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▲7月21日(日)▼ →
今日は妻子が私の実家に行く予定になっているので、私も出張先から合流する。上司の車でホテルから広島駅まで移動し、そこから私だけ実家の最寄り駅までの切符を買う。みどりの窓口で目的の駅名を言うと、時刻表を出してきて最適な便を検索してくれる。岡山で乗り換えになるようである。「どちらも広島発と岡山発だから座れると思いますけど。どうしても予約したいというなら…」そうなのか。夏休みに入ったから混んでいるのではないかと思っていたのだが、こうまではっきりというと言うことはそうでもないらしい。「指定席と自由席だといくら違います?」「710円です」すぐに答えが返ってくる。さすがはプロである。そんなに違うなら自由席でいいや。
すでにホームに入っている列車に乗り込むと、たしかに空いている。まだ朝食を食っていないので、ホーム上の売店に引き返してサンドウィッチと野菜ジュースを買う。これで300円なら納得できる価格である。岡山からは700系のいちばん前の座席に座ってコンセントに出張用のFIVAを繋いで使おうかとも思ったのだが、数十分しか乗らないので断念する。朝食後のトイレに入ってたら着いてしまったし。慌ててトイレを出る。そういや、重たい思いをしてFIVAを持ってきたけど、けっきょくほとんど使わなかったな。データのコピーにもけっこうしんどい思いをしたのだが。
実家の新幹線の最寄り駅に着いて、何軒か本屋を巡回する。けっこう大型の本屋はあるのだが、私の欲しい本がほとんどない。なんか、置いてある本が少し古いような気がするのは気のせいだろうか。私鉄に乗り換え、降りて実家まで15分、FIVAを持って炎天下を歩く。暑い。実家に着くと、妻子はクーラーの利いた部屋で涼んでいた。
実家の庭で息子はミニトマトとかキュウリとかを収穫する。狭い庭だが、彼にとってはトトロの世界かもしれない。私はといえば、実家に着いて何かと食わされ、横になると寝てしまう。実家では安心するのかやることがないせいか、すぐに眠くなるのである。息子は私が寝ている間にまたセミを捕まえてきたようである。「あぶらぜみやでー」とか言っている。この鈍い息子に捕まるとは、田舎のセミはのんびりしたものである。抜け殻もみつけてきたようだ。
私が明日からまた出張なので早めに実家を辞することにしている。出がけに母が新聞を出してきた。何かと思ったら、妹が新聞の童話大賞に入賞したということらしい。「ぜんぜん教えてくれへん」とか愚痴っている。いまインターネットに公開されているものの冒頭を読んでみたが、以前に某雑誌の大人向け童話で大賞を取ったと同じようなオープニングですな。ある日、不思議なものが世界に闖入してくる。それを補助線として新しい物の見方を浮かび上がらせるというのだったら、SFの手法といえないこともないのだが…
山陽電鉄と阪神電鉄の直通特急で大阪に帰る。駅のホームで待っていると、息子が「はんしんの、あたらしい、でんしゃ!」と叫ぶ。やってきたのは阪神の新型車両であった。これは縦方向に座れる座席のようである。これだったら阪神の車両でも親子3人で乗るのは楽だな…とか思いながら息子の方を見ると、彼は瞳を潤ませている。どうやら「もうれつに感動している((c)花形満)」らしい。そんなに嬉しいのか。それはよかったね。
▲7月22日(月)▼ →
今年のSF大会では「米澤嘉博さんやその他SF大会でよく見かけるコミケの面々」がコミケと規制の話をしていたらしい。「例えば船を出して公海上で開くとか、何百カ所に分散して行ったとしてもそれがコミケだとか」というのはスゴいなあ。やはりパイオニアは違う。
朝、カミさんが息子の手にトゲが刺さっているのを見つけた。長いのが皮膚の下に潜り込んでいる。抜こうとするが、糸口が見つけられないようである。息子は悲鳴を上げて嫌がるが、放っておくわけにはいかない。彼にとっては拷問のような時間だったろうが、なんとか抜けたようである。終わったときには、彼の顔は涙と汗と鼻水でグショグショになっていたのであった。
今日も広島に移動するので「星のダンスを見においで 1」(笹本祐一:ソノラマ文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読み始める。そういえば先週も「タイムマシンのつくり方」(広瀬正:集英社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいたのだが、2作ほど感想を書いてなかったな。まず「あるスキャンダル」だが、これも面白かった。ロボットが禁止されている時代に闇でロボットを売っている男の話である。オチも気が利いてますね。続く「鷹の子」は…これはコワい話でございましたね。神童の息子を亡くした金持ちの未亡人に、左官屋が生まれ変わりだと言って自分の息子を売り飛ばす。そして……私はそっち方面は詳しくないのだが、これは今ならサイコホラーと呼ばれるのではないだろうか。未亡人が狂ってゆくのが恐ろしい。
今日は17時過ぎの新幹線に乗って移動したのだが、乗ってから猛烈に腹が減ってきた。空腹のあまり手が震えて意識が薄れるくらいである。これは我慢できん。車内販売の弁当でも買ってしまいそうなくらいである。千円以下なら買おうと決心する(それでも価格の制限をつけるのか)。ワゴンを押したねーちゃんがやってきたので値段を聞いてみると950円だそうである。仕方がない。買って食う。どうせ今夜も夕食は遅くなるだろうからな。
今日も夕方から広島に移動である。19時から打合せの予定なのである。しかし例によってそれよりも開始は遅れ会議は延び、けっきょく終わったときには23時を過ぎている。しかもそれから、全体のリーダーがキックオフをしようと言い出した。この時間から飲みに出るのである。寝かせてくれ〜。最終的には2時過ぎまで拘束されていた。まあ、食い物が旨かったからいいんだけどね。
▲7月23日(火)▼ →
今日も広島で仕事である。昼休みにオフィス街で適当にラーメン屋に入ったのだが、ここもなかなか旨かった。味覚的には広島は私と相性がいいようである。和歌山のラーメンはそれほど美味いとは思わなかったからなあ。それほど食べ歩いたわけじゃないけれど。
18時まで広島で仕事をして、それから大阪に戻ってまた仕事である。重いノートを持っていなければ直接家に帰ったかもしれなかったんだけどね。それほど使わなかったから、ノートを持ってきたのは失敗だったか。そしてまた、23時半まで仕事をする。長時間重い荷物を持って移動した後の仕事はキツイ。
▲7月24日(水)▼ →
今日は通勤中に「星のダンスを見においで 1」(笹本祐一:ソノラマ文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読み終えた。スペオペのようだが、私は宇宙での戦闘シーンにはあまり萌えない。あくまでも好みの問題だが。そして「タイムマシンのつくり方」(→【amazon】:→【bk1】)の続きを読み始める。最後の部分はショートショートだが、短い話で深く考えさせられるものもあり、やはりこの人は物凄く深く考えて作品を創っていたんだなあというのが伺える。こういうのは好きだ。最後の「『時の門』を開く」も、先日読んだ「時の門」の内容に関する考察だが、通勤時に少しずつ読んだのではほとんど理解できないくらい精密に分析されている。しかしこの「時の門」という作品、小松先生もこれに触発されて「時の顔」(小松左京:ハルキ文庫:→【amazon】:→【bk1】)を書いたという話だし、かなり当時のSF業界に影響を与えた作品なんですなあ。
しばらく出張で音楽を聴いていなかったのだが、今日は久しぶりの出張なしの通勤で「NO SIDE」(松任谷由実:→【amazon】)を聴く。これは、貸しレコード屋で借りて気に入ってアナログレコードを買い、CDが出たときにはそれも買ってしまったというくらい気に入っているアルバムである。タイトル作は、若い頃に何かに打ち込んだ人間ならば共感することができるんじゃないだろうか。いつもながら風景の切り取り方の巧さには感心する。それに、やっぱり「DOWNTOWN BOY」がいい。これも主人公の周囲の状況が的確に伝わってきて感情移入させてくれるのである。
今日も23時半まで仕事をする。23時半が定時のようになってきたな。
▲7月25日(木)▼ →
今朝は、疲れているのを見かねたカミさんが車で駅まで送ってくれる。ありがたいことである。
今日は昼休みに仕事場近くの本屋で「将棋名勝負の全秘話全実話」(山田史生:講談社+α文庫:→【amazon】:→【bk1】)を買った。そういえば最近、本を買ってないなあ。今日の本も小説じゃないし。
今日もまた23時半まで仕事。終電から降りて駅前のコンビニでマンガ雑誌に目を通し、表に出て気がついた。「あ、今日は自転車で来たのではなかったのだった!」もう1時である。すでに地下鉄の便はない…というか、この駅まで乗ってきた電車が終電だったんだな。もう、歩くより家に帰る方法はない。30分以上の道のりを歩きだすのである。
▲7月26日(金)▼ →
今日もまた昼から広島に出張してお客様と打合せである。打合せ自体は1時間程度で終わったので、定時過ぎに大阪に向かう。まあ、1時間程度の打合せのために往復4時間以上もかけて移動させられるというのが問題だな。それでも、大阪の仕事場に寄らなければいつもより早く家に帰れるというところがさらに問題のような気もする。
今日はノートを持ってこなかったので直接家に帰ることにする。そして梅田で降りる。ヨドバシカメラから3万円以上買うと使える3000円の金券が送られてきているのである。それの使用期限が明後日までなので使わなければならない。NASの新機種が出たから買いたいのである。性能が向上しなかったのは残念だが、2機種目だし、容量的には120GBが上限のようだし、このあたりが買い時でしょう。
しかし、新大阪に着いたときには20時50分である。大阪駅で降りて店に飛び込むと、ちょうど閉店するところであった。そう気がついたときにはすでに入ってきた扉が閉まっており、そちらからは出られなくなっている。泣きながら反対側の出口から出るのである。
家に着くとカミさんがベランダから「早かったわね」と声をかけてくる。息子にも「はやかったねー」と言われてしまった。あのー、もう23時近いんですけど。
▲7月27日(土)▼ →
今日も休日出勤なのである。しかし、今日中にやらなければいけないことは少ないので、仕事場に行く途中で買い物をすることにする。かなり遠回りになるんだけどな。何度も地下鉄に乗ることになるので、地下鉄の駅で共通一日乗車券を買う。しかし、計算してみると、特別回数券を使って恵美須町と梅田を経由して仕事場に行って帰ってくるのと金額的には変わらない。まあ、特別回数券を使うと改札を出るときにスルッとKANSAIのプリペイドカードと2枚を自動改札機に投入しなければならないので改札機からカードが出てくるのが遅くなるから、それが無くなるのがメリットだと思うことにしよう。
まずは日本橋に行く。昔なじみだったオーディオヴィジュアル専門店からフェア開催のハガキが届いていたのだ。DVDソフトを500円で売っているというのに釣られて行くのである。そういうのがあるときは早く行った方がいい。開店一番に行くつもりだったが、日記を書いていると少し遅くなってしまった。行ってみると安売りのDVDは十数枚しかない。やはり特価品はそれほど大したものはないなあ…とか思って見ていたら、「アイアン・ジャイアント」(→【amazon】)があるのを見つけてしまった。おおぉ、超ラッキーである。さっそく確保する。しかし、こういうところで客寄せに叩き売られているということは、やっぱり売れなかったんだろうなあ。こんなにいい作品なのに。まあ、インターネットの一部以外ではまったく評判を聞かないからなあ。インターネット時代になったといっても、こういうことはある。キャラデザが日本向けじゃないしなあ。まあ、インターネットを充分に活用している人間の方がまだ少数派だろうしね。で、よく考えたら、DVD-ROMドライブが使えるマシンはいま不調でファイルサーバに成り下がっているのだった。どうやって観ようか。まあ、こういうのは持ってるだけで幸せなんだが。
フェア会場に入ってアンケートを書くと、缶入りのお茶をサービスしてくれるし、2000円の商品券までもらってしまった。なんだか悪いような気がするなあ。でも買わない。DVDレコーダーが5万を切る値段で売られていたりして、ちょっと心が揺らいだりしたんだけどね。昔はビデオテープレコーダーでもこんな値段では買えなかったからなあ。
金券を使ってCDを買う。「GOLD」(CARPENTERS:→【amazon】)と「ベスト」(さだまさし:→【amazon】)である。こういうときに往年のアーチストのベスト盤を選んでしまうところが年寄りだな。でもカーペンターズのベスト盤は必携だと思うし(持ってなかったのが不思議なくらいだ)、さだまさしさんのシングル曲というのはアルバムに入ってないのが多いから、CDで持ってないのだよ。そういう意味では、「案山子」や「秋桜」、「風に立つライオン」を入れるくらいなら「椎の実のママへ」を入れてほしかったな。特に「風に立つライオン」は個人的にはあまり好きな曲ではないので…しかし、『このほど日本音楽著作権協会(JASRAC)によって「非商用配信に関する手続き」が新たに規定されたました。このことで、歌詞の掲載が大変難しくなりましたので、[全曲歌詞集]のページは閉鎖いたしました』って、作詞者が許しててもそうなのか?
久しぶりなので日本橋をウロウロしてたら昼を大幅に過ぎてしまった。急いで梅田に向かう。ヨドバシカメラの金券の使用期限が明日までなのでNASの新機種を買わねばならない。しかし、行ってみると展示してないのである。日本橋で置いてあるところはあったんだがなあ。やっぱり売れてるんだろうか。80GBのタイプは棚に有るんだが、いくら3000円の金券が使えるとはいえ、40GBも少ない旧機種を買うわけにはいかない。でも金券を使えないのは残念だなあ…とか悩んでいると店員が通りかかったので「これの120GBのやつ、あります?」と訊いたら、すぐに持ってきたのであった。よし、今日はツイている。重い荷物を抱えて仕事場に向かうのである。しかし、地下鉄梅田駅の北口を出たすぐのところに地下1階の出入り口があるというのはいい立地条件ですな。ちょっと前までは壁だったのが信じられないくらいの賑わいぶりである。
今日は17時半で仕事場に人がいなくなってしまうので早く帰る。私は外注なのでフロアを施錠する権限がないのである。それで、また梅田に戻ってジュンク堂に寄る。一日乗車券を持っているからといって、時間の無駄を気にしないところが貧乏人である。そこで「さまよえる海 スター・ハンドラー 2 下」(草上仁:ソノラマ文庫:→【amazon】:→【bk1】)を見つけて買った。これで完結か。だったら上巻(→【bk1】)を読み始められるな。
今夜は息子は居間で寝てしまった。寝室に連れて行こうとして抱き上げると、顔の下になっていた左頬に血糊がべっとりとついている。鼻血が出ているようである。起こして鼻にティッシュを詰めようとしている間にも血がとろとろと出てくる。息子は起こされたり鼻をいじられたりするのを嫌がってもがく。意識が朦朧としているので、じっとしていろと言っても聞かない。私が押さえつけてカミさんが彼の鼻に脱脂綿を詰めたときには、かなりの量の血が流れ出ていたのであった。大丈夫か? 血が止まらないというのはちょっと気になる。子供が鼻血を出すのはよくあることらしいんだが。でも私は体力のない子供だったんで、鼻血を出した経験がほとんど無かったんだよな。
▲7月28日(日)▼ →
今日は妻子よりも早起きしてNASを我が家のネットワークに繋ぐことにする。こういうのは早く使わないとどんどん値打ちが下がってゆくからね。以前客先から払い下げてもらってきた8ポートのハブをいそいそと出してくる。いま使っているハブは4ポートなので、プロキシサーバ、ファイルサーバ、私のマシン、カミさんのマシンで一杯なのである。しかし、出してきてコンセントがアース付きの3Pなのに気づいた。私が昨日買ってきたテーブルタップは2Pなのである。うう、使えねー。
半ば諦めていま使っているハブを眺めていると、どうやら切り替えスイッチらしきものがある。ひょっとしたらカスケードのポートをPC用として使えるんじゃないだろうか。マニュアルを探すのも面倒臭いので、メーカーのサイトに行ってマニュアルのPDFファイルをダウンロードしてきて設定方法を調べる。すばらしい時代になったものである。メーカーには既存製品のマニュアルをすべてPDF化してWeb上に置くように義務づけるべきだな。そうすれば、年寄りがビデオの予約の仕方がわからないといって悩むこともなくなるだろう(んなことねえ)。やはり予想通り、「最終ポートをカスケードポートとして使用するか、または通常のハブのポートとして使用するかを選択するスイッチ」であった。これで新しいハブを買いに行かなくてもNASを繋ぐことができるな。まあでも、NASを増設したり息子がパソコンを使い出したりすると必要なポートが増えるだろうから、いずれ8ポート以上のハブは必要になるだろう。今後パソコンショップに入ったときには出物をチェックすることにしよう。というか、変換コネクタを買えばいいのか。
そうこうしているうちに妻子が起きてきた。カミさんは家の前にビニールプールを出して息子に水浴びをさせるという。彼女は先日の日焼けがまだ回復していないので途中で交代する。しばらく遊ばせて家の中に戻るとカミさんは昼寝に入っていた。テレビを点けると劇場版 ウルトラマンコスモスをやっていたので息子に見せる。そのうちに私も眠くなってきた。息子に一人でテレビを観ているように言って寝室に上がるのである。
…寒くて目が覚めた。19時である。冷房がガンガンに効いている。カミさんが寝ているところに入ったときは気持ちよかったのだが、ずっと寝ていると身体にこたえる。妻子は家にいない。出かけているらしい。たまの休日にさえ子供の相手を妻に押し付けてしまったとは情けない亭主である。そう思いながらも、昨日買ってきたNASを箱から出し、セッティングを始める。そうしたところにカミさんから電話がかかってきた。ポケモンの映画を観に行ってきたらしい。外食するので車で拾えるところまで出てこいとの仰せである。せめてNASのフォーマットくらい開始して家を出ようと思ったのだが、PCからブラウザでアクセスできないのである。「TCP_ERROR」というようなエラーになる。仕方がない。そのまま家を出るのである。
カミさんの車に乗るが、何を食べるかで少し揉める。息子はラーメンを食べたいと言うのだが、私はそういう濃いものを食べたい気分ではない。ラーメンも野菜のメニューも選べるところということで中華料理のチェーン店に行ったのだが、駐車場がいっぱいなのである。けっきょく私が対案を提出できなかったので、以前食って旨かったラーメン屋に行くことになる。私とカミさんがそれぞれラーメンの大盛りを頼み、チャーハンを追加したのだが…私が食べられないのである。別に頼んだチャーハンどころか、ラーメンさえも完食できない。身体に水分が足りないのではないかと思ってビールを追加したが、それでも駄目である。ふつう、ラーメンなんて食うのに苦しむようなものじゃないんだが…やはり、冷房のダメージがかなりあるのだろうか。
ラーメン屋からの帰りに近くのスーパーに寄ることにしたが、私は食後に自動車に乗る気分ではないので歩いて移動する。歩き始めると、後ろから息子の呼ぶ声が聞こえてきた。「とーちゃーん」とか言いながら駆けてくる。私と一緒に歩くことにしたらしい。走ってきてくれるのは嬉しいが、車に気をつけるんだぞ。自分を追いかけてきた息子が車にはねられたりでもしたら、一生悔やむことになる。
NASの設定をしようとして「TCP_ERROR」になる件だが、ブラウザにおけるプロキシサーバの設定の詳細設定で「例外」のところにNASのIPアドレスを書かなければいけなかったようである。Webサーバとしてのレスポンスがかなり遅くてかなり時間がかかったが、なんとかフォルダをいくつか作ってセキュリティの設定まですることができた。とりあえず今のところは私だけがアクセスできるようにしているが、EPWINGの辞書データや仮想CD/DVDデータや音楽のMP3データなんかは家族に公開してもいいんじゃないだろうか。しかし、どうもこれは参照専用の利用者というのは定義できないようなのである。家族に公開して間違って消されたりすると辛いからなあ。まあ、とりあえずは個人用と割り切ることにするか。120GBもあれば、公開用のフォルダを別に作って定期的に同期を取るような運用も有りだろう。これで、我が家ではネットワークコンピュータを開くと5つのマシンが見えることになったのである。ただ、マニュアルに「ケーブルが不意に外れた場合は、本製品のシステムが破損し、動作しなくなる場合があります」と書いてるのが怖いな。掃除中に抜けてしまうことが充分あり得るだけに…
しかし疲れた。体がだるい。家に帰っても風呂に入る気力もなく、息子と一緒に寝室に入るのである。寝る前に息子が昼間観てきた映画のパンフレットを読まされたが、字が多くて辛い。まあ、読み終わって息子がすぐに寝てくれたのは有難かったが。彼も疲れたのだろう。
▲7月29日(月)▼ →
渇きと尿意の相矛盾する衝動で目が覚めた。気分が悪い。起き出して小用を足し、お茶を飲むと、身体中から汗が流れ出してきた。運動したわけでもないのに胸や脚を汗が流れ落ちる。冷蔵庫から出したビールのようである。脱水状態だったんだな。水分を補給すると気分はマシになってきた。昨夜寝る前にファイルサーバの1つのパーティションに入っているデータをNASにコピーする処理を走らせているのだが、なかなか終わらない。Webから必要なサイトのデータを丸ごとダウンロードするためのドライブだからファイル数が多いんだな。そのまま家を出るのである。
今日は通勤中に「VARIETY」(竹内まりや:→【amazon】)を聴いている。これはもう、私の人生でベストテンには必ず入るであろうというフェイヴァリットなアルバムである。時間がないので、内容についてはまた項を改めて書くことにしたい。
今日は通勤中に「神の鉄槌」(アーサー・C・クラーク/小隅黎・岡田靖史:ハヤカワ文庫 SF:→【amazon】:→【bk1】)を読み終えた。やはりクラークはいい。いかにも「SFを読んでいる」という感じがする。それは、道具立てや設定ではなく、この世界が緻密に構築されていることが伝わっているから。それに、正しい科学知識に基いて正しく構築されているから、時代が進んでも大局的にはボロが出ないのよね。
今夜も23時半まで仕事をして終電で帰る。もうこれ以外では帰れないくらいの状況である。例によって家に着いたときには1時近い。さすがに家に帰ったときにはNASへの1パーティションのデータのコピーは終わっていた。しかし、フォルダの作成時刻を見ると、18時過ぎまでかかっていたらしい。4ギガ以上…というより40万個をはるかに超える数のファイルを転送するには半日以上の時間がかかるのか。
▲7月30日(火)▼ →
居間で目が覚める。7時前である。昨夜はカミさんに寝かされてしまっていたのだ。ゆるゆると起き上がり、マウスを動かしてパソコンの画面を表示させると、なんとNIFTYのメール一覧が表示されているではないか。これを出したまま寝てしまっていたのね。しかし私はNIFTYに対しては一定時間以上使用すると追加料金がかかるコースで契約しているのである。寝てから数時間経っているよなあ…とか思いながらログアウトボタンをクリックすると、「すでにログアウトされています」と表示されたのだった。しばらく使わなければ自動ログアウトするようになってたのね。ホッとする。しかし、どれだけ触らなければ切られるのかがよくわからない。そのくらいはわかりやすいところに書いておいておいてほしいものだが。
今日は通勤中に「GOLD」(CARPENTERS:→【amazon】)を聴いている。名曲が次々に出てくるが、このくらいの曲になってくるともう自分の身体や記憶と一体化したようになっていて、今さら聴いても感動も何もない。ただ、空気のようにそこに流れているだけである。とか思いながら聴いていたのだが、それでもやはり「I Need To Be In Love」や「Solitaire」が流れてくると懐かしさに胸の奥がじんとするんだよなあ。
今日は昼休みに仕事場近くの本屋で「17歳の殺人者」(藤井誠二:朝日文庫:→【amazon】:→【bk1】)を買った。女子高生コンクリート詰め殺人事件のルポルタージュである。ワタクシ的には生かしておく価値のない人間というものがあるならば、まずコイツらが該当するであろうと思う。しかし、これから目をそむけてはいけない。自分の子供がこういうふうに育ってしまわないようにするためにも。子供がいなけりゃ、こういう心配などしなくていいんだけどね。これだけ苦労して子供を育てて、それで子供が悪事を犯したら責められるというのは割に合わないことではあるかもしれない。こういう鬼畜を育ててしまっても、子供を持つ気のない人間に責められると腹を立ててるかもしれないなあ。
今朝もファイルサーバのパーティションを1つNASにコピーする処理を開始して家を出たのだが、これも4時間以上かかったようである。まあ、性能よりも容量だよな。頻繁にアクセスするデータはクライアントに置いとけばいいんだし。
▲7月31日(水)▼ →
昨夜もカミさんに居間で寝かされてしまっていた。最近、毎日のように家に帰ると暑さに耐えかねて発泡酒を飲んでいるから、意識を失いやすいのである。以前はべつに何も飲まなくても平気だったのだが、歳のせいかなあ。
NIFTYの自動切断時間だが、履歴を見てみると10分間操作しないと切断されているようだ。少し短いような気もするが、Webでメールを見てログアウトし忘れる(というか、その必要性を理解していない)人間は多いような気がするから、この程度が適当なんだろう。
うう、この記事にはまったく同感。前にも書いたが、「技術が普及した後に権利主張する」というのは嫌いじゃ。ヨーロッパには「卑しい」という概念がないのかね。こういう卑怯な会社は潰してしまへ。
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