ホーム目次日記2006年 > 11月下旬
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11月21日(火) 
明け方に目が覚め、仕事をどうするかグルグル回って眠れない…とか言いながら、ほとんどの時間は眠っていたようなのだが。暑いのか寒いのかよくわからない。ノドも痛いし、風邪かなあ。起きてから体温を測ってみたが、熱っぽくて顔が火照っているのに36.2度。平熱である。

怖いのは鬱病だな。鬱になると不眠になったりするらしいから自分は違うと思っていたのだが、過眠になる場合もあるらしい。まあ、日記を書けてるくらいだから大丈夫…かな?

体調が悪いのにやるべきことが多く(昨日は早く帰ったし明日は早く帰りたいし)、遅くなってしまった。仕事場を出てエレベーターで1階に降りると、そこは人の波。えー、もう22時近い時間だよ。そんな遅くまでコンサートをやってるのか。

これはコンビニにでも入って時間調整するしかない。体調が悪くて長時間立っているのが辛いんだが。店内に入ると、若い男女がわけのわからん言葉で話している。韓国語か中国語か。しかし、イベントのときはコンビニで外国人を見ることが多いな。わざわざ国外まで見に来てるんだろうか。

コンビニで雑誌を2冊読んで時間をつぶしたのに、まだ駅の中は人でいっぱいだよ。いったい何なんだ。女性が多いが、そんなに華やかな雰囲気ではない。調べてみるとコブクロですか。うーん、なんかわかるような気がする。渋いっすね。

帰りの電車の中ではガイジン学生がみゆきを読んでるし、塾帰りと思しき小学生の女子が23時近い車内で弁当を食べてるし、もう何が何だかよくわからん。オジサンは疲れてるんだよ。

へえ、「60歳打撃投手」ですか。オリックスとの球団統合も乗り越えたんですか。偉いもんですねえ。我が身を振り返るとツラい部分もあるのだが。



11月22日(水) 
今朝はカミさんが早出なので、出勤前に娘を保育所に連れて行く。彼女を乗せて自転車で走っていると、制服姿の中学生らしき2人組が煙草を吸いながら自転車の二人乗りをしている。後ろに乗ってる奴は耳にピアスまで。学校ではああいうのを許しているのかね。てゆーか、親の顔を見たい。しかし、あれが地元の公立中学校だとしたら、ああいうのと一緒に勉強しなければならないウチの子供たちが可哀想だなあ。

今夜は私の母がやってくることになっている。例によってハレの日には回転寿司を食いに行くことになったのだが、カミさんの車にはチャイルドシートを装備すると4人しか乗れないので私は自転車で行かねばならない。ちょうどカミさんたちが母を迎えに出た直後に家に着いたので、そのまま着替えて寿司屋に向かうのであった。

猫は肉食動物の狩猟本能が芽生えてきたようで、物陰から何かを襲うような動きをするようになっている。猫じゃらしを動かしてやっても、いったん物陰に隠れてから飛び出してくる。脱ぎ捨ててある服や洗濯カゴの横でも、とにかく周囲より高くなっている場所の横で身を低くして体をウズウズさせている。それも猫じゃらしを動かしているだけではトリガーにならないようで、毛の固まりが何かに隠れて見えなくなると飛びかかってくる。やっぱり「動物」なんだよなあ。問題は、娘に対しても物陰に隠れて狙うような動きをするようなことがあること。これは注意しないと。

『「女性キャラのパンツをどれだけ見せられるか」にこだわり抜いた西島克彦監督によるローアングル・セクシーアクション・アニメ』って、何じゃそりゃあ。しかし、個人的には最近はパンチラを見ても何も感じなくなっているんだよな。歳のせいか鬱のせいか。



11月23日(祝) 
今日は休日。体調が悪く、精神的にもドン底なので有難い。子供たちは父母両方の祖母と一緒に信貴山に行っている。

カミさんがレンタルビデオ屋でデジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!を借りてきてくれた。DVDではなくVHSなので映画第一作目は含まれていない。さっそく観てみたが、面白くないとは言わないが何千円も出して買うほどの内容だとは思えない。SF関係では激賞されていたみたいなんだが。時代が違うせいか私の好みが特殊なのか。

娘が「しゃしん、とったろか」と言ってやってきた。見ると、積み木を縦にして片手に持って伸ばし、こちらに向けている。彼女にとって写真というのは、縦長の機械を片手で持って撮るものなのだな。我々の子供の頃は両手で持って目の前に構えて撮るものだったんだが。このあたりも世代の違いだな。そういえば、私が娘くらいの年頃のときには、私の父は上から覗き込んで写真を撮ってたな。世代ごとに違うんだ。



11月24日(金) 
今夜はカミさんが職場の飲み会に行くので、早めに帰らねばならない。開始時間が遅めだということで20時半までに帰るよう言いつけられていたのだが、なんとか20時頃に帰り着くことができた。

それでも冬場に一人で3歳児を風呂に入れるのは大変だ。自分の身体を拭くのはそこそこに、バスタオルを巻いただけの姿で娘の身体を拭き薬を塗ってやりパジャマを着せる。何度か書いているが、独りで子育てをしてる人は偉いと思うなあ。

新東京タワーのデザインを発表したそうだ。ICカード公衆電話のように「完成したときには必要なくなっていた」てなことにならなければいいんだけどね。



11月25日(土) 
前々作昨日、amazonで予約していた舞-乙HiME Zwei 1が届いた。さっそく今日観てみたが…前作のキャラクターを総出演させるだけで終わってしまった感じだな。声優さんを集めるのも大変だっただろうとは思うが、これで5000円はちょっとツラい。

テレビだったら2クールやるという前提があるからいろんなテーマが盛り込めた。国家間のパワーバランスとかその間でのマシロちゃんの女王としての成長とか。しかし、単発発売の連続だと、そういう長いスパンのテーマを設定しづらいのではないだろうか。ネタ振りだけの回なんて作れないだろうからなあ。今回も、けっきょく闘いだけで終わってしまったし。

それにテレビで無料放送してるんだったら「面白くなりそうだ」で観続けることができるが、毎回5000円払って30分では買い続ける自信がない。前作も前々作も良かったから、あと1回か2回は買うと思うけど。その間に「先が楽しみで買わずにいられない」という状態にできるかどうかが勝負だな。



11月26日(日) 
今日も息子は昼からソフトボール。残りの家族は、私の弁当箱が壊れたのでカミさんの車で代わりを買いに行く。娘が昨日から「レイちゃん(仮名)のうんどうかい、みして〜」とか言っていたので、車内の暇つぶしにLinuxザウルスで動画を見せてやる。まあ、自己満足なんだけれども。



11月27日(月)
現在、通勤中に座れなかったときは携帯で十八時の音楽浴海野十三)を読んでいる。登場人物の名前はヘンだが、内容的にはふつうに「小説」している。しかし、火星からのロケットを発見したと報告するのに「北極星より南東十度の方角に当って、奇怪なるロケット艦を発見せり」ってのはどう考えてもおかしくないか。時代とか科学知識とかを抜きにしても。

今日は雨模様なので京橋から帰る。本屋で最強!あおい坂高校野球部 9」を見つけて購入。ほとんど息子のためのようなもんだが。とか思いながら帰りの電車の中で読んでいると…やっぱいいいわ。

家に戻ると、出迎えてくれた息子に「なんで暗い顔してるのん?」と訊かれてしまった。よっぽど酷い表情をしていたらしい。本人は意識していなかったのだが。

いやいや、毎回のことだが、小寺信良氏のコラムはまったくもってその通りである。「著作者」と「著作権者」は違うんだよな。それで「著作権者」が「著作者」のように権利を主張しているというのが、私が違和感を感じている理由だというのがわかった。著作権の保護期間に対する案についても賛成。基本的に本人が亡くなって子供が成人したら後はもういいじゃないかと思うんだよな。オレがクリエーターでもそれ以降まで保護してほしいとは思わん。

松下電器産業がショールーム内に設立した科学館の記事が。大阪にもこういう施設を作ってくれんかなあ。松下のお膝元なんだから。と、地方在住のお父さんは思うのでありました。



11月28日(火)
引き続き通勤中に座れたときには空から墜ちてきた歴史小松左京:新潮文庫)を読んでいる。内容が固くて読むのに時間がかかっているが、ようやく時代が現代に入ってきた。そろそろまとめに入りそうな雰囲気である。地球において『「国家組織群」は、長い伝統のある「巨大帝国文明原理」ブロックと、新しい、実験的な「第三文明原理」のブロックにわかれ、対峙している』というのがこの時点での地球社会に対する分析なわけね。

そして、その後どうなるかについて宇宙人で賭けをしているというネタだが、結果的には(iii)の『「第三文明圏」が、情報交流その他によって、徐々に「巨大帝国」をつきくずし、長期的には、それを解体して、地球全体に「第三文明時代」を招来する』という結果になったということなのかな。まあ、依然としてロシアは存続し続けているのだけど。



11月29日(水)
今日は朝から京都の客先で研修の立ち会い。1時間以上早く家を出る。引き続き移動中に座れたときには空から墜ちてきた歴史小松左京:新潮文庫)を読んでいたが、往きにようやく読み終えた。近代以降は、ほとんどすっ飛ばされたような感じでしたな。これは宇宙人にとって重要度が低いというより、読者である我々がよく知ってるから、という理由のような気がする。やっぱり視点が現代地球人だ。あるいは石器時代で描き過ぎて、このペースでいくと何冊にもなってしまうからか(苦笑)。意外とそれが真相かも。

最終的には、技術革新は生物学的進化の延長であり、それを前提とした思想を構築しなければならない、というところだろうか。そして進化が地球環境を変えてしまうのも今までに何度も起こったことだと。

続いて、最近は気分が落ち込んでいるので楽しくなれるものをということで田中哲弥氏のやみなべの陰謀を読み始める。たしかに面白く読ませるが、大久保町シリーズのような感動はないなあ。こちらの精神状態のせいかもしれんけど。

帰りに阪急の駅に入ると、売店でスポーツ新聞の見出しに「井川ヤンキース30億」とかいう文字が大きく踊っている。Linuxザウルスでスポーツニュースを読む。まあ、高価い金で売れたと喜んでいるようだが、それは向こうが日本の企業や客からそれだけの見返りが得られると考えるからであって、そのぶん日本の球団に落ちる金が少なくなるということなんではないのかなあ。

これをきっかけに今まで日本の野球を見なかった層がメジャーに興味を持つようになるというなら別だが、そんなにパイが拡がっているわけではないような気がする。読売の収益も落ちてるようだし。けっきょく自分の首を絞めてることになるのではないかと。まあ、この流れは単独球団くらいの力ではもう止められないのかもしれんけど。

まあ、私なんかはメジャーの大味なベースボールは「すげえなあ」と思うこともあるが、継続的に観る気にはならんのだけど。WBCでもアジア以外のチーム同士の試合はぜんぜん面白くなかったしな。いくら国の威信を賭けた大一番だといっても。

梅田でヨドバシとソフマップに寄り、カミさんに頼まれていたUSBメモリを買う。掘り出し物はなかったので512MBで2,280円。まあ、他人のために買うんだから有名メーカー製品の方がいいか。そして環状線に乗る。混んでる電車は嫌なので、いちばん空いている最後尾の列車の位置に並ぶ。おかげで最初に車内に入れた。両側を他人に挟まれるのは嫌なので座席の端に座る。

しかし、ドアの脇に立ったオッサンがこちらにもたれてきて背負ったリュックをグイグイと押しつけてくる。何じゃこいつは。これじゃあいちばん端に陣取った意味がないなあ。というか逆効果だ。これからは端は避けた方がいいのかなあ。

次に乗った近鉄では隣に座ったオバハンがDSでゲームをしている。まったく、こういう層に売れたら勝ちだよなあ。たしかに落ち物ゲームもペンで操作した方が直観的だな。

しかし、Linuxザウルスでこの文章を書いてるオレも、この同類に見られちゃうんだろうか。ちょっとイヤ。ブラウザでWebサイトを見てるときにはリンクをペンでタッチしてるから、さらに似たように見えるんだろうな。

家に戻ると、余ったクーポンでamazonに予約していたタップが着いていた。食事をしながらドラマ部分はすっ飛ばしてダンスシーンを観る。グレゴリー・ハインズサミー・デイヴィスJr.のタップ対決! もうこれだけで1500円払う価値があると思うね。…とか思いながら観てると、さらにエキサイティングなシーンが続々。こりゃ名場面を切り出して圧縮しLinuxザウルスに入れて持ち歩きたいな。Linuxザウルスの動画再生機能はそういうふうに使うべきだろう。著作権的には個人利用の範囲内だと思うのだよ。ふんふん、切り出しは「DVD Shrink」でできるのか。



11月30日(木) 
猫が朝から「うにゃう」「うにゃう」と鳴いている。娘はそれを真似して「はわゆー」とか言っている。英語の挨拶じゃないって。カミさんは「サカリが来たんちゃう?」とか言っている。スプレー行為が癖になるとやっかいなので、サカリが来たら去勢手術をするように医者に言われているらしい。

猫はその後もそのへんをウロウロしていたが、隣の部屋で向こう向きに座り込むとカックンカックン下半身を動かしだした。ずいぶん長い間、腰を振っている。猫が移動した後を見ると、彼が座っていた前方に大量の白い液体が。うげげ。小さいくせに生意気にも人間様より量は多いのね。猫は局部を擦りつけなくても発射できるのか。まあ、人間でも若い頃は遺精したりするらしいからねえ。オレだって高校生のときに出てしまいそうな気がして電車に乗れなかったことがあったし。

私は食事中なので猫責任者のカミさんを呼ぶ。「かーちゃん、猫がイった!」「え、外出たん?」「いや出てへん」「猫がどうしたの?」「猫が…」言葉が見つからない。「オシッコしたん?」「いや」「吐いたん?」「いや」英語でどう言ったっけ?「…射精した」けっきょく、そのものズバリの言葉でしか表現できないのであった。

去勢する場合は、医者には午前中に連れて行って午後に引き取りに行くことになるそうだ。すると次の土曜日になるかと話していたのだが、しばらく静かだった猫がまた、うにゃうにゃ鳴きだした。開く直前の医院にカミさんが電話して、出勤途中に連れて行くことにする。洗濯ネットに詰め込み、車に乗る。私が帰ってくるときにはもう、キミはオカマになっちゃってるのね。短い春だったな。

「iPAQ最上位モデルにGPS搭載」ですか。ザウルスもそういう方向に行くのかなあ。何に使うかというと、「ポータブルナビ」くらいしか思いつかないんだが、どれくらいのニーズがあるんだろう。コストもけっこうかかりそうだし。



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