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8月21日(水) 
なんだか最近、広島ではホテルが取りにくい。1日おきくらいに取れない日があるのが不思議である。昨夜もいつも泊まっているホテルのシングルの部屋が取れなくて、600円高価いダブルの部屋と800円高価い朝食つきの部屋のどちらにするか迷ったのだが、200円差で朝食が食えるなら…ということで朝食つきのプランにしたのである。朝食はバイキングであった。バイキングだと、貧乏人はいろいろ取ってしまうのである。けっきょく納豆だけでご飯の一杯目を食べてしまい、お代りをすることになる。バイキングだとついつい食べ過ぎてしまうというのは育ちを表してるよなあ。

ここ数日は寝る時間もほとんどなかったほどなので、まったく個人的なネットワーク活動ができていない。今朝は久しぶりに余裕があるので通信を試みる。しかしやはりこのホテルの部屋の電話回線からはうまく接続できない。ホテルの中にグレ電があれば通信しようかと思って朝食を食べるときにFIVAを持って部屋を出たのだが、食後に探してみても見つからない。フロントのおねーさんが不審そうにこちらを見ていたので「この辺にグレーの公衆電話はありませんか?」と訊いてみたら、すぐそこに小部屋タイプの公衆電話があったのだった。グレ電とICカード電話の2つがあったのだが、グレーの方は使用中だったのでICカードの方に入る。以前カミさんに「間違って買った」というカードを貰ったのを持っているのである。公衆電話だと、特に問題なく接続できる。やはりホテルの部屋で通信するのは難しいのだな。

しかし、ICカード公衆電話というのは、NTTは相当な開発費を投入したんだろうと思うのだが、ほとんど無駄だったような感じだな。カミさんもそうだが、従来のカードと互換性がないので使ってもらえないし、何よりも携帯電話が普及してしまって公衆電話の必要性が薄れてきた時期にモロぶつかってしまったからなあ。このあたりも、現在のNTTの姿を反映しているのだろう。株式を公開した頃は本当に羽振りが良くて、学生の人気ナンバーワンだったのだが。そういう意味でも、この変化の激しい時代に「現在人気のある企業」を目指すのはあんまり利口ではないような気がするなあ。

朝、仕事をしていて背広からフロッピーディスクを取り出そうとしてポケットの中に手を突っ込んだら、左手の中指の爪と肉の間に鋭いものが突き刺さった。痛てっ。指先を見てみると、爪と肉の間で血の玉がみるみるうちに大きくなってゆく。そんなに危険なものは入れてないはずなんだが…と、今度は慎重にポケットの中を探ってみる。尖ったものが手に触れたので引っ張り出してみると、駅弁に入っていたペーパーナプキンの袋の角であった。フロッピーの金具の先がザックリと食い込んだんじゃないかと一瞬思ったのだが、一見無害なこういうものが原因だったのか。けっきょく、何でも惜しんでポケットの中に入れておくからだよな。

今日の仕事場はオフィス街の真ん中で、食事をできるところが少ない。昼食は広島駅の近くまで食べに行く。ついでに本屋に寄る。久しぶりだな。でも、見たことがない本はほとんどない。出版業界も盆休みということか。

明日はまた徹夜の予定なので、今日は21時前に仕事場を出る。作業用のノートパソコンを3台も持ち込んでいるので、それを鞄に無理やり詰めていたら、また左手の中指の先に何か硬い物を突っ込んでしまった。また指先から血が溢れてくる。うう、風呂に入るまでには傷口がふさがってほしいと思ってたんだがなあ。

今夜もなぜかホテルの空きが無くて、仕事場から少し離れたホテルに泊まることになる。重い荷物を持って歩いていると10分以上かかってしまった。しかしこのホテル、何だかクラシックな雰囲気である。フロントの中になんだか頼りなげな爺さんがいるし、壁に貼ってあったりする注意書きも言葉遣いが古臭い。何よりも、部屋に入って電話機に「客室からの外線電話はご利用になれません。1階ロビーの公衆電話をご利用くださいませ」と書いてあるのには驚いた。今どきこういうホテルがあるとは。

もう21時を過ぎたが、本屋でもないかと街なかにさまよい出る。繁華街なのだが、何軒か深夜まで営業している本屋を見つけた。まあ、内容がアダルト寄りなのは仕方ないか。しかし、広島というのは本屋の多い街である。少し歩いただけでもすぐに本屋が見つかる。食い物も旨いし、私のような人間には暮らしやすい土地かもしれない。

部屋に戻り、公衆電話機の周囲の状況を調査するために1階に下りて行くと、事務所の隅にiMacがあって、自由にインターネットできるのを発見してしまった。新しいのか古いのかよくわからない。まあ、最近はみんな携帯電話を持っているから外線発信の必要は少ないのかもしれない…と思えば新しいのか。

このホテルはテーブルに座っていると真っ正面に鏡があるのだが、コンビニ弁当を食べながら自分の顔を見ていると白髪が増えているのを見つけてしまった。ちょっとかき分けるだけで何本も白い筋が出てくる。これが他人の頭だったら喜び勇んで抜くんだがなあ。なんで自分の髪の毛は抜きにくいんだろう。このくらいの比率が抜いていていちばん楽しい。飽きるほど多くもなく、探せばいくらでも出てくる。特に前頭部の増え方が甚だしい。経験的に前頭部の白髪はストレス性だと分類しているので、やはりストレスのせいなんだろうなあ(嘆息)。そういう意味では理論通りである。



8月22日(木) 
今朝はホテルの事務所にあるiMacでインターネットしてみるが、もうMacintoshの操作法を忘れてしまっている。ウインドウの最大化ができるかどうかも思い出せないし、ウインドウの上や横の境界線をドラッグして広げたりしようとしてしまう。すでにWindowsの操作性にどっぷりと浸かっているということだな。2年前までMacがメインだった私でもこうなんだから、Windowsしか知らない人は、ちょっと触っただけだと「使いにくい」と思うだろうなあ。AppleはWindowsからの乗り換えを促すキャンペーンをやっているらしいが、難しいかもしれない。何より、乗り換えるには理由がいるからね。今の状況ではMicrosoftがよっぽど大きな失敗をしない限り難しいだろう。

今日はついにPHSのバッテリーがなくなってしまった。ほとんど使ってないのにねえ。会社から持たされている携帯は充電器も持ってきているからいいんだが。よく考えると、ZAURUSも充電池駆動なんだった。これが使えなくなると深刻な事態になるぞ。脳の半分が吹き飛ばされたような状態になるに違いない。電源を入れるのは必要最低限にしなければ。

今夜も徹夜である。サーバ4台分の夜間の処理を設計して設定を行ったので、ちゃんと時間どおりに動いて翌朝使用できる状態になるか動作を確認しなければならない。本番環境で動かしてみたらうまく動かないことなどもあり、いろいろやってたらけっきょく朝まで休めないのである。



8月23日(金) 
昨夜からのトラブルを調べていて、今日も朝からずっと仕事である。気がつくと15時くらいになっている。そういえば昨夜から何も食ってない。20時間近く何も腹に入れてないことになるか。

明け方は猛烈に眠くて「これは、寝なければ死む!」とか思っていたのだが、朝になってまた仕事をはじめるとそれほどでもなくなる。これは、「寝てないから眠いのではなく、夜だから眠い」ということなんではなかろうか。だったら、夜眠いのを我慢すれば、寝なくても昼間は大丈夫なんだろうか。そんなことも思ったのだが、やはりホテルに帰ってパソコンを触りだすとすぐに意識がブラックアウトする。こりゃダメだ。何とか歯だけは磨いてベッドに潜り込むのである。



8月24日(土)
目が覚めたのは7時前であった。いつ寝たか記憶が定かではないのだが、たぶん12時間以上寝てるはずだ。まだ今日やるべきことを何もしていないので、出発までにやらなければならない。着替えもないのでシャワーを浴びる前に洗濯をしないとな。

今日も明日も仕事だ。しかし、記録を見て呆れたのだが、今月になってまだ2日しか休んでいない。そのうちの1日は九州で法事や墓参りに走り回ってたし(苦笑)。おまけに徹夜が3日か4日、夜半まで仕事をしていたとなると数知れず、それでもたぶん残業時間の新記録ではないだろうという自分が笑える。

今夜も2時半まで仕事。明日も9時に出て行かねばならないので、一人で先に帰る。タクシーでホテルに帰り、歯を磨いてベッドに入って眠りかけたところで携帯が鳴った。移行したはずのデータが無いようなのですぐに来いとのことである。先週うまくいかなかったので今回は失敗は許されないから発注元も必死だ。んじゃー、チェックアウトしなくちゃいけないか。チェックインして1時間でチェックアウトというのも笑える話だよなあ…とか思いながら電灯を点けて着替えたところで気がついた。「今日の作業履歴はコンパクトフラッシュに入れて持って帰ってきているから、FIVAで見て電話で対応できるならその方が速いじゃないか」そういうことで、電話で確認する。調べてみると、それは移行対象外のデータであった。すると今度は何でそのデータがリストアップされていたのかとうるさい。それを説明するのにまた時間がかかる。それが終わるとまた電話がかかってくる。今度はシステムにログインできないとか言っている。夜中はサービスを止めてるんだよ。それだったら私が帰る前に言ってくれ。そっちにこのシステムのエキスパートがいるんじゃなかったのか。これはもう、私を寝かさないようにイヤガラセをしているに違いない。ひととおり話が終わったときには5時前になっていたのであった。くっそー、残業をつけてやる。これで明日は9時に出勤しろってかぁ?

そのときはFIVAの中に入れているデータを見ながら説明して何とか押し切ったのだが、それからまたベッドの中に戻って気持ちよくなりかけたところで、また携帯が鳴った。6時である。かなりパニクっているようである。寝入りばなで代謝機能が落ちているので、寒い。部屋の空調は切ってあるのだが、それでもホテル内は気温が低い。携帯を持ってガタガタ震えながら抵抗したのだが、けっきょく行くことにされてしまった。体質的に睡眠から覚醒への移行に抵抗が大きいので、徹夜よりも寝入りばなを起こされる方がストレスが大きい。それも2回。冷え切った身体に服をまとい、荷物を鞄に詰めてホテルの部屋を出るのである。



8月25日(日) 
今日は眠い。先日は徹夜しても昼間はあまり眠くないようなことを書いたが、今日は眠い。まったく仕事にならない。それでも18時まで客先にいる。ぜんぜん使い物にならないからいなくてもいいんじゃないかと思うのだが、何かあったら対応できるようにということで留め置かれるのである。18時に帰してもらったのも、明日は夜間処理が正常に終わったかどうか確認するために6時に客先に出てくるようにという理由である。いつもより3時間早く出勤しなくちゃいけないなら、18時に帰っても21時と同じだよなあ。ぜんぜん有難くない。



8月26日(月) 
5時に目覚ましが鳴った。ベッドの上の海で溺れているような気分で起き上がる。身体中が痺れている。夜間の処理が初めて連なって動くので、今朝はお客様がシステムを使い始める前ということで6時に客先に出るように指示されているのである。ホテルの前でタクシーが通りかかるのを待っていると、ビルの陰からオレンジ色の朝日が顔を出すのが見える。低血圧に早起きは辛い。

そして今日も23時過ぎまで仕事。いつまで続くぬかるみぞ。ホテルの部屋に帰ってパソコンを起動しても、何もやる気が起きなくてゲームばかりしている。さっさと日記を書いて寝ればいいと思うのだが、ダラダラしているだけなのである。



8月27日(火)
やっと大阪に帰れそうな雰囲気になってきた。何やかやと用事を言いつけられながら、現地の人間に引き継ぐための資料を作る。今日は横の机でやっている会議が揉めていて帰りにくい雰囲気だったので、けっきょく23時前まで仕事場にいることになってしまうのである。



8月28日(水) 
今日は現地の人間への引継ぎが終わればお役御免ということになっている。向こうの都合で午前中にそれは終わったのだが、やはり定時まではいてくれということを言われたので今夜は泊まって明朝移動することにする。何せ、自分のものも含めてノートパソコンを3台も持って移動しなければならないのである。帰りに職場に寄って荷物を置いてゆける時間帯に移動したい。しかしけっきょくそう言いながらも、今夜も定時では解放してもらえなかった。泊まることにして正解だったな。20時に客先を出る。徹夜明け以外でこういうのは初めてだな。



8月29日(木) 
今日は朝から大阪に移動である。9時前にはホテルを出ようと思っていたのだが、仕事場に行かなくていいとなるとダラダラしてしまい、ちょっと遅くなってしまう。ホテルを出ると、ものすごい強烈な陽射しである。路面電車に乗るために信号を待つ間も、電柱の影に入って日差しを避ける。

さまよえる海 スター・ハンドラー 2 下」(草上仁:ソノラマ文庫:→【amazon】:→【bk1】)の残りページが少ないので駅に行く途中で本屋に寄って次に読む本を買いたいのだが、荷物が重すぎるために断念。読み終わったら寝て過ごそう。そういうことで、新幹線の中で「さまよえる海 下」を読み終えた。たしかにSFしてるし人間関係も面白いのだが、クライマックスシーンに迫力が足りないように感じてしまう。「E.G.コンバット」シリーズ(秋山瑞人:→【amazon】:→【bk1】)あたりを読んでからこういうことを感じることが多くなったような気がする。秋山瑞人の描写力は麻薬なのかもしれない。こんな作家を知ってしまったのは、幸福なのか不幸だったのか。

姫路を過ぎたあたりでふと外を見ると、道路が妙に黒い。まさか雨が降っているわけはないだろう…と思ったら、窓の外からパラパラと音がしはじめた。雨かよ。荷物が多いというのになあ。発注元への最寄駅で降りる頃には傘なしではどうにもならないくらいの降りになっていた。持っている鞄は3つ。ふだん持っている鞄と、着替えやFIVAが入っている出張用の鞄、そしてノートパソコンが2台入っているもの。片手が傘でふさがるので1つを肩にかけ、残りの2つを片手で持つ。重い。指がちぎれそうである。

仕事場に入ると打合せから戻ってきた上司に「今月はもう仕事はするな。発注元の担当者が帰ってくるまでに帰れ」と言われる。お言葉に甘えてそのまま逃げるように仕事場を後にする。雨が降っているのでカミさんに車で迎えに来てもらう。有難いことである。

ほとんど3週間ぶりの我が家だ。なんだか、出征兵士か遠洋漁業から戻ってきた漁師みたいだな。幸い、補給が途絶えて飢え死にしたり鯨に脚を食いちぎられることなく戻って来れたな。ZAURUSも、バッテリーが切れることなく最後まで使うことができた。けっこうスタミナがあるものである。まあ、1日あたり数分しか使ってないんだけど、PHSは使わなくてもすぐに息絶えてしまったからな。



8月30日(金) 
今日は久しぶりの休日である。昼まで寝て一日ダラダラと過ごす。昨日カミさんの車で帰ってきたので、自転車を駅近くの駐輪場まで取りに行かねばならない。暑いので夕方になってカミさんが昼寝から起きてきてから車で送ってもらう。3週間ぶりなのでどうなっているか不安だったのだが、記憶していた場所に存在していた。いちばん奥の出し入れしにくいところに置いておいて正解だったな。しかし、ペダルが重い。自転車を漕ぐための筋肉がまったく無くなってますね。また地道に鍛えていくしかないか。歳を取るとなかなか回復しにくいのだが。

カミさんも自転車を駅近くに置いているということで、それも私が取りに行くことになっている。車で保育所に息子を迎えに行ってそのまま駐輪場に行き、息子と二人で買い物をして帰ってくることにする。たしか今号のてれびくんの付録にCDがついていて、なかなか面白そうだったのだ。前回買ってきたのがかなり気に入ったようで、よく読んでいるようだしね。

こちらの駅の駐輪場は有料でチェーンに繋ぐ方式なので、紛失する心配はない。息子を自転車に乗せて本屋に行く。しかし、「てれびくん」はすでに新しい号が出ていたのだった。ううむ、長く出張しすぎたか。仕方がないな。息子に好きな雑誌を選ばせると、やはり「てれびくん」を選んだ。まだ「雑誌に種類があってあれとこれが同じ」だという認識はないようなんだけど。

この手の雑誌はみんな税込み500円のようなので、息子に図書券を1枚渡してレジに買いに行くように言う。しかし彼は、私の服の裾を引っ張って一緒についてきてほしいと言う。こら、3歳で家の買い物をしてる子供もいるんだぞ。自分の好きなものくらい自分で買えなくてどうするんだ。ということで独りで買いに行かせる。好きなことのためなら、多少苦しいこともできるだろう。前に並んでいた客にかなり時間がかかっているようだったが、彼は大人しくじっと並んでいるのであった。

そして私はNEW PC SUCCESSを買う。付録のCD-ROMがJR特急なのである。これも息子のためみたいなもんだな。

帰りに、野菜ジュースを買いにスーパーに寄る。ペットボトルの中国茶が商品入れ替えのため1本50円で売っていたので6本買い込む。ラッキーであった。人生、生きてりゃたまにはいいことがある。



8月31日(土) 
昨日、自転車のペダルが重いのは体力が落ちたせいだと思っていたのだが、それだけでもなかったらしい。タイヤの空気が、かなり少なくなっていたのだった。空気を入れる。これで少しは楽になるだろう。体力が落ちているのは厳然たる事実だが。

今日は久しぶりに自分の用事をする。それをやっている間に、NASを導入して数十ギガバイトの空き容量が手に入ったので、ファイルサーバのデータをDVD-RAMにバックアップしたついでにMacintoshでPDにバックアップしていたデータをNASに順次ロードしてゆくことにする。私のMacの記憶容量は外付けハードディスクを合わせても十数ギガなので、容量的にはそれほど大した影響はないだろう。それでもPDは容量が少なくて枚数が多くなっているうえに、MacフォーマットのディスクをWindowsで読んでNASにコピーするのはかなり時間がかかるのである。

息子は夜のテレビでウォーターボーイズをやっているのを観ている。なかなか評判の良い映画らしいが、片手間で見ているだけでもそれはうかがえる。一昔前の日本映画につきものの「暗くて芸術気取りの」雰囲気があまり見えない。若い監督らしいが、そういうのに影響されない世代が出てきたということか。下積みで叩き上げてきた世代には気の毒だが、もうそういう時代じゃないのよね。映画ってエンターテインメントなんだし。後ろでドタドタ音がするので振り向くと、息子が上半身裸になってピョンピョン跳びはねている。なんだか、5歳児なりに感動したらしい。

MacのデータをNASに移したので、Windows上で茄子のファイルを読むソフトを探してみる。中身はテキストデータのようなので、NIFTY用のログブラウザで読めるはずだ。フリーソフトをいくつか試してみたが、Harcというのを使うことにする。複数のログファイルを結合して処理することもできるし、それをグループとして登録しておくこともできるようだ。これならば、茄子Rを使っているのと同じような感じで読むことができるだろう。画面のデザインもなかなかいい感じだ…と思ってたら、Delphiで作られてたのね。なるほど。

しかし、ログブラウザを試していると、無限壁(というフリートークの会議室があったのですよ、かつて)のログを思わず読みふけってしまう。やっぱり、あの頃の無限壁は面白かったよなあ…などと嘆いていても仕方がない。敷居が低くなるとレベルが落ちるのは避けられないし、オープンな場である限り変わっていくのは仕方ないのだ。「喧嘩以外何でもあり」だったしね。ああいう「場」をどうやってこの環境で造ってゆくかを考えなきゃいけないんだよな。ある程度以上のレベルの人はみんな自分のサイトを持つような時代だと、そういう人たちが集う場所を維持してゆくのは難しいんだろうけど。それよりも書き込みのレベルの維持が最大の問題だろう。誰でもインターネットできる時代だしなあ。

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