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▲1月11日(金)▼ →
このサイトも開設してから3年を経過して、4年目に突入なのである。1000日分以上も続けて日記を書き続けてきたとは、信じられんなあ。まあ、最近は日記関連しか更新してないんだけれど。
昨夜はパソコンをいじってなかったので今朝は早起きするつもりだったのだが、カミさんが起きたのに気づいたときには8時を過ぎていた。5時過ぎに小用に起きて息子にもオシッコをさせたのだが、さすがにそのまま起きる気はしなかったのである。朝食を食べて必死で日記を書く。昨日までに書き貯めていたとはいえ、6日の日記は書くのに時間がかかる。いつもはほとんど書くことが無いというのは、いかに私的な時間が少ないかということだな。必死で書いていると、窓の外でバラバラと音がし始めた。雨である。けっこう大粒だ。そのうちに強く降り始めた。ただでさえ家を出るのが遅れそうなのに自転車も使えないとは、何たることだ。日記はカミさんが息子を保育所に連れて行っても完成しない。けっきょく、戻ってきたカミさんに車で送ってもらうのである。おかげで職場には何とか滑り込むことができた。
朝、息子は顔を洗うために階段を下りていると「あ、いたっ!」と声を上げた。脚が痛いらしい。階段の上り下りも辛そうになっている。最近、脚が痛いとかよく言っているよな。太腿の前面、膝の上である。最近よく転ぶし、病気じゃなければいいんだが。朝食後にも痛くなったというので触ってみたが、骨ではなく筋肉のようだ。いったい何なんだろう。また医者に連れて行ってもらわなきゃいけないか。
今日は昼休みに職場近くの本屋で「マスカレード」(光文社文庫 異形コレクション)と「鳩笛草 燔祭/朽ちてゆくまで」(宮部みゆき:光文社文庫)を買った。「マスカレード」は好みの作家を探すための投資だし、「鳩笛草」の方はそれによって知ることができた作家の作品なのだな。この人はかなりの数の文庫が出ているが、これがいちばん私好みの話のようだったのだ。中篇集だしね。
往きにカミさんに送ってもらったので、今日は仕事を早く切り上げて帰りも迎えに来てもらう。1週間100円のレンタルビデオ屋に寄るには、徒歩ではちょっとツラいのである。それでその店で待ち合わせ、初代のゴジラを借りる。やはりキホンはこれでしょう。息子に対して「お前には怪獣映画の基礎から叩き込んでやるぜ」なんてことは思ってないけれど(基礎って何だ?)。しかし私に出会うと息子は怪獣映画のコーナーに引っ張っていき、一本一本「これ、なに?」とか訊くのである。探求心があるのはよろしい。しかし、最近のやつはほとんどわからんなあ。旧い作品を「キホン」とか言うのは、たんに新しい作品についていけてないからかもしれず。カミさんがやってきて「二人で私の入れない世界に行っちゃって」とか言われてしまう。まあ、男の子だからね。
息子は家に帰る車の中でポケモンの話をしている。たぶん、昨年の大晦日に私の実家に帰る途中の駅売店で買った500円の中古のビデオソフトのことだな。また観たのか。
家に帰り、テレビでやっていたナウシカを観る。オープニングで息子は「これ、なに?」とか言っている。そうか、物心ついてからはこれが初めてか。テーマが4歳児には難しいというので観せてなかったんだったか。またしても観終わると質問攻めである。そして「たららったったったー、たららったったったー…」とかテーマソングを口ずさんでいる。ううむ、今は何にでもこういう反応を示す時期なんだろうかね。
今夜もカミさんが息子を寝かせてくれる。3時を過ぎて「そろそろ息子にオシッコをさせなきゃ」と思っていたら、階上でドンという音がした。やがて寝室のドアが開き、息子が出てきた。上がってゆくとオシッコのようである。オマルを持ってないぞ。息子を抱いてトイレまで下ろす。しかし溜まっていたのか彼のオシッコは勢いが良すぎて便器を飛び越してしまったのだった。濡れたところを拭いていると彼は「ずぼん、きもちわるい」と言う。ちょっと漏らしたか。居間に連れて行き、パンツとズボンを交換するのである。寝室へは負ぶって連れて行く。彼は私の背中に頭をつけた瞬間に寝息を立てはじめたのであった。
▲1月12日(土)▼ →
目覚めると11時である。妻子はもう寝室にいない。息子はもう保育所に行っている。今日も自分の用事をしていると一日が過ぎる。
息子は保育所から帰ってきてから(いや、昨日帰ってきてからずっと)カミさんが彼のために借りてきたクウガのビデオを観たいと言っているのである。今夜になってやっと観れたのである。パソコン使いながら横目で見てただけだが、特撮はなかなか頑張ってますな。「子供だまし」じゃない。
最近息子は毎日のように「しょーぎ、しようぜー」と言いながら彼の将棋盤を持ってやってくる。彼はやっと「詰み」の概念を理解したようである。
「ここは自分の駒があるから行けへんな」
「うん」
「王さん、ここに行ったら?」
「きんに、とられる」
「王さん、金取ったら?」
「ふーに、とられる」
よしよし、仮定の話ができるというのは偉いことである。これは人間に与えられた最大の能力だからな…と書こうとしたが、犬だって「こうすれば怒られる」「こうすれば褒められる」というのは考えてるからな。そうすると「動物に与えられた」ということになるのだろうか。昆虫なんかは未来予測しているとは思えないから「高等動物に与えられた」かな。でも「いろんなパターンの子孫をばらまいて、結果的に最適なものが残る」という戦略は、結果的には予測してるのと一緒になったりして。そういうことを考えてると「宇宙消失」みたいな発想になったりするのかも。自分は未来を予測して行動しているように考えてるが、実は何も考えてなくてたまたまこのパターンの自分が生き残ってるだけだ…なんてことはないだろうな。「いろんな可能性を検討してこれを選んだ」という記憶は残ってるわけだから
▲1月13日(日)▼ →
息子が起き上がった。11時である。それで親子3人、起きる。今日も息子は将棋をしようとやってくる。まずは盤駒を使って六枚落ちで私を負かし、その後にパソコン相手にも六枚落ちで勝つというのが既定のコースになっている。序盤の既定の手順なら自分で選べるようになっているが、中盤以降になると教えてもらわないと指せない。「どうする?」と言うと「わからへん」と言ってベソをかく。まあ終盤も、最後が頭金ならわかるんだけどね。
今日は私、明日はカミさんが息子の相手をすることになっている。まずは初代のゴジラのビデオを見せる。再生を始めると、カミさんは寝室に上がってしまった。オープニングの鳴き声を聞いて、鳴き声はこのときの方がいいなあと思う。でも、やはり昔の映画なので息子には退屈なようである。やっぱり最新の「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」の方が、観てて楽しいよなあ。怪獣好きならば観るべし、である。
映画が終わると、息子はゴジラのテーマを口ずさみながらオモチャの消防車を走らせている。消防車がクラッシュするシーンが強く印象に残ったらしい。とか思って見ていたら「ぼく、うたうん、つかれたから、とーちゃん、うたって、ぼくがしょーぼーしゃ、はしらせる」とか言いやがった。あのテーマが流れてないと雰囲気が出ないってか?
屋内で遊んでばかりではいけないので、外でボール遊びをすることにする。近くの公園まで歩いてゆく。息子は大きなボールを抱いてついてくる。公園の隅で、ボールを放って受け取らせるのである。最初はまったく捕れなかったが、そのうちに胸に投げてやれば捕れるようになってきた。投げるのはまだまだである。そうこうしているうちに、息子はやめると言い出した。ブランコに乗るそうである。ずいぶん遠慮がちに揺らしているので後ろから押してやると、怖いからやめろと言う。恐がりめ。
公園からの帰りに電器屋に寄る。息子はチャイルドコーナーに入ってしまったので、私はフロア内を巡回する。すぐに飽きたが息子はまだ遊んでいるので私はマッサージ機のコーナーで効き目を試してみる。昔はローラーがゴロゴロ転がるくらいだったのだが、最近はずいぶん微妙な揉み方ができるようになっている。下から押してこちらの体勢を変えてから揉んだり、ブーンと振動したりする。なかなか気持ちがよい。まあ、これからは高齢化社会だから、電器メーカーとしてもこういう方向に研究開発を集中すべきなんでしょうな。
近くの席では小学生くらいの女の子が「私、ずっとここにいたいいいいいぃぃぃぃぃ…(←振動している)」とか言っている。その歳でそんなことじゃいけませんなあ。私が背中を揉みほぐされて桃源郷にいると、息子がやってきて隣のマッサージ機に座った。電源ボタンはどれかと訊くので押してやると、彼も座ってじっとしている。5歳児にも気持ちいいものなんだろうか。私が背中をマッサージしてやると、ケラケラとくすぐったがるのだが。
ずっとマッサージ機に座っているわけにもいかないので、立ち上がって2階のパソコン売り場に上がる。この店のパソコンはパスワード付のスクリーンセーバーが起動しているので、息子はつまらない様子である。「しょーぎは?」とか言っているが、すべてのパソコンに将棋のソフトが入っているわけではないのだよ。以前行った店にははさみ将棋がプリインストールされたマシンが置いてあったんだけどね。それでもパソコンをガチャガチャ触っているので、私はフロアの中を巡回する。新品のCDが1枚100円で売っていた。どうやら、ゲームやCDの売り場を撤収するので、在庫処分をしているようだ。500円の値札が貼ってあるから、それでも売れなかったものなのだろう。この値段なら外れても腹は立たん。5枚ほど買う。パソコン売り場に戻ると、息子は書院を触っていた。ああ、それならスクリーンセーバーは無いよね。
家に帰るために歩き始めると、息子は空腹を訴える。ヘロヘロである。朝起きて一食食べただけだからね。家が見えてきた。息子は「せんたくもの、まだ、でてるな」と言う。「そうやな、まだ母ちゃん寝てるんかな」などと言いながら歩く。もう17時なんだけどね。家に着くと、やはりまだカミさんは寝ていた。息子が空腹を訴えているので、申し訳ないが起きていただくのである。
カミさんが寿司を食べたいというので、今夜は回転寿司を食べに行く。息子も飢えているので何でもいいのである。この寿司屋は食べ終わった皿を投入口に入れることによってカウントされるシステムになっているのだが、カウントが5の倍数になると電子式のルーレットが回って当たれば景品が出てくるようになっている。最初は息子が入れていたのであるが、2回続けて外れてしまった。両親が「外れー」と言うと、彼はそういうことを言うなと怒る。確率の問題なのに、何を怒ってるんだか。次からは自分は入れないと言いだした。それでカミさんが入れると、いきなり当たったりするのである。
▲1月14日(祝)▼ →
今日は休日である。息子が家にいてうるさいので彼が喜びそうなものをインターネット上で探してみる。近鉄電車の情報を集めたサイトを見つけた。写真もたくさん載っている。息子はどこをクリックして良いのか迷うほどである。行先表示に「王寺」と書いてある電車の写真を指さして行先を訊くので「読めへんか?」と言うと彼は「おう……………おうじ?」と言った。 ほう、今の言い方だと漢字を読んだのか。そういえば、将棋の駒を持って「おうに、てんがついたら、ぎょく?」とか言ってたから「王」は読めるようになってるんだろう。
GetHTMLで落としてきた産経の過去記事をDVD-RAMにバックアップしているのだが、半日経ってもまだ終わらない。これは、ダウンロードするより時間がかかってるんじゃないか。そうこうしているうちにXCOPYでファイルが見つからないというエラーが出た。どうやら、どこかファイルが壊れているらしい。CHKDSKでチェックしてみるとDVD-RAMの方が壊れているようだ。CHKDSKで修復しても、妙な名前のファイルが残って、それが消せなくなっている。泣く泣くフォーマットして、最初からデータをコピーしなおすのである。脆弱なファイルシステムであることよ。
Web上で公開されていても、ストリーミングデータには保存できないものがある。いつ無くなるかわからないので手元に保存しておきたいのだが、キャッシュにも残っていないようである。Webページに記述されているファイルの中を覗いてみると元のファイルのURLが書いてあったりするのだが、それもダウンロードできないようである。仕方がないので、Burning Shotというソフトを使って動画のキャプチャをすることにした。これだったら、テレビ放送をビデオに録画するのと同じだろう。コンピューターの中でこういうことをしなければならないのは、ちょっと納得いかないが。で、何とか動画を保存することができるようになったのだが、音が出ない。またいろいろと試行錯誤しなければならないか。
今日はカミさんが息子の世話をする日である。二人で遊園地に行っているのである。彼らが帰ってくるときに車で拾ってもらって夕食を食べに出る。今日は久しぶりに「魔性のとんこつ」である。最近になって「魔性度」は落ちてきているような気はするのだが、それでも生ニンニクを入れると旨い。しかしオレ、明日は客先で打ち合わせなんだけどな。そしてカミさんが息子を実家に連れて行っている間、私はラーメン屋横の中古CD・ゲーム・本屋で獲物を漁る。CD2枚と、現在では入手困難な本を数冊買った。
家に帰るとカミさんはビデオを観はじめる。彼女がデッキを止めるとテレビでは「ER VI 緊急救命室」をやっていた。「悲報」の回であった。…いやーもう、観てると息もできないっすね。毎回書いているが、本当に凄いドラマだ。
▲1月15日(火)▼ →
とりあえず、協力のためにリンクしておこう。冬樹蛉的にはここからリンクしているところが、Googleとかで検索したときに本人のページとの関連度が上がるようにするのが目的なのだろうか。出版社の人は必読だろうし。背景がよくわからない人のためにここらへんにもリンクを張っておいた方がいいんじゃないかと思うんだけどね。ウチみたいなGoogle的には重要度の低いページからリンクしてもあんまり意味はないかもしれないが。Googleのロボットがここに廻ってくるまで掲示板のログが残っている保証もないんだけど。ワタクシ的にはNIFTYのFCOMICALで最初に発言を見たときからイヤンな感じだったんだよな。カミさんが「コイツ何者」という感じで教えてくれたくらいだし。
今朝はカミさんに起こされた。8時過ぎである。昨夜は遅かったからな。雨が降っているらしい。今朝も車で送ってもらうのである。駅に着いてMDを聴こうとしてヘッドフォンを装着したが、ついに右側から音が出なくなっている。見ると、耳の中に挿入する部分が半分に割れて、音を発生する側が脱落している。そういや一昨日電器屋に行ったんだから買えばよかったんだ。馬鹿である。
それでも片肺飛行で音楽は聴くのである。今日は通勤中に「Living」(paris blue)を聴いている。一昨日に電器屋で買ったアルバムである。このグループは男女のデュオで、たしか男性の方(日比野信午氏)には、NIFTYの某会議室(音楽系ではない)でお世話になったはずなのだ。本人から正体を聞いたわけじゃないんだけどね。それで、ずっと見つけたら買おうと思っていたのだが、こういう形で買うことになってしまうとは。内容的には…うーん、私にはソフトすぎるか。センスはいいんだけどね。
今日は昼休みに職場近くの本屋で「YES−NO小田和正ヒストリー」(小貫信昭:角川文庫)を買った。立ち読みしててオフコースと赤い鳥が出会うシーンの描写で背中にゾワッときてしまったのである。この2つのグループがアマチュア時代に「ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」で出会ったというのはよく知られていることですね。オフコースの方が「こんなのいるんだったら、勝てないなあ」と思ったというのは知っていたが、彼らの練習中に「さっきまで自分達の練習やってたはずの"赤い鳥"が、俺らのところに、やってきたんだ」「で、俺らが演奏し終わったら、拍手しやがってさ」というのは知らなかった。それにしても「"竹田の子守歌"を歌いはじめた途端、ぶっとんだ。リードをとる潤ちゃん(山本)には、本当に驚いた。こんなコが、日本のどこにいたんだって、もうそんな感じだった」とはねえ。1年半前の本だから表面が傷だらけで「これだったら古本屋で買っても同じかな。ありそうだし」などと思わないこともなかったんだけどね(笑)。
どうも身体がだるい。今日も早めに帰ってカミさんに車で迎えに来てもらう。ヘッドフォンを買うために電器屋に連れて行ってもらい、彼女はそのまま息子を迎えに実家に向かうのである。食事の用意をして食べていたら妻子が帰ってきた。息子は「しめかざりなー、みかんはずしてなー、もやしてしもたん」とか言っている「どんど焼き」を見てきたのか。
息子は鞄の中から使用済みの私鉄のプリペイドカードを出してきた。「きっぷにまい、いれたいの」とか言っている。先日、自動改札機に切符とカードを入れて精算されたのがよほど強く印象に残っているらしい。以前に私が渡した地下鉄の路線図が載っているカードを指して言う。
「この、きみどりいろの、つるみりょくちせん?」
「そうやで」
「こっち、どこいき?」
「大正行きや」
「ここが、たいしょう?」
「そうそう」
「こっちは?」
地図もだいぶ読めるようになってきているか。
ヘッドフォンはAIWAのものを買った。コードが長いのはツラいが、価格優先である。「ツインバス・パイプホン」というのはターボと同じだろうと判断したのだ。ソニーの関連会社だからね。しかし、家に着いて出してみると、ヘッドフォンの右と左のコードの長さが同じなのである。ソニー製だと右のコードが長かったから左右の判断が簡単だったんだがな。首の後ろに掛ける方式だから耳から外れても落ちないし。最初に右のコードが長いインナーイヤー型のヘッドフォンを見たときは「何でこういうふうにするんだろう」と思ったものだが、すっかり慣れちまったということだな。
今日も息子は将棋をしようとやってくる。父ちゃんはキミにはあんまり将棋を叩き込む気はないんだがな…とか言いながら応じてしまうところが親馬鹿である。今日も六枚落ちで父親に勝ったと言って大喜びである。最初の数手と最後の一手しか自分で考えてないんだけどね。でも、自分で考えろと言うと「わからへん」と言ってベソをかくからなあ。まあ、まだ5歳になったばかりだしな。そして今夜も私が息子を寝かせるのである。
▲1月16日(水)▼ →
今朝は7時に起きる。パソコンをいじっていると、8時前になって妻子が起きてきた。息子は眠そうである。昨夜も寝たのは23時過ぎだったからな。連休中はずっと夜半過ぎまで起きてたし、カミさんの実家でもなかなか寝なかったらしいし。すっかり夜更かしの習慣がついてしまっている。これは矯正しなければいけないだろう。今朝も雨である。カミさんに送ってもらうのである。
今日は通勤中に「inspired colors」(金丸淳一)を聴いている。日曜日に電器屋で買ったものである。この人については全く知らなくて、「ラブ・ストーリーは突然に」をカバーしてるので「小田さんの曲を歌うとは、よっぽどヴォーカルに自信があるんだろうか」と思って買ったのである。しかし、こういうカルい方向にいってしまうわけなのね。いま調べてみたら…なんだ、声優さんか。だからCDを出せたのね。世の中の動きに疎いことではある。
いま仕事で10台近いサーバの設定をしているのだが、Windows2000のプロダクトキーの入力だけで気が狂いそうになる。1台あたり25桁のランダムな英数字。しかも、本体の上面にシールが貼ってあるだけだから、ラックから引きずり出して見ながら設定しないといけない。アクティベーションに関してもそうだが、マイクロソフトの利益のために何で私がこういう苦労をしなきゃいけないんだ。腹が立つ。入力していて気がついたのだが、完全にランダムというわけでもないようだ。0,1,O,Iなどという文字は間違いやすいから現れないみたいだね。
今日、通勤中に「機械どもの荒野」(森岡浩之:ソノラマ文庫)を読み終えた。これは面白かったっすね。設定としてはそれほどひねってないのだが、会話が楽しい。この作品で重要な役割を果たすロボット(ハードウェアに縛られてないみたいだから、どう呼ぶべきか)の名前が主人公の飼っていた犬の名にちなんで「チャル」というのだが、ウチの実家で飼ってた犬にも同じ名前のヤツがいたんだよな。偶然というのもあるものだ。
今夜は遅くなってしまった。自転車は使えないし迎えにも来てもらえない。家に着いたときには23時を過ぎていた。居間でテレビの音がするので息子はもう寝かせたのかと思ったのだが、彼は私の座椅子の上に丸くなって座っていた。まだ起きていたのか。さすがに眠いようで、珍しく何も喋らない。私が夕食を食べ始めると、すぐに彼は母親に連れられて寝室に上がっていったのであった。
▲1月17日(木)▼ →
7時半に起きる。昨夜も遅かったからな。夜通し雨は降り続いていたが、どうやら止んだようである。久しぶりに自転車で通勤できるな。寝ている間に更新されたサイトを廻り、8時を過ぎたので妻子を起こしに行く。やはり息子は眠そうである。夜更かしのしすぎだぞ。「顔、洗いに行こ」と促すと「いっかいだけよ」と言ってしぶしぶついてくるのである。加藤茶じゃあるまいし…ったって、今の若い人にはわからんか(苦笑)。
今日は通勤中に「Grace」(田村直美)を聴いている。日曜日に電器屋で買ったものである。この人は機会があれば一度はアルバムを聴いてみたいと思っていたのだ。ううむ、やはり声がちょっと神経に障る。特に1曲目は最近の流行に乗ったのかファルセットを使っているので特にそれを感じる。まあ、この世界で生きていこうと思うと、好きな人と嫌いな人の差が激しいほうがいいのだろう。嫌いな人も何も感じない人も、買ってくれないと言う点では同じなのだから。…とか思いながら聴いていたのだが、往復で1時間も聴き続けていると耳が慣れてきたようである。もう一日聴いてみるか。
今日から通勤中に「マスカレード」を読んでいる。まずは物集高音氏「面売り Lia Fail」である。語り口はよいが、内容的にはあんまり…
今日は昼休みに職場近くの本屋で「エリコ 上」(谷甲州:ハヤカワ文庫)を買った。この人の作品は、文庫になったら買っておくべきでしょう。
12、1月に生まれた子は、5、6月生まれの子の3倍近く花粉症にかかりやすいそうな。花粉症の人は、種付けするときに考慮すべきかもしれませんね。…しかし「耳鼻いんこう科」ってのはねえ。何か恥ずかしいぞ。書いてて何も感じなかったんだろうか。
カミさんが「呪禁官」を買ってきたようである。横で読み始めて「めっちゃおもろい」とか言っている。そりゃ牧野修でっせ。今まで読んだことがなかったというのが怠慢だと思うんだがな。「Mouse」も貸したのに読んでないみたいだしなあ。困ったもんである。
▲1月18日(金)▼ →
今朝は8時前にしか起きられない。疲れている。妻子も起こしてから居間に下りたのだが、彼らはしばらく下りてこなかった。息子は元気である。遊園地に行って怖い思いをしたとか何でヤンキーたちはモスラにやられてしまったんだとか喋りかけてくる。まあ、今の若い連中のチャラチャラしてるのを見たら戦争で死んだ人間は浮かばれないだろうし、珍走してる奴らを見たら日本の守り神は怒りますわな。…なんだ、四大怪獣が協力して今の日本人をやっつければいいんじゃん。
今日も通勤中に「マスカレード」を読んでいる。往きに飛鳥部勝則氏「呼ばれる」を読み終えた。これも文体に不満はないのだが話が好みじゃない。帰りに石神茉莉氏「FROGGY」を読み終えたが、これは良かったっすね。心への迫りかたが違う。これは怖いんじゃないだろうか。
今日は昼休みに職場近くの本屋で「エリコ 下」(谷甲州:ハヤカワ文庫)を買った。これは読むのに時間がかかりそうですな。
今夜は遅くなってしまった。家に着くと23時である。すでに妻子は寝ていた。咳をしているのでカミさんは起きているのかと思ったのだが、私が寝室に入っても反応がない。咳をしながら寝ているのか。居間に下りて「ご飯を食べる前にちょっと…」とパソコンをいじっていたら気を失っていたらしい。明け方にカミさんが起きてきたので目が覚める。うう、調子が悪い。身体の芯で寒気がするし、起きているのがツラい。眠いとか苦しいとかいうよりも、「辛い」としかいいようのない感じである。どうしようもないので、寝室に上がって布団に潜り込む。
▲1月19日(土)▼ →
目が覚めると13時である。当然息子は保育所に行っている。居間に下りてゆくと、カミさんはハリポタの原書をパソコンで辞書を引きながら読んでいる。そこまでやりますか。すごいなあ。「パソコンで辞書を引けるとキーボードから入力すればいいから、紙の辞書より便利ね」とか言っている。彼女のパソコンにもEPWINGの辞書とDDWinを入れてあるのである。亭主が電子辞書好きでよかったね。まあ、読んでいる文書自体がパソコンに入ってるとさらに便利なんだけど。
カミさんには「私が出かけたのも、PS2を買ってきたのも知らないでしょ」とか言われてしまう。ほう、ついに買いましたか。いつ買うことになるんだろうと思ってたんだけどね。まあ、せいぜい家事や執筆活動に影響が出ない程度にしてくださいな。
けっきょく、今日は起きるのが遅かったので日記に書くようなことは何もできずに一日が終わるのである。
▲1月20日(日)▼ →
昨夜は23時過ぎに息子と一緒に寝たのだが、なぜか2時に目が覚めてしまった。けっきょく、そのまま起きている。いかんなあ、こういうことでは。
いま話題のブラウザ、Operaを使ってみた。速いと言われているが、それほど速いとも感じない。画面を表示し始めるまでに少し間が空くんだよな。一瞬画面が乱れるし。そして何よりも私にとって致命的だったのが、テキストをクリップボードにコピーすると折り返してるところにスペースが入っちゃうんである。ううむ、これはメインにはできないか。使うとしても、スクリプトを有効にしないとちゃんと見れないサイトに行くときくらいかな。
8時半になって息子が起きてきた。彼は私の膝の上に乗ってきて将棋がしたいと言う。カミさんが起きてくるまでに、六枚落ちで私のパソコンに入っている5つのソフトを全て制覇してしまった。そろそろ、頭から金銀をベタベタ打っていくだけの3手詰めなら指せるようになっている。なんか、その気もないのに将棋の英才教育をしているような感じになってきた。プロにしようなんて気は毛頭ないんだが。多少先行したところで、本当に才能のある人間にはあっという間に抜かれてしまうからな、こういう世界は。
昼過ぎになってカミさんが起きてきた。彼女は息子を連れてアイマックスシアターに「美女と野獣」を観に行ってくれる。おかげさまで、昨日起きるのが遅かったのでできなかった用事を済ますことができた。
妻子が帰ってきた。玄関を出て迎えに行くと、車を降りたカミさんに「はい」と言って何か黒いものを渡された。見ると、定期入れである。しかし、それには見覚えはない。色は黒で同じだが、私のはこんなに薄くない。私ゃ何でも持ち歩いてないと不安なので、パンパンに膨れあがっているのだ。
「オレのとちゃうで」
「え? でも車のシートの間にはさまってたんやで。シンジ(仮名)が見つけたもん」
そこで思い出した。宮本春日さんが昨年我が家にいらっしゃったときに定期入れを紛失されたのだ。それだよ、それ。「男みたいな」定期入れだったのでカミさんは私のものだと思ったらしい。さすがはアニキ(微笑)。
カミさんはスーパーで総菜を買ってきたようだが、ご飯が足りないらしい。けっきょく,息子の今日の夕食は外で食べ残したハンバーガーを温めて食わしただけということになってしまった。もう少しマトモなものを食べさせなくては。
そして結局、この土日はまったく家の外に出なかったということになるか。ふにゃ。
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