2001年 9月中旬の日記
[前の日記へ]
9月11日(火) 
昨夜は早く寝たので、今朝は6時頃から意識はあったのだが、起きられない。けっきょく起きたのは7時過ぎであった。やはり慢性的に睡眠不足である。

仕事で調べものをしててここにアクセスすると「ランタイムエラーが発生しました」というエラーになって「デバッグしますか?」に「はい」を選ぶとわけがわからん開発ツールが起動してそれを終わらせるとIE5.5が死んでしまう。どこかというと、マイクロソフトのサイトである。自社のブラウザをクラッシュさせる罠を仕掛けているとは、さすがはMicrosoftである。うがー(怒) …いま、家のマシンでやってみたら、エラーは出たようだが落ちなかった。IEが5.0のせいか…というより、Visual Studioを入れてないせいか。まあ、エラーを出すモノを堂々と世界に公開してるのは事実だし、OSも含めて自社製品のみの組み合わせで落ちるのも事実だ。

今日は昼休みに仕事場近くの本屋で『Shall weダンス?』アメリカを行く周防正行文春文庫)を買った。ちょっと興味があって立ち読みしてみたら止まらなくなってしまったのである。手に取った理由というのが「著者の映画監督が、主演したバレリーナと結婚した」とか「そのバレリーナが出演時に社交ダンスを踊れるかと聞かれて『振り付けてもらえれば踊れます』と大見得を切った」とかいう話を読んだ(たしか新聞にカントク本人が書いていた)のが非常に印象に残っているからなんだけどね。(いま調べてみると、実際には「バレエとは足の使い方が全く違い、最初はずい分とまどった」ということもあったようだが)しかし、本のテーマとなっている映画を観たこともないのに買うとは、私も大胆なことをするものだな。

相変わらずラジカセのリモコンは見つからない。カミさんもとりあえず必要ではないので、困っていないから真剣に探してくれない(アタリマエだ)。しかし、自分で探していて電子ブック版の「現代用語の基礎知識1990年版」を見つけた。昔、中古で買ったものである。おお、ラッキー。私のマシンには『朝日現代用語・知恵蔵1997』は入っているが、「現代用語の基礎知識」は入ってないのである。少し古いが、入れておけば役に立つこともあるだろう。そして、むかしThe CARDのVer3で入力していたデータを見つけた。更新日時を見ると8年前である。復活させてみたいのだが、ExcelやAccessでは読み込めないようだ。これを復活しようと思うとThe CARDの最新版を買わねばならないのかな。でも、古すぎて読めなかったら悲劇だからなあ。それに、今は2万以上の金は出せない。旧バージョンを安売りしてないかなあ。

家に帰っても「『Shall weダンス?』アメリカを行く」を読んでいる。アメリカで「どうやって主演女優を探したか」という問いに対する答えを読んで笑ってしまった。ちょっと長いが引用してみよう。「テレビや映画で活躍している女優さんの中にはこの役をできる人はいないと思い、最初からミュージカル女優やダンサーの中から探そうと思っていました。なにしろ社交ダンスをプロフェッショナルに踊りこなし、近寄りがたい美しさを持っていなければならないからです。そこで最初にリストアップされたのがバレリーナの草刈民代でした。彼女と会った瞬間、ヒロインは彼女しかいないと思いました。立ち姿の美しさと、監督である僕自身がまるで杉山にでもなってしまったかのように、どう話しかけていいか分からない近寄りがたさがあったからです」…これで結婚しちまうんだから、この映画の制作自体がドラマだよな。

TVを見ていたら衝撃的なニュースが飛び込んできた。世界貿易センタービルに飛行機が突っ込んだぁ? 嘘や聞き間違いじゃないよね。画面を見ると、確かに黒煙を上げている。アレって、ニューヨークで一番高いビルじゃありませんでしたっけ。こりゃテロだな。目標としては最適だ。ええっ、もう一機ぶつかった? ビデオが出た。ああー。もう「うわー」「うっわー」としか声が出ない。飛行機の影がビルの向こうに隠れたと思ったら、反対側から火炎が…なんだか、アニメみたいだな、などと不謹慎なことを考える。とても現実に起こっていることだとは思えない。いや、でもこの瞬間、ニューヨークで起こっていることなのだ。通信の遅延があるとしても1秒もないだろう。

CNNのサイトを見ようとしたが、なかなか繋がらない。やはりこういうときは電波でブロードキャストできる伝統的なメディアの方が役に立つ。とか思ってたら、さらに衝撃的な映像が…ええー、国防総省? ホンマカイナ? あそこって、世界でも最も攻略が難しいところじゃないんですか。あそこをヤラレちゃ、ダメでしょう。アメリカ建国200年あまり、これだけのことをされたのは初めてだろう。今日は歴史的な日だな。日本がすべての国力をつぎ込んでもできなかったことが起きちゃったのか。ブッシュ君、メンツ丸つぶれですぜ。無理矢理にでも目標を作って、核兵器くらい使いかねないぞ。迷惑な話だが。

うわ、ビルが崩れた。こりゃスゲエ。ひええええええええ。これはもう、ニューヨークはダメですな。ハリウッドの映画でもこれだけの画はなかったんじゃないだろうか。起こってみれば容易に予測できそうなことなんだが。心の奥底で起こりえるとは思っていても、無意識に考えないようにしていたことのような気がする。

ニューヨークがこんなことになっちゃったら、世界的に大変なことになりまっせ。とか思ってたら、連邦議会までか? これは、長期的に見ると我々の生活にも大きな影響が出るな。アメリカから見れば、もうこれは戦争だろう。従来の戦争なら景気も良くなるんだろうが、そんなに兵力をつぎ込むようなことにはならないと思う。逆にニューヨークがマヒすれば、輸出業者が大打撃を受けるんじゃないだろうか。ただでさえ経済がダメダメなのに。

あらー、あのビル、両方とも倒れちゃったよ。ビルって、ああいう壊れ方をするのね。テレビでは「これは現実の映像です」とか言っている。ニュースでこういう言葉を聞くことになるなんて。もう一機ハイジャックされてペンタゴンに向かってる? これは、撃墜するでしょうな。自国民が乗っていたとしても。ええっ、まだ行方不明の飛行機があるって…いったいどうなってしまうんだ。

CNNのサイトに繋がった…こ、これは、飾りはすべて取っ払って必要最低限の情報になっている。これは非常事態宣言だな。真っ白なウィンドウの左上に小さく表示されている見出しに、かえって大事件だという深刻さを感じる。

しかしこりゃ、ずいぶん周到に計画してたんだな。これだけの同時多発テロとなると。こんなに大規模なことを準備してて、情報が漏れなかったというのはよっぽど強い結束力があるのだろう。そして、大変な実行力だ。乗務員に操縦させたんじゃ、絶対にビルに突っ込むなんてできないだろうから自分たちで操縦できなきゃいけないだろうし、機内を制圧するだけでも人数が必要だ。しかも全員死ぬ覚悟だし。そこらへんのテロ組織にこれだけのことができるとは思えないんだがなあ。計画が大規模になると口の軽いヤツやスパイも混じってきそうな気もするし。とか考えてたら、テレビで「ボストン発ロサンゼルス行きがハイジャックされたのは大陸横断で燃料を最も多く積んでいたからではないか」と言っていた。ううむ、そこまで考えていたのか。



9月12日(水) 
対米大規模テロ報道のリンクを作成しました。よろしければご利用ください。他のところでも書いてあるような内容のページは入れてないつもりです。まだ代表的な新聞社の記事しか入っていませんが、これだけでもかなりの情報量ですな。

けっきょく昨夜は朝刊が来るまで起きていた。寝たのは5時前である。早起きするつもりだったのだが、息子が起きて目が覚めたときには8時を過ぎていた。カミさんが朝刊の見出しを見ながら「阪神大震災のときより大きいんちゃう?」と言っている。「まあ、地震で1万人死んでも歴史は変わらんけど、これは歴史が変わるからな」などと応えてみる。息子はテレビを見ながら「なんで、ぶつかったん?」とか訊いている。うーん、答えに困るねえ。息子を見ながら「キミも大人になってから『あの時がアレやったんか』と思うんやろな」と言うと「夕べ、父ちゃんに相手してもらえなかったのもね」とカミさんが言う。昨夜は膝の上の息子が絵本を読んでくれというのを無視してテレビを凝視してて、彼を泣かせてたんだな。それだけの歴史的事件だ。

今日は早めに仕事場に行くつもりだったのだが、少し遅れてしまうか。9時に高層ビルにいるという状態は怖いから、いいんだけどね。まあ、あれだけ計画的なテロ行為を行う連中だから、敵に打撃を与えたら以降は姿を隠してしまうだろうとは思うのだが。こういう相手には対応が難しいぞ。従来の「戦争」の戦力・ノウハウでは対応できない。でもなあ、偏見かもしれんけどイスラム教徒にあれだけ計画的かつ組織的な攻撃ができるとは思えないような気もするんだけどなあ。まさか、構造改革に反対する日本の官僚が裏で糸を引いてたりとか(爆)。

なんか、わかりやすい証拠がボロボロ出てきてると言ってますねえ。ちょっとわかりやすすぎるんじゃないか。「空港内に駐車された不審な車の中には、アラビア語で書かれた操縦訓練のマニュアルがあったという」とか書いてあるけど、大丈夫なんかな。あれだけ周到に事を進めた連中が、そういう証拠を残しておくとは考えられないんだがなあ。残してたとしたら、意図して残しているということでしょう。煙幕かメッセージかは知らないけれど。アメリカがデッチ上げているということはないと信じたいんだけどねえ。

しかし、テレビCMは公共広告機構ばっかだな。やっぱし「自粛」か。



9月13日(木) 
今日は遅くなってしまった。仕事場を出たのは21時過ぎである。地下鉄の駅で降りてコンビニで雑誌を立ち読みしていたら、ヘッドフォンで聴いている音楽の隙間から外部のノイズが耳に飛び込んできた。入り口の方からである。見ると、店を出る人が傘を開こうとしている。えっ、ひょっとして雨が降ってるの? 天気予報ではそういうことは言ってなかったぞ。しかし、ずいぶん強く降ってるな。ドアが開くたびにザーザーという音が聞こえてくる。こんな夜中だとカミさんに迎えに来てもらうわけにもいかないしなあ。ま、夕立(もう真夜中なんですけど)だろうから時間が経てば収まるだろう。それでもやまなければ自転車では帰れないからまた電車に乗って帰ることになるな。ということで、いつもは読んでないヤングアニマルを完読してしまいましたよ。田中ユタカ二宮ひかるさんが連載しているのね。けっこうすごいラインアップかも。エロだけど。田中ユタカ氏は私が、二宮ひかるさんはカミさんがファンなのである。やっぱり同性が描くエロがいいんだろうな。

読めそうなマンガ雑誌をすべて読み尽くして外を窺う。どうやら、小降りになっているようだ。まだポツポツとは降っているが、これなら帰れるだろう。店を出る。しかし、すごい水溜まりだな。道路を横断するときに足を置く場所を探すのに苦労するほどである。自転車に乗って走り出すと、車輪が水を跳ね上げてズボンの裾が濡れて冷たくなる。イヤンな感じ。だが、家の前に着いたとき妙な気分になった。地面が全く濡れてないのである。ひょっとして、こっちでは降ってなかったのか? 駅からは自転車で10分ちょっと、私が一生懸命歩いて30分程度だから3kmくらいしか離れてないと思うのだが、それでこんなに違うのか。この2地点の間のどこかで雨が降っているところと降っていないところの境目があったんだよな。いったいどうなっていたんだろうか。

家に帰ると妻子は寝ていた。息子を起こさないように、まずはシャワーを浴びる。浴室から出て居間に上がっていくと、カミさんが起きていた。夕食を食べる。ほとんど真夜中である。まだラジカセのリモコンは見つからない。これは回避策を考えねばならないな。ということでよく考えてみると私のポータブルMDレコーダーにはディスクの内容を更新する機能がついていたんだった。マニュアルを読むと、パソコンに繋がなくても全消去はできるようだ。ディスクを初期化してラジカセで録音する。ポータブルMDレコーダーにも録音機能はあるのだが、パソコンと繋がなければならないので面倒臭いのである。パソコン(というかWindows)だと音跳びする可能性があるしな。



9月14日(金) 
昨夜は息子が先に寝ていたので、カミさんが寝た後に世界貿易センタービルに飛行機が突入したシーンの動画がダウンロードできるところがないか探していたらパソコンの前で果ててしまっていた。まだ明け方でもそれほど寒くないからいいが、そろそろ危険な季節になってくるな。でも、意志が弱いからなあ。で、動画だが、けっきょく見ることはできるが保存できないところばかりであった。QuickTimeの調子が悪いのも困ったもんだなあ。

今日は通勤中に「WOMANISM IV」(ANN LEWIS)を聴いている。ううむ、可も無し不可も無し、というところでしょうか。

そして、帰りにミドリノツキ 中」岩本隆雄:ソノラマ文庫)を読み終えた。これも、うーむ…という感じですな。ストーリーや語り口の青臭い部分がちょっと鼻につく。やはり、上巻を読んだ直後に読むべきだったかな。それに今の仕事場は通勤時に電車に乗っている時間が本社よりも短いから感情移入しにくいのもあるかもしれない。ほんの数分なのだが、その差が大きいのである。読み始めはそれまでのストーリーを思い出したり物語に自分を同化させたりするプロセスが必要だから、あまり没入できないのだ。

ここしばらく本を読み終えるのに時間がかかるようになってるのもそのせいかな。本を読むスピードは最初は遅くとも読み進めるにつれてだんだん速くなって最高速度に達するのである。十数分の乗車時間では最高速で読めるのは最後の半分くらいしかないだろう。数分であっても、その最高速の部分が無くなるのは大きいと思うんだな。

消防士や警察官にかなり犠牲者が出ているようですな。痛ましいかぎりである。危険なのがわかっていても行かねばならない。それが仕事だから、というには、あまりにも重い。「私は運転手に“不安定になっているから建物に近づくな”と言ったが,運転手は私に,“けが人がそこにいるんだ”と言い残して去った。彼が生きている可能性は低いだろう」という記事を読んで、言葉もありません。何と言えばいいのか…

今日もカミさんが息子を寝かせてくれたのだが、しばらくして彼が一人で下りてきた。「せき、でる。ぴんくのくすり、のまして」と言う。風邪でも引いたかな。それほどキツそうでもないのだが。



9月15日(土) 
今朝も息子に起こされた。9時である。私が昨夜「明日バスを見に行こか」と言ったので張り切って起きたらしい。今日は「スルットKANSAIバスまつり」という催しがあるようなのである。入場無料らしいしね。カミさんはすでに起きていたのだが、我々が居間に入ってゆくと「頭が痛い」と言って寝室に入ってしまった。何ですかそれは。それだったら寝てた方が良かったんじゃないんだろうか。

息子はすぐに腹が減ったと言いだした。パンを焼いて食わせる。朝食を終え、私はWebを巡回しながら日記を書く。息子はバスを見に行こうとうるさい。彼の気を逸らすために、先週録画したヒッパレを見る。息子は「モ−ニング娘。」の曲をアイドル予備軍たちが歌っているのを指して「みんな、ばかやなー」とか言っている。確かにねえ。こんなことを言うのも親の影響かな。でもなあ、そんなことでは他の子と話が合わなくなっちゃうんじゃないかなあ。

しかしそれにしても最近の「モ−ニング娘。」系の売り方は目に余る。私がオジサンだというのを差し引いても酷い。あからさまに客を舐めているのがわかるんだよな。何でいまだに売れてるんだろう。電車の中で目があっただけで「馬鹿にされた」と思うような連中がこれを聞かされて怒らないのが不思議である。

しかし、今週のヒッパレも冴えない。息子まで「ひっぱれ、あかんなー」と言っている。そして「でんしゃ、うごかへんかったなー」と続ける。なんで話がそう繋がるんだ。Microsoftの製品がタコなのとヒッパレがダメなのは関係ないと思うんだけどな。

息子は何かを指して「それ、『えー』?」と言っている。何かと思ったら映画のパンフレットの裏に載っているキャラクター商品のカタログの商品番号を指さしているのであった。たしかに「A」と書いてある。「それ、『びー』?」「それ、『しー』?」と続ける。そうか、アルファベットも読めるようになりはじめているのか。文字を読めることは大変なことだとわかったから字を憶える速度が上がっているのかな。もうひらがなはほとんど読めるみたいだし。やはり「自分の能力が向上している実感」というのは人間の進歩を加速するものである。

昼前になって出かける。雲行きがおかしいので家を出るときに傘を持って行こうかどうか迷ったのだが、天気予報を信じて持っていかないことにする。最近は物騒なので、子供連れで外出するときは荷物はウエストポーチに入るものだけにして両手をフリーにしておきたいからね。

会場は大阪ドームの近くだそうである。森ノ宮で地下鉄の鶴見緑地線に乗り換える。鶴見緑地線のホームに下りてゆくと、息子は壁に掲示されている駅名の一覧を指さして「つるみりょくちせん、えき、すくないなー」と言いだした。「そうか?」と応えると「じゅーななこ」と言う。え、何のことだ。駅の数のことなのか。「1,2,3,4…」と数えてみると、たしかに17駅ある。私が指を指しながら数えないとわからなかったのに、キミは眺めただけでわかったというのか。それとも事前にどこかで覚えていたのか。どっちにしても、侮れんなあ。

「大阪ドーム前千代崎」という、いかにもゴリ押しに対する妥協の産物という長い名前の駅に着き、エレベーターに乗って地上に出る。扉が開いて驚いた。雨が降っているじゃないか。天気予報は何だったんだ。どうするかな。気温が高いので、そのまま歩いていくことにする。息子が濡れると文句を言うのでハンカチを頭に掛けてやる。今度は前が見えないと言いだした。ちゃんと自分で押さえておけ。会場は大阪ドームの向こう側らしいので迂回して行かねばならない。面倒臭いなあ。

会場に着いたときには雨は小降りになっていた。十数台のバスが停まっているようである。やはり人が多い。大半がウチの子くらいの子供連れだ。私も含めてみんな写真を撮ってるので、割り込まれたり割り込んでしまったりで大変である。息子はバスを見るよりも中に入って降車ボタンを押して回るのがいいようである。しかし、バスはみんなエンジンを切っているので空調が効いていない。しかもハイウェイバスなんかは窓が広くて開けられなかったりするので中は温室状態である。暑い。この季節にこういう催しをするのは無茶なんじゃないか。

1時間もすると息子は「かえろう」と言いだした。それじゃ帰ることにするか。駅に向かって歩いていると雨が強くなってきた。息子は腹が減ったとゴネる。食事をできるところがないだろ。速く歩け。まあ、途中にロイヤルホストがあったのは無視したんだけどね。ここのメニューは野菜が少ないので食っていると怒りがこみ上げてくるのである。自分はあんまり食い物にはうるさくない方だと思うんだけどねえ。ドーム近くのサブウェイに入って「ベジー&チーズ」を野菜増量で注文する。Mサイズを頼んだのだが、息子がほとんど食べてしまった。いつもこれくらい腹を減らして食わなきゃいけないよね。

食事を終えて店を出ると、雨がザーザー降っていた。駅の入り口まで100mもないと思うのだが、4歳の子供連れではとうてい到達不能である。仕方がないので隣のゲーセンに入る。まだ息子はゲーム機の前に座ったりガチャガチャ触っているだけで満足しているようだから楽なんだけどね。いつまでこれで満足しているかは不安だが。まあ、電車でGO!はやりたそうにしてたんだが、いつもプレイ中なのであった。人気があるのね。そうこうしているうちにポケットの中のPHSがブルった。カミさんから雨が降っているので迎えに行こうかという電話であった。駅まで自転車で来ているからということで一度は断ったのだが、雨が止まないのでけっきょく迎えに来てもらうことにする。雨が小降りになった隙をついて駅に飛び込むのである。

カミさんとの待ち合わせは駅前のレンタルビデオ屋である。ついでにカミさんはダイナソーを借りる。妻子は家に帰ってそれを観はじめた。なかなか金のかかったCGである。息子は黙って食い入るように観ているしカミさんも「すごい」を連発しながら観ている。私としては、ちょっと設定に突っ込みどころ満載なので…まあ、ディズニーだからなあ。

パソコンを使ってたら、急に遅くなってきた。ATOKで変換しようとすると、候補が出てくるのに何秒も時間がかかる。何か妙なプロセスが動いていないかとタスクマネージャを起動してみるが、特に変なのは立ち上がってないようである。しかし、ちょっと前からCPU使用率が100%に張り付いたまま動かない。SystemのプロセスのCPU時間がどんどん上がっている。これは、再起動しなければいけないか。プログラムを1つずつ終わらせる。最後にIEの最後のウィンドウを閉じたら、CPU使用率がガクンと下がった。うー、何か妙なプラグインでも実行させられてたかな。怪しいところには行ってなかったはずなんだが。しかしこんなにマシンを遅くされたんじゃたまらない。ブラウザの設定で「ActiveXコントロールとプラグインの実行」や「スクリプト類の実行」を「ダイアログを表示する」に変更するのである。しかし、そうしてみると否応なく気づかされるのだが、最近はほとんどのページにスクリプトが仕掛けてあるのね。実行しなくても全然支障はないんだけれども。

今夜もカミさんが息子を寝かせてくれたので、私はWebを巡回する。対米大規模テロ関係の記事を探して読んでいたら、リンク集を作ってまとめてみたくなってきた。簡単だと思っていたのだが、これがなかなか時間がかかる。特にデータ量が多くなってくると、テキストエディタで挿入場所を探したりするのは大変だ。けっきょく徹夜仕事になってしまった。6時を過ぎてしまったので寝室に上がって布団の上に倒れ込む。馬鹿である。



9月16日(日) 
目が覚めたのは昼前であった。それでも眠い。駄目駄目である。起きてゆくと妻子はダイナソーを観ていた。彼らはかなり気に入っているようである。息子は昨日帰ってきてから37度の熱を出したのだが、まだ熱があるそうだ。カミさんはどこかに連れて行くつもりだったようだが、今日は家で過ごすことになる。

朝食を食べてパソコンを使い始めるが、どうも調子が悪い。Webでページの表示が異様に遅い。ときどきは表示できなかったりする。これはISPのサーバが落ちているんだろうか。まあ、その前に我が家のプロキシサーバを再起動してみるか。しばらく落とさずに連続運転してたからな。再起動してみると快調に使えるようになった。ウチのサーバの問題だったか。Windowsは定期的に再起動しないといけないというのは困ったものである。(などと、さりげなく対処法を書いておいても覚えないヤツは覚えないんだろうな…と書いておけば覚えるんじゃないだろうか)

今日もカミさんは昼寝に入ってしまった。私が息子のお相手である。まずは彼が「ダイナソー」を観たがるので再生する。2回目以降だと観ながら何かと喋りかけてくるのでうるさい。でもまあ、何かをしながら相手できるからいいと思うべきなんだけどね。「ダイナソー」が終わってまた何か観たいと言いだしたので、昨夜録画したヒッパレを観せる。しかし、今週もスカである。その後にも自分の好きなものが観たいとか言ってたが、適当に相手していたら自分で本を出してきて読み始めた。いかんなあ、こういうことでは。

これは怖い。「ニワトリやブタの飼料に加工されていた」って、それでもそのニワトリやブタを食ったらヤバいんじゃなかったっけ? たしか「米国立アレルギー感染症研究所のB Chesebroたちは今回、ハムスタースクレイピーに感染させたマウスの脳と脾臓をハムスターに注入すると、ハムスタースクレイピーを発症することを示している。感染後1年以上経ち、しかもマウス自体に何の症状がなくても、ハムスターを発症させられるという」というのをNatureで読んだことがあるぞ。元記事は見つからないんだけど。

夕方になってカミさんが起きてきた。息子がテレビで何か観たいというので、金曜日に借りてきたShall we ダンス?を観ることにする。息子はドラマ部分は退屈なようだが、ダンスにハマったようである。親を立たせて一緒に踊らせる。グルグル回るので目が回っちゃうよ。映画の内容だが、導入部は私にとっても退屈だったけど最後は納得させてくれましたな。しかし、アメリカ人がこの映画を途中で飽きることなく、観てくれたんですか。そういうアメリカ人もいるのね(偏見)。長いのでカットすると言われて監督は怒ってたみたいだけど、私ももうちょっと編集をやり直した方がいいと思うけどなあ。小説でも素人のビデオでも、思い入れのあるシーンをあえて切るのが編集というものなんだけどね。

今日は昨日駐輪場に置いたままにしている自転車を取りに行かねばならないので、夕食は車で寿司を食いに行くことになる。今日は遅いので少し待たねばならない。息子が人混みではしゃいで危ないので階段に連れ出して電車を見る。あまり通らないので息子が飽きてきた。階段の下に下りて二人で遊んでいたらカミさんが呼びに来たのであった。

今日は息子が寝てから自分の用事をしようと思っていたのだが、眠い。息子と一緒に寝なければ仕方がないか。そう思ってシャワーを浴び、居間に上がってゆくと彼はもう母親がパソコンをいじっている隣に敷いた布団の上で寝息を立てていた。もう23時過ぎだからねえ。それでしばらく私もパソコンをいじっていたのだが、眠くて目を開けていられない。けっきょく、息子を抱いて寝室に上がるのである。ああ、今週は自分の用事ができなかったな。



9月17日(月) 
今日は久しぶりに自転車で職場に行ってみる。ミドリノツキ 中」を読み終わってとりあえず読まねばならない本が無くなったからね。今の職場は本社よりも家に近いのである。それでも全盛期で35分かかったから、今は40分以上かかると思うんだが。4年ぶりくらいなので道を覚えているか不安だったのだが、走っていると思い出してくる。けっこう覚えているもんだな…などと思いながら走っているときが危ない。気がつくと知らない橋を登ろうとしていた。この4年の間にできたのかな…とか思ったが、こんなに風景が変わるわけがない。そこで引き返せば良かったのだろうが、大局的に方向は間違ってないはずだと走り続けていたら、大きな施設があって方向転換ができない状況になってしまった。気がつけば、大阪城公園の南側を西に向かって走っている。うう、目的地は大阪城の北東なんですけど。けっきょく、大阪城公園を余分に一周してしまった。馬鹿である。

自転車で通勤していると、途中で自由に寄り道ができる。といっても本屋に寄るくらいなんだけどね。しかし、帰りに以前よく行っていた本屋に行ってみると無くなっていた。4年の歳月を感じてしまうのである。

なんか、ニュースを見てると、どんどんキナ臭くなってますねえ。まだ対岸の火事だけど。でも、長期的には我々の生活も悪くなっていく予感はある。限りある資源を戦争に使われるんだから。まあ、誰も使わない道路や空港に消費してしまうのも同じなんだけどね。

今日は昼休みに職場近くの本屋で三日やったらやめられない篠田節子:幻冬舎文庫)を買った。「小説家は三日やったらやめられない」という内容のエッセイである。これも立ち読みしていたら面白くて買ってしまった(本を読む時間がないというのに)。前書きに『職業としての小説家の日常と非日常に関するレポートで、「自由業」という名の不自由業の実態は、異業種の方、特に企業で働く方々にとっては興味深いことと思う』と書いてあるが、ウチもカミさんがいちおう小説家なんだけどね。でも、最近は作家だとは言いにくいような気もするなあ。最近の動静を見ていると、同人の方がラクだから一生そっちのほうで終わってもいいと思ってるように見えてしまうんだな。

今日は通勤中に「BAAD」(BAAD)を聴いていた。デビューアルバムであるが、あの時はけっこう衝撃的だったよなあ…などと思いながら聴いている。でも、この前2枚目を聴いた感じでは、すり減ってしまったかな。この大量消費の世の中、何の分野であってもすぐにすり減ってしまう才能ではやっていけないのである。これで、どうやら中古で買っていたアルバムは聴いてしまったようである。明日からは新品で買ったものを順次聴いてゆくことになるか。

今日も遅くなってしまった。家に帰ると22時過ぎである。妻子は居間に入っているようであるが、耳をすますと階上から息子の声が聞こえてきた。上がってゆくと彼は起き上がってタックルしてくる。元気である。これは、しばらく寝そうにないな。

カミさんはしばらく下りてこれそうにない。そういうことで、今夜は土日でできなかった自分の用事を行う。それが終わってシャワーを浴び、食事を終えると1時過ぎである。それから通信を始める。横でカミさんがPower書院の体験版をダウンロードして印刷しようとしているようである。しかし外付けFDDを接続して書院のフロッピーから文書が読み込めないとかプリンターを認識しないとか、何かやるたびに怒っている。えーん、怒らないで〜。一つ一つの作業を順序を踏んで確実にやれば、うまくいくはずなんだからさあ。カミさんが寝てからも何だかんだとパソコンをいじっていたら、寝たのは4時過ぎになっていた。あまり疲れは感じない。昼間にいつも以上に身体を動かしているからか。後でツケが回ってこなければいいのだが。



9月18日(火) 
目が覚めると8時を過ぎていた。ヤバい。雨戸を開けて妻子を起こす。今日も自転車で仕事場まで行ったのだが、やっぱり遠回りしてしまった。最適化されたルートを選択できるようになるには何回かトライアルが必要だな。しかし、走っていると身体が多量の水分を要求する。500mlのペットボトルに入れたお茶があっという間に無くなってしまう。往復だと1時間あまりの間に1リットルの水が体外に出てることになるのか。質量にして1kg…すごいものである。

今日は通勤中に「Setting The Scene」(The Stylistics)を聴いている。いきなりあの名曲「You Make Me Feel Brand new」で始まったので、これはベストアルバムかと確信する。曲数も多いしね。しかし、2曲目でその確信が大きく揺らいだ。冴えない。でも、それ以降は聴いたことのあるような曲が続けて出てきたので、やはりベストアルバムなんだろうな。「You Are Everything」も入ってたし。ただ、「Can't Give You Anything (But My Love)」とかが入っていないのでベストアルバムとしても対象となる時期は限定されているのだろう。それでも「Can't Give You Anything」とかが入っているアルバムはまた別に持っているのでワタクシ的には問題ない。

今日も遅くなった。家に着いたときには22時になってたのだが、玄関に入ると階上でドタドタいう音が響いてくる。階段の上で息子が「れーぞーこ、みて」と言う。何なんだろう。私が階段を上がっていくと、彼は私を冷蔵庫の方に引っ張ってゆく。冷蔵庫に張り紙が貼ってある。カミさんによると、彼は今日シューアイスを食べないと言ったのだが「父ちゃんが帰ってきて食べてもたらどうする?」と訊かれて、食べたらいけないと冷蔵庫に書いておくと言ったそうな。自分で書くつもりだったが、書けなくてけっきょく母親に書いてもらったらしい。その後も事あるごとに「とーちゃん、しゅーくりーむ、たべたら、ぼく、おこるで」とか言ってくる。そろそろ「これは自分のもの」という主張が出てきたのかな。一人っ子だからかなりおっとりしてるんだけどね。

それでも彼は私が着替えるために階上に上がるとついてくる。窓の外を見るが、今日は月が見えない。「お月さん、見えへんな」と言うと、彼は「ほんまやなー」と応える。「お月さん、見えるときと見えへんときがあるんや」と言うと「ていきゅうび?」と訊く。それはちょっと意味が違うと思うんだが。

今夜もカミさんが息子を寝かせてくれる。しかし息子はまた、痒いので薬を塗ってくれと言って下りてくる。そしてまた一人では寝室に行けないと言う。一緒に上がってゆくが、やはり今日も元気である。カミさんの機嫌は悪い。これは早くシャワーを浴びてカミさんと交代しなければ…と思って用意をしてたら彼女が下りてきた。あれからすぐに落ちたそうである。

そういうことで、今夜もパソコンを使える。しかし睡眠不足なので眠い。今日は早く寝ようと思ってたんだけどね。何度も気を失う。それでも眠気に耐えきれず寝室に入ったのは3時近くになっていたのであった。



9月19日(水) 
自転車で通勤しだして非常に体調がよい。睡眠不足は変わらないんだけどね。運動をして水分を大量に摂っているからお腹の調子もいい。あのダルい感じは運動不足で血が滞っていたのだったか。感覚も鋭敏になっているようだ。昼休みにビルの外に出ても、風や陽の光から多くの情報を感じ取れるようになっているような感じがする。以前は身体と空気の間に一枚膜が張っているような感覚だったからな。これだったら、通勤時に本が読めないデメリットくらいは甘受すべきだな。身体に過負荷をかけていなければの話だが。

今日も引き続き「Setting The Scene」(The Stylistics)を聴いている。やはりこれは通常のオリジナルアルバムではないようである。ディスクを見ると「Made in Germany」と書いてある。どうりでディスクが分厚くて重いような気がしたんだ(偏見)。地味な曲が多いのもそのせいかな(大偏見)。

昼休みを終えて仕事場に帰ってくると、インターネットに繋がらなくなっている。その辺で「大量にポートスキャンをかけられてる」と言ってた人がいたが、それと関係があるのだろうか。当初はプロキシサーバpingが通っていたのだが、そのうちにタイムアウトになるようになってしまった。こりゃ、外部からアタックされてるな。周囲が騒ぎ出した。ついには応答も返ってこなくなる。Code Redじゃなくて新しいウィルスだというような声が聞こえてきた。内部のサーバが感染して攻撃してたので切り離したとか言っている。そりゃ大変だ。

1時間近く経っても復旧しない。ビル全体がNimdaにやられてるとか言っている。誰でも名前を知ってる日本で屈指の情報通信企業なんだがなあ。セキュリティの仕事もやってたりするんだけどねえ。しかしそれにもましてMSNが感染してるからな。さすがはMicrosoftである。ここからも先日Microsoftのサイトにリンクを張ったから、それが原因で感染した人が出たりしたら申し訳ない限りである。しかも『MSNIE5.0以降は感染したWebサイトを閲覧した際に「自動的」にワームをダウンロードしてしまう』って…「便利にする」と言いながら、ユーザーに見えないところでどんな極悪なことをされてもわからないようにしてしまうというのがMicrosoftの方向性だからなあ。困ったもんである。

このウィルス(厳密には「ワーム」に分類されるらしいんだけれども)、なかなか強力なようですな。いろいろな感染方法があり、サーバにもクライアントにも感染する。これはなかなか駆除がやっかいですよ。オレが作るとしてもこういうふうに作るよなあ(こらこら)。なんせ、自前のSMTPエンジンを搭載しててメールを撒き散らすってんだからスゴイっすよねえ。そして、環境によっては添付ファイルを実行しなくてもメールを見るだけで感染するというんだから凶悪だ。感染したマシンにあるHTMLファイルにも感染するから、こういう人がホームページを更新するとそれを見た人に感染する(これも環境によるみたいだけど)。さらに、ウチみたいに家庭内ネットワークを組んでたりすると、1台が感染すると他のマシンの共有ドライブを探してそこに感染する。

今回も、感染しやすい環境というのが、ソフトをMicrosoft製品で固めていて設定を変更したりしてない人。つまり、Windowsマシンを買ってきた状態のまま使ってる人ですね。そういう人は地獄に堕ちようが本人のせいだけど、大量にデータを撒き散らして他の人に迷惑をかけるのが問題だよなあ。持ち主に対策する気がなければ、他人が強制的にやらせるわけにはいかない。これはもう、みんなで攻撃してクラッシュさせるしか…(苦笑)

とにかく繁殖することに最大限の努力をしている。さらに宿主のマシンにはそれほど悪影響はなくて、回りに迷惑をかけるというのがまたタチが悪い。これも、生物としては「正しい道」だな。しかし、これを作ったヤツ、これで景気が悪くなると自分の生活にも影響するということを考えなかったのかね。

仕事の話だが、要求されているモノをどう作っていいかどうしてもわからないので、今日は本社に帰って知ってる人を探すことになった。本社までまた10分以上の道を自転車で走る。しかしけっきょく「この本を読んでやってみろ」ということになってしまった。本屋に本を探しに行かねばならない。ジュンク堂に行ったが見つからない。ダイヤモンド地下街は休みのようである(三省堂が見つからなかったが無くなったのか?)。その後も本屋をハシゴして、旭屋書店でやっと見つけた。かなり遠くまで来てしまったな。これだったら自転車で来るべきだったか。

本社に帰っていると信号に捕まったので、横にあったauの店に入る。マイラインの申込書がないかと思ったのだが、順番待ちの札を取って待たないと店の人と話ができないようである。auは不振だと聞いているが、けっこう流行ってるんだな。携帯を買うわけでもないのに順番待ちをするわけにはいかない。自分で探してみるが、やはりパンフレットしかない。仕方がないので粗品のポケットティッシュとかボールペンとか待ち受け画面が入っているCD-ROMとかをもらって帰るのである。ずいぶんいろいろもらえるものである。auの携帯は使わないんだけどね。まあ、同じグループのDDIポケットを使ってるからいいだろう(こらこら)。

今日は本社なので早く帰れるかと思っていたのだが、留守中のメールチェックとかしているといつもより遅いくらいになってしまった。本社から自転車で帰っていると、家に着いたのは23時近くになってしまった。息子はもう寝ている。それで食事をしてシャワーを浴びてパソコンをいじってたら3時近くになってしまった。寝る前に息子仁オシッコをさせるように言われている。息子を抱き上げ、廊下に出て彼のパジャマのズボンを下ろす。その瞬間、オマルをあてがう暇もなくオシッコが噴出したのであった。勢いよく出たのでかなり広範囲に飛散している。オシッコさせに行くのがちょっと遅かったね。台所に下りて雑巾を持って上がり、廊下を拭くのである。



9月20日(木) 
朝、自転車で仕事場に向かって走っていて、OBPのオフィスビル街に入ったところで前輪に左側から何かがドンとぶつかってきた。テロか? と思った0.3秒後、左のペダルと地面の間でそれがバタバタしている。鳥だ。スズメか? いや、それよりも一回り大きい。ヤツはペダルの下から抜け出すと、すぐにまた左側に向かってバタバタ飛んでいった。私は「アホぉ!」と言い捨ててまたペダルをこぐのである。鳥のくせに間抜けなヤツだ。

今日は通勤中に「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」(The Beatles)を聴いている。史上最高と評する人も多い名盤である。いきなり大物ですな。というのも、新品で買ったアルバムの中でも買ってからまだ聴いていない(苦笑)ものから聴いているからなのである。このアルバムはアナログ盤を持っているので、買いはしたがまだCDは聴いていなかったのだ。逆にアナログを持っているのにCDを買ってしまうほどの作品だということになる。ワタクシ的には「Abbey Road」の方が好きなんだけどね。それでもやはり凄い。モノが違う。

Repriseも含めてタイトル曲のロックスピリット、「She's Leaving Home」の叙情性……やっぱりPaul McCartneyの才能は凄い。しかし、これだけの名曲を積み重ねても、世界的にもっとも有名なのは「Lucy In The Sky With Diamonds」だったりするのである。このサイケデリックさは凄いですね。当時これをいきなり聴かされた人々がどれだけ衝撃を感じたか、現在の我々の想像以上のものがあるだろう。他の曲がこの曲に引きずられているようにさえ見える。まあ、このアルバムを作っていたときにはメンバー全員ドラッグで「翔んで」いたんだろうけど。アルバム全体を一つのコンセプトで統一して創ったというのも、当時としては画期的だったらしいですな。しかし、最後にああいうものが入っているとは…知らなかった。20年以上聴いてきたのになあ。アナログレコードから録音するときにテープに入れてなかったんだな。アナログレコードは手軽に聴けないので、ずっとテープで聴いていたのである。まあ別に、これだったらそれほど惜しくもないけど。

今夜も遅くなってしまった。家に着くと23時近い。妻子はいないが、階上で動く気配がする。風呂に入ろうとしていたらカミさんが下りてきた。今夜も眠い。しかし、「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のタイトル曲と「With A Little Help From My Friends」はメドレーなので1つのmp3ファイルにしたい。その方法を探していたら見つからなくて遅くなってしまった。Macではやったことがあるから、Windowsでもできそうなものだが…Macのエンコーダーはもう使えなくなってるからなあ。リッピングの時に固めて取り出したんだっけ。

しかし眠い。今日は早く寝なければと思うのだが、日記を書いていて何度も気を失ってまた時間がかかる。誰がどう考えても悪循環である。早く寝て明日早起きしろ>私 そして、今夜も寝室に入ったのは3時前なのであった。

狼谷辰之  新書館ウィングス文庫
なる
¥620+税  ISBN4-403-54021-X



[ホーム] | [日記の目次へ] | [次の日記へ]