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1月11日(木) 
今朝、通勤中に京橋駅に着くと、JR学研都市線が運転を見合わせているというアナウンスが流れていた。でも、改札のところに人はいっぱいいたが、それほど殺気立った雰囲気ではない。発生して1時間以上経過していたし、振り替え輸送の経路もあるからかな。改札を出ると、テレビ局のカメラがこちらを狙っていた。たぶん撮られてないと思うけど。

今日も仕事が進まない。完了までの道筋も見えているし今日中に終わらせなければならないこともわかっているのに、進めることができない。けっきょく、帰宅できるギリギリの時刻までかかって、今日中にやるべき最低限の作業をやっとのことで終わらせる。まるで、重い荷物を引かされて、鞭打たれては一歩ずつ歩を進める馬のような仕事ぶりである。

それで仕事場のビルを出たのだが、大阪城公園の方からぞろぞろと人が歩いてくる。今夜もイベントですか。ねーちゃん率が高い。みんな地味である。

それでもこんな時間だからそれほど人はいないだろうと高をくくっていたのだが、大阪城公園駅のホームに下りるとそこは人でいっぱいであった。なんで23時前のこんな時間までイベントをやるのかね。しかもこの様子だとすごい人気だな。もっと早い時間帯でも、これだけホームが人で溢れかえっているのは滅多に見ない。

調べてみると、(昨日も)アジカンですか。名前は聞いたことがあるが、そんなに人気があるのかね。まあ、今が旬なんだろうけど。

そうなると電車はギュウギュウ詰め。地味なねーちゃんが多いといっても、私好みのタイプは(少なくとも私の周囲には)ほとんどいない。苦行だ。

ええ〜っ、亀井アナが熱愛だってえ? ファンだったのに〜。まあ、女子アナであれだけ可愛くてスタイルがよかったらみんな放っとかないよなあ。



1月12日(金) 
バリウムを飲んだ一昨日の夕方以降、水分を大量に摂って便通を良くしようと心掛けているのだが、とんと音沙汰がない。またバリウムが腹の中で固まっているのではないかと不安になる。

家から持ってきたお茶を500ml飲んでも何の兆しもないので昼食後にコンビニでピルクルを500ml買って一気飲みし、それでも変化がないので自販機でペットボトルのミネラルウォーターを500ml買って飲んでる途中で社内のウォーターサーバーから冷水を紙コップ2杯分飲み、それでもダメなのでまたコンビニに行って今度は紙パックのウーロン茶を1リットル買って飲みはじめる。昼食時に野菜ジュースを300ml飲んだから、いったいどれだけの量の水分を摂ったのやら。ウーロン茶を半分くらい飲んだところでやっと小規模なのが来た。

経験的にオシッコを溜めると腸が圧迫されるのか便意を催す。しかし今日の場合水を飲みすぎて、膀胱がパンパンに張った状態で気張ると、小水が出るのが間に合わなくて水圧で尿道が痛い。けっきょく膀胱を空にしてから踏ん張ると、もう便意は去ってしまっているのである。

ウーロン茶を1リットル飲んでも出てくる気配がないので、ついに検診センターでもらった予備の下剤を飲む。その直後に大きいのが来たが、それ以降は下痢になったわけでもないので、これは水を大量摂取した効果が今ごろ効いてきたのかもしれぬ。

しかし、いちばん悩んでいた作業を昨日やり終えて今日の打ち合わせでもイチャモンをつけられなかったせいか、気分はいい。仕事の進みも速い。抗鬱薬が効いてきたのかしら。そうだったらいいんだけど。

今日のニュースは不二家が消費期限切れ牛乳を使ったシュークリーム出荷していたということですな。創業者が藤井林右衛門で現社長も「藤井」だということは、ここも同族経営なんだな。パロマと同じ。そりゃ風通しが悪いわけだ。いや、風通しの問題じゃないな。社内調査の結果は社長ら同社幹部に報告されてたんだから。けっきょくボンボン社長がアホやということなんだろう。



1月13日(土) 
今日は息子のソフトボールがないので、彼に性教育をすることになっている。まだまだ先かと思っていたのだが、「チンチンがムズムズする」とか「登り棒から降りるときに股間を擦りつけていたらヘンな気分になった」とか言い出しているのである。10歳にして色気づいてきましたか。私なんか精通は14歳だったんだがな。

ノートに書きながら説明する。原稿中のカミさんは「別のところでやって」とか言っていたのだが、最終的にはけっこう受けていたようである。

まずは太陽が形成されて地球ができ、海ができるところから始める。なるべく科学的に説明した方がイヤラシクない。噴火や雷のエネルギーでいろんな分子が合成され、そして油膜のようなものに囲まれた領域ができて内と外が区別される。これが生命の特徴の一つであるが、まだ生命ではない。自己複製の機能が必要だ。しかし、なぜこのようなことができるようになったかは、私にはわからないのよね。

そして、多様性を実現するための、性の発生である。遺伝子の変異が致命的にならないように遺伝情報を二重化したこととセットだ。しかし、よくこんな仕組みを作り上げたもんだな。自己複製の方が大きな飛躍だとは思うけど。そして相手を見つけるための運動性と成長するための栄養を保持するという背反する2つの機能を実現するためのオスメスの分化。これもうまく考えたもんだなあ。考えてやったわけじゃないんだろうけど。

サンゴなどでは月齢などでタイミングをを合わせて精子と卵子を水中に放出し、あとは偶然に任せる。魚類などではメスの産んだ卵の上にオスが精子を振りかける。両生類は地上に出たが、生殖は魚類と変わらず、水辺から離れることができない。

生殖に水を必要としなくなった大きな飛躍は爬虫類である。卵の殻が大発明であることは以前にも息子に教えていたのだが、もう一つの大発明を説明する。メスの体内にオスが精子を注入することである。ここにきて初めて性行為が必要なことが説明できる。我ながら長い前振りだ。

そして、セックスの危険性の説明。妊娠と性病である。子供を育てられないのに妊娠すると堕胎しなければならないし、エイズになったりすると自分やパートナーが死ぬことになる。いずれにせよ生命の問題であることを強く印象づける。

危険性を説明して、それを回避するための避妊の講習。実際のコンドームを出してきて、装着方法や扱い方を実際に体験させる。10歳の子供にこれはやりすぎだと言う人もいるかもしれないが、個人的には必要なことだと考えている。

最終的にはオナニーという行為があることも教える。これも必要なことだと考えている。これで、親としては最低限の責任は果たしたかな。あとは随時教えていくことになる。そのためには親に訊きにくい雰囲気は作らないようにしないといけない。あくまで性に関してはオープンにすべきだ。私は親からは何も教えてもらった記憶がないが、それが必要なときには中学生になってたからな。そういう意味では、今の子供は可哀想なのかもしれない。

明日はイベントなのでカミさんはコピー本の製本をしている。息子は紙折りをして小遣いをもらっている。こうやって子供たちは同人誌を作ることに何の違和感も持たないようになっていくんだろうなあ。やはり10年後には薄々の私だけ留守番をするようになってしまうのだろうか。

なぜか今日は時間の流れが遅い。ここのところ休日はボーッとしているうちに気がつけば夕方になっているような感じだったのだが、今日はまだ午後過ぎだったりする。鬱が軽くなって脳の実効処理能力が上がっているためであればいいのだが。

明日はイベントなので、今夜から木根さんが泊まりにいらっしゃる。坂口さんもいらっしゃるということだったのだが、キャンセルになったのが残念である。なんせ、ものごっついオタク夫の家を「腐海」と表現した人だから、ウチの家を見てもらえばこちらの亭主がより薄々であることを証明してもらえたんだがな。まあ、次回に期待しよう。



1月14日(日) 
今日はイベントでカミさんは不在である。私が子供たちの相手をしなければならない。寝ていると、隣で寝ていた息子が起きていく気配がした。すぐに娘が目を覚まし、起こされる。まだ9時である。「もうちょっと寝てようよー」と懇願しても許してくれない。起きるしかないか。

娘に朝食を食わせ、洗濯をする。汚れ物が多すぎて2回に分けて洗わなければならない。独身時代は洗濯は週に一度だった(雨が続くと3週間洗えないこともあった)んだがな。子供がいると大変だ。娘に絵本を読んでやり、ジグソーパズルの相手をさせられる。そして息子にまた白髪抜きをされる。昨日コピー誌作りのバイトをしてビジネスに目覚めたらしい。

息子は昼からソフトボール。お義母さんが娘を音楽会に連れて行ってくれるという。それで一人になって何でもできるはずだったのだが、HDD&DVDレコーダーに録画していた番組を(医者に鬱には睡眠が必要と言われたため)消化できてないので観ていたら猛烈な眠気が襲ってきて、気がついたら床の上で眠ってしまっていただよ。どうしようもないな。それでも夜になると眠い。けっきょく子供たちと早く寝る。



1月15日(月) 
先週末は調子がよかったのだが、今日はしんどい。午後になってからは、鼻とノドの間くらいが痛くなってきた。風邪を引いたかな。家に戻るときには、眉間の奥から左首筋まで痛みがつながってきた。これはヤバいかも。



1月16日(火) 
起きられない。風邪を引いたか鬱のせいか。どうしようもないので、今日は午前中を休むことにする。上司は人間ドックで少なくとも午前中はいないし。寒いので先に起きた息子の布団も掛ける。ところが、今日はサーバが搬入される日だったことに気づいて跳び起きる。今日は私がいないと引き取り手がいない。まったく、苦しいと休むことしか考えられなくなっちゃうんだから。

鶴橋でJRのホームに上がると、駅員2人が薄汚いオッサンをはさんで何か言っている。「フラフラしてはるから休まれた方がええんちゃいます」とか「連絡があって、ずっと寝てはるから救急車呼んだ方がええんちゃうかいうて」とか言っているのが聞こえるが、応じる気配がない。ラリってるのか?

会社に飛び込んだとき、ちょうどサーバが到着したところだった。ああよかった。受け入れ手続きを終えたところで上司も戻ってきた。医者との面談はしないですか。

相変わらずバリウムを飲んで以来、ベンピである。踏ん張っても少ししか出ない。色は通常に戻っているのだが、中でまたバリウムが固まっていないか心配である。そこで今日も家から持ってきたお茶500mlに加えて紙パックのウーロン茶1リットルとピルクル500mlをコンビニで買って飲む。えらい出費である。まったくバリウム検査は受診者に負担を押しつけすぎだよ。それでも膀胱を満タンにして便意が来たときにトイレで座っても出てこない。無理矢理全力で気張って出したが、バリウムではなかった。でも、まだ奥の方に固まりが残っているような気がする。検査後に食った量に比べて出てきた量が少なすぎるし。抗鬱剤の副作用かなあ。



1月17日(水) 
鞄の中に江路村博士のスーパー・ダイエット草上仁)を入れて通勤しているのだが、最近は通勤中に座れたらLinuxザウルスでアニメを観ている(ちょうど私の乗車時間に合わせて10分ごとに切られたやつがあるのよ)ので、本が読めない。往きに待合室で座って「紙の盃」を読み終えた。ずいぶん長くかかったな。なるほど、魔法と言いながらパズル的な話ですなあ。

ベンピの件だが、今日の昼前になってようやく満足できるモノが出た。昨日寝る前にチョコレートをバカ食いした効果だろうか。かなり長期間腸内に留まっていたので太くて固く、ちょっと痛い。

今日は夕方から梅田の北にある会社で打ち合わせ。環状線に乗って移動していたら、向こうを向いて立っているオジサンがなんかおかしい。どこが変なんだろうと思ってよく見ると、後頭部に髪の分け目があるのだった。なるほど、1:9分け以外にもそういう誤魔化し方がありますか。

オールバックの逆で、後頭部の髪でずずーっと前頭部までカバーしている。でも、たしかに前から見ると違和感は少ないのかもしれないが、後ろから見たら違和感ありまくりである。本人には見えないんだけど。

今夜は帰りにスーパーに寄ってキムチとチョコレートを買う。最近になってチョコレートを大量に食ったりキムチを食ったりすると翌日あたりに下痢をするようになっているので、それを逆用しようという考えである。

それで家に帰ってキムチを食い、食事の後片づけをしていると階上から娘の泣き声が聞こえてきた。もう23時だぞ。何なんだ。上がってみると、娘が「せなか、いたい」と言っている。息子によると彼を蹴ろうとして転んで背中を打ったということだが、本当のことはわからない。抱き上げて歩き回るが、ぜんぜん眠ってくれない。息子が私の布団を占領しているのでカミさんの布団に一緒に入って背中を撫でる。ようやく眠ってくれたようだが、今度はこっちが……1時過ぎに上がってきたカミさんに起こされて気がついたが、もう何をする気力もない。やっとの思いで歯を磨き、抗鬱薬を飲んで寝るのである。

韓国プロ野球リーグ縮小の危機ですか。向こうも景気が悪いのかなあ(日本が景気拡大丸5年というのは絶対におかしいと思う)。というか、あの国土に8チームは多いような気がしないでもない。



1月18日(木) 
ベンピの件だが、今朝は普通に出た。昨夜食ったキムチが効いたのだろうか。これで通常ウンコウに戻ればいいのだが。



1月19日(金) 
今日は朝からメンタルクリニックに行く。いつもより早く家を出なければならないのだが、電車の時間を調べずに出たので駅に着いたときに目の前で電車が出て行ってしまった。それで待合室で座って江路村博士のスーパー・ダイエット草上仁)を読む。乗った電車の中で立って「ここまでおいで」を読み終えた。これもパズル的な作品。でも、途中でネタがバレちゃってるよなあ。このオチのためにシチュエーションを作りすぎなんだから。

医者でベンピが酷いと言うと、「腸の働きをよくする薬」を処方された。やはり抗鬱薬か抗不安剤の副作用らしい。それでも会社に行くとふつうに出た。これもキムチ効果なのか。固かったのでちょっと力が必要だった。

厚生労働省は新型インフルエンザの発生を心配しているようで「家庭に2週間分程度の食料、水、日用品の備蓄を呼び掛けた」って、そこまで必要ですか。その対策をするのが仕事なんだろうけど。



1月20日(土)
昨夜は娘と一緒に寝た。彼女と二人で眠っていると、布団に息子がもぐり込んできた。本を読んでいて夜更かししたようだ。それで3人で1つの布団に寝ていたのだが、しばらくして娘が泣き出した。身体のあちこちが痒いと訴えている。薬を塗っても痒みが治まらないようだ。布団内の温度が上がって汗をかいたせいだろうか。どうしても泣きやまない。彼女が「したに、おりる」と言うので、けっきょく階下にいたカミさんに寝かせてもらうことになるのであった。ふにゃふにゃ。

それで今夜も子供たちと一緒に寝たのだが、娘は私と寝ると身体が痒くなるようなので掛け布団1枚だけで寝る。いつもはそれに毛布が2枚加わるのだが、幼児と一緒だとそれでも耐えられる。娘を寝かせることが最優先だしね。そして、夜中に目覚めたときに彼女はカミさんの布団に移動させるのである。



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