉くなるんだとかそうすると馬はどうなるんだとか、ずっと言い続けている。いやだから、最初は戦争を模したゲームだったんだけど、ゲーム化してから独自に進化してるんだから必ずしも現実の戦争と対応しないんだ…って言っても理解できないか。
風呂から上がると今度は私のパソコンでチェスができるようにしろとうるさい。フリーでコンピュータと対戦ができるソフトというとこれくらいか。そういうことでダウンロードしてインストールしたんだが、息子はテレビで放映している「め組の大吾」に見入っている。それで、いざ寝る段になるとチェスがしたいとベソをかく。怒って床をドンドン踏みならしながら寝室に歩く。それだったらテレビなんか観てないでチェスをさせてくれと言え。馬鹿者めが。
▲1月7日(水)▼
今日は通勤中に「悲しいほどお天気」(松任谷由実:→【amazon】)を聴いている。なかなか聴きやすいアルバムですな。とくに3から4の流れが楽しい。…と書いていて、ほんとうに楽しい曲なんだろうかということに確信が持てない。そう思って聴いても、ヴォーカルにパワーがないので頭の中に歌詞が入ってこない。ながら視聴しているせいもあるんだろうけど。そういう意味では、私はあんまりいい聴き手じゃないよなあ。
引き続き「アジアン怪綺(ゴシック)」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。今日はまず草上仁氏「トンネル」を読み終えた。うわー、これは怖い。さすがにこの人の短編はSFという枠を超えて凄い。アメリカのために自衛隊を外に出そうとしているこの時期にこういう作品を描くというのは作家としての良心なんだろうな。
それから竹河聖氏「月光の玉」。まあ、ふつうの作品ですな。
続いて奥田哲也氏「素晴らしきこの世界」を読み終えたが、夢ネタというのは面白くない。まあ、そのせいばかりじゃないんだろうけど。
BSE感染牛はカナダ産だと言ってるらしいがアメリカの言うことは信用できんからなあ。まあ、私ゃ狂牛病よりも交通事故や煙草の方が危険だと思ってる人なんで、引き続き吉野家の牛丼が食えるようになってくれれば嬉しいが。
ああーん、きゃわいーん。iPod miniですか。思わず欲しくなっちゃいましたですよ。でも、容量が4GBってのは中途半端だな。毎日入れ替えるなら今使っているEXILIMの128MBで充分だし、持っている音楽を全部持ち運ぼうと思ったら将来的なことも考えると40GBは欲しい。ドライバ無しで外付けハードディスクとしても使えた方がいいし…とか考えると対象外になってしまうのである。
▲1月8日(木)▼ →
今日は通勤中に「SUN&MOON」(岡本真夜:→【amazon】)を聴いている。デビューアルバムだそうである。楽曲もレベルが高いし、デビュー作だけあって力が入っている。力が入りすぎていて息苦しく思えたりするくらいに。
しかし、往きの電車で乗り合わせたにーちゃん、顎髭を延ばしてリボンを結んでやんの。つんつるてんのコートとジーンズに真っ黄色の靴。うーん、「ふつう」になりたくないのかもしれないけど、その「外した」ところがカッコよくないといかんと思うんだがな。他人に笑いをこらえるのに苦労されるようじゃダメなんじゃないのかなあ。
今日も出勤中の電車の中でLinuxザウルスを使って日記を書いていると、メモ帳で保存したときCFカードに上書き保存できなかった。妙なものを見たせいか。よくあることだと思っていたのだが、日記用のディレクトリとは別のところにファイルを書き込み、日記用のディレクトリに戻って今書いたテキストファイルを開くと…壊れている。なんだか、ずっと前に書いた日記の一部が表示されるのである。たまたま昨日に書いた日記のファイルもその前に更新していたのだが、それを開いてみても壊れている。愕然。
現象から推測すると、どうもフラッシュメモリにうまく書き込めなくて、ファイルの管理情報と書き込まれているファイルの中身が不整合を起こしているように見える。今までは1つのファイルを何度も更新していたから最後にうまく書き込めていればボロが出なかったのが、今回は複数のファイルを更新したのでおかしくなってしまったようだ。
慌ててCFを職場のWindows2000のマシンに挿して(こういうときにCFのタイプ1は汎用のアダプタが使えるので便利だ)ファイルシステムのチェックをしようとするが、どうやって実行すればいいのかわからない。たしか以前はアクセサリの中にあったような記憶があるんだけど。いろいろ調べてやっとわかった。「ディスクの管理」でローカルディスクのプロパティ画面を表示してツールタブからチェックできるのだった。こんな大事なツールの場所をコロコロ変えるんじゃねえ>Microsoft。それでエラーが出なかったので安心したのだが、そのファイルを開いてみると…やっぱり壊れている(号泣)。ここ2日間で通勤中に書いた文章が…。ううっ、これじゃ毎日更新するようなデータの置き場には使えないなあ。毎日書き込むデータはSDカードに置いて、PCに取り込むときはそれをCFにコピーするような運用にするしかないのか。
今日書いた分は何とか記憶に残っているが、私ゃ宵越しの知恵は持たない主義なので、昨日に書いた内容なんか覚えてないぞ。それに、だいたいの内容を覚えていたとしても、思い出しながら書いてたんじゃその場で書いた文章よりどうしても鮮度は落ちるからなあ。うがー、腹が立つう!
そういうことで、昨日と今日の前半の日記はうろ覚えで書いたものなのである。
そういうところにこういうニュースが。うみゅう、これは欲しいかも。約397gでCrusoe 1GHzのWindowsXPマシンですか。しかもキーボードがついた!
帰りにジュンク堂に寄って「医竜 5」(乃木坂太郎:ビッグコミックス:→【amazon】:→【bk1】)を買う。テンションが落ちてきたように感じてそろそろコミックスを買うのも中断しようかなあと思っていたのだが、今週号を読んで気が変わった。あの麻酔医、なかなかいいキャラです。
明日は人間ドックに入るので21時までに食事を終えなければならないそうなのだが、帰るのが遅くなってけっきょく食べ終えたときには23時近くになっていた。消化するために遅くまで起きていたのだが、胃の中の異物感は無くならない。けっきょく寝るまでそのまま。
▲1月9日(金)▼ →
今日は通勤中に「青春歌年鑑 1972」(オムニバス:→【amazon】)を聴いている。まあ、懐かしいという以上の感想はありませんな。しかし、「喝采」(ちあきなおみ)はいい曲だな。たしかこの年のレコード大賞の直前にテレビで予想を訊かれた人が「楽曲ならこの曲だが、発売が遅かったから…」と言っているのを聞いて、「そういうことで左右されてはいけないんじゃないか」と子供心に思った記憶がある。まあ、結果的にはこの曲が獲ったから、めでたしめでたし…だったんだが。
引き続き通勤中に「アジアン怪綺(ゴシック)」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。今日は友成純一氏「爛れ」を読み終えた。南国での虫刺されのイヤンな感じが何というか、と思いながら読んでいたら…いやーん、キモチワルイー。虫ですよ、ムシ。まあたぶん、読者にこう思わせるのが狙いだろうから、それは成功してるんでしょうな。私はあまり好んで読みたくないけど。
今日は人間ドックを受ける日である。早起きして9時までに健診センターに入らねばならない。昨夜夕食を摂るのが遅かったのでギリギリに入る。胃の検査は時間がかかるので、順番が後の方ほど遅くなるのである。今日は体力測定はパス。引っ越しして以来、自転車にも乗っていないし意識して身体も動かしていないので歴然と体力が落ちているはずなのである。今までは「体力年齢が実年齢よりも9歳若い」とか言って喜んでいたのだが、たぶん今測定すると実年齢よりも落ちているに違いない。それを知るのが怖いのである。意識して運動しないといけないんだけどね。
今回の採血の人はそれほど上手くない。肉に針が入ってくるときも痛いし、容器を取り替えるときに針が動く。胃の検査のときにも検査台の上でかなり捻くり回された。挙げ句の果てはゲップを出していないのに「空気が抜けたので」といって発泡剤を追加で飲まされる。やっぱり健康診断は健康に良くないと思うのであった。身長が180cmを切ってたのもショック。やはり運動不足でカルシウムが抜けてるんだろうか。
今日は夕方から発注元で打合せ。健康診断後の医師との面談を終えて発注元に移動する途中に大阪駅前ビル地下の古書店街に寄り、書棚を眺めながら歩いていると「男の人類学」(小松左京:大和書房 1976)を見つけた。小松先生の本でもこれは持っていない。小説ではないが、けっこう状態はいいし500円なら…ということで買うのである。しかし小松先生って、GOROにも連載してたのか。知らなかった。当時は高校生でも女性のヌードが載った本を買うのは文字通り決死の覚悟を要したのである。
今日、息子は目の周りが爛れているので目医者に行ってきたのだが、ついでに近視と診断されたそうだ。もう仮性近視の域を超えているらしい。パソコンもテレビも禁止だそうである。それは可哀想に。目の周りが痒くてこすったせいで角膜に傷もついているので、これからしばらく一日3度目薬を注して目の周りに薬を塗らねばならないらしい。息子にもストレスだが、反抗される親にもストレスであるなあ。
▲1月10日(土)▼
なぜか7時過ぎに目が覚めてしまう。昨夜は眠くて息子と一緒に寝てしまったとはいえ、9時間くらいしか寝ていないのだが。
9時を過ぎて妻子も起きてきた。カミさんが食べている間に娘が泣き出したので腹の上に乗せてパソコンをいじってたら娘は寝てしまった。膝の上で子供が寝ているとこちらも眠くなる。娘を抱いて寝室に移動する。抱き上げたので娘は目が覚めたようだ。私の布団の中でバタバタ動いていたが、そのうちに泣き出した。腹の上に乗せてなだめると、大人しくなってくれた。
目が覚めると14時半。昼食後に今度はカミさんが床暖房の上に横になって寝てしまった。息子はパソコンが使えないので、私はパソコンをいじりながら彼とリアル将棋。娘が泣き出したので抱きながら息子の相手。最初は六枚落ちで指したのだが、まだ勝負にならないのでさらに駒を落としていって最終的に10枚落ちになる。守りの駒が玉しかいないので自陣の全体を防御することができない。息子も飛車をひねって成り込むことを覚えたのでさすがにどうしようもないかと思ったのだが、だいたい勝率は五分である。下手が早めに大駒を成って詰みの形になれば勝ち。長引いて上手に駒が入ればこちらの勝ち…というパターンである。
だいたい互角の手合(ハンディ)が見つかったので、ここから四番手直り(4つ勝ち越すごとに手合が変わる)で勝負することにする。点数化が好きな息子もこれなら励みになるだろう。さて、息子が駒を引くようになるのはいつになることやら。
昨日は胃の検査を受けたので腹の中にはまだバリウムが残っているはずである。しかし、それは家のトイレでは排出したくない。以前、家のトイレで大きな固まりを排出してしまい、洋式便器の底に沈んで流れず苦労したことがあるのだ。そういう意味では休みの前日に人間ドックというのは良くないなあ。そういうことで、息子をどこかに連れて行ってついでに出してこようかと思っていたのだが、明日カミさんがイベントに行くため娘を実家に預かってもらうようになっているので外出は明日にするよう言い渡される。幸い(か?)、今日はバリウムは出ることはなかった。出す努力もしなかったんだが。まあ、昨日のうちにかなり出てるし、飲む量も昔に比べると少なくなっているので大丈夫だろう(と思っていたのだが…)。
今日は私が子供たちを風呂に入れる。娘の右首の下あたりが真っ赤になっている。痒いのか、おぼつかない手つきで掻いている。4ヶ月の乳児でも痒ければ自分で掻くんだね。かなり辛そうである。すまんなあ、お父ちゃんがアトピーだったせいで。
夜中に独りでパソコンをいじっていて、数百個、数十ギガバイトもファイルが入っているフォルダを消してしまった。居間のパソコンから自分の部屋のサーバをリモートコントロールで操作していてエクスプローラーでフォルダを開いてからファイルを選択してDelキーを押したつもりだったのだが、ファイルが選択されてなかったようなのである。「フォルダ〜はごみ箱に対して大きすぎます」というダイアログは出てきたのだが、反射的に「OK」を押してしまったのである。そうすると、一瞬で何も無くなってしまった。
ぐわあああ〜ん。未処理のデータを保管しておいて処理したら消すという用途で使っていたフォルダだったので元データは別のところにあって無くなったファイルはないのだが、「このファイルは処理した」という情報が消えてしまったのである。泣きながら必要と思われるファイルをおおまかにセレクトしてコピーを開始するまでに4時を過ぎてしまったのであった。ううー、Macだったら大きなファイルでもごみ箱に入れてくれるのに(trashフォルダに移動させるだけでいいんじゃないか)。Windowsの馬鹿野郎〜!
[ホーム] | [日記の目次へ] | [次の日記へ]