ホーム > 目次 > 日記 > 2003年 > 2月下旬
▲2月21日(金)▼ →
今朝もコタツの中で寝てしまっていた。4時頃カミさんが起きてきたのも居間の戸が開くまで気づかず、カミさんが上がっていってからも起きられず寝ている。寒いとかコタツの中だから寝返りが打てないとか歯を磨いてないので口の中が気持ち悪いとか思いながらも起きられない。けっきょく、妻子が起きてくるまでそのままなのだった。風邪を引いてなければいいが。
今日は通勤中に「HONEYFLASH」(SILVA:→【amazon】)を聴いている。以前書いたように有線放送で流れていた彼女の「water,flower」に衝撃を受けてシングルを借りて実力を確認して、それで買ったアルバムである。いやいや、ほんとにパワフルです。「Sachi」あたりを聴いていると、このアルバムを買ってすぐの時期に聴きながら出勤してた頃の記憶が蘇ってくるのである。あれは暑い頃だった、とかいうことまで思い出してしまうのだ。なんだか浮き浮きするんだよな。
昨日メールボックスを開けてみると「LinkShare(三井物産)」というところからメールが来ていた。エプソンダイレクトのアフィリエイト・プログラムの仕組みはここが提供しているようなのである。メールの内容は以下のようなものであった。
LinkShareでは、登録希望サイトに関しまして「ECサイトのパートナー」
との観点から、一定の審査を行わせていただいております。
弊社側の審査の結果、誠に残念ながら、本ネットワークへの登録を
見送らせていただくこととなりましたので、ご通知いたします。
かなりショックであった。ダメもとで申請したから最初にこのメールが来たなら「やっぱりダメだったのね」で済んだと思うのだが、まずエプソンダイレクトから「審査の結果、提携申請を承認させていただきました」というメールが来ていただけにショックは大きかった。何が問題だったんだろう。やっぱり「ECサイト」じゃないといけなかったんだろうか。成功報酬型なんだから、自らそんなに間口を狭めなくてもいいと思うんだがなあ。何だか不透明で納得いかない。まあ、ウチのサイトもそんなに立派なものじゃないしアクセス数も少ないから、傷口を再度えぐられる危険を冒して問い合わせてまで理由を知ろうという気はないんだけど。
▲2月22日(土)▼
今朝もコタツに入ったまま倒れていた。もう週末になると眠くなってしまったら寝室に上がる余力も残っていないということなのか。妻子が起きて下りてくるが、体調が私にそのまま起きていることを許さない。今日はカミさんと一緒に「二つの塔」を観てから仕事に行こうと言っていたのだが…今週の予定も机上の空論であったか。寝室に上がって布団に潜り込む。
カミさんがセットして行った目覚ましの音で目が覚めた。12時である。雨が降っている。ダラダラと起き出し、自分の用事を開始する。カミさんが映画から帰ってきて車で送ってくれると言っていたのだが、用事を終えて居間に上がってゆくと彼女はコタツに入って眠っていた。やはり3時間の長丁場は応えたようである。疲れているようなので、そのまま寝室に追い立てる。歩いて出勤することにしよう…と思っていたのだが、彼女が「『おやつ迎え』言うてたんやけど、シンジ(仮名)には泣いてもらうしか…」と言うのを聞いて気が変わる。土曜日は子供が少ないので、暗くなってから迎えに行くとベソをかいているそうなのである。それは可哀想だな。それなら、私が迎えに行くことにする。彼を連れて帰って、カミさんが息子を迎えに行くつもりで起きたときにその代わりに私を送ってもらえばいい。出勤するのは夕方からになるが、そのぶん私が遅くまで頑張れば済むことだろう。
雨が降っているので、息子の分の傘も持って保育所まで歩く。息子は教室の中から私を見つけると、遊び道具の後片付けもそこそこに駈けだしてくる。おいおい、挨拶くらいしてこいよ。傘を差すのも指示してやれば自分でできるようになっている。ほんとにいろんなことができるようになったなあ。親子二人、傘を差してのんびりと帰るのである。
家に帰り、私は起きてからまだ何も腹に入れていないことに気がついた。先日帰りにスーパーに寄ったときに買ったカップラーメンを作って食べる。「具材自慢 五目拉麺 醤油味」という製品だったのだが、スープに野菜の味がよく出ていて旨かったので先日買ってきたミニラーメンを湯で戻して麺だけを追加する。息子と二人でカップラーメン1個というのはさすがに少ないからな。
しかし、このラーメンのスープは旨かったね。安売りでも1個100円というのは、かなり金を掛けて作っているんだろう。インスタントラーメンのスープというのは、制限は多いが(いや逆にそれだからこそ)世界中で最も多くの資金と才能とノウハウを注ぎ込んでデザインされている味なのかもしれない。
17時を過ぎてカミさんが起きてきた。寝過ごしたと思って慌てて起きてきたようである。しかしかなりキツそうだ。息子は帰ってきているので、またそのまま寝ていただくことにする。カミさんの体調不良なら仕事を休む(というか、休日出勤をしない)のも仕方ないか。
私の両親が孫にランドセルを買ってやると言っているので、明日買いに行くことにして電話で打ち合わせる。どこで買うかは向こうも決めていないようである。カミさんはトイザらスが安いと言っているのだが、ウチの近くの店まで来てもらうのは70過ぎの夫婦には大変なのでインターネットで両家の中間にある店舗を検索する。インターネットは便利だ。こんな真夜中にも店舗情報を知ることができる。明石駅近くに店があるようなので、そこで買うことにするのである。
▲2月23日(日)▼ →
隣で息子がゴソゴソしだしたので目が覚める。起きるか。今日は私の両親と息子のランドセルや学用品を買いに行くために出かけるのである。もう彼は食事の用意をすればあとは自分一人でやってくれるので楽だ。早く食事の用意も自分でできるようになってくれよ。
息子を私の運転する自転車に乗せて地下鉄の駅に向かう。彼には自分で移動してほしいのだが、それだと疲れて帰りが大変だろうとカミさんに言われたのである。地下鉄では先頭車両の一番前の席に陣取って、ずっと前方を見ている。やはり子供はこういうのが好きだねえ。
阪神電車に乗り込むと、なんだか酸っぱいような匂いがする。座席の周囲に吐瀉物などがないことは確認して座ったが、あんまり気分のいいものではない。そのうちに駅員さんと車掌さんらしき人が入ってきて話をしている。やはりこの臭気はチェックに引っかかっていたようである。けっきょく原因物質は見つからず、「焦げ臭い匂いじゃないからいいか」ということになったようである。
山陽電鉄明石駅の改札で私の両親と待ち合わせ。電車の中で息子がノドが渇いたとか腹が減ったとか言っていたので中華料理屋で昼食。息子は例によってラーメンを頼んだのだが、周りからいろいろと分けてもらって食べている。けっこう腹は減っていたようだ。
そしてそのまま同じビル内のトイザらスに入る。入り口のところにランドセル売り場があった。カミさんは軽いものということで750gのものを買ってくるようにという指示だったのだが、730gの製品がある。これを買うことになるかな。私の母は肩ひもが気に入らないようだったが、他の製品と値段も変わらないし、軽いのが正義だということで決定するのである。
続いて文房具を選ぶのだが、商品配置の規則性がよくわからないし訊ける店員もろくにいないので、私の親は怒っている。店員を少なくして人件費を抑えてるんだろうけど、これじゃいかんでしょう。やっと見つけた店員に訊いても、ろくな商品が揃っていない。とくに文房具はあるにはあるが、実用的なものはほとんどない。やっぱり所詮オモチャ屋か。
とりあえず買えるものだけ買って精算することにする。祖父母が孫にに何か欲しいものはないかと訊くと、袖を持って引っ張ってゆく。長さ1メートル近くの箱に入った台でビリヤードとかボウリングとか10種類のゲームができる遊具が欲しいそうである。おいおい、それを誰が持って帰ると思ってるんだよお。
けっきょくトイザらスの文房具の品揃えが乏しくカミさんに指示されたもののいくつかが買えなかったので、同じビルの中にある文房具屋に行ってみる。そこにはケバケバしいキャラクターものじゃなくて、ふつうに勉強に使える文房具が揃っていた。こういうのが欲しかったんだよなあ。その店で、ランドセルが1万円以下で売っているのを見つけてしまった。トイザらスの三分の一近くの値段である。それほど重くもない。私の両親もこれにはショックだったようだ。「うちの近くでも2万円以上してたし、見なかったことにしよう」とか言っている。文房具の品揃えも豊富だし整理されているから見つけやすいし、最初からここに来ればよかったねえ、とか言い合うのである。
トイザらスで買ったランドセルは大きなビニール袋に入れられているのだが、その持ち手が伸びて細くなり指に食い込んで痛くなってきた。トイザらスは何でもかんでもビニール袋に入れるからなあ。そのあたりでコストを抑えてるんだろうけど、それであの値段なのはいかがなものかと思ってしまう。まあ、アメリカだと車で買い物に来るのが前提だから、それほど長時間持ち歩かないということなのかもしれないが。それでもアメリカ流をそのまま踏襲ではイカンと思うんだがねえ。
買い物を終えた時点で16時である。みんなでアイスクリームを食べる。息子はかなり疲れたようで、眠そうにしている。しかし、ここまで来たついでに私の弟が勤めている眼鏡屋に行くことにする。最近、右目が見えなくてパソコンの画面に焦点が合わなくなってきているので眼鏡を作りかえたいのである。あんまり早く息子を連れて帰るとカミさんが疲れるだろうしね。まあ、ついでと言っても特急と普通電車を乗り継いでいかなければならないのだが、あらためて大阪から行くことを考えると近いものである。
弟の勤めている店に行って視力のチェックを行う。最近は検眼もIT化が進んでいるのだな。検眼台の机がディスプレイになっていて、そこに表示される値をマウスでクリックしながら測定値を入力してゆくのである。検査の結果、右目の遠視が進んでいるということであった。右目でパソコンの画面が見えなかったのはレンズのコーティングが剥げたせいだけではなかったのか。現在の眼鏡では、右目で遠方、左目で近くを見るようになっているんだそうだ。言われてみると、たしかに遠くは右目の方がよく見えている。それで、パソコン画面や本を読むのにチューニングすると遠くが見えにくくなるということである。仕事用と外出用を作って掛け替えるのも面倒臭いしなあ。ということで、遠近両用を作ることにする。また一つ老化が進んだということだな。
弟は、今月の予算は達成できそうなので支払いは納品時でいいと言う。まあ、予算達成の目処がついたら動かせる売り上げは翌期に回すというのはウチの業界でもよくあることだ。私がすぐには取りに行けないので、その間は彼が立て替えることになる。内部の経理処理は任せるから先に金を渡しておこうかと言うと、この場でそれをやるのはマズいと言われてしまった。まあ、言われてみればそれは店の売り上げを一時的に着服することになると言えないこともないな。
眼鏡屋の近くにあるスーパー内のレストランで夕食を食べて私の両親と別れ、息子と電車に乗って帰る。車内で寝てしまうかと思っていたのだが、先頭車両の一番前に乗ると前方をずっと見つめ続けている。夜だから単調なものしか見えないと思うのだが、彼にとってはそうでもないらしい。私の方が眠くなってきて、少し眠る。
大阪に着くと息子は元気になる。乗り換えのために地下鉄の駅構内を歩いているときでもスクワットしたりしているし。最寄り駅から出ると、私の前をパタパタと駆けてゆく。疲れのピークは過ぎたか。家に着いたときには22時過ぎ。そのまま息子を風呂に放り込む。はあ、疲れた。歩き回ってる分だけ、仕事よりも疲れたような気がするな。
▲2月24日(月)▼ →
22時過ぎ、職場で仕事をしていると携帯に電話が入った。カミさんからである。携帯よりはPHSにかける方が電話代は安いはずなんだがな。電話の内容は、今夜は帰ってくるかどうかの確認であった。土曜日に休んだので今日は帰れないかもしれないと言って家を出てきたからだな。帰れることは帰れるが、0時過ぎになると告げる。彼女は体調が悪いので寝ててもいいかと言う。まあ、毎日毎日午前様の亭主を待つ妻も大変だろう。ウチはまだ夜型家族だからいいんだが。
そのうちに息子も夜更かしするようになるんだろうな。そういえば私が高校生で弟が中学生の頃、毎晩遅くまで明かりが点いているので近所の教育熱心な親は我が家を指さして「あそこは毎晩2時過ぎまで勉強してるんやで」と言っていたらしい。いやー、兄弟揃って勉強なんか全然してなかったんですけど(笑)。本ばかり読んでたな。30年前というと、当時はパソコンもゲーム機もビデオさえもなかったし。
今夜も23時まで仕事。駅前のコンビニでマンガ雑誌の新刊に一通り目を通し、駐輪場に向かって歩き始めて気がついた。今朝は雨が降っていたのでカミさんに駅まで送ってもらっていたから駐輪場に自転車は置いてないのである。それを思い出せばこの駅で降りずに家の最寄り駅まで乗っていけばいいだけの話なのだが、それができないのが老化現象であろう。もう0時過ぎだ。電車などあるわけがない。家まで15分の道程を歩いて帰ることになる。鞄を背負い早足で歩いていると、体内が熱くなってきた。かなり気温は低いはずなのだが。
しかし、いつもは自転車で走っている道を自分の脚で歩いていると、歩行という移動手段がいかに効率が悪いかを嫌というほど感じる。速度も遅いし、滑らかな運動でないので足と地面が接触するたびにエネルギーをロスする。なんで人間というのは車輪による移動がオプションなのだろうか、と不条理に感じるのである。
▲2月25日(火)▼ →
今朝もコタツの前で気を失っていた。今回は3時頃に気がついたが、座椅子に座ったまま脱力していたので首が痛い。週末にもなっていないのに起きていられないとはなあ。何とか歯を磨いて布団に潜り込む。
今日は通勤中に「Spinning」(中西圭三:→【amazon】)を聴いている。次から次にメロディを取り出してみせる手際は相変わらずだが、ちょっとデビュー当初の新鮮さが薄らいできてるかな。それでいろいろと変えてみようとしてるところは見える。「次の夢」に小田さんがコーラスで参加していたり、「What I Do For Love」などはPeabo Brysonとデュエットしていたりする。これはなかなかスタンダードな作りでよろしい。けど、最後の「星に願いを」でジャマイカ風のバックヴォーカル(っていうのかな?)が入っているのはイヤンな感じ。
そして、往きの電車の中で「2000年のゲーム・キッズ 」(渡辺浩弐:幻冬舎文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読み終えた。ショートショート集であるが、各作品の冒頭にちょっと前ならSFで描かれていたような技術の現状について紹介するコラムがあり、その技術をテーマとして描かれているのである。SFのガジェットが現実になってきて、それをまたネタにしてフィクションを描くというのは、なんだかイマ的な倒錯した感覚がありますな。続けて読んでいるとシチュエーションを無理矢理ひっくり返す手法が繰り返し使われていたりするのでネタが割れているところもあるのだが、1話ずつ連載されていたら毎回楽しみだったろうと思いますねえ。
おお、これはスゴい。「体温だけで通信を実現する情報通信端末」ですか。まあ、本来こうじゃないといけないんですけどねえ。今のキカイは電気を使いすぎです。
なんか、最近のスパイウェアはスゴいことになってきているらしい。そういう記事を読んでちょっと不安になり、「Spybot - Search & Destroy」というフリーの駆除ソフトを入れて使ってみる。前回「Ad-Aware」というのを使ってイマイチ使い方がよくわからなかったのだが、このソフトは日本語に対応しているし機能も上らしい。メインのマシンに入れて実行してみると、いくつかスパイウェアが検出され、無事に退治することができた。こっちの方が使いやすいな。
▲2月26日(水)▼ →
今朝もコタツの中で寝てしまっていた。3時過ぎにカミさんが下りてきたので目が覚めた。なんとか歯を磨いて寝室の布団に潜り込む。もう、眠気に耐えられないようになっているのか。
今日は「ひとりぼっちの宇宙戦争」(森下一仁:スーパークエスト文庫:→【amazon】)を読み終えた。藤子・F・不二雄氏の同名のコミックのノベライズである。私の記憶にある原作とはかなり異なっているような気がするのだが、見事な青春小説になっている。今まで読んだこの人の作品はどうも「甘い」印象があったのだが、この作品は冒頭から緊張感があり、次はどうなるのだろうかと思いながら次々にページをめくらされてしまう。SFとしても、かなり練られているように感じる。それほど期待せずに読み始めたのだが、なかなかよい作品でした。
スゴいぞ、デアゴスティーニ。雑誌の付録にロボットをつけてしまうとは。これは絶対に買うよなあ、ふつう。
黒人、アジア系などに効くのに全体として有意差はなかったということでエイズワクチンが認可される可能性はほとんどなくなったって、それは人種差別じゃないの? 理由は分からなくても特定の条件を満たせば効くんだったら認可すべきだと思うんだがなあ。何だか納得がいかない。これがヨーロッパ系にだけ効くんだったらこういう扱いになっただろうか。
明日は人間ドックに入るので今日の夕食は早めに済ませなければならない。当然そんな時間には帰れるわけがないので職場近くで食べることにする。職場近くになか卯ができていたので行ってみる。牛丼と味噌汁と漬物で440円。デフレ様々である。毎日これなら飽きるけどね。それに、どうも吉野家の方が肉もタマネギもジューシーのような気がする。安い材料を美味しく食べられるのが牛丼の素晴らしさだが、材料の安さを客に感じさせてはいけませんな。ついでに、ジュンク堂に寄って「導きの星 3」(小川一水:ハルキ文庫:→【amazon】:→【bk1】)と「忌まわしい匣 」(牧野修:集英社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を買う。この2冊は出たら買うべきでしょう。
先日調べてみたら知らないうちにスパイウェアを仕込まれていたので、フリーのパーソナルファイアウォール(Sygate Personal Firewall)を入れてみる。知らないプログラムが勝手に通信にしないように監視するのである。英語版だが、インストーラを実行したら何の問題もなくインストールされる。そして再起動すればもうタスクトレイ上で動いている。システムが重くなったようにも感じない。なかなかいい感じである。自分のパソコン上でプログラムが外に向かって通信しようとすると、ダイアログで警告してくれる。それで通信するのを許可するときは「Yes」をクリックすればいいのである。次回以降もそのプログラムが通信するのを許すのであれば、ダイアログ左端のチェックボックスにチェックして「Yes」を選べばいい。簡単である。
▲2月27日(木)▼ →
今日は人間ドックに入るのである。いつもはフレックスタイムを利用して10時に職場に着けばよいように家を出るのだが、今朝は9時に診療所に入らなければならない。1時間早く家を出る。そして1時間早い電車に乗ったのだが…混んでいる。いつもは余裕で本を読めるのだが、今朝はかなり気を遣いながらスペースを作って読まねばならない。ううむ、これはストレスが溜まるなあ。定時に出社してる皆さん、ご苦労様です。
今日は通勤中に「Tug Of War」(Paul McCartney:→【amazon】)を聴いている。たしかこのアルバムは20年くらい前、最初のCDプレーヤーを買ったときにオマケでもらったものだ。当時はソフトも普及してなかったからデモ用にメーカーからCDも配られてたのをオマケにくれたりしたんだな。今はみんなCDを持ってるから、べつにソフトをつけなくても売れるんだろうけどね。当時はソフトも高価かったし。で、この作品の内容としては、かなり肩の力を抜いて作られているような気がする。そんなにシャカリキにならんでもいいだろう、という感じだ。まあ、ビートルズがデビューしたときにはあれだけ荒々しかったんだからなあ。…とか思って調べてたらこのアルバム、ジョン・レノンが亡くなった直後のアルバムなのか。そうか、それでこういうノスタルジックな空気を感じるんだ。
人間ドックでの検査の内容は例年通り。しかし、今回のバリウムはマズかった。濃度が一様ではなくて、薄いところは水みたいだし、濃いところは味がついてないのである。どうもうまく混じってないようだ。コップに入れる前に検査技師の人が白いポリタンクを持って振っていて「大丈夫かいな」と思ったのだが、大丈夫じゃなかったということか。
検査を終えて支給された食券で軽食を食べ、体力測定までの間に時間があるので本屋に入り、「誘惑女子寮」(横溝美晶:徳間文庫:→【amazon】:→【bk1】)を買う。エロ小説なのであるが、帯の「下半身はいやらし系」というベタなアオリが目に入ってパラパラと読んでみたらなかなかいい感じだったのである。だいたい私はそのへんに大量に溢れているエロ小説では勃たないのよね。どう言うべきなのかな、スポーツ新聞に載ってるみたいなオッサン好みの作品はダメなのである。どこがイヤなのか自分でもうまく説明できないんだけど…ヒネリも何もないのがイヤなのかなあ。
ここ数年、毎年オプションの体力測定を受けているのだが、そこで筋力の衰えを実感する。ほとんどの種目の成績がA〜Eの「C」(それも下限ギリギリ)なのである。歳相応の体力になってしまったということだな。4年前は体力年齢が実年齢より9歳若かったんだけどなあ。40歳を過ぎてガクッときたなあ。
そして最後に医者との面談である。最近カミさんに「痩せた」とか言われていたのだが、なんと体重が増えているそうなのである。これは意外だったな。自分でも腕が細くなったと思ってたし。体重が増えて筋力が落ちているということは、いわゆるひとつの中年太りというヤツなんだな。なんか最近地下鉄の階段を上るのがキツいので筋力が落ちたなと思っていたのだが、体重が増えたせいもあったのか(苦笑)。
帰りは大阪駅前ビル地下の古書店街に寄って文庫本を何冊か買い込む。これからしばらく仕事が忙しくなって日記のネタが通勤中に聴く音楽と読む本くらいになってしまいそうなので、短編集を中心に購入する。とかいいながら、「バトル・ロワイアル」の上下巻セットを買ってしまったりしたのだが。
家でバリウムは出したくないので、今日も23時まで仕事。以前我が家のトイレでバリウムの大きな固まりを産み落としてしまって、それが便器の底に沈んで流れなくて往生したことがあるのである。ああいう思いはしたくないからな。会社の指示でバリウムを飲んでいるわけだから、そういうのは会社のトイレで出さなければ。
今日は朝食抜きで昼食も軽食だけだったので、夜は昨日に続いて職場近くで外食する。昨日なか卯で食べた牛丼が少し物足りなかったので少し遠いが吉野家に行ってみる。こっちにはけんちん汁もあるしね。なか卯の味噌汁も旨かったが、やはり野菜を煮込んだ味が嬉しい。牛丼もやはりこちらの方が美味かった。まあ、あくまで私の好みだが。
先日、我が家のプロバイダからwebにアクセスすると「プロキシサーバの設定を外すように」という画面が出るようになった。そこで指示通りに我が家のプロキシサーバがインターネットに接続するときのプロキシの設定を外したのだが、それからMozillaで下記のようなエラーが出るようになった。
Problem Report Access denied to system because of URL Filter Configuration.
Message ID FILTER_DENIED
Problem Description Your system was configured to deny access to the requested URL.
Possible Problem Cause Request denied, as specified in the local filter list configuration.
Possible Solution Contact your network support team if this problem persists.
どうも原因がよくわからなかったのだが、検索していろいろ調べていたらプロキシサーバソフトの「BlackJumboDog」を使っている環境でHTTP1.1を使用するとうまくいかなかったような記憶が…(最新バージョンではどうなってるか知らない)そこで、「接続の持続(keepAlive)を有効にする」のチェックを外すと見えるようになったのであった。
IEでもGoogleの検索結果画面でリンクをクリックすると、リンク先はちゃんとそのサイトを指しているのに、そのページが見つからないというメッセージを何故かGoogleが出したりしてたんだよな。そういうことで、IEも「HTTP1.1を使用する」のチェックを外すのである。やはりこれで直った…と思っていたのだが、何度かやっているとまた同じ状況になってしまう。ううむ、違ったか。この辺がクサイと思うんだがなあ。
▲2月28日(金)▼ →
今日は通勤中に「SAY GOOD-BYE」(吉野千代乃)を聴いている。これが私が最初に買ったこの人のアルバムである。これも貸しレコード屋で借りて良かったので自分で買ったアルバムである。どの曲も捨てがたい。このアルバムが良かったからその他の作品も買って、それらも一定の水準をクリアしてるから彼女のアルバムを何枚も揃えることになってしまっているんだな。でも、いま改めて聴いてみると、かなり線が細いような気がする。まあ、歳を取ってだんだんと黒っぽいヴォーカリスト好みになってきてるからなあ。人間は変わるものである。
しかし、まさか本当に「自らの左腕にチップを埋め込み、センサーと神経をつないで義手を操作するという実験」をする科学者がいるとは。世界はスゴい。その上それを取材してる記者が『死霊狩り』とか引用してるし阪大のウェアラブルコンピューティングのセンセイまで出てくるし、なんて濃ゆい世界なんだ。
しかも、デアゴスティーニが出す雑誌の付録に付いてくるロボットははこのイギリスのサイボーグ博士が開発したらしいしなあ。最初にこのニュースを知ったときには毎号ちがうロボットがついてくるのかと思ってたんだが、全60号で完成ですか。さすがにそうでしょうなあ(常識で考えろ)。「最終完成形(第60号)にたどり着くための購読料は7万860円に及ぶ」とか書いてあるが、しかしそれでも買ってしまいそうだ。
イギリスで創刊号が45万部、ドイツで30万部以上を売り上げたらしいからなあ。日本だったらもっと売れるんじゃないか。しかし、「サイボット同士でコミュニケーションを取ったり」できるようになるということは、それが100万台もネットワークを形成したら知性が発生する…とかいう構想だったら怖いなあ。
今日も23時過ぎまで仕事。家に帰ると2時近く。飯を食ってパソコンをいじってたりすると3時過ぎになる。もう意識があるのやら無いのやらわからない。今夜は何とか歯を磨いて布団に入れたのだった。
[ホーム] | [日記の目次へ] | [次の日記へ]