2001年 10月中旬の日記
▲10月11日(木)▼ →
目覚めると7時前である。あんまり巡回できないが、最近ネット上は静かなのでいいんだけどね。そろそろみんな飽きてきたのかな。8時になっても妻子が起きてこないので起こしに行く。今朝は息子は機嫌がよい。
今日は通勤中に「Believe Yourself」(Harumi Tsuyuzaki)を聴いている。私が最初に聴いた露崎春女さんのアルバムである。これは凄い。いまの日本における女性ヴォーカルの最高峰がここにある。最初に聴いたときにはブッ飛んでしまいましたよ。この人の歌を最初に聴いたときのことをNiftyに書いているので引用してみよう(前回引用して字数が稼げるのを覚えたので味をしめている)。
End Of Eternity 〜 永遠の果て 〜/露崎春女
1998年10月26日 02:37
彼女は、いま私が最もハマっているヴォーカリストです。
最初にこの曲を聴いたとき、とても日本人が歌っているとは思えなかった。
ローソンで昼食の弁当を選んでいるときに聞こえていて、頭の隅で「いい
ソウルバラードだな」と思っていたのですが、よく聴いてみるとしっかり
した日本語ぢゃありませんか。その後に本人が喋ったので、これは日本人
に違いないと… (^^;)
で、そのときに聞いたアルバムタイトルを頼りに探し回りましたよ。ええ、
ホント必死で。
とにかく上手い。聴いていると涙が出そうになります。人間の声というのは、
これほど自由になれるものなのか。そう思ってしまいます。
そして私は、大空を自由に翔けるがごとき彼女の声を、地上から憧れをもって
ただ見上げるばかりなのです。
まあ、最初に聴いたのがこれだったから異常に評価が高くなってしまったのは仕方ないのだが。まあそれでも、一度は彼女のライヴを体験したいものではある。
カミさんがPCをハイバネーションから復帰させたらおかしくなったとか言って怒っている。これは関わり合いになると巻き添えを食いそうだと思って目立たないようにしていたのだが、けっきょく私が調べることになるのである。まず考えられるのはハードディスクの異常である。先日入れ替えたところなんだけどねえ。まあ、かなり乱暴に扱ってたみたいだからな。パソコンというのは精密機械なんだけど。動作音も、何だか引っかかるような音がする。これはヤバいかも。
ATOKのユーザー辞書がおかしくなってるというので開いてみる。何とか読めるようだが、カミさんによると学習させた内容が一部なくなっているそうである。すべて壊れる前にテキストに出力して私のマシンにコピーする。そしてScanDiskを開始した。プログレスバーが途中まで進んだかと思うと、また最初に戻ってしまう。おい、ループしてるぞ、ScanDiskが。こりゃディスクが逝っちゃってますね。
私はマウスがおかしい。昨日は怪しいながらも何とか動いていたんだがなあ。これはストレスが溜まる。自分の手足がちゃんと動かないようなもどかしさである。ホイールは無いが動かないよりはマシだと思ってFIVA用のマウスに交換してみるが、動かない。やはりPC側の問題か。これはもう、内蔵のポインティングデバイスが使えなくなってもいいと思ってコントロールパネルで無効にする。そしてUSBからPS2への変換コネクタを出してきてPS2端子に繋ぎ換えてみる。…動かねえ。よく見てみると、私のマシンはタッチパッドとポインティングスティックの両方が装備されているのだが、両方を同時に無効にできないようなのである。しかも、ポインティングスティックでポインタは動くのだがクリックができなくなっている。泣きながらキーボードだけを使ってコンパネの設定を元に戻すのである。
今夜も遅くなってしまった。気がつくと3時近い。これでは明日早起きできないので、寝る前に日記を書いて上げることにする。しかし眠い。途中で何度か本格的に気を失っていた。意志の力によって倒れることは回避したので、何とか現実の世界に復帰することができた。気がつくと4時半である。馬鹿である。
▲10月12日(金)▼ →
今日は通勤中に「Truth」(中西保志)を聴いている。ゴスペルコーラスを従えた曲が何曲かあって、それらは素晴らしい。ただ、明らかに力を抜いて歌っている曲があって、アルバム全体としては無難な出来という程度である。まあ、すべての曲に対してあれだけ力を入れられるものでもないだろうし、軽く歌っている曲があるからこそ力を入れている曲の凄味が際だつというのもあるんだろうけどね。…いま歌詞カードを見たら、坪倉唯子さんと山根麻衣さんがコーラスに参加してるんですか。そりゃスゴい。
仕事をしてたら本社から電話がかかってきた。保険の代理店から至急電話してほしいと言ってきたそうである。電話をしてみると、掛け金の払い戻しの手続きを今日中にしなければならないということであった。職場に来て手続きをしそうな勢いであるが、今日は昼から帰るんですよ。だったら、申請用紙と私の運転免許証をFAXで送ればよいということになったのであった。
今日は昼から職場を辞して医者に行くことにしている。組織検査の結果が出てるはずだし、抜糸もしなければならない。水曜日か木曜日に来るように言われていたのだが、私の仕事を済ませないと他のメンバーの作業に影響が出るので休めなかったのである。まだ今週中に作らなければならないプログラムが2本もあるので、明日も出勤しなければならない。明日からは私の実家のある町で祭りがあるので帰ることになっていたのだが、妻子2人で帰ってもらわなければならない。申し訳ないことである。しかし、昼過ぎに帰る準備をしていると、私が使用法を調査していたAPIがうまく動かないとか言いだした。昼飯も食わずにギリギリまで粘ったが、原因は不明である。病院に間に合わなくなるので、担当者に押しつけて帰るのである。
家に帰ると14時過ぎである。医者に行く前に保険代理店にFAXしなければならない。病院の受付は15時までなので14時半に出るつもりだったが、ギリギリになりそうだ。運転免許証をFAXするためにはコピーしなければならない。コンビニに行っている暇はないな。こういうときこそハイテクの出番である。パソコンとスキャナを取り出してきて接続する。スキャンして印刷するのである。プリンタはサーバに繋がっている。家庭内ネットワークは偉大だ。スキャンした画像をそのままパソコンからFAXするのが最善だろうが、その方法を調べている暇はない。テストもできないしね。最初にスキャンして印刷すると端が切れてしまっていた。再度スキャンし直して印刷すると…えー、真っ白だよ。さっきは印刷できたのに。紙切れになったせいかなあ。設定を変えて何度印刷してもても同じである。ああ〜、もう病院に行かなければ間に合わない。こっちも帰ってからだと間に合わない。後はカミさんにお願いして家を飛び出るのである。
病院までは自転車で10分はかかるのに、家を出たときには14時50分を回っていた。必死で自転車を走らせる。その甲斐あって何とか間に合いそうなタイミングになったのだが、病院の直前の道路が赤信号で渡れない。大きな道なのでなかなか信号が変わらないのである。数十秒縮めるにもあれだけ必死で自転車を漕がねばならないというのに、信号で分単位の時間を取られるとは、何たることであろうか。ほんの5メートル、あとほんの5メートル先に行きたいだけなのだが。これで受付に遅れたら、午後から休んだのが無駄になっちまうじゃないかああああああああぁぁぁぁ
やっと信号が青に変わり、自転車は駐輪場に停めず病院の入り口の前に横付けにして受付に飛び込む。数十秒の誤差だから何とかなるか。どうやら診察券を受け取ってくれそうである。「何科ですか」と訊かれて「皮膚科です」と言い、それに対する言葉を聞いて私は地獄に突き落とされた。「金曜日の午後、皮膚科はやってないんですけど」……が〜〜ん。私の今までの苦労はいったい、何だったのであろうか。泣きながら家に帰るのである。前にも同じようなことがあったので職場を出る前にホームページで確認したのだが、診療科毎の診療時間は載っていなかったのである…と思ったのだが、いま見ると診療科紹介のページに載っていた。重すぎてそこまで見れなかったのである。さらにショックは大きいのである。
家に帰るとカミさんはFAXを送ってくれていた。けっきょく運転免許証は紙にセロハンテープで貼り付けてFAXしたらしい。うーむ、やはりローテクの方が勝つ場合もあるのだなあ。
カミさんのマシンは徐々におかしくなってきているようである。次のマシンのことを考えた方がいい。彼女は「お下がりはくれないみたいだし」と口をとがらせる。あのマシンは予備機だからねえ。無くなるといざというときに困る。困らなければ売っ払ってるよ。マシンを乗り換えた頃だったら10万近くで売れたんじゃないだろうか。Windows98でないと駄目な場合もあるだろうからねえ。
日本橋に行って在庫処分をしているのを探すのがいいだろう。カミさんは中古でもと言っていたが、毎日ハードに使っている物だからやはり新品がいいと思いますよ。最近は探せば10万程度でけっこういい物が出ているはずだ。明日、私の実家からの帰りに日本橋で落ち合って買おうかとも言っていたが、¥価格.com¥で見てみるとちょうどいい出物があったので発注する。まあ、このFIVAが7万円ならいい買い物だろう。オプションも前の機種のが使えるしね。OSがWindowsMeだというのが最大の問題点だが(苦笑)。どうしようもないときは、壊れたFIVAのWindows98を入れようか。ネットで買う方がスペックをメーカーサイトで確認しながら選べるし、値段もいちばん安いものが選べるし、何よりもラクなんだよな。リアルな商店はこれからますます大変になってゆくなあ。店に行くまでの時間や買い物の時間が無駄だと思う私のような人間はネット通販に流れてゆくんじゃないだろうか。これからは、気軽に行けて買い物という行為自体を楽しませてくれるような店でないと生き残っていけないんじゃないかなあ。
今日は保育所で集会があるのでカミさんが行かねばならない。私の予定が不明だったので、息子はお義母さんが預かってくれることになっている。彼女は息子を実家に連れて行くために家を出ていった。カミさんが家を出た直後にFAXが送られてきた。しかし、これも真っ白である。そして途中で止まってしまった。見ると、インク切れの表示が出ている。インク切れだったのか。インクジェットはこれがあるからなあ。ウチはプリンタとFAXは複合機なのである。インクカートリッジを交換する。指先が真っ黒になってしまった。インクジェットはこれがあるからなあ。
柿木将棋IVの最強レベルと時間無制限で四番手直り(四つ負け越すたびにハンディが大きくなっていくこと)で指すことにした。コンピュータに指し込まれる(ハンディをつけられる)のは屈辱であるが、今日は何とか2勝2敗であった。終盤の細かい局面になると向こうの方が強いのでなかなか大変である。オレは中盤が弱いからなあ。
車のCMで「大都会」のゴスペルバージョンが流れていた。これはフルコーラス聴きたいと思ったのだが、CDにはなっていないようである。残念。
カミさんが息子を連れて帰ってきた。迎えに出ていくと彼女は「シンジ(仮名)、寝てる」と言った。車の中で寝てしまったらしい。車内を覗き込むと「ねむたい〜」と言っている。抱き上げて寝室まで連れて行く。この重いのを3階まで持ち上げるのは大変である。彼の布団の上に寝かせたが、眠ってはいないようである。目を閉じてじっとしているが、口元が笑っている。すぐに眠るだろうからそれまでは側にいてやろうと思っていたのだが…
▲10月13日(土)▼ →
7時前に目が覚めた。昨夜は息子と一緒に寝てしまっていたのか。息子が「あせ、かいた」「かゆい」とか言っていたのでトレーナーを脱がせた記憶はあるのだが。
今日は休日出勤しなければならないのだが、その前に医者に行かねばならない。今日行かなければ、次は来週の土曜日になってしまう。今週の火曜か水曜に抜糸する予定だったのに、それでは10日も遅くなってしまうのである。病院の受付開始時間は8時からなのだが、今日は土曜日で混むだろうからそれよりもかなり早く行かねばならないだろう。ということで7時半に家を出る予定だったのだが、日記を書いたりしていたら結局8時前になってしまう。病院に着いたときには8時を過ぎていた。受付の前に行くと、列に並べと言われてしまった。後ろを振り向いて驚いた。ずらっと人が並んでいる。100人とまではいかないが、それに近い人数である。こりゃ大変だ。もう少し早く来ればよかった、などと後悔するのである。本を2冊持ってきてよかったな。
待ち時間の間に「スター・ハンドラー 下」(草上仁:ソノラマ文庫)を読み終えた。細かいところでは楽しめたが、全体としてはそれほど面白くもなかったな。やはり上巻と下巻の間に時間が空くと、どうしても私は読むテンションが落ちてしまうのである。続いて「イリヤの空、UFOの夏 その1」を読み始める。やはり、最初の半ページ読んだだけでモノが違うのを思い知らされる。同じように文章を連ねているように見えるのに、なんでこんなに違うのだろう。ちょっとした描写にも想像力を刺激される。情景を感じられる。やはり、普段から物事を深く視ているんだろうなあ。ふだん我々が意識せずに感じていることを言語化して表現しているから響きかたが違うのだろう。まあ、作家である限りはそうでなきゃやっていけないんだろうけどね。
診察室の前に行ったときにはそれほど人がいなかったのでそんなに待たなくてもいいかなと思っていたのだが、やはりけっこう待たされた。診察室に入って挨拶をし、ドクターの第一声が「やっぱりそうでしたわ」であった。組織検査の結果、やはり私の持病と関連があるらしい。持病の主治医に紹介状を書くという。また医者に行かねばならないのか。そして抜糸である。初体験なのでどの程度の苦痛があるのか不安だったのだが、ハサミで糸をチョキンと切って、スッと引き抜いて終わりである。肉の中を糸が通り抜けてゆくのも感じなかったし、巻き付いた肉がずるりっと出てくるようなこともなかった。ちょっと拍子抜けである。そしてドクターは引き出しからレギュラーサイズのガーゼ付き絆創膏を取り出して傷の上にペタリと貼った。え、病院なのにそんなモノを貼るんですか。薬局どころかコンビニでも売ってるようなモノでっせ。
家に帰ると妻子は起きていた。朝食を食べ終わったところのようである。私は仕事に行かねばならないので、カミさんは一人で息子を連れて私の実家に行かねばならないのである。申し訳ないことである。私は彼らの食べ残しを腹に入れると、職場に向かって出発するのである。
「パンツァードラグーン」の完全新作の開発がスタートしたそうである。これはカミさんが喜ぶな。
今週中に作らねばならないプログラムが2本あるので、今日はとことんまで仕事をする。終電を気にしなくてもいいように、職場には自転車で来ている。妻子が私の実家に帰っているのも、家族に対して気兼ねや心配をしなくていいので好都合かもしれない。久しぶりにプログラマーをしているのである。丸一日集中してC++のプログラムを組んでいると、C言語を手足のごとく使いこなしていた頃の感覚が少し戻ってきたような気がするな。
けっきょく、仕事場を出たのは3時半であった。夜明け前の街を自転車で駆け抜ける。東の空に三日月(いや、夜明け前だから下弦の月か)が見える。歪んで見えるのは気のせいか目のせいか…どうやら、眼鏡のレンズの隅で見ているかららしい。
途中でレンタルビデオ屋に寄ったりしていたら、家に着いたのは5時になっていた。まだ暗い。寝る前にサイトの更新とかしようとパソコンをいじっていたら、8時を過ぎてしまった。すんごく眠かったのだが、なぜか夜が明けると眠くなくなるのである。それでも寝ておかなければ身体が保たない。強い意志を持って寝るのだ……強くないか。
▲10月14日(日)▼ →
昼過ぎに起きる。妻子が私の実家から帰ってくる前に自分の用事を片づけねばならないので、その3時間前には起きねばならないのである。計算通り、用事を終えたところに妻子が帰ってきた。自転車を停めながらカミさんが息子を怒鳴りつけている声が聞こえる。どちらも疲れているらしい。親子3人で寝ることになるのである。
気がつくと22時であった。身体に力が入らない。そういえば、昼に起きた後にトーストを1枚食べただけだから…ここ30時間くらいで食べたのはそれだけか。これは身体に悪い。妻子はマクドのハンバーガーを食べたようである。息子が食べたいとか言ってたらしいからね。私も自分の分を食べるのである。しばらく胃を使ってないから、こういう小麦粉の製品の方がいいのかもしれない。しかし、狂牛病騒ぎが始まってからも、我が家では牛肉がメインの食品がメニューに登場する頻度は変わらない…どころか、増えているような気さえするのだが。まあ、発病しても「これを食ったせいだ」とは言えないからねえ。交通事故よりは危険は少ないと思うから、これが正しい生き方なのかもしれんけど。
プレイリストに対応してかつ軽いmp3再生ソフトを探していたのだが、Z'sX Lightningというのが評判がいいようなので落としてきた。しかしずいぶん重いソフトも多いようだが、音を聞くためのソフトなのに、何で本質的な目的に関係ない機能を付けて重くするかね。バックグラウンドで動くべきものだから、特にそう思うんだが。ソフトを探していて知ったのだが、プレイリストのファイルって標準のフォーマットがあるのね。知らなかった。それなら乗り換えるのは簡単だな。
しばらくは快適にZ'sX Lightningを使っていたのだが、問題点が発生した。Napsterで落としてきた曲の特定のものにノイズが入るのである。ふつうに言うところのノイズではなく、シュッシュッとかピコピコとかポコポコとかいう音が右端とか左端とか中央とかに聞こえるのだ。他のプレイヤーで同じファイルを再生しても聞こえない。ううむ、いったい何なんだろう。エンコーダーとプレイヤーとの相性かなあ。
22時まで寝ていたとはいっても、本来それまでに眠っているべき時間しか寝ていない。だから今夜も早く寝なければならないのだが、眠くないものだから結局5時過ぎまで起きていた。馬鹿である。
▲10月15日(月)▼ →
今日は通勤中に「UNIVERSITY STREET」(竹内まりや)を聴いている。学生時代に彼女の結婚前の曲をFMで聴いて気に入って、就職してからベストアルバムを買ってそれも気に入って、結婚前に金が余っていたとき(バブルの頃だ(笑))にCDを全部そろえようと買ったんだな。なんか、1枚足りなかったような記憶もあるんだけど。本当はCDボックスを買いたかったのだが、注文したら品切れだったのだ。しかし、私のバブルってのはこの程度なのかねえ。内容であるが、初期のアルバムは自作の曲が少ないからどうかと思っていたのだが、どうしてどうしてどの曲も捨てがたい。曲を提供しているアーチストを見ると凄いメンバーだ。本人はもちろん、山下達郎、林哲司、杉真理、大貫妙子…この頃からスゴいメンバーと一緒にやってたわけなのね。当時はアイドル扱いだったと思うんだが、仲間内では才能を評価されていたのか、それとも、この当時から実力者のカレシとつきあってたとか…
今日は昼休みに職場近くの本屋で「ほしからきたもの。 1」(笹本祐一:ハルキ文庫)を買った。笹本祐一氏の作品は見た瞬間に購入決定である。平積みのところに1冊だけ縦にして置いてあったので、ちょっと歪んでるんだけどね。
仕事をしているとPHSがブルった。ずっと振動している。これはメールじゃなく電話か。よっぽどのことがないと電話はかけてこないはずだが…と思いながら人気のないところに移動する。液晶画面を見てみると、すごく懐かしい文字列が表示されていた。去年設定したアラームであった。何だ、人騒がせな。でも、日時指定だと翌年以降も継続するというのはいい仕様だとは思えないなあ。日時を指定している場合は毎年同じ日の同じ時間に鳴らすという場合は少ないと思うんだが。まあ、何にせよPHSを使いだして1年以上経ったのかと感慨深いものであった。
今日は早く帰るつもりだったのだが、サーバの設定がうまくいかないというのにつきあっていたら21時近くになってしまった。家に帰ると22時である。息子は起きていた。「みて! おだんご」と言ってビニール袋に入れた泥団子を見せてくれる。今日はカミさんが彼を寝かせてくれたのだが、眠いので耐えきれず早く寝るのである。
▲10月16日(火)▼ →
昨夜は早く寝た(といっても1時だが)にもかかわらず、今朝は起きられない。妻子が起きて下りていって、やっと着替えはじめるのである。我ながら疲れてるなあ。
今日は通勤中に「Starting Over」(中西圭三)を聴いている。やはりこの頃のこの人の曲というのは、何というか、どれをとっても聴いていてどこかしら「あ、いいな」と感じさせてくれる。私のようなスレたオジサンにそういうことを感じさせるとは、並みの才能ではこういうことは無理である。
相変わらず「イリヤの空、UFOの夏 その1」を読んでいる。通勤時間の合間にちょっと読んで本を閉じるたびに「スゲエなあ」とつぶやいて溜め息をついているのである。これだけ魔力のある文章にはなかなかお目にかかれない。自分の心を思うがままに操られているというのがわかるんだよな。
今日は、いま行っている仕事場のビルで避難訓練があるのである。時間になるとスピーカーから「30階にヘリコプターが衝突しました」という声が聞こえてきた。今年はそういう設定なんですか。やっぱしトレンドなんですかね(トレンドという言葉自体がナウくない)。階段を下りろとか言っている。ここは32階だから下りるのはマズいんじゃないかとも思うのだが、下で火災が広がって通行不能になる前に下りるというのが正解なんだろう。しかし、30階以上も下りなきゃいけないのか。単純に考えれば、下るにはエネルギーを必要としないのでラクなはずなのだが、自由落下するわけではないので一定以上の速度にならないようにステップで支えるのに筋肉を稼働させねばならない。半分も下りたところで「階段を下りるときにどの筋肉を使うか」というのが身にしみてわかってくる。地上に到達する前には、その筋肉が疲労してくるのが痛いほどわかってくる。ビルを出て集合場所に集まったときには、脚に負荷をかけるとプルプル震えるような状態になっていた。私らの前に立ってたにーちゃんなんて、立ってるだけで脚が震えるのを押さえようとしてたりするんですもの。そして、防災責任者と思われる人の話が長い。どうも、人前で喋っていると自分が何を喋っているかわからなくなってしまうタイプの人のようで、聞いてる方も何を言っているのかよくわからなかったりする。こういうのは自分でもわかるだろうから、避けるようにした方がいいと思うんだが、それでもやりたい人というのはいるのよね。オレなんて人前で喋りたい人の気持ちが理解できないんだが。
うう、Net MDだと音楽の「録音」ではなく、MDへの音楽データの「転送」が可能になり、最大24倍速でMDのディスクに録音できるのか。これが本来の姿だよなあ。何よりも音跳びとか音質の劣化がないのがいい。現在のシステムでのパソコンからMDへの録音は1回やってそれ以降使ってないのである。ツライ。世の中の動きは早いのであるなあ。
夕方から雨が降り始めたようである。今日は20時半まで仕事をしていたのだが、帰り際に家に電話をかけてみる。家の方では降ってないらしいので、迎えに来てもらうかどうかは最寄り駅に着いたときに判断することになる。駅から出たときにも小降りの状況である。電話をかけて「パラパラやから自転車で帰れんこともないと思うけど…」と言うと「シンジ(仮名)、もう行くつもりよ」と言われた。そういうことで、今日も車で迎えに来てもらうことになるのである。カミさんがビデオソフトを借りたいというので、待ち合わせ場所は駅前徒歩10秒のレンタルビデオ屋である。「はじめの一歩」の1巻があったので借りるようだ。これは、いつ見ても貸し出し中だったのである。人気があるんだなあ。
車に乗って走り出すと息子は「ぼく、あたらしいばす、みたん」と言う。詳しく訊いてみると、途中にある大型車両の整備工場に新型のバスが停まっていたらしい。その側を通るときには私の袖を引っ張って「ほら、みてや、みてや、みてや、みてや…」と大変である。通り過ぎると「おおさかしえいばすの、あたらしいばすやったなー」とか言っている。うーん、暗かったんで私はそこまで詳しいことはわからなかったんですけど。
家に帰って私が夕食を食べ始めると、カミさんは「はじめの一歩」を再生し始めた。なんか、息子は気に入ったようである。ファイティングポーズをとって両腕を振り回しはじめる。そのうちに、私に対して立ってファイティングポーズをとれと言い始めた。ファイトしたいのか。立ち上がってボディを突いてやると、私のボディにパンチを繰り出してくる押してくる。なかなかいいパンチだ。そのうちに、数メートル下がって、助走をつけて拳をぶつけてくる。ううむ、同年代の子供にそれをやっちゃいけないぞ。それは強く言いつけるのである。
「はじめの一歩」は2話入りかと思っていたのだが、3話まで入っていた。終わりだと思って落胆していた息子は大喜びである。キャーキャー言って喜ぶ。キミがこんな喜び方をするなんて珍しいね。そんなに気に入ったのか。ちょうど宮田君とのスパーリングが終わったところまでだったので、これだったら次も観ようという気になるよなあ。
「はじめの一歩」を3話分観ていたら遅くなってしまった。23時を過ぎて息子は眠いと言い出す。しかしカミさんは寝かせそうな雰囲気ではない。仕方がないなあ。歯磨きも入浴もまだなんだが、私が寝かせるか。生きて帰ってこれないような予感はあるが、人生にはそれでも行かねばならないことがあるのである。
▲10月17日(水)▼ →
6時半に目が覚めた。やはり昨夜は寝室から生還できなかったか。Webを巡回して日記を書いて上げると8時前である。妻子が起きてきた。シャワーを浴びることにする。これ以上身体を洗わないと自分が嫌いになってしまうからなあ。頭まで洗って出てくると8時半を過ぎてしまっていた。朝食を食べると少し遅くなってしまうな。
階上に上がって背広に着替えていると玄関のチャイムが鳴った。応対に出たカミさんから「新しいコが来たわよー」との声。FIVAが配送されてきたようである。週末とか言っていたらしいから早かったな…とか思ったが、入金して2日目の朝となるとそんなものか。
今日は帰りに「イリヤの空、UFOの夏 その1」を読み終えた。なんか、エヴァくさいんですけど(笑)。しかし『hpの誌面は20文字×28行の三段組みで、文庫のフォーマットで書いているときとは「呼吸」というか「間合い」というか、とにかく何か勝手が違う感じがして戸惑った』とは…そこまで意識して書いてるんですか。私ごときには想像もつかない世界にいるんだなあ。
しかし、リンクを張るためにYahoo!でエヴァを検索してみたのだが、エヴァの下にサブカテゴリができてるのね。こりゃスゴい。Yahoo!に登録されてるだけで数百サイトあるんですか。ネットワーク全体だと、いったいいくつあるのやら。
今朝も雨が降っている。強く降っている。今日もカミさんに駅まで車で送ってもらう。親子3人で車に乗り、昨夜バスが停まっていたところを通ると息子が「せいびかいそうや!」と叫んだ。確かに「整備回送」と書いてある。「見れてよかったな」と言うと「せいびかいそう、にかい、みたなー」と言って興奮している。こういうことで喜びを感じられるということは幸せなことであるな。そのうち、見るだけでは満足できなくなって形に残しておきたくなるんだろうけど。
夜になっても雨は止まない。家の最寄り駅から出ても、パラパラ降っている。今夜もカミさんに迎えに来てもらうのである。新しいパソコンはまだ箱を開けてもいないそうだ。自分で設定する気はないらしい。そういうことで私が死んだり二人がリコンしたりしたらどうするのかね。
家に帰り、私が食事、妻子が入浴を終えてFIVAの設定を始める。まずはカミさんが起動して利用者の登録とか何とか初期設定を行う。そしてまずは我が家の家庭内LANに繋いで前のFIVAからデータを引っ越しさせるためにネットワークの設定を行わねばならない。予備のLANカードとマニュアル、ケーブル、ドライバの入ったディスク、FDDを渡して自分で設定させる。しかし、OSがWindowsMeのせいか、どうもマニュアルに書いてあるのとは様子が違うようだ。何をやろうとしているのかを理解していればノープロブレムなんだけどね。けっきょく、最終的には私がやることになってしまう。OSが変わるたびに操作性を変えるのは止めてほしいもんだな。なんで誰も文句を言わないんだろう。
野次馬がうるさい。カミさんが狭いところでやっているので、トラブって横から手を出そうと思うと非常に無理な体勢になってしまうのだが、そこに割り込んでくるヤツがいる。こら、私が身体を支えている手に乗るんじゃない。体重をかけるな。鬱陶しいと言うとカミさんがなだめる。いつもと逆である。
新しいマシンに繋いだLANケーブルをハブに接続させる。これでコイツも我が家のネットワークの一員だ。前のマシンのハードディスクを共有して、新しいマシンから中を見ようとすると、前のマシンが見つからないと言う。見てみると、ネットワークには自分のマシンしか見えていない。そういうときは、物理的に繋がっていない可能性が高い…やはり、LANケーブルをカスケード用のポートに繋げていた。おい、そこは入れるところが違う。
ケーブルを繋ぎ直すと、家庭内LANに繋がっている4台のマシンがすべて見えるようになった。よし、前のマシンから必要なファイルをコピーしよう。ところが、前のマシンの中を見ようとすると、そういうマシンは存在しないと言われてしまうのである。ちゃんと表示されてるんですけど。どうしたんだろう。他のマシンの中は見える。そうすると、前のマシンの方の問題か。設定を確認しようとすると、いきなり青画面になってしまった。やはりコイツのせいか。さっそく再起動するのである。
無事前のマシンの中身が見えた。まとめてコピーを開始する。数十分かかるとか言っている。それでも、フロッピーでデータを移すことを考えると天国だよな。ネットワークは偉大である。その間に野次馬を片づけるか。かなり眠そうだし。息子を連れて寝室に上がるのである。
▲10月18日(木)▼ →
昨夜は息子と一緒に寝てしまったようである。起きられない。妻子が下りて行ってから起きる。カミさんは我々が寝てからも新しいパソコンをいじっていたようである。ネスケとかホームページ・ビルダーはコピーしたらそのまま動いたとか言っている。え、ネスケはともかくホームページ・ビルダーはインストーラがいろいろとシステムファイルを入れてたはずなんだが。まあ、使ってる本人に不満がなければいいか。ただ、ネスケのメール機能が使えないとか言っている。新しい利用者を作ってしまったな。利用者のフォルダを変更できないか、いろいろと調べてみたが見つからない。仕方がない、発想を変えてフォルダの名前を入れ替えるのである。
その他にもIEのプロキシの設定をしたりしていると朝食を食べ終わるのが遅くなってしまった。日記を書いているとさらに遅くなる。今朝も雨が降っているのでカミさんに車で送ってもらうのだが、更新を終わったときには息子を先に保育所に連れて行かねばならない時刻になっていた。今日はフレックスを最大限に活用することになるか。
今日から通勤中に「ほしからきたもの。 1」を読み始めているのだが、どうもノリが良くない。第一話を読み終えても設定が頭に入ってこない。キャラクターにも感情移入できないし。やはり直前に「イリヤの空、UFOの夏 その1」を読んでたからだろうか。次に笹本祐一氏の作品を持ってきてもこれだけ差を感じてしまうとは…恐るべし秋山瑞人!
今夜はけっこう早く帰れた。家に着くと息子は「はじめの一歩」のビデオを観ている。両腕を振り回したりしている。生兵法は大怪我の元だぞ。カミさんはネスケのメールで最近の受信メールが表示できないとか言っている。おかしいなあ、表示してるからには受信したらそこに追加してくれるはずなんだが。調べるためにinboxをテキストエディタで開こうとしたら止まってしまった。見てみると、33MBもある。こりゃ駄目だ。これが全部必要なメールだとは、とても信じられないんですけど。
今夜はカミさんが息子を寝かせてくれた。それほど眠くもない。ひととおりWebを巡回し、今夜は日記を上げてから寝るのである。
▲10月19日(金)▼ →
今日は昼休みに職場近くの本屋で「ストレンジ・ランデヴー」(平井和正:集英社文庫)を買った。この人はアッチの世界に行っちゃってから見捨ててたはずなんだけど(苦笑)、やっぱり私の青春だったからねえ。それに、カミさんと最初に会ったときにこの人と夢枕獏氏の小説の話で盛り上がったんだ。そういう意味では恩人でもある。ということで、「今の平井和正」を知るために買うのである。
今日は通勤中に「The Bodyguard」を聴いている。やはりWhitney Houstonの声はいいですなあ。それ以外の後半はあんまり大したことはないが。
家に帰ると妻子はテレビでやっている「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」を観ていた。予告編を観て面白そうだったので、テレビでやる前にビデオを借りてこようかと言っていたくらいなのである。なかなかショッキングな映像が続くので、息子は首をすくめたまま固まっていたりする。母親に「怖いんやったら父ちゃんにしがみついて観とき」と言われて私の膝の上に乗ってくる。しかし、体勢が苦しかったようで、すぐに自分の椅子に戻っていったのだった。
▲10月20日(土)▼ →
【注意】今日は下ネタがあります。
今朝も起きられない。妻子が出ていった後でダラダラと起きる。USBマウスでマウスポインタが動かないので、システムの状態を数ヶ月前のバックアップに戻そうかと思っていたのだが、昨日あたりから何とか動くようになっている。こういうのは困るよなあ。今日も自分のパソコンのデータをバックアップして用事を済ますと一日が終わる。今日観た「美姫PART6」(木原愛美)は良かったね。これもカミさんに貸すことにしようか。
カミさんがハリポタの予告編を観れないとか言っている。ううむ、どうもQuickTimeはウチの環境ではストリーミング再生ができないんだよな。ちゃんとプロキシの設定はやってるのに。プロトコルをHTTPにしてるのがいけないのかなあ。RealPlayerなんかだったらちゃんと再生できるのに。困ったもんである。仕方がないので、MOVファイルをディスクにダウンロードしてくることにする。JavaScriptとHTMLのソースを読んでファイルの在処を調べ、落としてくる。どうやらダウンロード可能な形式になっていたみたいだな。外国の映画会社はエライ。
動画ファイルが保存できたのはいいのだが、カミさんのマシンで再生するとマシンパワーが足りないようでカクカクしている。私のマシンで再生してみるか。カミさんの前のマシンが壊れ始めたときにバックアップ用の領域を私のマシンに確保してあるので、そこにコピーするように言う。しかし、「『容量が足りない』って言われたんだけど」と言う。そうか、ディスク・クォータで容量制限をかけてるんだった。カミさんの保存データはテキストが主なので30MBに制限していたのだが、この動画ファイルは20MB以上ある。こりゃダメだ。50MBに拡張する。しかし、それでも状況は変わらないと言う。エクスプローラを立ち上げなおしてもカミさんのマシンを再起動しても同じである。こっちの設定を調べてみると…あら、ディスクの制限を拡げても個人の設定は以前のままなのね。一人ひとり拡げてやらなきゃいけないのか。こりゃ大変だ。こんな仕様でちゃんと運用できるんだろうか。そういう作業をしているうちにカミさんは寝室に上がっていってお昼寝モードに入ってしまった。ふにゃふにゃ。
今日も息子を保育所に迎えに行った帰りにカラオケで歌う。カミさんは1時間半で一人150円という条件で契約したようである。それが可能ならこの形が理想だね。私も1時間ちょっとでノドが限界になってしまうし。しかし「君のために」(SAKURA)を歌おうとしたのだが…高い。当初は2度下げて歌おうとしたのだが勝負にならず、さらに2度下げて4度下でも歌えない。みんな、本当にこのキーで歌ってるのか。女性用の曲だからファルセットで歌ってるのかなあ。
カラオケを終えて食事に行く。近くの中華料理チェーンである。7時過ぎだったので混んでいるかと思ったのだが、駐車場は混んでいたもののすぐに席に着けた。そして新聞の折り込み広告についていた割引券を使ったので3人で腹一杯食って1500円程度ですんだそうである。なんか悪いような気さえするね。不況のせいかなあ。いや「当店の餃子は豚肉100%です」という張り紙がしてあったから、ひょっとすると狂牛病騒ぎのせいなのか。しかし、ちょっと前までは豚肉よりも牛肉の方が高級だったのにねえ。
なんか、カミさんが遊園地の無料券がばらまかれてるとか言ってるし、不況はなかなかに深刻なようである。遊園地なんかは特に苦しいだろうねえ。大きいのが2つも続けてオープンしたからなあ。事実、バタバタ潰れてるみたいだし。みんなどうしてあんなにギュウギュウ詰めになってまで皆と同じところに行くんだろう。私なんかはどんなに素晴らしいアトラクションがあっても並ぶのはイヤだけどなあ。むかしカミさんとディズニーランドに行ったときは1時間以上並ばされてかなり不機嫌になっていた記憶がある。並んだ結果が滑り降りてオシマイだったというのでさらに怒った記憶が…人の少ないところでまったりと楽しむのが通だと思うのだが、今どきそういうのは流行らないのかなあ。
家に帰ると急に腹が痛くなってきた。左下腹部に痛みが凝っているのでそれを出せば楽になると思うのだが、トイレで座ってもまったく出てくる気配がない。必死で腹を絞り上げても、ほとんど出ない。これは、腸がよじれているのか、腹筋を使いすぎたか…と思っていると出そうな雰囲気になってきたのでまたトイレに駆け込む。かなり出たが、まだ出きった感じではない。ずいぶん長く座っていたが、それ以上は出ない。息子がやってきてオシッコをするというので出る。そして再三トイレで長時間を過ごすのである。これはこのまま息子と一緒に寝た方がいいな。
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