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10月11日(水) 
起きてみると、今朝は猫が居間から締め出されているようである。カミさんによると、昨夜掃除をしたので入れていないとのこと。猫は昨日まで入れたところに入れないので、かなりストレスが溜まっているようである。廊下に出ると、ずっとついて歩いている。キミは猫には珍しく、人間が好きなんだねえ。やっぱり飼われていたのかな。しかしこういう狭い範囲でしか行動できないんじゃ、キミは幸せにはなれないねえ。

カミさんが猫を拾ってきて、いちばん割を食っているのが金魚である。洗面器に入れられて階段下の通れば見えるところにいたのだが、猫に襲撃される恐れがあるからということで風呂場の窓枠に追いやられている。誰も通らないところだし、風呂に入るときもわざわざ見たりしないので、もう完全に存在を忘れ去られている。不憫なものである。

引き続き通勤中にこの胸いっぱいの愛を梶尾真治:小学館文庫)を読んでいる。やはりクロノス・ジョウンターの伝説の世界とは関係ないようである。同じ小道具を使った、同じ名前の別人が登場する作品、ということになるのかな。ややこしい。それだったら、名前を再利用することなんてないと思うんだがなあ。

今日からプレーオフの第2ステージ。家に帰って途中からケーブルテレビの中継を見せていただく。ダルビッシュはいい球投げてるねえ。あれはそう簡単には打てん。途中で子供たちを風呂に入れるために視聴を中断したのだが、風呂から上がってくると試合はすでに終わっていた。ファイターズが勝ったようだ。昨年一昨年の結果を見ると、第一ステージから勝ち上がってきた方が勢いがあって有利じゃないかと思っていたんだけどね。こりゃ、シーズン終盤の強さは勢いだけじゃないな。

ナップスターの定額制音楽配信について「プレイヤーに転送したものまで制御できないだろう」とか書いていたのだが、楽曲ごとに視聴期限が設定されているようだ。うーん、それじゃ「ダウンロードして離脱」はできませんか。それじゃ、プレーヤーに転送した曲が期限切れになれば転送しなおさなきゃいけないのかな。それも面倒臭そうだな。まあ、当然そうなっていてしかるべきだとは思うんだが。でも、プレーヤーに時計機能なんて持ってるんだろうか。持ってても時間をずらせばいい話だとも思うんだが。

VHS30周年ですか。私が最初に買ったのがたしか1981年だから、5年目に手に入れたことになりますか。その5年間が惜しいと言えば惜しいが、学生時代は金がなかったからなあ。金よりも時間が大切な人なんで…とか言いながら、何で私はこういう仕事をしてるんだろう?



10月12日(木) 
今朝、また猫が脱走したようである。カミさんは私が起きる前に猫を外に出したようなのだが、そのときは地面の上で転げ回っていたがすぐに入れてくれと言ってきたそうだ。しかし、その後にまた外に出たようなのである。帰ってこないので探しに行って「(我が家のあるブロックを)一周したけど見つからへん」とか言っていた。彼女はそのまま出勤したようなので、猫のベッドとトイレと水を外に出して家を出る。

サッカーの日本代表は順当に(でも3点しか取れてないのか)勝ったようである。播戸が2得点だそうだ。しかし、どの新聞見ても泥臭いって書いてあるの。でも、全体としてはよくなかったようですな。

前回歯の治療をしてから2年近くが経過し、ちょっと調子が悪くなってきた。先週くらいに右奥の歯が噛むと痛むようになったのである。なんとなく口の中も全体的にニチャニチャするような感じだし。それで、今日は歯医者に行く。

A4の紙の表裏にいろいろ書かされて問診の後、全体と右奥のレントゲンを撮られる。とくに虫歯は無いそうである。噛む力が強すぎて歯が痛んでいるのではないかとのこと。私は胃が弱いので、意識してよく噛むようにしてるからなあ。しばらく様子を見て、引き続き痛むようなら噛む力を弱める器具があるそうなのでそれを装着するかもしれないということである。あのー、口の中に器具を突っ込まれてると返事しにくいんですけど。

それでとりあえず、歯石とかが溜まっているということで、口の中を掃除される。「超音波できれいにしますので嫌な音がしますけど我慢してくださいね」と言われる。歯の間の根元のところに細い金属の棒が振動してるのを突っ込まれる感じである。それが歯の調子の悪いところにくると、とてもイタイ。「あ…」と声を上げると、やってるねーちゃんは「え?」とかいう反応なんだが、ほんとに痛いんですぜ。他の人は痛くないんでしょうか。

しかし、やっぱり歯を削るのはかなり有効な拷問だと思ってしまうなあ。手や足ならともかく、口の中だと脳に近いので私の意志の力では神経接続をブロックすることができない。「まだやるのか」「まだ終わらないのか」だけを考えて耐えている。気がつくと、自分が顔だけの存在になっている。身体のその他の部分はまったく認識されていない。医者を出た後で鏡を見たのだが、なんか白髪が増えたような気がするぞ。

水を当てながら作業するので、その飛沫がノドの奥に流れ込んでくるのもキツい。上下の歯の端から端まで表と裏をやってるので、その間に窒息するかと思ったぜ。「いちど起こしてウガイさせてくれ〜」とか言おうと思っても、この状態じゃ喋れないからな。

ひととおり歯の間を削られたあとで、口の周囲にゼリー状のものを塗られた。唇が切れて出血したらしい。私は口を大きく開けるとすぐに唇が切れるのである。処女膜がそういう体質だったら喜ばれるのかもしれないが、あいにく私は男だ。

それから別の器具が口の中に入ってきて、ヤスリのようなものを回転させて歯の表面を削られているような感じである。なぜかミントの香りがする。歯を削るとイヤな臭いがするから、それを避けるためだろうか。

昨日に引き続き、大阪城ホールではコブクロのコンサートをやっているようだ。改札の内側には警備員までいる。こういうのは滅多に見ないな。それほどの混乱が予想されるというのは人気絶頂だからか客の質が悪いのか。やっている音楽の質からして後者ではないと思いたいのだが。

今日はパリーグのプレーオフ第2ステージの第2戦。帰りに立ってるときは携帯、座ってるときはLinuxザウルスで経過を確認しながら帰る。7回まで0対0。すごい試合をしているようである。試合終了に間に合うかな。

帰りに最寄り駅で降りて家に電話する。何か買って帰るものはないかと訊くと、風呂上がりに食べる甘いものを買ってこいとの仰せである。娘が出てきて「ねこちゃん、すわってる」とか言っていたので猫は見つかったのだろう。

カミさんによると猫はひとしきり外で遊んだ後、彼女の実家に「楽しかった〜(^^)」という感じで飛び跳ねながら帰ってきたそうである。やっぱりカミさんが出勤している朝9時から夕方4時過ぎまで廊下と階段だけのところに閉じこめておくのは可哀想だなということになる。明日の昼間は外に出しますか。

家に戻ったとき、家族は風呂に入っていた。居間の扉は閉まっているので、猫は2階にいるのかな。居間に入って着替え、ふとテーブルの上を見ると…猫がテーブルの上に乗って私の食事を食べてましたよ。何で食い物を出したままにして猫を放し飼いにしておくかね。とっつかまえて厳しく怒るのである。でも、猫はすぐ忘れそうだなあ。

今日はパリーグのプレーオフを地上波で中継してくれている。テレビ東京系は偉いぞ。HDD&DVDレコーダーで録画予約していたのだが、帰ったときにはすでに録画は終わっていた。それでケーブルテレビで観てみると、すでに表彰式をやっている。あらら、ファイターズの2連勝ですか。第1ステージで連勝してきたホークスを一蹴するとは、強いなあ。

それで録画していたのを8回から観る。斉藤はいいピッチングをしてるんだけどなあ。昨日のダルビッシュよりもいいんじゃないかと思えるくらいだ。さすがにパリーグでナンバーワンのピッチャーだけあってよく投げてたけど、9回裏に入って急におかしくなったね。球が高く浮くようになってストライクが入らない。疲れが出たのか1点取られたら終わりのプレッシャーか。

そして2塁に送られて内野安打でサヨナラ。2アウトじゃなかったらフォースアウトにできたんだろうけど、このあたりも不運。2アウトなんだからバックホームじゃなくてファーストに投げてた方がよかったかもしれない。でもショートの体勢が崩れてたからなあ。いや、やっぱり先頭打者にフォアボールを出した時点でダメでしょう。

ちょうどサヨナラのランナーがホームインしたところで録画が終わってただよ。試合を最期の一瞬まで観れたのはよかったけど、その後の様子も観たかったなあ。しかしこのレコーダー、録画を延長してくれるのではなかったのか?

続いてサッカー日本代表のインド戦を録画していたのを観る。前の試合とは逆に、個々の能力はこちらの方が上だ。なんだか、インドの選手は身のこなしが日本やヨーロッパの選手と違うような気がする。うまく説明できないけど、なんとなく上半身があまり動いてないような。こういうところにも文化の違いというのは出るんだろうか。

しかし、播戸はいつもいいところにいるねえ。これまでの日本代表のフォワードは、いてほしいところにいたという記憶がないんだが。まあ、相手が弱いせいかもしれないんだけどね。それでも、ほんとによく走っているのは見える。それだけでもオッケーだ。中村憲剛もいい。前の試合でも光ってたからなあ。これは本物だろう。

うーん、こういうものが売れる社会は病んでいるとしか思えないんだが。酸素は摂りすぎると逆に身体に悪いんじゃないかと思うんだがなあ。よっぽどの非常事態ならともかく、日常的に吸入するもんじゃないと思いますぜ。



10月13日(金) 
昨夜は妻子が寝室に入り、パソコンをいじっているとしんどくなってきたので横になってしまった。そして気がつくと5時過ぎである。もう10月も半ばなのでけっこう寒い。風邪を引いたかもしれないなあ。今までだったらこのまま寝室の布団に潜り込んで寝るのだが、昨夜猫を触っているので風呂に入らないと寝室に入れない。このまま起きているしかないか。

娘は昨夜熱を出したので、今朝も熱が下がらないようなら病児保育に預けるしかないかとカミさんが調べていた。私も体調が悪いので休んで娘の面倒を見るか…とか思っていたのだが、7時半になったので寝室に入ってみると熱は下がったと言っている。それじゃ、私は休まなくていいですね。またいつ子供が熱を出すかわからないから、切り札は取っておかないと。

朝のワイドショーではファイターズの優勝が大きく取り上げられている。北海道で老若男女が涙を流して喜んでいるのが映る。何度も書いているが、ほんとうに北海道に来てよかったね。以前は読売と同じ球場をフランチャイズにしていたから、ホームなんて無いようなもんだった。それが、あれだけ応援してくれるファンができた。ほんとうによかった。これも、ドーム球場ができたおかげだな。

引き続き通勤中にこの胸いっぱいの愛を梶尾真治:小学館文庫)を読んでいる。帰りに読み終えた。いやー、ええ話や。それ以上でもそれ以下でもない。どちらかというと、クロノス・ジョウンターの伝説というより黄泉がえりという感じでしたな。小道具はクロノス・ジョウンターの伝説だけど内容は黄泉がえり

げろげろ、「ゴキブリ早食い競争」ですか。「清潔な環境で飼育されたもので、食用としても安全で、海老やロブスターのように栄養価が高い」って…まあ、文化の問題なんでしょうけど。私ゃカニが大好きだが、食った経験がなかったら食う気にはならないだろうからなあ。



10月14日(土) 
娘が母親と一緒に寝たいのに居ないと言って泣いているのに起こされた。昨夜は私の隣で寝て夜中に目が覚めたときにもそこにいたから、母親とは一緒に寝なかったですか。カミさんと息子はすでに起きているようである。けっきょく小用に起きたら寝られないので起きる。まだ9時じゃないか。

息子は今日も体温計で熱を測り、37度近くあるとか言っている。ソフトボールはお休みですか。本人が望んで行ってるはずなんだが、身体が嫌がってるんだろうか。

今日は眼科に行くことにする。昨日の夕方、仕事をしているといきなりパソコンの文字が見えなくなったのである。とくに視野の左上が見えにくい。右と左でも見え方が違うようだ。一昨日は歯科に行ったし、いよいよ肉体崩壊日記になってきたかな。

いちばん怖いのは網膜剥離だ。私は子供の頃から強度の近視だったこともあり、物心ついたときにはすでに飛蚊症だったのだ。視野の中を糸屑のようなものが浮かんでいるのが当たり前。それを異常なことだと認識したのは中学生のとき天文関係の本を読んでいて、観測の妨げになるものとして挙げられているのを見てからなんだが。今回もなんとなく太陽とか明るいものを見たときのように視野が白くなっているような感じだったので、網膜剥離の症状にも眼の中でピカピカと光ってみえる「光視症」というのがあるらしいので不安である。

目が見えなくなったらどうしよう…と最悪の場合を考えてしまうのはお約束である。目が見えなかったら私のような職業だと商売あがったりだからな。PCの画面が見えないとどうしようもない。音声読み上げソフトを使うという手もあるんだろうけど、最近は画像の認識も必要だからなあ。その環境に慣れるためにもかなり苦労しそうだし。マッサージ師にでも(というのも失礼な言い方だが)なるしかないか。

かなり収入が減るだろう。カミさんに働いてもらって私が家で娘の相手をした方がいいのかもしれない。でも、目が見えずに一日中子供の相手をするのは大変だからなあ。でも個人的には仕事よりも、生き甲斐の方が問題は大きい。私のように本を読むとかテレビを観るとか通信することが趣味の人間が視力を奪われると、これはもう明日から何を楽しみに生きていけばいいかわからなくなりますわな。

Google マップで市内の眼科を表示して、カミさんに近所の評判を訊いて行くところを決める。そこは年寄りに評判がいいそうである。混んでいるかと思って昼前に飛び込んだが、婆さんが2人待っているだけだった。まずは問診票に記入させられ、視力の検査である。やっぱり右目が視野の中の位置によって見え方が違っているのを実感させられる。最後にいろいろな大きさの文字を書かれた紙を読まされる。万葉集の歌をひらがなで書いたもののようだったが、これも年寄り向けなんだろうか。1ミリもないような文字でも目を近づければ読める。

そして診察室に通される。いきなり眼鏡の左右のバランスがとれてないと言われる。左が1.5なのに右が1.2だという。たしかに事前の視力検査で右の方が見にくかったのだが。しかしどうもこのドクター、中国訛りっぽい。

いくつか検査されて「白内障緑内障はない」と言われる。まず1ステージクリア。問題は網膜である。人間ドックのときと同じく、フラッシュで網膜の写真を撮られる。そしてまた問診。「どれくらいの時間見えなかったですか?」と訊かれて「あんまり長くは…」と応えるが「5分から10分くらい?」と言われても「はあ…」としか応えようがない。そして網膜の写真を見て一言「疲れてますか?」と言われてしまった。はい、それには自信があります。

網膜を走ってる血管がヤバい状態になっているということだ。たしかに右目の写真では上に伸びている血管が太くなっている。ここが詰まったり破れたりすると大変なんだそうである。網膜が剥げる心配はないかと訊くと、眼底写真に皺が写ってるので網膜剥離の心配はないとのこと。

それでも、網膜が剥がれて心配はないですか子供の頃から飛蚊症が酷いので…とか言うと、目に光を当てられて上下左右斜めの8方向を見るように言われる。そこまで調べてそれでもやはり網膜剥離に関しては大丈夫だということだ。第2ステージクリアかな。

血圧とか心臓に異常がないか訊かれる。血圧は低いくらいだし、人間ドックでも心臓はほぼ異常なしである。それで飲み薬を処方される。ビタミン剤と血管を拡張する薬らしい。そして思いついたように「目薬も出しましょうか」と言われた。まあ、内科的治療だけでよかった。目の手術なんて、考えるだに恐ろしいからな。

今日は娘は保育所をお休みしている。カミさんが昼寝している間にテレビを観る。子供たちにも面白いものをということで、ケーブルで放映しているウルトラQを再生する。今回は五郎とゴロー。この回は子供の頃に観てすごく怖かった記憶がある。

途中で音声が一瞬途切れた。たぶん「猿キチガイ」と言ったんだと思うが。こういうふうに改竄された作品を見せられるのはイヤだなあ。これだけ技術が進んでるんだから、差別用語を再生するかどうか視聴者が選択できればいいのに。

しかし、このころの怪獣は「大きい」というだけで充分に怖い。最近の怪獣映画は、派手だけどこれだけプリミティブな恐怖感を刺激する作品はないなあ。大きい物体の表現に麻痺してるというのはあるのかもしれないが、でもこの時代の作品を観ると怖いのだ。

今日も猫は外で遊んでいる。私が外に出るときについて出ようとしたのだが、玄関のドアに挟まれてしまった。猫だからすぐに出られるだろうと思っていたのだが、出られないようで「びやーん」と鳴く。腰骨のところが引っかかっているらしい。うーん、猫のくせにキミはドジだねえ。さっそく携帯を取りだして記念撮影である。写真を1枚撮ったところで、やっと抜けられた。

今夜は私が子供たちを風呂に入れる。娘は湯舟の中で「おっきなさる、こわかったなー」「とーちゃんも、こわかったん?」「あっくん(私の弟)と、みたん?」とか訊いてくる。「ウルトラQ」のことである。やはり彼女にも、ボウケンジャーの巨大ロボットなんかよりよっぽどインパクトがあったらしい。

こりゃヒドい。臓器移植のための腎臓を捨てたってぇ!? …絶句。言うべき言葉が見つからない。こりゃ責任者は自分の腎臓を供出するしか償えないんじゃないの。



10月15日(日) 
今日は近所の祭りである。カミさんは子供会のスタッフなので子供たちと一緒に出かけている。娘が疲れたようだというので迎えに行く。洗濯物を干すときについてくるかと思っていたのだが、一人で階下に残って遊んでいるようである。

中村俊輔がハットトリックですか。しかもセットプレーなし。そりゃすごい。何よりも「あそこに落とすと思って予測した。無駄足かもしれないけど走り続けた」というのがいいね。これはオシムも無視できなくなってきたのでは?…と、また新聞が書くんだろうなあ。

少し前からウチの掲示板に毎日3件程度のスパム投稿があったのだが、4日を最後にパタリと書き込みが止んだ。書き込み元のプロバイダはバラバラだった(「bbtec.net」とか「ocn.ne.jp」が多かった)んだが、やっぱりこれは1カ所からコントロールされてるんだろうか。

座ってパソコンをいじっていると、猫が膝の上に乗ってくる。最初は丸くなっていたのだが、だんだん伸びてきて最後はもう膝の上でだらけている。身体を伸ばしきって腹まで見せてるんだから。

息子は今日もしんどいと言っている。今日は眠らせる。カミさんと娘もすぐに昼寝に上がっていったのだが、娘はすぐに下りてきた。しばらくは絵本を読まされたりしていたのだが、テレビを見ながらパソコンを触ってて、気がつくとテーブルの向こうからいびきが聞こえる。見ると、ソファの下で眠っているのであった。なんで寝室で眠らなかったのかね。

今日はカミさんが疲れているようなので、夕食のおかずの総菜を買うためにダイエー系のスーパーに行った。そこで「バーゲンブロー ノイヴェルト(Neu Welt)」という缶入りアルコール飲料が売っているのを見つけた。89円である。「リキュール(発泡性)」と書いてあるから「第3のビール」のバーゲンブロー版というヤツですか。

しかし、第3のビールだとベルギービールのノウハウが使えないんじゃないかと思うんだが、大丈夫なんだろうか。大手ビールメーカーは、かなりのリソースを投入して研究開発してると思うぞ。それに、バーゲンブローだって発泡酒なのに100円ちょっとで売ってるんだから、第3のビールに対して充分に価格競争力があると思うんだがなあ。やるべきことは、流行に乗って第3のビールに後追いで参入するよりも、発泡酒のクオリティを上げることだと思うんだが。個人的には、「ブラウベルクブロー」の復活を希望する。

家に帰って飲んでみたが、やはり価格なりの味ですな。安い酒に炭酸を入れて苦みをつければそれらしくはなるんだろうけど、それだけじゃすぐに飽きられると思うんだが。

このことに限らず、最近のダイエーはおかしい。全体的に価格が高めになっている。「特価品」ということでカップヌードルが大量に積み上げてあるんだが、その値段を見て呆れたね。100円ですぜ100円。他の店ならセールじゃなくてもそれより2割安く売ってたりする。総菜も最近は夜になってもなかなか安くならないし。方針として「とにかく利益を出せ」と言われてるんだろうなあ。多少利益は落ちても、安いものを置かないと客は来ないと思うんだが。やっぱり借金を返せなくなったんで、商売のわからない人間が乗り込んできて牛耳るようになってしまってるんだろうな。ダイエーも終わりか。

ダイエーとかソニーとか、昭和時代を代表する企業がこういう姿をさらしているのは、同じ時代に成長してきた人間として非常に哀しいものがある。今日も「数日前から業界内では話題だった。『ソニーがまたしくじった』って」とか書かれているニュースを読んで、松下よりソニーの方が一般的に「カッコいい」会社だから、中身のないカッコだけの人間が入りがちになるのかなあ…とか思ったりするのである。



10月16日(月) 
先日GoogleのYouTube買収について「世界中の情報をすべて集めたいという方向性に沿ったものという見方が正しいんじゃないか」と書いたが、あとGoogleにとっては動画本体よりもYouTubeの莫大な数の動画につけられたタグという情報にこそ意味があるのかもしれない、とも思った。

キーワードで動画を検索するには、映っているものの「意味」をソフトウェアが認識できなきゃいけないからな。ソフトウェアがそれを学ぶための「教材」として意味があるんじゃないか。まあ、インターネット上にある情報だから、別に買わなくても取得できるといえばそうなんだが、やっぱり動画の転送と保管は大変だからね。丸ごと買っちゃえ、というのもわかるような気がする。

今日は昼前から船場の客先に移動して打ち合わせ。そのまま帰りに心斎橋から難波のブックオフ3店を廻って帰る。今日は大漁であった。重くて持って帰るのがしんどいほどに。



10月17日(火) 
福岡で中2男子が首つり自殺した事件だが、朝起きてニュースサイトを巡回していると信じられない報道が続々と目に入ってくる。いじめが原因だそうだが…しかしこの校長どうしようもない感じだねえ。『いじめ7─8件を「0件」と報告』してたらしいが、今までずっと「臭いものには蓋」でやってきたんだろうなあ。教師酷いようだ。この教師と校長のタッグが生み出した悲劇という感じですな。

今は通勤中に立っているときは携帯青空文庫から落としてきた人間失格太宰治)を読んでいる。太宰なんて読んだことがなかったのだが、読み始めて驚いた。新しいのである。たしかに風俗とかは時代に影響されざるを得ないが、描いている内容は現在のホラーやSFだと言われても違和感がないような気がする。

今日は歯医者の2回目。まず、歯を磨くときに力を入れすぎだと言われる。歯茎が腫れているのもそのせいだそうである。たぶん前回掃除をするときに痛かったのもそのせい。そして歯磨きの指導。着色剤で歯垢を染めると、歯の間が紫色に染まっている。これは歯ブラシが古くなっていて毛先が曲がってしまっているせいもあるなあ。私は歯磨きをするときについつい力を入れすぎてしまうので、すぐに毛先が傷んでしまうのである。これまでは歯ブラシを鷲掴みにしていたのだが、ペンを持つように握ると力が入りにくくなると言われる。なるほどね。それは思いつかなかった。

あと、歯が痛むところは噛む力が強すぎてダメージが溜まっているということである。そのため、それを緩和するためにマウスピースを装着することになる。透明な樹脂製のようだ。かなり違和感があるそうなので、だんだん慣らしていって最終的には寝ているときに装着すればいいんだそうだ。寝てるときがいちばん歯を食いしばっているとか言っていたが、本当なんだろうか。それで上と下の歯形を取られる。製造に1週間かかって次回は6千円くらいかかるそうである。まあ、オーダーメイドだからな。

ナップスターの定額制音楽配信における視聴期限の問題だが、ナップスタージャパンに質問した記事が公開されていた。これによると「ポータブルプレーヤーのカレンダーをいじったとしても、ライセンスについては、このカレンダー/時計とはまったく別のカレンダーを参照してチェックするようになっています。もちろん、同期する側のパソコンのカレンダーをいじっても、見抜くようになっているんです。逆に明らかにカレンダーをいじって、不正操作をしたことがわかると、そこで聴けなくなるような仕組みも入っている」ということだそうである。定期的に時計をチェックして、前よりも時刻が戻ってたらアウトにするというような仕組みなのかな。でも、Microsoftが作った仕組みだから、ぜったいに穴があると思うな。



10月18日(水) 
引き続き通勤中に座れないときは携帯人間失格太宰治)を読んでいる。この「自分が他人と違う感覚」とか「他人に対する恐怖感」というのは、私にも経験があるなあ。個人的な印象では、こういう感覚に共感する人間と理解できない人間に二極化するような気がする。まあ、実際にはみんなそういうのを感じて育ってきたのかもしれないけど。人はみんな違うものなのだから。

おおー、プレイステーション 3には「ATOK」が搭載されているですか。それだけでも単体で買えば1万円くらいしそうだなあ。だったらハードウェアの値段はさらに安く感じてしまうな。まあ、PS3で文書作成はしないと思うけど。

最低重量350gのWindows PCですか。CFカードスロットはないのかな。まあ、350gだとポケットに入れるのはキツいし、Linuxザウルスでいいよな。それに、キーボードがついてないんじゃ私には意味がない。半額で叩き売られてても、買うかどうか怪しい。買うならキーボードのあるOQOだな。でも、こっちは半額でも13万か…うーん。カードスロットはついてないみたいだからなあ。

奈良の妊婦が転送拒否されて死亡した件で、こういう患者を受け入れるとヤバいというのは「ネットに参加する医師の間では既に常識化しており、「ロシアン・ルーレット」とか「ババ抜き」と表現されています。患者の為に医師の使命感に燃え、無理を承知で引き受けたものが破滅する」ですか。それは理解できる。そりゃ医者の方がネットリテラシーは高いだろうからな。けっきょく、患者は自分で自分の首を絞めてることになってるのか。最終的には、誰が悪いんだろう。



10月19日(木) 
朝食を食べながら昨夜ケーブルで放映していたウルトラQのCMカットをしていると(東芝製品はデータが吹っ飛ぶ可能性があるので、大事な番組は早めにファイルサーバにバックアップしておかねばならないのである)、娘が母親に早く保育所に行こうと言っている。カミさんが「テレビでも見せといて」と言うので、娘と一緒に観る。今回は育てよ!カメである。こういう話ではあのテーマソングは流れないのね。しかし、「亀キチガイ」はカットされてなかったな。だったら、前回カットされてた台詞はどういう内容だったんだろう。逆に気になる。

今は通勤中に座れれば肉食屋敷小林泰三)を読んでいる。巻頭のタイトル作を「なんでこれがホラーなんだよ。どう見たってSFじゃないか」とか思いながら読んでいたのだが、ラストはやっぱりホラーでしたね。SFだったらこういう流れにはならないだろう。でも面白く読めたからいいか。…てなことを電車の中で書いていたのだが、「あとがき」を読むと、これはS-Fマガジンに掲載されてたのね。だったらSFだと思ったのも当然だな。逆に、なんでこの作品が角川ホラー文庫に入ってるんだろう。ハヤカワ文庫に入れてもらえなかったのか?

日米野球で出場辞退者続出ですか。これじゃあ相手に失礼だと思うぞ。というか、これでボロ負けして「やっぱオレたちがが世界一だぜイェイ!」とか言われるとスゲエ悔しいんだが。ベストメンバーでも負けそうな感じなのに。



10月20日(金)
会社からの帰路、電車に乗っていると携帯がブルった。カミさんからのメールである。「祭りにいってます」ということであった。近くにある神社の境内で祭りの準備をしていたのだが、今日がその日だったらしい。私も最寄り駅で降りて、神社に向かうことにする。

以前は人が多くて通り抜けられないこともあったのだが、今日は歩けないというほどではない。境内を一周して、ラッキーボールの露店の前にいる家族を見つけた。息子が遊んでいてダブルリーチをかけていたのだが、球を並べることはできずに終了。それでそこを離れようとしたのだが、娘もやりたいと言う。それでやらせてみたのだが、兄のやっているのを見ていてちゃんとプレイできている。彼女もリーチはかけたが、そのまま終了である。

息子は次に縫いぐるみのインスタントくじを引いたが外れ、娘は水笛を買う。そして家族で家に帰る。猫はカミさんの実家で預かってもらっているそうである。猫に気を遣わなくていいので、非常に気分が楽だ。猫がいないというのは、こんなにも心が安らぐものなのか…と、あらためて気づくのであった。



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