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▲1月21日(水)▼ →
カミさんはかなり体調が悪そうである。娘が夜中にかなり派手に泣いてたからなあ。いつもならば寝たままで猫式授乳をすれば治まるのだが、風邪で抗生物質を処方されているので乳をやれず起きてミルクを作らねばならない。これは大変な負担である。娘の方も哺乳瓶ではスキンシップが不足するのでストレスが溜まってまた泣く。カミさんは薬の効果も弱いし乳をやらない方がストレスが大きいということで、薬を抜くことにしたそうである。医者に電話をかけて最後に飲んでから何時間空けば授乳していいかを問い合わせている。半日くらいかと思っていたら、やはり12時間くらいと言われたそうだ。昨夜に飲んでから12時間経過しているということで、すでに授乳を開始している。就寝中は新陳代謝が落ちているから12時間に含めていいのかちょっと不安だが、医者が12時間といえばそれでいいんだろう。でも、水分を多く摂って排出する努力はした方がいいと思うんだけどね。水分を摂るのは風邪にもいいし。
彼女は朝食を終えるとすぐにまた寝てしまった。今日は息子の授業参観だし、娘も4ヶ月健診に連れて行かねばならないらしい。大丈夫なんだろうか。出勤するのを遅らせて、洗濯物を干してから家を出る。
今日は通勤中に「水の中のASIAへ」(松任谷由実:→【amazon】)を聴いている。「スラバヤ通りの妹へ」はいい曲だな。「時のないホテル」に入ってる曲たちのように、ほどよく力が抜けているのがいい。しかし、4曲だけというのはちょっと物足りないぞ。
引き続き「短篇ベストコレクション 現代の小説 2003」(日本文芸家協会編:徳間文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。今日はまず東郷隆氏「ハラビィ」を読み終えた。戦場のアフガンでの体験を描いたものだが、すごい文体がシャープだ。冷たいほどに描写が頭に入ってくる。…そうか、コカインやると鼻の粘膜が無くなるのか。私のように鼻の粘膜が弱くてすぐに風邪を引く人間は「鼻の粘膜なんて無くなっちまえ」とか思ってしまうこともあるのだが…(こらこら)
続いて立松和平氏「火の川法昌寺百話」を読み終えた。実は私はこの作者がニュース・ステーションに出ているのを見て、「ニュース番組に出るのにそれに相応しい喋り方をする努力をしてないなんて信じられない。こういう喋りしかできないのにこの番組に出るような神経の人間が書く文章なんて大したことはないだろう」という偏見を持っていたのだ。実際に読んでみると、意外とマトモなモン書くじゃん、という感じですな。東京大空襲の描写は真に迫っているし、主人公がそこで家族を失った呪縛から逃れられた場面は、読んでいると救われるような感じがしましたな。まあそれでもこの人の本を買う気はしないけど。
帰りにジュンク堂に寄って「電脳やおい少女 2」(中島沙帆子:Bamboo comics:→【amazon】:→【bk1】)を買う。1巻が面白かったので買うのである。何も知らない主人公の彼氏を見ながら、「ああ、昔はオレもそうだったんだなあ」と感慨にふける。主人公が彼氏に自分の趣味を必死で隠す姿に、つきあってた当時、カミさんはこういうことを思ってたんだろうか…とは思えない自分が哀しい。そういう私も今は、主人公をオタクだと馬鹿にする彼氏の親友みたいになってるんだから、時の流れというのは恐ろしいものである。
しかし、まだエッチしてないのかこの二人。彼氏が可哀想だよな。まあ、ヤる前はヤる前でそれなりの楽しさがあるんだが。この主人公のようなタイプは、清らかな時期の方がいいかもしれないし。63ページの「ムラサメ」ってのは「MURAMASA」の間違いだろう。調べる時間が無かったんだろうな。
この作品中で、そういう趣味の人が他人の旦那を紹介されて「受けくさーっ」と思うというシーンがあって、オレもカミさんの友達に紹介されたときにはこう思われていたのかと…(以下略)
風呂でお尻を洗っていて思った。この感触は…痔になったかもしれない。この感触とはシャワー式トイレを使うようになってから暫くご無沙汰だったのだが、どうやらそういう雰囲気である。道理でバリウムを排出した後、排便しにくいと思ってたんだ。バリウムの固まりを貯め込んでたせいで直腸が拡がってウンチが太くなったせいかと思ってた(←馬鹿)。まあ、あれだけ全力で圧力をかけ続ければ肛門も壊れますわな。
▲1月22日(木)▼