ホーム > 目次 > 日記 > 2002年 > 11月中旬
▲11月11日(月)▼ →
今日は朝から京都で打合せである。いつもより1時間早く起きねばならない。昨日は早く寝たので何とか起きられたが、やはり体調は回復していない。寝汗をびっしょりかいて目を覚ましたのである。
今日は家にあったカネボウの「涼想い」というペットボトルのお茶を持って出てきているのだが、駅に着いて飲んでみて呆然。…げろげろ。緑茶にミントが入っている。なんだか、歯を磨いて口を濯がずに茶を飲んでいるような気分である。これは失敗作でしょう。売れなかったみたいだし。まあ、カミさんは商品名が受けたので買ったのかもしれないが。しかし、商品が世に出るまでには何人ものチェックが入っているもんだと思うのだが、それを通ったんですかねえ。こういう商品が出てると、メーカーの商品全体に対して不信感を持っちゃうな。
今日は通勤中に「Anthology」(The Commodores:→【amazon】)の2枚目を聴いている。1枚目とエラい違いだ。半分以上の曲が気に入った。年代的に違う時期なのかな。
今日は京都に行くので御堂筋線に乗る。女性専用車両というのができたらしいので様子をうかがってみる。ホントに女性ばっかりだ。そのせいか、けっこう空いている…と思ったが、他の車両も同じくらいだった。発車直前に飛び乗ったオジサンが駅員に注意されて降りる姿も見られた。大阪でこういう「上からの押しつけ」みたいなことが定着するとはねえ。まあ、大阪人も「周囲の雰囲気」というヤツには弱かったりするからな。
今日は帰りに三条のBOOKOFFに寄って古本とCDを漁る。CDの安いものが250円になっていたので4枚買う。50円のクーポン券を持っていたので税込みでも1000円未満だ。それでまた50円のクーポン券をもらったので「宇宙人のしゅくだい」(小松左京:講談社文庫:→【amazon】:→【bk1】)を買う。今のうちから息子が読む本を準備してどうするんだという感じですな。「青い宇宙の冒険」(→【amazon】)は持ってたっけ? そういえば「見えないものの影」はもう入手できないのかな…と思ったら復刊ドットコムでリクエストされてたのであった。へえ、けっこう同士は多いんだ…と思ったらまだ1票か。やはり私の趣味は特殊なのであるな(苦笑)。あれは小学校のときに図書室で借りて読んで、30年以上経った今でも印象に残ってるんだが。
今日は京都に行くので長時間電車に乗るのだが、往きはほとんどZAURUSのインクワープロで日記を書いて過ごす。手軽に書けるのはいいのだが、パソコンに取り込むためにはそれを見ながらキーボードで入力しなければならない。早くキーボード付きのZAURUSが出てほしいものである。帰りは「明日にとどく」(アーサー・C・クラーク:ハヤカワ文庫 SF:→【amazon】:→【bk1】)を読んで過ごす。まずは「エラー」を読み終えた。超大型の発電機がショートしたせいで左右が反転してしまった男の話である。半世紀以上前にこういう作品を描いていたとは、恐ろしいことですな。続いて「寄生虫」を読む。急に生き方を変えた友人。原因を訊きただすと、彼は未来の存在から感情を監視されているのだと言う…という話だが、これはあんまり面白くなかったな。そういえば、先週の金曜日に「忘れられていた敵」も読んでたんだった。宇宙のチリによって寒冷化した地球でロンドン大学に独り隠っている男の話であるが…こういうオチですか。意表はつかれたが。
帰りに京橋の紀伊国屋に入ったが、宮部みゆきさんの文庫本はあれだけ数が出ているのにもかかわらず、ほとんどが平積みになっているのに驚く。文庫本の平積みの1割くらいが彼女の作品で占められているんじゃないかと思うくらいである。まあ、冷静に見ればそういうこともないんだろうけど。やはり売れてるんでしょうなあ。それだけものものを書いていますからね。これに関しては当然だとも思う。そんなことを考えながら京阪モールを出て地下鉄に乗り換えようとすると雨が降っていた。カミさんに電話して迎えに来てもらうのである。
どうも、新しいノートで毎日実行しようとしているバッチが動いていないようである。atコマンドで登録しているバッチをコマンドプロンプトから起動するとちゃんと動くし、Task Schedulerサービスも開始している。いったい何なんだろう。
▲11月12日(火)▼ →
今朝も眠い。昨夜も土曜日に借りたビデオを整理したりしていると4時になってしまったのである。カミさんに「車に乗って行きたいんでしょ」と言われて起きる。そうか、昨夜はカミさんに迎えに来てもらったから自転車は駅近くの駐輪場にあるんだ。今朝も起きてから身体が暖まらないので葛根湯を飲む。
今日は通勤中に「I LOVE YOU FOR SENTIMENTAL REASONS」(THIS TIME)を聴いている。昨日買ってきたCDである。なんだか、ジャズになってますね。私ゃ、ジャズはダメなんすよぉ。前作はポップだったから気に入ったんだが…と思ったら前に買った方が新しかったのか。すると、だんだんポップになってきているということになるんだな。
今日も「明日にとどく」(アーサー・C・クラーク:ハヤカワ文庫 SF:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。今日は「地中の火」を読み終えた。主人公は、ある学者から科学大臣へ提出された報告書を読んでいる。それには彼が「ソナー」を発明し、地下を調査した際のことが記述されている。それによると、地下15マイルに自然のものとは思われない構造物が存在することが書かれていたのだった…ううむ、これはSFである。たぶん当時はソナーというのは理論上の存在だったのだろうが、それを使って未知の世界で何物かを発見する。こういう話は好きだ。そして、オチも素晴らしい。当時としてはお手本のようなSFでありましょう。
遂に出たっ! キーボード付きのザウルスである。これは買いそうな気がするな。まあ、しばらく評判はウォッチするだろうけど。…とか思ってニュースを読んでたら、「店頭予想価格は5万円台後半」ですって? それだったら目をつぶって買いそうだなあ。そのくらいなら失敗しても諦めがつく。「重量は約225g」ってえのは、ちょっと重いかなあ。いやーでも、この記事を読んでると買いたくなってきた。うがあ、買うぜ買うぜ買うぜ買うぜ買うぜ〜!なんか、マイクロドライブも使えるみたいだ。前のデジカメを使わなくなったからmicrodriveが余ってるんだよなあ。これは、私のために出たキカイのような気がするぞ。
今日も23時まで仕事をする。帰りにTSUTAYAに寄ってCDを返却し、「Joanna - the best of Kool & the Gang」(Kool & The Gang:→【amazon】)を借りる。クール&ザ・ギャングの曲はとりあえず一通り聴いておいた方がいいと思うのである。で、これは曲数が多いので明後日に京都に行くときに聴きたい。そういうことで明日聴くために「LOVE SONGS」(竹内まりや:→【amazon】)も借りた。この人の独身時代のアルバムはぜんぶ所有したいと思っていたはずなのだが、何故かこれだけ縁がなかったというか何というか、買ってなかったのだ。
▲11月13日(水)▼ →
すみません、前回の失敗にもめげずアクセス解析を入れました。経緯はまた後日。もし見れていたページが見れなくなっていたらメールででもお知らせください。対応できるかどうかはわかりませんが…って、見れなくなったらこれも読めないか。まあ、見てることを把握されるのが不愉快な人はJavaScript(アクティブスクリプト)をオフにして見てください。まあ、このアク解は使ってるところも多いので、そういう人はすでにそうしてると思いますが。ウチのサイトだけそうしたい人は、IEなら「制限付きサイト」にすればいいです(笑)。
atコマンドで登録したバッチが実行されない件だが、タスク画面(スタート→プログラム→アクセサリ→システムツール→タスク)で開いて登録し直すと動いたようだ。開いたときには実行するユーザの指定とかがされてなかったからそのせいかなあ…よくわからん。何よりも、前のノートではatコマンドで動いてたんだから。
今日は通勤中に「LOVE SONGS」(竹内まりや:→【amazon】)を聴いているが、期待したほど良くはない。これは、買わなくてもいいかな。好きな曲は持っている「RE−COLLECTION」(→【amazon】)や「RE−COLLECTION II」(→【amazon】)に入ってるし。
今日は20時前に職場を出る。たまには早く帰らないと身体が保たない…って、早くねえよ。帰りにジュンク堂に寄る。そういえば、「小娘オーバードライブ」の4巻(笹本祐一:→【amazon】)をまだ買ってなかったんだ。しばらく行けてなかったからなあ…そう思って行ったのだが、行ってみると、無い。うがー、売れちまったか。家に帰って調べてみると、amazonやbk1でも品切れになっている。ああいうレアな本は見かけたらすぐに押さえておくべきだったのだが…忙しいって、ツラい。
悲しみをこらえ、「守護者(ガーディアン)はぶっちぎり。 月と闇の戦記 2」(森岡浩之:角川文庫:→【amazon】:→【bk1】)が出てたので買う。前に読んだ「退魔師はがけっぷち。 月と闇の戦記 1」(→【amazon】:→【bk1】)の続きのようである。そうか、あれが最新刊だったのか。その間に何巻か出てたらどうしようかと思うよな。そして「20世紀SF 6 1990年代 遺伝子戦争」(河出文庫:→【amazon】:→【bk1】)も買ってしまう。洋モノのアンソロジーは最近失望させられることが多いし、このシリーズも時代が新しくなるにつれてつまらなくなってきて読むのを中断してたんだが、グレッグ・イーガンの短編が載っているので買うのである。ほとんどそれだけのためだな。ロバート・J・ソウヤーの作品も載っているが、前に読んだこの人の短編はイマイチだったからな。やっぱしソウヤーは長編の人でしょう。逆にイーガンは短編のキレが素晴らしい。なんだか今、すごくイーガンの短編が読みたい気分なのである。禁断症状かな。私に短編一本のために千円もする本を買わせるほどの禁断症状を起こさせるとは、大変なことである。
▲11月14日(木)▼ →
最近、息子は朝食時に野菜ジュースを飲ませようとすると嫌がるようになってきた。前は喜んで飲んでたのに。哀しい。まあ、だんだん自己主張が出てきたということか。野菜ジュースといっても昔みたいなトマト主体のヤツじゃなくて半分は果汁だし、朝はパンとチーズくらいでほとんど野菜を摂ってないから飲んでほしいんだがなあ。
今日も昼から京都で打合せである。昼前から移動して京都で昼食を食べる。トンカツ屋に入ると、定食のご飯と味噌汁とキャベツがおかわり自由だったので全部おかわりしていたら苦しくなってしまった。さすがにこの歳で2人分を食うのは無茶か。帰りに月曜日と同じくBOOKOFFと紀伊国屋に寄ったが、さすがに獲物はなかったな。
今日は京都まで往復するので「守護者(ガーディアン)はぶっちぎり。 月と闇の戦記 2」(森岡浩之:角川文庫:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。一日の通勤時間をかけて読み終えた。なかなか面白かった。SFじゃないんだけどね。この人には「夢の樹が接げたなら」(→【amazon】:→【bk1】)のような本格SFを期待してるんだが。まあ、それでもキャラクターの掛け合いも面白いし話の緊迫感もある。イラストもなかなか魅力的ですな。いや、話の内容には関係ないんだが。
▲11月15日(金)▼ →
今朝、出かける用意をしていると息子が「おぷしょんって、なに?」と訊いてくる。「普通と違うことをすることや」と応えるとさらに「へるぷって、なに?」と追撃である。パソコンの画面を見て訊いてるのか。「どうしたらええか分からへんときに見るんや。『ヘルプ』っちゅううのは『助けて』いう意味や」と応える。そうするとさらに「つーるって、なに?」と訊いてくる。「道具や」と言うと彼は「ありがとうございました」と言ったのであった。えらく礼儀正しいじゃないか。なんだか会社で新入社員に教えてるような気分になってきた。大学出ててもウチの課の去年の新人は誰も「コンポーネント」の意味を知らなかったからな。
今日は通勤中に「Looking Back 2」(小田和正:→【amazon】)を聴いている。よく考えると、これは以前カミさんが借りてきてたんだった。まあそれでも、無いよりはあった方がいいでしょう。アレンジし直してそれほど良くなったとも思えないが、曲がいいので聴いていると思わず引き込まれてしまうのである。
そして今日も通勤中に「明日にとどく」(アーサー・C・クラーク:ハヤカワ文庫 SF:→【amazon】:→【bk1】)を読んでいる。そういえば最近、この本の感想を書いてないのに気づいた。12日の帰りに「目覚め」を、13日には「親善使節」と「呪い」を読んでたんだった。「目覚め」は、人々が何もかもに倦んだ時代、一人の男が冥王星軌道の外側で人工冬眠に入った。永劫の時間の後、彼が月も亡くしたこの惑星の上で見たものは…こういう話は好きなんである。「親善使節」は、宇宙人がやってきて地球人と接触しようとするが誰も信じてくれない…という話である。まあ、今となってはそれほどの新味はないが、こういうネタを最初に考えた人は偉いものである。それがこの作品かどうかは知らないが。そして「呪い」は…この終末の風景の描写は凄い。この作品とか「ビーバーの涙」(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア)とか、こういう短くて救いのない作品を集めてアンソロジーを作れば、絶望的に素晴らしい作品集ができるんではないだろうか。
今日、往きに読み終えた「時の矢」は「20世紀SF 1 1940年代 星ねずみ」(河出文庫:→【amazon】:→【bk1】)に載ってたんだな。こうやって他の作品と並べてみると、この作品がアンソロジーに収録された理由もわかるような気がする。
おお、ロジテックからも「低価格コンパクトNAS」が出たか。こっちはクォータ機能がついているのか。これは嬉しい。アクセス権の設定もできるんだろうか。調べてみると、こっちの方が速いようだ。アイ・オーの製品は売れてるらしいし、複数のメーカーから発売されれば、競争して良いものができることを期待したいな。
おおー、LinuxザウルスはIBMと組んで世界展開ですか。それは素晴らしい。このZAURUSは良いキカイだし、IBMのMicrosoftへの憎しみというのは半端なものではないでしょうからな。いやそういうレベルの話じゃなくて、「ソリューションのプラットフォームとして、組込み型Linuxを導入する」というのは正しい戦略でありましょう。日本の企業みたいに、Microsoftの鵜飼いの鵜みたいになってちゃダメですよねえ。オレもパソコンでLinuxを使い始めたいが、新しいノートのドライブをNTFSでフォーマットしちゃったのはマズかったよなあ…まさしくMicrosoftの掌の上なのである。このうえは、シャープさんにはLinux版Mebiusというのを発売してほしいものであります。いま使ってるMebiusも、ハードウェア的には申し分なくて、最大の問題がOSとそのリリース方法だったりするんですよね。
今日も23時まで仕事。地下鉄を乗り換えるときにいつもは座るために一つ前の駅まで戻ったりしているのだが、今日は疲れていてそういう気になれない。前の駅に戻ると、ホームを移動するために階段を上り下りしなければならないのである。電車に乗って席が空いてなかったので立ったまま本を読んでいたのだが、運良く次の駅で席が空いたので厚かましく座る。それで本を読んでいると、いきなり車内の電灯が暗くなった。すぐに復帰したが、またすぐに暗くなる。停電か。ちょうどそのときに駅に着き、そのまま停まった。車内の電灯は消えたままである。駅の中は明るい。車両のための電源供給が途絶えたようだな。駅の中は明るいからいいが、駅の外で停まったり駅の中まで停電したらパニックになりかねないな…とか思いながら本を読んでいる。
車内では近鉄線で停電があったとか放送しているようだ。この路線は近鉄と相互乗り入れしているのである。互いに接続しているとそういうこともあるよなあ。駅内の放送では次の駅で車両故障があって運転を見合わせているとか言っているが、違うんじゃないかい。車内放送と矛盾してるし車両故障じゃ停電しないでしょう。そのうちに、車両の後方からノイズだらけの声が聞こえてきた。私はいちばん後ろの車両に乗っているのである。たぶん無線の声だろう。最後の「速やかに車内放送するように」というようなことを言っているのだけが聞き取れた。それが終わるか終わらないかのうちに車内でアナウンスが始まった。近鉄の駅で線路の中に入り込んだ人がいるので電気を止めて捜査しているとか言っている。まったく迷惑なことである。犯人が乗客の前に出てきたらリンチに遭いかねないな。まあ、人為的に止めてるんだから復旧しないという心配はないか。その間に「木星第五衛星」を読み終えた。木星の第五衛星が異星からの植民船だったという話である。設定のスケールは大きいが、そこで起こる事件が卑小な人間同士の争い…というのがちょっとな。
しばらくして電気が通じると、車両がブウウウウウウウウン…と大音量でうなり始める。やはり車両のシステムを起動するには大きなパワーが必要なんだな。20分近く停まっていたことになるか。
▲11月16日(土)▼
今日は13時過ぎに目が覚めた。カミさんはイヴェントだし息子は保育所である。そして息子は今夜からカミさんの実家で預かってもらえるので、明日の夕方まで独りなのである。
悪いコトしてるのはオレだけじゃないから注意するな…って、大阪のオバチャンじゃないんだから。まったくどうしようもありませんな。こういうのが国会議員やってるなんてねえ。まあ、自民党だとこういうふうに甘やかしてもらえるみたいだから、しゃーないんですかねえ。
TSUTAYAには返却用のポストがないと思っていたのだが、店員に訊いてみると店の横にポストがあって開店までにそこに入れれば前日返却扱いになるらしい。そうか、それだったら逆に好都合だな。そういうことで、家に帰って借りてきたCDからリッピングしたWAVファイルをNASに移動しながらmp3ファイルの作成を行い、同時に日記を書いていたらシステム全体がフリーズしてしまった。やはりNT系といっても所詮WindowsはWindowsである。再起動すると、Cドライブのファイルシステムをチェックしている。Cドライブは購入したときにFAT32だったので、そのままにしているのである。やっぱりNTFSの方が信頼性が高いのね…と思いながら見ていたのだが、再起動後に日記の下書きファイルを開くと、何も見えないのである。うぎゃー、なんじゃこりゃー。NTFSのドライブに置いてあるファイルだぞー。一部だけでもデータをサルベージできないかと16進で中身を見てみると、ほとんどの部分がnullになっている。こりゃダメだ。直前にNASへのバックアップを走らせていたから被害は最小限で済んだのだが。くっそお、Microsoftめぇ。
ときどきカミさんが私の日記にツッコみたそうにしている。「ツッコめばいいじゃん」と言うと「だって、だんなさんのとこ、掲示板ないじゃない」と返されてしまった。そうかあ、掲示板を作ってカミさんにツッコむ機会を与えた方がいいか…とか思って無料の掲示板を探しているのである。ウチのサーバはNiftyの古いサーバなので、cgiは置けないのだ。それだったらアクセス解析機能もついていた方がいいよなあ…とか思ったのだが、そこまで可能なのはないようである。そうすると、アクセス解析のタグを埋め込めるところがいいんだよなあ。そうするとまず無料のアクセス解析を探さなくちゃ。そう考えたところで思い出した。そういえば以前やろうとして断念したアクセス解析、まだ定期的にメールが来てるよなあ。たしか申し込むときに「数週間に渡りアクセスのない状態で放置された場合、削除させて頂くことがあります」とか書いてあったので諦めてたんだが。やってみるとまだ私のIDは生きていた。「アクセス解析が新しくなりました」とか書いてあるし、またチャレンジしてみるか…ということになったのであった。
さて、今までにない機能を付け加えるので、動作確認は慎重にしなければならない。IEとOperaの動作確認はすでに新しいノートに入っているからできるとして、Netscape系のテストをどうするかだ。ネスケは入れたくないんだよな。システム全体に悪影響を及ぼすような不具合もあったし、何よりも行儀が悪い。そういうことで、Mozillaを入れてみることにする。11MBをダウンロードするのに数分かかったが、インストールしてしまえば快適に動く。タスクバーとデスクトップにショートカットを作ったが、それ以外はネスケのように図々しくない。そのままではメニューとかが日本語ではないのだが、設定ウインドウを出して「表示→言語/コンテンツ」で言語パックをダウンロードしてインストールし、ソフトを再起動すれば日本語化される。この仕組みもよくできている。そこで大変なことに気づいてしまった。Mozillaを使うと私のページでは日本語がちゃんと表示できないのである。どうも、metaタグでcharsetを指定していないようなのだ。ぎゃー、全部のページを修正せにゃいかんだよ。ついでにアクセス解析のタグも全部のページに入れる。泣きながら修正していると、朝の7時を過ぎてしまった。ファイルの数を数えてみると400個以上あるんですもの。よくこれだけの数のファイルを作ったものだなあ、などと思いながら作業をしていたのであった。
修正したファイルをサーバに上げるのにも時間がかかる。その間に「明日にとどく」(アーサー・C・クラーク:ハヤカワ文庫 SF:→【amazon】:→【bk1】)の「憑かれたもの」を読んでしまった。太陽風に乗ってはるかな時と距離を超え、地球にやってきた生命体。彼らは知能を持つ生物に寄生しなければ生きてゆけないのだった。しかしこの惑星には知性は存在しなかった。彼らは2つに別れ、一つはまたあてどのない旅へ、残りはこの星で知性を育てようとするが…こういう話は好きだ。訳文の格調も高い。なんだか、小松先生の話を読んでるみたい…とか言ったらマズいんだろうな。まあ、こういうオチにはしてほしくなかったんだが。
そうだそうだ。MozillaではJavaもちゃんと動くのだ。うちの環境ではなぜかOperaではアプレットがクラッシュしてしまうのである。これは、Operaより優先して使うことになりそうだな。
▲11月17日(日)▼ →
今日も14時過ぎまで寝ていた。今朝は徹夜してたからもっと寝ていたいのだが、今日はカミさんの実家で息子のお誕生会があるのである。風呂にも入ってないからシャワーくらい浴びて行った方がいいだろうしな。
アクセス解析のログを見ていると、いろいろと面白い。メニューから入ってくる人よりサーチエンジンで日記のページに直接とんでくる人の方が多いくらいである。ううむ、これだけ長く書いてきて、しかもインターネット人口が増えると、それだけ「当たる」確率も増えるというヤツだな。これはメニューのページにカウンタをつけてるだけではわからないことであった。見てくれてるのは1日にせいぜい十数人だと思ってたんだけどね。まあ、大事にしなくちゃいけないのは定期的にメニューから入ってきてくれる人なんだけど。
引っかかった検索ワードとか見てると「オレってこういうキーワードで引っかかることを書いてたっけ」とか思ってしまう。それで引っかかったページをまた自分で読んでたりして(笑)。こうやって検索して来てくれた人がお得意さんになってくれるような魅力のあるコンテンツを用意しなくちゃいけないんだろうけど、時間をおいて自分で読んでみてもオレの文章は読みにくいな。事実、アクセス数はだいたい一定だし。精進精進。しかし、今の時点ではGoogleで「ヤオイ 用語」で検索すると、ウチのページがいちばん上に来るのか(爆笑)。
17時には家を出るつもりだったのだが、移動中に読んだり聴いたりするものを選んだりシャワーを浴びたりしていたら少し遅くなってしまった。誕生日のケーキは私が買って行くことになっている。どこにケーキ屋があるか把握していないので、まずは駅に着くまでに最初に見つかったケーキ屋で一人に一つずつショートケーキを買う。デコレーションケーキを買った方が息子は喜ぶだろうが、たぶん予約が必要だろうからな。まずは最低限の「押さえ」である。デコレーションケーキやもっと美味そうなケーキを売っているところがあったら、そこでも買えばいいだけの話だ。
カミさんの実家の最寄り駅で降りて、彼女らがいつも買っているケーキ屋の中を見ると丸いケーキが展示してあったので入ってみる。そしてショートケーキの値段を見て激しく後悔した。私が手に持ってるケーキと比べて価格が平均50円くらい安くて、しかも美味しそうなんですもの。デコレーションケーキは予約が必要だと書いてあったのだが念のために訊いてみると、展示してあるものよりサイズの小さなものならあるという。有り難い。それを注文する。名前も入れてくれるらしい。これで父親の面子も立つというものだ(立たなくてもぜんぜん気にしてないけど)。ショートケーキに換算すると少し高価いが、売れるかどうかわからないものを用意しているわけだし、売れなければ損失も大きいだろうから仕方ないんでしょうな。
カミさんの実家への移動にはけっこう時間がかかるので、聴くものと読むものを用意して行く。読んでいるのは短いものということで「いさましいちびのトースター」(トーマス・M・ディッシュ/浅倉久志:ハヤカワ文庫 SF:→【amazon】:→【bk1】)である。うーむ、半分くらい読んだが私にはあんまり面白くない。なんか童話的だから、こんど息子に読んでやるか。
そして聴いていたのは借りてきた「Reasons for Thousand Lovers」(角松敏生:→【amazon】)である。この人は今まで意識して聴いたことはなかったのだが、Niftyの音楽系のフォーラムにいたときに好きな人が多かったのでいちど聴いてみなくちゃいけないと思ってたんだ。うーむ、たしかに雰囲気はいいが、どうも心に響いてくるものがないな。このへんは趣味の問題か。
カミさんの実家で息子の誕生パーティである。東京のイヴェントに行っていたカミさんも駆けつけて途中から参加する。しかし、久しぶりに行く場所で久しぶりに見ると、息子も大きくなったもんだと改めて実感する。ずっと同じ環境で見てると少しずつ大きくなるのでそれが把握できないんだけど、久しぶりの場所だと前回の大きさのイメージが残ってるからそれと比較してしまうのである。6年かあ。長かったような短かったような。
▲11月18日(月)▼ →
朝からどうも体調が悪い。耳鼻科の医者に行き、吸入してもらって薬をもらう。左の扁桃の下が腫れているそうである。昼を過ぎても体調が戻らないので、今日は仕事を休むことにする。
休んだついでにdellのサポートに電話をする。新しいノートで日次のバッチが毎日実行できているのを確認したので、前のノートはもう修理に出せるのである。電話をかけるとまずは録音されたメッセージで担当者を振り分けるためにプッシュボタンで応答させようとするが、認識できなかったようで今度はエクスプレスサービスコードというのを音声入力しろとか言われて驚く。マジですか? 11桁の数字ですぜ。間違いじゃないのかと思いながらもその数字を読み上げると、電話の向こうから合成音声でその番号が読み上げられた。あらー、認識しましたか。すごいなあ。世の中は進んでいる。こういうのが、技術力をコストダウンに使っているということなんだな。
▲11月19日(火)▼ →
起きられない。背中が痛い。首の後ろも痛い。頭も痛い。昨日は大人しくしてたんだけどなあ。けっきょく起きあがれないので、カミさんに会社へ電話をしていただき、そのまま泥のように眠る。
階下から息子の声が聞こえてきて目が覚めた。もう帰ってきたのか。まだ明るいように感じるんだがな。起きていくと、まだ昼過ぎであった。訊くと、スイミングスクールの見学に行くので早く帰ってきたそうだ。すぐに妻子は出ていく。私はそのまま起きている。
今日もダラダラと、アクセス解析で表示されるキーワードで検索された画面を眺めて過ごす。ウチのページが引っかかるようなキーワードは、けっきょく私が興味のあるページが引っかかる可能性が高いということだから、見ると面白いところが多い。
妻子が帰ってきた。どうやらスイミングスクールに入る気になってきたようである。私が「まだ家のローンも残ってるしなあ…」とか思っていると、カミさんが息子に「入りたいんやったら、お父ちゃんにお願いしてみ」と言って彼は「おねがいしますっ」と頭を下げる。そう言われたら断れんじゃないか。甘い父である。
夕方から楽になってきたような気がしていたのだが、夕食を食べるとまた熱っぽくなってきた。今日も息子と一緒に早めに寝るのである。
▲11月20日(水)▼ →
昨日の夕食後に調子が悪くなったので、今日も大事をとって仕事を休むことにする。外に出ず、パソコンの前でダラダラ過ごす。ファイルの検索をしながらいろいろやってたら、マシン左のファンから熱い風が吹き出してきたと思ったらマウスポインタが動かなくなってしまった。フリーズである。システムに負荷をかけると凍ってしまうらしい。Windows2000であってもこの程度か。再起動して日記の下書きファイルを開くときにはドキドキものである。今回はバックアップしてなかったから、これが壊れてたらここ数日間の記述が吹っ飛んでしまう。今回は直前に書き込んだわけではなかったので何とか読み込めた。しかし、こういうストレスを感じさせるとは…Microsoftめえ。そして、そういう状態になると、IEが今までに見たページの履歴を忘れてしまう。まったく、Microsoftのソフトのいい加減さといったら…(泣)
今日は夜に前のノートを修理のために引き取りに来ることになっている。午前中にカミさんがパソコンを入れる箱を持って上がってきた。宅配の人が箱だけ置いて帰ったと言っている。ええ? 梱包も宅配の人がすると言ってたんだがなあ。サポートに電話をかけて確認すると、やっぱり宅配の人が梱包することになっていると言われる。そして夜になってパソコンを取りに来たが、箱詰めするのは聞いてないとか言っている。大丈夫なんだろうか?
今日も昼間はそれほど体調は悪くなかったのだが、夕食後に気分が悪くなって、体温を測ると37.5度あった。今日一日おとなしくしていたら大丈夫なんじゃないだろうかと思っていたんだがなあ。いったいどうしたんだろう?
[ホーム] | [日記の目次へ] | [次の日記へ]