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5月1日(水) 
ウチの家族は実家の2階で寝ている。息子が起き出したので一人で階下に下りさせる。祖父母が飯を食わしてくれるだろう。しばらくして私も下りてゆく。けっきょくカミさんが最後に起きてきた。スゴい嫁である。実家にいるときよりリラックスしてるんじゃないだろうか。まあ、オレだってカミさんの実家に行ったら何もしないからな。

カミさんは明日から2泊3日で東京のイヴェントなので、昼食を食べるとすぐに帰り支度を始める。息子を呼びに行くと、彼は祖母と畑で土いじりをしていた。ナメクジやミミズやダンゴムシを見つけて喜んでいる。カミさんが家に帰るぞと言っているが、どうも彼は家に帰りたくなさそうである。以前はこの家に長期間逗留するのを嫌がってたんだがな。まあ、家に帰っても両親ともパソコンに向かってて相手してくれないからねえ。「今夜、父ちゃんと一緒に泊まるか?」と言うと、肯くのである。そこで、カミさんだけ一人で帰す。彼女も家まで帰るとまた疲れて息子を疎ましく思うだろうから、この方がいいだろう。

今日も一日、息子は私の両親に任せ、例によって弟の本を読んで過ごす。今回は「マジック・マイスター」(山口美由紀:花とゆめCOMICS:→【Amazon】)収録の「印象ローズ」が良かったっすね。宇宙人との恋物語というのが少女マンガしててなかなかいい話です。なんでこの作品が本のタイトルになってないんだろう。そう思いながら家に帰った今Webで検索してみると…あららー、星雲賞にノミネートされてたのね、この作品。いやー、みなさんお目が高い…というか、よくこんなところまでウォッチしてるもんだな。

そして、毎回読んで「うんうん」言ってしまう怪獣王唐沢なをき:→【Amazon】)。やっぱし共感するのよね。唐沢兄弟とウチの兄弟は同世代だからねえ。



5月2日(木) 
今朝も息子は先に起きて祖母に飯を食わせてもらっている。午前中は私の両親は店の仕事をしているので、息子を公園に連れ出そうと家の前に出るとコガネムシが飛んできた。慌てて息子を呼ぶ。彼は実物を見たのは初めてだと言って、ひじょうに喜んだのであった。

公園に行ってキャッチボールをする。祖父に教えられてグローブにボールが入ったときに左手で蓋をすることは覚えたようだ。息子がそれに飽きると公園内を散策する。やはり大阪に比べると生き物が多い。モンシロチョウやアゲハチョウ、シジミチョウも飛んでいる。クロアゲハまでやってきた。これも息子は初めてだったようで「はやいなー」「とりみたいやったなー」と感心している。花が腐りかけたツツジの木にコガネムシやハチが群れているのを見る。コガネムシやテントウムシを触る。タンポポの種子を吹いて飛ばす。いろいろと体験できたようである。

家に帰って昼食を食べると、息子は彼の祖母に一緒に寝ようと言われて拒否している。それでも、布団の上で本を読んでやろうと言われてついてゆく。それじゃ、私も階上で寝かせてもらうとするかね。

息子が起こしにきた。18時である。けっきょく彼は寝なかったらしい。階下に下りてゆくと、ハリケンジャーのDX旋風神があった。私が寝ている間に電車でトイザらスに行って買ってもらったらしい。そういえば、トイザらスの折り込み広告を見て欲しそうにしてたよな。自分からねだるヤツじゃないから、祖父が見て「欲しいんか?」とか訊かれたんだろう。これは嬉しいだろうなあ。

今夜は弟が食事を作るんだそうである。母が脚を骨折してから作るようになったらしい。私が起きたときにはすでに準備をしているようだったので19時頃には食べられるのではないかと思っていたのだが、なかなか完成しないようである。今夜は私は息子を連れて家に帰らねばならないんだがなあ。けっきょく、食べ始めたのは20時頃になってしまった。食べ終わると21時前である。「男の料理」は時間がかかるのである。息子は疲れて愚図りだした。今から帰ると家に着く頃には真夜中になってしまうし…これは、もう一泊するしかないか。



5月3日(祝) 
実家に3泊もしてしまった。1泊の予定だったのでパソコンは持ってきていない。問題はニュースサイトには一日で消えてしまう情報がけっこうあるのだが、それが見れないことである。いちおう自動でバッチを動かして保存するようにはしてあるはずなのだが、テストをしていないので不安だ。「atコマンドを実行するにはスケジュールサービスが必要」とか書いてあったが、サービスの一覧を見てもそんなものは無かったしなあ。不安だ。今朝も、バッチの結果を確認する夢ばかり見ているのである。夢にまで見るほど気になっているとは…

さすがに今日は家に帰らねばならない。昨夜の轍を踏まぬよう、今日は朝食を終えるとすぐに実家を出ることにする。私の父は外出しているので見送りは母だけである。年に数回しか会えないから別れは辛いだろうねえ。まあ私なんかは両親の実家が九州だったので、祖父母と会えるのは数年に一回だったのだが。

駅に着くとちょうど特急が出るところであった。ホームで待つのも暑いので、各駅停車に乗ることにする。途中に別府(「べふ」と読む)という駅があるのだが、ここは高架になっていて数十メートル先を新幹線が走っている。息子に「降りて新幹線見るか?」と訊くと、靴を脱いでシートの上で外を見ていた彼はすぐに靴を履きはじめる。

別府では次の電車が来るまでの間に500系を上りと下りで見れたし0系も700系も見れたので息子はゴキゲンである。今日はまだ早いので阪急で梅田まで行ってヨドバシカメラとソフマップを廻って帰ることを目論む。息子に「阪急で帰ってええか?」と訊くと彼はその真の意味も知らずに肯く。高速神戸で阪急に乗り換えたが、阪急と阪神の梅田行き特急が同じホームから同じ時刻に発車したので息子はまた大喜びである。しかし、阪急の車内に入ると乗客の雰囲気がガラッと違うので驚く。みんな小綺麗なのである。着ているものがどれもこれも阪神や近鉄や山陽などに比べて2ランクぐらい上の値段のような気がするな。まあ、私のように「高価いものを着る=幸福」という感覚の全く無い人間にとってはどーでもいいことだが。

阪急に乗り換えて、どうも自分の体調が悪いことに気づく。息子が疲れて梅田で歩き回るのを嫌がらないかと心配していたのだが、どうやら自分の心配もしなければならないようである。実家では慣れない布団だったので、眠っているときの体温調節が難しかったんだ。風邪かなあ。しかしそれでもヨドバシカメラとソフマップは廻るところが業というべきか。しかしどちらの店でもmp3プレーヤーを売っている場所がわからないのであった。何をしてるのやら。まあ、ああいう製品はオーディオ機器でもあるしパソコンの周辺機器でもあるし(何せ、パソコンがないと使えない)、扱いが難しいというのはあるだろうなあ。店員の知識も必要だろうし。

家に着くと息子はさっそく花を見に行く。しばらく水をやってないので心配だったのだが、かなり長く伸びていた。いちばん伸び盛りの時期を息子に見せてやれなかったのは残念だけどね。パソコンもバッチファイルはちゃんと自動で動いていたようだ。日付ごとのディレクトリができて、その中に各々朝日の朝刊のHTMLファイルが入っている。これで長期の出張も大丈夫かな。

夕食は、半額になった頃合いを見計らって近くのスーパーに買いに行く。息子に何が食いたいか訊くと「かつどん」とか応えてどうしようかと思っていたのだが、寿司の半額コーナーに行くと「ちらし寿司」を取り上げてそれを食いたいと言ったのであった。ちょっと高価いが、それでも半額なのでカツ丼よりは安いだろう。

疲れているので、なかなか風呂に入れない。息子に「はやく、おふろ、はいろうよお」と促されてやっとの思いでシャワーを浴びる。出てくると23時を過ぎている。その後に息子にアトピーの薬を塗らねばならないのだが、彼は疲れているので嫌がる。私も彼の全身に3種類もの薬を塗るのは辛いのである。ああ、辛い苦しい。



5月4日(祝) 
一晩寝て、何とか体調は戻ったようである。昨夜は辛いとか思っていたが、母子家庭や父子家庭だったら毎日こういうことが続くんだし子供がもっと小さかったらさらに手がかかるんだしもっと体調が悪いこともあるんだから甘えたことは言ってられない。息子は昨日家に帰ってから鼻が痒いとか目が痒いとか言っていたのだが、夕食後に薬を飲んだのでマシになったようである。彼のアレルギーの薬も実家には一日分しか用意して行かなかったからなあ。花粉に反応してたんだろうか。でも、痛いとか痒いとか言われても、親にはしてやれることは少ないんだよなあ。昨夜も食事中に鼻の中が痒いと訴えられて困った。ティッシュを円筒状に丸めて彼の鼻の穴に突っ込み、グリグリと回してやると、けっこう気持ちがよかったようで「また、かゆくなった」と何度もせがまれる。しかしそのたびに彼はくしゃみをするので、口の中にある食事中のものが飛び散るのである。あー、私のパソコンに…

昨晩お義母さんから電話がかかってきて息子を今日の午後から明日まで預かってもらえると言われている。体調が悪かったので有難かった。それで息子を受け渡しに行かねばならない。お義母さんも外出の帰りだということで、駅で待ち合わせることになる。しかし、借りているビデオソフトの期限が今日までなので、レンタルビデオ屋にも行かねばならないな。その店は待ち合わせの駅とは別の路線の駅にあって、それぞれの線路は並行して走っていて行き来するには自転車でも10分以上かかるのである。どうするか。待ち合わせの路線でレンタルビデオ屋に最も近いのは家の最寄駅の隣駅である。そこで、キックボードを持って電車に乗り、息子をお義母さんに預けた後、最寄駅の隣駅まで行ってキックボードでレンタルビデオ屋に寄って帰ってくることにする。最寄駅までもキックボードを息子に使わせて行けば歩くより早く着けるだろう。グッドアイデアである…とそのときは思ったのであったが。

キックボードを持って家を出る。やはり息子は歩くよりも速く移動できる。私が歩くよりも少し速いくらいである。待ち合わせの駅には少し早く着いてしまった。ホームに10歳を少し超えたくらいの女の子のグループがいる。私が息子を見送って電車に乗るときにもまだいたのだが、いったい何をしてたんだろうか。その中の一人がスカートを穿いていて「脚が細すぎるなあ。もう少し太らにゃいかんぞ」と思ってたんだが、前に回って顔を見たら美少女だったので驚いた。どーでもいーことだが。

家の最寄駅の隣駅からキックボードで走り出したが、すぐに後悔した。舗装されたての道路はいいが、時間が経って細かい石が浮き出しているところでは振動がダイレクトに伝わってくるのである。しかも東大阪市は道路の状況があまりよくないんだよな。さらに、キックしない方の脚は曲げていなければならないので、慣れるまではけっこう疲れる。レンタルビデオ屋に着いたときには汗だくになっていたのであった。

レンタルビデオ屋の隣のコンビニでCC.Lemonの500mlを買って一気飲みし、家に向かう。家に着いたときには息子を預けてから2時間経っていた。コンビニでマンガ雑誌を立ち読みしたり借りるビデオを選んでいたとはいえ、移動に1時間くらいかかったことになるか。歩くよりは速いが自転車の倍以上かかってますな。これは、素直に歩いて家に戻ってから自転車で移動したほうが良かったかな。でも、入場券は本来電車に乗っちゃいけないらしいからなあ。

そして家に帰ってPCのバックアップをしながら自分の用事をする。息子がいるとそういうこともやりづらいので、お義母さんに感謝である。夜になってカミさんが帰ってきたが、彼女は買ってきた同人誌に埋もれてウハウハである。息子もDX旋風神を買ってもらってウハウハだし、羨ましいことではある。



5月5日(日) 
今日、連休中にダウンロードしていた新聞記事を読もうとして気がついた。あー、ぜんぶ先月の30日の内容になっている実家に行く前に、留守中にatコマンドで自動実行するバッチではファイルの場所をフルパスで明示的に指定するように変更したつもりだったのだが、漏れがあったのである。HTMLファイルをダウンロードするときに場所を指定してなかったので、意図していたところに落ちてなかったのだ。それで、最後に手動で実行したときのファイルを毎日保存していたのだ。大ショックである。まあ自分のミスだ。諦めよう。コンピューターは難しい。しかし、atコマンドで実行したバッチ内では、ディレクトリを指定しないと「WINNT\system32」配下になるのか。それだけは知識が増えたな。

今日は息子はカミさんの実家に行っているので自分の部屋の整理をする予定だったのだが、日記を書いていたら午後になってしまう。しかも、カミさんがレンタルCD屋と本屋に行くというのでお供するのであるワンワン。しかし、すっかりもう空は夏の色だな。そろそろ紫外線がもっとも強くなる時期だから気をつけなければ。

家に帰り、ようやく部屋の整理を開始する。かなりスペースを空けねばならないな。いちばん手っ取り早く容積の大きいものを消去する方法を考えねばならない。そういうことで、Mac系の雑誌はすべて処分することにする。それだけでかなりの空間が確保できるだろう。もうMacintoshに戻ることはないだろうからな。もしMicrosoftが潰れても、Linuxに行くことになるだろう。

そういうことで、今日は本格的に整理するための準備で終わってしまった。やはり一日では無理だ。明日一日を使っても無理だろうな。今月は仕事も忙しいというのに、どうなってしまうのであろうか。



5月6日(祝) 
息子に『天文教育ソフト Windows版「パワーズオブテン」(フリーソフト)』を動かして見せてみる。とても喜ぶ。子供はこういうソフトが好きである。やっぱりコンピュータはこういうふうに使わないとね。

かなり気温も上がってきたので窓を開けている。それで困ったことがある。しばしばタバコ臭い煙が煙が流入してくるのである。これは気分が悪い。昨夜なんか、煙草の煙と半分消化されたニンニクの臭気が一緒に入ってきたからな。これはもう暴力である。せっかく初夏のいい気候なんだがなあ。

今日はカミさんが息子を連れ出してくれる。トミカ博に行くそうである。余裕があればモンスターズ・インクも観に行くそうである。おかげで今日も部屋の整理ができるのである。

本の整理をしていると、ついつい内容を確認しようとして読みふけってしまう…というのは誰にも経験があることだと思うが(?)、「安穏族」(石坂啓:→【Amazon】)の「耳の奥にすむ巻き貝よ」を読んで泣いている。うう、これは名作だ。読むべし…っても在庫切れみたいだしなあ。

コンピュータのソフトというのは箱が大きいのでMac関係のソフトも処分しようと思ったのだが、「Patlabor Digital Library」なんかは捨てられないよなあ。これはMac版しかないみたいだし。そういう意味ではWindows上で動くMacのエミュレータも必要なのかもしれないな。

今日はカミさんが息子を連れだしてくれたので外食となる。久しぶりに魔性のとんこつを食いに行くことになる。ついでに、溜まってた面白くなかった本やCDを、隣の古本市場に持って行くことにする。しかし、ここではCDシングルは引き取らないことになったらしい。ううー、そうなのか。まあ、1枚10円で売ってたりするものだからねえ。まあ、2200円以上の金になったからいいか。

カミさんが本を見ている間、私は息子の相手をする。講談社カラー科学大図鑑の「クワガタムシ・カブトムシ」(→【amazon】)というのがなかなか内容的に濃かったので買うことにする。同じテーマの図鑑はすでに持っていたりするのだが、大人の私でも「へー、そうなのか」と思うようなことが書いてあったからね。息子も気に入ったようで、後で買うと言って棚に戻すと、それまでに他の人に買われたらどうするんだとか言っている。まあ、その可能性は少ないと思うんだけどね。キミにとってはこれはとてつもなく価値のあるものかもしれないけど、価値観は人によって違うのだよ。



5月7日(火) 
今日は通勤中にカミさんが借りてきた「Phenomenon」(Soundtrack:→【Amazon】)を聴いている。なかなか雰囲気がブルース的でよろしい。ただ、「Para Donde Vas」が「マダ呑ンデマス」に聞こえて仕方がない。これ以降の歌詞が何か日本語に聞こえれば立派な「空耳」になるのだが。

今日は、先月末に座席を移動したので荷物の整理をして先月の伝票処理をしていたら一日が終わってしまった。私鉄のプリペイドカードの残りが無くなったので20時前に職場を出てチケット屋に買いに行く。カミさんに電話して図書券を買うか訊くと要ると言うのでそれも買う。ついでにジュンク堂に寄って本を見る。買うべき本がない。秋山瑞人は…いや高畑京一郎は何をしてるんだ…とか思ったが、余裕をもって良い本が出すようにしても十分生活できるようにならなきゃいけないんだよな、こういう実力のある人は。そんなことを思いながら巡回していると、ガンダムエースのバックナンバーが全巻平積みにしてあったのだった。たしかカミさんがウチの実家で弟が持っているのを見て欲しがっていたので電話をかけて確認する。欲しいというので、さっそく彼女のために買った図書券を使って入手するのである。

今日も雨が降っている。まったく最近は雨が多い。それでも家の最寄駅に着いたときには止んでいたので自転車で帰ることにする。家に向かって走っていると、歩道に警官が数人立っている。無灯火だったのでライトを点けたが、ほぼそれと同時に止められた。「ライト点いてますか」と言われたかと思ったのだが、どうもそうではないようだ。盗難自転車かどうかのチェックをしているらしい。無線で登録番号を言っている。しかし、いまだに無線機を使ってるのね。携帯電話のほうが双方向で会話ができるし音質もいいしコストも安いし傍受もされにくそうな気がするんだがなあ。

それはともかく、この自転車は私が買ったものではないのである。以前、交通事故に遭って自転車が壊れたとき、補償金で新しい自転車を買うにあたって、カミさん用に息子の送り迎え用のものを買い、それまで彼女が使ってた自転車を私が使うことになったのである。だから、これはカミさんが学生時代に買ったものなのである。それでもカミさんの旧姓で登録されていると信じていたのだが、無線機の向こうでは「石津さん」という名前で登録されていると言っている。どうしたんだろう。これじゃ私が自転車泥棒じゃないか。

カミさんに電話して確認する。そんなはずがないと言っている。そうだろうなあ。また雨が降ってきた。鬱陶しいことこの上ない。向こうも盗難車だという証拠もないようなので、それ以上の追求はできないようである。「自転車屋に登録したときの記録が残っているはずなので確認してもらってください」とか言われたが、カミさんが学生時代というと10年以上前だぜ。なんせ、結婚してもうすぐ10周年なんだから。病院のカルテも結婚後のものが残ってないのに、そういうものが残ってるものなんだろうか…などとツッコむとまた時間を取られそうなので「はあ」と言って走り出す。

しかし、何でオレが停められるんだ。怪しそうに見えたんだろうなあ、私は。排気ガスを吸うのが厭で防塵マスクをして走ってるからな。これは怪しい。



5月8日(水) 
ゴールデンウイーク中はPCを持たずに実家に行って予定よりも長く留まってしまったので、かなり日記が実時間から離されてしまった。それで昨夜は2日分を書いていたら4時過ぎになってしまったのだった。馬鹿じゃなかろうか。GW中に休んだ意味がないよなあ。

雨は夜通し降り続いていたようだ。まったく最近は雨が多い。しかし幸い、私が起きた頃には上がっていたのであった。妻子が出かけたあと、家を出て自転車に乗ろうとすると…降りだすのである。しかも粒が細かい。風に乗って流れてくる。これじゃ、自転車に乗ってると傘は役に立たないな。歩いて行くかどうかずいぶん悩む。西の空はそれほど暗くないので、自転車で出ることにする。しかし、走り出すとすぐに雨が強くなってきた。走りながら傘を差す。どうも今年は雨に祟られるなあ。

今日も通勤中にPhenomenonを聴いている。昨夜、別のアルバムを録音しようとしたのだけれど、CDとMDのディスクをラジカセに入れたのはいいが、録音してなかったのである。ますます老人力がついてきたな…というような何年も前に流行った言葉を使っているところが年寄りである。まあ、これは昨日まで聴いたことのなかったアルバムだし、けっこう良かったからいいんだけどね。

今日は往きに「小娘オーバードライブ」(笹本祐一:スニーカー文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読み終えた。星のパイロット(→【amazon】:→【bk1】)より前のこの人の作品はワタクシ的にはあまり良いと思えなかったのだが、これは良かったっすね。美少女戦闘モノだが、その設定に真剣に取り組んでいるのが良い。端々に「なるほど、こういう設定ならこうなるわな」と思わせてくれる記述がある。ふつうこういう設定だと、あんまり細部の考証にはこだわらないのよね。でも、人類がワームホールを制御するのも、女子高生がレオタード型の強化服を着て暴れ回るのも、嘘としては同じ。いかにその周りをリアルに固めて「新しい世界」を見せてくれるか…なんだな、個人的には。



5月9日(木) 
今日は体調が悪いので景気づけに「PARTY」(B.B.クイーンズ)を聴いている。お気楽でなかなか楽しい。実力がある人たちが演ってるから安心して聴いてられるし。しかし演っている方もお気楽な曲ばかりではストレスが溜まるのか「Gimme Some Lovin’Tonight」みたいな濃ゆいブルースも入っていたりする。しかし、おどるポンポコリンを期待して買った層は濃すぎて消化不良を起こすんじゃないかと心配したりするのであった。

今日は遅くなってしまった。23時まで仕事をする。明日は朝一番に出なきゃいけないのになあ。明後日の休日出勤も決まってしまったようである。連休で休んだ意味がないんじゃないだろうか。



5月10日(金) 
今日は通勤中に「remix hits」(Black Box)と「BEST SONGS OF EVE」(EVE)を聴いている。ううむ、我ながら凄い組み合わせだ。Black Boxの方は既発表の曲を焼き直してリミックスしたものばかりである。まあ、ここに書いてあることが事実なら、新曲を出すのは無理なんだろうけど。EVEの方の1曲目はたしかソニーのCMで使われてたような気がする。あれはEVEだったのか。

そして「小娘オーバードライブ 2」(笹本祐一:スニーカー文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読み終えた。これは良かったっすね。ちゃんとマッドサイエンティストSFになってたし、時間テーマでもあるから切なさもあるし。このシリーズは気に入ったのである。残りも買おう。だけど前巻のテーマだった「アルバイトは"正義の味方"」ってのは、どこへ行ってしまったんだろ?

カミさんは台所で今度はジャガイモを育てている。さっそく息子を抱き上げて見せてやると、彼は本当だと感心している。教育効果の考慮も万全なのだなあ。ほんとうに彼女は台所で生物を育成するのが好きだ。しかし、今はまだ植物だからいいが、そのうちに台所をニワトリやタコの脚が走り回るようになると困るかもしれない。

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