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▲9月21日(土)▼ →
今日は昼前まで寝ている。身体が重い。自分の用事をこなさなくてはならないと思うのだが、なかなか立ち上がる踏ん切りがつかない。グズグズしていたので終わったときには17時半近くになっていた。もう息子を保育所に迎えに行っていなければならない時刻なのだが、カミさんは昼寝から起きてくる気配がない。私が迎えに行くしかないか。
久しぶりにIEを起動してみたら、IE6の広告ページを表示しやがる。しかもこのページ、JavaScriptつき。ゴルラァッ!ホームページはブランクに設定しとるだろがっ! ユーザの設定を無視してこういう悪どいことをやるってのが、いかにもMicrosoftだな。ウチはまだいいけど、1秒の通信時間も無駄にしたくない人がこういう仕打ちを受けたらどう思うだろうか。そういうことは全然考えてなくて、自分の都合しか考えてないんだよな、コイツら。やっぱりこういう会社がデファクトのOSを握ってちゃイカンですよ。
夕食を終えて、自分の部屋からLOOX Sを出してくる。この世界、製品の価値がどんどん下がってゆくので買ったものは早く使わねばならない。起動して、まずはLANカードを挿してみる。このカードはかなり大量に売れたはずだから、XPならOSに最初から組み込まれている可能性が高い。これを認識してくれれば、あとはネットワーク経由で何でもできるからいちばん楽だ。思った通り、LANカードは何事もなく認識した。よっしゃ。
まずは、WindowsXPは2000よりもさらに見栄えをよくするための余計な機能が組み込まれているのでそれを解除することにする。こんなもの、性能は悪化するし動きはおかしくなるし、ロクなことがないのである。WindowsXPなんぞを使っているのがいけないという話もあるんだけどね。私だってこんないかがわしいOSは使いたくないし、使い慣れた操作性の方がいい。Windows2000を入れて使うのが理想なのだが、このマシンはCD-ROMドライブを内蔵していないので失敗したときに元に戻せる保証がない。弱気な私はそういうことをする勇気がないのである。笑わば笑え。いや、最大の問題はこのマシンのDドライブが1ギガしかないということだ。もう少し大きければここにWindows2000を入れてデュアルブートにするのが最善なんだけどなあ。30ギガもあるのに1ギガしか取ってないということは、やはりそういうことができないようにしてあるんだろうな。Microsoftの差し金か。
この記事を参考にしたいので、Webページを見るためにこのマシンのIPアドレスを我が家のプロキシサーバに登録しなければならない。登録されていないクライアントからのアクセスは許さない設定にしているのである。まずはこのマシンにIPアドレスを設定するためにプロキシサーバに登録されているクライアント一覧を見て空いている番号を探さないといけないな。というので、プロキシサーバの画面を見ると…真っ暗である。どうも、暑さで液晶が死んでしまったらしい。自分の部屋にあるビデオデッキも液晶が死んでたな。それだけ今年の暑さは酷かったということか。これは、買い換えを考えた方がいいか。少なくとも来年の夏になるまでには買い換えないといけないな。とりあえず、液晶を斜めから見たりして何とか設定を終える。大変だ。
私がLOOXの設定をしているので、息子は空いているThinkPadを使いたいようである。カミさんが「シンジ(仮名)、上海くらいだったらできるんじゃない」とか言うので四川省を落としてきてやっていると、案の定彼はハマってしまったようである。Macintoshでは「二角取り」と呼ばれていたゲームですな。このソフトには「簡単モード」というのがついていて、牌の数が半分になってかなり難易度が下がる。最初はやり方を教えながらクリアし、2回目は残りの牌が独力で消せるくらいの数になったところで彼を残して私は風呂に入る。風呂から上がって脱衣場で身体を拭いていると、階上でドタドタと走る音がした。階段のところから息子が叫ぶ。「ぼく、さんかいめは、ひとりでぜんぶ、けしたよ」そうか、もうそこまでできるようになったか。でも、3回目はどうやってゲームを開始したんだろうと思ったら、母親に訊いてやっていたらしい。
カミさんも息子がゲームしているのを見て、同じものを落としてきて遊んでいるらしい。私はLOOXの設定、妻子はそれぞれゲーム。3人ともノートパソコンに向かっている。日本の一般的な家族団欒の姿であろう。まあ、各人一台ずつの他にカミさんの横には彼女のワープロがあるしプロキシサーバやファイルサーバ、NASも動いてるし、世間から見るとちょっとだけ多いかもしれないな。それで気がついたのだが、我が家にCATVの回線が来て、プロキシサーバを導入してから2年以上経っているんだった。2年以上もブロードバンドを満喫していたのか。そんなに経っていたとは思わなかったな。でも、投資の効果は充分にあったと思うのだった。いつでも夫婦同時にでもストレス無くインターネットができるというのは素晴らしいことなのである。
▲9月22日(日)▼ →
今朝は8時過ぎに起きて妻子が寝ているうちからいそいそとLOOX Sの設定をする。しかしパソコンの設定は面倒臭い。何とかならないもんかのう。OSもドライブの構成も違うというのはわかるんだが。やっぱりMacintoshみたいにドラッグ&ドロップするだけでインストール完了というのがいいよなあ。そして、UNIXのように設定ファイルがテキストになっててエディタなんかでいじれるのが理想だ。そういう意味ではWindowsはますますわけのわからない方向に行ってるな。早く息子にパソコンの設定バイトができるようになってほしいもだ…って、私ゃカミさんの設定をしてやっても何もしてもらったことはないぞ(苦笑)
さて、問題はDドライブの1ギガバイトをどう使うかである。やっぱり半端だよなあ。熟考の末、作業用の領域として使うことにした。メモリは256メガだからスワップも1ギガあれば足りるだろう、ということでDドライブに移す。ブラウザのキャッシュや、OSやアプリケーションが使うTEMP領域も移動させる。こういうのが断片化の原因になるのだ。
とりあえず、パソコンの設定に必要なソフトのCD-ROMはCD革命/Virtual Pro Ver.5.5で仮想化してNASに置くことにする。こうしておけば、また新しいパソコンを買ったときにもCD-ROMを探し回らなくていいだろう。シリアルナンバーなんかもテキストファイルに一元化して記録する。セキュリティには気をつけねばならないな。
しかし、LOOXにはVirtual CDがプリインストールされていたのであった。ううっ、これはツラい。何で私はCD革命を買ってしまったんだろう(安かったからです)。これを買う前にLOOXを買うんだった…と後悔するのである。それだったらXPで使えるか、とか気にしなくていいのになあ。淡い期待を込めてVirtual CDを起動してCD革命の仮想CDを使えないかと開こうとしてみたが、やはり互換性はない。哀しい。
ネットワークドライブとして共有したファイルサーバのDVD-ROMドライブからCD革命をインストールする。前に最新版との機能の違いを調べていて「Windows XP対応」と書いてあるくらいだったので多少の不安はあったのだが、2000で入るんだから入れられないはずがないと挑戦するのである。ドライバを入れるたびに互換性を検証されていないドライバだという警告は出たが、特に問題なくインストールすることができた。まあ、2000の後継OSなので、それが当たり前だよな。当たり前が当たり前でなかったりするのがMicrosoftという会社なのだが。
息子が起きてきた。食うものが無いのでカミさんはハンバーガーを買いに行くという。息子を連れて外に出て車を出したところで玄関のチャイムが鳴った。息子が鼻血を出したそうである。お出かけは中止か。ここしばらく息子の体調が悪く咳が出て苦しそうなので、今日は家の中でおとなしく過ごすことにする。本人はプールに行きたいらしいんだがね。
息子の咳が酷いので漢方薬を飲ませることにする。アレルギーもあるので小青龍湯がいいだろう。あいにく錠剤しかない。まあ、噛み砕いて飲んでも大丈夫だろう。用法を見ると5歳以上は2錠ということになっている。大人の半分である。もう正式に飲めるのか。そういう歳になってるんだな。朝は噛み砕いて飲んでいたのだが、昼食前はお茶で飲み下すことができたようである。それで誉められたのが嬉しいようで、薬を飲みたいとずっと言っている。夕食前まで待ちなさい。
LOOXの設定だが、CD革命でNASに置いてあるコンテナファイルを仮想CD-ROMにマウントすると、すぐに「ディスクなし」になってしまうのである。うう、やっぱりXPでは無理なのか。またCD-ROMを全部引っ張り出してこなければならないのかなあ。念のために、ローカルディスクにコピーしてみると、仮想CDとしてマウントできたのだった。他のマシンではそういうことはないんだがなあ。まあ、コピーの時間はかかる(我が家の家庭内LANは10MBPSなのである)が、物理的なディスクを探してこなくていいので精神的にはかなり楽だ。それだけでも喜ぶべきか。
▲9月23日(祝)▼ →
昨日一日かけても、まだLOOXの設定は終わらない。今日もまた妻子より先に起きてシコシコと作業をするのである。「SoundPlayerLilith」を入れてNASに置いてあるmp3ファイルを再生してみたが、ふつうの作業なら何をしてもまったく音跳びしない。これだけでも買った意味があったというものだ。さすがは腐ってもNT系のOSである。ちょっと高域が強すぎるような気はするが、小さい機械だから仕方がないな。
来ていた郵便物を見る。ヨドバシからの封筒を開けると、パソコンが5000円引きのクーポンが入っていた。うぎゃーっ。5000円はデカい。20%ポイント還元と組み合わせられるかどうは不明だが、これは悔しいなあ。くっそお、デジカメの1000円引きも入ってたからコイツを使ってやるぅぅぅぅ。
LOOXにLunascapeの最新版をインストールしたのだが、それで「戻る」ボタンの横にある「▼」をクリックすると、それまでにアクセスしたページのタイトルがドロップダウン表示されるではないか。今までは「○つ前」としか表示されなくて使いにくかったのだ。さっそくThinkPadにも最新版をインストールする。しかし元のままなのである。OSが違うせいなのか? それとも何か設定があるのかな。
とりあえずLOOXは使えるようになった(はずだ)が、まだファイルサーバの代わりにして毎日のバッチを実行させるまではできない。プログラムとかバッチファイルとか取ってきたデータをどこに置くか、から考えないといけないからなあ。NASに置いて同じドライブレターにした方がバッチファイルを書き換えなくていいかなあ。テストは必要だが。
けっきょく今日も一日、父子とも一度も外に出ることなくパジャマ姿で過ごしたのであった。もうすぐ6歳になろうというのに、これではいかんなあ。
▲9月24日(火)▼ →
朝起きるときに息子が寒いとか言っていた。私が階段を下りていると後ろでカミさんが「こら寒いん当たり前やわ」と言っている。オネショをしてるらしい。しばらくやってなかったんだがな。息子が下りてきたので顔を洗うように言うと、「ぼく、ほっぺた、いたいの」とか言っている。「痛くても顔洗うんや!」と言って顔を洗いに行かせたが、どうもただの痛みじゃないようである。口が開かないとか言っている。両方が痛いのか。だったら炎症を起こしているんだな。熱を計ってみると37度を超えているそうである。病気か。口が開けられないので食物はあまり食べられない。座椅子の上に横になっていたと思ったら、気がつくと眠っていた。やはりキツかったらしい。保育所では運動会の練習をしているらしいのでカミさんは休ませたくないようだが、これは仕方ないですな。
今日は通勤中に「GEORGE」(柳ジョージ)を聴いている。ソロになって最初のアルバムである。「青い瞳のステラ…1962年夏」や「娘よ…」「遺言」などの名曲を生み出してきた上綱克彦氏と別れて大丈夫なんだろうかと思っていたのだが、さすがにこのアルバムは自分の名前をつけただけあって力が入っている。山根姉妹のコーラスもよろしい。これが廃盤なんですか。ううむ。
今日も「キネマ・キネマ」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。まずは町井登志夫氏「3D」を読み終えた。首が痛いと病院を訪れた患者。子供によれば、作る料理もとても食べられないものに急変したという。その原因は…これはなかなか面白かったですね。続いて浦浜圭一郎氏「ディレクターズ・カット」。これは凄かったですね。最初に撮った映画のロケ中に死体を見つけてしまった映画監督。その後彼は金をせびられた相手を殺してしまい…好みのテーマではないが、これだけ読ませてくれれば文句はないです。
今日も昼から京都で打合せである。今夜は議論が白熱して20時半までかかったのでそのまま帰れるかと思っていたのだが、上司は広島の客でトラブっているとかで大阪の作業場所に帰るようである。私が関係したところもあるようなので、私も帰るものだという雰囲気である。大阪に着くと22時になっちゃうんだけどなあ。京阪のテレビカーでは野球中継をやっていた。讀賣の優勝が決まる試合のようである。阪神が負けていたのだが、9回裏に同点ホームランが飛び出した。そうそう、気持ちよく胴上げさせちゃいけない。
帰りの電車の中でも本を読んでいる。まず久美沙織氏「RESTRICTED」を読み終えた。なかなか読ませてくれたと思っていたのだが…何じゃこのオチは。そして平山夢明氏「アナーキー・イン・ザ・UK」相変わらず凄い表現力ですな、この人。やっぱしスプラッタやるんなら、こんくらい覚悟を決めてやらないと。
大阪の作業場所に着いたときにはやはり22時を過ぎていた。調べてみたが、私のミスではないようだ。上司が帰らないので、けっきょく23時半まで仕事場にいて終電で帰るのである。家に帰ると1時近い。けっきょく、息子はオタフク風邪だったそうである。昨年末にも罹ったらしいのだが、軽かったので免疫ができていなかったのだろう。寝室に上がってゆくと、彼はイビキをかいて寝ていた。鼻の粘膜も腫れているようだ。帰るのが遅かったので、けっきょく寝たときには3時になっていたのだった。
▲9月25日(水)▼ →
隣に寝ている息子がきゅんきゅん鳴くので目が覚めた。7時過ぎである。オシッコに行きたいと言っている。しんどそうであるが、自分で行くように言う。私も眠いのである。私が代わりに行ってやるわけにもいかないからな。帰ってきて寒いというので布団を掛けてやると、しばらくして「あつすぎ!」と言う。体温調節がうまくいかなくなってるんだな。その後もずっとみゅうみゅう言っているので起きることにする。パソコンをいじっていたらすぐにカミさんも起きてきた。息子も下りてくる。キミは寝ていた方がいいと思うんだけどね。やはりしんどそうなので寝室で寝るように言うとイヤだという。やはり独りで寝るのは嫌らしい。そして座椅子の上で横になる。寝室から毛布を持ってきて掛けてやると、今日もまたすぐにイビキをかきはじめるのであった。
今日は通勤中に「Lionel Richie」(Lionel Richie:→【amazon】)を聴いている。これもライオネル・リッチーの独立して最初のソロアルバムである。そしてこれもアルバムに自分の名前を冠しているだけあって力が入っている。この人のメロディメーカーとしての才能は誰しも認めるところであろう。とくにバラードは絶品…なのだが、私は「You Are」が好きだ。硬軟両面でいい曲があるというのが素晴らしい。
今日は通勤中に「キネマ・キネマ」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。往きにまず高野史緒氏「私のように美しい……」を読み終えた。これはなかなか読ませてくれましたね。アンソロジーのテーマに沿ってるし、たしかに映画というものの一面を切り取っている。続く安土萌氏「陽の光、月の光」は…とくに感想なし。
うがああ、こんなものが出たって? 使用可能なハードディスクは最大120GBとか言ってたんじゃなかったのか。
▲9月26日(木)▼ →
昨夜は上司が車で職場に来ているというので0時半まで仕事をして送ってもらったのだが、車を停めてもらうタイミングを外して駐輪場の前を行き過ぎてしまった。私がふだん自ら体験している最高速度は自転車のスピードなので、車からの風景の移動には思考がついていかないのである(というか、目の前の風景を処理するのに精一杯で予測ができていないような気がする)。それで、けっきょく15分かけて歩いて帰る。疲れた。家に着くと1時過ぎ。シャワーを浴びるともう2時前である。それから晩飯を食うと、その時点でその前日に寝た3時に近くなってたのだった。眠い。
そしてカミさんに「明日、午前中だけでも休めない?」と訊かれた。体調が悪いのでカイロに行きたいそうなのだが、息子はまだ保育所に行けないのである。しかし翌日(今日のことだ)は午後から京都に行かねばならないので午前中はその準備をしなければならない。そういうことを考えていると彼女は「アレ連れて行ってくるわ」と言ってくれたのだった。申し訳ないことである。
今日も通勤中に「キネマ・キネマ」(異形コレクション:光文社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。往きに最後の菊地秀行氏「通行人役」を読み終えた。いやー、こりゃ良かったっすね。読み始めてまずSFの「匂い」がした。主人公は何らかの宣伝局員、その上司は自分たちとは異なる存在のようだ。この世界では50年前に何かが起こり、今は何者かに支配されているらしい。…と、そういうあたりで裏に「大きな物語」が潜んでいることが感じられる。それをすべてあからさまに語らないセンスがいい。オチはSFじゃないんだけど、それでも感じるのである。ラストシーンも泣けるし、なかなか良い作品でありました。
今日も昼から京阪特急に乗って京都に移動である。しかし、淀川というのは風格がありますなあ。並行して走っていると、直接見えなくてもそこに存在するのがわかる。まるでそこに海があるように。そんなことを考えながら本を読んでいるうちに京都に着く。やはり歩いてても京都の方が大阪よりも気分が楽に過ごせる。行き交う車も殺気立っていないし歩いている中高年の女性の雰囲気も上品だ。市役所の中ですれ違うおねいさんもキレイだし(おい)。
先日ThinkPadのLunascapeをバージョンアップしたのだが、どうも動きがおかしい。ページの内容を紙に取り込もうとしたときなどに「このページを使用して、クリップボードから情報を貼り付けますか?」とかいうダイアログが出るようになってしまった。どうも、クリップボード関係の動作がおかしくなっているようだ。IEのバージョンが古いからかのう。最新のIEは危険だから使いたくないんじゃが。けっきょく、前のバージョンに戻すのである。
▲9月27日(金)▼ →
あ、書くのを忘れていた。昨日京都からの帰りに京阪三条駅の上にあるブックオフに行ったのだった。見たことのない本も何冊か見つけてしまい、文庫本を10冊くらい買ってしまった。やはり初めて入る古本屋というのは楽しいものである。
今日は本社で作業をしていたのだが、発注元より呼びつけられてしまった。「ちょっとだけ」とか言っていたのだが行ってみると何かと言いつけられて、けっきょく夕方までかかってしまう。書類を作成中に呼び出されたので、また本社まで帰る。
途中で紀伊国屋でも覗こうかと思って京阪モールに入ると、人だかりがしている一角がある。大阪にはワルツ堂というれレコード屋のチェーン店があるのだが、そこが倒産して管財人が楽器や音楽・映像ソフトを処分しているらしい(→【写真】)。不景気なんだなあ。音楽ソフトの売り上げ減少の影響をモロに受けた格好か。元社員の方々にはお気の毒としか言いようがないが。店内の人口密度が高いので入店制限をしている。2〜3人並んでいたのでその後ろに並ぶ。入店しても人がいっぱいで移動するのもままならない。陳列棚の前には先客が張り付いているのでそれが移動するまで待たねばならない。在庫を一通り見て回るだけで大変である。CDは3割引なので日本橋のセール価格と変わらんなあ…とか思ったのだが、2枚も買ってしまう。DVDは半額なので買う価値があるだろう。「グラディエーター」が2500円だったので1250円か。カミさんがハマっていたはずなので土産に買う。息子にも何か買って帰った方がいいだろう。「ジュラシック・パーク コレクターズ・エディション 」を買う。そして自分のために「ウエストワールド」を買った。いちばん安いものである。やはりジブリ作品とかディズニーとか、一般受けする作品はほとんど無くなってるなあ。「千と千尋の神隠し」は山のようにあったんだけどね(笑)。けっきょく、ひととおり見て回るだけで1時間かかってしまった。いや、CDの棚は全部見ていない。私が店を出たときにはビルの外まで行列が伸びていた。退社時間を過ぎたからなあ。
しかし「千と千尋」DVDの色調問題だが、これだけ大問題になってしまうと再版したときに色を修正してしまうと返品騒ぎが起きそうだからそういうことはしないだろうなあ。商売の都合で多数の購入者が認められるような色では観られないのだとすると、哀しいことではある。
そしてまたジュンク堂に寄り「鵺姫異聞」(岩本隆雄:ソノラマ文庫:→【amazon】:→【bk1】)を見つけて買った。ずいぶん前から予告されていたのに本屋では見つけられなかったので、買い逃したかなと思っていたのだ。ライトノベルは迫害されてるからな。でも平積みのところにあったから最近出たところだったのだろう。新刊の棚にあったにもかかわらず1冊しかなくて選ぶ自由がなかったので買うかどうか迷ったのだが(多数の人の手に取られているはずだからな)、いま読んでいる本がそろそろ終わりそうなので買ったのである。
そして仕事からの帰りに「イカ星人」(北野勇作:徳間デュアル文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読み終えた。正直言って「この世界」には少し飽きてきたかな、という気もしていたのだが、この本は興味深く読むことができた。
息子はまだ腫れが引かないので保育所に行けてないそうである。どうも元気が有り余っているようだ。身の回りで暴れられるとちょっと持て余す。こういうのと一日一緒に過ごすカミさんはたまらんだろうなあ。
▲9月28日(土)▼ →
目が覚めると10時前である。例によってパソコンをいじり始める。11時を過ぎて息子が起きてきた。彼は頬が腫れている間は保育所に行ってはいけないと言われているのである。「おはよー」と言ってくる。今日は機嫌がいいようだな。私が柿木将棋を始めると膝の上に乗ってきて「ぼく、あとでぱいけすやつ、したい」とか言う。最近これで私のPCを占有されることが多いのである。仕方がないのでFIVAを出してきて四川省をインストールして遊ばせる。こうやって、なし崩しに個人用のPCを与えることになってしまうのかなあ。ローマ字を覚えてからと考えてたんだが。
私はThinkPadではWindows Media Playerはバージョン6.4を使っている。7.1はデザインがウザい。しかしそれでは先日ダウンロードしてきたwmvファイルが再生できないのである。仕方なく7.1をインストールしてみる。まあ、どうせ予備のマシンだからいいんじゃないかい。インストール時に拡張子との関連づけを変更しないようにすれば6.4を使って再生することができるようになった。7.1を入れても前のバージョンは残っているようだからね。でも、さらにウザい著作権管理機能が入ってしまったようなのがツラいところなんだよな。こういうのを入れるとMicrosoftにPCの中をいじくり回されそうな気がするのである。
今日は「Vocal Collection」(Sadao Watanabe)をPCに録音する。ミュージックフェアで「Any Other Fool」(featuring PATTI AUSTIN)を聴いて感動して、いつかCDを買いたいと思っていたのだが、ジャズは体質に合わないので踏ん切りがつかずにいたところにヴォーカル集を見つけて買ったのである。しかしけっきょく、「Any Other Fool」しか気に入らなかったのであった。やはりジャズとは相性が悪いんだな。
▲9月29日(日)▼ →
今日は、あるお客様がインターネットへの接続環境を変えるというので朝から休日出勤である。グループウェアのサーバを設定変更するだけだと思って行ったらメールサーバの設定もやることになり、ちょっとハマってしまった。Linuxのサーバなんて普段は触ってないからなあ。上司は午前中だけだろうとか言っていたのだが、けっきょく夕方までかかってしまう。早く終わればヨドバシに行ってポイントを使おうかと思っていたのだが、これじゃ無理だな。
今日、妻子はコナン(名探偵でなければ英雄でもない)のテレビシリーズを一気鑑賞したらしい。そのせいで息子は強くハマってしまっているようである。やはり、宮崎アニメの感情移入力というのは強烈である。まあ、エンターテインメントはそうでなくてはいけないんだけどね。彼は「ぼく、こなんより、つよくなる」とか言っている。それは無理だと思うなあ。オトナの意見だけど。そうかと思うと「うぉりゃー!」とか言いながら居間の中を走り回る。元気が有り余っているようである。早く保育所に行けるといいね。
▲9月30日(月)▼ →
今日は通勤中に「HARUMI TSUYUZAKI」(露崎春女:→【amazon】)を聴いている。これもデビューアルバムで、自分の名前が冠されている。まあ、新人でこれだけのパフォーマンスを発揮できれば充分でしょう。
今朝は雨が降っていてカミさんに車で駅まで送ってもらったので、帰りも迎えに来てもらう。有難いことである。車に乗ると、息子は折り紙のカブトを被っていた。母親に作ってもらったらしい。今日は医者の許可が出たので久しぶりに保育所に行ったそうだ。一週間以上行ってなかったことになるか。そして今日さっそくケンカをしたらしい。他の子とのコミュニケーションが上手くいかないので、手が出てしまったりするんだそうだ。原因を訊いてみたが、イマイチよくわからない。まだまだ物事を筋道立てて説明するのは難しいようである。本当のことは話したくない、というのもあるのかもしれないが。
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