ホーム目次日記2006年 > 8月中旬
[前の日記へ]
8月11日(金) 
仕事を終えて職場のビルを出ると、なんかガイジンの家族連れがいっぱいいる。何かやってるんだろうか。しかし、わざわざこんな時期にやらなくてもいいだろうに。連中、この蒸し暑さに耐えられるのかね。とか言いながら、私の方がバテてるんだが。

今日から通勤中にもつれっぱなし井上夢人:講談社文庫)を読んでいる。今日はまず「宇宙人の証明」を読み終えた。巧めえなあ。この人の作品は趣向詰め(詰め上がりが文字になってるとか趣向を凝らした詰将棋)みたいなところがあるが、今回の趣向は会話だけで小説を成立させるという試みである。微妙な関係にある恋人同士の会話というのが読んでいてとても楽しい。二人の会話の内容も非常に考えさせられるものですね。この設定は、すぐれてSF的だ。

帰りに本屋に寄り、Numberを買う。テーマは日本には 野球がある。。サッカーのワールドカップは期待はずれだったが…という企画なんだろうか。日本のプロスポーツでは野球がもっとも国際水準に近いということなんだろうけど、話を展開するにおいてWBCが中心になるのは必然だろう。私としてはWBC特集第二弾という感じで買ったんだが。WBC出場選手の何人かに対して、あのときの話題が出ているのが興味深い。個人的には、関わった選手全員に対してそういうインタビューをしたものが読みたいんだけど。

家に戻って息子に「Number」を土産として渡そうと思っていたのだが、玄関から入っても子供たちは出てこない。奥から娘の泣き声が聞こえる。居間に入ってゆくと、娘が母親の膝の上で胸のところを濡らしていた。訊くと、熱を出したそうである。保育所やカミさんの実家で吐いてしまったそうだ。私も子供の頃にはよく熱を出して吐いてたからな。これも遺伝か。息子はその血は引かなかったようなんだけどね。

amazonで高額の買い物をしてポイントが還元されるはずだからそれをどう使おうかと思ってたらこういう記事が…。舞-乙HiME Zweiだとお。うがぁぁぁ、狙っていたとしか思えないタイミングである。でもアニメのDVDは高価いからなあ…とか思ってたら、25%OFFですか。ま、負けた。



8月12日(土) 
今週は眠かった。それで今朝は昼前まで寝ている。娘はまだ熱があるようで、細くなってしまって寝かされていると雨に濡れた子猫みたいになっている。病気になると母親ベッタリになってしまうのが困ったもんである。

日記を書いて上げる前にリンクをチェックしていたら、最新のZAURUSの値段が61,480円になってる。あれ、たしか私が買ったときには55,070円だったんだが。6,400円以上も上がってるのね。ラッキーだと思うべきか、逆にこの値段だったらもっと安い別の店で買ってたか。

パソコンをいじりながら高校野球の試合を見ていたのだが、大阪桐蔭が負けちゃいましたか。やっぱり、いい投手がいるとどんな打線でも打てなくなる、ということですな。大阪桐蔭に敗れた横浜監督の敗戦コメントも「うちの悪いところが全部出た。松坂の時より打線は上だけど、投手を含めた守備力が違った」だったし。やはり野球というのは投手の比重が非常に重いスポーツだ。WBCで韓国が躍進し日本が優勝したのもそういうことなんだろう。しかし、今大会は優勝候補が派手に潰し合ってるな。意外なところが漁夫の利を得ることになるのかも。

父をどこに葬るかということを悩んだので、こういうニュースに目が行ってしまう。墓参り代行業ですか。動けなくなった年寄りのためのものだというのは理解できるのだが、これが一般的なものになってくると手間を省くために利用する人が出てくるんだろうなあ。いや、私自身は法事はネット上でやってくれてもいいと思ってる人だから、べつに子孫が墓参りしてくれなくてもいいんだが。



8月13日(日) 
今朝は6時に目が覚めてしまった。HDD&DVDレコーダーに溜まっている番組を流しながらパソコンをいじる。それで、6/23のWBSを観ていてショッキングなニュースが。国の借金が1年に45兆円以上増えてるって!? 一人あたり50万円以上。我が家だと200万円を超える…1年で。こんなに借金が増えちゃあ家庭だったら大変ですよ。というか、そんなに借金しませんって。なんで平気な顔してそんなに借金してるの? もう、借金増やすのが当たり前になってませんか? 消費税を10%にしても足りないという。なんでダラダラと税金を垂れ流してるの? 不要不急の事業や役人は削るべきでしょう。役人にはできないそういうことをやるのが政治家の役目だと思うんだが。

10時頃になって息子が起きてきた。いつまでも朝食を食う様子がないので食べるように言うと、チョコパン1個だけでいいという。大丈夫かいな。朝食はしっかり食っとかなきゃいかんぞ。

昼前になって娘が起きてきた。熱もないし元気である。朝食に何を食うかと訊くと「あまいぱん」と応える。残念だが、それは兄ちゃんが食べちゃったんだよ。それで拗ねていたのだが、食パンを焼くぞと言っていたらコーンフレークの袋を指さすのであった。

amazonで購入した最新のZAURUS「bモバイル・アワーズ」だが、金曜日に発送されたそうである。昨日は届かなかったので今日あたり来るかもしれない。そう思ってたら宅急便がやってきた。喜び勇んで玄関に出て行くと、ブラザーの複合機が修理から帰ってきたのだった。着払いだったので修理代を払わされてしまったよ。

娘が起きてきてから宅配がやってきた。今度こそ待っていたものである。さっそく箱を開けてみる。「bモバイル・アワーズ」は通信カードとCFカードアダプタと数ページの説明書のみ。ZAURUS用の記述はまったくない。記述している以外のOSのためにということで設定するときの電話番号が載っている紙が1枚入っているだけである。しかし、CFカードと言いながら、かなりスロットからはみ出すのね。ちょっとみっともないかも。

そしてZAURUSを電源アダプタに繋ぎ、最低限の設定をする。本体を箱から取り出したときに「思ったより軽いな。これなら気にならないかも」と思ったのだが、バッテリがまだ入ってなかった(苦笑)。前の機種と電源スイッチの位置が変わっている。私はもう使うときに無意識のうちに電源スイッチを入れて蓋を開くようになっているんだが、しばらくは戸惑うことになりそうだな。

しかし、8年半年前に9万+税で買ったLibrettoは約850グラムで容量は810MBだったのに、重さは三分の一近くになり画面解像度は変わらず容量は7倍以上になり通信機能まで入ってしまうとは…感慨深いものがありますなあ。

まずは通信できるか確認してみる。通信カードの設定は「その他」を選択して電話番号を入力し、ユーザIDとパスワードの入力を求められて困った。書いてあるところを見つけられなかったので入力せずに接続しようとしたら、やっぱり失敗してしまう。

書いてある紙を紛失したということはないと思うんだが。そんな大事なものを無くしたら再発行してくれるんだろうか。そう思って焦ったが、接続ツールが提供されていないOS用に電話番号を書いてある上にさりげなく記述されていたのだった。それを入力するとあっさり繋がった。拍子抜けするくらい簡単である。本日より利用開始。600日後は2008年4月4日か。覚えておかなきゃいけないな。

そしてZAURUSのマニュアルを読み始める。その間に添付されているCD-ROMを仮想化してたら、2枚目でPCの電源が落ちちゃいましたよ。CPUを使いすぎて熱で死んじゃいましたか。これだからPentium4は嫌いなんだ。もう一度起動して仮想化しようとしたら、またプシュンと切れた。こりゃ、エアコンつけて作業しなくちゃダメですか。

旧機種に挿していたCFから新機種の内蔵ハードディスクへのデータ移行をしなければならない。ZAURUSのシェルで操作するのは面倒臭いので、ザウルスドライブでパソコンからコピーすることにする。そのためにPC用ソフトのインストール。ザウルスショットは使わないしF10キーを横取りするので入れない。

それから、ZAURUS側に必要なソフトのインストール。EPWINGの辞書とPDFファイルくらいは読めるようにしておかないとな。ターミナルも自分で入れないといけないのか。前の機種でもそうだったが、インストーラの起動/終了に非常に時間がかかる。インストールするたびに終わらせろとか言ってるし。やらねばならないことがいっぱいあって、何をどうやっていけばいいかと考えると発狂しそうになる。あー面倒臭い。以前はこういうことはなかったんだがなあ。やっぱり老化なんだろう。

その間に息子は将棋クラブに行き、カミさんと娘は昼寝に入っている。こういう作業をしているときはテレビをつけていても頭に何も入ってこない。HDD&DVDレコーダーに入ってる録画内容の消化は進まない。

qtjitenがうまく動かない。辞書を引くというのは日記を書くのに次いで使用頻度の高い機能なんだがな。標準のマルチメディア辞書というソフトが入っていて広辞苑とジーニアス英和・和英は引けるんだが。調べていて、ztenvというソフトの方が新しいそうなのでそれを入れる。ちょっと操作がややこしそうだな。

息子から電話がかかってきたが、外は大雨である。カミさんにお迎えをお願いするため寝室に上がってゆくと、彼女は「(娘が)けっきょく、ぜんぜん寝えへんかった」と怒っている。かなり起きるのに時間がかかった。(どうも、いい夢を見ていたらしい)

カレンダーやアドレス帳のデータは「/home/zaurus/Applications/dtm/」に入っているそうである。単純にカードにコピーするとファイル名の大文字と小文字の区別が無くなってしまうという。UNIX系のOSは区別するからなあ。どうやって移行するか。前の機種からザウルスドライブで取り出そうかと思ったが、USBケーブルの端子形状が違って繋げない。前のケーブルを探すのも、引っ越しのどさくさでどこに行ったかわからないので面倒臭いしなあ。

zip形式とかにアーカイブして取り出そうかと思ったのだが、ZAURUSで圧縮する方法がよくわからない。

けっきょく、そのままの形でCFカードにコピーして、lsコマンドの結果をテキストファイルに出力したものを元にリネームするバッチをExcelで作ることにする。ファイルの在処も通常の方法で見えないところにあるのでターミナルを使わなければならない。面倒臭い。まあ、時間を掛けて赤外線通信でやるよりはマシだろうと思ってやるのである。

それでCFカードをPCに挿して読んでみると、なんか大文字小文字の情報が保存されてるようですよ。FAT32ならいいんだろうか。悩んで損した。そして、新しい機種にコピーしてアドレス帳などのソフトを起動してみると、何も入ってないのである。ううー、正規の方法じゃないからなあ。けっきょく、マニュアルに記述してある通り、赤外線通信で移行することになるのである。

赤外線通信は時間がかかるはずなので、娘を寝かせる前に自分の部屋で移行を開始する。転送を開始するまでにもかなり時間がかかる。困ったもんである。

例によって娘は寝ない。途中で息子が上がってきて、さらに元気になる。いつものようにトイレでオシッコをさせ(ついでにZAURUSのデータ移行を確認したら、やっと移行項目の一覧が出たところだった。しかも、なんか通信エラーが出てたし)、ひとしきり暴れ回ったあげく、背中が痒いというので擦ってやっていたらやっと寝てくれた。

それで眠っていたのだが、また娘が痒いというので起こされる。あちこち痒いと言って、擦ってやるくらいでは効果がないようである。痒い痒いと泣き続ける。いびきをかきながらも痒いと言っているのでよっぽど痒いんだろう。どうしようもないので階下から皮膚科でもらってきたという薬を持ってきて身体中に塗る。3時である。

娘が眠ってくれたようなので、ZAURUSのデータ移行状況を確認する。通信エラーを起こして中断していた。何なんだ。両機種の間隔を5cmくらいししてたのをもう少し開け、全データを移行するかという確認画面で「いいえ」を選ぶ。「はい」を選ぶとメモリ上の全データを転送しようとするようだからね。

階下に下りて手を洗おうとしていたら、また寝室で娘が泣き出した。あの薬も効果がなかった。しばらく風呂に入ってなかったので石鹸で身体を洗ったのだが、そのせいかなあ。カミさんがもう寝るというので後はお任せする。そしてまたZAURUSのデータ移行状況を確認すると、今度はエラーなく転送対象の一覧が表示されていた。前は出ていなかったアドレス帳やカレンダーも移行対象の一覧に表示されている。これなら大丈夫かな。

しばらくパソコンをいじって日記を書き、ZAURUSのデータ移行状況を確認すると正常に終了していた。距離を離したせいか確認画面で「いいえ」を選んだせいか。



8月14日(月) 
今日から新しいZAURUSを持って出勤。充電が終わっていたので持ち上げると、やっぱり重い。背広の内ポケットに入れてると首筋に重量がかかるから、気づかないうちに疲労が増えるかも。まあ、慣れるしかないんだけど。あとは、仕事で携帯を持たされててPHSをほとんど使ってないから、これを解約するか。

今朝の京橋周辺は小学校低学年くらいの子供連れがうじゃうじゃいて歩きづらい。ガチョウの群れじゃないから蹴散らして歩くわけにはいけないからなあ。電車は休日ダイヤだし雑誌は出てないし、世間は盆休みモードである。

ZAURUSの移行結果を確認してみると、試用期間の過ぎたデータベースのデータも移行されている。ラッキーである。弟が明け方に操作していたときにLinuxザウルスのタッチ音を消すのはどうするんだろうと思って設定メニューをいじってみてもよく解らなかったのだが、画面右下のスピーカーアイコンをタッチして設定するんだった。

私はLinuxザウルスの旧機種では素早く使えるよう電源ボタンを押してから蓋を開けていたのだが、どうも蓋を閉じているときには電源が入らない仕様になっているようで、電源ボタンを押してから開けても画面は真っ暗なままである。設定メニューの「ライト/省電力設定」で「表示部が閉じられたときにパワーオフする」のチェックを外しても同じ。蓋も開けにくくなっているので、「よっこいしょ」と開けてから電源を入れねばならないのか。これはかなりストレスを感じそうだなあ。開発してる人間はそれほど大したことだとは思ってないかもしれないけど、個人的には重大である。

新しいLinuxザウルスでは「ファイル検索」というプログラムが追加になっている。おおっ、これは使えるかも…と思ったのだが、検索するフォルダは「本体ディスク」しか選べない。それに、条件もファイル名しか指定できないのか。何じゃそりゃ。これでは使い物になりませんな。GUIGrepというのがあるみたいだから、これを入れてみるか。

東京では大停電が起こったようである。送電線が損傷したのが原因だそうだが、迂回路を設けてなかったのかね。とか思っていたら「二つの系統で送電が止まると、電力不足に陥り、大規模停電につながる可能性が高まる」ということは、二系統あったからあの程度で済んだということなの?

今日見てみると、amazonで「bモバイル・アワーズ」は在庫切れになっている。やはり最善のタイミングであったか。

いやー、痛快だねえ。「イエメン戦に向けた選手選考の意図を聞かれて一蹴した」ですか。サッカーに限らず、沈滞した日本の現状を変えるにはこういう人物が必要なんだよ。しかし、質問もよくないね。「〜は異例だが」とかいう訊き方をしたら馬鹿にされるに決まっている。今までのやり方にはそれなりの理由があったはずなんで、それを指摘して変える理由を質問しないといけなかったんじゃないのかなあ。

今夜は家に戻ったときには21時を過ぎていたのだが、家族は風呂に入るところだったそうである。それで私が子供たちを風呂に入れることになる。娘は「かーちゃんと!」とか言っていたが、兄が「父ちゃんと入ろー」と言ったので自分も入る気になってくれたようである。

今夜はカミさんが子供たちと寝室に入ってくれたのだが、階上ではいつまでもドタドタと音がしている。これは応援しに行かねばならないか。その前にLinuxザウルスからメールを送信するためのIDをYahoo!で作成する。以前はポータルとしてLycosを使っていた関係でinfoseekのフリーメールアドレスはいくつか持っているのだが、infoseekに買われたせいでログイン時にメールアドレスをドメイン名も含めてフルで入力しなければならないのがややこしいのである。

しかし、短い名前はほとんど先に取得されてるな。今頃になって新しいIDを取ろうとしてるんだから仕方ないが。ブラウザがIDを記憶してくれればいいのだが、使ったことがないのでよくわからない。



8月15日(火) 
引き続き通勤中にもつれっぱなし井上夢人:講談社文庫)を読んでいる。今日は「四十四年後の証明」を読み終えた。うわー、ええ話や。二人の会話だけという縛りの中で、時間モノのSFとして、とても懐かしい読後感がある。作者が制約を自らに課して描いているにもかかわらず、読んでいて何の違和感もない。知らずに読んだら、指摘されるまで趣向に気づかないかもしれない。趣向を凝らしていてそれを意識させないというのは、ただならぬ実力が必要なんだろうなあ。

電車の中で新しいLinuxザウルスを使ってこれを書いていると、なんだか文字の入力がやりにくい。キータッチが変わったせい(新しいマシンは押したときにペコッという感触がある)だろうかと一瞬思ったのだが、そうではない。本体の右側に通信カードが出っ張っているので右の親指で真ん中から左にあるキーを押しにくく手が疲れるのである。

右隅にあるキーも身体が覚えているより指を伸ばさなければならないので、親指と手首の間の領域に余計に力を入れねばならない。こういう影響があるとは、使ってみるまでわからなかったな。これも慣れなんだろうか。すでに前の機種では右親指で押してたキーを左で押してたりするけど、それでも変換キーを押すのは苦しい。

オシム監督が「だが問題は、君たちマスコミだ。40年間、まったく成長していないのでは?」と言ったらしいが、そうかもしれない。ワールドカップ前にも、あんなに楽観的な予想ばかりだったというのが信じられないからなあ。しかし、誰にでも厳しいようで、通訳も罰走ですか。やりますなあ。



8月16日(水) 
家を出る前にカミさんが高校硬式野球の全国大会を観ていたので横目で見ている。相手投手の投げ方もあまり良くないか。それでもあれだけ鋭い球が投げられるというのは、手首とかが強いのだろう。逆にバックスイングが小さいぶん、打者がタイミングを合わせづらいというのはあるかもしれない。早実の投手は大阪桐蔭戦と比べて中3日のせいか、かなり球威が落ちている。何度も書いているが野球というスポーツは投手の出来に左右される比率が大きくかつこういう短期のトーナメントでは消耗してゆくから、組み合わせの運不運というのはあるよなあ。

現在、携帯で青空のリスタートを読んでいる。吾輩は猫であるとか春と修羅を読んでみたが、ぜんぜん面白くないのである。ブンガク的に名作と呼ばれているものよりも何年も前のパソコンに関するルポの方が面白いというのは困ったもんである。

読んでいて思ったのだが、コンピュータに関する問題点というのは、DOSからWindowsへの端境期であった当時からほとんど変わってないんじゃないだろうか。しかしこの人は本当にメインフレームやオフコンのようにクローズドな機械が嫌いなんだな。当時「そっち側」で生計の糧を得ていた立場としては、ちょっと鼻白んでしまうところもあるんだが。でも現在、作者が愛していたDOSからWindowsへの流れがどうなったかというと、「そっち側」に取り込まれてしまっただけではないのかなあ。

そういう意味では、アラン・ケイ氏は個人用のコンピュータというものが実現可能だということが発見された頃の理想(幻想かもしれんけど)を持ち続けているんだなあ。でも、「創造的な道具」って、それが必要な人がそんなに多いとも思えないんだけど。大半の人間はテレビのような受動的な道具でいいんじゃないだろうかという気もする。

昨日Linuxザウルスで書いた日記をブラウザからWebメールで送ってみる。しかし、画面に表示される情報量が多く、アドレス帳を参照するときに別タブが開いたりするのでザウルスの解像度的に狭くて物理的に小さい画面ではとてもウザい。メールソフトで送信できないかと調べてみる。すると、宣伝メールを受け取るという条件であれば可能だそうである。まあ、その程度は我慢すべきですかね。

設定してみると、かなり快適に送受信できる。これなら楽チンだ。ただ問題は、アドレス帳を表示すると仕事関係のアドレスがズラッと表示されること。日記の送信用だから自分だけ表示されればいいんだけどな。でもまあ、こういう仕様にならざるを得ないんだから、間違ってお客さんに日記を送ってしまわないようにしなければ。PIザウルスみたいにアドレス帳を2つ作れるようになってればよかったのに。まあ、送信済みのメールを指定して「編集」を選べば再送信できるみたいだからそれでいいんだけど。

家に戻ると、カミさんの新しいパソコンが着いていた。やっぱり海外で組み立てて船便で輸送してるから時間がかかるな。それでカミさんが子供たちを寝かせている間に組み立てようとしたのだが、やっぱり17インチのディスプレイはデカいなあ。取り扱いに苦戦する。そして本体を取り出したが…予想以上に大きい。

「省スペース」って書いてたんじゃないのか。デスクトップとしても大きい方なんじゃないの。アメリカ人の感覚はこういうもんなんですか。以前上司に支給されたデスクトップノート並みに小さかったので、それに近いものなのではないかと思いこんでいたのだ。でもあの機種は小さすぎて熱のためマザーボード交換とかになったから、DELLとしても懲りたのかもしれない。

ぶつぶつ言いながら組み立てているとカミさんは寝室から下りてきたが、私がパソコンを組み立てているのを見るとまた上がっていってしまった。いつもは子供たちを放っておいてでも下りてくるのに。逃げたのか?

電源を入れて確認したが、CPUのクロックは3ギガ超。メモリは1ギガバイト。すげえなあ。これで家庭内最速マシンはこいつになってしまった。クロックもメモリも私のマシンのほぼ倍。ちょっと悔しい。

まずは今まで使っていたマシンに入っていたデータを移さねばならない。前の引っ越しのときにも書いたが、ネットワークというのは便利だなあ。ディスクを共有してコピーするだけなんだからな。

続いて必要なソフトを入れないといけない。カミさんはあれを入れろこれを入れろと、言ったら何でも出てくるもんだと思ってる。仮想化してファイルサーバに入れてるから物理的に荷物を引っかき回してCD-ROMを探さなくてもいいが、そのために私がどれだけコストを掛けてるかも理解してないんだろうなあ。

だが、仮想化したディスクイメージをマウントするためにはCD革命/Virtual Proをインストールしなければならない。これもCD-ROMを探してくるのは面倒臭いなあ。けっきょく、私のマシンに仮想CDのイメージファイルをコピーしてマウントし、それを共有してそこからインストールすることにする。うまくいけばラッキー、くらいの気持ちだったのだが、なんとかインストールできた。OSがWindowsXPだからドライバが信用できないとか警告が山ほど出たが、それは無視。

カミさんブラウザはネスケの4.7とかを使っていたのだが、Firefoxに乗り換えることにする。ネスケの流れを汲むソフトだけあって、ブックマークもそのままインポートすることができた。

一太郎13とATOK16を入れようとしていたら、ATOK16は要らないからATOK14を入れろとカミさんが言う。えー、また別のCDが必要になっちゃうじゃないですか。CD-ROMのイメージファイルを探してファイルサーバのカミさんがアクセス可能な領域にコピーし、それをまたローカルにコピーしてからマウントしてインストール作業をしないといけないんですぜ。まったくもう。けっきょく、作業を終えて日記を書き終わると3時半になっていたのであった。眠い。

えー、カロンが惑星になっちゃうんですか。だったら何で月も惑星にならないんだろう。月の方が質量も大きいしペアになってる惑星との質量比も大きいぞ。とか思ってたら「共通重心が冥王星の外にありますから」ということらしい。冥王星が頼りないからカロンが独り立ちしなきゃならなくなった、ということなのね。



8月17日(木) 
引き続き通勤中にもつれっぱなし井上夢人:講談社文庫)を読んでいる。今日は「呪いの証明」を読み終えた。女性がとんでもないことを主張していて(真実か思い込みかはわからない)、それを男性が否定しようとするが、話は「もつれっぱなし」……という、第1話と同じパターンである。最後でもう一ひねりしてあるが、インパクトは弱いなあ。

…とLinuxザウルスで感想を書き、電車の中からメールを送って思った。「bモバイル・アワーズ」は一瞬でも繋いだら3分間使ったことになってしまうので、メールソフトが送受信している十数秒の間でも残り時間が3分減ってしまうのね。とか言いながら「Sorry, I couldn't find any host named ne.jp.」と言われて失敗してるし。

甲子園ではえらい試合をやってたみたいですなあ。敗軍の将が「試合内容、勝負は勝っています」というのは違うでしょう。8回までに4点リードされて後に投げる選手がいないのに投手に代打を出さざるを得ない状況になった時点で負けてたんでしょう。9回裏のスコアを見れば、9回表にあと2〜3点上乗せしてても勝てなかったんじゃないかな。

「半導体技術が3万倍に進歩したにも関わらず、ユーザーの実感としてコンピュータ・システムの性能向上はわずか50倍にすぎない」というのは、まさしく実感だな。その原因が「Andyが与えたものをBillが奪い去った」というのも、まさしくその通りなんじゃないかと思う。



8月18日(金) 
Linuxザウルスから自分にメールで送った日記を編集していて気がついた。長い文章は途中で強制改行されちゃうのか。情報が減るわけではないので手で改行コードを削ればいいだけのはずなんだが、ちょっと鬱陶しいな。探してみたが、メールソフトにはそれを解除するような設定はないようである。

こりゃテキストファイルをftpでどこかのサーバに上げるしかないかなあ…とか思って簡単に使えるftpソフトを探していて、Linuxザウルス用のExplorerを見つけてしまった。これはなかなか良さそうですねえ。ザウルスは画面が狭いのがちょっと心配だけど。ftpソフトはJFtpというのが定番のようである。

引き続き通勤中にもつれっぱなし井上夢人:講談社文庫)を読んでいる。今は「狼男の証明」を読んでいるのだが、信じられない事実を、会話を聞いてるうちに「あるかもしれない」と思わせてゆく手並みがすごい。打ち明けられてる方が理知的でそれでも論破できないって構成になってるのが効果的なんだろうけど。ここまでのタイトルがすべて「〜の証明」だということからも、こういうことは会話だけでは証明も否定もできないというのがテーマなんじゃないだろうか。

あおい8 帰りに本屋に寄り最強!あおい坂高校野球部 8田中モトユキ)を買う。そして電車の中で読む。やー、やっぱりテンションは落ちてない。恐れていたように「童貞」という言葉が出てきたが、家で息子に読ませても質問はされなかった。意味を訊かれたら本格的に性教育をしなくちゃいけないかと思ってたんだが。

「南アのキリスト教会、聖職者たちに伝統的呪術を禁止」というのはいいが、調子に乗って「全能の存在は神だけである。祖先たちは神に創造されたのだ」ってのは何よ。こりゃもう、文化の押しつけとしか思えないんだが。本人らはそう思ってないのかなあ。そういうのがいちばん始末に負えん。

すげー。「腕時計型ワンセグTV」ですか。しかもさらに「W-SIMに対応し、ウィルコムと回線契約することで、ブラウザ機能や通話機能などが利用可能となる」って、腕時計型電話にもなるわけですか。こういうのがビールの販促グッズになってしまうとは…凄い時代になったものだ。21世紀ですなあ。

問題は、キャンペーンをやってるのがアサヒだということか(苦笑)。でも、上の記事では清涼飲料でもいいようなことを書いてあったが…って、欲しいんかい!? しかし、キャンペーンページを見ると、対象商品は酒類だけのようですな。「ビールテイスト清涼飲料」ってのが含まれてるからなのか? あと、一つ確認したいのだが、デフォルトで時計機能は入ってるんでしょうね。携帯電話なんだから入ってるだろうなあ(いま見たら「本体を閉じると腕時計として利用できる」と書いてあった)。

この記事、いいなあ。たんにインタビューだけでなく、いちいち客観的な情報を集めてツッコんでいるのが画期的だ。まあ、今までの経験からして、Microsoftの言うことに対しては報じる側もこれくらいのスタンスでいるべきだとは思うんだが。

「Google デスクトップ 4」の日本語ベータ版リリース…といっても、検索に関わる本質的な部分はまったく変わってないんですか。と思ったら「ファイルを移動した際にインデックスを作成しなおす機能や、削除したファイルを検索結果からも削除する機能も追加した」ですか。そりゃ入れてみなきゃいけないですな。

「ジョンベネちゃん殺害で元教諭を逮捕」というニュースで(とくに海外が)えらく騒々しい。私ゃロリコンだが子供にああいうコケティッシュな格好をさせるというのがいかにもアメリカ的に感じて好きじゃないんで、この事件にはあんまり興味はないんだな(コラ)。それでもあのビデオをちょっと見ただけでも、あの子がアメリカ富裕層的に何不自由なく育てられてきたことは歴然と感じる。『父親のジョンさんはコンピューターソフト事業で財を成した富豪で、母親のパッツィーさんは元「ミス・ウェストバージニア」。興味の対象としては格好の家族だった』というのを読んで「なるほどね」と思ったのだが、それがあの国の「センセーショナリズムを待望する社会の不健康な断面」なんだろうなあ。



8月19日(土) 
今朝は9時過ぎに目が覚める。息子は既に起きていた。しばらくすると娘が起きてきた。腹が減ったと言って彼女は食物が置いてある棚から食パンの袋を出してきたが、中を見ると真っ黒である。なんで食パンがチョコレートでコーティングされたような色になってるんだろうと思ったら…げげげ、私は普段は菌は見えないが、これだけ菌糸や胞子が密集してればさすがに見ることができますよ。探してみたら、下の方からもう一袋出てきた。これも一部が黒く変色している。即刻ゴミ箱に突っ込む。娘が自分で袋を開けて食べられるようになってたらヤバかったな。

カミさんが新しく買ったパソコンで音が出ないとか言っている。設定を調べてみたが、別にミュートするようにはなっていない。まさか…と思って「カスタマイズ&お見積り」のページを見てみると「音声を楽しむためにはスピーカをご選択ください」とか書いてある。げげっ、最小構成では音が出ないのかっ! ウチの実家のマシンをエプソンダイレクトで買ったときには意識してスピーカーを買ったのだが、ディスプレイにスピーカーが内蔵されていてダブってしまったのだけどねえ。DELLが安いのはそういうところをケチっているからなのね。

カミさんが新しく買ったパソコンでファイルサーバに入れている動画が見えないとか言っている。コーデックがどうこう言われるとか言っているのでコーデックは入れたかと訊くと、意味がわからない様子である。以前説明したような記憶があるんだけどなあ。そもそも、前のマシンでどうやって見れてたんだろう。だいたいが、「コーデック」でググればこういうページが見つかると思うんだが、そういうこともやってなかったのかね。DivXのコーデックを入れると、すぐに見れるようになった。

カミさんが新しく買ったパソコンで印刷できないとか言っている。ブラザーの複合機についていたCD-ROMからドライバを入れるように言ったらやっていたようなのだが、インストールが終わらないと言う。見てみると、たしかに「お待ちください」で止まっている。強制終了してやりなおしても状況は変わらない。WindowsXPのSP2だからパーソナルファイアウォールが邪魔をしてるんじゃないかと思ったが、とくにそういうふうにはなっていない。プリンタのIPアドレスを直接指定してみたり最新版をメーカーのサイトからダウンロードしてやってみても同じ。けっきょく、途中まではうまくいっているようなのでカスタムインストールでプリンタとスキャナのドライバだけを入れたのであった。



8月20日(日) 
今日はの四十九日である。昼前に家を出ようとしたのだが、娘がゴネたので少し遅れる。どうも眠いようである。昨夜は早く寝たはずなんだけどねえ。今日は日帰りなので自転車で駅まで行き、甲子園球場で硬式高校野球全国大会の決勝戦が行われるので環状線と阪急電鉄を経由して実家に移動する。

JR大阪駅構内にあるikariというスーパーで昼食を買う。お茶の500mlペットボトルが105円でまあまあ安いかと思ったのだが、その他の食料品が異様に高価い。「これじゃ阪神の地下で買った方が安いかも」とカミさんも言うほどなのである。しかし時間がないから仕方がない。

阪急の改札に入る。特急が10分間隔なので一家4人一緒に座れるよう1電車遅らせることにする。カミさんは待っている間に「551のアイスキャンデー買ってきていい?」と言って息子と一緒にホームから下りて行く。残された娘は「ぼくは母さんに捨てられたんだ」と言って泣く。抱き上げてなだめる。荷物が重い。

次の特急が入ってきた。カミさんたちはまだ戻ってこない。いちおう娘と私の二人で4人分の席は確保しているが、乗客が増えてきたらそういう行為は許されるものではない。それでバラバラになったんじゃあ、1電車遅らせた意味がないよなあ。

なんとか席が埋まる前にカミさんたちは帰ってきた。しかし、アイスキャンデーを4本も買ってきている。私はべつに要らなかったんだけどねえ。それに、キャンデーは溶けるから無理にでも食わねばならないんですけどね。そして娘は、ほとんど食べてないのに溶けて垂れてきたらもう要らないと言い出す。けっきょく私が1個以上食うことになる。途中で便意をもよおさねばよいが。

しかし、発車直前に乗り込んできたねーちゃんの2人連れがうるさい、もうちょっと小さな声で話せないものかね。話してる内容はといえば、大塚愛のファンのブログを見つけてそれがキモいとかそんな内容である。阪急でもああいう下品な連中が乗ってるわけね。

娘は眠いようなので、カミさんの膝に頭を乗せて横にする。しかしなかなか眠らない。彼女が腹が痛いというのでカミさんはさすってやりながらもう片方の手でPHSを持ちメールを打っている。息子はGBAでゲームをしてるし私はLinuxザウルスで日記を書いてるし、他の乗客からはどういう家族なんだと思われちゃいますな。

我々が実家に着いたときには、他の参加者はすでに到着していた。年下なのに息子とほぼ同じ体格だった彼の又従兄弟だが、今回は息子より大きくなっていた。なんと、息子より2学年下の小2なのに息子より頭一つ大きい。息子だって小さい方ではないのだが。こんくらいの中学2年生だっているよなあ。超人類なんじゃないかと思ってしまった。

私の従弟妹の子供は、あと2人参加している。こちらは初対面である。3人ともウチの息子と娘の間の年齢だ。娘は圧倒されているようで彼らから距離を置いている。まあ、キミはスロースターターだからね。

僧侶が来訪される前に礼服に着替える。暑い。昨日実家から電話があり「喪主は礼服着用のこと」との指令が下ったのである。前に行ったときには黒ければふつうの服でいいと言われてたんだがなあ。

そして法事が始まる。四十九日の区切りだけあって、読経も今までの何倍もの長さである。6畳間に20人以上の人間が詰め込まれているので、実家の旧式エアコンでは温度を下げられない。他の参加者は長時間の正座が辛かったようである。私は8年間の将棋部生活で鍛えられてるからな。体重が少ないせいもあるかもしれないが。

法要が終わり、会食までの間に事務処理を行う。父の口座を解約したりするのに我々兄弟の実印や印鑑証明や戸籍謄本が必要なんだそうである。悪事を働かれるのを防ぐためかもしれないが、面倒臭いんだよなあ。

そしてみんなで硬式野球全国大会の決勝戦を観戦。なかなかいい勝負である。しかし、延長15回目で140キロ台後半が出ますか。先日「大阪桐蔭戦と比べて中3日のせいか、かなり球威が落ちている」と書いたが、あれは球威が落ちていたんじゃなくて押さえて投げてたんだな。偉いもんだ。球に伸びがあれば全力投球しなくてもそれほど打たれない。逆にメリハリがつくし勝負所で全力投球する余力があるので相手はさらに打ちにくくなるだろう。

あの球を見せられた駒大苫小牧のエースが「俺も!」と思って直球勝負に行けば打たれるかもしれない…と思って見ていたのだが、先頭打者に続けてスライダー。こっちも偉いもんだ。逆に高校生のうちからこんなに勝負に辛くていいんだろうかと心配になってしまうくらいである。まあ、このレベルになると小学生の頃からずっと厳しい勝負を繰り返してきてるみたいだからなあ。

高校野球は延長15回で引き分け。そして葬儀のときと同じ料亭に移動して会食である。子供はお子様メニューなので、ウチの子は寿司も刺身もないというので不満そうである。それでも周囲からいっぱいもらってたみたいだが。そして今回も通夜の席と同じく走り回る。同世代の子供が3人加わっているので、さらに威力倍増である。娘もすっかりうち解けたようで、いちばん歳の近い男の子を追いかけたり追いかけられたりして走り回っている。今日は昼寝してないんだが大丈夫なのか?

会食が終わり、子連れの従妹たちも大阪京都方面に移動するというので、一緒の電車で大阪に向かう。息子と小二の男の子はずっと2人並んでGBAでゲームをしている。娘は寝かせようとするが、やっぱり寝ない。大丈夫ですか。

家に戻り、カミさんが子供たちと一緒に先に風呂に入る。上がってきた娘に薬を塗ろうとして驚いた。脇の下から背中にかけて一面にブツブツができている。…どころか、全身に広がっている。崩れて粘液が滲出しているのも多数ある。これはとびひになっちゃってますね。薬が滲みるので痛い痛いと言うのをなだめながら塗るのである。



[ホーム] | [日記の目次へ] | [次の日記へ]




【妻の本】
新書館ウィングス文庫 狼谷辰之 
 対なる証  【Amazon】
【bk1】
ISBN:4-403-54008-2 ¥640+税 

新書館ウィングス文庫 狼谷辰之 
 対なるのさだめ  【Amazon】
【bk1】
ISBN:4-403-54013-9 ¥600+税 

新書館ウィングス文庫 狼谷辰之 
 対なる  【Amazon】
【bk1】
ISBN:4-403-54021-X ¥620+税 


【妹の本】



【Amazonおまかせリンク】