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▲7月1日(日)▼ →
本日、カミさんは東京のイベントに日帰りである。息子もソフトボール大会で早出なので7時前に彼女に起こされて見送る。すると娘も起きてきてしまった。もっと寝ていてくれると思ってたんだがなあ。
今朝も娘はあまり食ってくれない。洗濯したり彼女と遊んだりして午前中は過ごす。彼女が鉛筆で絵を描いていて赤鉛筆をくれと言ってくる。そんなものは持ってないと応えると、祖母のところにはあったと言ってカミさんの実家に行こうとする。家を出ようとして、サンダルも祖母の家にあるとか言って往復していると、そのうち母親の実家から戻ってこなくなった。
それで私はというと、畳の上にひっくり返って眠ってしまっていたのである。家の中に一人きりというシチュエーションには滅多に恵まれないのだが、けっきょく息子が帰ってくるまで眠っていたので何もできなかったのであった。今週もHDD&DVDレコーダーに録画した番組は増えるばかりである。この眠気は何とかならないものか。
息子は母親の実家で飯を食うというので私は娘に夕食を食わせる。けっこう食べてくれた。そして風呂に入りたくないというのを抱いて説得していると、彼女はそのまま眠ってしまった。腕の中にある娘の身体を感じながら父親の幸せを噛みしめていると、こちらも眠くなってきた。寝かけているところにカミさんが帰ってきたので、明日の朝に身体を拭くことにして娘と寝室に上がる。
▲7月2日(月)▼ →
本日のカミさんはイベント明けなので休み。娘は久しぶりに保育所に行く。雨が降ってきたので、駅までカミさんの車で送っていただく。有り難いことである。
帰りにブックオフに寄り、ウチの妹と同期デビューで友人だったマンガ家さんが「少女マンガ家について」ジュニア向けに書いた本を見つけて買う。デビュー前後の妹とのつきあいのこととか書いてないかと思ったのだが、どうやら書いてないようである。
それでレジで料金を払おうとしたら、今後ポイントを発行しなくなるので現在レジに入っている分だけ引くようなことを言われてしまった。どういうことなのかよくわからない。家に帰ってWebサイトで調べてみても、FAQはあるが体系的に説明したページが見つからない。こんなことでいいのかね。これだけ大きな会社になったんだから、客への説明はちゃんとやるべきだと思うんだが。
▲7月3日(火)▼ →
明け方からスコールのような豪雨が降っている。寝室の中までザーッという音で満たされているくらいに。起きる頃には雨は上がっていたが、今度は「チューイ、チューイ」と鳥の鳴き声が聞こえる。なんだか鳴き交わしているようなので雛鳥が巣立ちでもしたのかなと思って寝室の窓から外を覗いてみたが、鳴いているのは成鳥だった。あまり見ない鳥である。けっこう大きい。体長はスズメの2倍くらいあるか。
階下に下りて食事の準備をしていても鳴き声は聞こえ続けている。窓から外を見ていた娘が「なに、くわえてんのん?」と訊くので見てみると、さっきの鳥が虫をくわえている。するとやっぱり雛が巣立ちしたのか。そう思って鳥が留まってそうなところを見回すが、それらしいところには見つからない。さらに探すと……いた。カミさんの車のタイヤの横にヒナ鳥がうずくまっている。ありゃまだ飛べそうにないぞ。どうやってそんなところに来たのかね。
親鳥が餌を与えにやってきたが、娘が動いたので受け渡せず飛び去ってしまう。周囲に糞とか虫の羽とかが落ちているので、けっこう長い時間そこにいたようである。このままでは猫に虐殺されてしまうので、カミさんが植木鉢に入れてガレージの軒下に吊す。その間に私は洗濯物干し。ベランダから見ると、親鳥は虫をくわえたまま一定の距離を置いて見ている。ちゃんと移動したことを認識して育ててくれればいいのだが。しかし、巣から出てしまった雛に餌を与えに行くとは、その方が種族維持に有利だからだろうけど、「愛」ですなあ。
仕事を終えて家に戻ると、植木鉢は段ボール箱に替わっていた。親鳥が留まって傾いたので雛が落ちてしまったせいらしい。まだ親は餌をやりに来ているそうである。2羽来ているそうだ。やっぱり両親なんでしょうか。息子も窓の内側からミミズのようなものを持ってくるのを観察していたらしい。カミさんが図鑑で調べたところによると、どうもヒヨドリらしい。とりぱんの世界ですなあ。
斎藤が大リーグのオールスター出場ですか。
メジャー救援投手の奪三振トップに立ったり胴上げ投手になったときにも書いたが、偉いもんである。いや、それを2年目の今年も継続しているのが凄い。
ボールやマウンドなど、メジャーにフィットしただけじゃなく、渡米後に故障が表面に出てこなくなったのか。技術的な面だけじゃなく、気候の環境もフィットしてたんだな。誰でも頑張ればこうなれるわけでもないとも思うんだな。
▲7月4日(水)▼
今日は朝から鳥の鳴き声はしない。雛鳥が地面に落ちてないから鳴いてないのかなと思っていたのだが、カミさんが様子を見に行ってみると、すでに雛鳥は死んでいたそうである。うーん、育ってほしかったんだがなあ。可哀想に。まあ、地面に落ちてしまった時点であの子の命運は尽きていたのだろう。合掌。
今日は大阪城ホールの周囲に大量の人が群がっている。仕事場のビルを出ると、若い女性が多いようである。しかも、それほどアホそうな格好をしたのはいない。私と好みが合いそうだ…とか思って大阪城公園駅に入ると、「コブクロ」ですか、なるほどね。
仕事帰りに珍しく環状線で座れたのでSL-C3200で二代目無限壁のログを読んでいたら、視界の隅をなんだか見慣れたものが横切った。反射的に目をやると、あのブックオフの看板が!
ええっ、こんなところに店ができたのかっ。すぐに玉造に着いたので慌てて降りる。船場の客先への経路から見えそうなもんだがなあ。せっかく座れてたのを降りたのに勘違いとか開店前とかだったら馬鹿みたいだな…とか思いながらも、看板の明かりが点灯していたから間違いないはずだという確信がある。
やはりそこに店はあった。客が出入りしている。「OPEN」という幟が立っている。先月末にできたらしい。入ってみたが、それほど広くなくコミック文庫の100円コーナーも小さかったので何も買うべきものはなかった。最近は買った本が増えすぎて買うものも厳選しなければならないと思いはじめているからなあ。今後は、ここで降りたときしか寄ることはないだろう。
そして例によって鶴橋駅のブックオフに寄り、「ピカチュウのなつやすみ」のパンフレットが105円で売っていたので娘のために買う。それほど字は多くないので、読まされてもそれほど負担はないだろう。玄関に出迎えに来た彼女に渡すと「ありがとー」と言ってくれるのが嬉しい。
しかし暑い。昨日から寝るときに寝室のエアコンを起動している。シャワーも今夜からは温水ではなく常温の水を浴びている。こんなに暑いのにカミさんの温度設定は39度なのである。なんでこの季節にこんな熱い温水が必要なのだろう。
今夜はカミさんが娘を風呂に入れてくれたのだが、頭を洗わないと言ってゴネたので父親と寝ることになったそうである。それで私が子供たちを寝かせる。寝室に入ると娘は「DINO2(ディノディノ)」を兄に読んでほしいと持ってくる。息子も面倒臭がらずに読んでやっている。もう、息子はほとんどの漢字が読めるようになっている。数ページに1個は読み間違いがあるが、社会人でももっと読めないのがいそうだからなあ。
台詞の中に「…」が出てきたときに息子があんまり長く溜めるので、私が「てんてんてん」と読んでやると子供たちに大受けする。息子は調子に乗って2話分くらい読んでしまう。そして電灯を消し、娘が痒いというところに何カ所も薬を塗り込んでやってやっと彼女が静かになった。それから息子と「魚へんに周は?」とかいう問題を出し合って彼が寝入ったときには23時を過ぎていた。22時前には寝室に入っていたはずなんだが。
▲7月5日(木)▼ →
今朝は3時頃小用に起きたとき、寝室の中よりも外の方が涼しかったのでエアコンを止めて窓を開ける。毎朝これができれば、かなり電気代の節約になるはずなんだがな。
出勤中には何となく気分がいいので、通勤電車の車内で立ちながら「さよならロビンソン・クルーソー」(集英社文庫)の続きを読む。今日は「皆既食の時期」(フレッド・セイバーヘーゲン/山高昭 )だが、オープニングはなかなかいい感じである。
帰りに鶴橋のブックオフに入ると、100円に追加された本が積まれているカートの前に陣取って携帯をポチポチやってる奴がいる。横には本を満載した買い物カゴ。迷惑なことだな。「せどり」でもやっているのか?
▲7月6日(金)▼ →
今朝はちょっと家を早く出てメンタルクリニックに行く。半年以上経ってるのに相変わらずの問診。ここ数ヶ月はそれほど状況が改善しているように思えないし、そんなに長くかかるものなのかなあ。けっきょく、これまで毎日40mgを投与されてた眠気の副作用がある薬を一日おきに30mgにして、替わりに別の抗鬱剤を増やすことになる。立ちくらみなどの副作用が出なければ毎日30mgにしてもいいようなことを言われたので、そういうことにしようと思う。とにかく眠気がいちばんの問題だからな。診察費と薬代を合わせて五千円を超えるのも経済的に重荷だが。被保険者本人なんだけどね。
ブックオフのカードが廃止になって店舗ごとに残りポイントを精算してくれるということなので、仕事帰りに久しぶりに寺田町の店に行く。やはり玉造の店よりもこちらの方が品揃えがいい。店が広いだけでなく、同じスペースの書棚でも心ときめくタイトルに出会える確率が高いのである。ここも新規開店時はそうだったような記憶があるし、新規店舗は既存店の売れ残りを押しつけられるのかスタッフの経験不足で売れる本が並べられないのか。
そこで「猫本」を105円で見つけて買う。帰りにざっと眺めたが、作家のラインナップの豪華さほどには面白くないような気がする。この値段で出てくるまで待って正解だったと思うのであった。
▲7月7日(土)▼ →
今日はカミさんが仕事なので、私が娘を保育所に送っていく。眠いようで泣いてゴネるが、無理やり自転車に乗せて連れて行く。保育所では、他の子が「かーちゃん、どーしたん?」とか訊いてくる。3歳児クラスになると、こういうことにも気が回るようになってくるのね。
今日は息子がソフトボールの練習なのだが、行く直前になって彼はコーチからアトピーが酷いのでしばらく休んだ方がいいのではないかと言われたと訴える。それは医者と相談した方がいいんじゃないかと思うんだが、今日は行っておかないと参加してもいいとなったときに行きにくいんじゃないのか。そう言ったのだが、「ボクも行かんほうがええと思う」と言う。それでコーチに休む旨のメールを送るのである。
先日の大会でも5年生以下のチームで5年生は数人しかいないのに大敗しているゲームでも彼に参加の機会は与えられなかったらしいからなあ。それほど能力を評価されてないのだろう。親が熱心じゃないというのもあるしなあ。ほとんど活動に関与してないし。そもそも体育会系の家庭じゃないから、息子も文化的に合わないところもあるんじゃないか。調子乗りの性格で浮きやすいのも問題だろうしなあ。うーん、かなり悲観的な状況だが、とりあえずは医者と相談だな。
▲7月8日(日)▼
6時に目が覚めた。眠れなさそうなので起きてHDD&DVDレコーダーに溜まっている番組を消化する。カミさんからディスクの残量が少なくなって録画できないから早く消化しろと命令されているのである。しかし、番組を観はじめると眠くなってくる。意識を失ってぜんぜん頭に入ってこないので、けっきょく寝室に逆戻りして寝る。けっきょく家族の最後、10時頃まで寝ていた。
今日はカミさんと息子は子供会の行事で映画を観に行くことになっている。私は娘の世話のはずなのだが、起きてゆくと娘も映画を観に行きたいというので連れて行くそうである。私はその方がラクなんですが、大丈夫なんでしょうか。
映画を観るだけだということだったのですぐに帰ってくるかと思っていたのだが、妻子はなかなか帰ってこない。夕方になってカミさんから電話があり、娘が駅から歩けないようだというので私が自転車で迎えに行くことになる。向こうでけっこう遊んだようだな。
自転車の前の座席に娘、後ろの荷台に息子を乗せようとしたのだが、娘は後ろに乗りたいとゴネる。かなり疲れているようである。けっきょく無理やり乗せて帰ったが、家に着くまで彼女は泣きっぱなしであった。
それで改めて娘を自転車の後部座席に乗せて出ようかと思っていたら、ついでに買い物と携帯料金の払い込みに行くようカミさんより命令があった。息子も連れて行くように言われる。そんなに家族が邪魔ですか。まあ、息子が思ったより役に立ったからよかったんだが。
カミさんは疲れたようで今夜は機嫌が悪い。明日も仕事のようですが、大丈夫なんでしょうか。映画を観てすぐに帰ってくればよかったのに…と言うとまた噴火しそうなので黙っておく。
今夜は久しぶりに私が娘を風呂に入れる。いちおう右足はポリ袋と輪ゴムを使って包んでいたのだが、3歳児と一緒だと自分の思うように動けないので浸水してしまった。そして私が子供たちを寝かせるが、娘は今夜も23時過ぎまで寝ない。昼寝もしてなくて疲れてたんじゃないんですか。
▲7月9日(月)▼
今朝もフレックスタイム出勤の私が最後に起きて居間に下りてゆくと、娘が座布団の上でへたばっていた。目が開かないし丸まってるし、生後数日の仔猫のようだ(重いのでつまみ上げるわけにはいかないが)。さすがに眠いようである。それなのになんで昨夜はあんなに遅くまで起きていられたのかね。
仕事を終えて家に戻ると、娘は相変わらず職人のように黙々と紙を切ったり折ったりしている。何か歌いながらやっているので聞いてみると「あーいすとー、あーいすとー」とか言っている。「ぼくらの」のオープニングである。アニソンを歌いながら紙を折っている幼児…なんだか一瞬、彼女の数年後の姿が見えたような気がした。カミさんに言うとショックを受けていたが、まあ仕方ないですな。母親がオタクだから。
日米大学野球で米国開催初Vですか。今まで敵地で優勝できないのが悔しかったのだが、やっと勝てましたか。江川がいたときでも勝てなかったんだからなあ。
▲7月10日(火)▼ →
今朝も明け方からザアザアと強い雨が降っている。気温が下がっているようで、カミさんはタオルケットにくるまって丸くなっているし息子も何も被らず丸まっている。娘は発熱量が多いせいか伸びて眠っている。息子が寒そうなので引き寄せて抱きしめる。しかし彼は、いつも起きる時刻になると目覚めて下りていってしまった。
私もちょっと寒いので、娘を使って暖を取ることにする。抱き上げて胸の上に乗せて寝ると、熟睡しているので腕の中でじっとしていてくれるのであった。あー幸せ。
起きてからも雨は急に強くなったりしている。駅まで歩いている途中にそうなったら嫌なので、家を出るときにはパラパラ降っているだけだったのだがカミさんに車で送っていただく。有り難いことである。駅に着いて降りる前に娘が「おしごと、がんばって」と言ってくれる。顔を突き出すと「ちゅっ」としてくれる。頑張んなきゃね。
天気が悪いので今日は京橋廻りで帰り、本屋に寄る。「最強!あおい坂高校野球部 12」を買ったのだが、帰りの電車の中で読み始めて、なんか既視感が。…しもたー、すでに買うてる本をまた買うてしもたー。すべては、Linuxザウルスで管理してる購入済み書籍のデータを更新していなかった私の怠慢だ。
うーん、困った。社会保険庁の役人なら多少ミスしても負担は将来の国民に押し付ければいいんだろうが、あいにく私は貧乏会社員である。迷った末、返品してもらいに戻ることにする。数日前にこういう記事を読んだこともあるし、責任はコミックの中身を確認させない書店側にもあるはずだ。
また電車に乗って鶴橋から京橋に戻り、書店に入ったときには30分が経っていた。かなり余計に歩いて階段を昇降したしな。冷静に考えてみると、30分がの時間を無駄にするんだったら残業した方が経済的には得だ。ま、裁量労働制になってから我が社では多少遅くまで残っても残業にならなくなっちゃってるんだけどね。
そんなことを考えながらレジで並び、事情を話す。けっきょく「楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史」(牧野修)と交換して差額を払うことで片がついた。差額も図書カードで払えたし、経済的には損はしなかった。
「楽園の知恵」は収録されている作品の半分くらいは「異形コレクション」や「SFバカ本」で読んでいるので損だといえば損だが、その他の作品はこの本を買わねば読めないことを考えると、同じ本を2冊買ってしまったことをキャンセルする代償だと思えば充分すぎるくらいである。
個人的に好きな作品が多い1999年頃のものが多いという点でも買っておくべきだろうしね。平山夢明氏の解説が秀逸。
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