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▲2月11日(祝)▼ →
11時に起こされる。今日も休日出勤である。横を見ると息子も熟睡している。昨夜もオシッコに起こしたときには眠くて身体がグニャグニャだったからなあ。それで、今朝もオネショをしていた。昨夜は2回もオシッコをさせたんだが、11時まで寝てるとダメか。妻子は図書館に行く予定だったようだが、今日は休みだそうである。彼らがビデオを借りに行くついでに、雨が降っているので車で駅まで送っていただく。有難いことである。
今日は通勤中に「D'Atra Hicks」(D'Atra Hicks)を聴いている。こういうパワフルなヴォーカリストがゴロゴロしてるところがアメリカの恐ろしさである。ディアトラ・ヒックスの名を初めて知ったのは、「MAMA,I WANT TO SING.」というミュージカルの主演として来日したとき、日本の歌番組に出てきてプロモーションしたんだな。それがもう、宣伝とかいう生やさしいものではなくて、クワイアを引き連れてきてパワー全開で歌いまくるという凄まじいもので、他の出演者も含めてみんな圧倒されてしまっていたのであった。まるで町の空手道場にボブ・サップが乗り込んで来て全員を撫で切りにして去っていった、みたいなノリだったなあ。それでこの作品だが、アルバムとしてはすごくレベルが高いが、若さにまかせて突っ走りがちなところが、聴く方が歳を取ってくると辛い部分もあるかもね。
さすがに今日は休日なので、出勤している人間も帰るのが早い。最後になるとフロアの戸締まりをしなければならないので20時で帰る。まだジュンク堂が開いているので帰りに寄ることにする。とくに買うべき本はなかった。しかし、「ブリタニカ国際大百科事典」のCD-ROMを見つけて買いそうになってしまった。2万円以上するものを、そうそう気軽に買うわけにはいかない。しかし、このままストレスが溜まるといつかまた買ってしまいそうな気がするなあ。外国の百科事典も1つ持っていた方がいいと思うんだな。まあ、とりあえずはWeb上で操作性や内容についての評判を調べてみるか。
家に帰ると、息子がスケッチブックを出してきて字を書き始める。ひらがなのお手本が載っているボードも持ち出してきて、正座してちゃんと手本を見ながら書いている。ちょっと前まで何もできなかったのが、こうやって食卓の前に正座してお手本を見ながら自分で言葉を考えて字を書いているというのは、感慨深いものがある。こういう気持ちを味わわせてくれれば、子育ての苦労も報われるというものだ。こうやって彼も、自分の手で、自分の文字で、自分の人生をつむぎ出してゆくようになるのだろう。
私が「これやったら、じいちゃんばあちゃんに手紙書けるな」というと、息子もその気になったようである。ただ母親に「まず父ちゃん母ちゃんに書いて練習しよ」と言われて、まずは父親に手紙を書き始める。おお、ちゃんと読めるぞ。これが、彼が最初に書いた「文章」であろう。ただ、濁点は左上じゃなくて右上に打たなきゃいけないんだけどね。あとで母親にも同じことを指摘されていたが、これだけでも大きな一歩なのである。
▲2月12日(水)▼ →
起きて居間に下りてゆくと、カミさんが昔の写真を見ていた。引っ越しの準備で荷物を整理しているのか、それとも次の子がやってくるからか。1〜2歳の頃と比べてみると、やっぱりぜんぜん変わってるよなあ。知らぬ間に子供は大きくなってしまうものである。
どうも最近、DNSの調子が悪い(存在するはずのサーバが見つからない)ことが多いと思ったら、Slammer騒ぎの影響だったのだろうか。「日本で被害が少なかったのは、ファイアウォールが効果を発揮したからだろう」ということだが、それにもデメリットがあるということなのね。SQLServerにパッチを当てなくてもファイアウォールでポートを閉じることで防御できれば、提供しているサービスの安定性という面では安全なんだけどなあ。
Jammingというソフトが電子ブック、EPWINGだけでなく、「世界大百科事典」にも対応しているらしい。EPWINGの辞書と串刺し検索はできるんだろうか。これは使ってみるかな。
SL-C700を使い始めて1ヶ月以上経った。いくつか不満はあるが、それでももう前のZAURUSには戻れないと思う。キーボードにもおおむね満足しているのだが、ただ一つ「−」がスペースの左側にあるのがひじょうに辛い。数字キーの間がけっこう空いているので、「0」の右側に置けなかったのだろうかと残念に思うのである。あと、「Fn+9」や「Fn+0」を繰り返して押すことで英字の大文字と小文字を選べるようになれば嬉しいんだが。これはどこかの特許だったっけ?
家に帰ると、息子から彼の祖父母への手紙が封筒に入って置かれていた。途中から意味不明になってしまっているが、「おじいちゃん…」とか書いているのは読み取れる。祖父母としては、これだけでも嬉しいだろうな。カミさんがFAXしようかと言ったらしいのだが、やはり直筆がいいらしいのである。早く送らなきゃね。
カミさんが炭酸飲料が飲みたいとか言ってあちこち開けて探し回っている。どうも在庫はないようである。悪阻で吐いていたそうだし、食べ物の嗜好もどうにもコントロールできないようだ。そういうことで、私が買いに行くことにする。もうパジャマに着替えているので、階上から財布を持って下りて家を出る。ジンジャエールが理想らしいが、それは期待しない方がいいだろう。第二希望はコーラらしいが、ワタクシ的には妊婦にリン酸の多く含まれた飲料を飲ませたくない。コカコーラのサイトにも「現在の摂取量においては、カルシウムの吸収をさまたげたり、骨や歯をもろくすることはありません」と書いてあるくらいだから、やはり厳密に見るとやはりあまり良いものではないのだろう。コーラも無かったと言って普通の炭酸ジュースを買ってくるかな、とか思いながら近所の自動販売機に向かう。そして見てみると、おお、ペットボトルでジンジャエールがあるじゃないか…しかし、無情にもそれだけが売り切れなのである。どーしてなんだ。そんな人気の商品じゃないと思うんだがなあ。どうするか。寒いから他の販売機のところまで行く気はしないし。とか思いながらよく見ると、缶もあったのだった。これは売り切れてない。ラッキーである。妊婦にコーラを飲ませなかったというだけでシアワセになるのであった。
▲2月13日(木)▼ →
息子は昨夜から今朝は早く起こしてくれと言っていたそうだ。今日は保育所で生活発表会の予行演習らしいのだが、劇で「その他大勢」でない役を演るので張り切っているんだそうである。そういうことで、「はやくはやく」と言いながら出て行ったのであった。あとで訊くと、早く着きすぎて保育所の先生に呆れられたそうである。
今日は通勤中に「lapis lazuli」(尾崎亜美:→【amazon】)を聴いている。「初のバラード集」だということで、結果的におちゃらけた曲が入っていないので落ちついて聴ける。この路線ばっかりだと、演ってる方が飽きるんだろうなあ。
そして帰りに「導きの星 2」(小川一水:ハルキ文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読み終えた。今回も充分楽しめましたね。私ゃ宗教ネタは好みじゃないし、現地の知的生物が地動説を確信するに至った現象も天動説で説明できると思うんだけどな。やっぱり外惑星が無いと天動説の発見は難しいと思うんだけど。そして今回も最後に大きな謎を残して終わる。早く次が読みたいね。もうすぐ完結するというから読み始めたんだが。
今日は午前中は京都で打ち合わせ。そしてついでにサーバの置いてある場所を見学に行く。京都よりさらに遠くなのである。毎日ここに行かなきゃいけなくなると辛いなあ。そして帰りに京都駅に着いたところは34番乗り場であった。番線表示に「34」みたいな大きな数字が書いてあるのは何だか変な感じですな。しかし駅構内を歩いていると、こんどは逆に0番乗り場というのもあったのだった。番線表示が1より小さいというのはさらに違和感があるな。
家に帰ると息子は日記を書いたとか言っている。色紙を折ったものを出してきて、表に自分の名前を書いてあるのを示す。名字はもう漢字で書けるようになっている…というか、ウチの名字は画数が少ないのでひらがなよりも簡単なんだな。ファーストネームの方は画数が多かったりバランスが難しかったりするのでひらがなである。私は小学校に入る前に自分の名前を漢字で書いていたのだが、それは私の名前の画数が少なかったからなんだな。そういう点では、それほど私の子供の頃とレベルは違わないのかもしれない。
▲2月14日(金)▼ →
5時にコタツの中で目が覚めた。昨夜、どうにも身体を支えられなくなって、「ちょっとだけ」と横になってそのままだったのだ。寝室に上がって息子にオシッコをさせ、布団に潜り込む。今日は仕事になるんだろうか。
今日は通勤中に「Without Your Love」(Dionne Warwick)を聴いている。実はこれは20年前、私が最初のCDプレーヤーを購入して最初に買ったCDなのである。いやいや、最初にこんな凄いCDを買うなんて、自分を誉めてやりたいくらいの良い作品ですな。このアルバムには、2種類の曲が含まれている。一方が映画のサントラでStevie Wonderと共演したときの曲。もう片方がBarry Manilowプロデュースの曲。とくに後者の曲が素晴らしいのである。バリー・マニロウの盛り上げるアレンジとディオンヌ・ワーウィックの声、これがタッグを組んだらもう、無敵ですな。今でもじゅうぶん上位に入る出来である。
しかし4曲目でデュエットしてはる人、ええ声してはりますなあ。GLENN JONESさんいいはるんですか。今ちょっと「グレン・ジョーンズ」いう名前で検索してみたんですが、件数は少ないですけど書いてる人はみんな絶賛してはりますね。これはちょっとCDを探してみますかな。
思えば、最初のCDプレーヤーを買って20年になるのか。たしか東芝の3世代目の製品を買ったんだ。これは自分でも正解だったと思う。初代の製品は「まず作ってみました」というもんだから買うのは人柱覚悟だろう。当時はネットワークなどなかったから「人柱」という言葉もこういう意味じゃなかったんだけどね。利用者が実際に使った上での要望や問題点が設計時点から反映されるのがこれくらいになる。まだ手を抜けるところが充分にわかっていないから無理なコストダウンもしていないので長持ちするだろうし。たぶん今でも、ウチにあるのは動くんじゃないだろうか。動かしてないけど(苦笑)
最近ハードディスク上に格納している曲をランダム再生して楽しむようになって、午後のこ〜だ(たぶんVer2.36)でエンコードした曲の音質が悪いのが気になるようになってきた。明らかにLAMEでエンコードしたデータに比べて音質が落ちる。どうも高音が割れるのである。しかし、すでにハードディスクに貯めている数千曲を再エンコードするのは事実上無理だからなあ。午後のこ〜だは音がよくて定番、という評価が多かったから使っていたのだが…やはり自分の耳で評価しないといけませんね。
@niftyから入会8周年のメールが来ていた。ネットを初めてまだ8年、息子が生まれた時点では2年も経っていなかったのか。あの間に、すごく色々なことを経験したような気がするんだけどな。ほんとうにパソコン通信を始めてから1年くらいは夢のような日々だった。だから今でもネットワーク上に他人には何の意味もないようなテキストをダラダラと垂れ流し続けているのだ。最近でもネットワークを始めた人はそういう風に感じるのかねえ。
▲2月15日(土)▼ →
今朝も5時にパソコンの前で目が覚めた。床と仲良しになってしまった前日の経験を生かして意志の力で横たわることは避けていたのだが、座椅子に座ったまま眠ってしまっていたのである。頭部が安定していなかったので首が痛い。また寝室に上がって布団に潜り込む。今日は早起きしなければならないのだが…
何度か起こされたのだが、午になって妻子が帰ってくるまで起きられない。今日は息子の生活発表会なので、朝早く起きて妻子を送り出したあと手早く自分の用事を済ませてから保育所に行って息子の出演しているところを観てのち家族と食事をしてそのまま仕事に行く予定だったのだが…「夏休みに毎日1時間勉強をする」というのと同じくらい机上の空論だったな。
生活発表会の劇では、ふつう一つの役を複数の子供で担当するのだが、今回は希望者がいなかったので息子の役は一人でこなしたらしい。うまくやれたので他の子のお母さんとかにも誉められたらしい。母親にそう言われて本人も得意そうである。これで自信がつくといいね。食事をするとカミさんは昼寝に入っていってしまった。私は仕事である。息子は独りになるが、自分で何とかするだろう。昔は独りにできなかったことを思うと、成長したものである。
今日も休日出勤なので出勤途中にジュンク堂に寄る。そこで「SFが読みたい! 2003年版」(→【amazon】:→【bk1】)が出ていたのでパラパラと読んでみたのだが…「ベストSF2002」和洋あわせて20冊のなかで読んでいるのは「イリーガル・エイリアン」だけだという事実に愕然とする。やはり私は薄々の一般人だな。まあ、ほとんどが1000円を超えるハードカバーなので文庫・新書しか読まないという「縛り」がある私が読んでないのは無理もない部分もあるのだが、それでもこれが全部文庫だったとして、買って読もうかという気になる作品は…と考えるとあんまり無いんだよな。
今日も今週中にやるべき仕事が終わらず、23時まで仕事。帰るときには雨が降っていた。それほど強い降りでもないので、駅からは自転車で傘を差して帰る。自転車の道が整備されている安全なルートで帰ったのだが、先日閉店していたコンビニと同じフランチャイズの店が、そのすぐ近くにできていた。移動しただけなんだろうか。いずれにせよ、閉まる店あれば開く店あり、ということだな。カミさんに言うと、先日の日記を読んで「心配して損した」とか言っているが、そういう個別の事象にとらわれてはいけない。物価が下がる方向にあるのは冷厳な事実なんだから、この時期に莫大な借金をして買い物をするというのは頭の良いことではないというのは変わらないと思うのだ。
子供のインフルエンザについて新聞に「今シーズンの脳症の特徴として(1)死亡例が従来の1〜3歳から0〜8歳に広がった(2)けいれんなど前兆がないまま急死する例が目立つ」と書いてある。うわー、怖いよ。本当にあのときはヤバかったんだな。運がよかった、と思うのである。
15キロ差ヘビー級に挑戦…ってアナタ、ボクシングって下の方は1kgちょっとの差で階級が分かれてるというのに、その十倍の差って… しかし、それだけのことはありますこの人。調べてみたら45戦44勝36KO1敗。トンデモナイです。しかも、その1敗が反則負け。どういう反則なんだろうと思ったら何と「ダウン後の加撃」って…勝ってたんじゃん。まさしく化け物ですな。それが15キロ差に挑むんですか。「本人も試合の合間にバスケットボールのマイナーリーグに参加したり、ラップ音楽のCDを出したりと、そのモチベーションを疑われるような行動にまで出ていたが、それでも、試合となればいつもパーフェクト」とか書いてあるし。
今週も夜中に自分の用事をする。その間に今のパソコンをWindowsXPで起動し、Windows2000が入っているドライブの内容をNASにバックアップしてCD-R/RWとDVD-ROMのコンボドライブのドライバの入れ替えにチャレンジする。DVDの再生もうまくできないことがわかってしまったので、再挑戦なのだ。DVDも見れない、CD-Rも焼けないでは、何のために買ったかわからない。WindowsXPで使えばいいじゃないかと言われそうだが、私はXPは意地でも使いたくないのである。クラシックスタイルにしても、使ってると気持ちが悪くなってくるのである。
デバイスマネージャで「ドライバの更新」をやるときに「場所を指定」でWindowsXPが入っているドライブを指定しているのに、よく見ると検索されたのはWindows2000のドライブのinfファイルになっていた。そこで「別のドライバを1つインストールする」にチェックして無理矢理XPのドライバを選択し、2000で起動する。しかし、起動途中で青画面になってしまった。「UNKNOWN DEVICE」とか表示されている。やっぱりXPのドライバでは動きませんか。またXPで起動しなおして、バックアップからWindows2000のドライブの内容を復旧するのである。デュアルブートは便利だ。そうこうしていると、また朝の6時になってしまっていたのであった。馬鹿だ。息子にオシッコをさせて寝るのである。
▲2月16日(日)▼ →
カミさんに起こされた。2時である。まだまだ眠いのだが、起きなきゃいけないよなあ。居間に下りて、寝る前に開始していたWindows2000環境復元の結果を確認すると…あら、途中で止まってますわ。ディスクミラーリングツールというフリーソフトで復旧していたのだが、「中断」と表示してシンクロ処理が終わっているのである。どうしたんだろう。仕方がないのでXCOPYでコピーを開始する。なんでディスクミラーリングツールというソフトを使っているかというと、このソフトはファイルシステムによる時刻の精度の違いを吸収してくれる(これができないと毎回同じファイルをコピーしたりするのですよ)し、「○月○日以降に更新されたファイルでかつコピー元の方が新しいものをコピー」という条件でバックアップできるし、何よりもコピー元に存在しないファイルがコピー先にあったら消してくれるのである。つまり完全にシンクロできるわけですな。この時点ですでに削除処理は終了しているので、XCOPYで戻せばいいはずだ…と思ってたけど、いま書きながら考えてみると、XCOPYで「/D」オプションを指定してたらバックアップの方が古いから完全に元には戻らないじゃないか。まあ、結果的に正常に動いてるみたいだからいいか(苦笑)。
食事を終えてXCOPYの結果を見てみると、これも途中でエラーが出ていた。「System Volume Information」というフォルダが作成できないと言っている。これはハードディスクごとに固有の情報が入っているようだから書き換えるとマズいのだろう。これは書き戻す必要はないはずなので、バックアップから削除する。それから再度ディスクミラーリングツールを実行するが、やっぱり中断してしまう。けっきょく、XCOPYで復旧することになってしまうのである。それは正常に終了した。そしてめでたくWindows2000が起動するようになったのであった。ちょっとドキドキだったんだけどね。復旧するまでにけっこうかかったな。でもまあ、復旧の手段が無くて最初からやり直しになることを思えば、天国のようなものである。デュアルブートとバックアップのありがたさ、だ。
カミさんは機嫌が悪い。何だかんだと用事を言いつけて寝室に上がって行ってしまった。息子はずっと室内で過ごしていたようなので彼を連れ出して買い物に行こうとするが、彼は私のパソコンでゲームをしたいと言う。それじゃ、1回だけだぞ。
寝室の電灯の豆電球が点かなくなっているので、まずは近所の電器屋に行くことにする。息子に自転車に乗って行くように言うと彼は「ぼく、じてんしゃには、あんまりきょうみないんやけど…」と言う。うるさい。興味が無くても自転車には乗らなきゃいけないんじゃ。そういうことで強制的に乗せるが、やっぱり自転車を運転するのはかなりキツイようである。今日はそれほど身体を動かしてないだろうに、どうしてそんなにキツそうに漕ぐのかね。前回のアレがトラウマになっているのかな。
電器屋で豆電球を買ってレジで支払いをしていると、息子がテレビコーナーの方を指して「あ、しょうてん」と言った。「笑点」が始まったようである。それで早く帰ろうと言い始める。彼はいまこの番組がマイブームなのである。カミさんの実家に行くと祖母相手に大喜利ごっこをしているらしいし、ウチでも母親相手にやろうとして鬱陶しがられているそうだ。しゃーないな。いったん帰るか。
「笑点」が終わって、ふたたび買い物に出る。暗くなってきたし息子も疲れているようなので徒歩で移動することにする。私が自転車に乗せてやるほど甘やかす気はない。買い物の目的は、我が家の門の留め金が折れてしまったので、それを接着するための道具を入手するためなのである。当初はホームセンターに買いに行くつもりだったのだが、徒歩だと遠いので近所の百円ショップに行ってみる。いやー、何でもありますな。紙ヤスリも100円、金属のヤスリも100円、接着剤も100円、ガーゼマスクなんか3枚入りで100円(中当ては入ってなかったけど)、500mlのペットボトルも100円…こういう店がどんどん出てくると、そのへんの零細な文房具屋は抵抗のしようがないよなあ。時代の流れといえばそうなんだろうけど、歳を取って対応力が落ちてくると辛い時代ですなあ。ちょっと前までは若い頃に頑張った蓄えで何とか生きていけたんだが、最近は簡単にに御破算になってしまう。能力の面でも資産の面でも。そして自分もそういう年代になりつつあるんだよなあ。
何でも100円なので嬉しくなって店内でいろいろ見ていると、息子が早く帰ろうと言いだした。けっこう疲れているような様子である。どうしたんだ。インフルエンザに罹ってから、どうも弱くなってるような気がするな。何か欲しいものはないかと訊くと、私の袖を引っ張っていって「これ」と指さす。粘土である。そうか、これに目をつけてたのね。100円なら安いもんだ。粘土盤も買おうかね。
門の修理のための道具は入手できたが、カミさんにスライスチーズを買ってくるように言いつけられているので近くのスーパーに向かう。さすがに100円ショップに生鮮食料品はそれほど置いていない。息子は家に帰れると思っていたのに家の反対方向に歩いていくので何で遠回りするのかと訊いてくる。もうちょっと我慢してくれ。スーパーではちょうどスライスチーズを安売りしていてラッキー、と思ったのだが…雪印の製品だった。これはちょっと買う気はしないなあ。そういうことで、多少高価いが他社の製品を買う。妻子が食べるものだからな。
家に戻り、息子が「ザ!鉄腕! DASH!!」を観ている間に門扉の修理をする。すでに何回か折れて接着されているので、まずは破断面から古い接着剤を剥がさねばならない。すぐに他人に譲り渡す家の一部だから、いい加減な仕事をすると後々トラブルの元である。紙ヤスリを使ってみたが、これはまったく役に立たなかった。金属のヤスリを使うが、これも効果的ではない…と思っていたのだが、表面でヤスリを平行移動させて削るように動かすのではなくて、回転させて巻き取るようにするとうまく剥ぎ取れるようだ。そして門の方も破断面をキレイにして瞬間接着剤でくっつける。手が冷たい。冬にこういう仕事はあまりやりたくないね。
カミさんが起きてきたので寝室に上がり、豆電球を付け替える。点灯確認。こっちもおっけー。カミさんがしんどそうなので冷凍の中華丼を電子レンジで解凍する。息子がラーメンを食いたいと言っているのでカップラーメンも用意する。食事の準備をしていると、食卓で息子がベソをかいている。どうしたんだと思ったら、粘土で遊びたいと言ったのに対して遅くなったから今日はやめようと言われて泣いているらしい。うーむ、それだったら風呂に入る前にちょっと遊ぶかい。甘い親であることよ。
息子が粘土を捏ねているのを見ていると、指を使っているので頭脳の成長にはいいような気がしてきた。ただ、紙粘土のつもりで息子に選ばせたら油粘土だったのが誤算だったな。まあ、100円だからまた買ってくればいいか。
▲2月17日(月)▼ →
夢を見た。予定外の収入があって「どう使おうか。これは新しいノートを買うしか…」という内容だった。よっぽど新しいパソコンが欲しいらしい(苦笑)。しかし、WindowsXPを使いたくない、という理由だけで二十万以上の金を払うというのもなあ(爆笑)。まあ、引っ越したら自分の部屋に自作でサーバを立てるつもりで予算は準備してあるんだが、それで買って今のノートをサーバとして使えば…と思ってしまうのである。自作だとディスプレイが邪魔になるし、消費電力もノートの方が有利だよなあ。IEEE1394やUSB2.0が使えれば、拡張性もそれほど心配しなくていいだろうし。内蔵型よりも多少値段は張るけれど。ああ、どんどんそういう方向に心が…(憫笑)
問題はどこの製品を買うかということである。さすがに今回は半年でイヤになるようなマシンは買いたくない(いやマシンのせいじゃなくてOSのせいなんだが)のでBTOで妥協のないマシンを組みたいのである。やっぱりディスプレイはUXGAにしたいからなあ。しかし調べてみると、最上位機種でOSとしてWindows2000が選べるところがほとんど無いのである。DELLも最上位機種はXPのみである。企業向けなんかだったら2000じゃなきゃいけないというところもまだまだ多い…というか、そっちの方が多いんじゃないかと思うんだが。私が調べた範囲では、UXGAのノートでWindows2000が選べるのはエプソンダイレクトくらいである。…あ、IBMもそうだったような気がするが、値段が倍くらいになるからパスね。軽薄に最新のOSを追いかけるのに迎合せず、古いOSも売ってくれるというのは非常に良心的である。世の中のトレンドに逆らって赤外線ポートをつけてくれてるのも嬉しいよなあ。たぶん買うのはこれになる。Windows2000が選べるうちに買わなければ。
先週の土曜日から通勤中に「DEF」(大橋純子)を聴いている。いやー、これは良いアルバムです。といっても、借りて聴いてなお金を払って自分の手元に置いておきたいと思った作品だから当たり前なんだが。しかし、軽々と歌っているように聞こえるのに、何でこうビンビンとパワーを感じるのかね。それからさらにアクセルを踏んでもまだ余裕がある。まったく底が見えないヴォーカリストなのである。
どうも夕方くらいから頭が痛くなってきた。しかし仕事が終わらないので帰れない。けっきょく23時過ぎまで仕事。それから家に帰って何だかんだしていると2時3時になってしまう。大丈夫か>オレ
▲2月18日(火)▼ →
今日も朝から頭が痛い。ふつうなら休むところなのだが、仕事が遅れているので休むわけにはいかない。それでも職場に出ると痛みは感じなくなっていた。まあ、軽い体調不良なら緊張感で治るのだが…
今日は通勤中に「Every Turn Of The World」(Christopher Cross:→【amazon】)を聴いている。買って最初に聴いたときは思ったより良くなかった記憶があるのだが、これは1枚目2枚目が良すぎたせいだな。1曲目のアルバムタイトル曲などは非常に良い曲である。でもまあ、アルバム全体としてみると、前作より劣るのは事実だ。
今日は家に帰ってから寝るまでの数時間でメインのノートが2回もフリーズした。これはもう、パソコンを買い換えろという神様の思し召しだな(爆笑)。やはり買うのはエプソンダイレクトになるのだろう。それだったら、事前にアフィリエイト・プログラムに入って少しでも費用を浮かそうと思いつく。コミッション額は2%らしいので、25万の製品を買えば5000円が戻ってくることになる。これはけっこう大きい。
そういうことで申請手続きをするが、「送信」ボタンをクリックしても真っ白の画面が出るだけで何も起こらないのである。これは、Lunascapeでデフォルトではスクリプトを実行しない設定にしているせいなんだろうか。そういうことでMozillaでやってみる。しかし、それでも同じである。やはりIEでなければいけないのか、ということでIEを起動してやるが結果は同じ。ひょっとしてプロキシを通してるとダメなのか? ダメもとでOperaを起動してやってみると、かなりの時間が経って電話番号の入力フォーマットが間違っているというメッセージが表示されたのだった。たんにサーバが遅かっただけなんだろうか。まあ、とにかく申請手続きは完了した。そうこうしてると2時半を過ぎてしまったのだった。オレの時間を返せ。
▲2月19日(水)▼
今日は特定疾患の給付金を受け取るために福祉事務所に行くので遅くまで寝ている。それでも眠い。なかなか起きられない。まあ、1時間余計に寝るだけではこの疲れは取れないだろう。家を出る前にメールチェックをしてみると、エプソンダイレクトから「審査の結果、提携申請を承認させていただきました」というメールが来ていた。ううむ、仕事が速い。
今日は通勤中に「sometime somewhere」(小田和正:→【amazon】)を聴いている。小田さんがソロになってからのアルバムはそれほど買ってないと思っていたのだが、CD置き場を浚ってみるとけっこう買っているのに自分でも意外であった。一時期のあの完成度を期待してしまうので物足りない印象があったのだが、いま聴いてみるとそれでも水準はキープしているのはさすがですな。
往きにジュンク堂に寄って「竜は眠る」(宮部みゆき:新潮文庫:→【amazon】:→【bk1】)を買った。しばらくこの人の作品は読んでないし、あまりに多くの本が出ていてどれから読んでいいのか途方に暮れたりするのだが、この本はSFコーナーにあったから大丈夫だろう。
新しいパソコンを買う決心はしたのだが、CPUがPentium4だというのがちょっとイヤだよなあ。無駄な計算になってもいいからクロックの数字を上げればいいという設計思想が気に入らないし、消費電力も多いようだ。PentiumIIIの選択肢がないかと思うのだが、さすがに今はどこも最上位機種はPentium4になってしまっている。これは仕方がないのかなあ。Athlonでもいいんだけど。でも、将棋ソフトなんかで重視される整数演算が弱いというのが悔しい。Centrinoが3月に出るらしいから、それまで待つかなあ。その最大の問題点は、たぶんWindows2000はサポートされないだろうということだ。まあ、発表後もしばらくは前の機種が発注可能だろうということを信じて様子を見るかな。でも消えちゃうと辛いな。OSが嫌いよりもCPUが嫌いな方がまだ我慢できる。やっぱり今のうちに買うか…悩みは尽きない。
▲2月20日(木)▼
寝ているとカミさんが声を掛けてくる。頭が痛いので息子を保育所に送って行けとの仰せである。あらら、それじゃ早く起きなければ。息子を起こすと彼はすぐに居間に下りて一人で着替えてしまう。食事を終えて私がサイトの更新の準備をしていると、弁当の用意はしなくていいのかと言ってくる。おお、そうじゃった。彼はもうタオルとかを自分で出してきて鞄に詰めている。それが終わると早く行こう早く行こうと言い始める。なんだか、息子に指示されて動いてるみたいだな。成長したものである。それでもウンチをすると親に尻を拭けと言うのである。今朝は糞切れが良かったからいいんだが。
今日は通勤中に「All 'N All」(Earth,Wind&Fire:→【amazon】)を聴いている。自分でもこのCDを持っていたとはまったく記憶になかった。それで思い出せばこのアルバムは2曲目の「Fantasy」が欲しくて買ったのだが、ラジオで流れていた私の望んだバージョンではなかったので落胆したんだった。それ以外の曲もあまり良くなかったので印象に残ってなかったんだな。
実は今日はこのアルバムを聴く予定ではなくて「Through The Fire」(Peabo Bryson:→【amazon】)を聴くつもりで昨夜自分の部屋から持って上がったのだが、調べてみるとすでに録音していたのであった。どうやら、新品を買っているにもかかわらず中古を買ったらしい。自分のサイトのデータをSL-C700に入れて持ち運ぶようになっているので今後はこういうことは少なくなるはずだが…早く手持ちのCDを全部聴いて一覧にタイトルを追加しなければ。
出勤中に「遥かなる地球の歌」(アーサー・C・クラーク/山高昭:ハヤカワ文庫 SF:→【amazon】:→【bk1】)を読み終えた。地球最後の日が避けられないことを知った人類は、自らの遺伝子を播種するために宇宙船を太陽系外に放つ。その一つがある惑星に根づき、地球を知識でしか知らない人類が独自の世界を形成していた。そこにやってきた宇宙船。乗っていたのは、滅亡直前に発明された亜光速航法によって冷凍睡眠でやってきた「地球人」だった…という話である。なかなか魅力的な設定だし感動的な場面もあるのだが、翻訳というプロセスを通しているせいかどうもそれがストレートに伝わってこないのがもどかしい。
しかし冬樹蛉氏って、1996年の時点でハヤカワ文庫に解説を書いてたのね。いやこの本は3月発行になってるから、ひょっとすると書いたのは95年かもしれない。当時はNIFTYのハンドルしか知らなかったけど、業務用にはすでにこの筆名を使ってたんだなあ。いま調べてみたらホームページ開設が96年8月だから、その前からこの名前でお仕事はしてたのね。当たり前か。まあ、96年の3月(ちょうどこの本が出た頃)に正体を知らずにNIFTYの同じ会議室で発言していて、それを後から知って驚いた記憶があるんだけどね。そのときのログに『今年から選者に加えていただいたSFマガジンの「マイ・ベスト5」』という記述があるので、ちょうど売り出し中の頃だったんだな。そういうことも知らなかったとは、やはり私は薄々の一般人である。
だいたいが、当初は何も知らずに彼のサイトにある日記を「すごいことを書く人だなあ」と思いながら読んでいたのだが、他のコンテンツの中にNIFTY時代に私の知っているハンドルで公開されたものがあったので正体がわかって「え〜っ!」と思ったくらいなのである。
iNTERNET magazineがリニューアルするというので創刊号の復刻版をPDFで公開している。ほとんど10年前の記事だが、かなり先進的なことが書いてある。でもこの頃、オレなんかパソコン通信も始めてなかったんだよな。しかし、当時は接続料金が1分30円ですか。1時間で1,800円…ひええ。
これはショックだ。MicrosoftがVirtual PCを買収したって? クールなソフトがMicrosoftに札びらで頬をひっぱたくようにして買われて無茶苦茶にされてる例を山のように見てきたからなあ。
新タイプのインフルエンザ脳症でけいれんなど危機の前触れとなる症状を示さないまま急死してしまう例が大阪府内などで8例以上あったというニュースが。大阪で「死者が集中している」とか書いてあるし、息子も危なかったんじゃないかなあ…と今さらながらに背筋が寒くなる思いをするのである。私が気を失っている間に何も言わずに息を引き取っていたりしたら、一生苦しむだろうなあ。
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