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▲1月1日(祝)▼
2002年である。2001年よりも「向こう側」に来てしまったのである。…いや、もう「こっち側」になっちゃってるんだけど。しかし、実感が湧かんなあ。
実家でウチの家族のために用意されていた部屋には布団が2枚しか敷けなかったので息子を私の布団の中に寝かせたのだが、気がつくと彼は布団の外に飛び出している。おかげで何度も目を覚まして自分の布団の中に戻さねばならなかった。
いまは会社からドコモのPHSを持たされている。実家ではこいつで通信するつもりなのである。実家では電話を置いてあるのは玄関で、寒いのである。ドライバはディスクにコピーしてきている。インストールして接続してみる。普通のアクセスポイントに繋げればいいだろうと思っていたのだが、やってみるとサーバに接続を拒否されてしまう。PHSなのでPIAFSのアクセスポイントしないといけないのかと思って(こんなこともあろうかとPIAFSの電話番号一覧は事前にディスクにダウンロードしてあったのである)接続してみると、サーバには接続できたようだが、ユーザ名が違うと言われてしまう。よく見ると、このアクセスポイント、ドコモの番号じゃないか。どうなってるんだ…ということで、有線の電話線を使ってNiftyに繋いで接続法を調べる。何をやってんだか。そうか、ユーザ名を「PXY06500@nifty.com」にするのか。へえ。
ウチの弟が「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」を見てきたそうだ。ネット上ではけっこう評判がいいようだが、彼にはあまり良くなかったらしい。キングギドラを「ヤマト聖獣」にしてしまったのが耐えられなかったようなのである。やっぱりなあ、私も今までの怪獣の属性というのは大事にしてほしいと思うのだが。
▲1月2日(祝)▼ →
昼前に目が覚めた。妻子はまだ寝ている。階下に下り、すぐに起きてきた息子と一緒に朝食を食べる。久しぶりに納豆を食ったな。
FIVAにリストカメラの通信ソフトをインストールしてきたので画像を転送してみたのだ(メインマシンには赤外線ポートがない)のだが、やはり予想通り画質は悪い。撮影日時もわからなくなるのか。これじゃ使えんな。まあ、「カレンダーを表示できる時計」として買ったんだからいいか(苦笑)。しばらく長期出張がなかったためFIVAを使ってなかったので、設定はなかなか大変であった。フォルダのシンクロソフトをインストールして個人用のデータを同期させ、PHSのドライバも入れ、IEのバージョンアップもしなければウイルスが怖い。IEはインターネットに繋げなければバージョンアップできないみたいだったから、けっきょく家庭内LAN経由で接続してしまったしなあ。ふう。
今日は実家から自宅に戻るのである。帰るついでに、駅前の神社で私の両親と一緒に初詣をしてから電車に乗り込む。しかし寒い。車窓の外では粉雪が舞っている。風も強い。明石海峡のあたりの海が見えたときには凄い時化であった。海面がギザギザに毛羽立って、道路上まで飛沫が叩きつけている。こんな日に屋外でする仕事は大変だな。私にはとても無理だ。
難波で息子が空腹を訴えたので、地下街の中華料理店でラーメンとチャーハンのセットを食う。味としては、まあ水準でしょうね。大阪だから、味に問題があるとやっていけない。他の土地ではどうか知らないが。
家に着いたが、ファンヒーターを点けても身体があまりに冷えすぎて体温調節がうまくいかない。何だかフワフワしたような感じである。歳のせいかなあ。難波で食べたのが夕方だったので、もう一食くらいは食べるかと思っていたのだが、特に食うこともなく23時過ぎに息子と寝るのである。
▲1月3日(祝)▼ →
今日も一日ダラダラと過ごす(年賀状の返事は?>オレ)。今夜は先日行って評価の高かったラーメン屋に行く。今日はレギュラーのラーメンを頼んだのだが、ふつーのラーメンでしたね。ううむ、あのとき食べたラーメンが特別だったのか?
▲1月4日(金)▼ →
Webサイトのデータを丸ごとダウンロードするために「PageDown」を使っていたのだが、どうも取りこぼしが多い。他に使えるものはないかということで、いろいろ探してみる(年賀状の返事は?>オレ)。「GetHTML」というのを使ってみたが、取りこぼしも少ないようだし何よりも速い。やっぱし、プログラムはコマンドラインで動かないとね…ということで、これからはこれを使うことにしよう。
今夜はカミさんの実家に挨拶に行くのである。出かける前に息子は「こっちで、いい?」とか訊きながら靴下を履いているが、どちらも踵を下にしてちゃんとした向きで履いている。だいたいわかってきたかな。まだ靴の左右はよく間違えたりしているんだが。
今夜も私が息子を寝かせる。絵本を読む前に彼にタイトルを読ませたりしているのだが、彼は「しゃ」というのを読めるようになっている。おお、ひらがな2文字で1音節になるというのを理解できたのか。今までなかなか読めなかったからねえ。
▲1月5日(土)▼ →
息子は今日から保育所である。彼をカミさんが保育所に連れて行っている間に宅急便が来た。実家から荷物が届いたのである。帰省する前に送った荷物は1箱だったのに、2箱になっている。何をそんなに送ってきたのだろうと思ったら、1箱は弟が読み捨てた本だった。「天上天下」が一揃い入っていたのでカミさんは喜んでいる。前回は3箱だったので長期間放置していたのだが、今回は1箱なので今日中に残すものを選別しておいた方がいいな。
明日は大阪でイヴェントがあるので、今日から木根尚子さんがお泊まりに来られるのである。それまでに自分の用事を済ませておこうと思っていたのだが、終わったのは来訪されてしばらく経ってからであった。遅ればせながらご挨拶に伺う。電話を始めると止まらなくなってしまうくらいだから今夜はほぼ徹夜で語り明かすものだと思っていたのだが、カミさんは夕食を終えると睡眠導入剤を飲んで真っ先に寝てしまった。よほど明日のイヴェントに気合いが入っているらしい。
そういえば今日、自分の部屋で用事をこなしているとバタバタと鳥の羽ばたく音が聞こえてきた。ドンドン何かにぶつかっているような音も聞こえる。鳥が家の中に飛び込んできたのか。いや、窓は開けてないはずだ。それに、何羽もいるような感じである。チチチチッ…と鳴き声も聞こえる。それほど切羽詰まった感じでもない。どこで音がしているのか探すと、玄関のガラス扉の外であった。スズメだ。5〜6羽がガラスの向こうに留まっているのが見える。しめ飾りの稲穂を目当てで来たんだな。寒くて餌が少ないんだろうか。都会ではそうでもないと思うんだが。
▲1月6日(日)▼ →
11時に目が覚めた。息子が起きて「いっしょに、おりよう」と言っているのである。はいはい、起きようね。息子は「ごじら」を観に行かないかと言っている。「ゴジハムくん」が欲しいようなのである。そうか、「ドラえもん」のときもオマケをもらって喜んでたよな。映画自体は弟には良くなかったみたいだけど、観に行くことにしようかね。弟とは趣味は近いが、20年以上離れて暮らしていると多少ズレは出てきているのも感じるからな。
「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」を観に行くとなると、その前に初代のゴジラを見せておいたほうがいいだろう。たしか私のビデオライブラリの中にあったはずだ。自分の部屋に入って索引(紙の情報だが)を引っくり返す。これは電子化したいが、手間を考えるとなあ。1000本近くの中からかなりの時間をかけて、探し出す。しかし、テープの実体が所定の場所にないのである。ううむ、仕方がない。あとで借りてきて見せてやるか。部屋中を引っかき回せば出てくるだろうけど、1週間100円で借りられるのにそこまでする気は起きない。
カミさんと木根さんはすでに出かけている。息子と一緒に朝食を食べる。昨日カミさんがスーパーのパン屋で焼いたパンを買ってきていたので目先が変わったせいか、私も息子も大量に食べる。まあ、息子には早く食べないと映画に間に合わないと言ってたせいもあるんだろうが。
息子は朝食を食べ終わると「はやくしないと、まにあわないよ」とか言っている。着替えも自分でする。やはりモチベーションが違うな。ちょっと遅くなったが家を出る。駅までは徒歩である。カミさんと合流する可能性もあるからね。息子も映画を観るためであれば文句を言わずに歩くだろう。いつもの道を歩くのは芸がないので路地を探検しながら歩いてたら、かなり遠回りになってしまった。電車に乗って、今日もいちばん前で窓にかぶりつく。彼が「きょうは、ひくいなー」というので何かと思ったら、運転席に面した窓の位置が低いのだった。これだったら背伸びしなくても見れるな。
映画館に着いたが、人が多い。なんだか嫌な予感がする。切符売り場に行くが、もう満員で入れないと言われてしまった。何てことだ。映画は斜陽産業だというイメージがあったから楽に観れるものだと思っていたのだが(^^;)、人気作品は人が入るのだな。15時のゴジラからでも観れないか交渉したのだが、「皆さん続けて観られますので」ということであった。息子はベソをかいている。見たいと泣き叫んでいる女の子もいる。ううむ、どうするか。次の部だと観終わるのは20時になってしまうし、始まるまでどう過ごすかが問題だ。難波の映画館で観ることができないか調べてみようかね。
近鉄のガード下のゲーセンを通って本屋に向かう。息子はゲーム機を触っているうちに機嫌は直ったようである。本屋で情報誌を広げて難波の映画館の放映時間を調べる。だが、ここより5分遅いだけだ。今からじゃ間に合わない。こりゃダメだな。しかし、梅田ではここより1時間半遅れで放映しているのを発見した。それじゃ、梅田まで行ってやるか。
梅田まで行くとなると、どうやって行くかが問題である。まともに考えれば近鉄と地下鉄を乗り継いで行くことになるのだが、少し離れたところに地下鉄千日前線が通っていることを思い出した。本屋にいるので地図を調べてみる。少し遠いが、1駅分よりは短い。息子も映画を観るためなら歩いてくれるだろうということで、本屋を出るのである。
歩き始めると息子はすぐに、まだ着かないのかと言い始めた。「ちょっと遠いで」とか言いながら歩く。そのうちに彼は喉が渇いたと言い出した。ああ、そういうことならさっき前を通ったスーパーで買うんだった。まあ、水分を摂らせれば元気も出るだろうということで、自動販売機で大枚150円をはたいてボトルのお茶を買う。息子も立ち止まってお茶を飲むと元気が出てきたようである…と思ったら、すぐに地下鉄の駅であった。意外と近かったのね。
まずは千日前線に乗ったのだが、息子は何線に乗っているかということには関心がないようである。今は映画の方に関心が行っているのかな。乗換駅で谷町線のホームに上がっていったのだが、そこは南行きの乗り場であった。向かい側のホームに電車がやってきたところであった。慌てて階段を駆け下りる。息子が転ぶ。また転ぶ。先日もそうだったが、階段で足元が怪しくないかい。障害とかじゃなければいいんだが。
東梅田駅で降りる。最新型の自動改札機を通ったので、切符とプリペイドカードを入れれば通るときに精算してくれる。息子は切符とカードを入れるとカードだけが出てくるのが不思議のようである。まあ、大人でも最新型でこういうことができることを理解していない人もいるからね。
映画館に着いたが、開演まで間があるので思ったより空いている。二人で2,800円か。高価いな…とか思っていたら、お釣に見慣れないものを渡された。二千円札である。これがそうですか。初めて手に入れた。発行してからどれだけになるのやら。いかに私の周囲を金が通らないかという証明であるな。息子は入場するときに切符の半券を渡すことを理解していないので、そのまま通ろうとする。まあ、映画館なんてほとんど行かないから仕方ないか。入ってすぐゴジハムくんを渡された。息子は喜んでいる。これが欲しかったんだよね。
息子をトイレに行かせる。よく考えると彼の着替えを持ってきてないのだ。2時間近い長丁場を彼の小さい膀胱が耐えられるか、非常に心配だ。映画の合間にトイレに行けるかどうかも不確定だしな。漏らされたらどうしようもない状況になっちゃうぞ、と心配するのである。トイレから出てくると、すごい行列ができていた。ほんのちょっとの時間だったのに。これは、ひょっとして最後に並ばなきゃいけないんですか。そう思って列の後ろに移動していたら、息子が椅子に座りたいと言い出した。これは、列が動き出したときに成り行きに任せるしかないか(それは、割り込みになるかも)。
扉が開いたので、流れに乗って場内に入る。会場が広いせいか、満員にはなっていない。それほど焦ることはなかったかもしれないな。まずは劇場版とっとこハム太郎が始まったが、何と言うこともない内容であった(それを言い出すと、怪獣映画だってワンパターンだが)。しかし、エンドロールを見ていて気がついたのだが、「とっとこハム太郎」の音楽って、岩崎元是さんがやってたんですか。
「まるで天使のように」は好きだったんだよな。はあー、こういう仕事をしていたんですか
「ハム太郎」が終わると、人がザーッと出てゆく。人数が半分くらいになってしまった。うう、半分くらいは「ハム太郎」目当ての客なのね。そういう意味では、「ゴジラ」と「ハム太郎」は別々に上映したほうが東宝は儲かるような気がするんだけどな。まあ、おかげで通路側の席に移れたし、安心してトイレに行くこともできた。
そして、「ゴジラ」が始まった。オープニングから初代作品へのオマージュを感じる。なかなか怪獣の正体を見せないのも良い。そして、怪獣の呼称が決定される過程なんかも非常に観ていてこだわりを感じる。そして、怪獣の見せ方が巧い。カッコいいのよ。とにかく、見せ方が巧い。1カット1カットに「愛」を感じるよな。「こう見せてほしい」という画を見せてくれる。子供を連れてきたオヤジが目を潤ませて「カッコいい…」とか言ってるんだから世話はないよな。
映画が終わってトイレに入ると、息子は次々に疑問をぶつけてくる。うう、そんなに大きな声で訊かないでくれ。子供の声はよく通るんだから。周囲の人が感心するような答えを返せればいいのだが、父ちゃんは頭の回転が遅いのだよ。
カミさんと上本町の本屋で待ち合わせることになる。それまで彼女は木根尚子さん、坂口志貴さんと一緒にお茶を飲んでたそうである。某氏の日記によると、彼女はずいぶんとゲヒンな話をしていたようだ。うう、すみませんねえ。
家に帰って食事を終えると、息子は便意を訴える。終わって尻を拭きに行くと、彼は便器の中を指さして言う。「さんこのなー、きんぐぎどらのよーな、うんち」…ああ、ハマっちゃったのね。カミさんは風邪っぽいと言って先に寝てしまった。イヴェントが終わって体調を崩すというのは、ありそうな気がするな。家族はたまったもんじゃないが。息子は「おかあちゃん、ねてるから、ほんは、したで、よみましょうね」と言う。優しいねえ。
毎日のサイトで2000年1月以前の過去記事が無くなっている。以前は1997年8月からあったのに。公開するのは2年分ということにしたのかな。ダウンロードしておいてよかった。「PageDown」だから取りこぼしはありそうな気がするけど。
▲1月7日(月)▼ →
カミさんの目覚ましが鳴った。私が起き上がるとカミさんも起きたようである。風邪はどうやら大丈夫のようだ。しかし息子は微動だにしない。昨夜も寝たのは23時過ぎだったからなあ。起き上がってすぐ「昨日、何観た?」と訊いてみるが、ぼんやりしている。まだ完全に目覚めてはいないようだ。しかし、すぐに何かを思い出したようだ。「なんで、みっつあったん、しゃしんとったら、きえてしもうたん?」とか訊いてくる。うーん、そりゃ父ちゃんにもわからんのだよ。キミがインターネット使えるようになったらどこかの掲示板で訊けばいいんだろうけど。
居間に下りると息子は「だだだ、だだだ、だだだだだだだだだ…」と口ずさんでいる。そう、ゴジラのテーマである。すっかりハマっているな。さすがは私の息子である…というか、男の子だからな。思えば、私が初めて怪獣映画を観に連れて行ってもらったのは「キングコング対ゴジラ」だったと記憶しているから、5歳になったかならないかの時期か。ちょうど今の息子と同じ年頃だ。あれも良かったよな。二大怪獣がもつれ合いながら海に落ちてゆくシーンは、今でも強く印象に残っているのである。あのシーンの撮影時にゴジラの中の役者さんが死にかけたという話も聞いたんだが。
10日ぶりの出勤である。乗換駅で降りると手への血の巡りが悪くなっているのを感じる。うーむ、こりゃかなりストレスを感じてますね(苦笑)。しかし、この連休中に年賀状の宛名を全く書いてないとは何たることか。けっきょく、12月に土曜日を全く休めなかったツケを払ってオシマイだったような気がするな。言い訳だけど。
さすがに今日は早めに仕事を終える。職場を出ると雨がパラついていた。家に電話をすると、迎えに来てくれるという。風邪を引いてるのに、すみませんねえ。家に帰り、妻子が風呂に入っている間にパソコンを触っていると、画面の状態がおかしいのに気がついた。最前面のウインドウに表示すべき内容が、そのウインドウの外まで拡がっているではないか。そのうちに画面が真っ暗になってしまった。スタンバイさせてから復帰させても状況は変わらない。ウインドウズキーを押すと、スタートメニューが妙なところに現れたりする。これは、画面を描画するときの基準点がグチャグチャになっているのではなかろうか。まったくWindowsというヤツは。
それと時を同じくして、雨が激しく降り始めた。遠くで雷鳴が響き始める。これは、パソコンの電源コードをコンセントから抜いておいた方がいいかもしれない。しかしマシンの状態がおかしいのである。画面の表示がおかしいだけならキーボードでシャットダウンできないかと思ったが、それもうまくいかない。こういうときに限って……けっきょく、電源ボタンの長押しで電源を切ったのであった。そのとき、自分でそうしてから気がついた。そうか、そうすれば電源が切れるんだ…馬鹿かオレは。
カミさんのパソコンも電源を切っておいた方がいいだろう。そう思ってネスケを終わらせていると、いきなり真っ暗になってひときわ大きな落雷の音がした。停電か。珍しいな。電話の子機の充電器やプリンタなどが部屋のあちこちでピイピイいい始める。騒霊が飛び回っているようだ。急いでカミさんのマシンとサーバをシャットダウンし、電源コードを抜くのである。
すぐに電気は復旧したが、風呂場にいる息子はびっくりしたんじゃなかろうか。そういえば、昨年の大晦日の夜にも私が風呂に入っているときにブレーカーが落ちて情けない思いをしたんだったな。
▲1月8日(火)▼ →
今朝もカミさんの目覚ましで目を覚ます。昨夜も息子と一緒に23時前に寝たはずなんだが。睡眠時間も足りてるはずなんだけどなあ。ただ、身体がだるくて熱っぽい。風邪を引いたかな。昨夜はカミさんに迎えにきてもらったので自転車は駅の駐輪場である。今朝もカミさんに駅まで送ってもらう。有難いことである。職場の最寄駅から地上に出ると、みぞれが降っている。天気予報では雨は昨夜で終わりだったはずなんだがな。「あめゆじゅ とてちて 賢者の石」などとベタなセリフを呟きながら職場に向かうのである。
今日は通勤中に「II」(FIELD OF VIEW)を聴いている。1枚目が良かったので買ったのだが、今回はあんまり良くないですね。音楽のスタイルは変わってないが、何というか曲に魅力を感じない。だんだん悪くなるパターンか?
昼休みに近くのビルの食堂に行こうとしたときにも雪が降っている…どころか、吹雪だ。雪混じりの強風が真横から吹きつけてくる。「きゃー」とか叫びながら食堂のあるビルに向かうのである。ニュースを見るとあちこちで混乱してるらしいからな。
午後になって客先に移動する。川沿いを長く歩かねばならない。寒い。カモメが川の手すりに鈴なりである。淀屋橋の手前で大きなカメラを持ったにーちゃんを見かけた。「何かの取材かな。一人なのかな」と思っていたのだが、家に帰ってテレビを見ていたらニュースでどこかで見たような風景が。カモメも写っている。あれはNHKだったのか。「大阪の寒波」の素材を集めに来てたのね。
▲1月9日(水)▼ →
今日は昼休みに職場近くの書店で「江戸職人図聚」(三谷一馬:中公文庫)を買った。江戸時代の文化には興味があるのである。将棋師(っていうんだったけ?)の項を見ても、だいたい正確のようだからね。
今日は職場からの帰りに「風にブギ」(岬兄悟:早川文庫 1986)を読み終えた。うーん、これはワタクシ的にはSFじゃないなあ。言っちゃいけないのかもしれないけど。それに、このネタで文庫本1冊はちょっとツラい。やっぱりこの人は短編の方がいいと思う。アイデアも短編向きみたいだし。
今夜は遅くなってしまった。家に着いたときには22時を過ぎている。居間には妻子はいない。しかし、着替えるために寝室の隣の部屋に上がってゆくと、ふすま越しに息子が声をかけてきた。まだ起きてたのか。「あしもなー、えれべーたーになー、のったらなー、みんななー、びっくりしたん」どうやら、テレビか何かでASIMOを見たらしい。寝室に入ってゆくと、のべつ幕なしに喋りかけてくる。そんなこと言ってないで、早く寝てくれ。
▲1月10日(木)▼ →
昨夜は久しぶりにカミさんが息子を寝かせてくれたので遅くなってしまった。風呂に入り息子にオシッコをさせて布団に潜り込んだときには5時近くになっていた。しかし、それほどしんどくもないんだな。寒くもないし。正月以来の寝貯めの成果か、再び飲み始めた漢方薬の効果か。
今日から通勤中に「さよならの場所で会いましょう」(西脇唯)を聴いている。この人の作るメロディも好きなんだな。聴き始めはそうでもないのだが、ずっと聴いていると、じんわりと良くなってくる。
今日は家に帰る途中、近くの本屋でヤングジャンプを買った。桂正和氏のエロマンガが載っていると知ったら、買わないわけにはいきますまい。しかし、それを嫁に見せる夫というのもなあ。カミさんも息子が何を言っても聞こえないような勢いで読んでるし。彼女の感想は「エロマンガだけど、青年誌とはちょっと違うわね」であった。
今日も遅い。家に着くと22時過ぎである。しかし今夜は自転車を停めた時点で家の中に動く気配がする。ととととっ…と駆ける音がして、息子が何か叫ぶ声が聞こえてきた。まだ起きてたのか。「おとーちゃん!」と言っているのは聞こえるが、その後に何かを言っているのが聞き取れない。「熊が何かになった」と言っているようだが、そんなことが面白いんだろうか。玄関に入ると彼は階段の途中まで降りてきていた。そして言う。「こま、まわせるように、なった!(私は独楽を回すことが可能になりました)」手には独楽と、それを回すための紐を持っている。ホンマかいな。居間に入ると「みときやー!(御覧なさい)」と言いながら回してみせる。まだ軸が地面と垂直になるように着地させることはできないが、回転数が高いので何とか自力で回っている。ほう、偉いもんだ。独楽に紐を巻くのもずいぶん巧くなっている。キミは不器用だから無理なんじゃないかと思ってたんだがねえ。カミさんによると、保育所でもまだクラスで半分くらいしか回せないそうだ。それを父に報告するために起きていたのか。彼は私が飯を食い終わるまで、「とーちゃん、とーちゃん、みときやー!(父上、父上、ご覧ください)」と言いながらずっと独楽を回している。幼児の一念というヤツでしょうか。居間の床が痛むけど、まあいいか。
今夜はカミさんが疲れているので息子を寝かせてくれると言っているのだが、彼は父と寝たいと言う。そうか、今朝はあんまり寝てないから今夜はパソコンをいじらずに寝るとするかね。彼は私が歯を磨いている間に母親と寝室に上がったのだが、ベソをかいているようである。私が居間に戻って着替えの準備をしていると、寝室の扉を開けて「とーちゃん、はやく、いっしょにほん、よもうよっ!」と半泣きの声で叫ぶ。そんなに母ちゃんと一緒に寝るのが嫌なのか。彼女は私が寝室に入ってゆくと「だんなさん、最近シンジ(仮名)と一緒に寝てるの? 最近、寝てからくっついてくるんだけど」と言う。それが鬱陶しいらしい。私は一緒の布団で寝ると息子が痒くなるので最近は別々の布団で寝ているのだが、たしかに布団に入ってからくっついてくるよな。その程度なら実害はないと思うんだけど。
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