ホーム目次日記2004年 > 3月下旬
[前の日記へ]
3月21日(日) 
最近息子が家の中で乱暴狼藉を働くため身体を動かさせてやらねばならないということで、今日は私が息子を大阪城公園に連れて行く。速く友達と遊べるようになってくれ。先週カミさんが長い滑り台があるということで緑地公園に連れて行ったのだが、長い滑り台なら大阪城公園にもあるぞということである。

私が息子を遊びに連れて行くときには電車で移動である。例によって彼は先頭車両のいちばん前にかぶり付いて前を見ている。以前は持ち上げてやらなければ前が見えなかったのだが、余裕で見えるようになっている。背も伸びたもんだなあ。JR環状線でも大阪城公園駅ではいちばん前で降りることになるので先頭車両に乗ったのだが、こちらの車両では前方を見る窓に届かないようである。しばらくは持ち上げて前を見せてやっていたのだが、さすがに25kgにもなっているのを持ち上げているのはツラい。負ぶって前を見せてやるのである。

大阪城公園駅で電車を降りたのだが、よく考えると子供用の遊具があるのは森ノ宮側だった。歩いて森ノ宮方面まで戻る。アホみたいである。まあ、息子には長時間歩いてもらった方が体力を消耗してくれるだろう。

子供用の遊具がある場所に着く。子供がいっぱいいる。やっぱり、休日には子供をタダで遊ばせられるところには、みんな来るんだな。さっそく息子は遊具に上ってゆく。それで、円形の鉄棒でチューブを作られた中を進んでいたのだが、前を進んでいた女の子が動けなくなってしまって、その後ろにいる彼も進めない状態になってしまった。彼は大人しく待っている。けっきょく、その子はお父さん(であろう人)が前方から迎えに来たのであった。父親も大変だ。

息子はいちばん高いところまでたどり着き、長い滑り台を滑り降りたのだが、1回やると満足したようである。もう遊ぶところが無いというので、公園内で開かれていた植木市などを見て回る。

そのうちに息子は腹が減ったと言いだした。ピザが食いたいと言う。彼は最近、ピザが食べたくて仕方がないようなのである。昨夜もカミさんが保管していたピザの折り込み広告を広げて眺めていたので、今夜は宅配を頼んで食べることになっていたくらいなのだ。ここに来るのも彼は気が進まないようだったのだが、「ピザが食べられるかもしれへんで」と言ったら来る気になったようなのである。それで、OBPまで歩くことにする。IMPには気軽にピザが食えるところは無かった。イタ飯屋には、あっても高価いだろう。

ツイン21に入ったところにあった「ブラスリー ライオン」という店のウインドウにピザがあるのを息子が見つけてしまった。もうここで食うしかないか。それで彼はミックスピザを頼み、私は玄米チャーハンというのを頼む。実物を見てびっくり。すごく量が多い。大皿にいっぱい乗っている。この値段だと京都じゃ定食も食えないんだがな。やはり数人で来て酒を飲みながらみんなで一緒に食べるための店なんだな。息子がピザを残したらどうしようかと思ったのだが、彼はほとんど食べてしまった。空腹にして長距離を歩かせただけのことはあったか。

帰りに息子を鶴橋駅にできたブックオフに連れて行く。彼は最初はつまらなさそうだったが、ドラえもんのコミックスがあるところを見つけてそこに連れて行ってやると、開いて読み始めた。そうすると、もう周囲は見えていない。ただひたすら集中して読んでいる。1年生で、もうそういうふうになっちゃうわけですか。誰に似たのやら。まあ、両親どっちに似ても同じだな。けっきょく、彼は1冊読破してしまったようである。欲しいものはないかと訊くと、のび太と鉄人兵団を選んだので買ってやる。私も自分の本を2冊ほど買い込む。親子で趣味が同じだということはいいことである。

近鉄のホームに下りると、息子は生ジュースを売っている店を見つけてあれは何かと訊いてくる。その場でジュースを作って売っているのだと説明して、飲むかと訊くと彼は飲みたいという。それで買って飲ませてやる。ずいぶん気に入ったようである。その後もずっと「おいしかったなー」と言っていたのであった。

帰りの電車の中で息子が「のび太と鉄人兵団」を読んでいると、彼の隣に座った若い女性が、彼の読んでいる本を覗き込んでいる。やはりファン層が幅広いんだなあ。私が子供の頃には「オバQ」とか「ロボケット」だったんだが。

家に帰っても息子は「のび太と鉄人兵団」を読む。エッチなシーンがあるといって喜んでいる。まあ、親に話せるうちはまだいいか。いくら最近の子供の発育が早いといっても、小学1年生ではまだ性の問題は切実ではないだろう。しかしカミさんによると映画を観たときもキャラクターが可愛いとか言ってたらしいし、彼女は「すでに2次元萌え?」と危惧しているのであった。



3月22日(月)