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10月21日(金) 
昼食後に医者からもらった薬を見て、パッケージの中で表向きと裏向きのものが混在しているのに気づいた。最近は錠剤の裏表は関係ないのね。20年くらい前、製薬会社の工場に仕事に行っていたときは、きちんと方向が揃ってないとクレームが来るので最終工程で人間がチェックしているとか言ってたんだけどね。何時間もそういう単純作業をしていると発狂しそうになるらしい。そういう忍耐力の要る仕事は女性しかできないとか言ってたなあ。まあ、その会社は医家向けの薬が主力だったから、入院患者で暇があって不安を感じているような人がそういうところまで気にしたりするのかな。

今は通勤中に日本SFベスト集成 ('74) (徳間文庫)を読んでいる。今日は眉村卓氏「屋上」を読み終えた。選者は激賞してるが、なんということのない話だなあ。当時読んでたらどうだかはわからないが。

今日は野田に行っているので帰りに梅田に寄って増設用の外付けハードディスクを買いに行く。CPUサーバの容量が危険水位に達しているのである。

mp3プレーヤに接続しているヘッドフォンも予備を買っておきたい。コネクタからケーブルが出ているところの被覆が破れて電線が露出しているのである。プレーヤー本体が軽いので、ポケットから取り出すときにヘッドフォンのケーブルを引っ張って取り出したりしてるせいだな。コンパクトなのにもデメリットがあるか。

まずはソフマップに行く。たぶんヨドバシの方が安いし品揃えが豊富だろうということで、先に行ってみるのである。先に行った店の方が条件が良ければ戻らなきゃいけない。そういう意味では、先に来店された時点で負けたようなもんである。数百円の差だったら、戻るのが面倒臭いから後の店で買おうということになるからな。

今だったら容量は250GB。CPUサーバにはハブを繋いでるし速度はそれほど要求しない用途なのでUSB2.0でいいだろう。メーカーはもちろんアイ・オー・データである。ちょうどこの製品が16800円で「週末特価2500円引き」とか書いてある。あらら、2500円も引いてくれるんですか。

よっぽどもうこれを買って帰ろうかと思ったのだが、安売りしてるときは他の店も安くなっている可能性が高いという経験則(たぶんメーカーからの仕切りが同じように下がるため)を思い出してヨドバシに行くことにする。ヨドバシが前回行ったときと同じ値段(16800円)だったら泣きながら戻ってくればいいさ。

ヨドバシに行ってみると同じ製品に付いている値札はやはり16800円だった。でもそれを見たときに気づいた。ポイントが15%ついてるなら2500円より多いぞ。その時点で支払う金額は多くなるがヘッドフォンをポイントで買うことを考えれば同じだ。それに何より戻るのは面倒臭い。やはり先に来店された時点で負けだったのである。

それでレジに持って行ったのだが、提示された金額が14400円。あれっ、何かの間違いじゃないの。疑問を顔に出さないようにしながら売り場に戻り、価格を確認する。展示してあるところに表示してある価格は16800円なのだが、上を見ると「20・21日限定」ということで14400円という値段が黄色地の目立つ背景で表示されている。そりゃソフマップと変わらんじゃないか。しかもポイントが20%! 思わずもう一つ買おうかと真剣に思っちゃいましたですよ(早まるな!)。

続いてヘッドフォンを買うため3階のオーディオ売り場のフロアに行く。エレベータが1階で上りと下りの降り口が同じ方向になっているるので、地下と2階以上を往き来しようと思うと反対側に戻らなければならない。これはいつも改善してほしいと感じる点である。1階のテナントに入っている店を通る客を多くしようという魂胆だろうか。

ヘッドフォンは消耗品みたいなもんだから安いものでいい。毎日使うものだしポイントで買えるんだから良いものにした方が…とも思ったが、ポイントは現金と同じだからな。それに、ノイズの中で歩きながら聴くんだから、私にはそれほど音質の違いはわからない。ソニー製が980円で売っていた(あ、amazonの方が安い)のだが、それよりも数十円安いビクター製品を買ってしまう。ソニーのヘッドフォンは音がいいというイメージはあるんだけどね。でもソニー製品はデザインの自己主張が強すぎて目立ちすぎる。「sony」のロゴも目立つようになっているので、これを身につけるのはちょっと恥ずかしい。

作ってる側は「ソニー製品を持つのはカッコいいと思われてる」と考えてるようなんだが、私の中ではもうすでにそうではない。iPodを持ってる方がよっぽどクールだ。ロゴもついてない白いヘッドフォンがセンスいいのよね。そういう意味でも、ソニーはもうダメかも。

個人的にもソニーというとカセットテープとかビデオテープとか、アナログ時代のメーカーだというイメージになりつつある。デジタル機器だったらシャープカシオの方がよっぽど心をくすぐる「とんがった」製品を出してくれる。ソニーのパソコンなんて、売れてはいたようだが、自分ではぜんぜん買いたくないからな。

次世代光ディスク規格の主導権争いは終戦の方向ですか。やっぱりねえ。東芝もNECも、オーディオのノイズリダクションビデオテープビデオディスクゲーム機…と、ずっと負け組についてきたメーカーだからねえ。規格争いをしてて、この2つのメーカーが積極的に入った方が勝った戦いというのは記憶にない。個人的にはデータのバックアップ用には容量が大きい方がいいし、Microsoftの技術は入ってほしくないので、BDが勝った方が嬉しい。



10月22日(土)