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2月1日(金) 
カミさんからクレームがあり、アクセス解析は外しました。どうもNetscape Communicatorの4.7ではうまく動かないみたいなんで。Operaでは動くんだけどなあ。この半日、このサイトを見ることができない方がいらっしゃいましたら、申し訳ありませんでした。

目覚めると7時半を過ぎている。今朝は本社に出るので少し早く家を出なければならないのだ。急いで書いたが、日記を上げるのが少し遅れてしまった。

今日、昼以降に左足の裏側にお湯が流れたような生暖かい感覚を何度か感じた。何なんだろう。そんなにイヤな感じではないが。でも、存在しないものを感じるのは気味が悪い。

今日は伝票処理をするために久しぶりに本社に出た。給与明細に源泉徴収表が添付されていたので、昨年の年収をZAURUSに記録する。その履歴を見て驚いたね。ここ数年、年収が下がり続けている。百万以上年収が下がっている年さえある(激笑)。ボーナスが下がったし、多少残業しても手取りが増えないように給与体系が変わってしまったからなあ。たぶんウチの会社はほとんどが私のような状況に陥っているはずだ。日本全体でみても似たようなものだろう。こりゃ、モノが売れないのもアタリマエですわな。

昼休みに食事をして、いつものように職場近くの書店に向かう。角を曲がって書店の全貌が見渡せるはずの地点に立って驚いた。書店がなくなっているではないか。ショックである。これから私は昼休みをどうやって過ごせばいいのだ。そもそも、仕事が忙しくなると帰宅時には本屋が開いていない状況になるので昼休みに情報を集めるしかないのである。これは辛いなあ。しかし、この書店チェーン、先日も難波の店を閉めてたし、危ないんじゃないか。ちょっと前に駸々堂も破産したし、本屋も苦しいんでしょうねえ。本の売り上げナンバーワンは書店じゃなくてコンビニらしいしなあ。

そういうことで、悲しみを紛らわせるために客先への移動途中にジュンク堂に寄り、導きの星 1」小川一水:ハルキ文庫 ヌーヴェルSFシリーズ)と安住の地 1」山本直樹:Big comics ikki)を買う。「導きの星」は私の行く本屋にはなかなか売ってないのである。やはりSFは迫害されているのか。そのうえにライトノベルだからな。二重苦だ。「安住の地」は、店頭でぱらぱらと内容を見て買う気になった。ジュンク堂は中身を確認できるからいいね。確認して買わないことのほうが多いから、店としてはマイナスなのかもしれないが。そして、そこで幻の小松左京=モリ・ミノル漫画全集小松左京:小学館)を見てしまった。物の見方の父とも崇める小松先生の本だからよっぽど買おうかと思ったのだが、値段を見て断念。こんなに立派な本にする必要はないと思うんだがなあ。まあ、これを買う人間はいくら高価くても買うと思われてるんだろう。逆に少々安くしても買う人間は増えないと。

ストリーミングの動画の保存の件だが、Windows Media Player用のデータならばASFRecorderというソフトを使えばキャプチャではなく保存できることが判明した。これだったら画質は落ちないし、取り込みのパラメータの設定に悩むこともない。素晴らしい。さすがはMicrosoft、こういうことができる穴を作ってくれてるのね(憫笑)。

今日は遅くなってしまった。家に着いたのは真夜中である。妻子はすでに寝ている。夕食を食べていたらカミさんが起きてきたので「安住の地」を見せたら「相変わらずやね、この人」と言ってポイと放り出されてしまったのだった。今夜はすでに息子は寝ているので遅くまで遊べるはずなのだが、眠い。パソコンの前で何度も気を失う。カミさんに座椅子の上に押し倒されると、抵抗できずに眠りの淵に落ちてゆくのである。



2月2日(土) 
…寒い…寝返りできない…と思いながら寝ていた。今朝はコタツの中で眠っていたのである。ぼやけた頭でゆるゆると起き上がる。8時前だ。そしてそのままパソコンをいじり始める。そのうちに妻子が起きてきた。食事を始めるとカミさんは息子に、保育所はどちらと行くか尋ねる。息子が「おとーちゃん」と応えてカミさんはピースサインである。腹痛の影響が残っているのだろうか。

食事を終えると着替えて息子を保育所に連れてゆく。今日は玄関のカギを息子に開けさせてみる。我が家の玄関の扉のカギは外からはキーを差し込んで回すことにより開閉するのだが、中からは金具を上下させることにより施錠・開錠するようになっているのである。これが固くて息子は今までできなかったのだが、今日はガッチャンと開けることができた。「開けられたなー」と言って二人で喜ぶ。一度開け方を覚えれば、あとは難しくないだろう。彼は保育所に着いてからも「げんかん、あけられたなー」とか言っている。やはり嬉しかったらしい。

今日も空気が冷たい。動かなければそれほどでもないが、自転車で少し走ると手が痺れてくる。右鼻の奥が痛い。風邪を引いたかな。鼻の奥に違和感を感じた段階で治すのがベストなのだが。

今日もマシンのバックアップをしながら自分の用事をしていたら息子を迎えに行くべき時間になった。雨が降っている。なんだか今年の冬は雨が多いような気がする。この季節って、こんなに雨が降るもんだったっけ。カミさんは昼寝から起きてこない。やはり調子が悪いのか。これは私が迎えに行くしかないな。雨が降っているので歩いていったほうがいいのかもしれないが、予定時間を少し過ぎてしまったので自転車で行くことにする。

息子を連れて家に帰ってもカミさんは起きてこない。ウルトラマンコスモスを見せたりパソコンで将棋をさせたり筋肉番付を見せたりしていたが、息子はそろそろ「おなかすいた」とか言いだした。どうするかのう…とか思っていたらカミさんが起きてきた。そういうことで今日は外食である。息子はデニーズに行きたいと言っているが、私はファミレスよりもちゃんとした中華料理が食いたい。カミさんもデニーズのようだったが、折衷案でザめしやに行くことになるのである。

今夜はカミさんのところに木根尚子さんから電話がかかってくるそうである。それじゃ、私が息子を寝かせることになりますね。また遅くまで電話するんだろうなあ。早く双方ブロードバンドにして電話回線を使わずに会話できるようにした方がいいと思うんだが。マイクやスピーカーなんて、1回分の電話代で買えそうな気もするしな。あ、カミさんのマシンだとスペック的に苦しいかも。



2月3日(日) 
息子の咳で目が覚めた。あ、加湿器のスイッチを入れてないや。息子に布団を掛けてスイッチを入れる。4時前である。そのまま小用に起きるとカミさんが起きていた。もう某氏との電話は終わったようである。それでもちょっと前まで話してたらしいが。やがて彼女は寝室に上がっていったが、私はそのまま起きてしまう。今日一日キツくなるのは目に見えているのだが。

普段見れていないニュースサイトを廻る。『鈴木氏は講演の冒頭部で、いつものように自分の生い立ちや苦労話を語り「こんなに大勢の人が集まってくれて本当にうれしい」と涙を流し、ハンカチでぬぐった』か。ふん、やっぱりニッポンの政治屋、だな。こんなことでコイツに票を入れる馬鹿な呆け老人がいっぱいいるんだろうな。やはり最終的には有権者の責任なんだよなあ。

約3万9000頭の父親ですか。これだけ子孫を残すと、動物の雄としては本望…と言えるんだろうか。まあ、子供がほとんど食われちゃうんだから、意味がないといえばそうなんだが。

今日は仮面ライダー龍騎の初回放映日である。息子が観たいようだったので、パソコンのタイマーソフトを番組開始前に設定しておくのである。7時50分になったので起こしに行く。「龍騎、観いひんのか?」と言うと、やっとの思いで起き上がる。目が開かない。半纏を着ろというが、見つけることもできないようである。顔を洗いに行くのもへろへろだ。しかし、番組が始まるころには元気になり、真剣に観ている。子供というのはそういうものであるな。

龍騎が終わって私が別のテレビ番組を見ていると息子はクウガのビデオが観たいといってテープを出してくる。しゃーないなあ。彼にテープを入れさせて再生し、彼が観ている間に私はパソコンをいじるのである。

そうこうしているうちにカミさんが起きてきて朝食を食べる。そして息子は例によって私の膝の上に乗ってきて将棋をしたいと言う。何局か指した後、あんまり室内にいるのも何なので外に行くことにする。といっても、電器屋とスーパーマーケットなんだが(苦笑)。少し遠いスーパーに行くので自転車で出かける。走り始めると顔にポツリと水滴が当たった。雨が降るとツライなあ。

まずは電器屋に行く。最初に前回のようにマッサージ機のコーナーに行って座る。息子も座って「きもちいい」とか言っている。将棋にマッサージ機か。5歳にして年寄り臭いことである。とりあえず2台ほど試し、それから2階のパソコンコーナーに行く。例によってパスワードつきのスクリーンセーバーが起動しているが、息子はキーボードやマウスをいじって画面が変化するだけで満足なようである。私が他のコーナーを見て廻っているときも一人でパソコンをいじっている。一人で置いておくのは不安なような気もするが、もう5歳だからね。「はじめてのおつかい」ができる歳なんだから。

何も買わないのも何なので、リストカメラの電池を買う。ついでに、ハンディシュレッダーが100円だったので買う。以前、カミさんにドイツ製の高級シュレッダーをプレゼントしたことがあったのだが、大きすぎるといって使ってもらってないのだ。やっぱり通販の封筒とかは読めないようにして廃棄した方がいいと思うからねえ。…いま「だったのでかう」と入力しようとしたら「DATたのでかう」と変換されてしまった。こうなってしまうと、未変換の状態に戻しても「だtた」となってしまって「だった」とは変換できなくなってしまう。「DAT」という単語が辞書に登録されてるからだろうが、これはATOKの不具合と言ってもいいんじゃないだろうか。

電器屋を出てスーパーに行くために自転車に乗るときに、息子は「おしり、いたい」と言いだした。肛門ではなくて左側が痛いそうである。いったい何なんだろう。痺れたんだったらすぐに治るだろうと思っていたのだが、その後も家に帰るまでずっと訴えている。何なんだろう。

スーパーでは野菜ジュースとチーズを買うつもりだったのだが、1000円以上お買い上げでインスタント味噌汁4食分が10円という商品があるのを見つけてしまった。買うつもりもなかったのに1000円以上買わねばならないと思ってしまうところが馬鹿である。安売り商品で必要なものを探す。息子は疲れて帰りたいとか言っている。それでも探す。ウルトラマンコスモスのパンが半額になっているのを見つけた。息子に訊くと欲しいというので買う。彼は当たったら何かもらえるに違いないとか言っている。でも、これはもれなく怪獣のカードが入っているみたいなんだけどな。まあ、当たったと思えば幸せな気持ちになれるだろう。それから半額処分の納豆とかも買ったのだがまだ1000円に足りない。石鹸がなくなっていたのを思い出して買う。牛乳石鹸青箱である。いまストックがあるのは香料がきつくて気持ちが悪いのである。息子の肌にも悪いみたいだし。やっぱり石鹸は安いのがいちばんである。高価いのは妙なものがいっぱい入ってるからな。最後にチーズを追加してやっと1000円を超えた。

息子が空腹を訴えるので家に帰って納豆でご飯を食べようと言っていたのだが、ご飯が無いと言われてしまった。仕方がないので息子には「ウルトラマンコスモス」のパンを食わせる。彼はカードが入っているのを見つけて当たったと大喜びである。そして私が自分のインスタントそばを作っている間にパソコンに向かって将棋をパチパチ指している。自分で考えられるじゃないか。負けたっていいんだからどんどん指せばいいんだよ。そして私が行ってみると案の定、一目で敗勢になっている…と思ったのだが、いや、勝ちじゃないか(→)。もちろん私が教えてやらなければ勝てない局面だが。それでもすごいものである。ある程度「筋」というのを教えておくだけで5歳になりたてでも闘えるんだ…とか言うのも親馬鹿だな。まあ、棋譜を再生してみると(パソコンはこれができるのが便利だ)上手の自滅のようだったんだけどね。

食事を終えるとさすがに眠くなってきた。息子も横になったりしているのでいっしょに寝ようと言うが、将棋をするといって拒否される。それじゃ、独りで寝るとするか。布団の中に入っていると息子が上がってきた。負けてしまったとか言っている。まだ弱いんだから当たり前だよ。負けて強くなるんだから。「何回でもやったらええ。頑張れ」と言うと彼は「うん!」と言って下りていったのであった。

…気がつくと真っ暗である。横には妻子が寝ている。これは、夕食も食わずに朝になってしまったかと焦ったが、起きて時計を見ると19時過ぎであった。ちょうどいい昼寝だったな。すぐにカミさんも起きてきた。息子は母親に相手をしてもらえないので拗ねて怒られて泣く泣く寝室に上がっていったんだそうな。やっぱり私と一緒に寝ればよかったんだよ。彼女は夕食を買いに行くが、息子は起きてこない。やはり8時前に起きたのはキツかったか。

カミさんが帰ってきた。息子を起こす。彼は起きてきてもずっと「りゅうき、どんなはなしやった?」と言っている。「どないやった?」と訊いてやると「かがみのなかから、くものかいじゅうが、でてきた」とか「りゅうが、でてきた」とか言っている。ずいぶん気に入ったようだな。オレ的にはクウガの方がレベルが高いように思えるんだけどね。

夕食を食べて風呂に入ってきた息子がまたまた将棋をしたいというので、私が風呂に入るときに彼をパソコンの前に座らせる。着替えを用意して脱衣場で服を脱いでいたら息子が呼びにきた。ソフトが動かなくなったとか言っている。見に行くと…ああ、王手をかけられてるんだ。王が逃げなきゃ。でもこりゃ、負けですな。まだ敵の狙いがわからないから仕方ないけど。

今日も息子と一緒に寝る。今夜は彼が父親の布団で寝ると言ったので一緒の布団で寝たのだが、やはり彼が痒みを訴えるので自分の布団に寝かせる。そして今夜は胸が痛いと言い出した。胸骨のあたりである。なんだか、あちこちに痛みを訴えるんだけど、大丈夫なんだろうか。臀部や胸は成長痛じゃないだろう。



2月4日(月) 
いま、通勤中に「BODY MIND SOUL」(Debbie Gibson)を聴いている。たしかにスタイルは以前のままだが、やはり好んで聴いていた頃に比べると勢いが足りない。アーチストにも「旬」というものがあるからねえ。

どうもノドが痛くてしんどい。風邪を引いたかなあ。今日は早く帰ろうと思うのだが、なかなかそういうわけにもいかないのである。職場を辞したのは19時過ぎであった。

家に帰って、今日聴いていたアルバムをPCに録音する。CDからのリッピングの途中でマシンが止まってしまう件であるが、どうも処理を実行中にマシンを放っておくと死んでしまうようだ。この処理を裏で走らせながら表で別のことをやっているとCDからの取り込みは正常に完了する。マシンに負荷をかけるといけないという話はよく聞くんだけど、放っておくといけないというのはねえ。何なんでしょう?

息子は今日は歯医者に行ってきたそうである。ここしばらく歯ぐきが痛いと言っていたのと、保育所で虫歯ができかけていると指摘されたそうなんである。診断結果は、虫歯は大したことないし、歯ぐきは下から歯が生えかけているせいだということだ。歯ぐきに関しては我慢するしかないらしい。そういうことで彼は歯医者ではそれほど痛い目には遭わなかったようだ。「幼児の虫歯は親の責任」だと思うから歯磨きだけはしっかりやってるからね。歯医者にはなるべく恐怖心をもたないようにしないと後が大変だ。それに何よりも歯痛の苦しみというのは味合わないに越したことはない。



2月5日(火) 
今朝は7時過ぎに起きて通信し、いつものように朝食を食べたのだがどうにも体調が悪い。ノドの痛みは相変わらずだし、そのうえ眉間にも偏頭痛がある。そして、背中が痛い。これは風邪を引いたな。ちょっと仕事の切れ目であることもあり、休むことにする。

昼から医者に行こうと思っていたのだが、雨が降り始めた。本当にこの冬は雨が多い。雨に打たれると逆効果なので家で過ごすことにする。寝なきゃいけないと思ってたのだが、新しいページを作っていたら止めるタイミングが見つからなくて、気がつくと夕方になっている。馬鹿である。

昼寝から起きてきたカミさんが息子を迎えに行く。彼女は息子を車から降ろすと、医者にアレルギーの薬を取りに行った。玄関に入った息子は私に訊く。
「なんでなー、さんわぎんこうとか、ゆーえふじぇーぎんこうに、なるん?」
「一緒になってな、大きな銀行になるねん」
「おっきくなったほうが、ええん?」
「そうや」
「みんな、ゆーえふじぇーぎんこうに、なるん?」
「いや」
「みついすみともとか、おおきいから、いいの?」
「そうそう」
しかし、何でこういうことを知ってるんだね、キミは。

食事前に先日買ったハンディシュレッダーを出してきたら息子は興味津々である。何かを入れたくて仕方がないようである。新聞の折り込み広告を切らせる。何とかハンドルを回してガリガリと切っている。よし、今日からキミをシュレッダー係に任命しよう。



2月6日(水) 
今朝も調子が悪い。背中がガチガチに凝っているのに眠れない。明け方、小用に起きてから布団の中で輾転反側する。今日も休むことにするのである。自業自得…というか、自己管理ができてないな(憫笑)。8時になったのでカミさんを起こし、また布団の中に潜り込む。9時になって息子が起こしにきた。寝室の窓を開けようとしていたが、そのまま保育所に連れて行かれる。

私は関連各位に連絡を済ませてパソコンをいじり、朝食を食べる。カミさんから電話が入った。先日息子の保育所で園児に独楽をぶつけられた顔の傷を治療に行くそうである。彼女が帰ってきて私も医者に行くことにする。今日はいい天気だ。

医者には午前中の診療終了時刻ぎりぎりに飛び込んだのだが、何人か待っていた。いつもはほとんど待たずに診てもらえるんだけどね。鼻の中を覗かれて「これは鼻詰まるやろね。真っ赤やわ」「細菌やね」と言われる。鼻粘膜への細菌感染のようである。ノドに吸入して薬をもらって帰る。

医者からの帰りに本屋に寄って蚊−か−コレクション(電撃文庫)を探す。3軒廻ったが、見つからない。やはり電撃だからだろうか。店頭でNEW PC SUCCESSを見つけて買ってしまった。付録のCD-ROM版「家庭の医学」が目当てである。経験的にこういうソフトはあんまり大したことはないような気もするが、500円なら買ってしまうのである。どちらかというと、続刊の「プロアトラス2002」とか「Super日本語大辞典」の方が期待大だな。機能制限版じゃなければいいけど。

その他にも薬屋でビタミン剤とドリンク剤、スーパーで野菜ジュースを買って家に帰る。郵送されてきている請求書関係のチェックをする。ああ、マイラインでNTTを使わなくしたからテレチョイスは無意味になったんだ。116に電話をかけて解約する。ついでに電話関係の手続きをまとめて処理することにする。こういうことをやる時間はなかなか取れないのだ。まずはDDIポケットに電話して、私とカミさんの請求書をまとめる手続きをする。これをすると利用料金が200円安くなるのだが、この手続きができてなかったのである。私が契約してから20ヶ月だから、4000円損をしたことになるか(自爆)。ついでに、カミさんが車上荒らしに遭ったときに停止した自動引き落としの手続きを再会するための用紙も送ってもらうことにする。それから、マイラインで契約したKDDIフュージョンの料金の自動引き落としの申請書も書く。ついでにKDDIのDDIポケットとの割引セットの申し込みもする。このへんのことが面倒臭いから、みんなマイラインは現状維持でNTTにしてるんだろうなあ。でも私は、日本の通信環境が遅れてるのはNTTのせいだと思ってるので、意地でもそれ以外の会社にするのである。日本中NTTばかりというのも良くないと思うしね。競争がなくなれば、けっきょく自分たちに跳ね返ってくるのである。

申込書のイメージを残しておいた方がいいだろう。久しぶりにスキャナを出してきて繋ぐ。先日システムを過去の状態に戻してからぜんぜん使ってないんだな(苦笑)。システムがスキャナを繋ぐ前の状態に戻ってるはずだから新規インストールの手順に沿ってやればいいと思っていたのだが、繋いで電源を入れてみると「新しいハードウェアの追加ウィザード」の画面が出てこないのである。これは困った。マニュアルには「もし、この操作を途中でキャンセルしたり、本書の説明と違った操作を行うと、スキャナが使えなくなるばかりでなく、ドライバソフトの再インストールができなくなります」とか脅かすようなことが書いてあるし。これはスキャナの故障か、と背中が寒くなる。ハードウェアウィザードを見てみるとスキャナが残っていた。おかしいなあ、Cドライブとシステム状態は戻したはずなんだがなあ。それ以外のところに覚えているんだろうか。よくわからない。それを削除して再起動すると、何とかインストールすることができた。

夕食後、息子が「みときやー(ご覧ください)」「みときやー」と繰り返す。見ると「ひとついって、ななめ」と言いながら前に一歩跳んでから斜めにピョンと跳ねる。桂馬のつもりらしい。この動き方は難しかったけど覚えたからね。次は一歩ずつピョンピョン進んでいる。歩兵だな。そうかと思って見ていると今度は「うぉりゃーーー」と言いながら台所の端っこまでドドドドッと走ってゆく。……香車らしい。



2月7日(木) 
今日は昼休みに職場近くの本屋で墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便」飯塚訓:講談社+α文庫)を買った。日航機墜落事故のときに遺体の確認作業に携わった方の書かれたドキュメンタリーであるが、何と申しましょうか…合掌。子供の死体の描写などが出てくると、読んでいて涙が出そうになる。それでも、これは手抜きがあったにせよ事故なんだが、今もこの同じ空の下では明確な意図の元にこういう悲劇が続いていたりするんだなあ…などとも思ったりするのである。いかにご立派な大義名分は掲げていても。

今日、通勤中に電脳祈祷師美帆 邪雷顕現東野司:歴史群像新書 1997)を読み終えた。感想としては、あんまり面白くなかったですね。読み始めたときに『起き得ないことを「あるかもしれない」と思わせるところが作家の腕の見せ所ですからね。お手並み拝見』と書いたが、けっきょく最後まで荒唐無稽だとしか感じられなかった。「ピシパシ」とか「ドムバム」とかいう擬音も何となく臨場感がなくて笑っちゃうし。それに、「邪雷は純粋な『魔』。感情を持たない論理的整合性によって導き出される『魔』なのです」とか言っていながら実際に肉体を持った「敵」が出てくるのもどうかと思うなあ。欲望や感情も持ってるみたいだし(笑)。こういう話は得体の知れない人知を超えたものが襲ってくるというところが恐ろしいんじゃないかと私なんかは思うんだけどねえ。

今日は通勤中に「EXIT」(J-WALK)を聴いている。まだアナログレコードの時代に借りて、そのときはあまり良いとも思わなかったのだが、なんとなくずっと聴いていたのである。けっきょくいいアルバムだったということになるのかな。特に「ユー・アー・マイ・フレンド」と「青いアイシャドウ」が好きなんだな。

家に着いたのは22時近くだったのだが、息子は起きていた。おお、髪を切ったのか。その様子だと母ちゃんに切ってもらったな。やっぱり髪を切るとキミは私に似てるねえ。カミさんに「墜落遺体」を渡すと、彼女は深刻な顔をして読み始めた。「イヴェント帰りに乗ってた可能性もあったから他人事じゃない」そうである(当時から同人活動をしていたのだ。まだ20年にはなってないと思うが(苦笑))。まあ、そうなると私もまだ結婚できてない可能性も充分にあるからな。他人事ではない。

Googleがプログラミングコンテストですか。なんだか面白そうですなあ。やっぱりアソコはやることが違う。そして、電池込み約126gのポータブルAVプレーヤーだって。これはひょっとすると大当たりするかも。昔カミさんがイヴェントに私のビデオウォークマンを持っていってウケてたらしいしな。さすがに目のつけどころがシャープである。

私が夕食を終えてパソコンを出してくると、息子は例によって将棋をやらせろとやってくる。1局だけということで指させる。私が歯を磨いて上がってくると、彼は角を取られて成り込まれていた。まだまだだね。私が応援して何とか入玉して勝った。彼は自分の将棋が終わると父親の番だと言う。彼の中ではそういう手順ができているらしい。それも終わるとすぐに彼は眠いと言い始める。もう23時前だからね。私が一段落するまで待つように言うと、ここで寝ると言って座布団の上に横になる。ふざけているのかと思ったら、すぐに目を閉じて寝息を立てはじめた。そのまま眠りそうな感じなのだが、コタツの中で私の脚の上に乗っている彼の脚がモゾモゾと動いている。けっきょく眠れないらしい。私が寝室に連れて行くのである。しかし、例によって寝室に入るとなかなか寝ない。本を読まずに寝てくれるとありがたいのだが、けっきょく絵本を1冊最後まで読まされた。



2月8日(金) 
今朝は7時前に起きて昨日聴いていた「EXIT」(J-WALK)をパソコンに録音する。あ゛ー、CD2WAV32プリエンファシスのかかったCDからmp3に変換するときは「MP3圧縮」のタブで「MP3ファイル作成時は内臓ディエンファシスフィルタを使わない」のチェックを外さなきゃいけなかったのね。「取り込み」タブで「内臓ディエンファシスフィルタを有効にする」のチェックをつけてもファイル名に「_EMPH」がつくから変だと思ってたんだ。こりゃ、今まで録音したCDもやり直さないといけないヤツがあるなあ。まあ、プリエンファシスのかかった旧いCDを持ってない人には関係ない話なんだが。

今日は通勤中に「III」(FIELD OF VIEW)を聴いている。うーん、どうしてこうなっちゃうんだろうなあ。耳当たりはいいのだが、耳の端っこをサラサラと通り過ぎてゆくだけである。やっぱり、次々にアルバムを出さねばならないせいなのかなあ。

今日から通勤中に鳩笛草 燔祭/朽ちてゆくまで」宮部みゆき:光文社文庫)を読み始めた。まずは最初の「朽ちてゆくまで」を読み終えた。たった一人の家族だった祖母を亡くした女性。遺品を整理していて出てきたビデオテープには子供の頃の自分の姿。どうやら、彼女は未来を予知していたらしい……という話だが、やっぱり巧い。オープニングなど何ということもない描写なのに、何でこう、すっと心に入ってくるんだろう。この表現力でこういう現実とは少し違う世界を描いてくれると、子供の頃にSFを読んでいたときのワクワク感が甦ってくるような気さえする。オレはこういう作品が読みたかったんだ、とか思ってしまうんである。そして、話の内容が鋭角的に変化するところでは、文字通り背中が震えた。やっぱりモノが違うよなあ。

今日は職場近くの本屋で路上の夢 新宿ホームレス物語」中村智志:講談社文庫)を買った。明日は我が身、というヤツか。家に帰ってカミさんに渡すときに「ゲイのホームレスの話も載ってるよ」と言ったら、「えっ、どこどこどこ」と言ってページをめくり始める。…あのねー

今日もLinuxのサーバがうまく動かなくて遅くなってしまう。家に帰り着いたときには真夜中である。息子はすでに寝ている。遅くまでパソコンをいじれるのだが、疲労が激しい。カミさんが寝室に上がっていくと、今夜も私は支え棒が外れたように…



2月9日(土) 
今朝も朝刊の折り込み広告がすごい。本当に不況なんかいな。ポストにギチギチに押し込まれているので、なかなか出てこない。引っ張ってたら、抜けた勢いでポストの尖ったところに引っかけて左親指の腹をえぐられてしまった。またたく間に血の球ができる。くっそー、痛いぜ。

今日もパソコンのバックアップをしながら自分の用事をしていると一日が過ぎる。17時を過ぎてもカミさんは起きてこない。これは私が息子を迎えに行くしかないか。

息子は私と会うとまず「きょう、こすもす、ろくじからやで」と言う。最近、それを中心に生活が回ってないかい? バブも買いに行きたいようなことを言っている。先日、試供品を風呂に入れたらしいのだが、ハマったのか?

最近休日に外出する機会が少ないので、保育所からの帰りにあちこち巡回することにする。まずは本屋を廻る。2軒ほど廻るが、蚊−か−コレクション(電撃文庫)は見つからない。最近カミさんも私が仕事から帰ってきて買ってきた本を鞄から出すたびに「『蚊−か−コレクション』?」と訊くのである。それなら自分で買えよ、とは怖くて言えない。本屋に入ると、息子は勝手に自分の好きな本を見つけてめくっているのでラクである。

そしてスーパーに寄り、和風キムチを買う。いろいろ買ったが、ここのキムチがいちばん旨味があるんだよな。そこで息子が「さむい」と言ったので気がついた。オマエ、コート着てないじゃないか。保育所に忘れてきたか。

帰りにまた保育所に寄り、コートと靴下を着させる。ちょっと遅くなってしまった。コスモスに間に合わないぞ。急いで自転車を走らせる。家に着いて自転車を停めると息子は「かーちゃん、ねてるん?」と訊く。玄関のチャイムを鳴らすかどうかの判断をしたいのか。なかなか偉いな。そうだよ、たぶん母ちゃんは寝てるよ。19時を少し過ぎてしまった。テレビを点ける。

コスモスが終わってもカミさんは起きてこない。息子はそろそろ「おなか、すいた」と言いだした。今週もパソコンで将棋をさせたりして過ごすのである。

そういうわけで、今夜も外食である。カミさんのリクエストで新しくできたラーメン屋に行った。けっこう客は入っている。私は野菜ラーメンというのを頼んだのだが、スープはけっこうしっかりした味だったけれど野菜に味がついていない。これだけの距離を踏破してまで食べに行くレベルじゃなかったな。

ラーメン屋からの帰りに郊外型の本屋に寄る。カミさんと交代で息子の相手をするのである。息子は本屋に留まること自体がイヤだという状態は脱したのでラクだ。本を読んでやらなければならないんだけどね。店内に入ると彼は私を引っ張って絵本のコーナーに一直線である。そして、仮面ライダーやウルトラマン関係の本を次々に読む。電車の本には見向きもしない。そろそろ興味の中心が変わってきたか。まあ、私の息子だからな。そして、私が店内を巡回する番になり「蚊−か−コレクション」が見つかったので買う。やっと見つかったな。何軒の本屋を廻ったことだろうか。



2月10日(日) 
今朝は7時に起きて通信を始める。日曜日は息子が仮面ライダー龍騎を観たがっているので8時前に起こさねばならないのである。タイマーソフトが息子を起こすべき時刻だと告げたので寝室に上がる。先週は起きるのがかなり大儀そうだったのだが、今朝はあっさりと起き上がった。まず「なんじ?」と訊く。「7時50分。オシッコして顔洗う時間はあるで」と応える。今朝は起動のシーケンスも順調にこなすのである。

そして「龍騎」を観はじめたのだが、けっこうクウガに比べてツッコみどころが多い。まずヒロイン(らしき)ねーちゃんの喋り方がおかしい。古代語を喋ってるのかと思ってしまったぜ。子供向けの番組でこんなの出すなよな。そして、カードのシステムがいかにも商売優先でイヤ。なんだか遊戯王そっくりだし、そもそも戦いの最中にあんなに悠長にカードとか入れてて大丈夫なんかいな。

今日は私が息子の相手をする日なのである。「龍騎」が終わると空腹を訴えるのでトーストを焼いて食わせ、パソコンで将棋を指させたりする。そのうちにカミさんが起きてきた。息子は早起きしたので眠いようである。将棋を何曲か指していると、私の指示が理解できないと泣く。カミさんが「それやったら、母ちゃんと一緒に寝よ」というが、拒否するのである。けっきょく、カミさんだけまた昼寝に入ってしまった。息子はすぐに「おなか、すいた」と言いはじめる。けっきょく昼食も私が作って食わせることになる。ご飯が残ってたら納豆もキムチもあるのだが、あいにく炊飯器の中身は空である。息子は「かーちゃん、とーちゃんに、おそばつくってもらい、ゆーてた」と言うのだが、インスタントのそばが見つからない。鍋にかけて調理するうどんがあったので、それを作り親子二人で食べる。

うどんの薬味にはカミさんが育てているカイワレを入れた。以前やっていたサツマイモの栽培はまだ継続しているのだが、宮本春日さんが我が家にいらっしゃったときに買ってきたカイワレの残りを彼女はまた台所の隅で栽培しているのである。ちゃんと世話をしていなかったので枯れかけていて彼女は捨てようかと言っていたのだが、私が水を足して窓際に移動させたら何割かは元気になった。新しい葉を出そうとしているものもある。健気である。その元気なやつを摘んで釜茹での刑に処するのは気が進まないこともないのだが、こういうのを食うといかにも「生命をもらっている」という感じがするのである。なんとなく元気になれそうな気が。そういう気持ちになるだけでも有益だろう。成仏せいよ。

息子がコスモスに出てきた怪獣の名前を訊いてくるので円谷のサイトに行ってみる。写真は小さいがいちおう怪獣の名前はわかるようになっている。息子は大喜びである。塗り絵があったので印刷して色を塗らせる。まだまだ「白いところに色をつけてる」だけで「本物らしく塗る」とかいうことはできていないのである。

天気が悪いので外に出られない。ここ数週間で録画していたヒッパレを観る。しかしこのTommy Febraryってえの、何かヘンですな。バックのチアガールはいいんだが(笑)、センスの接点が全く無いように感じる。。これはたぶん、若い女の子にウケてるんだろうなあ。最近の若いモンの好みはよくわからん……てなことを言い出すともうオジサンなのである。そして、おおおおっ、サーカスのライヴですか! これは録画しておいて良かったね。

息子は私のゴジラのビデオを観たいと言っている。先日見つからなかったのとは別のテープがあるはずなので、それを見せてやると言っていたのである。しかし、自分の部屋からその番号のついたテープを持ってきて再生してみると…ぜんぜん別のものが入っている(泣爆)。おかしいなあ。これじゃ、インデックスをつけている意味がないじゃないか。その前後の番号のテープも再生してみたのだが、どれも違う。うーむ、どうするか。また数百本分の目録をサーチして空の大怪獣ラドンが入っているテープが見つかったので、それを見せることにする。

ラドン」を観ていると息子はまた腹がへったと言い出した。昼はうどん半分だったからねえ。まだ我慢できるようだが。そのうちにカミさんが起きてきた。スナック菓子を出してきて食べ始める。これで息子もしばらく保つだろう。息子は起きてきた母親に塗り絵を見せる。そういうものがインターネット上にあるということを知った彼女は、さっそく「龍騎」の塗り絵を印刷して息子に与える。ちょうど「ラドン」がクライマックスにさしかかるところだったのだが、息子は塗り絵に夢中で映画を観てくれないのである(泣)。

今夜の夕食は例のスーパーの半額処分を狙って買い出しに行くことになる。けっきょく、明日の分の食事も買い込んだ。息子が買いたがっていたバブも買う。家に帰り、大量に買い込んだ寿司とピザを食う。テーブル上に並べたときには買いすぎたかなと思ったのだが、何とかすべて胃に収めることができた。まあ、朝昼は粗食だったからね。夕食だけが豪勢というのはあまり良くないそうなんだが。

風呂にはさっそく買って来たバブを入れる。今日は息子が買いたがっていた「さくら」を入れた。まあ、入れたがっていたといってもコマーシャルで「新登場」と言ってたから、という程度の理由のようなんだが。しかし、入ってみると「さくら」は臭い。花王って、こんなに香りのセンスの悪いメーカーだったっけ。なんだか、中年のオバサンになってしまったような気分になってしまった(こらこら)。

息子は早起きしたのにもかかわらず、昼寝もせずにずっと起きていた。もう午前中のうちから眠そうだったんだけどね。私が風呂から上がってくると、息子はコタツの中で眠っていたのだった。しばらくそのまま寝かせていたのだが、寝返りしようとして苦しそうだったので寝室に連れて行く。今夜は抱き上げても目を覚ますことなく布団の中に収まってしまったのだった。

狼谷辰之  新書館ウィングス文庫
なる
¥620+税  ISBN4-403-54021-X



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