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▲12月11日(火)▼
今日も一日中京都で仕事。帰りに「パンドラ2」(谷甲州)を読み終えた。多少の不満はあるが、続きを読む気は失せない。
…というようなことをLinuxザウルスで書いていると、乗っていた環状線の電車が停まった。天王寺駅で客が転落したので停止信号を受信したとか言っている。迷惑なことである。
▲12月12日(水)▼
今日も朝から京都に移動して仕事。帰りに「パンドラ4」(谷甲州)を買い、22時頃にJR大阪駅に入ると、人身事故があったとか放送している。聞いてみると、環状線が内回り外回りとも止まっているらしい。前回の経験があるのでそのまま地下鉄梅田駅の改札に向かい、代行乗車票を受け取ってホームに降りる。
予想通りホームは人で一杯である。来た電車にギュウギュウと乗り込んでいる。これは多少歩いても西梅田まで行った方がよかったかなと後悔したが、その電車をあきらめると次の便は中津発だったようで座ることができた。しかし、やはり車内は鮨詰め状態で、前に立ったねーちゃんのカバンをギュウギュウ押し付つられる。コノヤローと思ったが、立ってるよりはマシだな。
▲12月13日(木)▼
今朝、携帯で読んでいた「河童」(芥川竜之介)を読み終えた。学生時代に読んで(生まれるかどうか子供に選択権があるとか)面白かった記憶があるので読んでみたのだが、いま読むと思っていたほど面白くなかったな。なんせ、河童が人間的すぎる。文化もほとんど人間の借り物だし。まあ、河童という異生物の生態を描くのが目的じゃなくて人間世界を風刺するために書いてるからなんだろうけど。
帰りに本屋に寄り、「時砂の王」(小川一水)を買う。忙しくて買いそびれていたのだが、そろそろ店頭から姿を消しつつあるから買わねばならない。棚に1冊あるだけだったので選べなかったのが不満だが、出たときに買わなかった自分が悪い。
▲12月14日(金)▼
今日は京都に行く途中でメンタルクリニックに行く。前回の結果が良かったので、このままの治療方針で行くようである。ただ、土日は休んだ方がいいと言われた。それで、明日の休日出勤は勘弁していただく。みんな頑張っているので心苦しいが仕方がない。
例によって往きは熟睡。ちょうど乗り換え駅に着いたところで目が覚めた。帰りは「パンドラ3」(谷甲州)を読む。誤字発見。184ページ左から8行目のいちばん下、「適性」は「適正」の間違いだろう。ハードカバーのときには気づかれなかったのかな。
▲12月15日(土)▼
今日はカミさんが仕事なので、早起きして娘を保育所に連れて行く。そして耳鼻科。いつものように、鼻に空気を吹き込まれ、先に綿のついた金属性の棒を突っ込まれ、中の粘液を吸い込まれ、また空気を吹き込まれる。それから口をあけてノドの奥を診られて薬を塗られる。そして吸入。もう手順を覚えてしまったぜ。
夕方になって息子から、将棋教室の子供の部で準優勝した賞品が大きいので迎えに来てくれと電話が入った。出かける準備をしていると、カミさんが娘を連れて帰ってきた。息子はカミさんに車で迎えに行っていただく。
息子が白髪を抜いていたら、娘が自分もやりたいと言う。まだ自分で抜けないので白髪を見つけてから息子や私に抜いてもらっている。兄の真似をして一度は毛抜きを手に取ったが、しばらく試行錯誤をしてから毛抜きを戻した。自分で抜くのは諦めたらしい。それでも2〜3本は彼女が見つけたものが抜けたので、飴玉を渡す。
▲12月16日(日)▼
今日は13時半まで寝ていた。カミさんと娘はまだ寝ている。カミさんは昨夜に長電話をしていたらしい。まあ、ウィルコム同士ならいくら話しても定額だからね。
今日はカミさんが息子への誕生日プレゼントを買うということで子供たちを連れてゲームソフトの中古屋に行っている。息子はGBAのソフト1本とスーファミのソフトを2本買ってもらったようである。プラットフォームが古いからソフトは安く手に入るな。
娘は今日も私の白髪を抜きたいと言う。自分では抜けないので私が手探りで引き継いで抜くことになる。私が抜こうとすると見えないのでロストしてしまって怒られたりする。これは難しいよ。そのうちに、手で引っ張って独力で白髪を抜けるようになってしまった。偉いもんである。調べてみると、息子が白髪抜きを小遣い稼ぎにしだしたのは6歳6ヶ月だったのか。
▲12月17日(月)▼
今日も朝から京都で仕事。帰りに「パンドラ3」(谷甲州)を読み終えた。2巻のように読んでいて文体の違和感はなかった。しかし、やっぱり人間同士の争いは、読んでいて気が滅入りますなあ。
▲12月18日(火)▼
今日も今日とて京都で仕事。通勤時に読んでいる「パンドラ4」(谷甲州)だが、4巻も半ばに至ってようやく面白くなってきた。ファーストコンタクト。こうでなくっちゃ。そういえば、外惑星領域への航行をこれだけリアルに描いた作品はあまり読んだことがないな。
また誤字発見。139ページ右から5行目、「適正」は「適性」だろう。こういうのが潰せなかったというのは信じられないな。
そして移動中に立っているときには携帯で「赤外線男」(海野十三)を読んでいる。これもけっこう面白い。ちゃんと当時の最先端な科学知識をもとにして描いてるし。こちらも盛り上がってきたので、両方を交互に読んでいると何だか変な気分である。近未来と昭和初期だからなあ。
▲12月19日(水)▼
月曜日からノドが痛い。昨日には悪化してノドがザラザラになった。今日は、ノドの痛みは軽くなったが鼻水と咳が出る。気管支炎にならなければよいが。これを書いているのは京都からの帰りの電車の中。間もなく今日が終わる。
▲12月20日(木)▼
今日も往復5時間かけて京都で仕事。今日は往きに携帯で読んでいた「赤外線男」(海野十三)を読み終えた。いやこれはよかったですね。現在から見ると科学知識がちょっと旧いが、それでも間違ってないし、使い方も面白い。いま読んでも充分楽しめる。「月世界競争探検」とはえらい違いだ。
そして紙の本も「パンドラ4」(谷甲州)を読み終えた。最後は盛り上がりましたな。ただ、主人公たちが地球に戻っても、自由になれるはずがないと思うんだがな。そのあたりがちょっと引っかかる。
続いて「時砂の王」(小川一水)を読み始める。読み初めてまず感じたのは、「小川先生は邪馬台国畿内説の立場なのか?」ということである。私は個人的には九州説なのよね。でも、気持ち良く読める。この「気持ち良く読ませる」というのが、なかなかできないものなんだな。
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