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5月11日(木) 
相変わらず家族は全員病気である。娘が水様便を出したので医者に連れて行かねばならない。カミさんも熱があるのだが、私は今日は京都で発注元と打合せがあるので休むわけにはいかない。カミさんにお願いして家を出る。冷血亭主である。

今日は京都に移動するので長編の題未定小松左京:ケイブンシャ文庫)を読み始める。締切直前になってるのにプロットどころかタイトルも思いつかないというのは作家として最大の恐怖だと思うのだが、それさえもネタにしてしまうところが一筋縄ではいかないな。

筆者の状況を記述しているところで「新聞連載」って…とか思ってたら、やはりこちらニッポンと同時に週刊連載してたのか。すげえ。私だったら新聞にほぼ毎日連載しなきゃいけないというだけで、他のことは何も手につかないと思うんだが、それに加えて週刊紙に連載しますか。とんでもないプレッシャーだと思うんだけどね。書けないことをネタにするのもわかるような気がするな。

とか書いてたら、連載中にヨーロッパ旅行に行かれたですか。すげえなあ。書き溜めて行ったらしいが、やっぱり人気作家というのは常人には勤まらないな。

そのうちに、作者自身が七世紀後半の日本に飛ばされる。このあたりは例によって歴史の素養がないとツライ

帰りにカミさんから電話がかかってきた。昨日私が買ってきた寿司の残りを見て子供たちが魚を食いたがっているというので帰りにスーパーに寄って寿司と刺身を買って帰る。病み上がりなのでそれほど食わないだろうと言っていたのだが、子供たちはパクパク食ってしまう。どうにも足りなさそうなので、自転車で追加を買ってくることにする。するとカミさんに、コンビニに寄ってガンガンを買ってくるように言いつけられてしまうのであった。ふにゃふにゃ。追加で刺身を2パック買ってきたのだが、それもあっという間に無くなった。それだけ食欲があれば大丈夫でしょう。



5月12日(金) 
昨日カミさんが娘を医者に連れて行ったときに彼女を自転車に乗せようとして腰を痛めてしまったらしい(雨が降っているうえに自転車までパンクしたそうな)。今日は緊急の作業はないはずなので、仕事を休んで家事の手伝いをすることにする。

国防省が「UFOは存在しない」って報告書を出すところがヨーロッパらしい。まあ、政府が隠そうとしている異星人やUFOの情報を見つけたかったといって軍のシステムに侵入する奴が多くて困るということなんだろうか。

誤解といえば、アメリカ人には日本人みんながアニメや漫画を年がら年中見ていると思っていたらしいって…



5月13日(土)
明日からお義母さんがパソコン教室に行くということで、先日購入したパソコンの設定を昨夜行った。で、マウスが必要だろうということに気がついた。それでカミさんが外に出たがっている娘を連れて電器屋に買いに行くと言っていたのだが、彼女は腰を痛めているので私もお供することにする。息子は例によって留守番。雨で子供会のソフトボール部は中止のようだから外に出た方がいいと思うんだがな。

カミさんの車でデパートの駐車場に入り、娘をカートに乗せる。テナントで入っている電器屋に行くが、余計なボタンが付いてたり無線だったり高価いものばかりである。2ボタン+スクロールホイールのシンプルなものがいいと思う私は古いんでしょうか。

そして店内の本屋に入り、娘の絵本とかを買う。買い物を終えて娘をカートから降ろすと、彼女は母親に抱っこしてほしいとゴネ始めた。母ちゃんは腰を痛めてるから抱っこできないんだよ。そう言っても父親じゃ駄目だそうである。ぎゃーぎゃー泣くし歩かないし大変である。何とか車には乗せたが、車内でもぴーぴー泣きわめく。困ったもんである。

帰りにブックオフに寄り、店内を母親に手を引かれて歩いていると娘は落ち着いてきたようである。歩けないストレスもあったのかな。

帰りの車の中で眠そうにしているが、家に着くまでに眠るかどうか微妙である。それで、階上に遊戯施設のあるスーパーに寄ることにする。それより私は腹が減った。スーパーでパンと野菜ジュースを買い込む。レジを出たところの催し物スペースで駄菓子屋が開業している。そこで飴玉を買って与えると、それで娘は満足したようだ。そのまま遊技場のフロアには上がらず帰る。車の中でパンを食わせると、思い切り頬張っている。空腹で機嫌が悪いのもありましたか。



5月14日(日) 
カミさんと娘は午を過ぎても起きてこない。まあ、昨夜も娘が「かーちゃーん、だっこー」とゴネていたみたいだから、充分寝かせてやった方がいいだろう。

久しぶりにBonanzaと指してみる。中盤で飛車得して圧勝。第16回世界コンピュータ将棋選手権優勝ソフトに勝つと、なんか嬉しい。まあ、強さはマシンの性能にもよるんだろうけど。私のマシンはPentium 4-Mの1.8GHzだからなあ。

息子が将棋クラブに行ってからカミさんが起きてきたので娘を連れて自転車のパンク修理に行くことにする。彼女を乗せた自転車を押して自転車屋に向かう。この店はカミさんの親戚がやっているのだが、娘を見て「お母ちゃん似やな」と言われてしまった。私は顔のパターン認識が苦手なんで、よくわからないんですけど。

そしてカミさんに頼まれていた買い物をするためにスーパーに寄り、帰りに薬屋で葛根湯を買う。最近体調が悪く、消費量が多いのだ。娘はシールをもらい、片手には家から持ってきたリラックマのぬいぐるみを抱き、もう片手にシールを握りしめて帰るのである。最近は外出時にもずっとぬいぐるみを抱いてるんだな。

夕食時にこれも100円で売っていた冬生を試しに1本買ってきていたので飲んでみる。イヤな味はしないが、ちょっと苦みが強いか。スーパーブルーよりも苦い。そう思いながら飲んでいると、ますます苦みを強く感じるようになってきてツラくなってくる。これは買わない方がいいか。



5月15日(月) 
今日はサッカーの日本代表メンバー発表だというので日本中大騒ぎである。WBCの日本代表発表も、これくらい大きく取り上げられるようにならないとね。何よりも、選外になった選手が泣いて悔しがるくらいにならないと。

Microsoftは今後、HD DVDと再生機器の売上から特許権使用料を受け取れるですか。こりゃ、私ゃよっぽどのことがない限りHD DVDは買わないだろうな。まあ、東芝とNECは負け組だと思ってるし、私はまずパソコンのデータのバックアップ用として導入するだろうから容量の大きい方がいい。どう転んでもHD DVDを選ぶ要素はない。PS3コンピュータとして面白そうだと思ってるくらいだしな。

木星で面白いことが起こっているようだ300年以上前からずっと唯一無二だった大赤斑と同じようなものがもう一つできたということは、数百年に一度、ひょっとするとさらに希な現象なのだろうか。大赤斑自体が(宇宙的時間のスケールで)一時的な現象なのか永続的な現象なのかという問題に対しても参考になりそうだな。

今夜は体調が悪いので子供たちと一緒に寝室に入る。それでカミさんは息子の爪を切ると言って早めに階下に下りてゆく。娘は母と兄について寝室から出て行ったが、階段を下りようとしたときに「下りてきたらあかんで!」と言われているので下りられない。階段の上のところに立ちつくしている。母親を呼ぼうとするが、泣きそうな声で「かあ…ちゃ…」としか言えない。あきらめて寝室に戻ってくるかと思っていたのだが、暗い中でずっと立っているようだ。階段から落ちるといけないので彼女の横に行って並んで座っていると、カミさんが上がってきたのだった。



5月16日(火) 
今日は帰りに本屋に寄り、エミリーの記憶谷甲州)を買う。この人の短編集となると、いくら最近古本屋づいている私でも買わないわけにはいかないでしょう。

今日、通勤中に題未定小松左京:ケイブンシャ文庫)を読み終えた。さすがに最後の決着のつけ方は苦しいなあ。ネタがない苦しみをネタにすることを思いついて、あとは勢いだったんだろうか。そういえば、こちらニッポン」の最後もこれに似たオチだったような記憶が。気のせいだろうか。この時期、よっぽどネタが尽きていたのか余裕がなかったのか。「メモ代わりに作品を書いている」と言ってたくらいだから、ネタはいくらでも出てきそうな気がするんだけどねえ。

そして解説を読んでいると…あらー、首都消失も新聞連載でしたか。それはぜんぜん知らなかったな。ファン失格である。

続いてショート・ショート劇場[1]SFワールド傑作選」の続きを読み始める。帰りに聖性氏「サーガちゃんの絵本」を読み終えた。童話のパロディというのもアリだとは思うが、これは読んであんまり楽しいもんじゃないな。

ううむ、手持ちの“音楽入りMD上の曲をパソコンに吸い出せる”ですか。私のようにレンタルのCDから録音したMDを山ほど持っている人間には有難い。それだけのために買うかも。

でも、amazonで4万以上(いま見たら3万5千以下になっていた)しますか。微妙なところだな。もうMDでは音楽は聴かないし。ほんの10年前、NIFTYに入った頃は「MDを使ったらカセットテープには戻れないですよ」とか言ってたんだけどね。今じゃ、電車の中でヘッドフォンを掛けている人を見かけたときにリモコンの両側からコードが出ていると「ダサい」と感じてしまうからなあ。

うわー、ソニー、16Gバイトフラッシュ搭載超小型PCですか。これは物欲を刺激する。買ってしまいそうで怖い。しかし、Origamiとは別物であることを強調したというのは偉いですな。どうせなら、OSもMicrosoftじゃない方がいいんだけど…



5月17日(水) 
引き続き通勤中にショート・ショート劇場[1]SFワールド傑作選」を読んでいる。今日はまず夢枕獏氏「せつなくん」を読み終えた。うーん、テツガクしてますなあ。

続いて新戸雅章氏「一九九九年のゲート・ボール」だが…誤植めっけ。165ページ1行目、「日色矮星」は「白色矮星」でしょうね。当時は手書き原稿だったんだろうなあ。まあ、今ごろこういうことを指摘したって、ほとんど意味がないとは思うんだが。で、作品の感想? まあ、こういうネタは他でも読んだことがあるし、オチもイマイチだったな。

今日は家に帰ってからトリビアを観ていたのだが、視聴者からの反響が大きかったからということで、また「娘が家に連れてきた不良の彼氏が結婚を迫ってきた時 父親の対応で一番多いのは」というのをやっている。前回もずいぶん悪趣味なネタだなあと思いながら見てたんだが、今週もやりますか。

名人戦問題について、棋士が「毎日の考え方はよく分かったが、連盟理事会の考え方がよく分からない」と言ってるというのはどういうことですか。なんかもう、理事会は総辞職した方がいいんじゃないの?

今日のカミさんはハリポタの最新刊を読んでいるせいか娘に対して厳しい。寝る前に歯を磨こうと言ったら拒否したので、自分だけ磨いて先に寝室に上がってゆく。後から娘が磨いてほしいと言っても下りてこない。磨くまで上がってくるなと言われているので娘は泣く。私が磨こうと言っても「かーちゃんが、みがく」と言って拒否される。

このままでは埒があかないので無理矢理磨くが、彼女は全力で拒絶である。押さえつけて磨いていたら、「おしっこ、でる」と言い出した。それでトイレに連れて行くが、これも拒否。無理矢理パンツを降ろして便器に座らせようとするが、身体を反らせて抵抗する。どうにも座らない。格闘していると「もう、いい」「でない」とか言い始める。あれは嘘だったのか。それでまた押さえつけて口を押し開け、歯を磨く。

歯磨き後に口をゆすがせるのがまた一苦労。これも嫌がるので洗面所まで抱いていって口に水を入れてやろうとするが、左手で彼女の両腕を押さえて右手にコップを持つと、娘が顔を背けるのでコップと口をランデブーさせることができない。二人ともビショビショになりながら何とか口の中に水を通過させたが、今度は口を拭かれるのを嫌がる。無理矢理拭くと、今度はまた自分で口をゆすぐと言い出す。それで洗面所の前に立ったのでコップに水を入れてやると、それが厭だと言ってコップをひっくり返す。

ああ、もうイヤだ。しかし、ゴネたら嫌なことはしなくてもいいし何でも自分の思い通りになると思われたら最後だからな。もう最後は私を叩きに来やがるし。親に手を上げるとは何ちゅう奴だ。厳しくお仕置きする。成長して戦闘力がついてからでは間に合わない。



5月18日(木)
今朝もカミさんと息子が起きて下りていった後に娘が目を覚ました。階段の手前まで行って母親を呼んでいる。しかし忙しいカミさんが上がってくるわけもない。気がつくと「おちっこ、でた」とか言っている。オモラシしちゃいましたか。それで娘のところに行こうと思って廊下に一歩踏み出すと、水溜まりを踏んでしまった。あやや、ここで漏らしてましたか。廊下は一面の水浸しである。娘のズボンとパンツだけでは足りず、カミさんが枕に被せているバスタオルまで動員して拭き、娘を連れて下りる。

引き続き通勤中にショート・ショート劇場[1]SFワールド傑作選」を読んでいる。今日はまず梶尾真治氏「鈴木博士のケース」を読み終えた。まあ、ふつうに読めた。

この程度で満足するしかないのか、とか思いながら続く森下一仁氏「跳んでどこかに」を読んでいると…おお、これは素晴らしい。ネタも不思議だけどあるかもしれないと思わせるようなものだし、この切ない感覚がたまらない。いい作品だ。

それで気分を良くして神林長平氏「とんでもない猿たち」を読むと…何じゃこれは。次の久美沙織氏「TOPEX」も、さらに川村光洋氏「冷たい夫婦」もなあ。一気に気分が落ち込んで電車を降りるのであった。

性同一性障害の小2男児ですか。今はまあいいけど、思春期になると大変だろうなあ。そういう人は自分の第二次性徴を疎ましく思うそうだし、同級生の女の子が一緒にされるのを嫌がるだろう。しかし、「祖母が相談した」というのが引っかかる。甘やかしてるんじゃないだろうなあ。だいたい子育てってのは、祖父母がしゃしゃり出てくるとろくなことがないと思ってるんだが。



5月19日(金) 
先日から昼食のためにご飯を持参してきているのだが、私は食事時にスープ類が欲しい人なので今週からインスタント味噌汁と紙コップもディスカウントストアで買って持ってきている。カップ入りの味噌汁が100円以上するのは、どう考えても納得できないのである。コンビニの棚であれだけの領域を占拠してるんだから、売れてないわけでもないと思うんだが。

それで今日、給湯室でお湯を入れていたら、他の人が物入れの中から紙コップを取り出してお茶を淹れた。ああっ、紙コップは常備されていたのかあ。わざわざ金を出して自分のロッカーを狭くしてたのである。馬鹿だ。ウチの会社では個人に割り当てられているロッカーが狭くて苦労しているというのに。

引き続き通勤中にショート・ショート劇場[1]SFワールド傑作選」を読んでいる。今日はまず渡辺直人氏「夢文字」を読み終えた。なかなか読ませてくれる話であった。こうでないとね。

続いて火浦功氏「牛の日」。語り口は面白い。

そして次は堀晃氏「死人茶屋」。おお、SFだSFだ。こういうのを読みたいんだ私は。旧いと言われようとステレオタイプと言われようと、そうなのだ。

気分が良くなったところで最後は川又千秋氏「虹の種族」。うむ、これもSFですね。ただ、この種族の生態がイマイチよく理解できなかったのだが。

やっと最後まで読み終えた。ショートショートだから気楽に読めると思ったんだが、想像以上に読むのがツラかった。しかし、最後の解説まで酷いね。よくこんなことが書けるもんだ。

家に戻って息子がテレビで観ている映画を横目で見ながら思いついた。寒ブリ焼きってのは、なんかSF的で美味しそうだとは思いませんか?

警察が事故死だと判断したのに疑問の声が出ていたところでまた殺人事件ですか。前回の事件を事故だと判定した人は責任を問われそうですな。しかし前回と今回の被害者の家はほんの近くのようだしそれほど抵抗もしていないようだということは、犯人は近所に住んでいる顔見知りなのかなあ(まさか警察内部に犯人が?<こらこら)。この地域で子供を育ててる人たちは気が気ではないだろう。他人事ではない。



5月20日(土)
今日は朝から東大阪の客先で作業。電車での移動距離は自社よりも長いのに、いつもより早く出ないといけない。天気予報は雨だったのでカミさんが車で送ってくれると言っていたのだが、彼女が起きるのが遅れたのと陽が照ってきたので自転車で行くことにする。

走り始めてすぐに身体が鈍っているのを実感する。自転車を漕ぐ筋肉が無くなっている。10年以上前は20km近い道のりを1時間かけて通っていたりしたんだけどなあ。その後にいちど京橋まで通おうとしたときには身体がストレスに耐えられず中止したのだった。歳は取りたくないものである。

電車を使うと1時間以上かかるので1時間前に家を出たのだが、ゆっくり走っても40分ちょっとで着いてしまった。しかし暑い。私ゃあんまり汗をかかない人なんだが、それでも胸を汗が流れてくる。身体を冷やすためにペットボトルのスポーツドリンクを自販機で買って一気飲み。経済的には、ほとんど自転車を使うメリットは無い。

今日は切り替え作業だけなので、早めに仕事が終わった。お客様に「今日は早いですね」と言われてしまったくらいである。それで自転車通勤しているので帰りにブックオフに寄る。まずは東大阪吉原店。それほど買うべきものはなかったが百年の恋も覚めてしまうを買う。「糸のきらめき」は、私が初めてこの人を認識した作品なんだな。

ブックオフから出て自転車に乗ろうとして、ベルが壊れているのを見つけてしまった。こりゃ買って交換しないといけないですか。自転車のベルはすぐ壊れるんだよなあ。

そして走っているとノドが腫れてきた。身体がビタミンCを欲している。それで100円ショップに入って自転車のベルとCCレモンの500mlペットボトルを買う。ベルも100円ですか。すごい時代になったものである。レジから出たところで赤まむしドリンクとローヤルゼリードリンクが2本100円で売っているのを見つけて1本ずつ買う。そして駐車場で赤まむしドリンクを一気飲み。するとCCレモンはほとんど飲めない。まあ、寄り道しながらぼちぼち飲んでいけばいいさ。

続いてブックオフの東大阪みくりや店に寄る。コミック文庫の100円コーナーで棚を見上げていると、気が遠くなってきた。目の前が真っ暗になりそうになる。赤まむしドリンクを飲んで血管が拡張して貧血を起こしたのだろうか。こりゃヤバい。それでも本を漁るのはやめられないのである。

ここもそれほど目ぼしいものはなかった。しかし、マシューズ―心の叫びは文庫になってたのか。この作品は深く印象に残っているのである。ウチの弟妹との間で両腕を虚空に向かって広げて「マシューズ!」と言うのがギャグになっていた(こらこら!)くらい心に残っていた作品なのである。

さらに古本市場にも寄ったが、やはり買うべきものはない。疲れているのに遠回りして損した。まあ、買うべきものがないことを確認しただけでも意味があったと考えることにしよう。

家に戻ると娘が買い物に行きたいと言っているので彼女を連れてスーパーに行く。今日も彼女は家を出るときにリラックマの縫いぐるみを抱えている。店内に入ると、彼女はカートのシートに縫いぐるみを乗せて自分で押している。こいつを子供に見立てて親の真似をしているのか。息子はこういうことはしなかったなあ。

疲れたので息子と一緒にだらだらとテレビを見ている。楽天×読売戦である。私はアンチ巨人だし息子は阪神ファンなのでどちらも楽天の応援。楽天も頑張っていたのだが、9回の表に2点をリードされてしまった。9回裏の途中で放送終了。巨人戦はケーブルテレビでも中継はなく、続きを観ることができない。どうせ楽天に逆転するほどの力はあるまい。そう思っていたのだが、息子にせがまれてリアルタイム速報サイトを見てみると…9回裏に「3X」の文字が。げーっ、逆転サヨナラですか。何でこういう試合を最後まで中継しないんだ。

娘は医者の真似事をしている。母親に紐の先にボタンをくくりつけたものを作ってもらい、それを聴診器に見立てて診察するという。胸を開け背中を見せろと脱がされてしまう。着衣が乱れるのはイヤなんですけど。そういえば、息子も同じようなことをしていたなあ。調べてみると、あれは3歳過ぎのことでしたか。



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