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10月21日(木) 
職場からの帰りに環状線に乗っていると、懐の携帯がブルった。カミさんからである。どうしたんだろうと思って折り返しかけてみると、バファリンを買ってきてほしいという。もう20時過ぎだからなあ。薬屋なんて開いてるんだろうか。

最近はコンビニでも薬が買えるようになったという話なので近鉄電車から降りてコンビニに行ってみるが、さすがにこういう副作用が強そうな薬は置いていない。薬屋で説明をして売ってるとも思えないんだけどね。

学生街に夜中まで開いている薬屋があったのを思い出して行ってみる。歩いていると薬屋が閉まっているのが見えたので「ダメだったか」と思ったのだが、もう少し歩くと小さな薬局がなんとまだ開いていた。入ってみると、すごく雰囲気の暗いオバサンが出てきた。何か言っても反応がワンテンポ遅れる。大丈夫かいな。まあそれでも何とか購入することができた。600円ちょっと。価格としてはどうなんだろう。しかしどうも薬局の存在感が薄くて、店を出て歩き始めると「あの店の存在じたいが夢だったんじゃないだろうか」などと思ってしまって、ポケットの中の薬を手で確かめるのであった。

家に着いたときには妻子はすでに寝室に入ってしまっていた。背広をハンガーに掛け、洗面所でウガイをしてふと横を見ると、髪の長い女が恨めしげな雰囲気でそこにいた! 「ぎゃっ!」と思ってよく見ると、カミさんが寝室から下りてきていたのであった。うえーん、びっくりしたよー。

カミさんは私が買ってきた薬を飲むと、すぐに寝室に戻ってしまった。頭が痛いのでしょうか。

朝日に「グーグルPC内検索、悪用による個人情報流出懸念」という記事が。「パソコン内部を瞬時に調べる機能が第三者に悪用されると、重要情報が容易に盗み出されてしまうという懸念がある」ってアナタ、そんなもんちょっと考えりゃ分かる話だし、そもそも検索するための機能というのはそういうものだし、これがなくてもOSの検索機能を使えば同様のことができるじゃないですか。Googleの検索機能よりも遅いかもしれないが、ちゃんと狙いをつければそれほど時間はかからない。

それでOSの検索機能に対して懸念の意を今まで表わしてきたのかキミたち。便利な機能ができたら悪用も簡単になるのは当たり前じゃないか。まあその当たり前のことを分からない人に対して注意を喚起するのはべつにいいのだが、それがまるで製品に欠陥があるように読めてしまうのはいかがなものか。



10月22日(金)