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4月21日(日) 
隣で寝ている息子が動き出した。身体をボリボリ掻いている。7時20分だ。起きるか。息子に起きるか訊くと、素直に起き上がった。平日より早いくらいなんだが、ハリケンジャー仮面ライダー龍騎が観れるとなると起きるんだな。やはり動機づけが大事だということか。今日も外では雨が降っている。まったく最近は雨が多い。

ハリケンジャー」と「龍騎」を観終わると息子は「ウルトラマン」を観たいというので再生する。私はWeb上で調べて環境変数に日付を設定したり、あるフォルダの中の全てのファイルに対して処理を実行することがバッチファイルの記述で可能なことを確認した。それで、朝日の朝刊のページを保存するバッチを作ってみることにした。朝日の朝刊は固定のURLで毎朝内容が変更されるのである。そこで、朝刊のページをダウンロードしてEUCからシフトJISにコード変換し、日付のフォルダを作ってそこに保存するバッチファイルを作るのだ。

まずはコード変換のテストである。やってみると、ファイルの中身をコード変換しただけではブラウザで見られない。ファイルの中にコード体系が何かを記述してあるのである。そこで、sedで「charset=euc-jp」を「charset=Shift_JIS」に変換しようとしたら、「cannot open ファイル名」になってしまう。なんでだろうとずいぶん悩んだ。オープンできないんだったら他のプロセスがロックしてるのかと思ったのだが、更新できるのを確認してからsedコマンドを手動で実行しても同じエラーになる。けっきょく、拡張子が「.html」だったのがいけなかったのだった。てなことをやっていると最終的に、下のような短いバッチなのに完成するまでに3時間半もかかってしまった。息子の相手をしながらではあるが、自分の能力のなさを実感してしまったのだった。

※ドライブは「*:」、プロキシサーバの指定は「***.***.***.***:**」に変えてあります
for /F "tokens=1,2,3 delims=/ " %%i in ('date /t') do (
set year=%%i
set month=%%j
set day=%%k
)
set today=%year%%month%%day%
*:\download\gethtml\gethtml.exe -hp ***.***.***.***:** -e *:\download\gethtml\TextOnly.txt -C 2 http://www.asahi.com/paper/front.html
copy /Y *:\download\gethtml\www.asahi.com\paper\*.html *:\temp\morning
qkc -s -m *:\temp\morning\*.html
For %%I In (*:\temp\morning\*.html) do (
copy /Y %%I *:\temp\morning.txt
sed -f *:\data\Business\data\charset.txt *:\temp\morning.txt > %%I
)
if not exist *:\pagedown\www.asahi.com\paper\%year%%month% mkdir *:\pagedown\www.asahi.com\paper\%year%%month%
if not exist *:\pagedown\www.asahi.com\paper\%year%%month%\%today% mkdir *:\pagedown\www.asahi.com\paper\%year%%month%\%today%
move /Y *:\temp\morning\*.html *:\pagedown\www.asahi.com\paper\%year%%month%\%today%


息子が腹が減ったと言い出したので、「ウルトラマン」が終わってガメラ対バルゴンを再生しながら朝食の用意をする。起きてから30分番組を6本観たことになるから3時間経ってるのか。そりゃ腹が減るはずだ。そして昼前になってカミさんが起きてきた。

息子が「いちたす…」と言っているので「1足す1は?」と訊いてみる。彼は「に!」と答える。「2足す1は?」と訊くと「さん!」と答える。うわ、いつの間に足し算の概念を覚えたんだ。そこで横からカミさんが「3足す9は?」と口を出す。おいおい、そりゃ無理だろう。案の定、彼は混乱してしまったようでメロメロになってしまったのだった。まあ、足し算の概念がわかれば、あとは数字が大きくなるだけだから時間の問題だろう。まだ十進数の概念を理解してない方がネックだな。どうやってマスターしたのか息子に訊くと、友達に教わったとか言っている。へえ、5歳児同士でそういう高度な概念の伝達ができるんだ。

息子は今日もカミさんが台所で育てている大根が気になるようである。流し台によじ登るようにして観てきて、「だいこんのめがなあ、すこしでかくなった」とか言っている。それならばとカミさんが鉢植えの花を買ってくると言う。べつに金を出して買わなくても、手近な植物を観察すればいいと思うんだけどな。それでもこういうことには水を注さない方がいいだろう。一緒についてゆく。近くのホームセンターで種と植木鉢と土を買って、カミさんは脇机を探しに行く。その間に私は息子と一緒にペットショップで時間をつぶすのである。

息子は「ウルトラマン」でバルタン星人が気に入ったようである。寝るまでずっと「ばるたんせいじんとうじょう、おもしろかったなー」とか「なんで、うごけなくしたん?」とか言っている。他の話はほとんど話題に上らない。やはりバルタン星人というのは強く印象に残るんだな。



4月22日(月) 
今日は通勤中にSHININGKATSUMI)を聴いている。最初からテンションの高い曲が並んでいる。この緊張感は凄いなあ。この人のアルバムは中古で見ることが多いのだが、流行りで買った人間が多いということなんだろうか。

今日の夕方になって、明日広島に日帰りで出張することになってしまった。朝の9時半に広島のさらに向こうの駅に着いていなければならない。明日は6時前に起きなきゃいけないな。上司は前泊してもいいと言ったが、今さらそんなことを言われても無理でんがな。

そういうことで今日は早く仕事を終えて安売りチケットを買いに行こうと思ったのだが、けっきょく20時前になってしまった。京橋まで行ってチケット屋を探すが、このあたりの地理には詳しくないので見つからない。ちょっと奥に入ると怪しい客引きに声をかけられる。こういう欲望丸出しの歓楽街はどうも居心地が悪いのである。

京橋近辺を一回りしてやっと見つけたチケット屋は当然のように閉まっていた。仕方がないので、定価で買う覚悟を決めてみどりの窓口でのぞみを予約する。今日のうちに予約しておけば、確実に座れるから明日はギリギリに家を出れるのである。金額を聞くと、なんだかずいぶん安い。「のぞみモーニングきっぷ」というサービスらしい。朝早いと、少しはいいことがあるのね。

家に帰ると息子が「ぼく、きれいに、ぬったで」とか言っている。土曜日にサーバのプリンタ出力テストで彼の塗り絵を印刷したのだが、それをきれいに塗れたということのようである。そして今夜はカミさんが息子を寝かせてくれる。彼女が下りてきて二人でそれぞれパソコンをいじっていたのだが、階上でガタガタと音がしだした。カミさんが言う「呼んでる…」。寝室の外に出て泣いているようだ。上がってゆくと、母親がいないので寂しかったとか言って泣いている。寝かしつけようとすると、パンツが濡れたとか言ってまた泣く。オシッコを漏らして目が覚めたのか。カミさんが着替えとオマルを取りに下りると彼は階段の上でバタンバタン跳ね回っている。どうやら、まだオシッコが大量に残っていたらしい。



4月23日(火) 
今日は広島に日帰り出張である。6時前に起き、朝食を採らずに家を出る。それでもサイトの更新はしたんだけどね。缶入りの野菜ジュースを持って出て、途中のコンビニでパンを買って新幹線の車内で食べる。

往きの新幹線で大久保町は燃えているか田中哲弥:電撃文庫 1995)を読み終えた。いやー、こりゃ良かったっすね。まず文章が面白い。書いてあることがいちいち笑える。通勤電車の中でも一行読むごとにニタニタする怪しいヤツになってしまう。どうやったらこういう笑える文章を書けるんだろうと真剣に思ってしまうくらい面白いのである。そして、ロマンスがありサスペンスがありペーソスがある。多分にご都合主義的なところもあるが、ストーリーもちゃんとある。評価としては絶賛ということになりますか。

本を読んでいたら、窓の外でパラパラと音がしはじめた。雨のようである。さっき車内の電光掲示板に「晴」って出てたじゃないか。「曇」とも云ってなかったぞ。まったく最近は雨が多い。広島で降りたときにも、傘なしでは歩けないほどである。

そういえば、広島駅で陸橋から下りるエスカレーターに乗るときに思い出した。大阪では歩く人が左側、東京では逆というふうに決まっているらしい。「広島ではどうか?」と思ったら、両側とも立ち止まっている。ああ、ここではエスカレーターでは歩かないのね。

今回のお客様はスーパーなのだが、ビルに入るとコンクリートとか何とか新しいビルの匂いがする。訊くと、この店舗は明日開店なんだそうである。そういう緊張状態のところにノコノコと乗り込んでいいものなんだろうか。会議中に大音量で警報音が流れる。1階で火災が発生したので避難しろとか言っている。誤報だったようだが、明日はそういうことにはならないんでしょうね。

打合せは昼までの予定だったのだが、昼過ぎまでかかってしまった。昼飯を食った食堂の隣がチケット屋だったので帰りの切符を買う。午後から客先のマシン室に移動してサーバの設定である。発注元の人がソフトを持ってくるのを忘れたというのでインターネット経由でダウンロードする。便利な世の中になったものである。しかし、遅くてぜんぜん終わらない。2時間経っても終わらない。調べてみると、ISDN並みのスピードしか出ていない。ISDN並みが遅いというのも何だが、ウチよりもぜんぜん遅いのだから仕方がない。それで圧縮して150MB以上のファイルを落としたらいけませんわな。けっきょく、そいつの設定は見送るのであった。

作業を終えて広島駅に着いたときには20時を過ぎていた。明日はまた9時から会議だから早起きしないといけないのになあ。しかも次のひかりは20分も先。のぞみもしばらく来そうにない。やはり山陽新幹線は本数が少ないんだな。そして、駅への移動中に気がついたのだが、昼に買ったチケットは自由席のものだったのだった。指定券への変更もできないと書いてある。のぞみにも変更できないということなのか。ホームで待つしかないな。しかし、レールスターって車両の数も少ないのね。やはり東海道新幹線とはかなり違うようである。メンテナンスのコストはそれほど変わらないだろうことを考えると、経営もラクではないんだろうな。

私がホームに上がったときには前に数人しか並んでなかったのだが、列車の到着前には数十人が並んでいた。これは、20分前に着いたのはラッキーだったかもしれない。そして入ってきた車両の中を見ると、けっこう混んでいる。これじゃあ指定席用のチケットを持っていても予約できなかったな。そういう意味でも正解か。

何とか3人掛けの奥の席に納まり、PHSでカミさんにメールする。しかし、隣に座ってきたオッサンの息が臭い。大きく息を吐くたびに悪臭が漂ってくる。うう、こんなに臭気にセンシティヴではイカンのかもしれないけど、それでも厭なものはイヤだ。世の中にはもっと嗅覚が敏感な人もいないはずがないと思うんだが、こういう場合どうしてるんだろうなあ。我慢するしかないんだろうけど。

家に帰ると22時を過ぎていたが、息子はまだ起きていた。しかし、私の座椅子の上で眠そうにしている。横になってテレビを見始めたが、反応が鈍い。そのうちに、座椅子の上で眠ってしまったのであった。



4月24日(水) 
今朝も居間で死んでしまっていた。何とか最後の力を振り絞って歯は磨いたのだが、居間に戻ってきてそこで横たわる誘惑に耐えきれず倒れてしまったのである。こんな調子でゴールデンウイークまで保つんだろうか。

今日は通勤中にBEGINNING竹内まりや)を聴いている。ファーストアルバムだが、歌唱も無理なくしっかりしてるし、何より参加しているメンバーが凄い。林哲司山下達郎高橋ユキヒロ細野晴臣杉真理告井延隆…新人にこれだけ手厚いサポートをつけるというのは期待の現われなんだろうなあ。しかし、それにしても地味だ。デビューアルバムがこれだけ地味でしかも丁寧に作ってあるというのは、じっくり育てようという方針があったのであろうか。

仕事を終え、作業場所を出ると雨がパラついていた。まったく最近は雨が多い。その時点では何とか自転車で帰れる程度だと判断したのだが、地下鉄の駅を出るとけっこう大粒の雨が降っている。仕方がないので傘を差して走り出す。傘を差しながら自転車で走るのは厭なんだがなあ…とか思いながら走っていたのだが、家の近くまできたときになって雨が止んでいるのに気づいた。まったくタイミングの悪いことである。



4月25日(木) 
今朝もパソコンの前で寝てしまっていた。寒い。今年はずいぶん早く気温が上がったと思っていたのだが、やはりまだ4月、寒い日もある。風邪を引いてなければいいのだが。疲労が溜まってるし体力も落ちてるしな。葛根湯を飲んで家を出る。

今日は通勤中にSummer DreamTUBE)を聴いている。最初の数曲を聴きながら思ったのだが、織田哲郎氏の曲と前田亘輝氏の声の組み合わせは最強ですな。このアルバムからは半分の曲をPCに録音したのだが、ほとんどが織田哲郎氏の曲であった。この人の曲は全部入ってるんだからな。

ゴールデンウイークは何とかすべて休めそうだと思っていたのだが、一昨日に30日の広島出張が決まってしまった。ちょうどその頃に妻子が私の実家に帰る予定にしていたので、ついでに一緒に行くことにするのである。新幹線に乗れば息子も喜ぶだろう。昼休みに食事をしてから新幹線の切符を買いに行く。私の仕事に間に合うように広島に着きかつ実家の最寄り駅に停まるレールスターを探すと、ちょうど頃合いのものが見つかった。その便に対して、広島までと実家の最寄り駅までの2人分、禁煙車両で隣同士の席を予約する。こういうややこしい注文にも応えられるというのは大したものであるな。

今日は夕方からミナミの客先に移動してサーバにソフトのインストールをする。始めてのソフトなので動作確認に手間取って今日も遅くなってしまう。ソフマップでmp3プレーヤーを見ようと思って21時前ギリギリに行ってみたがすでに閉店していた。シャッターを見ると20時までだそうである。あら、そうだったっけ。

哀しみを紛らわすためにBOOKOFFに寄る。CDの100円コーナーに行くと、私が持っているようなCDが並んでいる。なんだか自分のCDの棚を見ているようで、さらに哀しい気分になる。1枚100円なら…ということで、何枚か買って帰る。また明日からはしばらく中古で買ってきたCDを聴くことになるか。

家に帰ると23時前である。妻子はすでに寝ている…と思ったのだが、着替えるために階上に上がってゆくと寝室の中から「おかえり」と声が聞こえた。寝たところだったらしい。カミさんは体調が悪くて起きられないというので、独りで夕食を食べる。今夜は居間で寝てしまわないようにしなければ。しばらく布団の上で寝てないような気がするからな。



4月26日(金) 
腹痛で目が覚めた。まだ外は暗い。4時過ぎである。こんなことは滅多にないんだが。朝まで我慢しようと思ったのだが、どうにも耐えられず起きることにする。トイレで座るが、なかなか目的のものが出てこない。しばらく自分の膝の上に突っ伏して過ごす。気がつくと、眼の周りが涙で濡れていた。強烈な排泄をしたときに涙が出るというのは、誰にもあることなんだろうか。これは苦痛か快感か?

今日は通勤中に「GATES OF HEAVEN」(松任谷由実)を聴いている。昨日100円で買ってきたものである。うーん、なんだかぜんぜん心に心に響いてこない。ユーミンらしくもないな。これじゃ、100円で売られても仕方ないか。

本年度の人事異動に伴いゴールデンウイーク前に座席移動をするので、今朝は本社に出る。机の中のものを梱包してから、作業場所に移動する。途中で大阪駅前ビルの地下を経由し、私鉄のプリペイドカードと図書券を買う。そこで、古本市をやっているのを見つけてしまった。とりあえず一通り目を通す。しかし、1冊100円の文庫本より3冊100円の方に欲しい本があるというのはどういうことだ。とりあえず、今となっては入手不能な「結晶星団」(小松左京:角川文庫 1980)とか「太陽風交点」(堀晃:徳間文庫 1981)とかを買い込む。2冊ほど枠が余ったのでカミさんのために田中光二氏の本を買い込むのであった。家に帰って彼女に見せると「これは読んだことないけど、この頃の田中光二なら間違いないでしょう」と言われてしまった。ううむ、こういうことを言われてしまうというのもなあ。

どうも今日は右手の人差し指の先が痛くて仕事中にキーボードが打ちにくかったのだが、家に帰ってパソコンをいじりだして原因に気がついた。スクロールホイールの回しすぎである。何だかなー。しかし、回すときに痛みがあるといやでも意識することになるのだが、いつもは無意識のうちにずいぶん回しているんだなあ。「もうちょっと上(下)が見たい」というときには、大脳の指示なしで指がホイール上を動いているようなのである。



4月27日(土) 
息子は今朝も起きると花が芽を出してないかとベランダに見に行く。種を撒いた翌日からことあるごとに芽が出てないかと言うのである。まるでサルカニ合戦のカニだな。しかし今朝は芽が出ていると言いながら下りてきた。どれどれ、父ちゃんにも見せてくれ。そう言ってベランダに出たのだが、よくわからない。息子を抱き上げて訊いてみるが、丸い固まりがあるばかりで芽は見えないのである。

カミさんは今日は16時過ぎに起きてきて、息子を迎えに行ってくれた。帰ってきた息子の顔を見ると、顔面の皮膚がガサガサになっている。日光が強くなってきているせいだろうか。彼は帰ってくると「こすもす、なんじからかなー」とか言っている。以前、17時半開始になっていて観られなかったトラウマがあるんだな。インターネットで番組表を調べると、2行目が「スモス」になっている。これはマズいんじゃないか。まあ、機械が折り返してることだからな。

ウルトラマンコスモスが始まる。おお、やはりテーマソングはKATSUMIだったか。クウガといい、特撮関係のヒトは私と音楽的に趣味が近い方が多いのだろうか。しかし、今回はなんか、すげえ絵が美しい。夕焼けの中に佇む怪獣って絵になりますねえ。それにしても今回は力が入っているような気がする。パソコンをいじりながら横目で見ていても伝わってくるほどに。

ニュースサイトを見ていて思った。ぎゃー、絶対にこういう死に方はしたくないな。現代の日本で、これほど悲惨な事故はあまりないんじゃないでしょうか。



4月28日(日) 
隣で息子が「いたいいたい」と言っている。2時である。お尻が痛いと言っているようである。さすってやるが、治まらないようだ。彼の気を紛らわせるため湿布を取りに下りる。上がってきてズボンを脱がそうとするが、それも痛いようである。湿布を貼るために痛いところを訊くが、今度は脚が痛いとか言っている。いったい何なんだ。

朝起きるとカミさんがいない。彼女のホームページを見ると、今日は大阪のイヴェントに行ってるようだ。なるほどね。配偶者がサイトオーナーだと、こういうときに便利である(おい)。

息子は今日も起きてくると花を見に行く。今朝は「あのなー、めがなー、みっつ、でてたんでー」と言いながら下りてきた。行ってみると、たしかに3つ芽が出ている。昨日見た「丸い固まり」というのは種子の殻だったんだな。そうか、それで芽が出たと言っていたのか。

今日もカミさんが予約していたハリケンジャー仮面ライダー龍騎を息子に観せ、朝食を食べさせる。彼に詰将棋をいくつか作ってやらせてみるが、今日はどうも調子が悪い。2択になったとき、どうしても強い駒を先に打ってしまう。何度も試行錯誤しないと正解手順を見つけられない。まあ、そのうちにそれを頭の中でできるようになるだろう。

しかし眠い。午後になってどうにも我慢できなくなってきたので、息子を説得して一緒に昼寝をすることにする。しかし彼は例によってなかなか寝ない。独りで下りると言って寝室を出ていったのは覚えているが…気がつくと18時である。カミさんはもう帰ってきていた。息子が起きてすぐに帰ってきたらしい。

ここしばらく、息子がキャッチボールをしたいと言っている。前にも書いたが、お義母さんが買ってきたグローブが右利き用なので、左利き用に交換してもらえないかトイザらスに行ってみる。自分で買ったものではないのでレシートは持っていないが、千数百円のものなので買うことになっても大したことはない。しかし、安くなったものだなあ。私らの子供の頃はもっと高価かったような気がするぞ。物価の上昇を考えると大変なものである。サービスカウンターに行くと、やはりレシートが必要なようである。まあ、それが社会のルールというヤツでしょうね。しかし、事情を説明すると「今回だけ」ということで返金してもらった。このあたりの弾力的な運用というのは流石である。支払いを終えてカミさんが駐車券を無くしたと言いだした。またサービスカウンターの女性の手を煩わす。駐車場までついてきてもらってゲートを手動で開けてもらうのである。ああ、すみませんねえ。「何だこの客は」とか思われてるだろうなあ。

そのまま近くのラーメン屋に行く。初めての店だが、折り込み広告で割引券が入っていたのである。新聞を取らなくなったから、こういう情報は入手しづらくなるなあ。息子はラーメンが食べたいと言っていたのだが、キムチチャーハンを注文するとそれが気に入ったようでそればかり食べている。マスコミにもよく取り上げられてる店らしいが、ワタクシ的にはやや味が薄いように感じる。もう少し濃厚な味が好みなのである。ちょっと上品すぎるか。



4月29日(祝) 
このサイトで本の名前を記述するときに、bk1だけでなくAmazonにもリンクを張ることにした。bk1ではCDは売ってないので、CDの名前を書いたときにどこかにリンクした方がいいなとは思ってたんだ。そう思いながらもなかなか手続きを取れずにいたのだが、bk1が1週間もサーバのメンテナンスをするというので実行に移すことにした。その間は本の情報にリンクを張らないわけにはいかないからなあ。しかし、何でサーバのメンテナンスに1週間もかかるのかね。理解できん。ゴールデンウイークに休みたいだけなんじゃないかと邪推してしまうのだが。あと、bk1は処理が遅くてページの表示に時間がかかるのも最近は気になるんだな。もうちょっとシステムに力を入れないとヤバいぞ、と書いておこう。

息子は今朝も起きると花に水をやりに行く。今日は「やえひまわり、めが、ぱっとひらいたー!」と言いながら下りてくる。見に行くと、双葉が開いている。あとはどんどん伸びてゆくことになるんだろうな。

昨日グローブを交換してきたので、さっそく本日息子とキャッチボールをやることにする。迷惑にならないように公園まで行こうかと思っていたのだが、カミさんが裏の駐車場が空いているというのでそこに行く。初めてなので息子はまだなかなか上手くできない。まあ、バレーボール大のボールでもうまくキャッチできないくらいだからな。2mくらいの間隔でボールをやりとりしているだけである。これなら公園に行く必要はなかったな。グローブの中にボールを投げ入れてやっても、息子はまだ握力が弱いのでグローブでボールを掴むことができない。これはまだまだ時間がかかりそうだ。

相変わらず眠い。今日も息子と一緒に昼寝をすることにする。彼は寝室で横になると、くっついてきて顔を擦りつけてくる。なんだか、小動物の父親になったような気分である。まあ、顔が痒いだけなのかもしれないけどね。しかし今日も息子は眠らない。けっきょく二人とも起きてくることになるのである。

ううむ、よく書いてくれた。朝日は大手新聞社の中でいちばんネットワーク関係は弱いような気がしてたんだが、マトモなことも載せられるじゃないか。まあ、この記事を書いたのが社内の記者じゃないというのは問題かもしれないが。まあ、記者の立場じゃこういうことは書けないでしょうけどね。

今日は休日だから時間はあるので日記を書こうとするのだが、横で息子がバタバタしているので集中できない。この程度の文章でも、それなりの集中力は要るのであるなあ。何ともはや。



4月30日(火) 
今日は広島に出張に行って、そのまま実家に泊まる予定なのである。丸2日近く家を空けるので、以前作った「新聞記事を自動で取得してくるバッチ」を定期的に実行するようにする。atコマンドで実行するとなると、どこのディレクトリから実行しても動くようにしておかねばならないような気がする。記述している全ファイルを絶対パスのフルパスで指定するように変更するのである。

妻子は実家の最寄り駅まで同じ新幹線で移動するので、家族3人で出発する。息子の好きな「しんがた」にも乗れたし、アーバンライナーと伊勢志摩ライナーがすれ違うのも見れたし、なかなかついているねえ。少し時間的にギリギリになってしまったが、これだけついていれば大丈夫だろう…などと楽観する。

何とか間に合った。私がコンビニで弁当を買う時間もあった。しかし、レールスターの指定席って左右とも2列なんですか。それはすごい。グリーン車なみですな。飛行機と対抗するにはこうしないといけないということなのか。おかげで人気はあるみたいだけど。隣の席にいた妻子が降りると、すぐに別の客が乗ってきた。かなり座席の空きも少ない感じだな。打合せの終了時刻がわからないから帰りは予約してないんだけど、大丈夫なんだろうか。

ちょうど広島に着いたところで「時間的無限大」(スティーヴン・バクスター小野田和子:ハヤカワ文庫:→【Amazon】)を読み終えた。SF的にはなかなか大ネタが揃っていて楽しめた。しかし、小説としてはあんまり面白くなかったなあ。こういうのは評価が難しい。登場人物に魅力がないし、敵も馬鹿すぎる。慢心していたということなんだろうけど。それにしてもこの勝ち方は説得力がない。まあ、途中で読めなくなるほどじゃなかったし、いろいろと斬新なものを見せてくれたからいいんだけどね。しかし、この中で説明なしで使われているのだが、「エキゾチック物質」って何なんだろう。実際にこういうものが(理論的にも)存在するとは思えないのだが(Web上で調べてみたらどうやら理論的には存在するらしい)。SF者としてはデフォルトの設定なのだろうか。説明しなくても当たり前のように使われているところがSF的だということなんだろうか。それじゃあ一般読者には受け入れ難いと思うんだが。最初からそういうことは目指してないならいいんだけど。ラストもよくわからないしな。個人的にはワームホールにワームホールを突っ込んでワームホールの入れ子構造くらい作ってくれるんじゃないかと期待してたんだが、そこまではやらなかったですね。まあ、そんなことすると時空が「ぺりっ」と破れそうな気もするけど。まあ、文句を言いながらも他の作品も読んでみようかと思ったので私に対しては成功だったのかもしれない。

例によって会議は予定より延びたが、帰りのひかりは何とか予約することができた。実家の最寄り駅の駅ビルにジュンク堂が入っている。ザッと眺めてみるが、やはり広い。これじゃあ地元資本の本屋はたまらんだろうなあ。まあ、これがグローバル化というヤツなんだろう。中を歩いていて妙なことに気がついた。「犬夜叉」のコミックスが平積みになっているのだが、カバーがかかっていないのである。よく見ると「カバーはレジでおかけします」という意味のことが書いてある。よほど万引きが多いんだろうか、この本。人気があるのはいいが、程度の低い読者が多いというのは作者にとってはどうなんだろ。

新書館ウィングス文庫 狼谷辰之 
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ISBN4-403-54021-X ¥620+税 



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