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3月1日(土) 
今週もカミさんは土曜日に仕事が入っているので、早起きして娘を保育所に連れて行く。今日は息子も将棋教室に行くから一人で自由な時間が過ごせるはずなんだが、ニコニコ動画Vocaloidの歌うオリジナル曲を聴きながらダラダラと過ごしてしまう。息子にこんなのを観てるのはオタクだと言われてしまう。失敬な、とか言うと「友達のお父さんは誰も見てないで」と言われてしまった。オタクだけが見てるんじゃ、100万回も再生される作品なんて出てくるわけないでしょ(でも、いちばん好きなのはこれ)。きっとこの校区の住人はITリテラシーが低いんだよ。失礼しちゃうわ。

オリジナルではないが、これはすごかった。コンピュータがこんなに自然に歌う時代が来るなんてねえ。チューニングすれば、ここまで追い込んでいけるのか。そして逆にいかにもコンピュータが歌っているという感じだがこの曲が面白かったので家族に聞かせると、みんなハマったようである。

今夜は外食をしようかと言っていたのだが、私がスーパーで買ってくることにする。遅い時間帯だったので1人あたり400円程度ですんだ。これから物価が上がりそうだから節約しないとね。

「ロボット兵器、武装集団が使う日も遠くない」というニュースが。由々しき事態ですなあ。趣味でやってることや技術の進歩が、こういうことに加担することになるなんて。



3月2日(日) 
3時過ぎに息子をオシッコに連れて行ったときにもカミさんはまだ寝ていなかった。そんなに遊んで大丈夫なんだろうかと思っていたのだが、朝になると彼女は先に起きていった。寝たときは一緒の布団に入った息子がトイレから帰ってきて自分の布団に入ってしまったので寒い。それで、娘を自分の布団に連れ込んで寝る。そうしていると、カミさんが上がってきた。熱があるという。遅くまで起きていたからじゃないの。東京まで日帰りした直後だし。

私は11時頃に起きたが、午を過ぎても娘が起きてこないので、洗濯物を干しに行く。寝室に入ったときには二人とも寝息を立てていた。洗濯物を干してベランダから戻ると娘は起きていたので、連れて下りる。

今日は子供たちが2人とも家にいるのでその相手。娘が外に出たがらなかったので助かった(それでも夕方には家の前のブランコに乗りたいと言って出ていったが)。家の中にいると彼女は私の横に来て「たべもんのうた、みいひんの?」とか訊いてきたりする。何のことかと思ったら、この曲のことだった。キミも気に入りましたか。

カミさんが寝込んでいるので、今夜も私が夕食を買いに行く。息子に寿司を買ってくると言って家を出たのだが、魚屋に着いたときには遅かったようで寿司はなくなっていた。仕方がないので近くのスーパーに行くが、そうそう前回のように掘り出し物はない。また別のスーパーに行き、3割引の雛祭り用ちらし寿司で妥協する。この店はダイエー系だからそれ以外の商品はそれほど安くないので、また別のスーパーに行ってカミさんのためのプリンとかうどんを買う。

買い物の途中で家の財布を忘れたことに気づいて(オレはサザエさんか?)家に戻るとカミさんが起きていて、母親の実家に行った娘が向こうで夕食を食べることになったとか言っている。えーっ、家を出るときに夕食の用意ができたら電話するように言ってたじゃないか。仕方がないので息子と2人で夕食を済ませ、余った分は明日食べることにする。

「インドの女性が列車のトイレで出産、赤ちゃんは線路に落下」というニュースが。「インドの列車に装備されているトイレのほとんどは、汚物がそのまま線路に落とされる仕組みになっている」ということだが、昔の日本でもそうだったよな。子供の頃、親の実家に帰るため乗った寝台車のトイレから線路が見えたし市街地では使用しないように書いてあった。(今でもその車両が走ってるんじゃないか)。以前、日本でも新生児が線路に落下したニュースがあったような。



3月3日(月) 
カミさんの体調が悪いので今日は出勤前に娘を保育所に送っていかねばならないのだが、あいにくの雨である。自転車に傘を装着して家を出る。傘が邪魔になって狭い道は走りにくいので「広い道行こか」と言うと娘は「ひろいみち、しってるで」と言ってナビしてくれる。途中で「みぎ」と「ひだり」を言い間違えたのはご愛敬だな。

今日はカミさんが風呂に入れないので21時前に家に帰る。土産を求めて出てきた子供たちには、発注元からもらったパッケージソフト販促用のノートを渡す。娘は「うれしー」と言いながら居間に戻り、母親に報告しているようである。そういう行動をされると、また持って帰ろうという気になるなあ。息子はそういうことはしなかったんだが、やはり2人目の子供は世渡り上手なんだろうか。

今日は近所にあるスーパーの特売日なのだがカミさんが行けなかったということなので、私が買い物に行くことにする。1リットルの紙パック4本とサラダオイルの大ボトルを入れると買い物カゴが重い。カートを使うべきであったか。それでもカップ麺が71円だったので10個も買ってしまう。小麦がまた値上がりするし、最近はスーパーでもふつうに買うと150円くらいするものだからね。

家に戻ってすぐ娘を風呂に入れ、食事をしたら行くからと言い含めて寝室に上がらせる。狼と香辛料を観ながら夕食を終えると23時を過ぎていたのだが、まだ階上から物音がする。こりゃ上がらなくちゃいけませんか。

上がってみると、二人とも布団の中のようである。眠っているのなら下りようかと思ったら、娘が布団の下から這いだしてきた。けっきょく、彼女と二人で私の布団に入り、出題を要求されたり身体を擦らされたりするのである。



3月4日(火) 
今日は朝から半日、セキュリティ関係の講習会があるので早起きしなければならない。昨今はこういう余分なコストをかけなきゃいけないのか。厭な世の中になってしまったもんだなあ。それで息子と一緒に家を出る。最初は手が冷たいというので手をつないでいたのだが、学校に近づくと放してくれと言う。やっぱり父親と手をつないで登校するのは恥ずかしいらしい。

かなり長い間、通勤時に音楽を聴いていなかったのだが、ニコニコ動画に上がってるVocaloidの曲で気に入ったものをmp3プレーヤーに入れて聴くことにした。権利権利でガチガチの音楽はもう聴きたくないのである。

そういえば、ここしばらくCDは買うどころか借りてもいないな。面倒臭いし高価いし、それに何よりも自分の稼いだ金がJASRACに渡るのは腹が立つ。べつに売ってる音楽を買わなくても、これだけのレベルの曲が揃ってれば問題ない。「金儲けのための音楽」よりも「聴いてもらうための音楽」の方が好感が持てるしね。べつに音楽で身を立てることを否定するわけじゃないが、現状では中間搾取が大きすぎる。既存の枠組みに関係なく、本当にクリエイトしている人に直接対価を払える仕組みがあればそれが理想なんだが。



3月5日(水) 
今朝は家の外が明るいので暖かいかなと思ったのだが、外に出てみると氷のような冷たい風が吹いている。2月でもこんなに冷たい風が吹くことは滅多になかったぞ。

出勤時に京橋のダイエーが開いているようになったので会社に行く途中で緑茶のペットボトルを買うようにしているのだが、今週あたりからダイエーのプライベートブランドの商品が無くなっている。2リットルで148円だから愛飲してたんだがな。

今朝、店員に訊いてみると(「プライベートブランド」という言葉が通じなかったよ。ギョーカイの人なのに)、PB商品はイオンのトップバリュに統合するんだそうである。そういえば、ダイエーはイオンに買われたんだったっけ。べつに規模拡大によるコスト削減で値段が上がらないならそれでいいんだが、商品の供給は止めないようにしてほしいもんだな。けっきょく一昨日に続き、178円の「伊右衛門」を買って出社するのである。

しかし、「伊右衛門」にしてからお茶の消費が多いような気がする。やはり味が違うのだろうか。それほど違っているという感覚はないのだが、無意識のうちに感じているのかも。



3月6日(木) 
昨日から通勤時にはニコニコ動画に上がってるVocaloidの曲で気に入ったものをmp3プレーヤーに入れて聴いている。やはりあれだけの数の中から無数のユーザーたちによって選び抜かれてきた作品だけあって、どの曲も素晴らしい。少なくとも、そこいらの「商用アーチスト」のアルバムに入っている曲の平均よりは明らかに上だ。

初音ミクの曲に関しては、「パソコンの中にまっさらな状態でやってきた歌を歌う女の子」「最初は下手だがオーナーと努力することによって向上していく」というようなコンセプトが共有されていて、なかなかいい感じである。まあ、最近はこの曲のようなふつうの女の子(しかもツンデレ←ふつうか?)が主人公の歌も出てきてるんだけど。

帰りに鶴橋のブックオフでカミさんが読みたがっていた本を見つけた。電話すると確保するよう指示されたので購入する。いつもなら多少時間がかかっても確実に座れるルートで帰るのだが、電話して現在位置を知られてしまったため帰宅がカミさんの予想時刻より遅くなると怒られそうなので最短ルートで帰る。

家に戻ると今日も娘が全裸で駈けてくる。風呂から上がったところらしい。彼女は土産を受け取って服を着ると、紙芝居をするので見ろと言う。自分で作ったらしい。スケッチブックに描いた絵をめくりながら話をしてくれる。どうも恥ずかしいのか照れながら喋っているので何を言ってるのかよくわからない。まあ、4歳児には他人にわかるようにプレゼンテーションするというのは無理だろう。

それでも、いくつか出てきた固有名詞から、舞台が保育所らしいということと彼女のクラスメートが出てくるということは分かった。これなら数年後には自分でストーリーを考えてマンガを描いてそうだな。



3月7日(金) 
朝、娘がオシッコするというので股拭きのためお供する。便器に座ると彼女は「かーちゃんなー、といれで、まんがよむねんでー」「よみおわるまで、でてけーへんねんでー」「もうよんじゅうに、なるねんでー」とか言う。私は、ただ「そうやねえ」と応えるしかないのであった。

今日は早起きして朝からメンタルクリニック。薬を減らしたくて以前の状態に戻ったとアピールしたしSDSの結果も正常域に入ったのだが、「仕事の負荷によって(症状が)変わってくるんじゃないですかね」と言われてしまう。それでも、1日4錠だった抗鬱剤が3錠に減った。それで薬代が1000円くらい安くなった。やっぱり抗鬱剤は高価いんだなあ。



3月8日(土) 
今週も土曜日にカミさんの仕事が入っているので、今日は早起きして娘を保育所に連れて行く。そして例によって耳鼻科に行く。今日も診療終了時刻ギリギリに飛び込んだが、それほど人は待っていなかった。

最近、カミさんがちりとてちんちりとてちん」とうるさい。まったくハマると深い人ではある。まあそれが立派なオタクの条件なんだろうけど。そういうことで、桂枝雀師匠の著書や高座を録画したビデオを発掘してきて貸与する。

ビデオを再生してみたが、さすがに20年以上前のテープは劣化が激しい。ところによっては垂直同期も合わないくらいである。しかし、その状態もテープの位置ではなく録画日時によるようなのである。同じデッキで録画してるはずなんだがなあ。不思議だ。標準モードで録画すべきだったかとも思ったりもするのだが、それだとテープの量が3倍になるからな。物理的に無理。



3月9日(日) 
昨夜は娘と二人で寝室に入った。彼女は疲れていたようで、出題を要求されずに眠ってくれた。しかし、だんだん彼女が離れてゆく。気がつくと、彼女は息子の布団に移動して私の隣には息子が寝ていた。それで彼をトイレに連れて行き、自分も用を足して寝室に戻ってみると息子は自分の布団に入っていた。それで私も自分の布団に入ったのだが、寒い。娘を引っ張り込んでも寒い。ずっと寒い寒いと思いながら寝ている。どうも、私の掛け布団が息子のものと入れ替わっていたようだ。

娘が起きようと言うので起きたが、眉間の奥が痛くて寒気がする。これは風邪を引いたかな。カミさんは子供会の催しの準備で外出している。娘に朝食を食べさせていたら帰ってきて洗濯物を干してくれた。体調が悪いので助かった。

カミさんと子供たちは午から子供会の集まりに出かけるが、私は体調不良もあり自宅待機させていただく。独りだから自由なはずなのだが、何もできない。けっきょく、みんなが帰ってきてから寝室に上がって寝かせていただく。

夕食の時間だと娘に起こされる。彼女はずっと「せーぎのみかただ、ごーおんじゃー」とか歌っている。プリキュアよりもこっちの方がいいんですか。どうも今回のプリキュアはあんまり面白そうじゃないしな(前回もそう言ってたような気がするが)。個人的にはコスチュームのスカートが短くなったようなのがイヤ。スパッツが見えるのが前提というのは、なんだか萎える。いまを市隠してみたが、短くなったというより拡がったということなのかな。



3月10日(月) 
朝から雨が降っている。カミさんは仕事が休みなので車で駅まで送ってくれるという。娘も咳が酷いので保育所を休ませてそのまま医者に連れて行ってくれるそうだ。有り難いことである。

仕事帰りに鶴橋のブックオフに寄ると、デカいデイパックを背負ったブタがしゃがみ込んでマンガを読んでいる。邪魔なことおびただしい。なんでコイツらは狭いところでもバッグを下ろさないんだ。



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