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6月1日(日)
今朝は10時過ぎまで寝ていたのだが、起きてみるとやっぱり眠い。私と入れ替わりにカミさんが昼寝に入ったのだが、娘はまだ起きてこない。昼になってやっと起きてきた。着替えさせて食事をさせ、プリキュアを観たいというので見せる。

今日は娘から公園に連れて行くよう求められるかと思っていたのだが、彼女は「そと、いっていい?」と言って一人で出ていく。「知らん人についてったらあかんで」と言って送り出す。あとで訊くと、近所の子供たちを呼び出して一緒に遊んでいたらしい。私が小学生の頃には(息子もそのようだが)友達の家に誘いに行くなんてできなかったんだがなあ。

今夜も私が娘を寝かせる。電灯を消すと例によって「なぞなぞ、だしてー」と言うので問題を考える。計算問題を出すと、8まで計算できるようになっていた。9とか10はまだ怪しい。「7+1」なんて我々なら「7の次は8」ということで一瞬なんだが、彼女は「ちょっとまってな、かぞえるから」と言ってかなり時間を要する。指を立てて最初から数えているようだ。



6月2日(月)
わはは、Vistaの見た目や操作感をXPに近づけるソフトですか。よく読んでみると、XP(Luna)というより、その前(クラシック)のインターフェースに戻すんだな。そういえば、Office 2007が出たときにもそういうソフトが出たような記憶が…Microsoftっちゅう会社は、よくよく重くて使いにくい操作性にするのが好きらしい。新しいのを売るために目先を変えようとして墓穴を掘ってるんだな。

昼休みにスポーツ紙のニュースサイトを見ていると、今日がワールドカップ予選のオマーン戦があるらしい。たぶんその時間には帰れないので、夕方になって家に電話して息子に録画予約してもらう。もうこういうことはカミさんよりも息子に頼んだ方が確実なように思える。役に立つようになったものである。

あと、サンケイスポーツのサイトデザインが変わった。なんだか、スゲエ見にくくなっている。前は情報量が多かったのでよく見てたんだが、今は記事を小出しにしてるので、少し読むたびにリンクをクリックして次のページが表示されるのを待たなければならない。そういや、親玉の産経新聞のサイトは以前からそうだったよな。もうここは見る気がしない。



6月3日(火)
今日から新しい靴を履いている。2足交互に履いていたうちの一つが壊れたのである。左足の底が割れて雨の日に水溜まりを避けて歩いても足が濡れるのはまだ我慢して履いていたのだが、右側の踵が破れて側面と底面が分離しかかっている。これは他人から見てすぐにわかるので、さすがに履き続けることはできない。

しかし、安い靴は使い始めは硬くて、しばらく歩いていると足の靴に触れる部分が擦れて痛くなってくる。前の靴は高価い製品だったからよかったんだがなあ。逆に壊れてない方の靴は、安物だったうえに今回壊れた靴を下ろした時点ですでにボロボロだったのだが、まだ履けている。値段のわりにスゲエ長持ちしている。まあ、踵に接する床板の部分が擦り切れてその下の構造材が露出していて、中敷きを敷かないと痛くて履いてられないんだけどね。

帰りは右踵が痛いので、靴下の中にハンカチを入れて歩く。しかしそうすると後ろから圧迫されるので、今度は足の甲とか指の先が痛くなってきた。困ったもんである。

『“うつ”の「ブログ療法」』ですか。なかなかいいことだと思うが、こういうところで紹介されると、馬鹿が荒らしに来ないか心配だな。



6月4日(水)
引き続き通勤中に蒲公英草紙―常野物語恩田陸)を読んでいる。槇村家の歴史が語られるに至って、ぐんぐんと読まされてゆく。しかし、同じフィクションを読んでも、何でこんなに違うんだろう。「こんなん嘘っぱちじゃ、読んでられるか!」と思うような作品もあるのに。

「きぼう」について、「費用に見合う成果を出せるかが今後問われる」って、金の問題じゃないだろうと思うんだがな。こういうことを考えるのはSFファンだけだろうか。

おおっ!「円谷プロ、YouTubeに公式チャンネル開設」ですか。「ウルトラQ」とか「ウルトラマン」を配信するということなので大丈夫なのかと思ったのだが、タダで見せるのは第一話だけなのね。



6月5日(木)
今日は18時から発注元で打ち合わせ。作業場所を出てビルの1階に下りると、人がいっぱいである。そういえば、昼間に上から見ると大阪城ホールの周りに傘の花がいっぱい咲いてたなあ。コンサートですか。わりと上品そうな女性が多い。調べてみるコブクロですか。なるほどね。去年にも同じようなことを書いてるが。

発注元に入るときにいつもは受付のおねえさんに入館証のICカードを発行してもらうのだが、私が着いたときには、すでにおねえさん達はいなかった。警備員のオジサンにICカードを発行してもらう。なんだか損した気分である。

帰りの電車の中で向かいに制服の女子高生3人組が座ったのだが、脚をだらしなく拡げてスカートの下に短パンを穿いているのが見える。好みのタイプではないが、げんなりする。キミらには慎みというものがないのか。



6月6日(金)
今日は抜歯の日である。自分の身体の一部が切り離されるのである。嫌だなあ行きたくないなあ…とか言ってたらカミさんに聞き咎められた。「どこに行きたくないの?」「…歯医者」「何で?送って行こか?」「いや、歯ぁ抜かなアカンから」「あ、歯医者ね。会社と聞こえたから」…どうやら、鬱で出社拒否になったと思われたらしい。

いよいよ行くべき時刻になってしまった。口を清め、クリニックに向かう。「延期されないかな〜」とか思っていたのだが、女医さんにあっさりと「割れてるので抜きますねー」と言われる。ああ、もう俎の上の鯉なのである。

いきなり麻酔の注射をされるかと思っていたのだが、まずは「表面麻酔」というのをされる。注射の痛みも感じさせないようにということか。10代前半に抜いたときにはいきなり注射針を突っ込まれたもんだが。時代は変わったもんだな。そして脱脂綿のようなものを噛まされてしばらく待たされる。

そして麻酔の注射。どこに針が入っているかもわからない。でも何となく、針先が歯茎のかなり下の方まで来てるような感じがする。そしてまた待つ。窓から夕焼けの空が見える。切ない気分。

さて、いよいよ抜歯である。麻酔が効いているか確認され、作業開始。上に引っ張って抜かれるのかと思っていたのだが、下方向に力が加わる。どうやら、錐の先のようなものでほじくり返されているような感じである。助手のねーちゃんと意思疎通が不十分なのか、ちょっとバタバタしてるのが不安。

こちらは身を任せているしかない。気がつくと身体に力が入っている。歯根のあったあたりをゴリゴリされていると思ったら、舌の上に何か落ちてきた。ああ、抜けたな。根っこは2つあるとか言ってたから、まだ道程は半分か。

その後もゴリゴリゴリゴリされていると思ったら、「血が止まるまでしばらく噛んでいてください」と言われてまた脱脂綿のようなものを噛まされる。まったく血の味はしなかったんだがな。やっと終わったか。苦行であった。

またしばらく待たされる間に、飲み薬の説明をされる。痛み止めと抗生物質と消炎剤。痛み止めは効き始めるのに2時間くらいかかるので、すぐに飲んだ方がいいそうである。

血が止まっているか確認されて質疑応答。歯根の状態は「ボロボロでした」ということであった。摘出したものを見せてもらったが、黒くなって細かく割れている。「きれいに取れましたか?破片が残っているということはないですよね?」と訊くと、「それじゃ、レントゲン撮りましょうか」ということになる。向こうも不安だったのか。撮影後、またしばらく待たされる。

さらば、我が歯よ。40年間ご苦労であった。キミには無理をさせたなあ。10代後半の頃には左の奥歯が痛かったので、右でばかり噛んでいたのだ。歯医者に行くのが嫌だったのだね。おかげで、今も左で噛むのに筋肉がうまく動かない。これで身体のバランスも崩れてるんだろうなあ。

レントゲンの結果はOKだそうである。あとは入れ歯の制作だが、穴が開いている状態なので肉が盛り上がってくるまで作れないそうである。次は月曜日にいつでもいいから消毒に来るように言われた。

抜いてから1時間ほど経つと、抜いたあたりが猛烈に痛痒くなってきた。あがー、骨までガリガリやりたいー。

飲酒や入浴、運動など血流を盛んにすることはしないように言われたので、雨は降っていないのに帰りは歩く距離が短いルートで帰る。余計な交通費を使ってしまったが仕方がない。

家に戻ると子供たちが土産を求めて出てくる。少し遅れて出てきた娘が「おねちゅ、あるねん」と言う。また熱を出したんですか。カミさんによると、手足口病かもしれないと言われたそうである。こりゃ、明日は休まなきゃいけませんか。息子が将棋教室に行くから、ゆっくりできると思ってたんだがなあ。



6月7日(土)
今日はカミさんに仕事が入っているが、娘が発熱しているので休ませねばならない。私は耳鼻科に行かねばならない。起きてきたら息子に世話を頼んで行こうと思っていたのだが、彼女はなかなか起きてこない。起きてこないならそろそろ耳鼻科に行こうかなと思い出した頃になって起きてきた。そこでオシッコをさせ、顔を洗ってやり、朝食を食わせる。

カミさんが息子に米を研ぐよう言い付けて出て行ったのでその手順を見守り、家を出る準備をする。息子に対して「父ちゃん帰ってきたときレイ(仮名)機嫌よかったら『美味しんぼ』1冊読ましたるから」と言って家を出る。読書権が懸っていれば仲良く過ごしてくれるだろう。

耳鼻科では薬のついた棒を突っ込まれるとき、右鼻の通りが悪い。そのせいか、時間をかけて奥の方まで突っ込まれる。問題は次の粘液吸引であった。これも、いつもの位置を念入りに吸われたうえ、さらに奥の方まで吸われる。紙が掃除機に吸い付けられたような状態に粘膜がなって、痛い。必死で我慢したが、気がつくと涙が出ていた。「ちょっとドロッとした洟、下りてきてますから、ネブライザーしてよくウガイしてください」と言われる。

家に戻って息子を将棋教室に送り出し、娘とHDD&DVDレコーダーに録画していたポケモンを見ていると、お義母さんから電話がかかってきて娘を預かってもいいと申し出を受ける。娘は今観ている番組が終わったら行くと言っていたのだが、途中で停止されたと言って怒る。どうやら1時間スペシャルだったので後半が切れているらしい。ここで終わりだと言っても続きがあると言って納得しない。どうも前回はリアルタイムで観ていたらしい。まだ生と録画の区別がつかないのだ。困ったもんである。

娘が怒りながら出ていった後で洗濯物を干し、独りで録画済みの番組を観ていたのだが、歯医者でもらった薬のせいか眠くて仕方がない。どうしようもないので、カミさんが帰ってきたら寝室に上がって寝る。



6月8日(日)
今日は娘の通っている保育所でバザーが開催される。私も自転車整理の仕事を割り当てられている。しかし歯を抜いたせいか背中が凝っている。血行がよくなるのはマズいので息子に背中を踏んでもらい、湿布を貼ってもらう。

準備担当のカミさんは先に出て、子供たちは開始時刻に出ていくことになっているのだが、息子が校区外なので一人では行けないと言い出した。それじゃあ私と一緒に行こうと言っていたのだが、カミさんから電話がかかってきて「もう終わるで!」と言われる。洗濯物を干すのを中止し、子供たちを連れて家を出る。

保育所で子供たちをカミさんに預け、担当時間になって私は自転車置き場の整理に入る。梅雨だというのに日差しが強い。暑い中で立っていると体温が上がって歯を抜いた跡が痛くなってくる。困ったもんである。

自転車整理を終えて家族たちのところに行くと、息子がオモチャの金魚すくいをやっているのが終わるのを待っているところだった。カップに金魚のオモチャが山盛りになっている。6年生には易しすぎるよな。大人げない…と言うべきか。けっきょく1時間以上も遊んでいたことになる。早く来ないと終わってしまう、というのは何だったんだ。

保育所の出口に向かっていると本を並べているところがあったので見ていたら、カミさんに「林明子さんの本があるで」と言われた。古本だと思ってこの本を買ったら新刊だった。千円以上の料金を請求されて驚く。バザーの会場で新刊を売るか。騙された。

家に戻って娘が買ってきた本を読んでほしいと言うので寝室に上がって読んでやる。そして私が先に眠ってしまうことになるのである。この土日も寝てばかりである。HDD&DVDレコーダーに録画した番組の消化が進まない。



6月9日(月)
今日は出勤中に蒲公英草紙―常野物語恩田陸)を読み終えた。いや素晴らしい。ハードカバーが出たときに買っても後悔しなかっただろうというくらいの出来である。クライマックスの盛り上がりもエピローグの余韻も高いレベルでバランスしている。しかし、主人公は「廣隆様」と結ばれなかったのね。

今日は抜歯したあとを消毒するということで歯医者に行く。まだ抜いた痕が痛いのだが、異常はないと言われる。イソジンで洗われておしまい。左下のブリッジにも違和感を感じている件についてどうするか相談する。入れ歯を作るときに左側の歯も使う方式にした方がいいそうなのだが、そうすると入れ歯を作った後に左下を治療すると形状が変化して入れ歯が使えなくなる。だからといって左下の治療を先にすると、その間は両側の奥歯が無くなるので甚だしく不便な思いをすることになる。けっきょく、左下の入れ歯は左側の歯だけを使う方式にすることになる。



6月10日(火)
先日、ダイエー系のスーパーに行くとセービングの野菜ジュースが168円で売っていた。パッケージが変わっている。ということは、イオンに買われても少なくとも野菜ジュースはセービングのブランドが生き残るということか。セービングの野菜ジュースは198円の価格にもかかわらず市販の野菜ジュースに劣らない味だったからなあ。

味も3種類に増えているしあの品質を維持して168円に値下げされるなら今後はこれをメインに購入しようと思っていたのだが、飲んでみると明らかに味がグレードダウンしている。薄い。やはりイオンに買われてコストダウンを迫られたんだろうなあ。数日後に京橋のダイエーに行ってみると、同じ製品が198円で売っていた。168円というのはお試し価格だったのか。価格維持で品質ダウンとは…やはりイオンに買われるということは、そういうことなんだな。

今日はカミさんは仕事が休み。娘は起こさない。最近疲れ気味でよく熱を出すので、休ませるそうである。

今日から通勤中に銀河のワールドカップ川端裕人)を読んでいる。オープニングはなかなかいい感じである。これも読めそうだ。



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