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▲11月1日(水)▼
昨日から移動中に携帯では「月世界競争探検」(押川春浪)を読んでいる。時代が時代だから仕方がないのかもしれないが、冒頭からツッコミどころ満載である。雲が切れて月が見えてきたからもうすぐ到着だとか言ってたけど、月って大気圏内にあったんですか。月に着いたら着いたで、薪を集めて火をおこしたりしてるし。なんか、月を舞台にする必要性がぜんぜん見えないんですけど。これじゃ、ゴビ砂漠やシャムの密林でもいいじゃないか。当時の科学知識って、この程度のものだったのかなあ。ウェルズやベルヌとどっちが早かったんだろう。
…と思って調べてみると、「宇宙戦争」が発表されたのが1898年だから、この作品の初出(1907年)の10年近く前。彼我のあまりのレベル差に暗澹たる気持ちになりますな。この時代に生きてなくてよかった。
月に行く方法も、飛行船が「両翼を静かに動かしながら」飛んでいくんですぜ。科学知識が旧いのは仕方がないが、その時点で得られる最新の知識を使って考え抜いた作品でなければ評価できないよなあ。
今日は昼前から京都に移動して客先で打合せ。ちょうど定時くらいに終わったので、梅田ではヨドバシとソフマップを通って帰る。RAID5のNASの価格調査である。結果的には、ポイントを引いてネット通販と同等という程度でしたね。驚いたのは、大阪駅の北側が変わってしまっていたことである。大きな道路の方向が変わってしまっている。ヨドバシを出たとき、ここはいったいどこだろうと思ってしまったですよ。
ソフマップでは先日買ったmp3プレーヤーが3980円になっていた。2GBのが9980円というのには驚かない(持っているmp3が全部入らないのは同じ)が、これはショックだ。ワゴンセールをしていたのがさらに安くなっているとは。衝撃のあまりiPod30GBを買ってしまいそうになっただよ。
どうも夕方になって体調が悪くなってきた。気管支が乾いた感じがして咳が出る。息子も今朝ゴンゴンと酷い咳をしていたが、同じ原因だろうか。明日は休めない仕事があるんだけどなあ。「空から墜ちてきた歴史」の内容が固いこともあり、本を読むのに疲れたので帰りは途中からLinuxザウルスで動画を再生紙ながら帰る。以前「aviのファイルがプレイリストに入れなければ再生できない」と書いたが、プレイリストに入れなければ再生できないのは拡張子MOVのファイルだった。AVIやASFと変わらないと思うんだが、何でなんだろう?
カミさんは猫を室内に閉じ込めて飼うことにしたようである。田舎の広い家ならともかく(そもそも田舎なら猫は外で自由にできるでしょう)、ウチみたいな狭い家では、猫も人間もストレスが溜まるんじゃないのかなあ。昼間は人がいなくなるのも不安材料。オモチャじゃなくて生き物なんだから。
風邪気味なので水分補給ということで夕食時に「バーゲンブロー ノイヴェルト(Neu Welt)」を飲んでみたが…やっぱり美味くない。成分に「発泡酒」が含まれていたので多少の期待はあったんだけどな。
「MLB選抜来日 WBCの借り返す!」と、MLBはかなり気合いを入れてきているようだ。とはいえ、現実的にはWBCが実施されてあくまでエキシビションという位置づけになってしまったというのも事実なんだよな。一昨日「東西対抗なんて、もうやらない方がいいんじゃないの」と書いたところなんだが、日米野球もやめた方がいいのかもしれないねえ。これじゃあ相手に失礼だ。客にも。
でも、アジアシリーズは真剣勝負をしてほしい。プロ野球はあくまで日本一が目標という感じであまり注目されてないようだが、個人的にはもっと注目されるべきだと思っているのだ。そういう意味では、一度負けて悔しい思いをすれば違ってくると思うんだが、WBCのときみたいな思いはもうしたくないからなあ。困ったもんである。ただ、「すべる国際球に戸惑い」という記事が気になる。選手にこういう思いをさせるくらいなら、なんでペナントレースから国際化しないんだよ。ボールが変わると、肩を壊す危険性も高くなるし。
▲11月2日(木)▼
起きてみるとノドがガラガラである。眉間のあたりも重苦しく痛む。今日は休めない仕事が2つ入っているので、なんとか頑張らねばならない。
今日は朝から京都より来客があるので早めに家を出たのだが、キャンセルされてしまった。午後から船場の客先に移動して打ち合わせ。例によって昼食は移動中に300円マック。
携帯で読んでいた「月世界競争探検」(押川春浪)を往きに読み終えた。出版されたのは1907年ですか。だったら書かれたのは100年以上前。しかしそれにしても酷すぎる。20世紀に入ってたらもう相対性理論は発表されてたはずだし、月に呼吸できるような空気がないこともわかってたはずじゃないのかなあ。竹取物語の時代じゃないんだから。ろくに調べもしないで月に行く話を書くというのはクリエーターとしての誠意の問題だ。話じたいも何のヒネリもないし。最低。
うわー、ついにXGAのちゃんとしたノートが900gを切ったか。「ソニーはもうダメかも」とか言いながら、こういう製品が出ると萌え萌えになっちゃうのよね。まあ、店頭予想価格が20万を超えてるみたいなので買わんと思うけど。Linuxザウルスで用は足りてるし。
▲11月3日(祝)▼
今日も起きたらノドがガラガラである。休日なので医者にも行けず、イソジンでウガイしまくって過ごす。娘も休みなので、絵本を読め読めと言ってくる。ノドが痛いんですけどお。それでノドへの負担が少ない低い声で読んでいると「ちっちゃいこえで」と言われてしまう。彼女にとって低い声は「大きくて怖い」という感覚になるようだ。音の高低は感じることはできても自分の中で整理できてないのかな。
娘は猫と遊んでいたのだが、引っかかれたと言って泣いている。それで猫を捕まえようとしたら、私も引っかかれて出血してしまったですよ。外に出してないのでお互いストレスである。
日米野球が始まったが…やっぱり小粒だなあ。小笠原以外打てそうな気がしない。でも彼も3戦までか。青木も打てそうな気がしないしなあ。WBCのときも出せ出せと言っていたのだが、出てみるとほとんど打てなかったし、慣れない環境では力が発揮しにくいタイプなのかな。
青木が走ったときは「(フォームを)盗んだ!」と思ったんだが、アウトになっちゃいましたか。やっぱりメジャーのキャッチャーは違う。捕球してから投球するまでに要する時間がコンマ何秒で計測できるくらい差があるんじゃないか。ボールもちゃんと滑り込んでくるところに来てたし。
▲11月4日(土)▼
カミさんは、今日は猫を外に出さないつもりのようである。彼はかなりストレスが溜まっているようだ。窓の内側にある障子紙をバリバリと食い破っている。おいおい、それじゃ家の中が前の道から丸見えになっちゃうよ。しかし彼女は近大の大学祭に行くと言って子供たちを連れて出て行ってしまった。猫ってのはオモチャじゃなくて自らの欲求もある「生き物」として扱ってやらなきゃいけないと思うんだがなあ。とくに対策もせずに家の中で飼うというのは、そのあたりをないがしろにして自分の思い通りになる「モノ」として扱っていることにならないんだろうか。そのへんは飼い主がそうすると言えば、外野が口出しできるものではないとは思うんだが。
運動できる設備を作って本能を誤魔化せば飼えるという意見もあるようだが、去勢して種族保存の本能を奪うように「動物」としての部分を切り刻んで捨てていって、果たしてそれで「動物」を飼う意味があるんだろうか…などと哲学的なことを考えてしまう。ほんとうにそれが対象を「愛する」ことになるんだろうかと。動物の「可愛い」部分、管理できる部分しか要らないのであれば、AIBOでも買った方がいいのではないかと思ってしまうのである。現実に目の前のこの猫を生かすにはそれしかないと言われればそうなのかもしれないんだけど。
子供たちも、猫に対して叩いたり逆さに抱いたりとかいう扱いが目立ってきたような気がする。本人たちは意識してないかもしれないが、ひょっとすると母親の愛情を盗られているという感覚があるのではないだろうかとちょっと心配。端から見ていると、猫を飼いだしてから子供たちを怒鳴りつける頻度が増えているような気がするしなあ。カミさんに言わせれば仕事を始めて疲れているのに同人誌の原稿をしているからということなんだろけど、子供たちにとってはそういう受けとめ方はしてくれない危険性はある。たんに猫に慣れてきたから扱いが荒くなってるだけであればいいんだけどね。いずれにせよ猫には迷惑な話だが。
相変わらずノドが痛いので医者に行く。昨日が休日だったこともあり予想はしていたのだが、待合室には人が溢れている。座るところもないくらいである。長時間待つことを予想して「空から墜ちてきた歴史」(小松左京:新潮文庫)を持ってきている。半分以上を読み進んできたのだが、この本では石器時代の記述に多くの紙数を費やしている。このように描かれると、各時代の違いに対するイメージが沸いてくるな。中石器時代は旧石器時代に比べて温暖化したので平野部が水没してしまって大型動物が大量死したことにより、生活全般が小型化したというのは覚えておくべきだろう。
先日は「ドラマはない」と書いたが、それでもレポートに挿入されている、この宇宙人が「地球種ヒト型」への「変形処置」を受けて「直接接触」することによって行われた中石器時代の地球人との交流は感動的である。私ゃこの程度の記述でも泣いちゃうんだよ。ここでまた、「うまくやれ」という人類に対する励ましの言葉が。このあたりも、小松先生の作品に流れる通奏低音だな。そしてたぶん、今も人類全体に対してそう思っているのではないだろうか。
この時代に成し遂げられた技術革新についても述べられている。そういう意味では、「織物」というものを発明した人は偉かった。人類史上最大の発明の一つなんじゃないかと思うくらいである。繊維を編んで布を作るというのは、それまでにまったく無かった発想だろうからなあ。
やっと診察の順番が回ってきた。医者も大変だ。診断は風邪だそうである。扁桃が腫れてないので、熱がなければ風呂に入ってもかまわないとのこと。飲み薬をもらって家に戻る。
今日は日米野球の第2戦。先発投手は…西村? 誰それ? 読売の選手ですか。今期の防御率は3点代半ば過ぎ。やっぱり主催者の意向が反映されてるんだな。危惧した通りに打ち込まれたがやっと1点差に追いついて、あとは各チームのストッパークラスが出てくるもんだと思ってたら、次のピッチャーは…久保? 誰それ? やっぱり読売の投手である。もうこれでこのシリーズを真剣に観る気が失せた。こりゃダメだ。口先で「勝ちにいこう」と言ったって、実際の采配がそうじゃないんだもんなあ。
▲11月5日(日)▼
眠っていて寒くなったので掛け布団を被ったら、顔に当たったところが濡れている。と同時に、強い臭気が鼻を打った。私が寝室に入ったときに娘が掛け布団の上で眠っていたのでそのまま寝たのだが、いなくなったと思ったらそういう置き土産を残して行きやがりましたか。それでも眠いので、掛け布団の上下を入れ替え被って寝る。
今日は息子の小学校で授業参観と文化祭。授業は私が参観することになっているので、彼に早めに起こされる。布団を干すから少し待ってくれ。そして学校に向かう。校内に入るには父兄である証明書が必要である。そういう時代なんだよな。
息子の教室のところに行くと、ちょうど彼が日直でみんなの前に出てスピーチをしているところだった。けっこう受けているようである。1時間目は理科のようだ。空気の性質がどうとか言っている。それはいいのだが、授業している中に入り込んでフラッシュを焚いて写真を撮っているババアがいる。こういうのに育てられてるのと一緒に学校生活を送らなければならない息子も大変だ。
2時間目は図工のようである。みんな事前に描いた絵を出してきて一人ずつ前に出て説明しているが、彼は自分のものを持っていない。どうしたのか本人に訊いてみると、木曜日に風邪で早退したので前の授業を受けてないそうなのである。うーん、そりゃ仕方ないなあ。続いて父兄に手伝ってもらって絵を立体化する作業になるが、息子はまず絵を描かなければならないので親が手伝うフェーズまでいかない。困ったもんである。
カミさんが娘を連れてやってきたので受け取る。彼女は子供会のスタッフなので、文化祭のブースに出なければならないのである。参観が終わったので子供たちを連れて運動場に下りる。息子は自分一人で廻るようである。ビンゴゲームの方に行ってしまった。スピードガンによる球速測定とかボーイスカウトがやっている綱渡りとかスーパーボールすくいとか、彼がやりたそうなものはいっぱいある。
娘は風車を配っているところで1本もらって回しながら歩いている。イベントの雰囲気を感じながら歩き回っているだけで楽しいようである。そのうちに母親のいるところに行きたいというので連れて行く。カミさんは樹脂製の透明な板に絵を描かせて加熱してやると収縮して小さくなるのを飾りにする、というのをやっている。
「父ちゃんも何か描いたって」と言われて1枚渡されたが、娘は自分で描くという。自分のトレードマークであるトマトを描くというのだが、黒いサインペンで丸を描いてその端にヘタを描き入れる。赤のペンを持たすと、その中に色を塗る。偉いもんだな。黄色がほしいというので渡すと、黒の上から塗っている。それは意味がないんじゃないか…というより、ペン先が汚れちゃうよ。みんなで使ってるのに。
家に戻り娘に請われて絵本を読んでやっていると、玄関の方から「ゆぐるん」「ゆぐるん」と声がする。子供の声に聞こえたので、一瞬娘かなと思った(息子の声にしては低周波の成分が足りない)のだが、彼女は膝の上にいる。猫としか考えられない。まさか彼は自分が人間だと思っているフシもあるので人間語をしゃべる練習でもしているのだろうか…と思ってしまうくらい人間っぽい声である。
それで見に行くと、猫がゲロを吐いてましたよ。足拭きマットの上にゲロ溜まりができて、板間の上に溢れ出している。飛沫もその辺に散っている。彼の寝床に敷いていたバスタオルも汚れている。異臭を放ち始めているので処理しなければならない。娘は自分の椅子を持ってきて見物しようとしている。こらっ、近づくな!
何の因果でこのオレが猫のゲロの後始末なんぞせにゃならんのだ…とか泣きながら、猫が囓ったトイレットペーパーを使ってゲロを拭き取り、マットとバスタオルを家の前で洗う。そして床は雑巾で水拭き。玄関は板間だからまだよかった。畳や布団の上とか靴の中にされたらと思うとゾッとする。
今日も娘に本を読まされながら過ごす。彼女は「ぼうけんれっど」とか言って見得を切り、高いところから飛び降りたりしている。女の子でも戦隊モノが好きなのかねえ。こういうのは普通なんだろうか。兄がいればそうなるのかな。
息子がテレビで日米野球の第3戦を観ている。青木が先頭打者本塁打ですか。そりゃすごい。昨日「慣れない環境では力が発揮しにくいタイプなのかな」と書いたのは間違いだったか。昨日も2本打ってたし、シーズン中も夏場以降にヒットを量産しているところをみると、アジャストに時間がかかるタイプなのかな。そういう意味では、彼にメジャーの投手の球を多く見る機会を与えたという点で、この日米野球も意味があったかもしれない。次のWBCで主力になっている可能性が最も高い選手の一人だからな。
日本チームがコツコツ点を入れても、ガツンと一発で突き放される。詰まっても入っちゃうんだからなあ。小林宏は最初は好投していたようだが「飛ばしていって、ばてた」そうである。やっぱりシーズンオフに入ってるからスタミナが足りないですか。コントロールに注意しないといけないだろうから消耗も激しいんだろう。そうなるとやっぱり短いイニングでつないでいくべきなんだろうけど、今回は駒が足りないようだからなあ。彼が最も成績のいい投手だというのが何とも。
そして…また久保かい。勝負にこだわるようなことを言いながら、やっぱり勝つ気がないんだな。斉藤、松坂、川上、黒田クラスが投げてればこんなに簡単に点は取られてないと思うんだけど、これじゃ勝てないよなあ。
▲11月6日(月)▼
朝起きて顔を洗いウガイをすると、口の奥に苦い味を感じる。これは薬のせいだな。口の中に味を感じるほど、体液に薬の成分が溶け込んでいるのか。必要なことなんだろうけど、ちょっと怖い。
今日も帰りに鶴橋のブックオフに寄る。本を買って、列の後ろの人が持っているカードを見て驚いた。見慣れたものとは違うのである。まず色が白い。汚れとかの状態を見るといかにも古そうなので褪色して白っぽくなっているのかと一瞬思ったが、デザインも違っている。あの本を広げたマークが中央にある。これは旧いものですか。するとこのオバサン、かなり年季の入ったユーザですなあ。いつ頃、どこで入手したんだろ。
そのカードもちゃんと読み取れているようである。まあ、バーコードを読んでるだけなんだろうから、当たり前か。…ということは、ポイントの情報とかはカード内には持ってないんだ。どこの店に行っても使えるということは、ネットワークでつながっているのか。98年頃からそういう店があるという噂は聞いていたんだが、当時からそういうシステムだったんだろうか。
黒田が広島残留表明ですか。「強いチームを倒したいというのが、僕の一番のモチベーションだから」って…漢だねえ。しかしもう、年俸を釣り上げるのはやめにしませんか。1億以上になったら増えた分はほとんど税金で持って行かれちゃうという話だし、「評価が聞きたい」とか言っても数字にしなくちゃわからないんですか。「アイツより上回った」ってのを確認したいということなんですかねえ。まあ、数字や勝敗を争うプロの選手なんだから、そういう競争心があった方がいいのかもしれないが、けっきょく球団経営が苦しくなって自分たちの首を絞めるだけのほうな気がするんだけどな。しかしソフトバンク、まだピッチャーがほしいのか。
えーっ、サムスンのエースが来日しないんですかあ。そりゃ残念だ。アジアシリーズは1発勝負だからエース級を総動員すればどう転ぶかわからないのに。韓国シリーズで「神様仏様」の活躍をしたせいなんでしょうかねえ。
でもやっぱり、1発勝負はキツい。せめて3試合ずつのリーグ戦で争ってほしいんだけど。それが無理なら最低でも決勝戦は3試合制以上にしてほしい。それも難しいなら、予選の直接対決を含めて決勝2試合の計3戦でもいい。そうすれば予選のモチベーションも上がるだろうし(今のシステムだと上位2チームに入ればいいので、直接対決では負けてもいいのだ)。去年のロッテみたいに相手チームに予選と決勝で連勝すれば試合数は同じになる。是非そうしてもらいたいものである。
宇宙ステーションからのハイビジョン生中継が実現可能になったですか。21世紀だねえ。どうせならハイビジョンじゃなくてもいいから、インターネットでずっと公開していてくれればいいんだが。最近の地球一周分の画像が見れればさらに嬉しいんだけど。
▲11月7日(火)▼
「日米野球、今季で消滅ならジャパン・カップ構想」ですか。うーん、真剣勝負の場が増えるのは嬉しいが、選手の負担がなあ。やっぱりシーズンの試合数を減らすべきですね。140試合以上なんて、いかにも多すぎる。昔は130試合だったんだから。球団経営が苦しいといって試合数を増やす傾向にあるようなんだが、やはりこのへんは年俸の高額化の弊害か。
引き続き通勤中に座れれば「空から墜ちてきた歴史」(小松左京:新潮文庫)をを読んでいる。トウモロコシはイネ科だったのか。マメ科だと思ってただよ。言われてみれば、あの実のつき方はイネと似てる…んだろうか。
今夜は遅くなってしまった。家に戻ると家族はみんな寝室に入っていた。それでも娘はまだ起きているようで、中から「…ました」とか言っている声が聞こえる。絵本を読んでもらっているときの真似なんだろう。そのうちにカミさんが下りてきた。家族全員風邪を引いているそうである。夕食のおかずの説明をしてまた上がってゆく。それでゆっくり眠るのかと思ってたら、真夜中になってまた起きてきたですよ。パソコンで何かを見ているようだ。大丈夫なんでしょうか。
今夜は昨日のWBSを見ながら飯を食っていたのだが、特集に春山満氏が出てきて、見てると胃が痛くなってきた。なんかすごく肩肘張って生きてるようで、痛々しいというより怖い。仕方ないんだろうけどねえ。私なんか、一緒に仕事してたら3日で胃を壊しそうだな。まあ向こうからすれば、私みたいにのんべんだらりと過ごしている人間は我慢がならないのかもしれないが。
「どうもあまりお利口さんではない」と書いた日記を上げたその日から、「Amazonおまかせリンク」は日記以外のものを紹介し始めた。ただ、ここに書いてるのは本の話題が多いと思うんだが、紹介されるのはパソコン関係の消耗品が多いような気がする。本当にウチのテキストを読んで薦めてるのか? 認識できないところではみんな同じものを薦めてるじゃないだろうな。
それでもGoogle AdSenseから申し込みが承認されたというメールが来たので、申し込んでしまったものは使わなきゃということでこのページに貼ってみる。最適なものを勧められるようになるには時間がかかるということで、現在は英語で公共広告が表示されているようである。何が表示されるようになるか楽しみだ。
▲11月8日(水)▼
出勤時に携帯で読んでいた「耳無芳一の話」(小泉八雲/戸川明三)を読み終えたが、知っていた要約そのままの話でしたね。それ以上の情報はほとんどなかった。怪談のはずなんだが、ぜんぜん怖くなかったし。なんでこれが有名なんだろう。
日米野球の最終戦を飯を食いながら見てたら、延長に入ってるというのに小倉が出てきたよ。今シーズンは4セーブしかしてないし、この場面で彼には荷が重いんじゃないかなあ…とか思ってたら、やっぱり逃げ回りカウントを悪くしてランナーを出したあげくに1発を喰らってサヨナラ負け。延長に入ったら他のチームに遠慮があって自分のところの投手に投げさせざるを得ないというのが、「何が何でも勝たなきゃいけない試合」ではないということだよなあ。
オ・スンファンが倒れたって? そりゃ心配だな。WBCでもやられてるし、いちばん警戒しなければならない選手なんだが。エースと抑えがいなくなったら大変でしょう。ただ先日「今年はどの国でも圧勝で余力を残して出てきているようなので、闘いが楽しみだ」と書いたが、韓国シリーズでは勝敗は4勝1敗1分と大差になっているが試合内容を見ると3試合が延長戦で、かなり厳しい試合が続いたようだ。いい救援投手はかなり酷使されてるんじゃないだろうか。日本ではセットアッパーやクローザーは1回限定というのが主流になっているが、向こうでは長いイニングを投げさせられるようだし。
またソフトバンクモバイルへの批判記事が。こういう媒体でこれだけ酷評されるというのは記憶にない。パソコン業界内だったら好き放題できてきたのかもしれないけど、これだけ国民全体に影響が大きい事業をやってるんだから、責任というのも自覚してもらわないといけないですよ。とか思ってたらぜんぜん懲りてないみたいだし。「艱難辛苦があってこそ器が大きくなる」の「器」ってのは商売のことなんだろうなあ。
▲11月9日(木)▼
朝、家を出る前に日記を更新して上げ、表示を確認してたらGoogle AdSenseに日本語の広告が表示されるようになっていた。ウチのサイトを訪れる人に何を勧めればいいかの結論が出たようだ。思ったより早かったな。出ているのを見ると、電子書籍とか文芸賞とかである。やっぱり「Amazonおまかせリンク」より賢いような気がするな。歯医者が入っているのが笑える…というか、ちゃんと大阪の歯医者が出てきてるし、Googleはどこまで偉いのか。
「ノムさん日本 屈辱の全敗に恨み節…」ですか。そりゃ、あれだけ辞退者が出たら監督としてはたまらないよなあ。そして、やっぱり中日は国際試合に非協力的だ。WBCでもそうだったんだから、こういう顔見世興行みたいなのには出てられるか…ってなもんなんでしょうな。日本シリーズで負けてよかったよ。これで中日が日本一になってたら、どこもWBCには選手を出さなくなるぞ。まあ、(非協力的でなかったにしても)ファイターズからも1人しか出てない(中日より少ない)というのも、その通りなんだが。
先日危惧したように、やっぱり「自分たちが一番だ!」とか言われてるなあ。「日本のいい選手がそろわなかったことに、口では残念とだけ言っているが、本当のところはそうとう、腹が立っている」ということだが、25人も辞退したんだから何を言われても仕方ありませんわなあ。
逆に向こうが負けると大恥になるから、この結果でよかったんだろう。というか、選手は悪くないと思う。みんな肉体の限界ギリギリのところでやってるんだし、故障のリスクは自分持ちだ。選手の意向を無視してどんどんスケジュールを突っ込むヤツが悪い。やるのは選手なんだから。
先発の和田は今回の代表の中でいちばん通用しそうだと思っていたのだが、血マメができたということで交代ですか。そしてあのエンタイトルツーベースがなあ。なんか、やることなすこと日本側に裏目に出るようになっている。まあ、しゃーないとしか言いようがないですなあ。
へぇ〜、ソリアーノは「カープアカデミー」出身なんですか。広島がドミニカに選手の養成機関を作ったということには(貧乏だという理由があるにせよ、よそから金で選手を引っ張ってくることしか考えてない某球団とは違って)見識の高さを感じているのだが、この経歴を読むと広島では才能を生かし切れず、大成できたのもかなりの幸運に恵まれたためなんだな。
今日からアジアシリーズ。今日もLinuxザウルスで試合経過を確認しながら帰る。しかし、新庄とセギノールが出てないと、すげえ貧弱な打線だな。5番以降なんて、とてもじゃないが日本一のチームとは思えない。指名打者の打率が2割台ってどうよ。というか、控えに3割打者がほとんどいないんだから、層が薄すぎる。
5回まで1対1。かなり重苦しい雰囲気なんじゃないだろうか。しかも5回投げてないのに八木が交代している。そしてピンチを迎えているようである。リアルタイムで観ているわけではないので状況は限られた情報から想像するしかなく、すごく心配だ。
やっと押本が出てきたか。故障してたわけじゃなかったんだな。個人的にはファイターズの中継ぎでは一番だと思ってるんで。なんせ、第5戦の先発だと予想してたくらいだからな。家の最寄り駅で降りてスーパーに寄り夕食のおかずを買って店を出ると、試合は終わっていた。最終的には大差になったようですな。左打者が続くので出したと思われる左投手が傷を広げたのが向こうの敗因のようですな。
家に戻ってHDD&DVDレコーダーに録画していたのを、夕食を食いながら観る。カミさんが原稿をしているのでヘッドフォンを装着して観戦したのだが、耳の下を圧迫されるのが強くて咀嚼していると気分が悪くなってしまった。我ながら脆弱な体質である。
しかし観客が少ない。今年は日本代表が北海道のチームだということもあるんだろうけど、日本チームが出ない試合だったらもっと酷いことになるんだろうなあ。それでも、この企画は続けてほしい。アジアの、すなわち日本の野球界の将来のために。
稲葉のホームランを見たが、内角低めの変化球を見事にミートしている。今日も巧く打ったな。日本シリーズでもそうだったが、カーブへの対応力というのは凄いものがある。向こうの選手では、大差がついてから出てきた権亦(クォン・ヒョク)が打ちにくそうだ。サウスポーで149キロ出してるんだから。それまでに出てきたのは140キロもでてなかったのに。なんで6回に出さなかったんだろうと思うくらいである。決勝に出てきたら要注意だな。
「ジーコ流王道通じず サッカー協会、W杯技術報告書を公表」って…おいおい。「王道」って、王者の道でしょ。自分たちが世界レベルで王者だったと思ってたんでしょうか。なんでそれに対して誰も何も言わなかったの。在野でそういうことを言ってた人はいたと思うんだけど、それはぜんぜん届いてなかったんだよね。「アジアでは日本が悪くても、徹底して王道のことをやっていけば、相手は崩れた」って、それでワールドカップを戦うつもりだったのか。アホちゃう? 「世界で戦うこと」じゃなくてアジアで勝つことが目標だったんでしょうか。それならあの結果に文句を言うべきではありませんが。
自動星座盤内蔵の北半球型の星座ウオッチ…うー、欲しいかも。でも、5万近くするんじゃなあ。かなり高級志向のようなので廉価版を作ってくれないんだろうか…といっても、こういう趣味の人はそれほどいないだろうからなあ。ZAURUSにそういうソフトはないんだろうか。…というので調べてみたが、Linuxになる前のザウルス用しかないようである。残念。
「手のひらサイズのメモリナビ」ですか。私のような方向音痴には物欲を刺激される製品だな。しかし、約280グラムで8万円かあ。気軽には買えないお値段ですねえ。ZAURUSと両方を持ち歩くのも馬鹿みたいなので、内蔵されるべきなんだろうけどねえ。
▲11月10日(金)▼
今日はアジアシリーズのラニュー戦。今夜もLinuxザウルスで試合結果を確認しながら帰る。この試合は相手投手がいいようで、点が取れないようである。まあ、あの打線じゃ仕方ないか。今日なんて、DHのシーズン打率が1割台なんですぜ。
先攻でリードされてあと2回。こりゃヤバいんでないの。ここで負けて明日サムスンがラニューに勝ったりすると、3チーム同率で頭ハネになっちゃうことさえあり得る。いま規定を見たら、3すくみになると失点の少ないチームが上になるみたいだから、たぶん進出できると思うけど。昨日7点取ったから、サムスンよりは上になるだろう。
しかしやっぱり一発勝負は怖い。何回も書いているが、一発勝負では多少実力に差があっても完璧な投球ができるピッチャーが一人出てくれば勝負はわからなくなると思うのである。
家に戻ると地上波の中継はすでに終わっていた。ケーブルテレビで確認しようとすると、カミさんが「西遊記」を録画予約していたですよ。居間では食事の用意をしているのでパソコンは出せない。Linuxザウルスで経過を確認すると…逆転してたですよ。リードすれば勝てるだろう。相手がピッチャーを交代させてくれたので助かったようである。まあ、現代野球では一人で投げきるのは厳しいからなあ。そういう意味では、格上の相手に勝つためには卓越した投手が2人要るのか。
それで、HDD&DVDレコーダーに録画していた試合内容を最初から観る。まず感じたのは、ラニューの打者の振りが速いことである。解説の渡辺久信によると、本塁打数が少ないのは試合で使ってるボールの質が悪いからだとのこと。数字だけ見て馬鹿にしてると酷い目に遭いそうだな。
守備もいい。WBCの予選も含めて今まで見た台湾のチームは、どこかドーム球場に自信なさげで見ていて危なっかしい印象があったのだが、このチームは自信を持ってプレーしている。これは強そうだ。台湾においてダントツの成績で勝ち進んできたのもわかるような気がする。
主審が中国の審判のようで、どんなものかちょっと心配していたのだが、なかなか丁寧なジャッジをしていた。逆に韓国の審判がダラダラしててヤな感じ。韓国の野球界全体が沈滞してるせいなのかなあ。そういう態度じゃ、すぐに中国に追い抜かれちゃいますぜ。
録画は8回表に相手投手が交代したところで終わっていた。PCを起動して勝利を確認する。しかし、実際に観ていてもやっぱり今のファイターズは攻撃力が無さすぎる。新庄は選手登録されてないからもう復帰できないのか。セギノールはいつ帰ってくるんだ。うっきー。
谷に背番号「8」って、他のチームの選手を過大評価しすぎだよ。他人の持ってるものが良く見えて「ほしいほしい」と言ってる幼児の感性と同じだな。
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