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11月11日(土) 
今日は家族でUSJに行くことになっている。それなのに今日の天気予報は雨。起きてみると、やはり雨が降っている。わざわざこんな日に降らなくてもいいだろうに。

カミさんはスパイダーマンの頭部の形をしたポップコーンが入っていた容器を、私の背負うリュックに押し込んでいる。なんでそういう大きなものを持っていくかね。かさばるのに。彼女によると、ポップコーンを買って入れるんだそうである。詰め替えなんですか。

夜遅くにパーティーがあるので、昼前に家を出る。小降りにはなっているがまだ雨は降っている。傘を持って歩き回りたくないので、私が走って100円ショップでレインコートを買いに行くことにする。息子もついてくる。往復でちょっと濡れた。

レインコートを着てユニバーサルシティ駅の外に出る。着ているうちに穴が空いてしまった。さすがは100円である。入場すると、中ではクリスマスソングが流れまくっている。まだ11月も前半なんだが。こうやって音楽を聞かせることで日常感覚を麻痺させてるんだろうな。私のような人間でも気分が高揚してくる。

まずは息子のリクエストでウォーターワールドに行く。会場を人で埋めるのにかなり時間がかかっている。その間にも演者がシチュエーションの説明とかをして間を持たせているんだが。ロイヤルホテルのレインコートを着ている客がいたが、あれはアメニティグッズなんだろうか。

アトラクションが始まったが、これは子供の「ごっこ遊び」の延長だな。子供の心を持ってない人間にはちょっと辛い。舞台劇の1形態なのかもしれんけど。火薬とかを派手に爆発させるので、娘は固まっている。これだけ破裂音が連続すると、3歳児には刺激が強すぎるよなあ。途中で子供を抱いて退席するお母さんも何人かいたし。終わると娘はもう帰りたいとか言っている。やっぱりここは未就学の子供にはキツいか。

劇場を出て子供たちに用を足させ、娘が空腹を訴えたので豚角煮ドッグを食う。私は暖かくて甘いものが欲しかったのでホットチョコレートにしてもらう。当たり前だが固形のチョコレートより薄くて物足りない。

続いてまた息子の要望でスヌーピーのウォーター・スライダーに行くことにする。カミさんは娘と別行動になる。遊園地で遊ぶのはカミさんの方が好きなはずなんだが、娘が母親と居たがるからなあ。施設に着くと、25分待ちだそうである。Linuxザウルスでこれを書きながらダラダラ歩く。かなり階段を昇らねばならない。位置エネルギーは客に負担させているのか。滑り降りるときに解放されるエネルギーで発電とかできないかな。…とか書いていると、階段から下が丸見えなのでザウルスを落とした時の被害が頭に浮かんで怖い。

やっと乗り場に着いた。かなり脚が疲れたぞ。歳だなあ。乗るゴムボートはコンベアのようなもので運び上げてるわけなのね。息子と2人で乗り込んだが、ほんの短い間、筒の中を滑り降りるだけであった。あれだけ上らせといてこれかい。まあ、息子が「面白かったねえ」とか言ってたからいいんだが。

施設を出てカミさんに電話をかけると(便利になったもんだ)、彼女らはスヌーピー・スタジオのあたりにいるという。入ってみると、ここは未就学の子供たちが遊べるところがいっぱいある。あんまりUSJに来た意味がないような気もするが、この年代のためにはこういうところも必要だろう。娘も同じくらいの大きさの子供たちに混じって走り回っているが、どうも他の子より身体が重いように見えるなあ。

息子はスヌーピーのバッティング・ゲームをやっている。自分を上から映した画像に合成されてアニメーションのボールがゆっくり飛んでくるのに合わせてバットを振ると、そのタイミングによって異なった結果のアニメが表示されるというものである。娘が、兄がやったのを見て自分もやりたいと言いだした。カミさんが「なんで兄ちゃんと一緒に並ばへんねん!」と怒ったので、私がついて並ぶ。順番が来たが、彼女はスクリーンに投影されている映像に合わせてバットを振ることができない。困ったもんである。

宮本春日さん夫妻と合流し、バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドに行く。これも娘には刺激が強すぎるなあ。行きたいと望んだ息子も最初に乗ったときは怖くて目をつむっていたとか言ってたくらいだし。それで、娘のベビーカーを所定の場所に置きに行っていたカミさんが係員に誘導されてどこかに行ってしまった。なんでも、チャイルドスイッチという制度で、観覧できない子供が含まれているときに一人がその子供を連れて別室で待機し、残りのメンバーが観覧し終わったら交代するんだそうである。なるほど、それはいい仕組みですな。よく考えられている。

アトラクションでは自動車型の乗り物に乗せられ、全周映像を見せられながらそれに合わせてぐるんぐるん振り回される。強度は大丈夫なのかね。酔った。気分悪りぃ。まだ風邪が治りきっていないうえに睡眠不足なのに。

けっきょくカミさんはバック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドには乗らないそうである。そのままパーティ会場に向かう。立食形式だったのだが、乗物酔いをしたせいかあまり食えない。満足感がないのにこれ以上入らないというのは辛いものである。取ってきたものもかなり残してしまった。勿体ない。

カミさんが狩りに行っている間に娘が「うんち」と言い出した。慌ててトイレに連れて行く。個室に入ろうとすると、彼女は和式ではしないという。しかし、他はみんなふさがってるんだよ。悩んだすえ障害者用のトイレに行ってみると空いていた。考えてみれば、洋式だし広いから子連れのときはこっちの方がいいよな。

息子がアメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライドに行きたいと言っているということなので(実はカミさんが行きたかったりする)パーティのを途中で抜け出して向かう。ここでもチャイルドスイッチ。今度は私が先に娘と待合室に入る。彼女がゴネるのではないかと思っていたのだが、室内ではスパイダーマンのアニメが流されていたので、とくに問題はない。

カミさんと息子が帰ってきた。彼はもう一度乗れるようである。我々は後ろの座席であった。前の方が面白いんだけどなあ…と思っているとやはり、スパイダーマンがボンネットに飛び乗ってくるあたり、立体映像が前に座っている人間の頭と重なってしまう。前に座っている女性二人組はずっとキャーキャー言っている。ジェットコースターに乗ってるみたいだな。初めてなのか。降りてから「面白かった〜」と言っている。そうだね、これは面白いと思う。私は2回目になるとそれほど感動もないが。

しかし、バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドのときにも思ったが、これだけの質量のものをこれだけの加速度で振り回すというのはすごい力だな。動力は何なんだろう。ずっとこれだけの力をかけ続けていて、耐久性に問題はないんだろうか。

アトラクションから出たところがスパイダーマン関連商品の売り場になっている。このへんも巧い商売だな。他の子供がやっていて面白そうだったので息子にヨーヨーボールを買ってやる。野球の練習になるだろうし、猫も喜ぶだろう。娘も同じものを欲しいと言っていたが、人形にしてもらう。しかし原価を予想するとすごい値段だな。まあ、こういうところで商売しないと施設が維持できないんだろうけど。

帰りは息子と一緒にザウルスでアジアシリーズの予選2位決定戦、韓国代表対台湾代表の経過を確認しながら帰る。

いい試合になっているようだ。同点のまま両チームとも譲らない。しかし、ホームランが出てラニューがリード。打線が弱いサムスンは苦しい。KOパンチ繰り出すが、追いつくのは難しそうだな。

ラニューは昨日のように1点リードしてモレルに繋ぐが、これも昨日のように四球を連発しているようだ。でも、球が速くてコントロールが悪いピッチャーというのは打ちにくいからなあ。とか思ってたら、やはり抑えられてしまったようである。台湾代表が勝ちましたか。これで台湾は勇気づけられるだろうし、韓国も来年は雪辱に燃えてくるだろうから、来年も盛り上がるだろう。個人的にはアジア全体のために喜ばしい結果だ。

同点になってから出てきた自慢のリリーフ投手陣はヒット1本しか打たれてないのに、その1本が決勝のソロホームランとはねえ。こりゃもう国に帰れないんじゃないか。優勝するつもりで来てるはずなのに。そういう意味では、決勝に備えていい投手は温存しなければならないし、このシステムは難しい。向こうは決勝進出が目標だから最多勝投手を出してきたみたいだからなあ。やっぱり野球というスポーツは、投手への依存度が大きくてかつ連投できないというのが最大の問題点だな。

まあ、ファイターズとしてはラニューが出てきた方がよかったんじゃないか。予選ではスッキリした勝ち方ができなかったからな。向こうも「自信はある」と言ってるみたいだし。ただ、上にも書いているが決勝進出が目標だったので先発の柱を予選で使ってしまっているのが不安材料か。

カナダでは「ジャンケン世界一決定戦」ですか。でも日本からは行ってないのかな。というか、日本人はアホらしくて参加してないのかもしれないけど。



11月12日(日) 
世間の報道は松坂に最高額を入札したのはレッドソックスだという観測で一致しつつあるようである。50億円も提示しているという話だ。西武が即応諾しなかったのは金額が少なかったせいではないかという見解もあるようなんだけどなあ。しかし、これだけの金額を払わせて故障でもしたら大変なことになりますな。まあ、彼の持っている「星」を考えれば、そういうことはないと思うんだが。

昨日は韓国がアジアシリーズで台湾に負けて国に帰れないんじゃないかとか言っていたのだが、国内ではオリックスが四国独立リーグ選抜に負けましたか。こりゃ先が思いやられますな。

今夜はアジアシリーズの決勝戦。観ているとカミさんが昼寝から起きてきたので、娘を連れて買い物に行く。帰ってくると、ダルビッシュが5連続三振を奪っているそうである。それでも、相変わらずファイターズは攻撃力がないからなあ。けっきょくセギノールは帰ってこなかったのか。そういうことで、この試合も双方無得点のままで一つ間違うとどう転ぶかわからない展開。相手はエースを予選で使っているのでリリーフピッチャーを出してきてるんだけどなあ。

0点で抑えてるといっても、4回のピンチで最終打者に投げたスライダーは危なかった。あれを打たれてたら大変なことになっていた。まあ、スライダーがよく曲がってたから打者が対応できてなかったみたいだけど。

けっきょく、今日も2番手投手から何とか1点もぎ取って勝ち。負けなくてよかった。

アメリカでは親指打ちのやりすぎで「ブラックベリー・サム(親指)」と呼ばれる親指や腕などの痛みを訴える人が増えているそうだ。向こうの人はそんなに電話機で入力するですか。日本のねーちゃんたちの方がよっぽど大量に入力しているよう気がするんだが。私ゃLinuxザウルスではそんなに入力してないからな。多い日で昨日の日記くらいだ。

PS3の転売狙いで中国人が動員されてるですか。いやあ、アレはコアなユーザは争って買うだろうけど、そこに行き渡れば売れ行きは止まりそうな気がするんだけどなあ。それで値崩れしたところでゲットする予定なんだが。べつに必需品じゃないし。

ただ、この記事を読むと、BDプレーヤーとして見ても(HD DVDも含めて)専用機を超えている部分も多くあるようなので、大画面テレビを持ってる人にはいいかもしれないね。ウチは地デジのコピーワンスが撤廃されるまで買う気はないけど。

今日も寒い。子供たちが寝室に入ったあと、猫は床暖房で暖まったフローリングの上で伸びている。ずいぶん体長が長くなったなあ。床暖房を切ると、寒いといって私の膝の上に乗ってくる。それでそのまま寝ていたのだが、寝返りを打って膝の上から床に転げ落ちた。キミは本当に猫ですか?



11月13日(月) 
娘は母親に起こされて階下に下りてもずっと「いっしょにねよー」とか言ってゴネているようである。うるさいので寝ていられない。起きて下りていって彼女を抱き上げようとしたら…足元に水が流れ出した。まだオシッコしてなかったのか。

着替えさせて床を拭かねばならないが、娘はさらに泣いてゴネる。困ったもんである。まあ、猫のゲロの始末をするよりはよっぽどマシだが。自分の子供のしでかしたことだし。

今日はGoogle Newsアジアシリーズ関係の記事をまとめ読み。監督の「オフェンスは際立っていなかったが」ってえのは本音だろうなあ。あの打線じゃねえ。よく勝てたもんだと思う。

韓国ではアジアシリーズの反省記事も出てますな。「準備期間が5日しかなかった」と言ってるようだが、試合間隔としてはちょうどいいくらいだと思うんだけどなあ。先発投手でも中5日で回すもんだし、それ以上開くと逆に試合勘が戻らないんじゃないか。

台湾側も、きちんと分析できてるようだし、将来が楽しみだな。まあ、近くに競り合える相手がいるというのはいいことだ。互いに競い合って日本を脅かすくらい強くなってくれ。それが日本野球のレベルアップにもつながる。

サッカーではオシム監督も、常に競争させてメンバーに刺激を与えている。これも偉いことだな。野球界で9連覇当時の読売も毎年のように有望な若手を補強するので森捕手が辛かったと言ってたような記憶がある。けっきょく最終的にはレギュラーは変わらずに入ってきた若手は戦力にはならなかったんだが、主力選手に刺激を与えてレベルアップを促すというだけでも意味があったんだろう。それがプロの世界。



11月14日(火) 
カミさんが洗濯物を干しに上がって来た。娘は今朝も「いっしょにねよー」とか言っている。私が掛け布団の端を持ち上げてやると、するっと入ってくる。よしよし、いい子だ。それでも8時を過ぎてカミさんに「これ以上寝てたら父ちゃんに保育所連れてってもらうで!」と言われると慌てて起きていくのであった。

引き続き通勤中に座れると空から墜ちてきた歴史小松左京:新潮文庫)を読んでいる。内容が固いので読むのに時間がかかる。電車に乗って降りるまでにずいぶん読んだつもりでも、1ページしか読めてなくて栞を移動させられなかったりする。

猛毒である高活性酸素を利用する「動物」という生物種が発生し、酸素は高活性であるがゆえに多くのエネルギーが取り出せるため瞬発性運動能力を得る。そして酸素を利用するということは、燃料としての「食物」が必要であり、必然的に攻撃性を持つようになる。瞬発性運動能力を得ると、それを制御するための神経系が必要となり、その延長線上に知性が現われる…けっきょく、人類の「業」というのは、この時点で定められたと言ってもいいんだろうな。このあたりが探している答えなのかもしれない。それも、地球の歴史の延長線上にあるのだ。

家に帰ると子供たちは風呂に入るところであった。夕食を食べていると娘が上がったというので引き取りに行く。薬を塗ってやると彼女は自分でパジャマを着るという。上着を着るのにいろいろ試行錯誤をしていたが、パジャマの背中が自分の胸の前に来るように持ってから頭の上を通して背中に掛け、それから腕を袖に通している。息子もそういうふうにしていたけど、よくそんな方法が思いつくもんだな。保育所で年長の子がやってるのを見て覚えるんだろうか。ボタンも自分で留める。器用なものである。息子はけっこう練習が必要だったような記憶があるんだが、彼女は気がついたらできるようになっている。(いま調べてみると息子がやってたのは3歳になる前だった

東芝のHDD&DVDレコーダーデータが吹っ飛ぶ危険性が高い。録画したものはDVDに焼く前に消失すると困るのでVirtualRDを使ってファイルサーバにバックアップしているが、もうDVDに焼かずにXviDとかに圧縮してファイルサーバのハードディスクに置いておいた方がいいんじゃないかという気がしてきた。そういう形にしておけばLinuxザウルスでも見れるし。

それで、携帯動画変換君をダウンロードしてきて試してみる。設定を「AVIファイル MPEG4一般設定」の「QVGA標準画質15fpsステレオ」にしてiriverterと同じものを変換して比較してみると、同じQVGAにしてもファイルサイズが40%(元の15%)くらいになっている。フレームレートが違うのかもしれないが、私の目ではほとんど違いは感じられない。CPUは100%占有してしまうが、処理時間は短いし。これで変換して溜めておくかな。

何が映ってるのか判ればいい程度の番組なら、QVGAを200%に拡大して見るので充分だし。あとは、画質を重視する番組をどう変換するかだな。別にそのまま置いておけばいいか。VGAに変換してもファイルサイズは半分くらいにしかなってないし。

明日の朝はケーブルテレビでWBC1次予選の韓国戦を再放送してくれるそうだ。それでウルトラQの録画が終わってからケーブルテレビのチャンネルを変えたら、プロ野球コンベンションの模様を放送していた。ちょうどWBCのダイジェストが流れ、世界一メンバーへのインタビューも行われている。これは録画しておかねばならないでしょう。そしてファイルサーバに転送するのは忘れてはいけない。

オシム監督は「格上のチームとのアウエーでの対戦が強化につながる」との考えを持っているそうだ。そりゃ絶対にそうだ。日本代表はぬくぬくと国内で試合をするのが多すぎる。出ていってもせいぜいアジアだからな。「アジアでは日本が悪くても、徹底して王道のことをやっていけば、相手は崩れた」なんて寝ぼけたこと言ってたら世界で勝てるわけないでしょ。それでワールドカップで醜態をさらして自分の首を絞める結果になっているという話もあるようだし。

まあ、経済力があって外に出て行かなくてもいいというのは、選手の逞しさをスポイルしている部分もあるよなあ。ボクシングみたいに1対1の競技だったらずっと相手を呼びつけてやっていくこともできるんだろうけど。

そういう意味では、野球も外に出て行く経験を積んだ方がいいと思うんだけどね。早くアジアシリーズも国外で開催できるようになってほしいもんだ。まあ、それよりもまずボールやストライクゾーンを国際標準に合わせないといけないと思うんだけど。

アジアシリーズは視聴率もよくなかったのか。でもやっぱりアジア全体、いや野球界全体のためにやり続けるべきだよ。将来的にはワールドシリーズの勝者と対決…は無理でも、プレーオフにアジア枠ができて本当のクラブチーム世界一を決めるようになってほしいと夢想しているのだ。

李承Yは白仁天氏が育てたのか。なるほどね。あの人もいい選手だったからなあ。そういえばファイターズの前身である東映に在籍していたんだった。才能のある若手には日本レベルを基準にして教えてたのね。それだからこそ、彼も日本であれだけの活躍ができたのか。



11月15日(水) 
世間は松坂に対する落札金額のニュースでもちきり。60億円ですか。日本だと球団が丸ごと買えるという値段。ライオンズは8年間の在籍期間に彼に対して払った年俸(約12億)の5倍の金額を受け取ったことになるのか。丸儲けですな。ドラフトで当たっただけなのにね。

問題は、ノムさんが危惧しているように、日本球界のレベルが低下することだ。メジャーの2軍になっちゃ、夢も希望もない。

昨日のプロ野球コンベンションで表彰選手が発表された。MVPは両リーグともWBCに出た選手。これはいいことだな。辞退した選手が獲ったらオレは怒るぞ。

通勤中に立っているときは女生徒太宰治)を読んでいる。人間失格良かったのでまた太宰を読んでみたいと思って、タイトルにひかれてダウンロードして読んでいるのだ。戦時中の女生徒の内面を描いたものである。このとりとめのなさが女生徒らしいといえばらしいのだろうけど、これだけ時代も性別も年齢も違うととても共感して読んでいられない。中止。

引き続き座れたときには空から墜ちてきた歴史小松左京:新潮文庫)を読んでいる。たまに思い出したように宇宙人視点になるが、ほとんどの部分が地球の生物・人類の文明にどっぷり浸かった地球人(すなわち筆者)の視点で書かれているように感じてしまう。そりゃあ、この宇宙人のバックボーンがほとんど明らかにされてないんだから、そこから見てどう見えるかなんてのは想像のしようがないんだが。

そのあたりを作者があまり深く考えてないように見えるというのが不満だ。まあ、それだと記述する量が何倍にもなっただろうからな。読んでいるとこの作品は、「汎文明」というものを設定して地球人の知性を見つめなおす…というのではなくて、とりあえず、人類の——いや、地球生物の歴史を俯瞰しておきたいということだったんだろうな。誤解した私が悪いんだろう。そして、この延長線上に何がありそうかということまで見せてくれるんだろうか。

仕事帰りにコンビニで集英社のマンガ雑誌をチェックしていて、スラムダンク奨学金というものができているのを知った(少年ジャンプはここ数年読んでないんじゃよ)。競技を続ける意志と能力を持ちながらその夢を果たせない若い選手をアメリカに派遣するんだそうである。井上雄彦というのは、本当に志の高い人だな。金ってえのは、集めるだけじゃあダメなんだねえ。

この画像を見て爆笑してしまった。いや、この記事の一部なんだが。以前にも書いたが、それには完全に同意する。まったく何でこんな邪魔なだけの機能をつけるのかなあ。



11月16日(木) 
昨日のサッカー日本代表の試合は快勝だったようである。オシム監督の望む方向でようやく形になってきたのかな。それでも手綱をゆるめないのは偉いよなあ。

帰りにコンビニに入り雑誌をチェックしてたら、聞き覚えのあるイントロが流れてきた。君へ急ぐクリスマアス・イブnavy&ivory)だ。この曲は好きなんである。mp3プレーヤーに入れて聴いているマイ・フェイヴァリット・ソングスに入っているのである。しかしアレンジが変わっている。ハモるところがソロになってたりする。個人的には星に願いをに入ってたバージョンの方が好きかな。

いつの間にか朝日のサイトでスポーツのカテゴリ内に「格闘技」というのができている。あの堅い新聞社ががねえ。それだけ認知されてきたということかな。

「コンピュータウイルスを作成し、人に見られては困るような状況にいるクラスメートをWebカメラで撮影して脅迫した」というニュースが。うがー、怖いなあ。こういう時代になったのか。なんか、SFみたいだねえ。



11月17日(金) 
今日は朝から京都の客先で打ち合わせ。いつもより1時間以上早起きして家を出る。通常勤務の人の出勤時間にぶつかってしまうので、電車は混んでいる。けっきょく、往きの阪急特急に乗っている間はずっと眠っていた。

帰りに京都でブックオフに寄って箱舟はいっぱい藤子・F・不二雄)を見つけて買い、阪急の車内で読んだが…すげえ、SFだSFだあ。やっぱり、スピリッツがSFなんだよなあ。近頃は小説でこういうのをあまり見かけないような気がするのは、小説でこういうのを書くと「旧い」とか「ありきたり」とか言われてしまうんだろうか。

同じところで林明子さん絵本を見つけたので娘の起きているうちに帰りたい。なんとか21時過ぎに帰り着いた。玄関に入ると迎えに出てきた息子が「猫、帰ってきてないねん」と言う。また行方不明ですか。困ったもんだなあ。

「ビデオやMP3再生機能搭載の腕時計」ですか。こっ、これは、けっこう欲しいかも。いや、こういう機能がついた機器はいつも持ち歩いてるから必要ないと言えばそうなんだけど。



11月18日(土) 
朝からノドがガラガラである。風邪っぽいので医者に行こうかとも思ったが、待たされるわりにスッキリとは治らないのは予想できるし明日は用事があって1日潰れる予定なので今日は引きこもることにする。

今日は雨。やはり猫が行方不明になると雨が降る。カミさんはイベントに行く新幹線のチケットを買ってきてから昼寝に入ったのだが、彼女のPHSに電話がかかってきた。猫が見つかったそうである。線路どころかさらに川を越えた向こうのガソリンスタンドだということだ。また遠くに行ったもんだね。知らない家に入り込んで「かまって」とか言っているそうだから、公園に捨てられたんじゃないだろうか。

今週の水曜日に私の母が泊まりに来ることになっている。そのときに運動会ときに撮った動画を渡そうと思って、ビデオカメラで撮ったものをファイルサーバに転送していたデータをDVD-Rに焼くことにする。

オーサリングにはDVD-RAMドライブに付属していたMyDVDというソフトを使ったのだが、これが使いにくい。何をどうしたらいいのかぜんぜんわからない。フォルダを作ってそこに動画を入れたのはいいが、上の階層に戻る方法がわからない(上に戻るボタンをダブルクリックすればよかったようなんだが)。ヘルプも通り一遍の説明だけで不親切だし、わからなくなると途方に暮れる。取り込んだ動画を別のところに移動させる方法がわからないので、消してから再度時間をかけて取り込んだりしている。今後、あんまりこのソフトは使いたくないなあ。オーサリングのソフトって、こんなもんなんだろうか。

なんと、ブックオフでは「ポイントが蓄積されているレジは特定の1台のみ」そうである。つい最近「どこの店に行っても使えるということは、ネットワークでつながっているのか」と書いたところだったのだが、先日も京都でクーポンが出た直後に鶴橋でちょっと買っただけでまたクーポンが出たから、店舗間で情報を共有してないのではないかと思っていたのだ。

でも、ここでは「ブックオフでポイントが蓄積されるのはレジ1台のみ。あとはポイントが蓄積されないレジだそうです」と書いてあるが、これは「ポイントを貯められるのは1台のレジだけで他のレジには貯める機能はない」という意味ではなくて「ポイントは支払ったレジに貯まって同一店内でも他のレジとは共有してない」という意味なのではないかなあ。



11月19日(日) 
遠くで耳障りな音が鳴っている。うるさいなあ、止まってくれないかなあ。しかしあれは何の音だっただろう。…と思ったところで気がついた。目覚まし時計の音である。今日は息子のソフトボールが8時集合なので、起こして朝食を食わせねばならない。

カミさんはすでにイベントに出かけている。息子を揺り起こすが、なかなか目覚めない。鼻をつまんで、やっとこっちの世界に戻ってきたようである。朝食を食わせ、世話役の人からのメールをチェックする。今日の予報は雨だし夜通し降っていたようなのだが、今は止んでいるし中止のメールも来ていないので行かせることにする。

しばらくして娘が起きてきた。顔を洗わせ着替えさせて朝食を食わせる。ぶどうパンが少し古かったのでオーブンで軽く焼くつもりが焦がしてしまった。そしてお出かけの準備。娘はゾウが見たいので動物園に行きたいと言っているのだが、雨の予報なので別のところにしないかと説得を試みるが不調に終わる。彼女の意向に逆らうと後々鬱陶しいからねえ。

雨の日に動物園に行くとなると準備に時間がかかる。彼女のレインコートと先日買った100円のレインコートは必須。折り畳み傘も持って行った方がいいよな。着替えもいつもよりは多めに必要だ。途中で腹が減ったと言い出すに決まってるからおやつも必要だ。何を持って行くべきか。…と不慣れなことをやっていると時間がかかる。昼近くになってしまったので外食費を減らすためにとりあえずカップラーメンを食わせ、昼過ぎに家を出る。

ルートを調べるため天王寺動物園のサイトを見ると、地下鉄の動物園前、恵美須町、JR天王寺のどこからでも5分くらいだそうである。いちばん土地勘のある恵美須町から行くことにする。天王寺がいちばん交通費が少なくてすむし乗り換えも少ないのだが、地図を見るとどうも入口が遠そうな気がするのである。幼児を連れてあまり歩きたくない。

幸い、家を出るときにも雨は降っていなかった。途中の踏切で電車を待っていると娘はやってくる列車を指さして「あれ、なにでんしゃ?」と訊く。「普通電車やで」と応えた直後に目の前を轟音を立てて通り過ぎ、彼女は「きゃー」と声を上げる。

駅まであと100メートルくらいのところで雨が降ってきた。「急げ〜」と言って駅に駆け込む。まだ娘が走ってくれるから楽だ。待合室で電車を待っていると通過する列車を見て娘が「あー、あーばらいなー!」と声を上げる。やっぱり子供はああいう電車が好きなのかな。

鶴橋と日本橋で乗り換え、恵美須町で降りる。娘は指を3本立てて「こんだけ、のったあ?」と訊いてくる。そうだよ。3つという値は理解できるが、それを「さん」と呼ぶというのは知らないのか。

途中で通天閣の下を通ったのだが、娘に示しても無反応である。まだあの巨大さを認識することができないのだろうか。そのうちに腹が減ったと言い出した。菓子を食わせるのもなんなので、動物園前のコンビニでパンを選ばせて食わせる。110円。往復の地下鉄代と入園料を合わせると1000円を超えてしまったな。

まずは娘の見たがっていたゾウのところに行く。途中で雨が降ってきたので彼女にレインコートを着せ、私も着込む。傘は片手が塞がるのであまり使いたくない。こんなに寒いとゾウは外に出てないんじゃないかと心配していたのだが、移動途中に樹木の間から見えた。娘は喜んでいる。小窓から至近距離で観察できるコーナーがあったので、抱き上げて見せてやる。なかなか満足しないので大変だ。

そして次のところに歩いていると娘は「あんぱんまん、のる!」とか言って駆け出した。遊具のあるコーナーを見つけたようだ。アンパンマンの電車は200円だそうである。ずいぶん高価いなと思っていたら、彼女は100円入れて動くものに乗り込み、ガチャガチャやっている。乗り込むだけでいいようである。キミは親孝行な娘だ。でも、これだったらわざわざこんなところに来なくても近所のスーパーに行けば…とか思ってしまうのである。

続いてシロクマのところに行く。さすがに北極圏に住む動物はこの気温でも平気なようで、水に潜ったり顔を出したりしている。遠かったので娘は最初は不満そうだったが、それでもシロクマが動くと喜んでいる。

雨が強くなってきたので屋根のあるところということで、大量の鳥類が飛び回っているケージに入る。巨大ケージの中を滝が流れているのだが、こんなに塩素臭かったら興醒めだな。

雨が強いのでコアラ館に入る。コアラをバックに娘を撮ろうとしたら、写真撮影禁止とか言われてしまった。べつにフラッシュを焚かなきゃいいんじゃないかと思うんだがな。自動でフラッシュを光らせる奴がいるからということなんだろうか。一部のリテラシーが低いバカのために制限されるってえのもなあ。

ちょっと小降りになったので外を歩いてゆくと、サル類のところに来た。娘はテナガザルがぶら下がって揺れているのを見て喜んでいる。しかし、また雨が強くなってきた。娘は平気だが私が耐えられないので、また屋根のあるところを探す。

娘は水溜まりを避けることができないので派手に足を突っ込んだりしている。足元を見て「びちゃびちゃ!」とか言っている。ズボンとか上着とか下着の替えは持ってきてるんだが、靴とか靴下は持ってきてない。想定外、というか思慮浅すぎ。

とりあえず近くに見つかったゲーセンに避難する。もう、水もしたたるいい男である。娘は喜んで遊具の間を跳び回っている。えーかげん飽きないかと思うのだが、次々に遊具を乗り換えて遊んでいる。遊具への昇り降りだけでもかなり体力を使ってると思うんだがな。

キラキラしたものをすくうクレーンゲーム(機械は以前に生駒山上遊園地でラムネをすくったものと同じ)をやりたそうにしてるので、「これをやったら帰るで」と言って100円を出す。しかし、すくいに行くタイミングがわからないので、ほとんど空振り。何も出てこない。仕方がないのでもう100円投入すると、辛うじて色付き透明樹脂製の指輪が1つ出てきただけであった。もう一回やればいっぱい出てきそうな気がしたので、また100円を入れてしまう。しかし、小物に混ぜてある人形にクレーンが引っ掛かって、3回目も成果無しであった。ここで悔しくなって続けてしまうと散財することになるんだよな。そう思って止める。ここが人生の分かれ目だ。けっきょく、この安っぽい指輪1個が300円か。まあ、獲り過ぎても有難味がなくなるし(負け惜しみ)。

動物園を出ると、すぐに娘は「だっこ!」と言いだす。さっきまであんなに元気だったのはどこの誰だよ。抱き上げて駅に向かう。恵美須町駅の構内に入ると腹が減ったと言いだしたので、リュックの中から彼女の食べ残しのパンを出してきて食わせる。

堺筋線に乗って、また抱っこしてほしいというので抱き上げると、彼女は眠ってしまったですよ。昼寝もしてなかったからねえ。しかし重い。片腕で彼女を抱いた状態でポケットから定期入れを出してカードを自動改札機に入れるのは、ものすごく腕を消耗させる。帰りの近鉄電車の中で座れたので娘を膝の上に寝かせてLinuxザウルスでこの文章を書いているが、たかだか二百数十グラムの機器を持って親指打ちをするのがきつい。

そして、最大の試練が最寄り駅に着いてからだった。1人でも10分以上かかる道のりを、娘を抱いて歩くのである。いやホントに親というのは大変だ。前にも書いたが、戦火に追われて逃げるときにはとても無理だな。そういう世の中にはしないようにしなければ。

縦抱きにして歩いていると娘も首の位置が安定しないようで、楽なポジションを探してあちこち乗せる場所を変えている。途中で私が持ち替えようとしたタイミングと合ってしまって後ろ向きに落ちそうになってしまった。何とか支えたが、反り返ってイナバウアーである。それで目を開けたので「負んぶするか?その方が寝やすいで」と言っていったん降ろし、リュックを身体の前に掛け直して背負って帰る。家に戻ると息子に家のドアを開けてもらって娘の靴を脱がせてもらう。しかし疲れた。



11月20日(月) 
通勤中に立っているときは携帯でWebサイトを見たりすることもあるのだが、どうしてiモードのブラウザというのは接続を切ってゆっくり読むということができないんでしょうね。通信費を使わせようという陰謀なんだろうか。

今日は昼から船場の客先で打合せ。自社を出るのが遅くなってしまったので、昼食は途中のマクドナルドでマックチキンと野菜生活だけ。カロリーを考えればこれだけで充分なはずなんだけどね。

客先での打合せを終え、そこのビルの1階で立って発注元の営業と打合せをする。「これからどう進めていくのか具体的に見えてるのか」と詰め寄られて、いろいろ考えていたら目の前が真っ暗になって立っていられなくなってしまったですよ。脳貧血か。

帰りの電車の中では妙にノドが渇く。脳や手足に血液が巡ってない感覚があるのだが、その血液はどこに行ってしまったのだろう。まさか消化管に潰瘍ができて大出血してるということはないよなあ。吐き気も便意もないし。

それに、なんか節々が痛いような気がする。脚も痛いし。昨日、娘を抱いて長距離を歩いたせいかなあ。血の気が引いたり顔が火照ったりするし、風邪の症状のような気がしないでもない。ストレスで免疫力が落ちたせいではないだろうなあ。

家に戻っても食欲がなく、ちょっとだけ食べて子供たちと早めに寝る。しかし今夜も娘は眠ってくれない。父ちゃんは体調が悪いんだよ。



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