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▲8月11日(木)▼ →
リストカメラの電池が切れた。それで、電池を入れ替えたら何だか動きがおかしい。そろそろ限界かな。常時身に着けて動作させているものだから、よく保ったと思うべきか。調べてみると、買ってからもうすぐ4年ですか。でももう新製品は出てないからなあ。携帯にカメラが入ってる時代になってしまったら仕方がないか。
今日は夕方から京都で打ち合わせ。移動途中に梅田駅前ビルのチケット屋に寄ってスルッとKANSAIカードと図書券を買い込む。ついでに古書店街の店頭にある安い本のコーナーを見て回ったが、買うものはなかった…いや、カミさんへの土産に「定本ネコマンガ (右)」を買ったか。猫の写真にフキダシを入れてマンガにしているものである。気に入ってもらえるかどうかはわからないが。
往きに乗った阪急の特急は通常と違う新しい車両であった。座席も広くてゆったりとしている。ラッキーである。ただ、この車両は3ドアで座席が広いため2人掛けの座席が1両に8組しかないので、それほど混んでいない時間帯で扉が開いてすぐなのにまだ他の人が座ってないところがほとんどない。
いちばん前の車両まで行って、やっと1箇所みつけた。その前の席では若作りのオバハンが2人分を占領している。顔を扇子で扇いでいて風がこちらに来るが、そこしか空いてないので仕方がない。そのうちに携帯電話をかけはじめた。ここは携帯電話を使っちゃいけない車両なんだがな。もうやりたい放題。
発車してしばらくすると、銀行の紙袋をもったオッサンが隣に座ってきた。銀行からあんな大きな紙袋をもらうほどお付き合いが深いようには見えないんだが。ペットボトルのお茶をグビグビ飲みながら座ってきて嫌な感じ…とか思ってたら、それがすぐに寝てこちらによりかかってくる。どうも今日は「隣の乗客運」があまりよくないようだ。
帰りは帰りで横のボックスを茶髪のねーちゃん3人組が占拠して化粧する大声で電話するぎゃーぎゃー喋る。いくら化粧したってそんな態度じゃ意味がないと思うんだがな。化粧というのは外に向かって自分をよく見せるためにやるものだと思ってるんだが、こいつらにとっては自分のためにやるものなんだろうな。そんなものに意味があるんだろうか…とか考えるのも余計なお世話か。
引き続き通勤時には「結晶星団」(小松左京:→【amazon】)を読んでいる。移動中には「結晶星団」を読む。あーSFだSFだ。宇宙モノだし異星人の造形が秀逸だし、何よりもこの星団の描写がすばらしい。観測装置として自分の分身を「分子コンピューター」上に造り上げるというのも、「虚無回廊」の人工実存のアイデアを思い起こさせる。その必要性を論じるのに、無限と認識の関係について述べるところもいいよなあ。
そして帰りに読み終わった。あの結晶星団の奥に閉じ込められていたのは、そういうものでしたか。言ってることは解るんだが、こちらの世界に出てくれば、けっきょくこちらの世界の秩序に従わざるを得ないから、同じことだと思うんだがな。彼らの言ってることを実現するなら、彼らのやるべきことはこちらの世界に出てきてリターンマッチを挑むことではなく、造物主の作ったこの世界のルールを変えることだと思うんだが…などと、前回読んだときまでは思わなかったことを考えてしまった。
続いて「象と耳鳴り―推理小説」(恩田陸:祥伝社文庫:→【amazon】)を読み始める。まずは「曜変天目の夜」を読み終えた。これはミステリじゃないよなあ。謎なんて最初から提示されてないし。まあ、ブンガクしてますよね。これも、雰囲気は独特だし。
▲8月12日(金)▼ →
引き続き通勤中に「象と耳鳴り―推理小説」(恩田陸:祥伝社文庫:→【amazon】)を読んでいる。今日は「新・D坂の殺人事件」を読み終えた。これはまあ昨日の「曜変天目の夜」よりもミステリだが、この結末には納得できないなあ。でも、この渋谷の雑踏を見つめる視点は新鮮だった。やっぱりこの人は、ネタじゃなくて文体とか雰囲気とか、そういうものを鑑賞すべきなんだな。
▲8月13日(土)▼
アメリカのダンピング提訴が、金銭面から係争が難しい中小企業をターゲットとするようになってきたらしい。まったくアメリカってえ国は。
今日は京都で夕方からサーバ入れ替えの徹夜仕事。それで今朝は「恋愛の樹-れんあいのき-」(navy&ivory)をmp3プレーヤに入れて聴き始める。アルバムの最初の曲の、最初の一音が鳴った瞬間に良いものであったことが判る。しかし通して聴いてみると、前に聞いた「星に願いを」よりは少しレベルの落ちる曲が混じっている。
やっぱりインディーズで作品的必然性があって出すというのと、メジャーデビューするから作りましたというのでは、ちょっと違うんだろう。創造的活動というのはそういう、どうしようもないこともあるものだ。でもまあ、それを乗り越えないとプロとしてはやっていけないんだけどね。それでも充分にレベルは高いんだが、前のアルバムが良すぎたからな。期待してしまうのである。というか、それだからこそこんな高価い金を出して買ったんだから。
今日は長時間電車に乗るので長編の「消滅の光輪〈1〉」(眉村卓:ハルキ文庫)を読みはじめる。やっと司政官シリーズの本が入手できたのである。ちょっと読んだだけで世界がちゃんと構築されていることがわかりますな。面白いかどうかは、これからの話だが。
しかし、昼間の窓際だと電車の中でもLinuxザウルスのディスプレイはぜんぜん見えまえんな。これじゃ感想が書けない。何とかできないものか。
ハードウェアの入れ替えは保守員の人が来て行ったのだが、マザーボードは黒いシートを敷いてその端から出ている線をアースしてその上に乗せ、本人も手首にマジックテープを巻いてそれもアースして作業をしている。静電気防止ですな。業務用のサーバは高価いからねえ。というか、トラブったら業務が止まるからな。それがプロの仕事。
▲8月14日(日)▼ →
今回も作業は予定通り早朝に終わった。京都で古本屋に行ける時間ではないので、そのまま大阪に向かう。阪急の梅田駅で電車を降りてエスカレーターを下りていると、丸い柱にiPod(というより、アップルのiTunes関連サービス)の大きなポスターが貼ってある…と思ったらそれが発光しているのである。紙のポスターじゃなくて円柱の周りを樹脂製のパネルで囲んで、その中に光源を仕込んでいるのだ。
ううむ、ここまでやるとは。あの広告スペースだけでもそうとう高価いだろうに…というか、だからこそさらに金をかけて効果的にアピールしようとしているんだな。やはりアップルという会社のやることはひと味違う。そう思わせるだけでも成功だろう。これじゃ、日本の音楽サービスは勝ち目がないだろうなあ、という思いをさらに強くしたのであった。
そのときはそんなことを思ってたんだが、後で調べてみるとこれは阪急電鉄がやってるルミポールという広告(→【pdf】)ですか。でも、ここは今までルミポールじゃなかったと思うんだがなあ。
そして大阪に着いたときにはすでにヨドバシは開店していたので、カミさんのためのヘッドセットを買う。USB接続のタイプである。Skype対応とは書いてないが、大丈夫だろう。通常のものだったら1000円未満で売ってるんだがなあ。でも、カミさんのノートには音声入出力端子が付いてないから仕方がない。当時としては最強の構成を組んだつもりだったんだが。
そしてカミさんにDVD-Rを頼まれていたのでソフマップに向かい、自動ドアを開けようとすると…開かない。ドアの周囲を見ると、開店時間が11時とか書いてある。何ですかそりゃ。ヨドバシは9時半から開いてるのに。それで閉店時刻を一緒にしたんじゃ勝てないですよ。
あのー、このコモモのデザインって、ピカチュウのパクリなんじゃないの。そう思ったのはオレだけかなあ。こんな1ヶ月以上前の記事で何も問題になってないということは、やっぱ私だけ?
昼過ぎまで起きて日記の更新とかしていたのだが、それでもどうにもこうにも睡魔に耐えられなくなり眠らせていただく。夕方になって娘が起こしに来た。髪をゴムで括っている。いつもはすぐに外してしまうんだがな。可愛いのはいいが、数時間眠っただけでは眠くて眠くて、どうにも起きられない。娘を階下まで送り届け、また眠らせていただくのである。
▲8月15日(月)▼ →
けっきょく、今朝の7時に目が覚めた。寝たのが昨日の14時頃だったから…17時間くらい寝たことになるのか。今日は代休を取って、子供たちをプールに連れて行くことになる。
カミさんの車に乗り、まずは鶴見緑地プールに向かったのだが、「2時間待ち」とか表示してあったので入場を断念。市営のプールに向かう。前に一度だけ行った屋内の温水プールである。あれはいつだったんだろう…と思って調べてみたら、3年前ですか。
息子には昨年に引き続いて平泳ぎを教える。今回は一緒に水の中にいるので手取り足取り教えることができる。しかし、彼はすぐに沈んでしまうのである。脂肪が少ないせいかなあ。いや私も体脂肪率が1桁なんだから。水の掻き方を教えても、なかなか水を掴むことができないようである。水の中を抵抗なく通り過ぎてしまう。手が小さいせいかなあ。肺活量の問題か? 私はよほど調子が悪くない限り5000ccは超えるんだが。
娘は怖がってベンチの上から動かないそうである。そういうことではここに来た意味がない。私が抱き上げてプールに向かうとギャアギャア泣き出したが、水の中に浸かってしまえばすぐに泣きやむ。水が落ちてくるところに行くと、手を伸ばして遊ぶようになる。何も怖いことはないんだよ。
それでプールを出て歩かせていたら、滑って転けて後頭部を打つ。まだ歩くことに慣れてないから、こういう通常より滑りやすい環境では失敗しやすいのか。
私は強度の近視(0.1もない)なので眼鏡を付けていないとほとんど五里霧中である。若い娘の肉体の輪郭が美しいという程度しかわからない。詳細な情報を得ることができないというのは蛇の生殺しである。しかし輪郭しか認識できなくても、人間の体型ってのは年齢が残酷なほど出ますねえ。
このプールは地域の施設でかつ辺鄙なところにあるだけだって女性はオバサンか小学生以下なんだけどね。でも、小学校高学年ならワタクシ的に充分鑑賞の対象になるんだがなあ。残念無念である。そして、男子更衣室で着替えている女の子には遭遇できなかった(コラ!)。
しかし身体がなまっている。25メートルプールを往復しただけで疲れる。帰る前にもう一度往復したのだが、もう最後の方は後ろから来ている人の迷惑になるから急がねばならないと思うのだがどうにも進まない。唯一私が他人並みにこなせたスポーツが水泳だったのだが、もう20年以上まともに泳いでないからなあ。このあたりも将棋と同じ。まあ、徹夜明けに長時間眠ったあとで水に入ると心臓が不安だったのだが、何とか生きて帰ることができただけでも幸運だと思っておこう。
▲8月16日(火)▼ →
朝起きて、HDD&DVDレコーダーのハードディスクに録画していた「ジャイアント・ロボ」をDVDに焼こうとしたら「サムネイルを作成できません」というエラーになった。えっ、ひょっとしてハードディスクが読めなくなってるんですか。そう思って昨夜録った番組を再生しようとすると…できねえよ。げげげっ、ハードディスクが死ぬと、まだDVDに焼いてないコンテンツがまとめて昇天だ。青くなっていると、カミさんが先日もハードディスクが読めなくなってそのときは電源を入れなおしたら復旧したという。それで再起動してみたら…読めましたよ。でも、消えたら困るような情報は、早くDVDに落としておいた方がいいなあ。
職場で仕事をしていると、なんとなく揺れているような感じがする。すぐに周囲で「地震や」とか言いだした。時計を見ると、11:49の終わり頃である。ビルの10階以上のフロアにいたので、さりげなく長周期に揺れてイヤンな感じである。建物のあちこちでミシミシと音がする。このビルは阪神大震災を経験してるはずなのでこの程度の揺れでは大丈夫だとは思うが、気持ちが悪いのは事実ですな。
数分後にはニュースサイトでは第一報が上がっている。昼飯を食いに行くエレベータの中で話しているねーちゃんたちはもう、震源地から大阪の震度まで知っているようだった。便利な世の中になったものである。まあこれも、被害を受けていない地域にいるからなんだが。
毎日新聞のサイトに行くと、次々に新しいニュースが(写真まで)追加されて抜けられない。ニュースサイトはこうでなくっちゃね(マイクロソフトのサイトを誉めるのは癪だが)。
トラックバックスパムについて言及されてますが、こりゃ当然そうなりますわな。サイトのオーナーが知らないうちにリンクを張られてしまう機能というのは、どう考えても悪用が可能だ。こういう組織的なものでなくても、以前書いた「最近Googleで上位に表示されるのに内容の薄いblogサイトが増えてきた」という現象もその弊害だ。
こういう仕組みを考えた人は悪用されることを考えなかったんだろうか。おめでたいなあ。この記事もけっきょくは「マナー」とか言ってるが、そういうものがない相手に対応しなくちゃいけないんですぜ。まあ、それだけインターネットというのはみんなの善意を前提に作られているということなんでしょうな。そういうところに手段を選ばず商売してやろうという人間が入ってくると始末に負えなくなる。個人的にはオレに関係ないところでトラックバックを張りまくるのはかまわないが、Googleで欲しい情報が見つかりにくくなるのは勘弁してほしい。それが私のささやかな願いである。トラックバックのリンクは、張られた側から張っている側へのリンクと同じに扱ってくれればいいんだけどねえ。
今日は早めに帰宅したので子供たちは起きている。例によって玄関に入ると土産を求めてドタドタと出てくる。娘にはヨーグレットを渡すと口の中に入れて家の中に戻ってゆく。やっぱり食えればお兄ちゃんと一緒でなくてもいいのね。そこで息子には「最強!あおい坂高校野球部 (3) 」を渡すのである。
私がLinuxザウルスとmp3プレーヤを充電するために自分の部屋に上がってゆくと、娘も追いかけて上がってくる。それで下りるときには階段の下で娘が下りてくるのをフォローしたのだが、彼女は私の左腕の方を指さして何かうーうー言っている。私の腕時計を指さしているのかと思ったが、どうも違うようだ。よくよく見ていると、腕時計で反射した光が階段の壁に映っているのを指さしているのである。彼女の近くに映してやると、指で追いかけている。キミは猫か。
今日は私が子供たちを風呂に入れる。娘は湯船の中で遊ばせていればいいということだったのだが、今日も仰向けにひっくり返った。お湯が少なかったので水没して「決闘中のポルコ・ロッソ」にはならなかったのだが、ぴーぴー泣く。抱き上げてなだめるのである。最近よく転けるねえ。やっぱりまだ直立することに関しては初心者だからなあ。
今日は私が子供たちと一緒に寝る。娘は風呂上がりに薬を塗ってないということで、あちこち痒いと言うので薬を擦り込む。それでも昨日の疲れがあるのか、それほど時間をかけずに寝てくれたのだった。
▲8月17日(水)▼ →
通勤で乗っている近鉄の高架の下でJRの城東貨物線を大阪外環状線にするための工事が行われている。当初は土手の上を単線が走っていたのを、それに接するようにして高架の線路が造られた。それで複線になるのかと思っていたのだが、続いて元からあった土手を線路ごと取り除けてしまった。これでまた単線である。これからまた高架の線路をもう一つ造って複線にするんだろうか。
引き続き通勤中に「消滅の光輪〈1〉」(眉村卓:ハルキ文庫)を読んでいる。ちょっと文体が旧く感じるな。それと、「不定期エスパー」のときにも思ったことだが、話の進行が遅い。それほど大きな事件が起こるでもなく、主人公の身近な範囲で淡々と物語が進んでいく。ちょっと退屈。文体的にも読点が多くてちょっと読みにくい。
▲8月18日(木)▼ →
出勤時に環状線に乗っていると、大阪城公園駅に入ってから急停車して転けそうになった。と思ったら、ドアを開けずにゆっくりとバックしはじめた。オーバーランですか。時刻は9:19。しかし、急ブレーキをかけて戻るというのは、ぼーっとしていて行き過ぎたのか。環状線では快速と勘違いしていたということも考えづらいし。大丈夫なんかいな。まあ、環状線じゃ暴走することはないだろうけど。オレはすぐに降りるし。
引き続き通勤中に「消滅の光輪〈1〉」(眉村卓:ハルキ文庫)を読んでいる。昨日は読みづらいと書いたが、主人公が赴任した惑星の主星が新星化するのが当初の予定よりも早まりそうだということが告げられ、対策を立てなければならなくなって、やっと面白くなってきた。かなりスロースターターですな。最近じゃ、ここまで読み続けてくれる気の長い読者は少なくなってるんじゃないだろうか。
今日は帰りに本屋で「老ヴォールの惑星」(小川一水:ハヤカワ文庫 JA)を買う。昨夜amazonで著者名をキーワードに検索すると出てきたのである。こういうのが出てたとは、ぜんぜん知らなかった。しかし最近、ハヤカワ文庫は頑張っているな。今月も私に新刊を買わせてしまうのだから。ここしばらくハヤカワ文庫の新刊なんて買ってなかったからなあ。あと、「疾走!千マイル急行 (上)」も買わなきゃ。
「ネット上の路上ライブ」ですか。もともとインターネットというのはそういうことが可能で、かつ距離的な制約がないから世界中に対して発信が可能なメディアである。ただ、インターネットは流れている情報が多すぎて、そういう情報は目的を持って探さないと見つからなかったりするので、それらを組織化することが必要だ。だから、こういう動きはぜったいにあるべきだ思うのである。情報が集約・整理されてて選びやすく、良いものが浮かび上がってゆくような仕組みを作るべきでしょう。
しかし、かなりJASRACに対して低姿勢ですねえ。いかにこの業界で連中が悪代官ぶりを発揮しているかがわかりますな。なんで「タダでもいいから聴いてください」という活動も遠慮してやらなきゃいけないんだ。金を取って売る方は、無料で提供する人間を攻撃するんじゃなくて、金を出すだけの価値のあるものを自分たちが提供すればいいだけの話だと思うんだが。インターネットという便利なものがあるんだから、ガチガチに何でもかんでもできなくしてしまうんじゃなくて、もっと創造的に使うべきだと思うんですけど。
▲8月19日(金)▼
今日は昨日に引き続き、帰りに本屋に寄って「疾走!千マイル急行 (上)」(小川一水:ソノラマ文庫)を買う。インターネットで検索できるようになって、好きな作家の本を買い逃す危険性が減ったということだな。便利な世の中になったものである。
▲8月20日(土)▼ →
今日明日とカミさんはイベントである。彼女が起きて車が出て行った出ていったのを確認して娘を保育所に連れて行くために起こす。娘に食事をさせていると息子も起きてきた。彼が「かーちゃん今日イベントやな」と言うもんだから、娘は母親がいないことを気づいてしまったようで「かーかん」「かーかん」とか言いはじめた。まあ、泣きはしなかったからいいんだけど。
そして娘を保育所に連れて行く。建物にはいるときに彼女はサンダルを自分で脱ぐ。マジックテープを剥がして脱いだ後にまた押さえて接着させ元の形にしている。几帳面なものである。父親に保育所に連れてこられることは滅多にないせいか、靴を脱いですぐに抱っこしろと言い始める。いつもはサンダルを自分で靴箱に入れてるんじゃないのか。荷物があるうえに彼女のサンダルまで持たされているので抱くわけにはいかない。無視して彼女らのホームルームに向かうと、泣きながら追いかけてくる。他の子はすでに座っておやつを食べていたので、彼女も泣きながらそこに座らされて父を見送るのであった。
ウイルスが怖いので作業用のマシンにおいては通常、妙なソフトをインストールされたりファイルサーバを見られたりしないようuser権限の利用者でログインして作業しているのだが、administrator権限でないと実行できないプログラムもときどきある。それで、user権限の利用者でログインした状態のままプログラムをadministrator権限で実行する方法を調べる。
スタートメニューから該当のプログラムを選ぶときに右クリックしてプロパティを選択し、プロパティ画面で「別のユーザとして実行」にチェックすればいいのだった。そうすると次の実行時から起動するときにユーザを選択してパスワードを入力する画面が出てくるので入力すればいいのである。
最近、運動をしてなくて体力の衰えを痛切に感じている。ちょっと長い階段を上るときにも自分の体重を持ち上げる筋力が不足してくるのである。これは人間としてどうかと思う。それで、今日は自分の部屋を整理することにする(何の関係があるのかよくわかりませんな)。
最近古本屋で文庫本を大量に買い込んでいるのだが、それらを適当に積み重ねているのでサーバーに近づけないくらいなのである。本はちゃんと整理して積み重ねないと格納効率が悪いからな。引越しの時に詰めた段ボールもまだほとんど開いてないので、手近なものから開梱して捨てられるものを探す(「今まで開けてないものは要らないものだ」なんて言わないで。それが正論だけど)。今日は2箱ほど廃棄対象にする。その箱の中には未使用のVHSテープが20本以上。ベータも10本くらいあるが、これはもう必要な人はいないよなあ。
そうこうしているうちにカミさんが帰ってきた。けっきょく、それ以外のことは何もできていない。カミさんに娘を迎えに行ってもらう。
カミさんは明日もイベントだということで、今夜は娘と一緒に早めに寝た。しかし、しばらくすると娘は一人で下りてきた。困ったもんである。明日は遅くまで寝ていてくれた方が有り難いのでそのまま一人で遊ばせていたのだが、気がつくと紙に何か書いている。よく見ると、カミさんのサークルマップである。これは大事なもんじゃないんでしょうか。それで、カミさんが息子に買ってきた本が入っていた紙袋を展開してそれに書かせる。すると、ペンを持ってきて私に持てと言うのである。何か書けとの仰せですか。そういうことで、いろいろと書かされるのであった。
息子を寝かせなければならない時間になったので、歯を磨くことにする。すると娘は洗面所の私の横に来て自分用の台の上に立つ。それで歯を磨いていて気がつくと、彼女は私の横に立って、じっとこちらを見て同じ格好をしている。左手に自分用のカップを持って右手に歯ブラシを持って口に入れているのである。ひえー、そんなに熱心に形態模写して学習しようとするですか。こりゃ、彼女の前ではうっかりいい加減なことはできませんな。
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