ホーム目次日記2007年 > 10月上旬
[前の日記へ]
10月1日(月) 
今朝も6時半に目が覚めて起きたのだが、朝食を食べるとまた眠くなってくる。昨日もほとんど眠ってたのになあ。いったいどうなっているのだ私の身体は。

今日は昼に職場近くの歯医者に行く。先月に続いて今回もよく磨けているとほめられた。ここのところ歯ブラシの毛が劣化してきていて磨くのに苦心してたりするんだけど(それがいいのかも)。そんなに磨き方を変えているつもりはないが、磨けてない部分を着色して示してくれることによってウイークポイントが無くなってきているのが大きいのかな。

そっかあ、iPod classicを携帯ゲーム機として使うという考え方もアリなのか。Linuxザウルスは両手で操作しないといけないし仕事で持たされてる携帯はゲームができないから、通勤時に立ってるときは手持ち無沙汰なんだよな。片手で扱えるなら買ってみようかな。…これも抗鬱剤の副作用なんだろうか。

およよ、「ニャンゴロー」ってえのは、以前ウチの実家で飼ってた猫の名前と同じだ。けっこう恥ずかしい名前だと思っていたのだが、こういうところで候補として出てきて採用されたということは世間的には良い名前だったのだろうか。



10月2日(火) 
マイクロソフトがニュースの提供元を毎日から産経に乗り換えたのに伴って、それぞれの新聞社の記事が掲載されているサイトのURLや内部構造が変わった。それに合わせて毎日実行している記事のダウンロードバッチの内容を変更する。こういう変化があると対応しなければならないので困るが、どちらもこれに伴ってWeb上に出してくる情報を増やしてくる方向に進むだろうから、歓迎すべき動きなのかな。

あとは、ダウンロードしてきたデータを保管領域に整理して保存するバッチ(毎月実行)を書き換えないといけないな。これはサイトの内部構造(ファイル名やディレクトリの命名規則)を知って、場合によっては最下位のディレクトリごとにスクリプトを書かねばならないので大変だ。

息子が通っている小学校の運動会が今日に順延されているので、今日は休みをもらっている。ビデオカメラを持ち、カミさんや保育所を休ませた娘と一緒に学校に向かう。ビデオカメラは1年にこの季節しか使わないので、操作方法を忘れてしまっている。おまけに昨年から部屋の模様替えがあったので、録画用ディスクの置き場所がわからなくなっていて探すのに苦労した。困ったもんである。

今日は雨にはならなかったが逆に、暑い。直射日光の当たるグラウンド上にいると、まるで熱されたフライパンの上にいるようで気力体力が根こそぎ奪い去られる。目的を持って動いている方はまだいいが、子供が出てくるのを待っている方は大変である。それでもまだウチは学校に近いので、息子が参加する競技の間が空くときには家に戻って休んだりできたのだが。

息子は事前の大言壮語にもかかわらず、100m走ではビリ。障害物走でもスタートではトップに立ったが途中で抜かれてしまった。まだまだだね。しかし今日も眠い。息子の出る演目を待つ間に日陰に入って座っていたのだが、居眠りしてしまうほどである。困ったものである。家に戻ると、すぐに娘と昼寝に入る。

息子が1位を取れば回転寿司を食いに行くと言っていたのだが、外したのでカミさんがスーパーで売っている総菜の寿司を買ってきてくれている。本人は学習塾に行っているので先に残りの3人で食う。今日の食前酒は凄味。カミさんの感想は「キリンのイヤな苦味はないが、ふつうのビール」ということである。私には逆にちょっと苦い。



10月3日(水) 
今日も大阪城ホールではイベントがあるようで、仕事帰りに通った大阪城公園内は露店が出て人がいっぱい。年配の女性が多いようである。大阪城公園駅に入ってホワイトボードに書いてあるのを読むと…米米CLUBですか。なるほど。でも、米米も、そんなにファンの年齢層が高いグループになっちゃってたんだなあ。就職してから出てきたグループだから、ほんのちょっと前だと思ってた。ちとショックかも。

米米には、いろいろと思い出がある。九州で母方の親族が集まったとき、従兄弟たちとカラオケに行って弟が「sure danse」を歌ってるところに私がジェームス小野田として乱入したこと。次に九州に帰ったとき、亡くなった従弟がカーステレオで彼らの曲を流していたこと。あれは結婚の報告にカミさんを伴って帰ったときだっただろうか。

なんでそんなことを覚えているかというと、我々兄弟のパフォーマンスを見て彼らの曲を気に入ってくれたんじゃないかと思ったりしたんである。自信過剰の勘違いなんだろうとは思うけど、それを確かめるすべはもうないんだよな。

今日も早めに仕事を終えて耳鼻科に行く。もう顔を覚えられていて、診察券を出す前にカルテが出てくる。先週などは、帰るときに窓口の中で診察券が無いと騒いでいたのだが、まだ診察券受けの中にあったのだった。

今日もいつもの手順で治療をしたのだが、鼻の奥に薬を塗るときにノドまで届いて「ウエッ」と言いそうになった。今回は「よくウガイをして定期的に来てください」ということであった。どのくらいの間隔と期間で来るべきか訊いてみるべきだったかな。

今夜の食前酒は一番搾り。カミさんには製品名を伏せて飲ませたのだが「苦味はあるが、それを感じさせない何かがある」という感想であった。私にとっては、ふつうのビールだな。ただ、飲んでいると苦味がちょっとキツくなってきた。

日本でサッカーのプロリーグができ、優秀な選手が輩出したのは「キャプテン翼」の影響だというのは有名な話だが、中国からNBAの選手が続出したのは「スラムダンク」の力だったとは。マンガの影響力もグローバル化しているということなんですな。

わはは、Office 2007のインターフェイスを2003に戻すソフトですか。そういうソフトがこの値段で売られるという状況には笑える。Vistaの使用するコンピューター資源の量をXP並みに戻してくれるソフトってのは誰か出してくれないのかな。そうしたら安心して今のマシンを使い続けられるのに(無理だって)。



10月4日(木) 
パソコンの裏を見て、金網状の吸気口(近くの側面から熱い空気が排出されているので排気口ではないと思う)があり、そこにホコリが詰まっているのを見つけた。今朝起きてから掃除機でそのホコリを吸い取ってみる。すると、側面の排気口から出てくる空気が熱くなくなったような気がする。すると、CPUをフルに使うような将棋ソフトを使ったりCDを仮想化したりすると電源がダウンしてたのはこのせいだったのかな。CPUに負荷をかけてもう少し様子を見ないと断言できないが。そうすると、またこのパソコンの寿命が延びたような気がするな。

なんとか通勤中に本が読めるような気分になってきた。今日は楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史」牧野修)の「召されし街」を読んだ。うーん、この作品に何の意味があるのかと思っちゃいますね。ただただ陰鬱で、カタルシスもなければエンターテインメントもない。純文学というやつなんだろうか。こういうのは私は好きじゃない。ただ、「ラプンツェル」について載っている世界大百科事典はすごいなと思い、それを胸ポケットに入るLinuxザウルスで参照できることの幸福を思うのだった。

今日は夕食前にキリンラガービールを飲む。良くも悪くもふつうのビール、だな。ビールという飲み物の、一つの「基準」と言えるだろう。

「舞-HiME」プロジェクトの新作が出るらしいが、また30分で5000円を超えるんですか。しかも前作に新作カットを追加した総集編を出すって…酷すぎる。こんなんじゃ、ついていけません。前作の最終話もまだ観てないし。通勤経路にあるレンタルビデオ屋が潰れたのよ。ふにゃふにゃ。

家に戻ってからパソコンに負荷をかけてみると、排気口から出る風はやっぱり熱い。吸気口を掃除したのもそれほど効果はなかったか。ふにゃふにゃふにゃ。



10月5日(金) 
今日も朝から出勤前にメンタルクリニック。症状が改善した実感がないと訴えると、また薬を変更することになった。今度は最初に処方されたものと同じ系統の薬で、新しいもの(アメリカでは使われているということだが)らしい。今までの薬とは逆で便が軟らかくなるというのは、便秘中の私にはメリットかな。

昨日に引き続き通勤中に楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史」牧野修)を読む。今日は「いつか、僕は」を読み終えた。うーん、これもまた不愉快な話でしたなあ。それが目的なんだろうけど。鬱のくせにこんなものを読んでる奴の気が知れない…ってオレか。



10月6日(土) 
今朝も寒い。隣で丸くなっていた息子を抱き寄せてタオルケットを被るが、やっぱり寒い。寝るときは暑かったのだが、明け方には寒くなったりする。ずっと寒いのも困るが、この季節も体調の維持が難しい。

そういうことで(というわけだけでもないのだが)今日も午前中に耳鼻科に行く。先週まではほとんど待たされなかったのだが、今日は待合室に患者がいっぱいいてけっこう待たされた。季節のせいだろうか。

今夜の食前酒は円熟である。カミさんに味見をしていただくと「やっぱりキリンは好きになれない」との仰せであった。この製品は発泡酒の中ではけっこう好きだったんだが、いろいろ飲み比べていると、酸味がちょっと気になるかな。



10月7日(日) 
今日は娘の通っている保育所の運動会である。カミさんは娘を連れて先に出ていった。息子は行かないというので、ビデオカメラを持って一人で保育所に向かう。今日もまた天気が良く、暑い。親子競技は若いカミさんに任せて私はビデオ撮影に専念していたのだが、かなり体力精神力を消耗する。

半日グラウンドにいただけだが、小学校の運動会よりも辛い。小学校は家が近いから途中で帰れたからかな。しかし園児の祖父母の世代はほとんど私よりも年上だと思うのだが、こんな環境で半日も過ごしていて体調を崩さないのだろうかと思ってしまった。たんに私が虚弱なだけという話もあるが。

運動会が終わって家に戻ると、いよいよ体調が悪くなってきた。頭痛がひどい。鼻の上端から眉間のあたりが、鉛を詰め込まれたように痛い。カミさんが昼寝に入っていたので私は子供たちと階下にいたのだが、子供に心配されるくらいである。明日も外出の予定なんだが、大丈夫なんだろうか。

今日の夕食は外食することになっている。息子がたまにはくら寿司に行きたいというので行ってみたのだが、すごい数の人が待っている。店の建物の外まではみ出しているくらいである。我が家ではいつもはあきんどスシローに行っているのだが、世間的な評価はこちらの方が上なのだろうか。

しばらく行かないうちに、業務内容がかなりシステム化されている。まず席の予約が紙に書いていくのではなくタッチパネルで入力して受付番号が印刷された紙が出力されるようになっていて、受付番号ごとに待ち時間が表示されるようになっている。席に着いてから注文するのも声で応対するのではなくタッチパネルになっていた。この方が間違いは少なくなるよな。

我々の待ち時間は2時間以上と表示されている。他の店に行こうかとも考えたのだが、隣にブックオフがあることもあってそこで時間をつぶすことにする。娘がプリキュアの絵本がほしいというのでそれを買い、自分の本も買って寿司屋に戻る。しかしそれからも1時間近く待たされたのであった。

娘に絵本を読んでやっていたのだが、すぐに飽きる。Linuxザウルス去年の運動会に撮影した動画を見せていたら、今日のを見せろと言われてしまった。いや、今日撮ったのはパソコンに取り込んでからXvidに変換してさらにザウルスに転送しなければならないのだよ。とてもややこしいのだ。ビデオカメラで撮影した画像をパソコンに取り込む方法も忘れてしまったしなあ。



10月8日(祝) 
今日は中之島にあるホテルにバイキングを食べに行くことになっている。カミさんは直前に起きてきて朝食抜きで行くつもりだったようだが、子供たちが起きてきて空腹を訴えるので軽くパンを食わせる。

夜明け前には強い雨が降っていたのだが、私と子供たちが外出の準備をして外で待っていたときには止んでいた。しかし、最後にカミさんが出てくると大粒の雨が降り始める。やっぱり日頃の行いが影響するのかなあ。家族4人、それぞれが傘を差して駅に向かう。娘が傘を差して自分で歩けるようになっているのは有り難い。

私は食い物に関してはそれほど美味いとも不味いとも思わない人間なのだが、ここの料理はけっこう旨かった。思ったほど量が食えなかったのが残念だったが。

タイムリミットの90分をほぼフルに使ってホテルを出る。カミさんが堂島ロールを買って帰りたいというので腹ごなしを兼ねて堂島まで歩くことにする。しかし、「モン シュシュ」の店には長蛇の列が。店から出て前の道まで並んでいる。

私が子供たちを連れて近くのコンビニに行ってカミさんが並んだのだが、子供たちが飽きて戻ってきても列がほとんど進んでいない。店内で食べるわけじゃなく商品を渡すだけなのに、なんでこんなに待たなきゃいけないのだ。こんなに客を待たせるというのは、接客として最低じゃないのか。箔をつけるためにそれをわざとやっているのであれば、さらに許しがたい。

そもそもここの商品がそれほど並ぶだけの価値があるとは私には思えないのである。クリームは牛乳臭いしスポンジもそれほど美味いとは思えない。何でこんなものを有り難がるのかね。けっきょく、この店とコンビニの間を3往復くらいして時間つぶしのネタがなくなり、退屈する子供たちをなだめながら店の外でカミさんを待つ。

カミさんが品揃えの豊富な本屋に行きたいというので、ジュンク堂に行く。彼女が1階のコミック類のフロアを見て回っている間に私は子供たちを連れて2階にある児童書のコーナーに行く。ウチの家族は立ち読みできる本屋であればいくらでも時間がつぶせる。息子に彼が好きそうな本のある場所を教えて、娘と一緒に絵本のコーナーに行く。

娘はもう自分で好きな本を選んで見ている。けっこうセンスのいい選択をしていると思うのは親の欲目であろう。最終的には子供たちに1冊ずつ好きな本を買って帰る。自由に本を読ませるジュンク堂の戦略が奏功したということだな。

今日はずっと4人分の傘が邪魔で邪魔で仕方なかったのだが、帰りの電車の中ではブラインドを下ろさねばならないほど日差しが強くなっている。最低の天気だな。

今夜の食前酒はブラウマイスター。カミさんに味見をしてもらうと「やっぱり泡が苦い」そうである。私は旨いと思うんだがねえ。堂島ロールでもそうだったが、夫婦で味の好みが違うというのは困ったもんである。



10月9日(火) 
引き続き通勤中に楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史」牧野修)を読んでいる。今日は出勤時に駅の待合室で「インキュバス言語」を読み始める。あー、つらいツラい痛いイタイ。雨の日の出勤時にこの作品を読むのは痛すぎる。雨が降っていると厭な臭いを感じやすくなるのである。自分も他人にとってそういう臭いを発しているのだろうということを考えると、ますますイタイ。

帰りにも読み続ける。これは牧野修愛の空間なのだろうか。でも小松先生の方がイヤラシイなあ…とか思いながら読んでいる。けっきょく、最後の数ページは猥褻な言葉が書き連ねられてるだけで、私にはノイズにすぎないのであった。MOUSEでは言葉の魔法に圧倒されたが、この作品にはそれは感じられなかった。

PS3の廉価版が出たらしい。この値段ならサーバとして買ってもいいかとも思うのだが、HD解像度のテレビを持ってないと馬鹿みたいだよなあ。常々書いているように、私は最後まで地デジに移行するつもりはないので今流行りの大画面テレビは買わないのである。コピーワンスさえなければ先頭を切ってデジタルに移行するはずだったユーザだと自分では思ってるんだけどね。



10月10日(水)
今日は朝から京都に移動して打合せ。引き続き移動中に楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史」牧野修)を読んでいる。まずは「バロックあるいはシアワセの国」。SFというのが仮想のガジェットを想定することにより世界をでっち上げることだとすれば、この作品はそれに挑戦したものだということになる。だからこそS-Fマガジンに掲載したのだろうな。ただ、その世界が私にはそれほど面白くなかったのが問題だが。

続いて「中華風の屍体」を読んだが、これはもう、読むのが辛かった。これが商業ベースに乗ってるというのがすごいことだな。こういう作品を好んで読む人がこの日本にはそんなにいるんだろうか。当たり外れの差が大きい人だとは思ってたが、これだけ面白くない作品が続くとかなり萎える。

最近は鬱が改善されてきたのか(Linuxザウルスでゲームをしたり過去のログを読むのに飽きてきたというのが真相のような気もする)仕事帰りにも本が読める。それで「或る芸人の記録」を読んだが、これはまあ、読ませてくれたことは読ませてくれたが、オチがよくわからん。消化不良。

かなり気分がダウンしてきた。自分に鞭打ちながら「憑依奇譚」を読む。しかし、これは面白かった。ふつうにエンターテインメントしている。なんだか久しぶりに読んで面白い小説を読んだような気がするなあ。



[ホーム] | [日記の目次へ] | [次の日記へ]




【妻の本】
新書館ウィングス文庫 狼谷辰之 
 対なる証  【Amazon】
【bk1】
ISBN:4-403-54008-2 ¥640+税 

新書館ウィングス文庫 狼谷辰之 
 対なるのさだめ  【Amazon】
【bk1】
ISBN:4-403-54013-9 ¥600+税 

新書館ウィングス文庫 狼谷辰之 
 対なる  【Amazon】
【bk1】
ISBN:4-403-54021-X ¥620+税 


【妹の本】
 



【Google AdSense】


【Amazonおまかせリンク】