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11月21日(土)
今日も娘と一緒に耳鼻科に行く。彼女は新型インフルエンザワクチンの接種も受けることになっている。ワクチン接種は診察受付が終了した12時半からだということなので、12時過ぎに医院に入る。診察室に入って娘が椅子に座ると、いきなり「治療もするんですか?」と訊かれる。え?だからこの時間なんじゃないんでしょうか。

ドクターは机の上で注射器を準備している。院長自ら接種なさるようである。まあ、耳鼻科ではほとんど注射する機会はないからな。しかしどうも空気が抜けないらしく、注射器を指先で何度もピンピンと弾いている。大丈夫なんだろうか。注射器の消毒は済んでますか?

…とか思いながら見ていたのだが、後で『「10ミリリットル容器」の数字マジック』という記事を見つけた。これを読むと、空気を抜くために射出して無駄になる分を減らしてワクチンを有効利用するためのようだな。

娘はほとんど注射された経験がない。最近は私らが子供の頃よりも薬の使用は少なくなってるようだからね。もう針先は皮膚に入り込んでいると思うのだが、彼女は顔色一つ変えない。たいしたもんだ。後で訊いてみると、ほとんど痛みは感じなかったそうである。私がネブライザーを終えて待合室に戻ると、彼女は受付でハローキティのシールをもらっていた。

注射されて泣かなかったということで、帰りに好きなお菓子を買ってやると言う。最初に寄ったスーパーでは買いたいものが無いそうだ。それで続いて行ったディスカウントストアで、彼女はキャラメルコーンの小袋を選んだのだった。数百円なら出すつもりでいたのだが、100円未満で済んでしまった。もう1軒スーパーに寄ろうかと思っていたのだが、娘がクシャミを連発したので慌てて家に戻る。

3連休なので、息子は今日から1泊の予定で私の実家に行くことにしている。最低2回乗り換えて2時間以上かかる行程を一人で往復できるようになったとは、私も歳を取るはずである。

「ただ今215m東京スカイツリー内部初公開」というニュースが。えー、もう建設が始まってたんだ。知らなかった。



11月22日(日)
病み上がりで今日も1日中休養。どうも下痢気味である。耳鼻科で強い抗生物質を処方されたので持病が再発したのではないかと心配だ。下血はしてないようなので大丈夫だとは思うが。



11月23日(祝)
今夜は息子の誕生祝いでスイーツのバイキングに行くことになっている。スイーツと言いながら、パスタとかもあるらしい。カミさんの車に乗り、一家4人で出かける。予約している時間までの間、同じ施設内にあるゲーセンで時間をつぶす。息子が失敗しているので手本を見せようとして200円スる。敵の思うツボである。

ここしばらく腹の調子が悪いので暴食は控えようと思っていたのだが、やはり貧乏性が顔を出す。最初はスープ類でお腹に優しく栄養補給をしようと思っていたのに、食べ始めると全品を味見しないと気が済まない勢いである。デザートに移行する時点ですでにいい加減お腹いっぱいになっていたのだが、ケーキ類も美味そうなものは一通り食べてみなければ気が済まない。けっきょく、また胃袋がパンパンになってしまった。ゲップして胃の中の空気を排出し、内容量を減らそうと思うのだが、固形物しか出てきそうにない。進退に窮する。しかしこれほどの思いをして食べたのに、デザートはあまり美味くなかったな。

店を出てカミさんは買い物に行くといっているが、私は動けないので休憩所で待機。娘も一緒だったのだが、息子が「レイちゃん(仮名)、うさもものお店あるで」と呼びにきて一緒に行ってしまう。また息子が戻ってきて遊べるところはないかと言うので、トランポリンをやっているというところに行ってみる。トランポリンと言いながら上から吊り上げられるタイプで、かなり高く跳べる。並んでいるのが小学生以下ばかりなので息子は自分はダメなんじゃないかと言っている。それで条件を確認してみたら、息子も対象内であった。しかし、そこで1回1000円という記述を見つけた。それじゃあ、ゲーセンで遊んだほうが費用対効果は高いな。

カミさんと娘が合流する。娘は自分の小遣いでうさももの靴を買ったそうである。トランポリンをするくらいならゲーセンに行った方が…という話をすると、これから行こうということになる。しかし行ってみると、この時間帯は保護者同伴でも入れないということであった。保護者同伴ならいいんじゃないかと思うんだがな。それだけ最近は問題のある親が多いということなんだろうか。

今夜も私が娘を寝かせる。最初は私の布団に入った娘は暖まると自分のベッドに入っていったが、その後も「さむい」「さむい」と言っている。あまり寒そうなので、今度は私が彼女のベッドに入って暖める。いつもは暑がりなんだがな。

「仏で尻たたき禁止法制化にノン 世論調査で82%が」というニュースが。「体罰を受けて育った子供は他人に攻撃的になる」って、客観的に証明されてるの? いや逆に、「攻撃的になる子供は体罰を使わないと躾けられない」という方が真実じゃないの? ウチの子は何もしなくても大人しかったけど、保育所で他の子供を見てると生まれつきの性質はあるだろうと思うからな。

プロ野球の若手と大学日本代表がが試合したそうだが、プロが26歳以下主体ってどういうこと。大学生相手だったらプロはU22じゃないの? 逆にプロは野球に打ち込める環境が与えられてるわけだから、もっと年齢制限が厳しくてもいいと思うんだが。まあ、それじゃあ興業として成り立たないということなのかな。



11月24日(火)
先週は仕事場が寒くて体調を崩したので、今日のアンダーシャツはヒートテックを着ている。しかしデカい。私は日本人としては腕の長いほうだと思っているのだが、それでも袖が長すぎる。そのままではカッターシャツの袖からはみ出してしまう。こりゃアメリカ人向けのサイズ設定なのか?

今日は帰りにLinuxザウルスけんぷファーの6回目「敵か味方か」を観る。うむ、やっぱり楽しい。このシチュエーションだけでも満足なのにストーリーも気になるところはない。前回はちょっと残念だったが、今回は絵もキレイだ。ああ、生徒会長サマ、美しい。ほんとうに苛めてほしいですっ。しかし、「デストロイ!」ってアレですか?



11月25日(水)
今日は帰りにLinuxザウルスけんぷファーの7回目「招かれざる客たち」を観る。いやー、ついついこの作品を選んじゃいますなあ。やっぱり非常に気に入っているようだ。そういえば、放映翌日に観てるささめきことも百合モノだよなあ。私ってこういう趣味だったのかしら。…いや、単にキレイな女の子がいっぱい出てくるってだけか。

最近、ソニーが矢沢永吉をBDレコーダーのCMに起用していて、テレビを点けていると頻繁に見せられる。あの、アタマ悪いくせにカッコつけてるイメージ(あくまでもイメージです。実際にどうかは知りません)にはイライラさせられるんだよな。まあ、購買力があってもBDレコーダーを買わない層(団塊世代で最新の技術に興味・知識がない層)に対して訴求するためなんだろうか。まあ、最近でいちばん鬱陶しいCMは外為オンラインなんだが。



11月26日(木)
携帯にカミさんからメールが入っていた。今夜の夕食は自力で調達せよ、とかいう内容である。しかし今日も帰りが遅くなってスーパーでは安い惣菜が買えない。まあ、以前買った納豆が冷蔵庫に残ってたはずだから、それがあれば飯はいくらでも食えるだろう。

今日は帰りにLinuxザウルスアスラクライン2の(通算)19回目「君に捧ぐ真実」を観る。観る順番を間違えたので、話がうまくつながらない。しかし、設定の核心は明らかにされつつあるようだ。なかなか魅力的な用語が出てくるが、どうも納得できないような予感がする。杞憂であればよいが。

家に戻ると、カミさんの車がガレージから出ていた。何かあったのかと思って家に入ると、玄関にモノが散乱している。居間に入ると隣の部屋で娘が寝ていてカミさんがそれを覗き込んでいた。インフルエンザ発症だそうである。ワクチン接種が無駄になっちゃったか。カミさんにメールを見てないのかと怒られる。そう言われて見ると、3通もメールが来ていた。ああ、私の携帯には週に1通くらいしかメールが来ないから複数のメールが来る可能性があるなどという発想はなかった。最後のメールしか見てなかっただよ。

娘は保育所で苦しいのを我慢していたらしいが、昼食を食べていていきなり「しんどいー」と言って泣き出したそうだ。ウチの家系は、つい我慢してしまうからなあ。私の弟も今の娘と同じ年頃に虫垂炎になったのだが、手遅れになってしばらく手術跡にチューブをつながれていたっけ。

娘はかなり苦しそうである。顔がむくんで、唇が真っ赤だ。足の裏が痛いとか言っている。そのうちに、手が柔らかい物を触っているようだとか言いだした。気を紛らわせるため、異変を訴える箇所をさする。私にしてやれるのはこのくらいだ。

『ノーベル賞受賞者らが仕分け批判で集結 「世界一目指さないと2位にもなれない」』という記事が。聖域を無くすのは必要でしょう。部外者の目で必要性を判断するんだから、的外れな質問も出てきて当然だ。それに答えられなかったお役人様の側に問題がある。やはり今のお役人様は文字通り「前例のない」事態に対応できなくなってるんでしょうか。だとしたら、日本人としてあまりに哀しすぎる。

「法的根拠や結果責任があいまいな「仕分け人」が、たった1時間の議論で結論を出すことへの疑問がある」とか書いている記事もあるが、始めなければ何も変わらない。今回みたいに廃止とされたものでも国民がやるべきだと判断したら方針変更すればいいだけの話だ。今までみたいに議論もできないような状況よりよっぽどマシだと思うんだが。



11月27日(金)
昨夜、帰りにコンビニでマンガ雑誌をチェックしたのだが、3月のライオンのすごさが、だんだんわかってきた。将棋に対して、かなり深く取材しているのがわかる。棋士とも突っ込んだ話をして、将棋に対する感覚やアプローチまでドラマの要素として表現しようとしているように見える。こういうところまで描いた作品は、ありそうで無かったからな。

一夜明けると、娘はすでに微熱になっていた。さすがはタミフル。息子のときは、かなりヤバいところまで行ったからな。ん?あのときもタミフルを処方されたんだったっけ?

家族がインフルエンザに罹ったので、上司にメールして午前中は家で待機する。けっきょく今日も休みということになった。それでメールをチェックしていたら、前上司のお母さんが亡くなったというメールが来ていた。「家族葬にて執り行うため葬儀へ参列、香典等はご辞退」ということなので、電報だけでも打つことにする。

電話料金と一緒に支払いできればいいのだが、「NTT西日本の電気通信回線でご契約のお客様に限ります」というのでウチは無理。クレジットカードの情報を明かす相手はなるべく少なくしたいのだが、まさかAmazonで弔電を送ることはできないからなあ。けっきょくNTTにクレジット情報を開示したうえに儲けさせてしまった。

娘は昨夜から引き続き腹痛を訴えている。最初は肋の下あたりだったので「肝臓か?」という思いが胸をよぎったのだが、そのうちに腹の真ん中に移動したようである。便が出ていないようなので、そのせいではないかと思われる。

『「偏差値も上がるね」…ハマからハムの“国立大トリオ”』というニュースが。3人まとめて放出…ということは、横浜には「そういう人材」が浮いてしまうような体質があるんじゃないかと邪推してしまうな。

『牛丼の「松屋」、並を大幅値下げ』だそうだ。個人的には値下げすることよりも、「12月3日午後3時から」というので、それは注文した時刻なのか支払いする時刻なのか、そういう細かいところが非常に気になる。そのへんを明確にしないとトラブる可能性もあるぞ。



11月28日(土)
今週もまず土曜日の朝は前夜に放映されていたささめきことを観る。今週は8回目「Ripple」である。気がつけば知らないうちに「じょっしっぶ、女子部〜」とか口ずさんでいる自分に気づいて愕然とする。

しかしちゃん、なんで片思いの相手が一緒に風呂に入ってきたというのに、鼻血出してブッ倒れるかな。同性なんだから、ゆっくり鑑賞させていただけばいいのに…などと思ってしまう私はオジサン。

娘は相変わらず腹が痛いと言っている。浣腸をしようという案もあったのだが、娘が嫌がって遂行できていない。原因によっては逆効果になることも考えられるから、医者に判断してもらった方がいいだろう。そういうことでカミさんに小児科に連れて行ってもらことにする。

そう言いながらカミさんはパソコンを使い始めたが、医者に行く気配がない。私は娘の腹を撫でながら、いつしか眠ってしまっていたようだ。気がつくと、カミさんが医者に行かなければと焦ってバタバタやっている。受け付け終了まであと10分じゃないですか。車で行かねばならないほどの距離なのに、大丈夫なんだろうか。娘を着替えさせるように言われたが、焦っていたので乱暴にして娘に痛いと怒られる。

そういうことで、私は彼女らが小児科に行っている間に一人で耳鼻科に行く。先週までとは違って、駐輪場には自転車がいっぱい停まっている。寒くなって鼻やノドの調子が悪くなった人が増えたのか?

待合室に入ると、中は人でごった返していた。しかしどうもいつもと様子が違う。受付のところにお母さんたちが群がっている。診察券を出すときに見ると、インフルエンザワクチン接種の予診票に記入していた。ああ、小児科より早く接種してもらえるということが口コミで広がったんだな。

窓口で、娘がインフルエンザに罹ったので新型なら2回目のワクチン接種はキャンセル扱いになるのかと訊いてみる。しかし、そういうことは先生に訊いてくれと言われてしまった。考えれば分かることじゃないかと思ったのだが、まあ医療行為に関することなので医者が判断しないといけないんだろう。

待合室にいるほとんどの親子がワクチン接種のためだったようで、思ったよりも早く呼ばれる。2回目のワクチン接種について筆問すると、治療しながらウイルスのタイプを訊かれる。判らないらしいと応えると「今の時期だったら新型だと思いますけどね」と言われる。まあ、検査で結果が出ないと正確な判定ではないと小児科医が言うのは考え方の違いでしょう。とりあえず、キャンセル扱いにしておくと言われた。

ネブライザーしているときに窓口のお姉さんがやってきて「ワクチン接種の患者さん、耳垢も取ってほしいと言われてるんですけど…」と言う。院長が「んん?」と言って黙ってるので、これは断るだろうと思っていたら、やはり「別の日にしてください。ワクチン接種の予約ですので」と言った、そうだよねえ。ウチの子だって診察の時間帯に行ってるのに治療するかどうか訊かれたくらいなんだから。

スーパー2軒とディスカウントストアを廻って帰ったのだが、家の前にはカミさんの車は無かった。点滴してもらうとか言ってたから、それで時間がかかってるのかな。しばらくして帰ってきたが、点滴はしてもらってないそうである。ただ浣腸して大量に出したそうなので、娘はかなりすっきりした顔をしている。腹痛もなくなったようだ。しかし相変わらず食欲は無い。

娘にタミフルを飲ませるようカミさんに言われたのだが、彼女はかなり厭そうである。スプーンに入れてヤったのを自分で持つと言い張って、左手にジュースを持って口に含み呼吸を整えている。はーはー言っているが、なかなか飲もうとしない。「飲まへんのか?」と訊くと少しだけ口に入れてジュースを飲み、またはーはーを始める。それじゃあ時間をかけて何度も不味いのを味わってるようなモンだと思うんだが。

けっきょく、カミさんがトイレから出てきてもまだ飲み終えてなかった。カミさんのトイレより長いなんて、いったい何十分かかってるんだよ。最終的には、母親に怒られてやっと全部飲んだのだった。



11月29日(日)
今日は早起きして買い出しに行く。スーパーでは安いものはなかったが、ディスカウントストアで「伊右衛門」の2リットルボトルボトルが139円だったので5本購入。最近は家でも緑茶を飲むようになったので消費量が増えているのだ。

そして、てとある科学の超電磁砲の第9話「マジョリティ・リポート」を観る。今回は白井さんが主役。なかなかスリルがありました。

午過ぎになってカミさんと娘が起きてきた。娘は最悪期は脱したものの、まだ食欲は無いようである。すり下ろしたリンゴを食べ、まだダルそうなので一緒に寝室に上がって寝る。気のせいか私も調子が悪いのである。背中が痛いし寒気がする。葛根湯を飲んではいるが…



11月30日(月)
娘がインフルエンザに罹ったと言って金曜日を休んだので、今日は不織布マスクを着けて仕事する。しかし前から感じてたのだが、どうも不織布マスクを通して吸い込む空気はゴキブリフェロモンのような匂いがする。世間でパンデミックとか言い出す前に安さに惹かれて買った不織布マスクも同じ匂いがしていて保管場所がマズかったのかと思っていたのだが、母に買ってもらって未開封だった製品でも同じような臭いがする。何の匂いなんだろうか。

今日は帰りにLinuxザウルスアスラクライン2の(通算)20回目「カイメツの刻 ショウメツの闇」を観る。どうやら物語の核心が語られているようだが、ここで「ナノマシン」という単語は出してほしくなかった。時間と空間という物理学や数学の(ある意味宇宙的な)基本概念に対する操作が本質のようなのに、そこに工学的な(いわゆる人間的な)考え方が混じってくるのには非常に違和感がある。話が盛り上がってるだけに残念だ。

…と、私が勝手に思ってるだけなんだが。


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