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11月21日(木) 
ううっ、14日に「Joanna - the best of Kool & the Gang」(Kool & The Gang:→【amazon】)を聴いていたのに感想を書くのを忘れていた。これも最初の方はあんまり良くなかったのだが、後半になるとすごく盛り上がった。とくに「Straight ahead」、「Fresh」、「Misled」の3連発は絶品。聴いていると思わずビートに合わせて身体を揺すってしまいますな。

昨夜発熱したので今朝は医者に行って昼から仕事に行くつもりだったのだが、無理はするなというメールが来たのでその言葉に甘えて在宅勤務にする。朝に来ていたメールを処理して、カミさんが車で本屋に行くというのでお供する。わんわん。帰ってきて医者に行ってみたら木曜日は休診だった。ふにゃー。

今日は新しいノートスキャナを繋いで画像を読み込んでみる。紙の文書を読み込むためにはきっかけが必要なので、なかなか繋ぐ機会がなかったのである。ドライバを組み込んで、マニュアルではそのまま添付ソフトのインストールができるように書いてあったのだが、そこで「TWAINドライバがインストールされてない」とかいうエラーになってしまった。そのままインストールを継続するかと訊いてきたが、怖いのでOSを再起動してからインストールを行う。そうすると問題なくインストールできたのであった。よかった。マニュアルを信じてあのまま継続してたらきっと酷い目に遭ってたような気がする。

しかし、毎日のように「ネットワークパスがみつかりません」というキーワードで検索してくる人がいるが、みんなこれで困ってるのね。Windowsのネットワーク機能というのは使ってる人間が知らないうちに勝手にやってくれるから便利なように見えて、トラブるとどうしていいかわからなくなっちゃうんだよな。

耳鼻科の医者が休診なので、内科の医者の午後の部に行く。ここはいつも混んでいるので、待合い時間に読むための本を持ってこなかったのを激しく後悔する。診察開始まではそれほど待たなかったのだが、精算して薬をもらうまでが長かった。まあ、林明子さんの「はじめてのおつかい」(→【amazon】:→【bk1】)に出てくる女の子にそっくりの4歳くらいの子がいたから、その子を見て過ごす。お母さんも美人だったな。そうかと思えば「のたり松太郎」の田中君の妹みたいな子もいたし、神は不公平である。まあ、容姿以外の面では反対に不公平なのかもしれないし、このあたりは人生の最後に一生トータルでどれだけ幸福を味わったかを集計しないといけないんだろう。診察の結果としては、ここでもノドの炎症だろうということであった。なぜ夕食後に熱が出るのかと訊いたら、一日の周期で夜に熱が出るものだとのこと。それと夕食のタイミングが一致したのだろうと言われたのであった。

今日は息子の「お絵描き教室」の日である。今日もお義母さんに迎えに来てもらって教室に連れて行ってもらっている。ついでに散髪もしてもらったようだ。髪を切るとまたずいぶん大人っぽくなったような気がするなあ。もうそろそろ「幼児」じゃなくて「児童」なんだからな。

今夜も私が息子を寝かせる。今夜は「いさましいちびのトースター」(トーマス・M・ディッシュ浅倉久志:ハヤカワ文庫 SF:→【amazon】:→【bk1】)を読んでやる。6歳にしてハヤカワ文庫のSF(青背じゃないけど)を読まされるとは…こういうのは幼児虐待にはならんのだろうか(苦笑)。



11月22日(金) 
今日は久しぶりの出勤である。やはり体調は悪い。早めに退社する(といっても19時過ぎだが)。そう言いながらも帰りにジュンク堂に寄るところが馬鹿である。そこで「Hyper hybrid organization 01-02 突破」(高畑京一郎:電撃文庫:→【amazon】:→【bk1】)と「月と炎の戦記」(森岡浩之:角川文庫:→【amazon】:→【bk1】)と「まろうどエマノン」(梶尾真治:徳間デュアル文庫:→【amazon】:→【bk1】)を見つけて買う。「月と炎の戦記」は「月と闇の戦記」シリーズの前の作品のようだ。これが見つかるとは思わなかったな。そして「Hyper hybrid organization 01-02 突破」。いやー、高畑京一郎氏はどうしてるんだろう。生きてるんだろうか…などと気になってはいたんだが、たんに遅れてただけですか。しかし、唯一のシリーズ物の間隔が1年半も開いちゃいけませんよねえ。それから「まろうどエマノン」。「エマノン」シリーズの最新作のようである。このシリーズはあんまり良かった記憶がないのだが、それでも梶尾真治先生の文庫での新作は押さえておくべきでしょう。

今日は通勤中に「夢の轍」(さだまさし:→【amazon】)を聴いている。TSUTAYAで借りたものである。「極光」は本当に好きな曲だし、裁判長が被告を諭すのに引用したということで話題になった償い」もいい曲なんだが、帰去来夢供養のような完成度の高いアルバムを知っているとどうしても買えなかったのである。今もそれは変わらない。そういうことで、今回も手抜きで以前NIFTYに書いた文章を再録してお茶を濁すのである。
極光(オーロラ)/さだまさし

1998年06月01日 11:31

いや、何と申しますか、さだまさしという人は本当に凄い人だと思いますね、
こんな曲を聴いてしまいますと。曲が完璧に一つの物語として完結しています。
そして、この語り口。本来、ものすごく悲しい曲のはずなのですが、これだけ
明るく語れるということ。この曲の主人公の、悲しみを乗り越えた強さ、とで
も言うべきものを感じてしまうのでございます。実話を元にした詞だそうです
が……これだけのことを、笑いを交えて語れるようになるまでには、いったい
どれだけの涙を流してきたのだろうと思ってしまいます。……さだまさしさん
の曲も、語り出すと止まらないなあ。
家に帰ると玄関にdellの箱が置いてあった。前のノート、もう修理が終わったのか。Webで修理状況を確認してみると、無償修理だったようである。えらいもんだな。



11月23日(土) 
CGIBOYがアクセス解析をやめるらしい。サービスは『infoseek アクセス解析』移行するらしいが、タグを貼り直さなければならないということだ。つい先日、徹夜までしてすべてのページにタグを貼った私の立場はどうなる。アレをもう一回やるのは辛いなあ。移行ツールでも作ってみるか。

今日、息子はお義母さんが牧場に連れて行ってくれている。TSUTAYAのクーポン券の有効期限があと一週間しかないので、ベスト盤とかを見つくろってCDを8枚借りてくる。そいつからリッピングするのに思ったより時間がかかって、今日はほとんど他のことができなかった。システムに負荷をかけすぎるとフリーズしてデータが破壊される可能性があるというのは辛いことだよなあ。こういうOSは欠陥品と言うべきではないんだろうか

息子が風呂の中で「こわいはなし、して」と言う。ううむ、父ちゃんは怪談の類にはまったく興味がないので怖い話の持ちネタは無いのだよ。それに、キミはどういう話をすれば怖いのかがよくわからない。こっちが怖いと思う話をしても、キミがそれを想像できなければ何の意味もないからな。そういう意味では、怪談を楽しむにも人生経験が必要なのだな。本能に訴える怖い話というのもありそうな気がするが、すぐには思いつかないんである。

今夜は私が息子を寝かせる。彼は「いさましいちびのトースター」(トーマス・M・ディッシュ浅倉久志:ハヤカワ文庫 SF:→【amazon】:→【bk1】)の続きを読んでくれと言う。気に入ったのかな。電気器具の仕組みが理解できてないので、あんまり意味はわかってないようなのだが。



11月24日(日) 
最近、息子はオネショをするようになってしまっている。一時期、卒業したと思ってたんだがなあ。寒くなって夜中に冷えるようになったせいか汗が出なくなったせいか。それで、夜中に起こしてオマルにオシッコをさせる儀式が復活している。起こしたときにはすでに爆撃済み、ということも多いんだけれども。

今日も息子はお義母さんに牧場に連れて行ってもらうそうである。親が何もしなくていいのか!とか怒られてしまいそうだなあ。今日は市電保存館の一般公開をやっているらしいので、息子が興味を示せばまた行ってみようかと思ってたんだけどね。まあ、去年行ってるからいいんだけど。

今日も身体がだるい。昨日に当日返却ということで借りたCDを開店前にポストに入れに行く以外はずっと家で過ごす。TSUTAYAに行ってみると、車で返しにきている人が続々と来ていた。やっぱり開店までに返せば前日返却扱いというのはありがたい人が多いんだろうな。そして家に帰って一日中、ウチのサイトの日記以外の更新をまとめて行う。インデックスを作るだけの機械的作業なので、気力が無くてもできるのである。

テレビを見ていたらさだまさしさんが出ていた。グレープ再結成ということらしい。そして、「償い」を歌い始めた。おお、何とタイムリー。一昨日に聴いていたところだったのだ。もう20年近く前の曲なんだけどねえ。良い作品なら、これだけの時を越えても生きているのである。

修理から帰ってきた前のノートを起動してみる。添付の文書にLCDを交換したと書いてある。それなのに無料なんですか。日本のメーカーなら絶対に数万円の修理代金をふんだくられてるな。そういう意味でもDELLのサポートは素晴らしい。そして画面を見てみると、思わず「美しい…」と呟いてしまうほどのクリアな画質である。今のマシンよりも画面解像度やハードディスク容量はこっちの方が上なんだよな。処理速度もソフトによってはこっちの方が速いような気がしたりする。やっぱりIntelのCPUにチューニングしてあったりするんだろうか。

前のノートは修理が終わったらカミさんに引き取られることになっている。息子を迎えに行っている間に彼女のマシンからデータをコピーしておくことにする。しかし、ハードディスク全部で6ギガも入っているので、それを入れるための領域を空けるのに手間取る。さすがにこんな広大な領域は空いてない。出かける直前になってやっと6ギガを空けたのである。FATよりもNTFSの方がディスクの利用効率がいいから大丈夫だろう。まあ、ほとんどが要らないデータだと思うんだが、全部コピーしておいた方が後々安心だ。

お義母さんから息子を引き取るために車で駅まで行く。わずかな間のために車を駐車場に入れているのも何なので、カミさんが車の中に残って私が息子を引き取りに行くことにする。息子はかなり疲れているようである。階段を下りている途中で足を踏み外して転がり落ちる。早く起きろよ。車に乗り、そのまま食事に行く。今日は久しぶりに例の「魔性のとんこつ」に行くのである。何だかんだと言いながら、やっぱり旨いわ。

例によってラーメン屋の隣の古本市場に入る。息子はもう、自分で本を選んで勝手に読むようになっている。まだ親が近くにいないと不安なようだが。それでも、やはり疲れているようで、食事を終えてから再度入ったときはゲームのデモをしているディスプレイの前で座って過ごしていたようなのだが。



11月25日(月) 
今朝も雨が降っているのでカミさんに車で送っていただく。有難いことである。まずは息子を保育所に送ってゆく。私が車から降りて連れて行ったのだが、息子と一緒に走りだすと、そこを歩いていた彼と同じクラスの女の子も走りだす。いや、競争じゃないんだけど。

先週の金曜日から「20世紀SF 6 1990年代 遺伝子戦争」(河出文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。往きに「軍用機」(スティーヴン・バクスター中村融)を読み終えた。アポロ11号の月着陸が失敗し、それをきっかけにアメリカがソ連や東欧を壊滅させ…という作品である。90年代にこういう作品を描いていたのか。9.11後のアメリカを見ている我々の気分にピッタリと合う作品だな。こういう話を描けるところがSFの存在意義の一つであろう。アメリカ人にはこういうのは書けないだろうな…と思ってたら、やはり作者はイギリス人だったのだった。

そして帰りに「爬虫類のごとく……」(ロバート・J・ソウヤー内田昌之)を読み終えた。平均寿命の延びによる社会福祉システムの崩壊を防ぐために、過去の人間と人格を重ね合わせてその人物の死を体験させることによる安楽死が実現されている世界の話である。これと恐竜ネタを重ね合わせることにより、恐るべき結末が現れる。ワンアイデアなのでソウヤー氏の作品としては物足りないような気もするが、短編でそれを言うのは贅沢すぎるというものでしょう。枚数分は充分に楽しませていただきました。

今日は通勤中に「長い間〜キロロの森〜」(Kiroro:→【amazon】)を聴いている。好みのタイプであることは充分に認識していたのだが、やはりきっかけがないと聴かないものなのである。今回は近所にTSUTAYAがオープンしてクーポン券をもらったので借りたということだ。聴いてみると、やはり予想を裏切らない出来であった。メロディラインは懐かしく、そして美しい。アップテンポの曲も気持ちいい。こういう音楽が受けているということは、今の世の中も捨てたものではないな…などと思ってしまう。これはやっぱり買うべきであろうか。

ううむ、Tablet PC欲しいとは思わないとか書いたのだが、こういう使い方があったとは。マンガを描く人はディスプレイとタブレットが一体化したものを使うんじゃないかと思っていたのだが、それは「高嶺の花」だったのね。

今日はまだリハビリ中なので早めに帰る…といっても21時まで仕事をしたのだが。自転車を使ってないので遠回りして帰る。難波のブックファーストが22時まで開いていたので覗いて「一千億の針」(ハル・クレメント小隅黎:創元SF文庫:→【amazon】:→【bk1】)を買う。「20億の針」(ハル・クレメント井上勇:創元SF文庫:→【amazon】:→【bk1】)の続編だそうである。「20億の針」は10代の頃に読んで非常に感銘を受けた作品だったのだが、続編が出ているとは知らなかった。まったく私の薄々ぶりも困ったもんである。まあ、30年の間隔を開けて続編を読むのも面白かろう。



11月26日(火) 
今日は通勤中に「Le meilleur de Michel Polnareff」(Michel Polnareff:→【amazon】)を聴いている。個人的にフランスの音楽はあんまり好きじゃないのだが、「tout,tout_pour_ma_cherie」(邦題:シェリーに口づけ)は高校時代に数度しか聴いてないのにずっと頭の中に残ってるしその他にもいい曲が何曲かあったはずなので借りてきたのである。しかし、聴き始めてみるとあんまり良くない。やはりフランス音楽とは相性が良くないか。ミッシェル・ポルナレフほどの才能のある人でも、フランス音楽の枠を超えるのは難しいのだなあ。

今日も引き続き「20世紀SF 6 1990年代 遺伝子戦争」(河出文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。往きに「マジンラ世紀末最終大決戦」(アレン・スティール山岸真)を読み終えた。巨大ロボットを開発したものの本来の目的で使い物にならず、アメリカの地方でドサ回りをして…という話である。日本のメーカーがこういうものを造ってしまうという設定が面白い。それほど驚かされるようなことはなかったが、ハチャメチャ小説として楽しめた。

会費が月額固定で期間制限なしのDVD郵送レンタルサービスというのは、なかなか面白いシステムだと思いますな。Webで検索できるので、とくに観たいものはあるけれど探すのが面倒臭いというような人にはいいでしょう。レアな作品が好きな人とかね。

わははは、携帯にカラオケのリモコン機能なんかつけてどうするんだろうと思ったのだが…そうか、リモコン争奪戦に負けないためなのね。みんながこれを持ってしまうと、今度は曲のリストの争奪戦になるのか。でもまあ、そのうちにオンラインで曲も検索できるようになるんだろうな。それで一瞬のうちに数時間分の予約が入ってしまうというのも哀しいものがあるような気がする。いや、複数のリモコンで同時に予約しようとすると、干渉し合って共倒れになるのか。

昼間に雨が降っていたので今夜も自転車を使えないかと思っていたのだが、帰るときには何とか上がっていた。TSUTAYAのクーポン券の有効期限があと3日である。まだ6枚残っているので、1日に2枚ずつ使わなければならない。まずは「スーパーロボット大戦コレクション」(→【amazon】)を借りる。これもMIOさんの曲が入っているのだ。もう1枚を探していると「Best Of Boys Town Gang」(Boys Town Gang:→【amazon】)を見つけた。「Can't take my eyes off of you You」(邦題:君の瞳に恋してる)というのは良い曲だからねえ。そう思ってパッケージを見てると「The Weather GirlsTwo Tons Of Fun)」という名前を見つけた。ええ? ウェザー・ガールズが参加してるのか? 解説を引っ張り出して確認する。「天使のささやき」がスリー・ディグリーズのカヴァーだとか書いてあるので当該の曲もウェザー・ガールズの曲のカヴァーなのかと思ったのだが、これは実際に参加しているらしい。うがー、これは借りる一手だ。当日返却にするとクーポン券を使えば1パッケージあたり100円になるのでそうしようとしたのだが、店員のねーちゃんとうまく意志疎通ができない。やっぱり真夜中に借りに来て当日返却というのは非常識でしょうか。

家に帰って食事をしている間に借りてきたCDをPCに録音する。明日の朝までに録音して返却しないといけないからな。しかし、食事を終えても録音が終わらない。その間は使うのを控える。録音中に他の作業をするとフリーズしてファイルが壊れる危険があるのである。困ったものである。また寝るのが遅くなるなあ。やはりOSは安定性がいちばんなのである。



11月27日(水) 
今日は通勤中に「Best Of Boys Town Gang」(Boys Town Gang:→【amazon】)を聴いている。昨夜借りてきてウェザー・ガールズが参加しているというのを知ってしまうと早く聴かずにはいられないのである。

今日も通勤中に「20世紀SF 6 1990年代 遺伝子戦争」(河出文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。往きに「進化」(ナンシー・クレス佐田千織)を読み終えた。細菌が耐性を獲得して薬が効かなくなり、最後に残った抗生物質を使う病院を標的としたテロが日常的に行われている世界の話である。それを主人公の女性の過去と絡めて描いているのだが、病み上がりに病気の話を読んじゃいけませんな。病気がぶり返しそうになってしまう。しかし、秋山瑞人くらいの表現力があれば、健康な人にだって熱を出させるくらいのことはできるんじゃないかと思ってしまったのだった。

そして帰りに「日の下を歩いて」(ジェフリー・A・ランディス公手成幸)を読み終えた。これは凄い話だ。月に不時着して独り生き残った女性。太陽電池が働いているかぎり最低限の生命の維持は可能だが、太陽はすでに沈もうとしている。彼女は救援が来るまでの間、歩いて太陽を追いかけることを決める。月の風景。地球の動き。そして、自分との対話…SFとしてだけじゃなく、文学としても優れた作品だと思う。

今日も23時前まで仕事。例によって帰りにTSUTAYAに寄り、クーポン券を2枚使う。まずは「Healing Gospels」(→【amazon】)である。ゴスペルで、ウェンディ・モートンのパフォーマンスが入っていると聞いては借りないわけにはいけないでしょう。2枚目は迷ったが、「Motown meets the Beatles」(→【amazon】)を借りることにする。モータウンのアーチストがビートルズの曲を演るのである。とくにグラディス・ナイトの「Let It Be」は聴きたいと思いますよねえ。この1曲だけのためでも借りる価値があると思うのである。

しかし今夜は眠い。今週はあんまり無茶はしていないはずなんだがなあ。まだ先週の不調から回復しきっていないのか。このあたりも老化現象かなあ。2時前にカミさんが寝室に上がっていくと、耐えきれずぶっ倒れる。まだ1枚目のCDの録音中なのである。そして気がつくと6時前である。2枚目のCDの録音を開始して寝室に上がる。布団の中で2時間も寝れないか。布団の中が冷たい。



11月28日(木) 
昨夜はちゃんと寝なかったのでさすがに起きられない。息子が起こしに上がって来た。一緒に顔を洗いに行こうとか言っている。それで起こしに来たのか。いつも独りで顔を洗いに行くのはイヤだとか言ってるからな。

今日も通勤中に「Best Of Boys Town Gang」(Boys Town Gang:→【amazon】)を聴いている。70分以上あるので昨日の通勤時間では1周半しか聴けなかったのだ。それだけで終わるには惜しい内容だったしね。「Can't take my eyes off of you You」が3曲入っているがアルバムバージョンと96年バージョンとカラオケで、私の記憶しているオリジナルのバージョンが無いようなのがすこし残念だが、ウェザー・ガールズが参加しているディスコメドレーはさすがに盛り上がる。しかし、「君の瞳に恋してる」ってディスコの曲だったのね。聴いていてぜんぜん黒っぽい感じがしなかったんだけど。

今朝、職場でトイレに行って個室に入り、上着を掛けるために脱ごうとしたところで気がついた。「あ、内ポケットに何も入ってない…」いつもは携帯電話とPHSとZAURUSが入っているのである。今朝は新しい背広を出したので着るための手順が狂って入れるのを忘れたんだな。何だかいつもに比べて肩が軽いような気がしたんだ。これも老化現象であろう。電話類は今週はまだ使ってないくらいだからいいんだが、ZAURUSが無いのはキツいな。さっそく昼休みに近くのビルの食堂で定食の列に並んでいるときにZAURUSで小説が読めなくて辛い思いをしたのだった。

さすがに今日はキツい。肩から首の後ろにかけてキリキリと痛む。20時前に職場を辞し、本屋を経由してヨドバシに行ってキーボード付きのザウルスを予約することにする。素直に家に帰るべきだとは思うのだが、こういうことは滅多にないからなあ。悪循環である。

ジュンク堂で「ゲートキーパー スター・ハンドラー 3 上」(草上仁:ソノラマ文庫:→【amazon】:→【bk1】)が出ていたので買った。とりあえず、このシリーズはまだ追いかけるべきだろう。そして、別の本屋で「黄泉がえり」(梶尾真治:新潮文庫:→【amazon】:→【bk1】)が店頭の陳列棚のいちばん上にドーンと並べられているのを見つけたのだった。梶尾先生の作品がこういう扱いをされるとは、いい時代になったものである…と思ったら映画化のせいだったのか。なるほどね。カバーには「泣けるリアルホラー」とか書いてある。SFじゃない、ということで売るんですか。まあ、個人的にはその方が「OKAGE」みたいに読み終わって「SFじゃない」などとがっかりすることもないからいいんだろうけど。

本屋で時間を使いすぎてしまった、閉店直前にヨドバシに飛び込む。キーボード付きザウルスの予約をするのじゃ〜! しかし予約が殺到しているらしくて、お渡しは12月下旬になるかもしれない…という張り紙を見てシュンとなる。どうするか迷っていたら閉店時間になってしまって、けっきょく予約はできなかったのであった。ソフマップにも寄ったが、値段は同じようである。だったら、ポイント10%はデカいよなあ。6000円分ですもの。やはりここは、手に入るのが多少遅れてもヨドバシで予約するべきであろうか。でも、次はいつ行けるんだろう(泣)



11月29日(金) 
今日は通勤中に「Lover Light」(SAKURA:→【amazon】)を聴いている。とりあえずファーストアルバムを借りてみたのである。ブラックな音楽をやりたいという意欲は伝わってきますな。

引き続き通勤中に「20世紀SF 6 1990年代 遺伝子戦争」(河出文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。往きに「しあわせの理由」(グレッグ・イーガン山岸真)を読み終えた。この本を買った目当ての作品である。いや、やっぱりイーガンは鋭い。読んでいて痛いほどである。人には誰しも「好み」というものがある。それが個性というものだ。この日記を読んでおられる方なら、私の「好み」が世間一般とはかなり異なっていることはおわかりかと思う。だが、私の弟妹は私の影響をかなり受けている。息子もその影響を受けて育つのだろう。他人の子供を育てたとしても、そうなるに違いない。そうすると、それは「自分」が本来持っていたものではないものだということになる。そんな、自分のアイデンティティが外部からの影響で変わってしまうようなものでいいのか。しかし逆にそれを自分の意のままに制御できるようになったら、その「基準」はどこに置けばいいのか。そのいちばん基本的なコアになる部分はいったい何なんだろう…考えはじめると止まらないのである。

うーむ、zdnetはこういう記事を載せてくれるから好きだ。ブロードバンドユーザーでアダルトコンテンツを配信したら、そりゃマニアックな方向に流れるでしょうなあ。

なんだか今日は妙にアクセスが少ない。そう思ったらSF系日記更新時刻が落ちているらしい。ウチなんか固定客の7割くらいの方があそこから来てらっしゃるのである。なのであそこが落ちるとウチみたいな零細サイトは壊滅状態である。やっぱり好きなところはブックマークしておくだろうからなあ。それで人が来なくなるということは、「one of them」だということなんでしょう。そう考えると、あそこの日記を更新されるそばから全部読んでいる人っているんでしょうかね。そんな人しか見に来てないと思うとちょっと哀しいものがあるのだが。けど数えてみたら、一日に更新されるのは100ページくらいか。だったら時間のある人なら読めないこともないな(笑)



11月30日(土) 
起きると9時である。妻子はいない。息子は今日もお義母さんが牧場に連れて行ってくれているのである。新しいノートのデータをDVD-RAMにバックアップしながら自分の用事をする。

SF系日記更新時刻はまだ復旧していないようだ。しかし、別のところから跳んでくる人が何人かいる。「贋SF系日記更新時刻」だそうである。あらー、そういうものがありますか。Web上にある特定のものに依存するのも危険だと思っていたのだが、壊れても代わりのものがすぐにできてしまうというのもまたインターネットなんだな。

息子が帰ってきた。母親の車から降りて私の顔を見ると彼は、今夜は「いさましいちびのトースター」を読んでもらえるね、と言う。私はそれほど面白いとも思わなかったのだが、なんだかずいぶんハマっているようである。なんで6歳にして、よりにもよってハヤカワ文庫にハマるかね。これも、この呪われた血のせいか。筋金入りのオタクであるカミさんの

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