2001年 9月上旬の日記
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9月1日(土) 
最近、仕事が忙しくて平日には充分にインターネットを巡回できないので、休日に廻るべきところが増える。PCのバックアップをしながら自分の用事をしていたら、今日も一日が終わる。

まあ、インターネットを巡回しながらダウンロードもしたんだけどね。Delphi 6 Personal 日本語版をダウンロードした。Microsoftの開発ツールよりは使いやすいだろう。問題は、勉強する暇がないということだが。あと、スタッフサービスのCMもダウンロードした。このシリーズは好きなんだな。

Yahooのディレクトリの更新が遅いので、最近はカテゴリ検索の結果が貧弱であまり役に立たない。分類された情報を数多く得たいと思ったらLYCOSの方が役に立つな。

今日はカミさんが焼肉を食いたいと言う。私は動物性脂肪を摂らないように言われてるんだがなあ。まあ、前回からかなり間が空いているので、妥協するか。今日は保育所に息子を迎えに行ってそのまま焼肉屋に行くことにする。保育所の駐車場に車を停めて、私が息子を迎えに行く。連絡帳が見つからなかったので保母さんも巻き込んで探し回ったが、今朝はカミさんが持って行ってなかったそうである。はあ。

焼肉屋に着いて車を降りると、息子が「ぱんつ、ぬれた」と言う。カミさんが「着替えを持ってきてないのよ」と言いながらトイレに連れて行く。彼は家に帰るまでノーパンで過ごすそうである。

1時間食い放題のコースには野菜が含まれていなかったので1時間半のコースにしたが、息子は無料でも夫婦2人で五千円になっちゃうな。いま考えると、これだったら1時間のコースにしてオプションで野菜を追加した方が安かったような気がする。そもそも食い放題というのが、無理に食うから身体に悪いよなあ

しかし、しばらくコレステロールの少ない食事を心がけていたせいか、焼肉がまったく美味く感じない。肉は焦げの味ばかり感じるし、キャベツは大ぶりで芯ばかりだし、かぼちゃは硬い。これの半額でも美味しいものを腹いっぱい食えると思うんだがなあ。しかも、大量の動物性脂肪に胃腸が慣れていないのか、途中で腹が痛くなってきた。もうしばらく焼肉は食いたくないな。次回からカミさんが食いたいときは、私は家に残ってキムチでご飯でも食べていることにしようか。

そして次は私の希望でカラオケに行く。しかし、カミさんが1曲目を歌いだしたところで腹痛が耐えられなくなってきた。トイレに駆け込む。しかし、紙が無い。ロールが一つあるにはあるのだが、流しの上で水を吸って膨れ上がっている。受付に行って紙をもらってトイレに戻る。何とかカミさんが歌い終わるまでに戻ることができた。

カラオケルームの中では息子はマイクを握って放さない。まだ演奏に合わせて歌うこともできないんだけどねえ。やはりアニソンがいちばん歌いやすいようである。何度も繰り返して聴くからね。

カラオケ屋から出て、階下のレンタルレコード屋でCDシングルが10枚100円で売っていたので買う。こういうものはほとんど買っているような気がするなあ。まあ、今回はKiroro青のじゅもんがあったから買ったんだけどね。まだアルバムは聴いたことがないんだが(いつか聴かねばならないと思っている)、センスが合いすぎて怖いくらいなのである。

息子は家に帰って風呂から上がると、脚が痒いと訴える。脚の皮膚がガサガサになっている。ちょっと前はこんなに酷くなかったんだがなあ。私も腹具合が悪い。家に帰ってきてからも強烈な下痢をした。2回目などはシャーッという音を立てて出てくる。カミさんに焼き肉を食ったせいかもしれんと言うと「シンジ(仮名)が痒いのも焼肉のせいかしら」と言った。うーむ、それは充分に考えられるねえ。

今夜はカミさんが息子を寝かせてくれるようだが、非常に機嫌が悪い。何なんだろ。今夜は息子を寝かせなくてよかったので、調子に乗ってパソコンをいじっていた。気がつくと6時になっている。昨夜は風呂に入ってないし焼肉を食ったから今夜は頭を洗わねばならないだろう。シャワーを浴びて出てくると、平日ならもう起きるべき時間になっていた。全く大馬鹿者である。



9月2日(日) 
息子に起こされた。眠い。カミさんは寝室にいない。息子が一緒に下りようと言うので居間に下りてゆく。眠い。カミさんが「寝ててもいいわよ。起きてると甘えちゃうから」と言うので言葉に甘えてまた寝室に上がってゆくのである。

カミさんの怒鳴り声で目が覚めた。息子を怒っているらしい。時計を見ると、もう12時過ぎである。こんなに眠っていた私が悪かった。飛び起きる…つもりだったが、のろのろと身を起こすことしかできない。妻子は出かけようとしているようである。着替えかけの半裸の姿で玄関に下りていく。リュックを背負って涙をためている息子にどこに行こうとしているのかを訊くと図書館だという。「父ちゃんと一緒に行くか?」と言ったら「…とーちゃんと、いく」と応える。カミさんはブリブリ怒りながら出て行った。いったい何があったんだろう。

息子はすぐに出かけたがっている。何とか着替えるまで待ってもらう。昨夜から何も食ってないが、食事をする余裕は無さそうだな。まあ、昨夜大量に摂取した動物性脂肪は燃やしてしまった方がいいだろう。行き先は図書館でなくてもいいと言うので、どこに行きたいか訊くが、息子は「どこに、いこーかなー」などと言う。とりあえずはスーパーに野菜ジュースを買いに行こうか。

せっかく外に出るので、本屋に寄ってミドリノツキ 中」岩本隆雄:ソノラマ文庫)を探すことにする。いま仕事をしている作業場所の近くにある本屋にはライトノベルが置いてないのである。困ったものだ。1軒目にはなかった。続いて薬屋に行って「ポポンS」を買う。これも先日から内容量が少なくなったから別の薬に乗り換えた方がいいと思うんだが、なかなか総合ビタミン剤というのは少ないのよね。これもインターネット通販で探してみるか。

2軒目の本屋で「ミドリノツキ 中」を見つけた。息子はあちこち連れ回されて、かなり愚図っているので鉄道ジャーナルを見せる。しかし、ずっと観ている気力が無いようだ。けっこう疲れているらしい。スーパーに入ると「おなか、すいた」と言い出した。そうか、でも父ちゃんの方が腹は減ってると思うぞ。店内を廻っているうちに「さむい」とか言い出す。急いで買い物を済ませて家に戻るのである。

家に帰り、トーストを焼いて二人で食べる。カミさんは寝ているようである。息子は疲れているようだが、私が昨日録画した「ヒッパレ」を観ていると「ぼく、すきなやつ、みたい」と言い出した。久しぶりに「関東裸会」が観たいらしい。終わってから観せてやると言っていたのだが、終わる前にカミさんが起きてきた。彼女は「人類、月に立つ」のビデオを見始めた。息子はグズグズ言い始める。目をこすっている。眠いんだろう。「寝るか?」と訊くが、寝ないと言う。しかし、どう見ても眠そうだぞ。階上で本を読んでやると言って寝室に連れ込む。本を読み終えてしばらくゴロゴロしていたら、すぐに寝息を立て始めた。今回は私の勝ちだな。居間に下りてゆくと、カミさんも寝室に上がっていった。あら、さっきまで昼寝してたんじゃないんですか。

そういえば、寝室で息子と読んでいた昔の近鉄の本「奈良線大型車両登場40周年記念」に関する話が載っていた。それによると、輸送力増強のためにトンネルを拡げて大型車両を走らせるようにしたらしい。トンネル拡幅工事が完了したのは昭和39年らしいんだが、それより3年前から上本町〜瓢箪山間で運用を開始したとか書いてある。

どうも体調が悪い。背中が凝っている。風邪を引いたかな。今日は昼過ぎまで寝てたとはいっても、睡眠時間はふつうの休日より少なかったからなあ。妻子が起きてきて夕食を食べた後、私は先に一人で風呂に入って寝るのである。



9月3日(月) 
新・官能姫 【第7章】」森村なつみ)は良い。数ヶ月に1本しかお目にかかれないほどのハイクオリティなAVである。思わずカミさんに貸してしまったよ。夫婦間でAVを貸すなんて、どーゆー夫婦なんだ、俺たちって。まあ、男と女の間にはいろいろあるのですよ…って、そんなこともないんだけど。今朝は雨が降っている。カミさんに車で駅まで送ってもらうのである。

今やっている仕事で開発用のPCが必要なのだが、今日やっと受け取ることがでるそうである。しかし、2台で30万もしないようなものを買うだけなのに、稟議を通すのに半月もかかるかね。大丈夫なのか>ウチの会社。まあそういうことで、今日は客先の作業場所に出勤して、上司から借してもらっているパソコンを本社に持って帰るのである。作業できるように設定するのも、もう一度やり直しなんだよな。こういう無駄な作業が発生するのはかえって損だと思うんだが。

移動中に、新しいパソコン用のマウスを買う。「将棋」というソフトが千円ちょっとで売っていたので、ついつい買ってしまう。まあ、この値段なら買うべきでしょう。将棋ソフトの評価のページも、何年も更新してないし(激笑)。ついでに安売りチケット屋に寄り、Jスルーカードを買う。見ると、500円の図書券が1枚477円で売っていた。少し前までは480円だったのになあ。どうやら、相場が480円になったので値下げしたようだ。デフレの影響だろうか。有難いことである。思わず20枚買ってしまうのであった。

今日も遅くなってしまった。家の最寄り駅に着くのは22時近くになるのだが、カミさんは迎えに来てくれるという。有難いことである。カミさんは今朝貸したAVが気に入ったようだ。私の目利きは正しかったな。息子は車内でウルトラQに関しての質問とか見かけたものの話とか、いろいろしてくれる。かなり複雑な物語のストーリーも把握できるようになっているようだな。1つの話からいろいろなことが語れるようになっている。かなり脳も発育してきたようだ。もうすぐ5歳なんだから当たり前か。

家に着いて、私が夕食を食べている間にカミさんは息子を寝かせに寝室に入る。しかし、私が食べ終わっても階上から息子の声が聞こえてくる。これは、カミさんが怒り出さないうちに交代した方がいいな。歯を磨いて寝室に上がるのである。



9月4日(火) 
昨夜も家ではインターネットできなかったのだが、今朝も7時過ぎにしか起きられない。急いでそこら辺を巡回し、必死で日記を書いて上げる。8時を過ぎても妻子は起きてこない。起こしに行くか。息子は起きると一人で居間に下りていってしまった。いつもは一緒に下りようと言うのにな。それでも居間に入ると横になってゴロゴロしている。私が着替えに階上に、カミさんが洗濯に1階に行ってしまうと「かーちゃん、かえってきてー」とベソをかいている。ちょっと前までは平気だったんだけどな。

今日は通勤中に「HARLEM WONDER PARADE」(富樫明生)を聴いている。ううむ、シングルとして1曲聴くのはまだいいのかもしれないが、全編この調子だと私みたいな趣味の人間にはちょっとツライ。ファーストアルバムなのになあ。一枚目というのはやりたいことが多すぎて苦労しているパターンの方が多いのだが。

今夜は家に着いたのは21時半だったのだが、玄関に入ると息子が階上の廊下をドタドタと駈けてきた。今日は元気である。私が立っていると手を握って持ち上げろと言う。私の身体をよじ登ってくる。私が帰る前にもカミさんの座っている座椅子によじ登っていて、彼女の上に降ってきて怒られたらしい。風呂には入ったようだが、もう汗をかいている。

私が食事を終えて風呂に入ろうとすると、カミさんが息子に「もういっぺん父ちゃんと入って来」と言われている。そういうことで、今夜は息子と風呂に入ることになるのである。浴室の中でも息子は元気だ。湯船に入ると「ぼく、およぎのれんしゅう、するで」と言ってお湯の中に潜ってしまう。顔を水に浸けられるのはわかったんだけどねえ。私も入るとオモチャを出してきて遊ぶ。相手をしてやっていると、頭から水をかけられてしまったのであった。

風呂から上がって息子に「誰と寝る?」と訊くと彼は「とーちゃんと」と応える。カミさんはガッツポーズである。今夜もパソコンを出すこともできずに息子と寝室に上がる。絵本を読み終えて電灯を消すと、彼はゴロゴロと転がり出す。窓際に転がったところで彼は「おつきさん!」と叫んだ。そうだな、今日は冴え冴えとしたほぼ真ん丸の月が出ていたんだった。9月だから月も見頃だな。



9月5日(水) 
今朝も目覚まし時計が鳴るまで目が覚めなかった。昨夜もパソコンが触れなかったので、あわてて飛び起きる。今朝は早めに妻子が起きてきた。そのためWeb巡回の途中で朝食に入る。今日は食事を終えて日記を書き終わると、少し遅くなってしまった。

今日は通勤中に「Miss Chatelaine & more」(k.d.lang)を聴いている。6曲入りなのでミニアルバムなのかなと思っていたのだが、同じ曲がアレンジを変えていくつも入っているのでどうやらシングルだったらしい。これはちとツラい。

AIBOの新型が出るらしいが、どうもデザインがサイバーじゃないな。なんか、子供っぽすぎる、というか俗っぽすぎる。ソニーらしくない。個人的にはこういうのを買いたいとは思えんなあ。これも大衆化というやつなんだろうか。

20歳台でがんになった新聞記者の手記を読んでいたら「メールが来ていないときは、やけに寂しかった」という一文にちょっとこたえた。オレも従弟にメールを出さなきゃ…とか思いながら出せなかったからなあ。彼もメールが来ないときはこういう気持ちだったのかな。彼の苦しみに比べれば、忙しかったなどというのは言い訳にならない。たとえ不治の死病と闘っている人間にかける言葉を探すのはエネルギーが要ることだとしても。彼には、他愛ないメールを送ってくれる相手が何人もいたと聞いたので救われたような気になってるんだけどね。…しかしこの体験記、文章はいいのだが見出しがイヤ。並んでる見出しだけ見てると凄く薄っぺらな感じがする。これも本人が考えたんだろうか。一言に略してるせいかなあ。

今日は家に帰り着いたのは21時過ぎだったのだが、玄関に入っても家の中で動きはない。妻子は寝室に入っているようである。それでも居間に上がると階上から息子の声が聞こえてきた。まだ寝室に入って間がないようなので、着替えるために上がってゆく。私が息子の相手をしている間にカミさんが私の食事を作りに下りてゆく。今日はすぐに上がってきてくれた。

食事を終え、PCをいじっているとカミさんが下りてきた。今夜は早く寝てくれたのね。あの様子ではなかなか眠らないんじゃないかと思ってたんだが。息子が先に寝てくれたので、遅くまで起きている。シャワーを浴びて出てくるとカミさんはすでに寝室に入っていた。珍しいね、こんなに早く寝るなんて。しかし私は日記を上げ終えたときにはすでに3時になっていたのだった。まったくもう。



9月6日(木) 
今朝はカミさんに起こされる。妻子とも素直に起きたようである。やはり昨日早めに寝たせいか。それに反して私は調子が悪いようである。家を出る準備をしていて息子のオモチャとかにちょっと足を引っかけたりしたので、カミさんに「顔が赤いよ、大丈夫?」と心配されてしまった。

今日は通勤中に心の鐘を叩いてくれJ-WALK)を聴いている。なかなか良い。入っている曲を見るに、ちょうど人気が上昇しつつあったときなんじゃないだろうか。聴いていて勢いが感じられる。長い間地道に活動してきてブレイクした力強さというものがある。

しかし、それにもまして読んでいる球形の季節恩田陸:新潮文庫)は強力であった。電車に乗って読み始めると、物語の奔流に巻き込まれて音楽なんか全く聞こえなくなってしまっていた。ちょうど一つの事件が終わったときに降りるべき駅に着いたから良かったが、そうでなければ乗り越してしまうところだった。これはヤバい。往きにこういう状態になったのって初めてだな。

通勤中に音楽を聴きながら小説を読んで、どちらが自分にとってより「強い」かを比較したりするのだが、今回は小説の圧勝でしたな。「心の鐘を叩いてくれ」もかなり強力だったのだが、相手が悪すぎたというヤツか。この小説、昨日までも読んでいて駅に着いてもなかなか終われないのである。後を引く。ジャンルとしてはホラーに入るんだろうけどなあ。

どうにもこうにもイライラするので調べてみた。エクスプローラーで右クリックしてメニューを選択したときとかに残像が残る件だが、コントロールパネルの画面のプロパティの「効果」で「メニューとヒントをアニメーション化する」というのをオフにすれば解決するんじゃないだろうか。しかし、実際に効果があるかどうか判定するために確実に発生するパターンを見つけようとしたのだが、これが起きたり起きなかったりするんですな。まあ、この設定を変更してからは全然起きそうな気がしないので、たぶん大丈夫だろう。しかしそれにしても、こういう見かけは派手だが意味のない機能でバグって客に迷惑をかけるとは、いかにもMicrosoftらしいことではあるな。この不具合が解決すれば、あとはUSBマウスの認識関係くらいか。

今日は白浜で生まれたパンダの誕生日でかつ星新一先生の誕生日なので、19時過ぎに仕事場を出てポップコーンを買って帰った。夕食後に息子と食べる。しかしカミさんは全く食おうとしない。どうしたんだろう。以前はこれを買うために出かけることもあったくらい好きだったから買ってきたんだが。



9月7日(金) 
先日、T-ZONEから「バースデープレゼント」というメールが来ていた。それによると、このメールを印刷して持っていくと2000円の金券がもらえるそうなのである。おう、それだったらスキャナもインターネット通販と同程度の価格になるな。ということで今日は夕方から本社に戻って打合せをするので早く帰って梅田のT-ZONEにスキャナを買いに行こうかと思っていたのだが、打合せが延びてしまって行けなかった。「引換の有効期限は誕生日より2週間です」とか書いてあったので、日曜日に日本橋まで行くか。行けるときに行っておかないと、何が起こるかわからないからな。

うがー、ZAURUSに百科事典が載るのかぁ〜。電子辞書コレクターの私としては、買ってしまいそうだが…私のマシンでは動かないのね。しかも、40MBのメモリが必要。こりゃダメだ。今の経済状態では買えない。ボーナスがダメダメだったせいだ。不況だなあ。

今朝は雨が降っていてカミさんに駅まで車で送ってもらったので、帰りも迎えに来てもらう。土日に観るビデオを借りるので、100円のレンタルビデオ屋で待ち合わせである。カミさんのリクエストで監禁ボディドール森村なつみ)も借りる。しかしこれ、タイトルを指定されたのだがかなり後期の作品だと思うからあの初々しさは無いと思うぞ。

今週もあまり家でパソコンを使えなかったので、廻らないといけないサイトが溜まっている。カミさんが息子を寝かせてくれたので調子に乗ってネットサーフィンしていたら、気がつくと5時を過ぎていた。先週みたいになるとまたキツいので、そそくさと寝室に入って寝るのである。



9月8日(土) 
今朝、気がつくと11時を過ぎていた。とうぜん息子はすでに保育所に行っている。妻子が起きたのもぜんぜん気がつかずに寝ていた。やはり夜更かしはいけないのである。

先日、「将棋」というソフトをインストールして指してみた。それほど強いという感じはしないが、いつも一発を狙っているような感じである。気を抜いて指していると危ない。息子に六枚落ちで指させていて危うく負けそうになってしまった。最後はどっちが上手かわからないような局面になる。かろうじて勝ったが、危ないところであった。これは、危険を察知する能力が不足している人にとっては苦手なソフトだろうね。(棋譜テキストCSA形式

すみません、懺悔します。今日、カミさんが「最終兵器彼女」を探しに私の部屋の前にやってきた。4巻と5巻を見つけて持ってゆく。そのとき、私の脳裏に浮かんだ言葉が…ああ、恥ずかしいので背景と同じ色にしておきます。できれば見ないでください。まあ、ここまで書いたら想像はついてると思うんだけどね。その言葉は…「最臭性器彼女」…あ〜、もう言いません。許してっ。この作品でこういう言葉を思いつくとは、我ながら情けない。

夕方になり、保育所にはカミさんが迎えに行ってくれるという。私の誕生日のケーキを買いに行くというので、私もついていく。そして、今週もカラオケに行くようお願いする。先週歌ってみて、歌うための筋肉が駄目になっているのを痛感したのである。喉の筋肉、腹の筋肉、脇腹から背中にかけての筋肉、すべてが鈍っている。まあ、結婚してから10年近く、ほとんど歌ってないからねえ。

妻子が腹が減ったというので、近くのディスカウントストアで半額になっているサンドウィッチを買ってカラオケ屋に入る。19時までは1人100円だそうである。入ったのが18時過ぎだったので、今日は1時間コースだ。

うう、やはりすんげえヘタクソになっている。「理想のラインは見えてるのにトレースできない」どころじゃなくて、理想のラインさえ見えない。これは、ちょっと鍛え直さなきゃいけないな。

息子はかなり慣れてきたようで、ドラえもんとかもけっこう歌えるようになっている。まだ伴奏に合わせられずに先走ってしまったりするんだけどね。でも、千と千尋の神隠しのテーマを歌ってたりするのには驚いた。そんなの覚えてるの。カミさんが車内で聴いてたりするのかなあ。

カラオケを終え、カミさんが返却するビデオソフトを取りに家に戻った。彼女が家に入っている間、車の中で息子が尋ねる。
「とーちゃん、なんさいに、なったん?」
「○○歳だよ」と応えると「○○さいのつぎは、○◎さい?」とか言ってくる。
「そうだよ」と応えると一つずつ数字を上げてくる。
「…よんじゅーはっさいのつぎは、よんじゅーきゅーさい?」
「そうだよ」
「よんじゅーきゅーさいのつぎは、よんじゅー…じゅっさい?」
「違う。五十歳や」
四歳児じゃ、まだ桁上がりの処理は無理だろう。いつかキミも、10個の数字で10を越える値を表現する方法が存在していることを「発見」して、センス・オヴ・ワンダーを感じる日が来るのだろうね。私はそんなものかと思って何も感じなかったんだけれど。

家に帰ると息子は絵本を持ってきていろいろと教えてくれる。おお、自分の知らない言葉も字を読んで覚えることができるようになっているのね。これは大きな進歩である。父は嬉しいのである。今夜もカミさんが息子を寝かせてくれたのだが、私も眠い。けっきょく夜半頃に寝てしまうのであった。



9月9日(日) 
7時過ぎから目が覚めていたのだが、どうにも起きられない。親子三人で惰眠を貪っている。9時過ぎになって息子が起き上がった。それでみんな起きるのである。

今日は久しぶりに日本橋に行くのである。T-ZONEの金券をもらいに行かねばならない。8ミリのビデオテープも底をついている。息子も連れて行くのである。カミさんの体調が悪いそうなので、ちょうどいいタイミングだな。それでも彼女に駅まで車で送ってもらう。駅まで歩かせると息子が途中でゴネそうだからね。有難いことである。予定を変更して最寄り駅より一つ向こうの駅まで送ってもらったので、難波まで行っても運賃が同じになった。難波まで行ってビックカメラに行ってみることにする。大阪に進出して話題になっているにもかかわらず、まだ行ったことがないのである。

行ったことのないところに息子を連れて行くのは不安なのだが、地上に出たらビックカメラはすぐに見つかった。店内は広い。フロアのあちこちにデモ用のパソコンが置いてある。パソコンも安くなったからねえ。息子はそれを見つけるたびに私を引っ張って行ってキーボードやマウスをいじくる。なかなか進めない。ひとしきり触った後「ぼくの、すきなの、はいってない?」と言うので「入ってないよ」と応えると「なんで?」と訊く。そりゃ入れてないからだよ。パソコンというのは1台1台環境が違うんだからさあ。

子供の遊び場もあった。ここにもパソコンが4台設置されている。子供用のソフトが入っているようだ。インド人(だろう。連れてきてた女性がサリーを着てたし額にビンディが付いてたからな)の女の子もいた。国際的であることよ。息子は他の子に割り込まれてパソコンを移動したりしている。けっこう自分なりにパソコンを使っているようである。モニターの電源が入ってなかったらスイッチを入れたりしているし(偶然かもしれんが)。

Microsoft Train Simulatorというソフトの評価版が使えるパソコンがあった。これは息子に使わせてやれば喜ぶだろう。しかし、画面が真っ暗である。電源が入ってないのか。机の下の扉を開けてパソコン本体を探し出し、電源を入れる。しかし、これが動かないんだ。「最低限これだけのキーで操作できます」と書いた紙が貼ってあるのだが、それをどう触っても全く電車が動いてくれない。この操作で動くはずなんだがなあ。チュートリアルというのをやってみたが、これも10分くらい聞いていても具体的にどうすれば動くのかぜんぜん教えてくれない。途中で画面がグチャグチャになったりするし。いくら評価版といっても、これは酷すぎるんじゃないか。さすがはMicrosoftである。

かなり歩き回って、やっとスキャナを売っているところを見つけた。値段を見たが、1割ポイント還元すれば確かにSofmapやT-ZONEよりも安いが、それほど衝撃的な値段でもない。これはT-ZONEで金券をもらって買った方がいいな。

息子はビックカメラの店内を歩いている時点で早くも「ちかてつに、のりたい」と言い出した。帰りは地下鉄に乗ると言って出てきているのである。まだこれから歩いて日本橋まで行って買い物をしなくちゃいけないんだぞ。

そして日本橋まで歩く。地下鉄の一駅分を歩かねばならないので、息子はさんざん文句を言う。暑いとか汗をかいて頭が痒いとか言っている。そのうちに何でこんなところに来てしまったんだろうとか言い出した。自分で来たいと言ったくせに。

途中で映画館の前を通ったときに息子はそちらを指さした。ポスターを指したのかと思ったら、その上で千と千尋の神隠しの予告編を映していた。彼はなぜ映画館の外で映画が観れるのか訊いてくる。そういう疑問も持つようになっているのね。あれは予告編だというと納得したようである。本当の意味で納得したかどうかは、わからないんだけどね。

ジュンク堂の前を通っていたら、その下で人だかりがしていてキャーッという声が聞こえてくる。下にはbaseよしもとというのがあるらしいから、そのせいだろう。私には関係ない世界である。しかし、息子はその前の壁面を水が流れ落ちるようになっているのに興味を惹かれたようだ。相変わらず噴水とかそういう類の物が好きなようである。

T-ZONEで金券を受け取り、そのままスキャナを買う。こんなものが1万円そこそこで買えるなんて、やっぱり何かが間違ってるような気もするな。このモデルは読みとりが遅いらしいが、それよりもサイズの小ささを優先するのである。なんせ、使わないときは片づけなきゃいけないからね。1200dpiもの解像度も必要ないんだが、添付ソフトにPhotoshop LEが付くのでこちらを買うのである。600dpiのモデルより5割近く高価いんだけどね。機能を使いこなせるとも思えないけど、いちおうPhotoshopと名がつくもののユーザーになりたかったのだ。オレもミーハーだな。

8ミリとHi8のテープを15本ずつ買う。しかし、Hi8のテープって、もう200円台前半になっちゃってるのね。もうほとんど8ミリのテープと変わらないな。これで手持ちの余裕資金は使い切ってしまった。やはり、ボーナスが振るわないとツライな。こうやって不況の連鎖を回りながら墜ちてゆくのね。

スキャナとビデオテープを買って、とりあえず必要なものは入手した。息子も帰りたがっていることもあり地下鉄の駅に向かって歩いていると、人だかりがしていた。ソニーの店の前に小さな台を出して、2台のAIBOを動かしているのである。縁日にヒヨコ釣りをしているような感じだな。息子より少し大きいくらいの女の子たちがカブリツキで観ている。疲れているはずの息子も、その中に混じってゆく。

ピンク色のボールも2つ用意してあったのだが、転がしてやると視線を動かしてトレースしている。物の動きが認識できるのか。大したもんだな。担当のにーちゃんが横倒しにすると、しばらくは前足を上げて「助けてくれー」というような動作をしているが、そのうちに自分で起き上がる。すごいなあ。こういうのが当たり前の世界でウチの息子は育ってゆくんだよなあ。

息子と同じくらいの大きさの女の子がベビーカーに乗ってやってきた。この歳でベビーカーに乗って靴も履いてないということは、歩けないんだろうか。しかし、彼女はAIBOを見ると、ベビーカーから身を乗り出して今にも歩き出しそうな勢いである。いや、大したもんだ。やはり、こういうのは実際に動いているのを見ないとなかなか売れませんよね。

帰るときに息子が「PULP AIBO」というのをもらった。AIBOのペーパークラフトである。組み立てるのは面倒臭そうだな。息子はAIBOをもらえたというので喜んでいる。両手で持って放そうとしない。人混みの中でそうやって歩くと危ないぞ。それに、これは紙だから動かないんだぜ。家に帰って動かないといって泣かれた親が買いに来るだろうという計算なんだろうか。

駅への階段を下りはじめると、やっと地下鉄に乗れるというので息子は元気になる。でも難波から恵美須町まで歩いたことになるのだが、「かえりたい」「ちかてつに、のりたい」とか言いながらも最後まで歩き通してくれた。途中で負ぶわなきゃいけないかと思ってたんだけどね。

地下鉄に乗り、堺筋線から乗り換えるときに息子は「なにがくるかなー」とか言っている。「ひがしおーさかせんの、でんしゃかなー」と言うので「地下鉄の新しいやつかもしれへんで」と応えると「かいゆーかんの、でんしゃかなー!」と言った。この路線には海遊館をテーマにペイントされた車両が走っているのである。まあ、あれは1編成しかないはずだから、可能性は低いだろうね。

乗り換えのホームに着き、カミさんに電話をする。昼寝をしていたようで、眠そうである。すみませんねえ。入ってきた電車を見た瞬間、息子は「かいゆーかんの、でんしゃ!」と叫んだ。ひええ、アタリだ。彼に「良かったなー」と言うと「よかったなー」と目を輝かせている。まさかこういうことになろうとはねえ。その後も彼はずっと「かいゆーかんのでんしゃ、くるとおもてたら、ほんとーに、きたなー」とか言っている。よっぽど嬉しかったらしい。

目的の駅に到着して、乗ってきた電車をバックにデジカメで息子の写真を撮ってやる。その電車は行ってしまったが、また反対側のホームに列車が入ってくるようである。それも息子に見せてやろうと待っていたら、息子が「おーてぃーえすの、でんしゃ!」と叫んだ。ホントだ。こんなレアな車両を相次いで見れるとは、君はツイてるぞ。

帰りもカミさんに迎えに来てもらう。そのまま近くのホームセンターに座椅子を買いに行く。カミさんがキーボードを打ちにくくて筋肉痛になるというので食卓の高さを上げたのだが、今度は私が打ちにくくなっているのである。やはり最適な高さでないと、キーボードを打つスピードがかなり違う。職場で入力していて「オレってこんなに速かったっけ?」と思ってしまうくらいなのである。それに、最近は座布団を2枚重ねて座っているのだが(それでもまだ不足)、そのせいか腰が痛みだしたのである。困ったもんだ。そういうことで高い座椅子を探しに行ったのだが、適当な物がない。通販で探すことになったのである。

今夜もカミさんが息子を寝かせてくれた。今日は疲れていたのかすぐに寝たようである。しかし、彼女が寝た後この土日で廻れなかったサイトを巡回していたら猛烈に眠くなってきた。まだ日記も書いていない。もう一日以上更新してないから、少なくとも日記は書いて上げなければ。しかし眠い。ちょっとだけ、というので横になる。雨が降ってきたようだ。階上でカミさんが起きて窓を閉めたので目が覚めた。しかしツライ。ちょっと作業してまた倒れる。最低限のサイトを一週間分巡回して日記を上げたときには7時近くになっていた。このまま起きているしかないか。



9月10日(月) 
思わずおまえはアホかー?とつぶやいてしまった。このニュースを読んだからである。なんか「Windows Meのシステム復元機能って、馬鹿みたいにディスクを消費する」と評価していた先輩がボヤいてたんだが、それが役に立たない場合があるとは。さすがはMicrosoftである。たぶん、いくら告知したって知らないで泣くユーザは出てくると思うぞ。だいたい、Windows Meを使ってるということ自体が、パソコンに対して無謀なような気がするからな。まあ、けっきょく自分のせいだということになるのか。

今日は台風が来ているらしいが、それほど雨は降っていないようだ。上空を雲が渦巻いているが、ときどきは晴れ間も見えたりしている。しかし、夕方になって気がつくと、空全体がオレンジ色に染まっていた。ビルの32階で作業をしているのだが、右を見ても左を見ても赤いのである。不吉だ。そのせいではないのだが、台風が来ていることもあり、今日は早めに帰る。

今日は帰りの電車の中で球形の季節恩田陸:新潮文庫)を読み終えた。先日も書いたが、非常に後を引く作品であった。読み出すと止めづらい。そして、ジャンルとしてはホラーなんだろうけど、個人的には非常にSF的なものを感じた。説明しづらいんだけれど。一つは、ただ怖いだけじゃなくて、その怖さが「世界の変容」を想起させるものであること。もう一つが、日常に対する虚構の部分が必要最小限であること…という感じかな。なんか、言葉にしてしまうと、違うような気もするんだけどね。

今朝は雨が降っていたためカミさんに車で駅まで送ってもらったので、帰りも迎えに来てもらう。待ち合わせ場所は古本屋である。息子は店内に入ってくるとすぐに「ほん、よも」と言っている。おお、キミも本屋が好きになったか。彼は私を児童書のコーナーに引っ張ってゆくと、本の山を探しだした。どうやら、先日読んでいた、夜間に稼働している乗り物が載っている絵本を探しているらしい。運良く、まだ残っていた。カミさんが「もう帰ろうよぉ」とか言っているにもかかわらず、2回も読んだのだった。

家に着き、CDをMDに録音しようとしたのだが、ラジカセのリモコンが見つからない。リモコンがないとMDの全消去ができないようなのである。これは困ったな。中古で大量に買ってきているCDを2日に1枚くらいは消化しようと思っていたのだが。

今日は疲れているので食事を終えると速攻で寝ると宣言する。そういうことで、寝る前に息子を風呂に入れることになる。今日は機嫌良く入ってくれた。前回まではシャワーだったので頭を洗うときに立ったまま上を向かせて洗っていたのだが、今日は風呂のお湯が多かったので膝の上で仰向けに寝かせて洗った。そのせいもあるかな。

狼谷辰之  新書館ウィングス文庫
なる
¥620+税  ISBN4-403-54021-X



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